JPS6340869A - 信号除去装置 - Google Patents

信号除去装置

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JPS6340869A
JPS6340869A JP61184519A JP18451986A JPS6340869A JP S6340869 A JPS6340869 A JP S6340869A JP 61184519 A JP61184519 A JP 61184519A JP 18451986 A JP18451986 A JP 18451986A JP S6340869 A JPS6340869 A JP S6340869A
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隆弘 山口
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小澤 広美
Masayuki Ogawa
政行 小川
Toshiharu Kasahara
笠原 寿治
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    • GPHYSICS
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    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R23/00Arrangements for measuring frequencies; Arrangements for analysing frequency spectra
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R23/00Arrangements for measuring frequencies; Arrangements for analysing frequency spectra
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  • Testing Electric Properties And Detecting Electric Faults (AREA)
  • Measurement Of Resistance Or Impedance (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は例えば増幅器、濾波器、信号伝送路等のひず
み率を測定する場合に用いることができる信号除去値π
に関する。
「発明の背景」 信号の周波数分析手段としてスペクトラムアナライザが
存る。スペクトラムアナライザによれば信号の基本波に
対し高周波成分がどのような割合で含まれているかを測
定することができる。
また二人方形のスペクトラムアナライザを用いることに
より被験体に与えた励振(電気的な励振と機械的な励振
とがある)とその応答出力とを比較することができ、励
振信号と応答出力信号との間の相関を見ることによって
被験体の応答特性、つまり伝達関数等を知ることができ
る。
現状ではマイクロコンビ二一夕の普及によりFFT(高
速フーリエ変換装置)と各種演算処理機能を備えたディ
ジタルスペクトラムアナライザが開発され実用されてい
る。このディジタルスペクトラムアナライザによれば被
測定(3号をFFTによって周波数分析し基本波に対す
る各次高調波の比率、つまり多次のひずみ率を算出した
り、或は被験体に与えた励振信号と応答出力信号とをF
FTによって周波数分析し、応答出力信号の振幅特性及
び位相回転量等から被験体の伝達関数を算出することが
できるように作られている。
一方、これらの各種測定を行なう場合に必要な要素とし
ては信号発生器がある。信号発生器は一般に各種の波形
データを収納したROMと、その続出手段等を具備して
構成され、ROMの中の所望の波形データを所望の速度
で読出すことによって所望の波形と周波数を持つ信号を
出力する。
つまり第8図に示すように信号発生器lから所望の周波
数、波形、振幅等の条件が与えられた信号2を出力し、
この信号2を被験体3に与える。
二人方形スペクトラムアナライザ4は被験体3に与えら
れた信号2と被験体3から出力される応答出力信号5と
を取り込んで、その双方の信号を周波数分析し、その周
波数スペクトラムを表示部4Aに映出すると共に、双方
の周波数分析結果から例えば励振信号2の基本波と応答
出力信号5に含まれる基本波の振幅比、位相回転量及び
応答出力の基本波と各次高調波の振幅比から被験体3の
伝達関数及びひずみ率等を求めることができる。
「発明が解決しようとする問題点」 ところで例えば被験体3で発生するひずみ率を測定する
には励振信号としてひずみ率が可及的に小さい正弦波信
号を用い、この正弦波信号を被験体3に与え、その出力
側に発生する基本波成分と高調波との比率を算出してひ
ずみ率を求めている。
然るに被験体3はオーディオアンプ、スピーカ、ビデオ
アンプ等であり、これらの被験体はひずみ率が可及的に
小さいことが望ましい製品である。
このようにひずみ率が小さい被験体3から出力される高
調波成分のレベルは極めて小さく、これに対し基本波の
レベルは大きいため高調波成分のレベルを高精度に測定
することはむずかしいことになる。
このため被験体3の出力側に例えばバイパスフィルタを
介挿し、このバイパスフィルタによって基本波を除去す
ることが考えられるが、被験体3と直列にフィルタ等を
挿入すれば二人方形スペクトラムアナライザ4に入力さ
れる二つの信号の振幅特性及び位相特性はフィルタの振
幅特性及び位相特性が加わったものとなり、被験体3の
真のひずみ率を測定することができなくなる欠点を持つ
また他の方法として被験体3の出力側にアナログ加算回
路を設け、このアナログ加算回路に基本波と逆位相の信
号を与えて基本波を除去することが考えられる。然し乍
らアナログ加算回路に与える逆位相の信号は被験体3の
応答出力信号に含まれる基本波に対して逆位相としなく
てはならない。
つまり被験体3で受ける位相回転量を加味して逆位相信
号を生成しなければならない。
この発明の目的は一人力形スペクトラl、アナライザを
用いて二つの信号の位相差を測定すると共にその測定結
果を使って被験体から出力される応答出力信号の中の基
本波の逆位相(3号を生成し、応答出力信号に含まれる
基本波成分を除去することができる信号除去装置を提供
するものである。
「問題点を解決するための手段」 この出願の第1発明では、 Δ、被験体に正弦波信号を与える信号発生器と、B、被
験体から出力される応答出力(3号を周波数分析し入力
された信号の基本波成分の振幅を測定する計測手段と、 C8計測手段で測定した周波数と振幅を持ち信号発生器
から出力される正弦波信号と位相の異なる信号を出力す
る緑信号発生手段と、D、被験体から出力される応答出
力信号と緑信号発生器から出力される緑信号が与えられ
て被験体から出力される応答出力信号から基本波成分を
除去する加算(減算)手段と、E、この加算手段の出力
側に得られる(3号の中の基本波成分を測定し、その基
本波成分の残留量によって緑信号発生手段から出力する
緑信号の位相を規定する位相測定手段と、F、この位相
測定手段の測定結果により緑信号発生手段のイ3号発生
位相を:JrJ整する位相設定手段と、 によって信号除去装置を構成したものである。
この出願の第2発明によれば A、被験体から出力される信号の基本波を摘出し、その
基本波の周波数、振幅と被験体から出力される基準クロ
ックとの相対的な位相を測定する計測手段と、 B、この計測手段で計測した基本波の周波数と振幅及び
基準クロックとの相対的な位相を記憶する条件記憶手段
と、 C9この条件記憶手段に記憶した条件に従って被験体か
ら出力される信号の基本波に対応する信号を発生する除
(δ号発生手段と、D、被験体から出力される信号と緑
信号発生手段から出力される緑信号とを加算し被験体か
ら出力される信号から基本波成分を除去する加算(減算
)手段と、 によって信号除去装置を構成したものである。
この出願の第1発明の構成によれば信号発生器から被験
体に信号を与え、被験体から出力される応答出力信号を
計測手段に与え、計測手段においてこの応答出力信号に
含まれる基本波の振幅を計測する。
計測手段は振幅値を計測すると、その振幅値を緑信号発
生手段に与え、緑信号発生手段から緑信号を発生させる
。この緑信号は先ず信号発生器から出力される信号と同
一周波数で同一振幅に設定される。
緑信号発生手段から出力された除13号を加算手段に与
え、被験体から出力される応答出力信号に含まれる基本
波から緑信号を減算する。この減算した結果の基本波の
残量を測定手段で再度測定し、基本波成分の残量からこ
の残量を零にすべき緑信号の位相を算出する。
この算出した位相値を緑信号発生手段の位相設定手段に
与え、緑信号の位相を再設定することによって被験体の
応答出力信号に含まれる基本波を緑信号によって完全に
除去することができる。
よってこの状態では加算手段の出力側には被験体で発生
する高調波成分だけが出力されるためこの高調波の各レ
ヘルを精度よく測定することができ、被験体の歪率を精
度よく測定することができる。
この出願の第2発明の構成によれば被験体はテープレコ
ーダ、或いはVTR等の信号再生機能を有する装にであ
って、この再生機能を利用して正弦波信号を発生させる
この正弦波信号を予め計測手段に与えてその周波数、振
幅と再生装置から同時に再生される基準クロックパルス
との相対的な位相を測定し除信号発生条件を求める。計
測手段で求めた除13号発生条件を原信号発生条件記憶
器に記憶する。
被験体を再度初期状態に戻し、信号の再生を再開させ、
その信号を計測手段に入力する。これと共に原信号発生
条件記憶器から除信号発生条件を読出し、各条件を除(
A号発生手段の各設定部に設定し緑信号を発生させ、こ
の緑信号を加算手段に与えることによって計測手段に入
ノJしている(3号から基本波を除去する。
この場合も加算手段から出力される基本波の残量を計測
し、その残量から除イ3号のあるべき位相を算出し、除
信号の位相を再設定し基本波の残量を更に小さいレベル
に調整することができる。
このようにこの出願の第1発明及び第2発明によれば被
験体から出力される応答出力信号の中からレベルが大き
い基本波成分を除去することができるから、計測手段で
は、レベルが小さい高調波成分だけを測定対象として処
理することができる。
つまりレベルが大きい信号を除去し、レベルが小さい高
調波信号を周波数分析してそのレベルを計測するもので
あるから小さいレベルの信号でも充分SN比のよい状態
で計測することができる。
従ってこの発明の信号除去装置を用いることによって基
本波と高調波との振幅比が大きい場合でも精度よくひず
み率を測定することができる。
また他の測定方法として周波数が互に近い二つの信号を
被験体に入力し、その出力側に発生する高調波成分と基
本波との比を求める、いわゆる混変調ひずみの測定も行
なうことができる。
またこの発明によれば線信号発生手段は計測手段の計測
値を取込むと、自動的に除信号を発生ずるから短時間に
ひずみ率等を測定することができる。
「実施例」 第1図に出願の第1発明及び第2発明の一実施例を示す
。図中100は信号発生器、3は被験体、200は線信
号発生手段、300は加算手段、400は計測手段を示
す。
信号発生器100の主な構成は予め記tt1また波形デ
ータを出力する固定波形発生部101と、外部から任意
の波形データを書込んでその波形データを読出すことに
よって出力する任意波形発生部102と、これら固定波
形発生部101又は任意波形発生部102から出力され
る信号を濾波する低域通過フィルタ103と、低域通過
フィルタ103から出力される信号を任意のレベルに増
幅する増幅器104と、また信号を必要に応じて所 望
のレベルに減衰させる可変減衰器105とによって構成
される。尚106は出力する信号に必要に応じて直流電
圧を重畳させる直流オフセット発生手段を示す。この直
流オフセット発生手段106から出力されるオフセント
電圧は加算回路107で信号に重畳させる。
固定波形発生部101はROMによって構成した波形記
憶器101Aと、この波形記憶器101Aにアドレス信
号を与える共にアドレス信号の初期値を設定して発生す
る信号の初期位相及び波形記憶器の続出速度を規定する
波形続出手段101Bと、可変分周器101Cと、波形
記憶器101Aから読出される波形データをラッチする
ランチ回路101Dと、このラッチ回路101Dにラッ
チされた波形データを順次DA変換するDA変換手段1
01Bとによって構成することができる。
波形記憶器101AはROMによって構成することがで
き、ROMの内部を複数の記憶領域に分割し、各記憶領
域に正弦波、三角波等の各種の波形データを記憶してお
きキイーボード108から所望の領域を指定することに
よってマイクロコンピュータ111を介して波形記憶器
101Aに記憶した任意の波形データを読出すことがで
きる。
一方続出手段101Bは例えば第2図に示すようにアキ
ュームレータ121と、中心周波数設定器122と、位
相設定器123とによって構成することができる。
アキュームレータ121のクロック端子CKに可変分周
器101Cからクロックパルスを与える。クロックパル
スが与えられる毎にアキュームレータ121は中心周波
数設定器122に設定した数値を累積加算し、その累積
加算値を波形記憶器101Aにアドレス信号として与え
る。従って中心周波数設定器122に数値の「1」を設
定した場合はアキュームレータ121から出力されるア
ドレス信号はクロックパルスの供給毎に+1され、記憶
器101Aの全てのアドレスをアクセスし、指定された
記憶領域に記憶された波形データを読出す。記憶器10
1Aには所望の波形データが1サイクル分記憶してあり
、この1サイクル分の波形データを一定速度で繰返し読
出すことによって一定周波数の波形を発生させることが
できる。
中心周波数設定器122に「2」を設定した場合はアキ
ュームレータ121から出力されるアドレス信号は+2
ずつ変化し、先の「+1」ずつアドレスが変化する場合
より半分の時間で記tl器121に書込まれた波形デー
タを読出す。
つまり中心周波数設定器122に設定した数値nに従っ
て記憶器101Aから読出される波形の周波数波「はn
−rで変化する。
一方位相設定器123はアキュームレータ121に初期
値を与え波形データの続出アドレスを任意位置にシフト
させる機能を持つ、よって位相設定器123に波形デー
タの例えば90°進んだ位置のアドレスを設定すること
によりアキュームレータ121はそのアドレスから続出
を開始しミ90゜進んだ位相を持つ波形データを読出す
このようにして記憶器101Aから読出す波形データの
周波数と位相が自由に設定できる構造となっている。尚
可変分周器101Cは記憶器101Aの続出速度を大幅
に変更し、信号の周波数を大きく変えるレンジ切替器と
して利用される。
任意波形発生部102は記憶器102Aに随時書込読出
可能なRAMを用いた点が異なるたりてその他の構成は
固定波形発生部101と同じである。
任意波形発生部102は外部から自由に希望する波形デ
ータを凹込んでその波形データを読出し、任意の波形を
発生させることに用いられる。
固定波形発生部101及び任意波形発生部102に与え
るクロックパルスは計測手段400の入力端子Aの信号
の取込クロック(標本化クロック)のちとになるこれよ
り高い基本クロックが端子124に与えられて周波数変
換手段】25に供給される。周波数変換手段125は位
相同期ループいわゆるPLLにて構成され、その入力ク
ロック信号をこれと同期してこれよりも高い周波数、例
えば4倍の周波数のクロック信号に変換し、その周波数
変換されたクロック信号を分周器126を通じて固定波
形発生部lotと任意波形発生部102に供給する。
固定波形発生部101と任意波形発生部102において
それぞれの波形記憶器101A又は102Aから読出さ
れる波形データはラッチ回路1010及び102Dにク
ロックパルスの例えば立上り毎にラッチされ、そのラッ
チ出力がDA変換器101E及び102Eに与えられア
ナログ信号に変換されて低域通過濾波器103に与えら
れる。低域通過濾波器103を通過したアナログ信号は
増幅器104又は可変減衰器105で所望のレベルに増
幅又は減衰され出力端子127に出力される。
出力端子127に取出されたアナログ信号はスイッチ5
W−Sを通じて被験体3に供給される。
被験体3の出力側はスイッチ5W−Oと加算手段300
を通じてスイッチ5W−Wの接点lに接続する。スイッ
チ5W−Wの接点2は被験体3の入力端に接続し、スイ
ッチ5W−Wの切替接点は計測手段400の入力端子A
に接続する。
加算手段300の他の一つの入力端子にはスイッチ5W
−Nを通じて線信号発生手段200の出力端子128を
接続する。
線信号発生手段200はキイーボード108を信号発生
手段100と共用し、除信号の発生条件を記憶しておく
条件記憶部129を具備している点を除けば信号発生器
100と全く同じ構成である。
条件記憶部129は後に説明する例えばコンパクトディ
スク等の被験体3′から再生される信号の条件を記憶す
ることに用いる。この記憶部129としてはマイクロコ
ンピュータ131に内Hした RAM (図には特に示
していない)の一部を使うことができる。また条件記t
α部129は複数の領域A、B、・・・Nを有し、この
複数の領域A〜Nに複数の除信号の発生条件をそれぞれ
記憶する。
132はクロックカウンタを示す。このクロックカウン
タ132はスタート信号STが与えられることによって
計数を開始し、この計数値が条件記憶部129に記憶し
たクロック数に一致する毎に条件記憶部129の内の領
域AからB、  C,・・・を順次読出し、そこにS込
まれている原信号発生条件をマイクロコンピュータ13
1に読取らせ、除(δ号発生条件を順次切替るように構
成している。
「実施例の動作説明」 上述した構成において被験体3のひずみ率を測定する場
合を説明する。このより定動作はこの出願の第1発明の
構成によって実行される。
被験体3のひずみ率を測定する場合には先ずス1゛2・
チ5W−Cを接点1に、スイッチ5W−Sを接点1に、
スイッチ5W−Wを接点1に、スイッチ5W−Nをオフ
、スイッチ5W−Oをオンにそれぞれ設定する。この設
定状態でインターフェース600を通し信号発生器10
0の固定波形発生部101から周波数F0の正弦波信号
を発生させ、この周波数F0の正弦波信号を被験体3に
与える。
これと共に計測手段400の入力端子Aに被験体3の応
答出力信号を入力し、計測手段400で被験体3の応答
出力信号を周波数分析し、基本波の振幅植入、を計測し
、計測手段400に内蔵した記憶器にその値を記憶する
次にスイッチ5W−Oをオフ、スイッチ5W−Nをオン
に緑信号発生手段200から信号発生手段lOOから出
力したと同じ周波数の正弦波を発生させ加算手段300
を通じて計測手段400に入力し、その振幅値を計測し
記憶器に記tαした振幅値A、と比較する。その比較結
果をインターフェース500を通じてマイクロコンピュ
ータ131に転送する。マイクロコンピュータ131 
ハ除(g号発生器200の増幅器104と可変減衰器1
05に振幅値APと等しい振幅を持つ緑信号を発生させ
るための利得又は減衰量を設定する。
このようにして緑信号発生器200から緑信号が出力さ
れた状態でスイッチSW−○をオンに切替えることによ
り加算手段300に被測定信号と緑信号が与えられ被測
定信号から基本波成分を減算する。この減算により基本
波の大部分が除去されるが、この状態では緑信号の位相
は被験体3から出力される応答出力に含まれる基本波に
対して完全に逆位相となるようには調整されていない。
このため計測手段400で基本波成分の残量を測定し、
その残量から緑信号と被験体3の出力に含まれる基本波
との位相差を算出する。この位相差の算出は計測手段4
00に内蔵したマイクロコンピュータによって行なわれ
る。
位相差を算出すると、その位相の値をインターフェース
500を通して緑信号発生手段200を制御するマイク
ロコンピュータ131に入力し、マイクロコンピュータ
131を介して緑信号発生手段200の固定波形発生部
101の位相設定部に転送し、緑信号の位相を設定する
。尚このときインターフェース600を通じて信号発生
手段100の位相を逆向に変化させてもよい。この設定
によって緑信号の位相が被験体3から出力される基本波
の位相と正確に逆位相に設定され、この結果基本波成分
はほぼ全部が除去される。このように基本波成分が完全
に除去されることから計測手段400にはレベルが大き
い基本波成分が除去された高調波だけが入力されるから
高調波のレベルを精度よく測定することができる。
つまり第3図に示すように基本波F0を含んだ状態でス
ペクトラムアナライザによって周波数分析を行なった場
合に周波数分析器のダイナミックレンジには限度がある
ため基本波F。よりレベルが小さい高調波F+、Fz、
Fz・・・は雑音NSにうずもれてしまいそのレベルを
正確に測定することはできない。
これに対し基本波F0を除去した場合は第4図に示すよ
うに高調波F、、F2.F3・・・を周波数分析器のダ
イナミックレンジ内で充分拡大してal、ll定するこ
とができる。この結果各高調波F1゜Fz、Fs・・・
のレベルを雑音成分NS等に左右されることなく高い精
度で測定することができ被験体3のひずみ率を精度よく
測定することができる。
ここで基本波成分の残量から被測定(3号の基本波と緑
信号の位相差を算出する方法を第7図を用いて説明する
被測定信号に含まれる基本波の振幅値OAと緑信号の振
幅値に1は予め同一となるように調整している。これら
のベクトル和OBは OB= I OA+AB lとなる。従って基本波成分
の残量はvlとなる。このτ1の値からて計算する。こ
の計37は計算手段400のマイクロコンピュータによ
って行なわれる。
θが求められると基本波を除去するための角度φ求める
。φはΔOABが二等辺三角形であるからφ−π−20
で求められる。
従って原信号を角度φだけ回転させることによって基本
波を完全に除去することができる原信号の位相角をφだ
け回転させるに件位相角度φに対応するアドレス数を算
出し、そのアドレス数を続出手段101Bの位相設定器
123に設定し、続出アドレスを角度φ分例えば遅れ方
向にシフトさ一田ればよい。
尚回転角φが130° ≦φ≦180°の範囲の場合は
その精度が悪いため、一旦除信号を110°程度シフト
させて、その結果再度基本波の残量を測定して再び回転
角φを求めるようにプログラムを作ることもできる。
また回転角φは第7図A及び第7図Bに示すように二つ
の回転方向±φが考えられる。
これに対し第711iC及びDに示すように本来負方向
に回転させるべきところを正方向に回転させてしまった
場合は 108″1=21OAlsin φ となる。従って逆方向に回転させたか否かは回転線の;
JII算信号OBの振幅をその期待値と比較して調べる
必要がある。
従って不要波を完全に除去するためには原信号の位相を
正と負の二方向について回転させて調べることが要求さ
れる。
これに対して例えば測定信号の二次、三次、四次、・−
の各高周波と基本波との歪み率を順次連続して測定する
場合には二次、三次、四次、−・の各高周波を除去する
だめの原信号の回転方向の選択は初めの二次高周波に対
する原信号の回転方向が正ならば、三次、四次、・・−
に対する原信号の回転方向も正に採る。つまり回転方向
の選択は履歴に従って選択する。
一方この発明の構成によれば混変調ひずみも測定できる
。つまり信号発生器100の固定波形発生部101と、
任意波形発生部102から互に周波数が近接した二つの
正弦波信号F。IとF02(第5図A)を発生させ、こ
の二つの正弦波信号を被験体3に与えた場合に被験体3
の出力側に第5図Bに示すように側帯波信号F II+
  F Ig及びF2.。
F2□が発生したとすると、基本波FBI又はF++z
のレベルと各側帯波信号Fll。F1□及びF2++ 
 F2゜の比を求めることによって被験体3の混変調ひ
ずみを測定することができる。
このような場合もこの発明によれば原信号発生器200
が固定波形発生部101と任意波形発生部102を有し
ていることから基本波F。IとFozを打消すための原
信号を発生させることができる。
よって基本波FI、IとFO2を除去した状態で側帯波
信号Fll+  Fr!及びFz+、  Ft□のレベ
ルを精度よく測定することができ、混変調ひずみも精度
よく測定することができる。
一方この出願の第2発明では原信号発生条件記憶器12
9を設けたから例えばコンパクトディスク或いはVTR
その他の記録再生装置から出力される信号のひずみを測
定することができる。その測定方法を以下に説明する。
第1図に示す入力端子133に被験体3を接続し、この
被験体3′から正弦波状の再生信号Scを入力する。ス
イッチ5W−Sは接点2に接触させる。従って信号発生
器100は休止状態に制’+’PJされる。上述した被
験体3の部分は短絡状態にし、スイッチ5W−Sから加
算手段300に再生信号S、が直接供給される。
スイッチ5W−Sと5W−Wを接点2に接触させその状
態で被験体3′から再生信号Scを直接計測手段400
の入力端子へに人力する。計測手段400は被験体3′
から出力される信号の周波数Fと、振幅値Aと、位相角
θを測定する。位相角θは再生信号SCと共に被験体3
′で発振される出力クロックパルスP、の数に対する再
生信号の位相角である。被験体3′から再生されるクロ
ックパルスP、は端子134に与えられ、スイッチ5W
−Cを通じて原信号発生器200にクロックパルスとし
て与えられる。
つまり被験体3′には予めその使用周波数帯域内におい
て周波数を順次変化させた信号と同期信号を記録し、こ
れを再生するものとする。コンパクトディスクを例に採
れば第6図に示すように記録媒体135に4Hz、  
8Hz、  17H2,31112゜61tlz、  
127Hz、  251Hz−の各信号S Cl +S
 C2+  S C1+  S C4・・・を記録しこ
れと同時に同期信号P、を記録する。
この信号S C1+  S C2+  S C31S 
ca・・・と同期信号P、を同時に再生し、信号S C
1+  S C2+  S cff−を計測手段400
の入力端子Aに与え、これと共に同期信号P、をコンパ
クトディスク再生器31に設けた基準クロック発生器に
与え、基準クロック発生器の同期をとる。このようにし
て再生した同期信号と同期が採られたクロックパルスP
Cを計測手段400の外部同期端子Cに与え、クロック
パルスP、に同期して信号SC1+  scz・・・を
順次AD変換して取込む。
一回目の再生動作によって信号S CI +  S C
Z・・・の周波数Fと、振幅値Aと、クロックパルスP
、の数に対する再生信号S、の位相角θを予め測定する
その測定値は各信号Sc+、  Scz、  SeJ・
・・の毎に区別してマイクロコンピュータ131に転送
し、マイクロコンピュータ131の条件記憶部129に
記録する。
条件記憶部129にはその他に各信号S CI +Se
!、SC3・・・の継目におけるクロック数に1゜K2
 、  K2.・・・を記録する。このクロック数に1
゜K、、に、、・・・は計測手段40の外部同期入力端
子Cに与えられるクロックパルスP。の数を計数するこ
とによって知ることができる。このためにはカウンタ1
32を利用することができる。カウンタ132で被験体
3′から再生されるクロックパルスP、を計数している
状態で計測手段400が再生信号S、の周波数Fが変化
したことを検出すると、その時点でカウンタ132の計
数値をマイクロコンピュータ131が読取って例えば信
号SCIとSc!の継目の位置をクロック数に1として
条件記憶部129の記憶領域へに記録する。このように
して13号SczとSC3の間の継目、SC)とSC4
の間の継目の位置を順次クロックパルスの数Kz、Ki
・・・として条件記録部129の記憶領域B、C,・・
・Nに順次記録する。
次に記録媒体135を初期状態に戻し、信号SCI+ 
Scz+  5cff・・・を再び再生する。このとき
スイッチ5W−Wを接点1に切替ると共にスイッチ5W
−Nをオンし、除信号発生器200で発生する除信号を
加算手段300に供給し再生信号S。
からその基本波成分を除去し、その基本波成分を除去し
た信号を測定手段400の入力端千人に入力する。
つまり信号SCIを再生している状態において条件記憶
手段129の領域へに記tQシた条件をマイクロコンピ
ュータ131が読出し、その条件を周波数設定手段、振
幅設定手段、位相設定手段の各部に設定して再生信号S
CIと同一周波数で同一振幅を有し、全く逆位相の除信
号を発生させ、その除信号を加算(又は減算)手段30
0に供給して再生信号SCIの基本波を除去し、基本波
を除去した信号を計測手段400の入力端子Aに入力す
る。
従って計測手段400で被験体3′から再生される信号
SCIの高調波成分を周波数分析し、各高調波毎に、つ
まり二次高調波、三次高調波の各レベルを各別に測定す
ることができる。
条件記録部129には各再生信号S C1+  S C
2+Set・・・の振幅値(主に基本波の振幅値)八が
記録されている。このため計測手段400はこの振幅値
Aを条件記録部129から読込むことによって各再生信
号SCI+  sex・・・の基本波と二次高調波の比
で決まるひずみ率、基本波と三次高調波との比で決まる
ひずみ率、・・・を各別に測定することができる。
尚ここで基本波を除去した信号の中の基本波成分の残量
を測定し、この残量から被測定信号の基本波と除信号の
位相差を算出し、除信号の位相を再度調整する動作を加
えることもできる。この動作を加えることによって基本
波の除去率を高めることができ、歪み率の測定精度を向
上させることができる。
カウンタ王32の計数値が信号SCIとSCZの継目位
置に相当するクロック数に、に達すると、マイクロコン
ピュータ131は条件記憶器129の記憶領域Bに記憶
した信号SC!に対する除信号発生条件を読出し、その
発生条件を各設定部に設定し、信号Sczの基本波を除
去するための除信号を発生ずる。
このようにして被験体3′から再生される信号SCI+
 SC2,SC3・・・が再生される毎に除信号発生条
件を変更し、各信号5CII  SC2+  SC3・
・・の基本波を除去するための除信号を発生させ、計測
手段400の入力端子Aに基本波を除去した高調波成分
だけを供給することができる。
従って計測手段400は各信号Sc++  SC2゜5
Cff・・・に含まれる高調波をダイナミックレンジの
範囲内で充分伸張させた状態で各レベルを測定できるか
ら、精度よく高調波のレベルを測定できる。
その結果被験体3′から再生される信号のひずみ率を精
度よく測定することができる。
「発明の作用シJ果」 以上説明したようにこの出願の第1発明のイ3号除去装
置によれば同一のクロックパルスによって動作する二つ
の信号発生a 1o oと200を有し、一方で被験体
3に励振信号を与え、他方の発生器200で被験体3か
ら出力される基本波を除去するための除(3号を発生さ
せ、この除信号を加算(減算)手段300で被験体から
出力される(3号に加えて基本波を除去する構造とした
から、二つの信号発生器100と200から出力される
信号は回腸がとれており、初期の設定状態が安定に保た
れる。よって基本波を除去する状態が安定に保持できる
ため基本波の残留成分が生じることがなく、この点でも
精度の高い測定を行なうことができる。
また第2発明によれば除信号発生?:″&200に除(
3号を発生させる条件を記憶しておく条件記憶器129
を設けたから外部から与えられる信号の基本波を精度よ
く除去することができる。この結果コンパクトディスク
或いはVTRのような再生機から再生される信号のひず
みを周波数を変えて測定することができる。
またこの出願の第1及び第2発明によれば基本波を除去
して高調波成分だけを計測手段400に与え、高調波成
分だけを周波数分析してその周波数及びレベルを測定す
るから基本波のレベルと比較して微少レベルの高調波で
あっても高精度にそのレベルを測定することができる。
よってこの点で精度の高いひずみ率の測定を行なうこと
ができる。
またこの発明によれば一人力形の計測手段、つまりスペ
クトラムアナライザを用いて二つの信号の位相差を求め
、その位相差によって除信号の位相を規定する構成とし
たので二人方形スペクトラムアナライザを用いる場合よ
り装置全体を安価に作ることができる利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示すブロック図、第2図
は第1図に示した実施例の続出手段を説明するためのブ
ロック図、第3図は被験体の応答出力信号のスペクトラ
ムの一例を示すグラフ、第4図は第3図に示したスペク
トラムの中の基本波を除去した状態を示すグラフ、第5
図Aは混変調ひずみを測定するための励振信号の一例を
示すグラフ、第5図Bは混変調ひずみの測定方法を説明
するためのグラフ、第6図は信号を発生する被験体のひ
ずみを測定する場合に用いる記録媒体に記録した信号の
記録状態を説明するための正面図、第7図は被測定信号
に含まれる基本波と除信号の位相差を算出する方法を説
明するための図、第8図は従来の技術を説明するための
接続図である。 3.3’:被験体、100:18号発生部、101:固
定波形発生部、102 :任意波形発生部、101A:
記憶器、l0IB :波形読出手段、200:線信号発
生手段、300:加算手段、400:計測手段、500
.600:インターフェース。 特許出願人  株式会社アトパンテスト代   理  
 人   草   野       卓オ 2 図 オ 3 図 □用液]次 オ 4 図 □問;剛に オ 5 図A       775 図BO−用〉i々
ンメ;   O−月ン221キ叉オ 6 図 オ8図 木 7 図A オフ図B

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)A、被験体に正弦波信号を与える信号発生器と、 B、被験体から出力される応答出力信号を周波数分析し
    入力された信号の基本波成分の 振幅を測定する計測手段と、 C、計測手段で測定した周波数と振幅を持ち上記信号発
    生器から出力される正弦波信号 と位相の異なる信号を出力する除信号発生 手段と、 D、被験体から出力される応答出力信号と上記除信号発
    生器から出力される除信号が与 えられて被験体から出力される応答出力信 号から基本波成分を除去する加算(減算) 手段と、 E、この加算手段の出力側に得られる信号の中の基本波
    成分の振幅を測定し、その基本 波成分の残留量によって上記線信号発生手 段から出力する除信号の位相を規定する位 相測定手段と、 F、この位相測定手段の測定結果により上記線信号発生
    手段の信号発生位相を調整する 位相設定手段と、 から成る信号除去装置。
  2. (2)A、被験体から出力される信号の基本波を摘出し
    、その基本波の周波数、振幅と被験体 から出力される基準クロックとの相対的な 位相を測定する計測手段と、 B、この計測手段で計測した上記基本波の周波数と振幅
    及び基準クロックとの相対的な 位相を記憶する条件記憶手段と、 C、この条件記憶手段に記憶した条件に従って上記被験
    体から出力される信号の基本波 に対応する信号を発生する線信号発生手段 と、 D、被験体から出力される信号と線信号発生手段から出
    力される除信号とを加算(減算)し被験体から出力され
    る信号から基本波成 分を除去する加算手段と、 から成る信号除去装置。
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