JP3165161B2 - 液体供給体 - Google Patents

液体供給体

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JP3165161B2
JP3165161B2 JP00786391A JP786391A JP3165161B2 JP 3165161 B2 JP3165161 B2 JP 3165161B2 JP 00786391 A JP00786391 A JP 00786391A JP 786391 A JP786391 A JP 786391A JP 3165161 B2 JP3165161 B2 JP 3165161B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は花文字などの筆記に使わ
れるカリグラフィペン先、その他の用途たとえばインク
以外のマニキュア液,液状糊などを使う塗布具等に有用
な液体供給体に関する。
【0002】
【従来の技術】軸線方向に貫通する液体誘導通路を有す
る角柱状の液体供給体には次に示す各例があり、夫々問
題を有している。
【0003】実公昭63−41183号公報に記載され
ているものでは、液体誘導通路を形成する一部のリブ
が、相対する側壁間に渉り途中で切れることなく架設さ
れているため、そのリブと平行する方向に筆記した場
合、同リブ部分に液体の非供給部分ができて液体が出な
いことになり、筆先におけるインクフローが不均一で、
筆跡の斑,カスレ等を避けられない。
【0004】実開昭62−75978号公報に記載され
ているものでは、前記のものの問題が深刻になる。具体
的には、横断面形状が長方形状等の角形状であるこの種
のものでは、筆記しやすくするために筆先の各縁辺部分
を中心線を基準にして面取りしており、そのため、筆先
の端面は、短尺幅の相対する側壁間に亘るリブと、この
リブから長尺幅の相対する側壁に向けて突出する副リブ
が、夫々長尺幅および短尺幅方向ともに端から端まで途
切れることなく存在した構成になる。その結果として、
両リブと平行する長尺幅および短尺幅方向ともに液体の
非供給部分ができて、筆先端面におけるインクフローの
不均一が顕著になり、筆跡の斑,カスレは深刻化する。
【0005】実開平1−30291号公報に記載されて
いるものでは、筆先の面取りにともない、依然として短
尺幅方向のインクフローが不均一になる問題を抱えてい
る。図7および図8はその横断面形状および筆先を示し
ており、面取りされた筆先端面50には、短尺幅方向の
リブ51が端から端まで存在する。
【0006】そのため、該リブと平行する短尺幅方向に
液体の非供給部分ができて、筆先端面におけるインクフ
ローが不均一となり、筆跡の斑,カスレ等を避けられな
いものである。
【0007】このように従来のものでは、筆記しやすく
面取りする筆先形状とこの筆先端面の構成からもたらさ
れる筆記性との相関関係について解明されておらず、
又、有効な対策も提案されていない。
【0008】
【発明が解決しようとする問題点】本発明が目的とする
ところは、筆記し易い筆先に面取りしても、尚且つ筆記
性が良好である液体供給体を提供するにある。
【0009】
【問題点を解決するための手段】本発明は前記の目的を
達成するために、軸線方向に貫通する流体誘導通路を有
する角柱状の液体供給体において、横断面形状が、角柱
の相対する側壁から当該対向状の側壁間の中心線まで相
互に非相対向して突出したリブを有し、夫々並列状の各
リブ先端と各リブ間の液体誘導通路部分を前記中心線を
挾んで相対向させていることを特徴とする。
【0010】又、本発明では、非相対向状の各リブ先端
が相互に分離していて、中心線を堺に夫々並列状の各リ
ブ間の液体誘導通路部分が非相対向状の各リブ先端間を
経て相互に連通している態様、そして、非相対向状の各
リブ先端が最寄りの任意のリブ先端と中心線を跨いで継
がっているもの、例えば、非相対向状の各リブ先端が最
寄りのリブ先端の一つと中心線を跨いで継がっているも
の、又、非相対向状の各リブが、中心線に沿い、相互に
分離している対向関係と、最寄りのリブ先端同士で中心
線を跨いで継がっている対向関係とに交互しているも
の、又、非相対向状の各リブ先端が最寄りの全てのリブ
先端と中心線を跨いで継がっているものなどであって、
中心線を堺に夫々並列状の各リブ間の液体誘導通路部分
が一部乃至全部区画されている態様が、主要な態様とし
て挙げられる。
【0011】又、本発明の液体供給体の材質には、ポリ
アセタール、ポリアミド、ポリブチレンテレフタレー
ト、ポリエチレンテレフタレート、アクリル樹脂、ポリ
フッ化ビニリデン、ポリエーテルエーテルケトン、ポリ
エーテルサルフォン及びこれらにフィラー等の充填材や
添加剤を配合したものが挙げられる。又、軟質筆感用の
ものとして、、ポリウレタンエラストマー、ポリエステ
ルエラストマー、ポリアミドエラストマー等が挙げられ
る。
【0012】
【作用】中心線を挾んでリブ先端と液体誘導通路部分が
相対向していることにより、この関係が筆先端面に、面
取りされた後もそのまま保たれる。それにより、リブと
平行する方向あるいは同方向と交叉する方向のいずれに
も、液体の非供給部分が実質的にできず、インクフロー
が均一である。
【0013】
【実施例】以下図面を参照して本発明を詳細に説明す
る。図中1は液体供給体であり、この液体供給体は横断
面形状が、角柱2の相対する側壁2a,2b又は2c,
2dから当該対向状の側壁間の中心線まで相互に非相対
向して突出したリブ3を有し、中心線を堺に夫々並列状
の各リブ先端3aと各リブ3間の液体誘導通路部分4a
を前記中心線を挾んで相対向させていて、各液体誘導通
路部分4aからなる液体誘導通路4を軸線方向に貫通形
成している。
【0014】図1に例示した横断面長方形状の液体供給
体1では、相対する長尺側の側壁2a,2bから中心線
まで突出している非相対向状の各リブ先端3aが相互に
分離していて、中心線を堺に夫々並列状の各リブ3間の
液体誘導通路部分4aが非相対向状の各リブ先端3a間
の隙間を経て相互に連通して、連続状の液体誘導通路4
を形成している。
【0015】各リブ先端3a間の隙間は並列状の隣り合
うリブ3間の液体誘導通路部分4a幅よりも狭い比率関
係に形成して、各液体誘導通路部分4aが相互に連通し
合う中心線上の連通部分4bからの流体の流出量を抑止
可能にしてあり、液体誘導通路4における中心線部分お
よび他の部分からのインクフローの均一化を計り、中心
線部分のインクフローが適正に保たれるようにしてい
る。
【0016】図2には図1の横断面形状の液体供給体1
を使って面取りした筆先を例示しており、中心線を基準
にして長尺幅および短尺幅方向に沿う各縁辺部分を面取
り加工した筆先端面1aは、長尺幅方向にはリブ3と液
体誘導通路部分4aが交互して、短尺幅方向にはリブ3
と液体誘導通路部分4aが相対向したものとなり、長尺
幅および短尺幅方向いずれにも液体誘導通路4が臨い
て、液体の非供給部分ができない。
【0017】図3に例示した横断面長方形状の液体供給
体1では、非相対向状の各リブ先端3aが最寄りのリブ
先端3aと中心線を跨いで継がっていて、中心線を堺に
夫々並列状の各リブ3間の液体誘導通路部分4aが、短
尺幅方向に中心線を越えて且つ独立状に区画されたもの
と、短尺幅方向に連通部分4bを経てはす向かいに連通
したものとに分割されて、長尺幅方向に交互している。
この態様のものでは、中心線を跨いで継がった各リブ3
が梁になっている。
【0018】図4に例示した横断面長方形状の液体供給
体1では、図3の態様のものをベースとしており、長尺
幅方向に相対する側壁2c,2dの一部分に膨出部2
e,2fをリブ3側に接近させて設けて、同部分におけ
る液体誘導通路部分4aのインクフローが他のリブ3間
の液体誘導通路部分4aと均一化されるようにしてい
る。
【0019】図5に例示した横断面長方形状の液体供給
体1では、図3の態様のものをベースとしており、側壁
2a,2b,2c,2dおよびリブ3の片側さらに両側
に枝部5を液体誘導通路4側に向けて突出して、各液体
誘導通路部分4aにおけるインクフローの均一化を一層
高めている。
【0020】図6に例示した横断面四角形状の液体供給
体1では、図3の態様のものをベースとしており、側壁
2c,2dおよびリブ3の片側さらに両側に枝部5を液
体誘導通路4側に向けて突出して、各液体誘導通路部分
4aにおけるインクフローの均一化を一層高めている。
【0021】表1には本発明の図1,図3,図5に例示
した各液体供給体1と図7に示す比較例を、夫々図2お
よび図8に示す筆先形状に面取り加工して試験した結果
を示している。
【0022】
【表1】
【0023】表1の通り、本発明はいずれのものにおい
ても、筆先端面1aにおけるインクフローが均一である
ことにより、筆記性,耐ドレインバック性、さらに成形
加工性までも含めて全て良好であるのに対し、比較例の
ものでは、筆先端面のインクフローが不均一であるため
に良好な筆記性を得られなかった。
【0024】
【発明の効果】A.請求項1により、中心線を挾んでリ
ブ先端と液体誘導通路部分が相対向していることによ
り、筆先を筆記しやすく面とりした態様においても、そ
の筆記端面にはインクフローの均一性が保たれ、短尺幅
あるいは長尺幅方向のいずれに筆記しても、筆跡の斑や
カスレが発生せず、良好な筆記性を期待することができ
る。
【0025】B.請求項2により、中心線上における液
体誘導通路部分が中心線方向に隣り合うリブ先端間に形
成されていて、液体の供給量を適正に管理でき、インク
フローが優れている。
【0026】C.請求項3により、中心線を跨いでリブ
先端が短尺幅方向に継がって梁になっているため、横断
面角形状のもの特有の側壁が内側にたわみ込む現象を回
避することができ、成形性良好であり、筆記性において
はリブ先端が継がっていることによりインクハネがな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の液体供給体の一実施例を示す横断面
図。
【図2】図1の実施例のものにおける面取りした筆先を
示す斜視図。
【図3】液体供給体の他の一態様を示す横断面図。
【図4】液体供給体の他の一態様を示す横断面図。
【図5】液体供給体の他の一態様を示す横断面図。
【図6】液体供給体の他の一態様を示す横断面図。
【図7】比較例の液体供給体を示す横断面図。
【図8】図7の比較例のものにおける面取りした筆先を
示す斜視図。
【符号の説明】
1 液体供給体 1a 筆先端面 2 角柱 2a,2b 長尺側の
側壁 2c,2d 短尺側の側壁 3 リ
ブ 3a リブ先端 4 液体誘
導通路 4a 液体誘導通路部分 4b 連通部分

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸線方向に貫通する流体誘導通路を有す
    る角柱状の液体供給体において、横断面形状が、角柱の
    相対する側壁から当該対向状の側壁間の中心線まで相互
    に非相対向して突出したリブを有し、夫々並列状の各リ
    ブ先端と各リブ間の液体誘導通路部分を前記中心線を挾
    んで相対向させていることを特徴とする液体供給体。
  2. 【請求項2】 非相対向状の各リブ先端が相互に分離し
    ていて、中心線を堺に夫々並列状の各リブ間の液体誘導
    通路部分が非相対向状の各リブ先端間を経て相互に連通
    していることを特徴とする請求項1記載の液体供給体。
  3. 【請求項3】 非相対向状の各リブ先端が最寄りの任意
    のリブ先端と中心線を跨いで継がっていて、中心線を堺
    に夫々並列状の各リブ間の液体誘導通路部分が一部乃至
    全部区画されていることを特徴とする請求項1記載の液
    体供給体。
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