JPS6340766A - 高温鉄鋼接触部材 - Google Patents

高温鉄鋼接触部材

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Publication number
JPS6340766A
JPS6340766A JP61180059A JP18005986A JPS6340766A JP S6340766 A JPS6340766 A JP S6340766A JP 61180059 A JP61180059 A JP 61180059A JP 18005986 A JP18005986 A JP 18005986A JP S6340766 A JPS6340766 A JP S6340766A
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JP
Japan
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sintered body
silicon carbide
steel
component
powder
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Pending
Application number
JP61180059A
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English (en)
Inventor
蔭山 信夫
恵一朗 鈴木
古瀬 裕
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AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
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Publication date
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  • Heat Treatments In General, Especially Conveying And Cooling (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、ウオーキングビーム式鉄鋼連続加熱炉用スキ
ッドボタンをはじめとする高温の鉄鋼に接触する部材、
特にはホウ化物を含有する炭化ケイ素質焼結体からなり
、耐食性にすぐれた高温鉄鋼接触部材に関する。
「従来技術とその問題点」 鉄鋼業界においては、従来、スキッドボタンやスキッド
レールのような高温の鉄鋼に接触する部材としてはしば
しば耐熱鋼が水冷しながら用いられてきたが、近年、こ
れをセラミックスで代替して熱損失を低減させる努力が
続けられている。
セラミックスとしてアスベストや溶融シリカを用いた場
合は、安価ではあるが、高温での強度や耐摩耗性が不足
し、使用中に損耗あるいは破損してしまうことが多い、
またアルミナを用いた場合は、強度および耐摩耗性はよ
くなるものの、耐熱衝撃性が劣るために構造の改良と、
セラミックス材質の検討が行われてきた。
構造的に破損を回避する例としては、特開昭57−15
8318のようにセラミックスを分割して個々のセラミ
ックスへの熱応力を小さくする方法があるが、この方法
では中心部にピンを立てているためにその部分が応力集
中を受けて破壊しゃすく、またセラミックスに複雑な加
工が必要であって実用的でない。また特開昭52−14
4308や特開昭Go−28Ei15では金属によって
セラミックスを保護する構造がとられている。これはセ
ラミックスの破損からの保護には有効であるが熱損失の
低減には有効ではないし、特に金属で荷重を受ける構造
にすると、金属の高温クリープ変形の問題は解決されな
い。
したがって本来のセラミックス化の効果を出すためには
高強度で耐摩耗性にすぐれ、耐熱衝撃性の高いセラミッ
クスを用いることがよく、例えば特開昭57−1239
1Eiには鋼材加熱炉用スキッドボタンとして、特開昭
57−138794には誘導加熱炉用搬送治具として炭
化ケイ素質または窒化ケイ素質焼結体を採用することが
示されている。これらのいわゆる高強度セラミックスを
用いた高温鉄鋼接触部材は、予想通りの熱損失低減を果
し、さらに接触している高温鉄鋼の温度を低下させない
ので、製品ムラを抑制するなどの効果がある。
これらの高強度セラミックスの中でも、炭化ケイ素セラ
ミックスは特に高温でも強度の低下が少なく、#酸化性
にも優れて、この分野でも多用されている。さらに炭化
ケイ素セラミックスにあっても、ホウ素または炭化ホウ
素などを焼結助剤としたもの(特開昭50−78809
、特開昭51−148712参照)は破壊靭性値が低い
が、アルミナを焼結助剤としたもの(4’¥開昭57−
42577参照)は比較的高い破壊靭性値を示し、後者
の方が破損に対する抵抗性が高いことも知られている。
しかしこうした炭化ケイ素セラミックスも極めて高温の
鋼材と接触すると、炭化ケイ素と鉄との反応によってF
e−5i−C系の低融点化合物(セメンタイトやフェロ
シリコンなど)を生じることがあり、摩耗を伴なうよう
な用途には必ずしも充分とはいえない。
一方、BN、TiB2 、ZrB2 、CrB2 など
のホウ化物からなるセラミックスが鉄に対して耐食性の
高い材料として知られている(例えば特開昭59−10
7974参照)、シかしこうしたホウ化物セラミックス
は上述の炭化ケイ素セラミックスに比べてかなり耐酸化
性が悪く、通常の鋼材加熱処理雰囲気下では使用できな
い、また一般にこうしたホウ化物セラミックスでは高い
破壊靭性値が得られず、前述の鉄鋼加熱炉用のスキッド
ボタンや、高温鉄鋼搬送用のローラとして用いる場合に
は難点がある。
「発明の目的」 本発明は、従来技術が有していた前述の問題点を解決し
ようとするものである。
すなわち、本発明は、高密度を有し、高い曲げ強度など
の優れた機械的性質を保ちながら、鉄鋼、特に高温の鉄
鋼に対して高い耐食性を備えた炭化ケイ素質焼結体から
なる高温鉄鋼接触部材を提供するものである。
「発明の構成」 本発明は、炭化ケイ素を主成分とし、Ti、Zr。
Hf、V、Nb、Ta、Or、Noおよび−のホウ化物
から選ばれる一種または二種以上を炭化ケイ素に対して
2〜89重量%含有する炭化ケイ素質焼結体からなる高
温鉄鋼接触部材である。
本発明の高温鉄鋼接触部材に用いる炭化ケイ素質焼結体
は、必須成分として炭化ケイ素とホウ化物とを含有する
複合焼結体である。
第一成分である炭化ケイ素には結晶型としてα型とβ型
があるが、焼結体中にあってはいずれか一方であっても
両者の混晶であってもよい。
第二成分であるホウ化物はチタン(Ti)、ジルコニウ
ム(Zr)、ハフニウム()IF)、バナジウム(V)
、ニオブ(Wb) 、タンタル(Ta)、クロム(Cr
)、モリブデン(Mo)、タングステン(W)のホウ化
物から選ばれる一種以上である。これらのホウ化物は、
鉄に対する濡れ性が低く、焼結体表面に存在した場合に
炭化ケイ素と鉄との接触を抑制し、侵食を防ぐと考えら
れる。
このようなホウ化物の例として、TiB、TiB2 。
ZrB、ZrB2.HfB2.VB、V3Bn、NbB
、Nb+B4.TaB2.CrB 。
CrB2 、MOB2 、M2B5 、WB2 、WB
nなどが挙げられるが、なかでもTiB2 、ZrB2
.1crB2 、MoB2 、WB2は酸化性雰囲気で
用いられる場合でも表面に生成する酸化層が炭化ケイ素
の酸化によって生じる5i02とともに内部を保護する
ために好ましい。
詳細な機構は不明であるが、TiB2の場合は、TiO
2や鉄と反応したFeTiO3が生成し、内部の炭化ケ
イ素が直接鉄と反応するのを防止する。Z rB2の場
合には、ZrO2や炭化ケイ素の酸化による5i02と
反応したZrSiO4が鉄に対して高い耐食性を示す。
CrB2の場合はCr2O3が鉄に対して高い耐食性を
示す。MoB2とWB2の場合はMOO3や讐03が保
護層として働くと考えられる。なお、HfはZrとイオ
ン半径がほぼ等しいために、ZrB2は)lfB2と固
溶体を形成することができるが、このような固溶体であ
ってもよい。
第二成分は第一成分である炭化ケイ素に対して2〜89
%とされる。98%をこえると焼結がきわめて困難にな
り、また耐酸化性や破壊靭性が低下する。より好ましく
は49%以下とされる。2%より少ないと、良好な耐食
性が得られない、好ましくは5%以上とされる。よりよ
い性質を備える焼結体とするには、特には10〜29%
とされる。
充分な耐食性を示すためには、気孔率が小さい方がよく
、焼結体の密度が理論密度に対して85%以上、よ゛り
好ましくは95%以上であると、ホウ化物の耐食性と炭
化ケイ素の酸化によるS i02が内部を保護する作用
が充分に発揮される。
このような焼結体を得る方法としてはホットプレス、常
圧焼結、反応焼結などがある。ホットプレスによれば焼
結助剤を用いることなく、ないしはごく少量用いるだけ
で上記の性能を示す焼結体が得られる。常圧焼結による
場合には、ホウ素、炭素、アルミニウムなどの単体およ
び/または化合物を焼結助剤として添加することを要す
る場合が多い。
本発明に用いる炭化ケイ素質焼結体は、耐食性などの性
能を損なわない範囲でこれらの焼結助剤を含むことがで
きる0例えばホウ素またはその化合物(前述の第二成分
のホウ化物を除く)では炭化ケイ素に対してホウ素元素
に換算して0.05〜4重量%、炭素またはその化合物
では炭素元素に換算して0.1〜lO重量%、アルミニ
ウムまたはその化合物ではアルミニウム元素に換算して
0.5〜35重量%であることが好ましい、これらの焼
結助剤は単独でも、または二種以上を併用してもよい。
また焼結体中には原料や製造プロセスに起因する5i0
2、Feなどの不純物が少量台まれていてもよいが、高
温での機械的性質を損なわないためには、これらの不純
物が炭化ケイ素に対して2%以下、特には0.5%以下
であるとよい。
上記炭化ケイ素質焼結体は15℃での曲げ強度が30k
g/+sm2以上、1000℃での曲げ強度が15kg
/腸層2以上を有し、 1200℃での鉄による侵食量
が0.07+s■/da7以下の性能を有し、薄板の搬
送用ローラ、焼鈍炉用の治具なと、比較的軽い静荷重を
受ける部品として適している。
さらに4.0MN/m”以上の破壊靭性値を有する炭化
ケイ素質焼結体は厚板の搬送用ローラ、圧延用加熱炉の
スキッドボタン、スキッドレールなどの比較的重い静荷
重を受ける部品に適している。
炭化ケイ素質焼結体中の炭化ケイ素結晶の組織として、
柱状および/または板状の粒子が、全ての炭化ケイ素結
晶粒子の半量以上、好ましくは70%以上、特には90
%以上を占める場合は、破壊靭性値が高くなりやすい、
特に柱状および/または板状の粒子のアスペクト比が2
.0以上であると破壊靭性値が4.0MN/■15以上
になりやすい。このような組織の炭化ケイ素質焼結体を
得るためには、第三成分としてアルミニウム(Al)金
属および/または耐火性Al化合物を含有せしめるとよ
い。
第三成分であるAlおよび/または耐火性Al化合物は
焼結を促進させる助剤として働き、特に焼結体中の炭化
ケイ素結晶の組織をコントロールする働きをする。 A
l化合物には水酸化アルミニウム、アルミニウムイソプ
ロポキシドなどのように、熱分解により水分、有機物分
を放出して高温で安定なAl203(アルミナ)などに
変化するものも少なくない0本発明における耐火性Al
化合物とはAh03などのように高温で安定なAl化合
物をいう、耐火性Al化合物には他にAlN、Al4G
3.アルミニウムオキシナイトライド (例えばAh3
0++Ns)、Al82 などが挙げられるが、本発明
の第三成分としてはAlおよび/またはAl2O3特に
はAl2O3が、原料の入手や取扱いが容易で好ましい
第三成分は第一成分である炭化ケイ素に対してAlに換
算して0.5〜35重量%(以下、特記ない限リ、単に
タロと記す)とされる、35%をこえると高温強度や耐
熱衝撃性が低下する原因となり、好ましくは25%以下
とされる。0.5%より少ないと、焼結が困難になり、
好ましくは1.0%以上とされる。よりよい物性の焼結
体とするには、特には3.5〜15%とされる。なお、
FAlに換算して」とは、炭化ケイ素に対してAl2O
3が10%である場合にはAtに換算して5.3%とな
る如き意味である。
上記炭化ケイ素質焼結体は15℃での曲げ強度が30k
g/am2以上、1000℃での曲げ強度が15kg/
w腸2以上を有し、1200℃での鉄による侵食量が0
.07m票/day以下の性能を有し、さらに15℃で
の破壊靭性値が4.0MN/ml 5以上である。
本発明に用いる炭化ケイ素質焼結体の製法は、反応焼結
法、CVD法によってもよいが、安価で充分な強度、耐
食性のものを得るにはホットプレス法あるいは常圧焼結
法が望ましい、後二者の製造法において、原料は基本的
には三つの成分からなる。第一成分は炭化ケイ素である
。第二成分はTi、Zr、Hf、V、Nb、Ta、Cr
、No、Wのホウ素化合物から選ばれる一種以上である
。第三成分はAlおよび/またはAl化合物に代表され
る焼結助剤である。
原料としての炭化ケイ素はα型、β型のいずれか一方が
支配的であってもよいし、両者の混合物であってもよい
。原料炭化ケイ素は純度的には高い方が望ましく、特に
高温での機械的特性を低下させないためには金属に換算
してNa分、K分、Ca分の含量が0.2%以下、さら
には0.05%以下であることがよい。また前述の如く
、表面酸化に由来する5i02分なども少ないことが望
ましい。
第二成分としては、さきに焼結体における第二成分とし
て挙げた各種のホウ化物が同様の理由で採用できる。さ
らにTiBO3,CrBO3などのホウ酸塩、 Zr(
BHa)4.Hs [8(W30+o)4] +150
20などのホウ素化合物も単独で、あるいは前述のホウ
化物などと併せて採用できる。
かかる第二成分は第一成分である炭化ケイ素に対して2
〜120%とされる。前述した焼結体中の成分比に比べ
て数値が若干異なるが、これはホウ化物以外のホウ素化
合物が採用できるからであり、また焼結過程において第
二成分自身または第二成分の構成元素の一部が揮散する
場合もあるからである。好ましくは49%、特には23
%以下とされ、好ましくは5%、特には105以上とさ
れる。
限定理由は焼結体に関して述べた理由と同様である。
第三成分として焼結助剤を加える場合は、上述の第二成
分としてのホウ素化合物以外のホウ素化合物(例えばA
l82.84G)またはホウ素単体をホウ素元素に換算
して炭化ケイ素に対して5%以下、密度を向上させるた
めには好ましくは0.05〜4%、強度を高くするため
にはさらに好ましくは0.2〜265%添加できる。ま
た炭素単体または炭素化合物(例えばフェノール樹脂)
を炭素元素に換算して30%以下、ホウ素化合物の場合
と同じ理由から好ましくは0.01〜10%、さらに好
ましくは0.2〜5%添加できる。
Al系の焼結助剤としては、Al1Al2031Al(
OH)31AlM 、(i−C3H10hAl(アルミ
ニウムイソプロポキシド)、AlaG3 、AlCIQ
)II308N2 (エチレンジアミンテトラ酢酸アル
ミニウム)などが考えられ、なかでもAl、Ah(h 
、Al(0)1)3 、AlMは焼結性のよい活性な微
粉が得やすいので好ましい。一般的にはこれらの一種が
採用されるが、二種以上を併用してもよい。
かかるアルミニウム系の焼結助剤は第一成分である炭化
ケイ素に対してAlに換算して0.25〜40%添加で
きる。前述した焼結体中の成分比と比べて数値が若干異
なるが、これは焼結過程においてAl分が一般に揮散し
やすく、あわせて、雰囲気から供給することも可能だか
らである。好ましくは25%、特には15%以下とされ
、好ましくは2.0%、特には3.5%以上とされる。
限定理由は焼結体に関して述べた理由と同様である。
本発明に用いる炭化ケイ素質焼結体の原料については、
焼結体に積極的に残存せしめる成分としてはこれらの三
種のみからなるのが好ましいが、本発明の目的・効果を
損なわない範囲で少量の他の成分を含有していてもよい
このような原料を所定量秤取し、乾式または湿式で粉砕
・混合し、好ましくは第一成分の原料の平均粒径を0.
8μm、特には0.4μm以下とし、第二成分および焼
結助剤の原料の平均粒径を10μm、特には1μm以下
とし、必要に応じてさらに成形用バインダなどを添加・
混合し、鋳込成形、プレス成形、射出成形、押出成形な
どの適宜な成形法によって成形体とされる。
得られた成形体は必要に応じて成形用バインダなどを除
去され、ついで真空中または10気圧以下の非酸化性雰
囲気中で1800〜2300℃に加熱して焼結する。
あるいは黒鉛などの型に原料粉末または成形体を入れて
、真空または500kg/cm2以下の圧力で非酸化性
ガスを流しながら、100〜500kg/cm2の圧力
で1800〜2200℃に加熱してホットプレス焼結す
る。
本発明の炭化ケイ素質焼結体の製法においては、好まし
くは、こうして得られた焼結体をさらに20気圧以上の
非酸化性雰囲気中で1800〜2300℃にて加熱処理
される。このような加熱処理により、例えば前段の焼結
では約90%(理論密度に対する比、以下同じ)の密度
であっても95%以上の密度にち密化でき、強度や耐食
性の向上をもたらす。
好ましい用途としては連鋳用ローラ、搬送用ローラ、鉄
鋼加熱炉用スキッドボタン(またはスキッドレール)、
鉄鋼熱処理炉用スキッドボタン(またはスキッドレール
)、高炉・転炉・平炉・電気炉用部材、溶銑(または鋼
)接触部材、8電対保護管、かくはんプロペラ、フィル
タなどが挙げられる。
「実施例」 さらに実施例により本発明を説明する。
実施例1 純度98%以上、平均粒径0.3μ腸の淡緑色β型Si
C粉末と、純度97%以上、平均粒径0.5μ】のT 
iB2粉末と、純度98%以上、平均粒径0.5μmの
α型Al2O3粉末とを第1表の1)に示した割合(A
l203はAlに換算した重量)で秤取混合し、有機バ
インダを加えて造粒した後、2000kg/am2の圧
力で円錐台形にラバープレス成形した。
この成形体を1気圧のArガス雰囲気中、1950℃で
2時間焼成して焼結体を得た。得られた焼結体から作成
した試料の密度(理論密度に対する相対比で示す、以下
同じ)、曲げ強度、破壊靭性値に+c(シェブロンノツ
チ法)、耐熱衝撃温度(急冷法)を同じく第1表の1)
に示す。
この焼結体を第1図におけるスキッドボタンlOとして
組込み、上面に鋼材を載置して雰囲気温度1200℃で
24時間放置した。冷却後、鋼材をとりはずし、スキッ
ドボタンlOを観察したところ、表面に変色が見られた
ものの、寸法変化はなく、よい耐食性を示していた。な
お第1図において11は水冷管、12は受は金具、13
は押さえ金具、14は溶接部、15は断熱レンガ、1B
はセラミックペーパーである。
実施例2〜9 実施例1と同じSiC粉末と、純度97%以上、平均粒
径0.5 μmc7)ZrB2. CrB2またはWB
2粉末と、純度98%以上、平均粒径0.8μ腸の金属
Al粒粉末を、第1表の2)〜9)に示した割合で秤取
混合し、実施例1と同様にして焼結体を得た。得られた
焼結体から作成した試料の物性を同じく第1表の2)〜
9)に示す。
これらの焼結体を第1図におけるスキッドボタン10と
して組込み、1200℃の雰囲気温度のもとで毎分10
回のサイクルで上面に鋼材を接触させた。
1万回の接触試験ののち冷却してスキッドボタンlOの
表面を調べたところ、スケールの付着はほとんどなく、
スキッドボタンlOの割れやクリープ変形もなく、よい
耐食性を示した。
実施例10〜12 純度98%、平均粒径0.2μmの淡灰色β型SiC粉
末と、純度97%以上、平均粒径0.5μmのVB粉末
と、純度98%以上、平均粒径0.4μ腸のAl82粉
末とを第2表の10)〜12)に示した割合(AlB2
はAlに換算した重量)で秤取混合し、実施例1と同様
にして第2図に示すロールスリーブ17の形状にラバー
プレス成形した。
この成形体を真空下、1950℃で5時間焼成し、さら
にArガス雰囲気中、1500kg/cm2.1900
℃で0.5時間、熱間静水圧処理をして焼結体を得た。
得られた焼結体から作成した試料の物性を同じく第2表
の10)〜12)に示す。
この焼結体をロールスリーブ17として用い、窒素雰囲
気中、1200°Cで丸鋼と24時間接触させた。
冷却後、ロールスリーブ17の表面の浸食量を測定した
ところ、いずれも0.04■厘未満であった。なお18
はメタルシャフトである。
実施例13〜1日 実施例10と同じSiC粉末、AlB2粉末と、純度9
7%以上、平均粒径0.8μ腸のNbBまたはTaB粉
末とを、第2表の13)〜18)に示した割合(AlB
2はAlに換算した重量)で秤取混合し、実施例10と
同様にして中空円筒状の焼結体を得た。得られた焼結体
から作成した試ネ1の物性を同じく第2表の13)〜1
8)に示す。
この焼結体をスリーブとして搬送ロールに組込み、スリ
ーブ外周面に鋼板が接触するようにし、1170℃で2
1厚の鋼板を搬送した。 3000m搬送後のスリーブ
外周面の摩耗量は0.1層層以下であった。またスケー
ルのビルドアップもほとんどなかった。
実施例19 実施例1と同じSiC粉末と、純度37%以上、平均粒
径0.8μ厘のHfB2粉末と、純度97%の非晶質B
粉末と、フェノール樹脂とを、第3表の19)に示した
割合で秤取混合し、100 X 300 X 20mm
の角板に成形した。この成形体を真空中、2100℃で
2時間焼成して焼結体を得た。得られた焼結体から作成
した試料の物性を同じく第3表の19)に示す。
この焼結体をピン形状に加工し、相手材を5LlS30
4としてビンオンディスク法で摩耗特性を調べたところ
、比摩耗量は25℃において2×10−811腸/kg
、600℃において7 X 10−8mm/kgとなり
、優れた摺動特性を示した。
実施例20〜24 実施例10と同じSiC粉末と、純度97%以上、平均
粒径0.4μ層のCrBまたはMoB2粉末と、純度9
7%以上、平均粒径0.7μ層のBaC粉末と、カーボ
ンブラックとを、第3表の20)〜24)に示した割合
で秤取混合し、実施例19と同様にして角板状の焼結体
を得た。得られた焼結体から作成した試料の物性を同じ
く第3表の20)〜24)に示す。
これらの焼結体を所定形状のタイルに加工し、ロータリ
ーハース炉の炉床表面に組込んだ、90日の使用により
クラックの発生は認められたものの、摩耗による減寸や
スケールの付着は軽微であった。
実施例25 純度98%、平均粒径0.3μ諺の淡褐色α型SiC粉
末と、純度98%、平均粒径0.5μmのT jB2粉
末と、純度97%、平均粒径0.9μmのAlM粉末と
を、第4表の25)に示した割合で秤取混合し、内径1
00mmの黒鉛製ダイスを用いて0.2気圧の窒素雰囲
気中、300kg/c+*2の圧力で2QQQ℃で0.
5時間ホットプレスを行い、厚さ25m層の焼結体を得
た。得られた焼結体から作成した試料の物性を同じく第
4表の25)に示す。
得られた焼結体からプーリー19を作成し、第3図に示
すように水冷シャフト20で保持し、5KSO製の鋼材
ディスクとの回転試験を800℃で行なった。3000
m周回させた後のプーリー19の摩耗量は1m層以下で
あった。
実施例26〜28、比較例29および比較例30実施例
1と同じSiC粉末と、純度97%、平均粒径0,6μ
厘のZrB2粉末と、純度97%の非晶質B粉末と、平
均粒径0.8μ曽の金属Al粉末とを、第4表の28)
〜30)に示した割合で秤取混合し、真空中、2050
℃とした他は実施例25と同様にしてホットプレスして
焼結体を得た。得られた焼結体から作成した試料の物性
を同じく第4表の26)〜30)に示す。
得られた焼結体からプーリー19を作成し、第3図に示
すように水冷シャフト20で保持し、径8■(7) S
’JP4製の線材を950℃で搬送シタ、3000℃1
wi送後のプーリー19の摩耗量を同じく第4表の28
)〜30)に示す。なお比較例29.30の場合にはス
ケールの付着が原因と思われる線材接触部の迷走がみら
れた。
「発明の効果」 以上、詳しく述べたように、本発明によれば、鉄鋼に造
プロセスにおいて、従来耐熱鋼を水冷しながら用いてき
た部材を耐熱性・高温強度φ高温耐摩耗性の優れる炭化
ケイ素質焼結体に替えようとする際に問題とされていた
高温の鉄鋼材との反応性を、特定のホウ化物との複合体
とすることによって解決し、損耗が少なく、熱損失が低
減でき、製品不良を大きく減少できる盾部材が提供され
る。とりわけ、 Al化合物を焼結助剤とし、いわゆる
常圧焼結法で作成した焼結体を用いた部材においては、
製造が容易であるとともに、破壊靭性が高いので、高応
力・高衝撃が加わる場所においても上述の効果が期待で
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例のスキッドボタンの組込み構造
を示す断面図である。第2図は本発明の実施例のロール
を示す斜視図である。第3図は本発明の実施例のプーリ
ーを示す断面図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、炭化ケイ素を主成分とし、Ti、Zr、Hf、V、
    Nb、Ta、Cr、MoおよびWのホウ化物から選ばれ
    る一種または二種以上を炭化ケイ素に対して2〜99重
    量%含有する炭化ケイ素質焼結体からなる高温鉄鋼接触
    部材。 2、前記炭化ケイ素質焼結体は、炭化ケイ素に対してA
    lに換算して 0.5〜35重量%のAl金属および/
    または耐火性Al化合物を含有する特許請求の範囲第1
    項記載の高温鉄鋼接触部材。
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