JPS6341183Y2 - - Google Patents

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JPS6341183Y2
JPS6341183Y2 JP1981162234U JP16223481U JPS6341183Y2 JP S6341183 Y2 JPS6341183 Y2 JP S6341183Y2 JP 1981162234 U JP1981162234 U JP 1981162234U JP 16223481 U JP16223481 U JP 16223481U JP S6341183 Y2 JPS6341183 Y2 JP S6341183Y2
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JP
Japan
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ink
tip
ink passage
writing
pen
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JP1981162234U
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JPS5866982U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はレタリング文字などを筆記するに最適
な筆記具のペン先に関するものである。
(従来の技術とその問題点) 従来、その筆記方向によつて筆跡幅が異なるよ
うにしたペン先としては、フエルトペンなどの多
角形状ペン先(所謂、チズル型ペン先など)や先
端部を偏平にした万年筆のペン先などが知られて
いるが、フエルトペンのペン先は、繊維が次第に
ばらける為、異ならせることのできる筆跡輻は最
小限度があり、また、万年筆のペン先は、耐摩耗
性が高く、細筆跡を得ることも可能な反面、イン
キ通路の形成など、その加工が煩わしく、また、
高価格品になるといつたようにそれぞれ欠点を有
していた。
従つて、材質的には、耐摩耗性に優れ、かつ、
成形が容易で、低価格品たり得ることから、近
年、ペン先用として汎用されつつある合成樹脂を
用いることが最適と考えられ、例えば特公昭53−
47728号公報にはその一例が開示されているが、
一般に合成樹脂はインキとの濡れ性がよくなく、
また、耐摩耗性に優れるとは言え、摩耗は生じ、
この摩耗物によつてインキ通路のインキ吐出性が
悪化してしまうといつた欠点をも有し、単純な形
状のインキ通路では実用上の問題を拭い去ること
はできないという問題を残している。
即ち、上記特公昭53−47728号公報に開示のも
のでは、独立したインキ通路が1個か、もしくは
各インキ通路が分離されていてもこれらは何の変
哲もない単純なストレートのスリツト形状のもの
であるため、例えば太字筆記に際してはインキ吐
出性が悪化するなどレタリング文字を筆記する上
で好ましくない一面を有するといつた問題であ
る。
(問題点を解決するための手段) 本考案は上記したことに鑑みなされたもので、
軸方向に延びる複数の分離独立したインキ通路と
偏平な筆記先端部を有する合成樹脂製ペン先であ
り、少なくとも筆記先端部の近傍で偏平となる断
面において、前記インキ通路は互いに長辺方向に
列状に位置し、各インキ通路は互いに連通する短
辺方向のインキ通路要素と長辺方向のインキ通路
要素との複数のインキ通路要素よりなつている合
成樹脂製ペン先を要旨とすることにより所期の目
的に応ずるものである。尚、以下の説明で、「縦
方向」、「横方向」とあるのが、それぞれ、「短辺
方向」、「長辺方向」に相当する。
(実施例) 以下、添付図面に基づき説明すると、本考案の
一実施例の横断面を示す第1図において、ペン先
1は、ポリアセタール、ポリアミドなど合成樹脂
のモノフイラメント自己融着物よりなり、中央部
に大きな突起2、また、上下に小さな突起3を有
する、全体として平板状の形状をしている。この
ペン先1の内部には、3個の分離独立したインキ
通路PC,PR,PLが互いに列状に位置しており、
これらは中央のインキ通路PCとこの中央インキ
通路PCを中心として対称的にその両側に列状に
位置する2個のインキ通路PR,PLよりなつてい
る。また、各インキ通路PC,PR,PLは、それぞ
れが、縦方向(図において)のインキ通路要素Pl
と横方向(図において)のインキ通路Ptとの連結
体として形成されている。インキ通路Pcの要素Pt
はインキ通路PR,PLの要素Ptより長く、また、
インキ通路PR,PLの要素Pl同志の間隙はインキ通
路Pcの要素Pl同志の間隙より広くなつており、更
に、インキ通路PR,PLの要素Plには横方向(図に
おいて)に突出する膨出部Pltが形成されている。
また、第2図乃至第5図は他の例を示すもの
で、インキ通路の全体としてのパターン例を模式
的に示すものであり、第2図では、第1図におけ
る縦方向の要素Plに対応する要素P′lが交叉するよ
う形成されており、第3図では、第1図における
インキ通路PR,PLの横方向の要素Ptに対応する
要素P′tが複数形成されており、第4図では、第
1図におけるインキ通路PR,PLの縦方向の要素Pl
に対応するP″lが最外端に形成されており、第5
図では、第1図における膨出部Pltに対応する膨
出部P′ltが中央に位置するインキ通路P′cに形成さ
れており、かつ、両側におけるインキ通路P′R
P′Lは第1図における要素Plに対応する要素Pl
が、同じく第1図における要素Ptに対応する要素
tによつて蛇行状となるよう連結されている。
これら実施例において、太字筆記をする際の筆
跡臨界を明確にする為には、第1図、第4図、第
5図に示したように、縦方向の要素Pl,P″l,P
lを最外端に位置させたり、あるいは、この最
外端に存在する要素Plに膨出部Pltを形成し、要素
Plのインキ吐出性を高めたりするのがよく、ま
た、筆記時のペン先角度の依存性を少なくする為
には、第1図、第3図、第4図、第5図に示した
ように、横方向の要素Pt,P′t,P″tを複数形成し
たり、膨出部Pltを横方向に形成したりするのが
よく、更に、一つのペン先部材から太字幅の異な
るペン先の組み合わせが得られるように、即ち、
カツターや芯スリ機などで横方向の長さの異なる
ピン先を得る場合に、切削や芯スリなどのバラツ
キを考慮できる点で、第1図や第2図のように、
両側に存在するインキ通路PR,PLの要素Pl同志の
間隙を比較的大きくして、(あまり大きくすると、
筆記速度が早い場合に筆跡ムラを生じるので、実
際上は0.3mm以下とすればよい。)該部でも切削や
芯スリなどを十分できるようにしたり、要素Pl
斜めに形成することで、切削、芯スリなどをどの
位置で施しても、要素P′lがペン先先端部の側壁
に大きく露出しないようにするのがよい。但し、
このように、横方向の長さを異ならせる為に切削
や芯スリなどを施す場合、少くとも1つのインキ
通路は決してその両側面を露出させてはならない
ものであり、一例として、第1図に、3種類のペ
ン先を得る場合のペン先先端部の状態を示す破線
並びにイ−イ,ロ−ロ,ハ−ハという切削、芯ス
リなどの対応位置を示しておいた。尚、図示はし
ないが、例えば第2図の適宜要素P′lに膨出部を
形成したりすることもでき、また、各図における
インキ通路の形状を適宜組み合わせたり、各要素
をストレート状以外の適宜形状としたり、あるい
はインキ通路の数自体を各図の如く3個とする以
外にも適宜決定できる。(但し、なるべく、イン
キ通路の数は少ない方がよく、実際上5個以下で
十分であろう。) 次に第6図について説明すると、第6図は上記
した如きペン先1を筆記具として説明するときの
一例を示すものであり、ピン先1は軸筒先端のチ
ツプホルダー4に取り付けられている。この際、
前記した突起3はチツプホルダー4に対する圧入
力を適度に保つとともに、チツプホルダー4に形
成したスリツト5(図示されない裏面にも形成さ
れているのが好ましい)と相俟つて、筆記時のピ
ン先のクツシヨン性を高めるのに役立ち、また、
突起2はピン先先端部の切削や芯スリ時のガイド
として役立たせることもできるが、チツプホルダ
ー4内における横振れなどの防止用としても役立
つ(ペン先1にしてもチツプホルダー4にしても
多量作成すると、100%完全精度を有するもの以
外にバラツキが生じる)ものである。
尤も、本考案は、先端部が偏平であることを除
けば製法や外形など任意とされてよく、例えば第
7図に示すように、一般的な円柱状孔を有するチ
ツプホルダーに適用し得るよう円柱状ペン先1′
とし、ペン先先端部を偏平化したものであつても
よいし(この際、第1図に示したようなペン先1
にクロスヘツドを使用した押出機などでコーテイ
ング層を形成することで全体形状を整えることも
できる。)、また、斜めにペン先先端を形成し、文
字上に色表示するマーカー用として用いたりする
といつたこともできる。但し、ペン先先端部は完
全に鋭利化されたり、逆に切り立つた平面状に形
成されるのは好ましくなく、第6図や第7図に矢
印で示したように、僅かでもよいから少くとも上
下面に対するアール付け、あるいは面取りが施さ
れているのがよく、また、第6図と第7図とを比
較すると、平担な上下面6が形成されている第6
図の方が撓みによる筆記面への当接具合が良くな
る点で好ましい(勿論、あまり長すぎると強度的
に好ましくないので、横幅以下の長さにしておく
のがよい)。
(考案の効果) 以上、いくつかの実施例を示したが、本考案
は、筆跡幅を異ならせ得るペン先として必要な事
項、即ち、太字筆記の場合に、特に必要とされる
十分なインキ吐出性と強度、並びに細字筆記の場
合に特に必要とされるインキ飛散(ペン先が筆記
面を動くとき、ペン先の一部が筆記面にひつかか
り、ペン先自体の弾性によつてインキをはね飛ば
してしまう現象)抑制を達成する為に、ペン先の
軸方向に延びるインキ通路を複数分離独立して列
状に設け、しかも各々のインキ通路を、互いに連
通し合う複数の要素によつて構成することで、横
方向の成分だけでは太字筆記に対してペン先が次
第に摩耗することによるインキ吐出性の悪化と細
字筆記に対してのインキ飛散の発生が生じ、ま
た、縦方向の成分だけでは太字筆記に対してイン
キ吐出が不十分となる(インキ吐出を十分にする
為に、インキ通路の幅を拡大するとインキ保持力
が悪化する)という欠点、更に、1個のインキ通
路だけでは、ペン先の撓みが甚々しすぎて満足な
インキ通路の幅足り得ないという欠点を解消し得
るものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は第1
実施例の横断面図、第2図乃至第5図は他の実施
例の第1図に対応する模式図、第6図は第1実施
例の要部斜視図、第7図は他の実施例の要部斜視
図である。 1……ペン先、Pc,P′c,PR,P′R,PL,P′L
…インキ通路、Pl,P′l,P″l,Pl,Pt,P′t
P″t,Pt……要素、Plt,P′lt……膨出部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 軸方向に延びる複数の分離独立したインキ通路
    と偏平な筆記先端部を有する合成樹脂製ペン先で
    あり、少なくとも筆記先端部の近傍で偏平となる
    断面において、前記インキ通路は互いに長辺方向
    に列状に位置し、各インキ通路は互いに連通する
    短辺方向のインキ通路要素と長辺方向のインキ通
    路要素との複数のインキ通路要素よりなつている
    合成樹脂製ペン先。
JP16223481U 1981-10-30 1981-10-30 合成樹脂製ペン先 Granted JPS5866982U (ja)

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JP16223481U JPS5866982U (ja) 1981-10-30 1981-10-30 合成樹脂製ペン先

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JPS5866982U JPS5866982U (ja) 1983-05-07
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JPS5347728A (en) * 1976-10-13 1978-04-28 Fujitsu Ltd Driving system for gas discharge panel
JPS5617240A (en) * 1979-07-21 1981-02-19 Nishikawa Gomme Kogyo Kk Bonding method for hollow doorstop rubber
JPS5619377B2 (ja) * 1975-12-24 1981-05-07

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