JPS5846389B2 - 塗装鋼板のガス切断法およびその装置 - Google Patents
塗装鋼板のガス切断法およびその装置Info
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- JPS5846389B2 JPS5846389B2 JP55084249A JP8424980A JPS5846389B2 JP S5846389 B2 JPS5846389 B2 JP S5846389B2 JP 55084249 A JP55084249 A JP 55084249A JP 8424980 A JP8424980 A JP 8424980A JP S5846389 B2 JPS5846389 B2 JP S5846389B2
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は塗装鋼板のガス切断の際に鋼板の切断上縁に発
生する上ノロの付着を防止するガス切断方法およびそれ
に用いるガス切断装置に関するものである。
生する上ノロの付着を防止するガス切断方法およびそれ
に用いるガス切断装置に関するものである。
従来から、塗装された鋼板、たとえばジンクリッチプラ
イマーペイントなどの塗装材をショットプライムした鋼
板を切断する場合には、切断火口付近の塗装等が溶融飛
散して切断火口に付着し、火口の損傷や目づ1りによる
逆火事故等を起すので、鋼板上面に対するガス切断火口
の高さを通常の鋼板切断時の1(h++m前後に対して
20〜30tranに保持して行っていた。
イマーペイントなどの塗装材をショットプライムした鋼
板を切断する場合には、切断火口付近の塗装等が溶融飛
散して切断火口に付着し、火口の損傷や目づ1りによる
逆火事故等を起すので、鋼板上面に対するガス切断火口
の高さを通常の鋼板切断時の1(h++m前後に対して
20〜30tranに保持して行っていた。
この結果鋼板表面の塗装膜や黒皮等の酸化被膜が切断火
口の予熱炎と切断反応熱により溶融し溶滴となって切断
火口進行方向の斜め前方方向に発生し、鋼板の切断上縁
に上ノロとして付着するために切断後別工程にようグラ
インダーを用いて上ノロの除去を行う必要があった。
口の予熱炎と切断反応熱により溶融し溶滴となって切断
火口進行方向の斜め前方方向に発生し、鋼板の切断上縁
に上ノロとして付着するために切断後別工程にようグラ
インダーを用いて上ノロの除去を行う必要があった。
この種の上ノロ付着防止の解決策として、予め切断線に
沿って別のバーナーにより塗装膜を燃焼除去した後ガス
切断火口を用いて切断したり特許公報昭45−2158
7号の如く切断トーチ前方にTIG)−チを連結せしめ
、該トーチのアーク熱によって塗装材を燃焼除去し後続
する切断トーチで塗装鋼板を切断する技術が開発された
が、前者は切断前の予備作業に手間を要して非能率的で
あり後者はガス切断とは異質のアーク溶接装置を要する
ため装置が大形・複雑化する上に高価と女り実用に供し
難い欠点を有していた。
沿って別のバーナーにより塗装膜を燃焼除去した後ガス
切断火口を用いて切断したり特許公報昭45−2158
7号の如く切断トーチ前方にTIG)−チを連結せしめ
、該トーチのアーク熱によって塗装材を燃焼除去し後続
する切断トーチで塗装鋼板を切断する技術が開発された
が、前者は切断前の予備作業に手間を要して非能率的で
あり後者はガス切断とは異質のアーク溶接装置を要する
ため装置が大形・複雑化する上に高価と女り実用に供し
難い欠点を有していた。
本発明は従来のこれらの欠点を改善するために塗装鋼板
のガス切断にかける切断上縁への上ノロの付着を防止す
るための最適条件につき種々実験研究の結果完成したも
のである。
のガス切断にかける切断上縁への上ノロの付着を防止す
るための最適条件につき種々実験研究の結果完成したも
のである。
すなわち、本発明の一つは、塗装鋼板のガス切断法とし
て、塗装した鋼板を切断酸素と、酸素70%、残部がプ
ロパンまたはアセチレンの予熱ガスを用いてガス切断す
るに際し、ガス切断火口の切断進行方向前方に一定間隔
を保って設けた予熱火口より入路上記ガス切断火口によ
る鋼板の切断個所に向けて50〜100 ?7Z/se
cの高流速の予熱ガスをふきつけて、該鋼板上に発生し
たノロを該予熱ガスの高圧力で吹き飛ばして除去するよ
うにしたことを特徴とするものであり、この方法によっ
て、塗装鋼板のガス切断が、燃焼した鋼板表面の塗装膜
や黒皮等の酸化被膜によるノロが鋼板上に付着したり、
あるいは切断火口の目づまりを起したジすることなく、
あたかも無塗装鋼板の如く容易かつ高能率で実施するこ
とができるものであり、特に従来ガス切断が困難であっ
たジンクリツチブシイマ女とを塗装した鋼板類の切断に
卓越した効果を発揮するものである。
て、塗装した鋼板を切断酸素と、酸素70%、残部がプ
ロパンまたはアセチレンの予熱ガスを用いてガス切断す
るに際し、ガス切断火口の切断進行方向前方に一定間隔
を保って設けた予熱火口より入路上記ガス切断火口によ
る鋼板の切断個所に向けて50〜100 ?7Z/se
cの高流速の予熱ガスをふきつけて、該鋼板上に発生し
たノロを該予熱ガスの高圧力で吹き飛ばして除去するよ
うにしたことを特徴とするものであり、この方法によっ
て、塗装鋼板のガス切断が、燃焼した鋼板表面の塗装膜
や黒皮等の酸化被膜によるノロが鋼板上に付着したり、
あるいは切断火口の目づまりを起したジすることなく、
あたかも無塗装鋼板の如く容易かつ高能率で実施するこ
とができるものであり、特に従来ガス切断が困難であっ
たジンクリツチブシイマ女とを塗装した鋼板類の切断に
卓越した効果を発揮するものである。
また、本発明の他の一つは、上記塗装鋼板のガス切断法
に用いる装置として供給される切断酸素と予熱ガスを噴
射して塗装した鋼板を切断するガス切断火口と、該火口
の切断進行方向前方で該火口と一体的に設けられると共
に該火口に供給される予熱ガスの一部が供給される一方
、該火口による鋼板の切断個所に向けて50〜100?
?Z/i戎の高流速の予熱ガスをふきつけて、該鋼板上
に発生したノロを該予熱ガスの高圧力で吹き飛ばして除
去する予熱火口とを備えてなる塗装鋼板のガス切断装置
を新規に創作して、簡単な構造よりなり、かつ酸素の供
給口の接続は従来と同様に出来て、主なるガス切断火口
を操作することにより、能率よく切断作業を行うことが
できるものであり、したがって従来技術に比して作業工
数、設備装置費用の削減により大巾なコストダウンを計
り、大量生産工程に有効に供することができるものであ
る。
に用いる装置として供給される切断酸素と予熱ガスを噴
射して塗装した鋼板を切断するガス切断火口と、該火口
の切断進行方向前方で該火口と一体的に設けられると共
に該火口に供給される予熱ガスの一部が供給される一方
、該火口による鋼板の切断個所に向けて50〜100?
?Z/i戎の高流速の予熱ガスをふきつけて、該鋼板上
に発生したノロを該予熱ガスの高圧力で吹き飛ばして除
去する予熱火口とを備えてなる塗装鋼板のガス切断装置
を新規に創作して、簡単な構造よりなり、かつ酸素の供
給口の接続は従来と同様に出来て、主なるガス切断火口
を操作することにより、能率よく切断作業を行うことが
できるものであり、したがって従来技術に比して作業工
数、設備装置費用の削減により大巾なコストダウンを計
り、大量生産工程に有効に供することができるものであ
る。
な釦、ガス切断装置として、ガス切断火口の切断進行方
向前方に所定間隔を保って予熱火口を並設し、かつガス
切断火口お・よび予熱火口の各火口先端中心間の距離り
を約20簡としかつ各火口軸芯の相対する内向角rを約
30°となるようにガス切断火口の側方に予熱火口を一
体的に連結したガス切断軟管を前記ガス切断火口軸芯が
切断進行方向に対して遅れ角αが1〜15°となるよう
に傾斜させて切断火口ち・よび予熱火口の中心線が鋼板
上面と交差する2点間の距離dが上ノロの発生と密接な
関係にあることを見出し、該距離dを一5〜+5m++
に保持したものを用いたときは切断した鋼板にほとんど
上ノロの付着はみられず、上ノロの鋼板切断上縁への付
着、および溶融した塗装材やノロ等の切断火口への付着
を完全に防止することができた。
向前方に所定間隔を保って予熱火口を並設し、かつガス
切断火口お・よび予熱火口の各火口先端中心間の距離り
を約20簡としかつ各火口軸芯の相対する内向角rを約
30°となるようにガス切断火口の側方に予熱火口を一
体的に連結したガス切断軟管を前記ガス切断火口軸芯が
切断進行方向に対して遅れ角αが1〜15°となるよう
に傾斜させて切断火口ち・よび予熱火口の中心線が鋼板
上面と交差する2点間の距離dが上ノロの発生と密接な
関係にあることを見出し、該距離dを一5〜+5m++
に保持したものを用いたときは切断した鋼板にほとんど
上ノロの付着はみられず、上ノロの鋼板切断上縁への付
着、および溶融した塗装材やノロ等の切断火口への付着
を完全に防止することができた。
以下、本発明を図面に示す実施例にもとづいて詳細に説
明する。
明する。
図中、1は塗装鋼板Wをガス切断する火口、2は鋼板W
の上ノロを除去する予熱火口である。
の上ノロを除去する予熱火口である。
第1図は塗装鋼板Wに対するガス切断火口1と予熱火口
2の配置関係を示すもので、火口1むよひ2の先端中心
間の距離りを2〜40m、火口1,2の各中心線と鋼板
Wの上面と交差する2点間距離dを−5〜+5 rrv
n、火口1,2の先端中心から鋼板Wの上面までの高さ
H1耘よびH2を夫々3〜40m、火口1,2の切断進
行方向矢印3に対する鉛直線からの遅れ角α、βをそれ
ぞれ15°以下、45°以下とする。
2の配置関係を示すもので、火口1むよひ2の先端中心
間の距離りを2〜40m、火口1,2の各中心線と鋼板
Wの上面と交差する2点間距離dを−5〜+5 rrv
n、火口1,2の先端中心から鋼板Wの上面までの高さ
H1耘よびH2を夫々3〜40m、火口1,2の切断進
行方向矢印3に対する鉛直線からの遅れ角α、βをそれ
ぞれ15°以下、45°以下とする。
火口1,2の上記関係位置を配設するために火口1,2
を先端に取付けた切断軟管4.!=−よび予熱軟管5を
フラットパー6を介して連結されたホルダー7″J=−
よび8にて一体に保持する。
を先端に取付けた切断軟管4.!=−よび予熱軟管5を
フラットパー6を介して連結されたホルダー7″J=−
よび8にて一体に保持する。
火口2の高さH2、傾き角βは第2図9,10に示す蝶
ボルトを用いて自在に調整可能で、また火口の高さHl
および傾き角αは軟管4の中央部を嵌装して図示せざる
ラックピニオンを介して軟管4を上下に摺動可能な上下
ホルダー11耘よび図示せざるブラケット、キャリッジ
等を介して切断機に装着された傾角支持装置12によっ
て調整し、火口1,2間の関係距離り、d等をも併せて
設定することができる。
ボルトを用いて自在に調整可能で、また火口の高さHl
および傾き角αは軟管4の中央部を嵌装して図示せざる
ラックピニオンを介して軟管4を上下に摺動可能な上下
ホルダー11耘よび図示せざるブラケット、キャリッジ
等を介して切断機に装着された傾角支持装置12によっ
て調整し、火口1,2間の関係距離り、d等をも併せて
設定することができる。
上記切断軟管4および予熱軟管5は夫々一定圧の高圧酸
素供給源に接続されて、切断火口1には5〜7kq/c
utの酸素圧が、また予熱火口2には大略2.5〜4
kg /cdの酸素圧が加わって、該予熱火口2から切
断火口による、鋼板Wの切断個所に向けて50〜100
?7Z/seeの高流速の予熱ガスをふきつけるよう
にする。
素供給源に接続されて、切断火口1には5〜7kq/c
utの酸素圧が、また予熱火口2には大略2.5〜4
kg /cdの酸素圧が加わって、該予熱火口2から切
断火口による、鋼板Wの切断個所に向けて50〜100
?7Z/seeの高流速の予熱ガスをふきつけるよう
にする。
このような予熱火口2からの高流速の予熱ガスのふきつ
けによって鋼板上に発生したノロを吹き飛ばして除去す
る。
けによって鋼板上に発生したノロを吹き飛ばして除去す
る。
第3図は上記切断軟管4と予熱軟管5を一体的に形成し
て1つのガス切断軟管20とし、該軟管20に高圧酸素
供給源を接続するものである。
て1つのガス切断軟管20とし、該軟管20に高圧酸素
供給源を接続するものである。
第3図において、20はガス切断軟管であって、21は
プロパン、アセチレン等の燃料ガス、予熱酸素、切断酸
素等の各流体を図示せざるホース、袋ナツトを介して軟
管20へ供給する各流体入口、22は各流体の流量調整
バルブ、23は軟管内部に配設された各流体の導管、2
4は一方に締付ナツト25により切断火口1を嵌装して
火口1へ各流体を供給可能に三段当りのガス分配グルー
プを穿孔し、他方を前記各流体導管23と嵌着ろう接し
た器頭、26は予熱火口2を締付ナツトを介して嵌装し
、ステンレスパイプ27を介して前記器頭24の側方所
定位置D(約zom)に嵌着ろう接された予熱火口用器
頭であって、前記器頭24に穿孔されたと連通して各流
体の供給を受けるとともに図示の傾き角r(約30°)
訃よび高さH2を保持している。
プロパン、アセチレン等の燃料ガス、予熱酸素、切断酸
素等の各流体を図示せざるホース、袋ナツトを介して軟
管20へ供給する各流体入口、22は各流体の流量調整
バルブ、23は軟管内部に配設された各流体の導管、2
4は一方に締付ナツト25により切断火口1を嵌装して
火口1へ各流体を供給可能に三段当りのガス分配グルー
プを穿孔し、他方を前記各流体導管23と嵌着ろう接し
た器頭、26は予熱火口2を締付ナツトを介して嵌装し
、ステンレスパイプ27を介して前記器頭24の側方所
定位置D(約zom)に嵌着ろう接された予熱火口用器
頭であって、前記器頭24に穿孔されたと連通して各流
体の供給を受けるとともに図示の傾き角r(約30°)
訃よび高さH2を保持している。
28は軟管20の側面に付設されたラックであって図示
せざる上下ホルダー、傾角支持装置等を介してガス切断
機に装着され鋼板Wに対する火口※※1の高さHl お
よび傾き角α(約15°)を調節することができる。
せざる上下ホルダー、傾角支持装置等を介してガス切断
機に装着され鋼板Wに対する火口※※1の高さHl お
よび傾き角α(約15°)を調節することができる。
な耘、第3図にかいてαt r。Dをそれぞれ約15°
、30’、20閣としたがdが一5〜+5稲となればこ
れらの数値に限定されるものではない。
、30’、20閣としたがdが一5〜+5稲となればこ
れらの数値に限定されるものではない。
第4図は第3図の一部を変形した実施例の要部断面図で
あって、前記器頭24および26を一体的に製作した器
頭29を示す。
あって、前記器頭24および26を一体的に製作した器
頭29を示す。
本発明は上述のように、ガス切断火口と予熱火口よシな
る切断装置を用いて各火口の切断進行方向に対する所定
の遅れ角、所定間隔距離、鋼板に対する所定高さを保持
した状態で、予熱火口から噴射する高流速の酸素70転
残部がプロパン、アセチレン等よりなる予熱ガスによっ
て切断火口で切断した鋼材上に生じる塗装のノロを吹き
飛ばして塗装鋼材の上ノロの付着釦よび火口の目づまり
を完全に防止したガス切断が容易にかつ高能率に実施す
ることができるものであり、以下にその実際の実験例を
倒起する。
る切断装置を用いて各火口の切断進行方向に対する所定
の遅れ角、所定間隔距離、鋼板に対する所定高さを保持
した状態で、予熱火口から噴射する高流速の酸素70転
残部がプロパン、アセチレン等よりなる予熱ガスによっ
て切断火口で切断した鋼材上に生じる塗装のノロを吹き
飛ばして塗装鋼材の上ノロの付着釦よび火口の目づまり
を完全に防止したガス切断が容易にかつ高能率に実施す
ることができるものであり、以下にその実際の実験例を
倒起する。
実験例 1
板厚19mmの関西ペイント製SDジンクリッチプライ
マーZEi 000で塗装された鋼板を切断火口耘よび
予熱火口に小泡酸素製106V7のA1およびA2の7
にダイバーゼント火口を用いて傾き角α=15°、β=
45°、間隔D=20閣を一定とし、火口の高さを変え
て切断を行った。
マーZEi 000で塗装された鋼板を切断火口耘よび
予熱火口に小泡酸素製106V7のA1およびA2の7
にダイバーゼント火口を用いて傾き角α=15°、β=
45°、間隔D=20閣を一定とし、火口の高さを変え
て切断を行った。
この条件と結果を第1表に示す。
実験例 2
上記実験例1に耘いて火口高さH□
を25TMLに
一定とし、火口1,2との関係距離dを一5〜+5簡に
変化させ、他の条件は全く実験例と同一にして切断した
結果、鋼板上面と交差する火口2の交差点を火口1の交
差点より切断進行と逆方向に移動させるにしたがって上
ノロの発生は減少し、火口2の交差点が火口1の交差点
の後方となるとき即ち距離dがマイナスのとき上ノロの
発生がほとんどなく鋼板切断上縁への上ノロの付着を完
全※※に防止できた。
変化させ、他の条件は全く実験例と同一にして切断した
結果、鋼板上面と交差する火口2の交差点を火口1の交
差点より切断進行と逆方向に移動させるにしたがって上
ノロの発生は減少し、火口2の交差点が火口1の交差点
の後方となるとき即ち距離dがマイナスのとき上ノロの
発生がほとんどなく鋼板切断上縁への上ノロの付着を完
全※※に防止できた。
実験例 3
上記実験例1に釦いて、火口1′J?よび火口2の高さ
を一定とし、間隔りを変えて火口1と2の関係距離dと
切断火口1の予熱ガス圧力との関連を調べた切断結果を
次の第2表に示す。
を一定とし、間隔りを変えて火口1と2の関係距離dと
切断火口1の予熱ガス圧力との関連を調べた切断結果を
次の第2表に示す。
なお、実験により上ノロの付着は、距離dの変化(−5
〜+5M)に伴ない予熱ガス圧力(火口1)も関連し、
第5図に示す如く切断火口1のガス圧力が低い場合(0
,01h/cr;t )はdはマイナスだが高くなるに
つれ(0,1〜0.2h/ca ) dはプラス傾向に
なるものと思われる。
〜+5M)に伴ない予熱ガス圧力(火口1)も関連し、
第5図に示す如く切断火口1のガス圧力が低い場合(0
,01h/cr;t )はdはマイナスだが高くなるに
つれ(0,1〜0.2h/ca ) dはプラス傾向に
なるものと思われる。
上記第2表に示す如く、火口1お−よび火口2の予熱ガ
スの圧力(流量)を変化させ火口1と2の関係距離dを
調べた結果ガス圧力を0.2〜0.25 kq/cat
にするとdが+5mmに釦いても上ノロの付着しない良
好な切断面が得られた。
スの圧力(流量)を変化させ火口1と2の関係距離dを
調べた結果ガス圧力を0.2〜0.25 kq/cat
にするとdが+5mmに釦いても上ノロの付着しない良
好な切断面が得られた。
また火口2から噴射させる予熱ガスの流速は50〜10
0 m/secで上ノロを吹き飛ばすに効果があり、通
常80??Z/seeで十分である。
0 m/secで上ノロを吹き飛ばすに効果があり、通
常80??Z/seeで十分である。
さらに、上記実験例1により塗装鋼板切断時の上ノロの
発生、付着は火口高さと各火口中心線と鋼板上面と交差
する2点間の距離dに関係しHoが25〜30trmL
1dが一5〜+5闘のとき最善の効果があった。
発生、付着は火口高さと各火口中心線と鋼板上面と交差
する2点間の距離dに関係しHoが25〜30trmL
1dが一5〜+5闘のとき最善の効果があった。
な耘、また、ガス切断に当って火口1の切断酸素の噴射
気流の周囲を火口1の微量の予熱ガスによりシールドす
ると、噴射気流中に外部より空気が混入するかそれがな
く、切断酸素の噴射気流の純度は殆ど低下することがな
い。
気流の周囲を火口1の微量の予熱ガスによりシールドす
ると、噴射気流中に外部より空気が混入するかそれがな
く、切断酸素の噴射気流の純度は殆ど低下することがな
い。
上記実施例に詳記した如く、本発明は塗装した鋼板を酸
素ガス切断するに際し、供給される切断酸素と予熱ガス
を噴射して塗装した鋼板を切断するガス切断火口と、該
火口の切断進行方向前方で該火口と一体的に設けられる
と共に該火口に供給される予熱ガスの一部が供給される
予熱火口とを備えてなるガス切断装置を用いて、上記予
熱火口から入路上記ガス切断火口による鋼板の切断個所
に向けて50〜100m/secの高流速の予熱ガスを
ふきつけて、該鋼板上に発生したノロを該予熱ガスの高
圧力で吹き飛ばして除去するようにしたことを特徴とす
るもので、上述のような実験結果などから明らかなよう
に従来ガス切断の困難であったジンクリッチプライマな
どを塗装した鋼板類の切断に卓越した効果を発揮し、作
業能率の向上に太いに貢献するものである。
素ガス切断するに際し、供給される切断酸素と予熱ガス
を噴射して塗装した鋼板を切断するガス切断火口と、該
火口の切断進行方向前方で該火口と一体的に設けられる
と共に該火口に供給される予熱ガスの一部が供給される
予熱火口とを備えてなるガス切断装置を用いて、上記予
熱火口から入路上記ガス切断火口による鋼板の切断個所
に向けて50〜100m/secの高流速の予熱ガスを
ふきつけて、該鋼板上に発生したノロを該予熱ガスの高
圧力で吹き飛ばして除去するようにしたことを特徴とす
るもので、上述のような実験結果などから明らかなよう
に従来ガス切断の困難であったジンクリッチプライマな
どを塗装した鋼板類の切断に卓越した効果を発揮し、作
業能率の向上に太いに貢献するものである。
第1図ないし第4図は本発明の実施例であり、第1図は
方法の説明図、第2図は軟管ホルダーの平面図、第3図
は切断軟管の一部縦断面図、第4図は第3図の変形例の
要部断面図、第5図は実験の測定結果のp−d線図であ
る。 1.2・・・・・・火口、3・・・・・・切断進行方向
、4,5゜20・・・・・・軟管、22・・・・・・パ
ルプ、23・・・・・・導管、24.26,29・・・
・・・器頭、W・・・・・・鋼板、α、β。 r・・・・・・傾き角、Hl t H2・・・・・・火
口高さ、I)#−cl・・・・・・間隔距離。
方法の説明図、第2図は軟管ホルダーの平面図、第3図
は切断軟管の一部縦断面図、第4図は第3図の変形例の
要部断面図、第5図は実験の測定結果のp−d線図であ
る。 1.2・・・・・・火口、3・・・・・・切断進行方向
、4,5゜20・・・・・・軟管、22・・・・・・パ
ルプ、23・・・・・・導管、24.26,29・・・
・・・器頭、W・・・・・・鋼板、α、β。 r・・・・・・傾き角、Hl t H2・・・・・・火
口高さ、I)#−cl・・・・・・間隔距離。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 塗装した鋼板をガス切断するに際し、ガス切断火口
の鋼板上面からの高さを20〜30wnに保持する一方
、該切断火口の中心線が鋼板上面と交叉する点よシ切断
進行方向に一5〜+5trrmの間隔を保って火口の中
心線が鋼板上面と交叉するように設けた予熱火口より入
路上記ガス切断火口による鋼板の切断個所に向けて、5
0〜100 m/secの高流速の予熱ガスをふきつけ
て、該鋼板上に発生したノロを該予熱ガスの高圧力で吹
き飛ばして除去するようにしたことを特徴とする塗装鋼
板のガス切断法。 2 切断すべき塗装した鋼板上面の上方に20〜30簡
の高さで保持されると共に供給される切断酸素と予熱ガ
スを噴射して塗装した鋼板を切断するガス切断火口と、
該切断火口の中心線が鋼板上面と交叉する点より切断進
行方向に一5〜+5frarLの間隔を保って火口必中
心線が鋼板上面と交叉するように上記切断火口と一体的
に一定角度でかつ高さの位置を調節自在に設けた予熱火
口を備えて、該予熱火口に上記切断火口に供給される予
熱ガスの一部が供給され上記切断火口による鋼板の切断
個所に向けて50〜100 m/secの高流速の予熱
ガスをふきつけるようにしたことを特徴とする塗装鋼板
のガス切断装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP55084249A JPS5846389B2 (ja) | 1980-06-21 | 1980-06-21 | 塗装鋼板のガス切断法およびその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP55084249A JPS5846389B2 (ja) | 1980-06-21 | 1980-06-21 | 塗装鋼板のガス切断法およびその装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS579578A JPS579578A (en) | 1982-01-19 |
JPS5846389B2 true JPS5846389B2 (ja) | 1983-10-15 |
Family
ID=13825181
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP55084249A Expired JPS5846389B2 (ja) | 1980-06-21 | 1980-06-21 | 塗装鋼板のガス切断法およびその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5846389B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6087466B1 (ja) * | 2016-08-09 | 2017-03-01 | 大陽日酸株式会社 | ポストミックス水素用火口及び水素ガス切断方法 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61126970A (ja) * | 1984-11-26 | 1986-06-14 | Yokokawa Kyoryo Seisakusho:Kk | ジンクリツチプライマ−塗布鋼板の切断工法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS49103841A (ja) * | 1973-02-08 | 1974-10-01 |
-
1980
- 1980-06-21 JP JP55084249A patent/JPS5846389B2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS49103841A (ja) * | 1973-02-08 | 1974-10-01 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6087466B1 (ja) * | 2016-08-09 | 2017-03-01 | 大陽日酸株式会社 | ポストミックス水素用火口及び水素ガス切断方法 |
JP2018025341A (ja) * | 2016-08-09 | 2018-02-15 | 大陽日酸株式会社 | ポストミックス水素用火口及び水素ガス切断方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS579578A (en) | 1982-01-19 |
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