JPS6340563A - 血液浄化器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、血液浄化器に関するものである。

さらに詳しくは、患者の血液から血漿を分離し、その中
の特定又は一部の成分を吸着にＪ：り除去りることを目
的どする複合化された改良型血液浄化器に関するもので
ある。

〈従来技術〉 最近高コレステロール血症１重症筋無力症、多発性骨髄
膜などの治療に血漿交換が用いられるようになって来て
いる。この血漿交換療法の主な４）のとしては、患者の
血液を血球成分ど血ｇｌ成分とに分離し、後者を叶常人
の血漿と交換して、前者とともに患者の体内に戻すもの
がある。これにより、患者の血液中に存在覆る有害成分
を除去し、不足している有用成分を補給４ることができ
る。

その血液を血球成分と血漿成分とに分−１７１’　；６
１ｉ　？Ａとして、遠心分離が用いられてきたが、膜技
術の発展にともない、半透性中空糸膜を用いて分ｌ１ｉ
ｆｔりる方法も普及し始めている。

しかし、上記のような血漿交換は、叶常人の血漿を大量
に必要とし、供給源の不足、肝炎やエイズなどの感染の
おそれ、費用などの点から、しばしば問題にされてきた
。そして、これに変る方法どしでは、患者の血液から第
一段で分離された血漿成分をその」：ま廃棄しないで、
その中の一部の成分だけを第二「Ωの何らかの方法で分
離して廃棄ｌノ、これ以外の有効な成分を第一段で分離
された血球成分とともに、患者の体内に戻す方法が施行
され始めた。

この第一二段の血漿成分を分１ｉ１１１づ−る方法とし
ては、＋ｎ＋　ｉｔ髪から血漿を分離する第一段の中空
糸膜」：りも透過孔のずっと小ざい中空糸膜を使用する
か、まＩこ（Ｌ血漿中の特定又は一部の成分だけを吸着
しろる吸着剤を使用りる方法がどられでいる。中空糸膜
により血漿成分中の高分子量成分をアルブミン（ｊどの
イｊ用成分から分−１して廃棄し、残りの成分を第一段
で分離した血球成分とともに患者の体内に戻Ｊ０また、
吸着剤としては、例えば血漿中の一１ン１〜ロール、ビ
リルビンなどを吸着しうる吸着剤が用いられ−Ｃいる。

上記のような二段処理をするにあたっては、ふつう第一
段の血漿分離器で血球成分ど血漿成分どを分離し、第二
段の血漿成分分Ｍ器には吸着器で血漿中の特定又は一部
の成分を分８１Ｉｌ除去しＣ１残りの成分血球成分とと
ｂに患者の体内に戻寸方払がとられている。即ち、処理
器どしては、第一段と第二段の二つの処理器及び面８（
Ｉ＋の流入と分離。

流出を二段にわたって］ンｌ−Ｖｌ−ルするための装量
が必要となり、操作が面倒である十に、費用がかかるな
どの問題が存在する。

〈発明の目的及び構成〉 本発明者らは、このような問題点を改良することを目的
として鋭意研究した結束、本発明に到達したものである
。即ち本発明は、有機高分子重合体からなる血漿分離膜
と、選択性血漿成分吸着剤を収納した容器に血液導入部
及び血液導出部を具備せしめた血液浄化器であって、該
血液分ｌＩ！Ｉｌ膜の一方の面側の領域が血液導入部及
び血液導出部に連通しており、該血漿分１ｌｌＩｌ膜の
他方の面側の領域の少なくとも一部に該選択性血漿成分
吸着剤が収納されており、該吸着剤の収納領域に連通（
）た血漿導出口が具備されていることを特徴どする血液
浄化器を提供するものである。

以下本弁明について図面を用いながらさらに詳細（３二
説明する。即ら本発明の血液浄化器は、１つの容器内に
血漿分離膜と選択性血漿成分吸着剤の両方を収納せしめ
たものであり、特にその膜で仕切られｌこ一方の領域が
血液の流通路であり、他方の領域に吸着剤が収納された
構造を有することを特徴としている。

かかる血ｇ１分離膜としては、血液中の血漿を透過せざ
ることにより血液を血球の濃縮された混合物と血漿に分
離する機能を有するものである。

その膜の形状としては、図面において１として示づ如く
中空糸状のものを集束して容器３に収納しで用いると膜
面積を大きくしやすく又浄化器全体を＝ｌンパク１〜に
できるので実用上堰も好ましい。

また他の膜形状及び収納形式としては、平膜状のものを
積層したもの、平膜状の膜をスパイラル状に巻いたもの
や、チューブ状の膜を多数本収納したタイプのものがあ
げられる。本発明で使用される血漿分離用の中空糸膜は
、いかなる組成のものであってもよい。即ち、例えばセ
ル【］−スアセデ−１〜．ポリアクリロニ１〜リル、ポ
リビニルアル］−ルなどの血漿分離膜を使用することが
できる。

本発明の血液浄化器は、かかる血漿分踊膜の一方の面側
例えば図面に示した中空糸膜の中空部側は血液導入口４
及び血液導出口５に連通しており、他方の面側即ら図面
の中空県東間隙部には選択性血漿成分吸着剤が収納され
ている。かかる選択↑１血漿成分吸着剤としては、血漿
交換療法用の場合には膜１を透過した血漿からコレステ
ロール、ビリルビン等の有害な又は除去すべき成分を選
択的に吸着する機能を有するものが好ましい。即ちニル
ステロール吸着剤を収納することにより高コレステロー
ル血症の治療に、またビリルヒン吸着剤を用いた場合に
は肝炎の治療に役ｖＬでることができる。

この吸着剤の形態としては、いかなるものであってもよ
いが、具体例としてはビーズ状や破砕状などの粒状吸着
剤、線状吸着剤、シート状吸着剤やプレート状吸着剤、
粉末状吸着剤等があげられる。図面においては粒状吸着
剤２を中空糸東間隙部に充填したものが例示されている
が、粒状吸着剤の代わりに線状に成形された吸着剤を収
納してもよい。またシー１〜状吸着剤を平膜状の選択１
ｚ１透過股の間々はざんだ状態にスパイラル化したもの
であってもよい。尚このシート状吸着剤には、線状吸着
剤を織布又は不織布状にしたものであってｂよい。Ｊ：
だこれらを担体等に保持させたものや、他の支持体等で
支持されたものであってもよい。

吸着剤の表面に血液を直接潅流し、一部の成分を吸着さ
せるいわゆる直接血液潅流法が、薬物中毒、肝性昏睡、
急性腎不全などの治療に用いられている。このような場
合、血液の凝固を防止するために、吸着剤の表面を生体
親和性ポリマー、例えばレル［］−］ス、Ｐ−１−ＩＥ
Ｍなとで被覆することが多い。しかし、本発明によれば
、血小板ｌま吸着剤と直接接触しないので、必ずしも被
覆する必要はない。勿論被覆してもざしつかえなく、例
えば補体の活性化を抑制する目的で吸着剤の表面を、い
わゆる生体適合性ポリマーで被覆することも、本発明の
中に含まれることはいうまでもない。

尚図面に示す如く、本発明の血液浄化器において、吸着
剤が粒状、粉末状の場合にはその移動流出を防止するた
めに吸着剤により浄化された血漿の流出口６と吸着剤充
填領域の間にフィルター８を具備させるのがクイましく
、また中空糸Ｒ１１Ｌ？′１′１化器には、中空両端部
が接着剤で成形された膜支持体７で固定されたものがよ
い。

本発明の血液浄化器は、以−１−に述べた如く、例えば
中空糸型の場合に、患者の血液は、血漿分離用の中空糸
膜の内部を通り、主として血球成分を残し、血漿成分だ
けが中空糸膜を透過して中空糸膜の外部即ち中空糸股間
に流出する。そして、中空糸股間に配置された血漿成分
吸着剤と接触し、特定又は一部の成分がこれに吸着され
る。残りの成分を中空糸膜内部の流路から回収される血
球成分と混合して患者の体内に戻りようにづることによ
って治療に適用されるものである。

本発明の血液浄化器の製法どしては、常法により中空糸
膜を筐体内に充填し、その間に吸着剤を配置する。また
、吸着剤を層状に成型、その表面に中空糸膜を平行に並
べ、すしまぎ状にまきあげて筐体に装着することもの可
能である。

〈発明の効宋〉 本発明の複合化された血液浄化器にＪ：れば、従来では
２段のステップに分けて２秤の処理器と各々の流出及び
圧力コントロールを必要にし−Ｃいた治療法を極めて簡
単な装置及び操作方法で行なうことができる。

【図面の簡単な説明】

図面に示したものは、本発明の血液浄化器として好まし
い実施態様を模式的に例示したものであり、１が中空糸
状血漿分１ｓｌｌ膜であり、２が選釈竹面１１成分吸着
剤である。 Δ

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）有機高分子重合体からなる血漿分離膜と、選択性
   血漿成分吸着剤を収納した容器に血液導入部及び血液導
   出部を具備せしめた血液浄化器であって、該血漿分離膜
   の一方の面側の領域が血液導入部及び血液導出部に連通
   しており、該血漿分離膜の他方の面側の領域の少なくと
   も一部に該選択性血漿成分吸着剤が収納されており、該
   吸着剤の収納領域に連通した血漿流出口が具備されてい
   ることを特徴とする血液浄化器。
2. （２）該血漿分離膜が中空糸状膜である特許請求の範囲
   第１項記載の血液浄化器。