JPS6340311Y2 - - Google Patents

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JPS6340311Y2
JPS6340311Y2 JP1983093198U JP9319883U JPS6340311Y2 JP S6340311 Y2 JPS6340311 Y2 JP S6340311Y2 JP 1983093198 U JP1983093198 U JP 1983093198U JP 9319883 U JP9319883 U JP 9319883U JP S6340311 Y2 JPS6340311 Y2 JP S6340311Y2
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JP
Japan
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slag
nozzle
steel material
cut surface
fusing
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JP1983093198U
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JPS601574U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は切断後の鋼材の切断位置に付着する
スラグ(バリ)を除去する装置に関するものであ
る。
従来、連続鋳造された鋼材は、適当な大きさに
切断され、これが圧延ロールで圧延加工され、製
品化されるようになつている。この工程におい
て、切断鋼材(以下、単に鋼材と称す)を得る時
にその切断面下端部にスラグが生成、付着する
が、このスラグの除去を充分に行なうことなく鋼
材を圧延すると、上記スラグが原因となり、製品
に疵が発生したり、圧延ロールを傷める結果にな
つてしまう。
そこで、従来、上記のようなスラグを除去する
装置として、第1図に示すような構造のものが知
られている。図中符号1は装置本体を示すもの
で、この装置本体1は図示しない架設軌道に垂下
されて水平方向に移動可能に構成されている。
上記装置本体1の前面には取付板2を介してマ
ニホールド3が固定され、このマニホールド3に
は燃料ガス供給管4および助燃ガス供給管5が連
結されている。
上記マニホールド3の下にはヘツド6が取りつ
けられ、このヘツド6前面には、上記燃料ガス
と、酸素とからなる火炎を斜め前方に噴出する溶
削火口7が取りつけられ、これらヘツド6および
溶削火口7の下部にはシユー8が取りつけられて
いる。
上記シユー8は、このスラグ除去装置の下方の
架台やコンベア上に鋼材9をそのスラグ付着面9
aを水平にして載置した時に、上記スラグ付着面
9aに近接または当接する部分であり、このシユ
ー8によつてスラグ除去装置の溶削時の上下位置
を調節するようになつている。
そして、スラグ10の溶削除去に際しては、上
記溶削火口7をその噴出方向をスラグ10に向け
て、鋼材9の切断面9bに沿つて水平に移動させ
る。この操作によつてスラグ10が噴射火炎によ
り溶削除去される。
ところで上記従来のスラグ除去装置には下記の
ような欠点が指摘されており、その解決が望まれ
ている。
すなわち、上記スラグ除去装置によるスラグ除
去においては、スラグ10の溶削除去後に鋼材9
のスラグ付着面9a、切断面9b、そしてこれら
スラグ付着面9aおよび切断面9bに交差してい
る端面9cにそれぞれ薄肉ながら2次スラグa,
b,cが生成、付着してしまう。
したがつて、このまま鋼材9を圧延すると、切
断時に生じるスラグ10程ではないが、製品に疵
が発生したり、圧延ロールを傷めることになる。
この考案は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、2次スラグを生じさせることなく、しかも確
実に鋼材の切断部に付着しているスラグを除去す
ることを目的とするものである。
以下、この考案を図面を参照して説明する。第
2図はこの考案の一実施例を示すもので、図中、
第1図と共通する部分には同一符号を付して説明
を簡略化する。図中符号11はスラグ付着面掃射
ノズルを示すもので、このスラグ付着面掃射ノズ
ル11は、鉤状に形成された連結管12の先端に
取り付けられ、この連結管12によつて前記マニ
ホールド3に取りつけられている。上記ノズル1
1の噴出口は偏平に形成されており、その噴射方
向はスラグ付着面9a上を切断面9bに直交する
方向に向かうように構成されている。このノズル
11には、前記マニホールド3に連結されている
流体供給管13およびマニホールド3−連結管1
2を介して圧縮空気や加圧水などの高圧流体が供
給され、この高圧流体がノズル11からスラグ1
0の溶削部位P近傍に噴射されることになる。
また、上記マニホールド3の前面の上記連結管
12と逆側端部には、内部にガス流路が穿設され
ている連結柱体14が垂下するようにして取りつ
けられている。この連結柱体14の先端には、多
数の噴出口15a…を有する切断面掃射ノズル1
5が一体に形成されている。このノズル15の各
噴出口15aの切断面9bに対する噴射角度θ
は、約15゜に設定されている。このノズル15に
は、上記マニホールド3に連結されているガス供
給管16およびマニホールド3−連結柱体14を
介して圧縮空気もしくは酸素が供給されるように
なつており、この圧縮空気または酸素は、上記ノ
ズル15から上記スラグ10の溶削部位P近傍の
切断面9bの上部に吹きつけられるようになつて
いる。上記ノズル15のガス噴射角度θをほぼ
15゜に設定したのは、種々実験検討したところ、
スラグ10の溶削除去に伴なつて切断面9b上部
に流下してくる鋼材溶融物を最も効率的に鋼材9
外へ吹き飛ばすことができることが確められたか
らである。
しかして、この考案に係るスラグ除去装置によ
れば、スラグ付着面掃射ノズル11がスラグ付着
面9a上に位置しているから、該スラグ付着面掃
射ノズル11から噴射した高圧流体のほとんど総
てを溶削火炎で溶削された鋼材溶削物の掃射に使
うことができる。また、切断面9bに対して15゜
で当たつた圧縮空気または加圧酸素の一部が切断
面9bに沿つて上方に流れるので、高圧流体によ
つて掃射されて切断面9bに流れ落ちようとする
直前の鋼材溶削物を上方に向けて吹き飛ばすこと
ができます。したがつて、鋼材溶削物が切断面9
bに流れ落ちることがなく、切断面9bに上記鋼
材溶削物が固化してなる薄肉の2次スラグを生じ
させることがない。また、このように鋼材溶融物
は、生じるそばから吹き飛ばされるので、端面9
cに鋼材溶融物が流れてゆくことがなく、この端
面9cにも2次スラグが生じることがない。な
お、上記構成において、ノズル11から噴射する
流体を圧縮空気または加圧水とし、酸素としなか
つたのは、酸素にすると、溶削火口7による溶削
深さをさらに深くしてしまい、鋼材9を溶削し過
る恐れがあるからである。
なお、上記実施例ではスラグ付着面を上方に位
置させて、スラグを溶削除去する場合について説
明したが、スラグ付着面を下方に位置させて、ス
ラグを溶削除去することも可能であり、この場合
は上記実施例の装置の天地を逆にした装置を構成
すればよい。
以上説明したように、この考案に係るスラグ除
去装置は、溶削火口の前方に、この溶削火口によ
つてスラグが溶削されている部位近傍のスラグ付
着面上に圧縮空気や加圧水などの高圧流体を噴射
するスラグ付着面掃射ノズルを設けるとともに、
上記スラグ溶削部位近傍の鋼材の切断面上に圧縮
空気または酸素を噴射する切断面掃射ノズルを設
けたものなので、スラグ付着面掃射ノズルから噴
射した高圧流体のほとんど総てを溶削火炎で溶削
された鋼材溶削物の掃射に使うことができる。ま
た、高圧流体によつて掃射されて切断面に流れ落
ちようとする直前の鋼材溶削物を上方に向けて吹
き飛ばすことができ、鋼材溶削物が切断面および
端面に流れ落ちることを防止して、これら切断面
および端面に上記鋼材溶削物が固化してなる薄肉
の2次スラグを生じさせることがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のスラグ除去装置の一例を示す斜
視図、第2図はこの考案の一実施例を示す斜視図
である。 7……溶削火口、9……鋼材、9a……スラグ
付着面、9b……切断面、10……スラグ、11
……スラグ付着面掃射ノズル、15……切断面掃
射ノズル、P……スラグの溶削除去部位、θ……
切断面に対する切断面掃射ノズルの噴射角度。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. そのスラグ付着面がほぼ水平となるように載置
    された鋼材のスラグ近くに、その溶削火口を位置
    させ、この溶削火口から溶削火炎を噴射しなが
    ら、この溶削火口を上記鋼材の切断面に沿つて移
    動させ、上記スラグを溶削除去するスラグ除去装
    置において、上記溶削火口によつて上記スラグが
    溶削除去されている部位近傍の上記スラグ付着面
    上に上記切断面に向けて高圧流体を噴射するスラ
    グ付着面掃射ノズルと、上記スラグの溶削除去部
    位近傍の上記切断面に対してほぼ15゜の角度で吹
    き当るように圧縮空気または加圧酸素を噴射する
    切断面掃射ノズルとを上記溶削火口に一体的に取
    りつけたことを特徴とするスラグ除去装置。
JP9319883U 1983-06-17 1983-06-17 スラグ除去装置 Granted JPS601574U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9319883U JPS601574U (ja) 1983-06-17 1983-06-17 スラグ除去装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9319883U JPS601574U (ja) 1983-06-17 1983-06-17 スラグ除去装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS601574U JPS601574U (ja) 1985-01-08
JPS6340311Y2 true JPS6340311Y2 (ja) 1988-10-21

Family

ID=30223882

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JP9319883U Granted JPS601574U (ja) 1983-06-17 1983-06-17 スラグ除去装置

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JPS601574U (ja) 1985-01-08

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