JP2018025341A - ポストミックス水素用火口及び水素ガス切断方法 - Google Patents

ポストミックス水素用火口及び水素ガス切断方法 Download PDF

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Abstract

【課題】厚みのある被切断材を高速で切断することができ、なお且つ、発生したノロを容易に剥離することができるポストミックス水素用火口を提供する。【解決手段】切断酸素噴出口2を中心に、半径方向の外側に向かって少なくとも、燃料ガス噴出口4と予熱酸素噴出口5とが同心状に並んで配置されると共に、切断酸素噴出口2と連通された流路7aを介して切断用の酸素ガスが供給され、燃料ガス噴出口4と連通された流路16を介して水素ガス又は水素ガスを主体に炭化水素系ガスを混合した混合ガスからなる燃料ガスが供給され、予熱酸素噴出口5と連通された流路19を介して予熱用の酸素ガスが供給され、燃料ガス噴出口4から噴出される燃料ガスの流量を60〜160L/分としたときに、この燃料ガスの流速が60〜100m/秒となるように、燃料ガス噴出口4の先端面1aにおける流路断面積が10〜44mm2の範囲に設定されている。【選択図】図1

Description

本発明は、ポストミックス水素用火口及び水素ガス切断方法に関する。
一般的に200mm以上の厚みを有する厚板(被切断材)をガス切断する際は、火口から噴出される燃料ガスの流量が大量となることから、逆火が発生した場合の危険性が高まる。このため、燃料ガスと予熱酸素とを火口の外側で混合燃焼させるポストミックス(アウトミックスともいう。)と呼ばれるタイプの火口が使用されている(例えば、下記特許文献1を参照。)。
ポストミックス火口を使用した場合、逆火の危険性が大幅に低減される一方で、火口の内部で燃料ガスと予熱酸素とを混合燃焼させるチップミックスと呼ばれるタイプの火口に比べて、予熱酸素と燃料ガスとの混合比率が低くなる。この場合、燃焼効率が低下するため、結果的に切断速度が遅くなる傾向がある。
そこで、下記特許文献1では、予熱酸素と燃料ガスとの混合比率を改善することで、切断効率を向上させるポストミックス火口の構造が提案されている。しかしながら、このような特許文献1に記載の火口の構造とした場合、予熱酸素と燃料ガスとの混合比率の改善が認められるものの完全ではなく、例えば板厚が250mmの鋼材を切断する場合、その切断速度が120mm/分程度と低速となってしまう。また、火口の構造が複雑となるため、火口自体が非常に高価なものとなってしまう。
また、厚板のガス切断では、切断時に溶融した被切断材の一部が厚板の下面に付着する。この付着物は、ノロ(スラグ、バリともいう。)と呼ばれており、後工程の障害となるため、除去する必要がある(例えば、下記特許文献2を参照。)。
通常、ノロは、別工程により機械的に除去される、若しくは、スカーフィングと呼ばれる鋼材の極表面を溶削する方法により除去される。しかしながら、このようなノロを除去する工程を設けることで、ノロを剥離する機械をメンテナンスする際にかかる人件費などのコストや、スカーフィングで使用されるガスのコストなどが増加するといった別の問題が発生してしまう。
そこで、下記特許文献2では、2本の火口を用いて切断とノロの剥離とを同時に行うガス切断方法が提案されている。しかしながら、特許文献2に記載の方法では、工程を増やすことなく、ノロの剥離が可能となるものの、火口を常に2本使用するため、使用するガスの増加によるコスト高の問題が発生してしまう。さらに、2本の火口の間に若干のずれが生じた場合でも、ノロの剥離が困難になると考えられるため、これら2本の火口についてシビアな位置調整が必要となる。
特開平11−190503号公報 特開2014−8524号公報
本発明は、このような従来の事情に鑑みて提案されたものであり、厚みのある被切断材を高速で切断することができ、なお且つ、発生したノロを容易に剥離することができるポストミックス水素用火口、並びにそのようなポストミックス水素用火口を用いた水素ガス切断方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は以下の手段を提供する。
(1) 先端面の中心部に設けられた切断酸素噴出口を中心に、半径方向の外側に向かって少なくとも、燃料ガス噴出口と予熱酸素噴出口とが同心状に並んで配置されると共に、前記切断酸素噴出口と連通された流路を介して切断用の酸素ガスが供給され、前記燃料ガス噴出口と連通された流路を介して水素ガス又は水素ガスを主体に炭化水素系ガスを混合した混合ガスからなる燃料ガスが供給され、前記予熱酸素噴出口と連通された流路を介して予熱用の酸素ガスが供給されるポストミックス水素用火口であって、
前記燃料ガス噴出口から噴出される燃料ガスの流量を60〜160L/分としたときに、この燃料ガスの流速が60〜100m/秒となるように、前記燃料ガス噴出口の前記先端面における流路断面積が10〜44mmの範囲に設定されていることを特徴とするポストミックス水素用火口。
(2) 前記予熱酸素噴出口は、断面円環状の孔部により構成され、
前記孔部の外径が17.5〜20mmであることを特徴とする前記(1)に記載のポストミックス水素用火口。
(3) 前記燃料ガス噴出口は、同一円周上に並ぶ複数の孔部により構成され、
前記複数の孔部のピッチ円直径が13〜14mmであることを特徴とする前記(1)又は(2)に記載のポストミックス水素用火口。
(4) 前記燃料ガス噴出口よりも内側に、カーテン酸素噴出口が同心円状に配置されると共に、前記カーテン酸素噴出口と連通された流路を介してカーテン用の酸素ガスが供給されることを特徴とする前記(1)〜(3)の何れか一項に記載のポストミックス水素用火口。
(5) 前記(1)〜(4)の何れか一項に記載のポストミックス水素用火口を用いた水素ガス切断方法であって、
前記燃料ガス噴出口から燃料ガスを噴出させ、前記予熱酸素噴出口から予熱用の酸素ガスを噴出させて、前記ポストミックス水素用火口の外側で燃料ガスと予熱用の酸素ガスとを混合燃焼させながら、被切断材を予熱すると共に、前記切断酸素噴出口から切断用の酸素ガスを噴出させて、前記ポストミックス水素用火口を移動させながら、前記切断酸素噴出口から噴出された切断用の酸素ガスにより被切断材を切断することを特徴とする水素ガス切断方法。
(6) 200mm以上の厚みを有する被切断材を250mm/分以上の切断速度で切断することを特徴とする前記(5)に記載の水素ガス切断方法。
以上のように、本発明によれば、厚みのある被切断材を高速で切断することができ、なお且つ、発生したノロを容易に剥離することができるポストミックス水素用火口、並びにそのようなポストミックス水素用火口を用いた水素ガス切断方法を提供することが可能である。
本発明の一実施形態に係るポストミックス水素用火口の構成を示し、(a)はその半断面図、(b)はその先端側から見た平面図である。 実施例1における燃料ガスの流速と火炎長さとの関係を測定したグラフである。 実施例2における燃料ガス噴出口のピッチ円直径と火炎長さとの関係を測定したグラフである。 実施例3における予熱酸素噴出口の外径と火炎長さとの関係を測定したグラフである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(ポストミックス水素用火口)
先ず、本発明の一実施形態として、例えば図1(a),(b)に示すポストミックス水素用火口(以下、単に火口という。)1について説明する。なお、図1(a)は、火口1の構成を示す半断面図である。図1(b)は、火口1を先端側から見た平面図である。
火口1は、図1(a),(b)に示すように、先端面1aの中心部に設けられた切断酸素噴出口2を中心に、半径方向の外側に向かって、カーテン酸素噴出口3と燃料ガス噴出口4と予熱酸素噴出口5とが同心状に並んで配置された構造を有している。
具体的に、この火口1は、火口ボディ6と、火口ボディ6を貫通した状態で配置されたインナーノズル7と、火口ボディ6の先端側に位置して、インナーノズル7の外側に同心円状に配置された第1のアウターノズル8と、火口ボディ6の先端側に位置して、第1のアウターノズル8の外側に同心円状に配置された第2のアウターノズル9と、火口ボディ6の先端側に位置して、第2のアウターノズル9の外側に同心円状に配置された第3のアウターノズル10とを備えている。
なお、火口ボディ6、インナーノズル7、第1〜第3のアウターノズル8〜10は、例えば銅又は銅合金(黄銅)などの熱伝導性に優れた金属材料を用いて形成されているが、これらの金属材料を用いたものに必ずしも限定されるものではない。
火口ボディ6は、軸線方向に貫通する断面円形状の中心孔6aを有して、全体として略円筒状に形成されている。また、火口ボディ6の基端側には、後述する酸素ガス及び燃料ガスを供給する吹管(図示せず。)に連結される連結部11を有している。
連結部11は、その基端側に向かって円錐台状に形成されたテーパー面11aを有している。また、連結部11には、その基端側から順に、第1のリング溝12aと第2のリング溝12bと第3のリング溝12cとが軸線方向に並んで設けられている。第1のリング溝12aと第2のリング溝12bと第3のリング溝12cとは、それぞれ連結部11のテーパー面11aを周方向に全周に亘って切り欠くことにより形成されている。
火口ボディ6には、この火口ボディ6の内側(中心孔6a)と第1のリング溝12aとの間を半径方向に連通させる複数の第1の連通孔13aが周方向に放射状に並んで設けられている。火口ボディ6には、この火口ボディ6の先端と第2のリング溝12bとの間を軸線方向に連通させる複数の第2の連通孔13bが周方向に放射状に並んで設けられている。火口ボディ6には、この火口ボディ6の先端と第3のリング溝12cとの間を軸線方向に連通させる複数の第3の連通孔13cが周方向に放射状に並んで設けられている。
インナーノズル7は、軸線方向に貫通する断面円形状の中心孔7aを有して、全体として略円筒状に形成されている。また、インナーノズル7の基端側には、フランジ部7bが拡径方向に突出して設けられている。一方、中心孔6aの基端側には、この中心孔6aよりも拡径された拡径部6bが設けられている。また、拡径部6bの内側には、雌ネジ部6cが設けられている。
インナーノズル7は、火口ボディ6の基端側から中心孔6aの内側に挿入されることによって、中心孔6aと拡径部6bとの間の段差部分にフランジ部6bが当接された状態となる。この状態で、雌ネジ部6cと螺合される雄ネジ部14aが設けられた抜け止めナット14を拡径部6bの内側に取り付ける。これにより、インナーノズル7は、火口ボディ6の中心孔6aを貫通した状態で、この火口ボディ6の内側に取り付けられている。
インナーノズル7の中心孔7aは、切断用の酸素ガスが供給される切断酸素用流路を形成している。そして、中心孔7aの先端は、この切断酸素用流路を介して供給された酸素ガスを噴出する断面円形状の切断酸素噴出口2を形成している。
第1のアウターノズル8は、軸線方向に貫通する断面円形状の中心孔8aを有して、全体として略円筒状に形成されている。第1のアウターノズル8は、中心孔8aと火口ボディ6の中心孔6aとが連続するように、火口ボディ6の先端側に螺合により取り付けられている。
これにより、火口ボディ6及び第1のアウターノズル8とインナーノズル7との間には、複数の第1の連通孔13aを介してカーテン用の酸素ガスが供給されるカーテン酸素用流路15が形成されている。そして、カーテン酸素用流路15の先端は、このカーテン酸素用流路15を介して供給された酸素ガスを噴出する断面円環状のカーテン酸素噴出口3を形成している。
第2のアウターノズル9は、軸線方向に貫通する断面円形状の中心孔9aを有して、全体として略円筒状に形成されている。第2のアウターノズル9は、第1のアウターノズル8の周囲を囲むように、火口ボディ6の先端側に螺合により取り付けられている。
これにより、第2のアウターノズル9と第1のアウターノズル8との間には、複数の第2の連通孔13bを介して燃料ガスが供給される燃料ガス用流路16が形成されている。
また、第1のアウターノズル8の先端側は、第2のアウターノズル9の中心孔9aと同径とされており、中心孔9aの内側に嵌合された状態となっている。そして、第1のアウターノズル8の先端側には、この第1のアウターノズル8の先端と燃料ガス用流路16との間を軸線方向に連通させる複数の燃料ガス噴出孔17が周方向に放射状に並んで設けられている。そして、各燃料ガス噴出孔17の先端は、燃料ガス用流路16を介して供給された燃料ガスを噴出する断面円形状の燃料ガス噴出口4を形成している。
第3のアウターノズル10は、軸線方向に貫通する断面円形状の中心孔10aを有して、全体として略円筒状に形成されている。第3のアウターノズル10は、第2のアウターノズル9の周囲を囲むように、火口ボディ6の先端側に螺合により取り付けられている。また、第3のアウターノズル10の基端側の外周面には、吹管に螺合により取り付けるための火口止めナット18が設けられている。火口止めナット18には、雄ネジ部18aが形成されている。
これにより、第3のアウターノズル10と第2のアウターノズル9との間には、複数の第3の連通孔13cを介して予熱用の酸素ガスが供給される予熱酸素用流路19が形成されている。そして、予熱酸素用流路19の先端は、この予熱酸素用流路19を介して供給された酸素ガスを噴出する断面円環状の予熱酸素噴出口5を形成している。
(水素ガス切断方法)
次に、上記火口1を用いた水素ガス切断方法について説明する。
本実施形態の水素ガス切断方法では、先ず、酸素ガス及び燃料ガスを供給する吹管に、上記火口1を火口止めナット18により取り付ける。
次に、吹管から複数の第2の連通孔13b、燃料ガス用流路16及び複数の燃料ガス噴出孔17を介して供給される燃料ガスを燃料ガス噴出口4から噴出させ、複数の第3の連通孔13c及び予熱酸素用流路19を介して供給される予熱用の酸素ガスを予熱酸素噴出口5から噴出させる。そして、これら燃料ガスと予熱用の酸素ガスとを火口1の外側で混合して燃焼させながら、この燃焼により生じた火炎によって、被切断材の切断すべき箇所を予熱する。
また、吹管からインナーノズル7の中心孔7a(切断酸素用流路)を介して供給される切断用の酸素ガスを切断酸素噴出口2から噴出させると共に、吹管から複数の第1の連通孔13a及びカーテン酸素用流路15を介して供給されるカーテン用の酸素ガスをカーテン酸素噴出口3から切断用の酸素ガスの周囲を取り巻くように噴出させる。
これにより、火炎によって予熱された箇所を切断酸素噴出口2から噴出された切断用の酸素ガスにより切断することができる。また、火口1を移動させることによって、被切断材の切断すべき箇所を継続して切断することができる。
ところで、本実施形態の火口1では、燃料ガスとして、水素ガス又は水素ガスを主体に炭化水素系ガスを混合した混合ガスを用いている。炭化水素系ガスとしては、例えばプロパンガス(LPG)を用いることができる。本実施形態の火口1では、このような水素を主体とした燃料ガスを用いることで、切断時に生じたノロの剥離性を良好なものとすることができる。
また、ノロの剥離性のみに着目した場合は、水素ガスのみからなる燃料ガスを用いることが好ましい。一方、水素は単位体積当たりの熱量が小さい(プロパンガスの約1/8)ことから、水素ガスのみからなる燃料ガスを用いた場合は、切断開始のための予熱時間が長くなり、切断中の燃料ガスの流量を大きくしなければならなくなる。
このため、一般的には水素ガスに炭化水素系ガスを混合した燃料ガスを用いることが好ましい。水素ガスに対する炭化水素系ガスの混合比率は、炭化水素系ガスの割合が50%を超えると、ノロの剥離性に影響するため、50%未満とすることが好ましく、より好ましくは40%以下である。
また、本実施形態の火口1では、先端面1aにおいて切断酸素噴出口2を中心に同一円周上に並ぶ複数の燃料ガス噴出口4から燃料ガスを均等に噴出する構成となっている。一方、上述したカーテン酸素噴出口3や予熱酸素噴出口5と同様に、燃料ガス用流路16の先端により燃料ガス噴出口4を断面円環状に形成した場合には、第1のアウターノズル8に対する第2のアウターノズル9の偏心により流路が狭くなる箇所と広くなる箇所とが発生し、燃料ガスの燃焼により発生する火炎が不安定となる現象が確認されている。したがって、燃料ガス噴出口4については、上述した切断酸素噴出口2を中心に同一円周上に並ぶ複数の燃料ガス噴出孔17の先端により構成することが好ましい。
ここで、ノロの剥離性は、切断用の酸素ガスによる溶かされた被切断材(鋼板など。)の酸化が進むほど良好になると言われている。また、火口1による切断能力を向上させるためには、切断酸素噴出口2から噴出される酸素ガスの純度及び圧力をより遠方まで保持していることが重要となる。すなわち、可視できる火炎の長さをより長くすることができれば、厚みの厚い被切断材のガス切断をより効率良く行うことが可能となる。
そこで、本発明では、このような火炎の長さが最大となる火口1の構造について鋭意検討を行った。その結果、本実施形態の火口1では、燃料ガス噴出口4から噴出される燃料ガスの流量を60〜160L/分としたときに、この燃料ガスの流速が60〜100m/秒となるように、燃料ガス噴出口4の先端面1aにおける流路断面積を設定することが好ましいとの知見を得るに至った。
すなわち、燃料ガスは、上述した水素ガスに対する炭化水素系ガスの混合比率により必要な流量が変化する。例えば、水素ガスのみからなる場合、燃料ガスの流量は160L/分となり、水素ガスに対する炭化水素系ガスの混合比率が50%の場合、燃料ガスの流量は60L/分となる。
このような燃料ガスの流量で燃料ガス噴出口4から噴出される燃料ガスの流速を60〜100m/秒とするためには、燃料ガス噴出口4の先端面1aにおける流路断面積を10〜44mmとすることが好ましい。なお、燃料ガス噴出口4の先端面1aにおける流路断面積は、燃料ガス噴出口4を構成する複数の燃料ガス噴出孔17の先端面1aにおける断面積の総和により求めることができる。
また、予熱酸素噴出口5の外径は、17.5〜20mmの範囲に設定されていることが好ましい。これにより、酸素ガスと燃料ガスとの混合比率が向上し、火炎が強力となることで、火炎の長さをより延ばすことが可能である。
さらに、燃料ガス噴出口4を構成する複数の燃料ガス噴出孔17のピッチ円直径(PCD)は、13〜14mmであることが好ましい。なお、燃料ガス噴出孔17のPCDは、同一円周上に並ぶ各燃料ガス噴出孔17の中心を結ぶ円の直径を表す。
以上のように、本実施形態の火口1では、上述した水素を主体とした燃料ガスを用い、火炎の長さが最大となる構造とすることで、厚みの厚い被切断材を切断する際の切断速度を高めることが可能である。具体的に、本実施形態の水素ガス切断方法では、上記火口1を用いることによって、200mm以上の厚みを有する被切断材を250mm/分以上の切断速度で切断することが可能である。
また、本実施形態の火口1では、上述したノロを除去するための特別の機器や工程を設けることなく、ノロを容易に剥離することができ、この火口1の構造を複雑化させることなく安価とすることが可能である。
なお、本発明は、上記実施形態のものに必ずしも限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
具体的に、本発明は、上記火口1の構成に必ずしも限定されるものではなく、適宜変更を加えることが可能である。例えば、上記火口1では、燃料ガス噴出口4よりも内側にカーテン酸素噴出口3が配置された構成となっているが、カーテン酸素噴出口3については、切断用の酸素ガスの純度を保持すると共に、燃料ガスの燃焼を補助する上で有効であるが、必ずしも必要な構成ではなく、場合によって省略することも可能である。
以下、実施例により本発明の効果をより明らかなものとする。なお、本発明は、以下の実施例に限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲で適宜変更して実施することができる。
(実施例1)
実施例1では、燃料ガスとして、水素にLPGを2%混合した混合ガスを用いて、燃料ガスの流量を一定(70L/分)としたまま、上記燃料ガス噴出口4の先端面1aにおける流路断面積を変化させた。そのときの燃料ガス噴出口4から噴出される燃料ガスの流速(m/秒)と、可視できる火炎の長さ(mm)との関係を測定した結果を図2に示す。
図2に示すように、燃料ガスの流速が速すぎても遅すぎても、火炎の長さが短くなる傾向を示していることがわかる。その中で、燃料ガスの流速が60〜100m/秒となる範囲で火炎の長さが最大となっていることがわかる。
(実施例2)
実施例2では、燃料ガスとして、水素にLPGを2%混合した混合ガスを用いて、燃料ガスの流量を一定(70L/分)としたまま、上記燃料ガス噴出口4を構成する燃料ガス噴出孔17のPCD(mm)をφ12.0、φ13.5、φ14.7に変化させた。そのときの燃料ガス噴出孔17のPCD(mm)と、可視できる火炎の長さ(mm)との関係を測定した結果を図3に示す。
図3に示すように、上記実施例1の燃料ガスの流速による影響ほど顕著ではないものの、燃料ガス噴出孔17のPCDがφ13.5のとき、火炎長さが最大となっていることがわかる。
(実施例3)
実施例3では、水素にLPGを2%混合した混合ガスを用いて、燃料ガスの流量を一定(70L/分)とし、燃料ガス噴出孔17のPCD(mm)をφ13.5としたまま、予熱酸素噴出口5の外径(mm)をφ17.5〜φ23.5の範囲で変化させた。そのときの予熱酸素噴出口5の外径(mm)と、可視できる火炎の長さ(mm)との関係を測定した結果を図4に示す。
図4に示すように、予熱酸素噴出口5の外径がφ17.5〜φ20.0となる範囲では、火炎の長さに大きな変化が見られなかったものの、φ20.0を超える範囲では、火炎の長さが短くなることがわかる。
上記実施例1〜3の測定結果により得られる火炎の長さは、最大で約420mmであった。上記火口1を用いた場合、ノロの剥離性が良好となる条件で切断できる被切断材の厚みは、一般的なポストミックス火口により切断可能な200mmから、火炎による酸素純度及び圧力の保持が可能な400mmまでとなった。
(実施例4)
上記実施例1〜3により得られた最適値を用いて作製された実施例4となる火口と、比較例1となる火口とを用いて、実際に厚み250mmの被切断材(鋼板)を切断したときの「切断速度(mm/分)」、「切り残しの有無」及び「ノロの剥離性」の評価を行った。その評価結果をまとめたものを下記表1に示す。なお、切断速度は、切り残しが無く被切断材を切断できる最大の速度である。また、ノロの剥離性は、市販のケレンで10秒以内にノロが剥離できた場合を「良好」と判断した。
Figure 2018025341
表1に示すように、実施例4の火口は、比較例1の火口に比べて、切断速度が高く、ノロの剥離性が良好であった。
1…ポストミックス水素用火口 1a…先端面 2…切断酸素噴出口 3…カーテン酸素噴出口 4…燃料ガス噴出口 5…予熱酸素噴出口 6…火口ボディ 7…インナーノズル 7a…中心孔(切断ガス用流路) 8…第1のアウターノズル 9…第2のアウターノズル 10…第3のアウターノズル 11…連結部 12a…第1のリング溝 12b…第2のリング溝 12c…第3のリング溝 13a…第1の連通孔 13b…第2の連通孔 13c…第3の連通孔 14…抜け止めナット 15…カーテン酸素用流路 16…燃料ガス用流路 17…燃料ガス噴出孔 18…火口止めナット 19…予熱酸素用流路
上記目的を達成するために、本発明は以下の手段を提供する。
(1) 先端面の中心部に設けられた切断酸素噴出口を中心に、半径方向の外側に向かって少なくとも、燃料ガス噴出口と予熱酸素噴出口とが同心状に並んで配置されると共に、前記切断酸素噴出口と連通された流路を介して切断用の酸素ガスが供給され、前記燃料ガス噴出口と連通された流路を介して水素ガス又は水素ガスを主体に炭化水素系ガスを混合した混合ガスからなる燃料ガスが供給され、前記予熱酸素噴出口と連通された流路を介して予熱用の酸素ガスが供給されるポストミックス水素用火口であって、
前記燃料ガス噴出口から噴出される燃料ガスの流量を60〜160L/分としたときに、この燃料ガスの流速が60〜100m/秒となるように、前記燃料ガス噴出口の前記先端面における流路断面積が10〜44mmの範囲に設定されていることを特徴とするポストミックス水素用火口。
(2) 前記予熱酸素噴出口は、断面円環状の孔部により構成され、
前記孔部の外径が17.5〜20mmであることを特徴とする前記(1)に記載のポストミックス水素用火口。
(3) 前記燃料ガス噴出口は、同一円周上に並ぶ複数の孔部により構成され、
前記複数の孔部のピッチ円直径が13〜14mmであることを特徴とする前記(1)又は(2)に記載のポストミックス水素用火口。
(4) 前記燃料ガス噴出口よりも内側に、カーテン酸素噴出口が同心円状に配置されると共に、前記カーテン酸素噴出口と連通された流路を介してカーテン用の酸素ガスが供給されることを特徴とする前記(1)〜(3)の何れか一項に記載のポストミックス水素用火口。
(5) 前記(1)〜(4)の何れか一項に記載のポストミックス水素用火口を用いた水素ガス切断方法であって、
前記燃料ガス噴出口から燃料ガスを噴出させ、前記予熱酸素噴出口から予熱用の酸素ガスを噴出させて、前記ポストミックス水素用火口の外側で燃料ガスと予熱用の酸素ガスとを混合燃焼させながら、被切断材を予熱すると共に、前記切断酸素噴出口から切断用の酸素ガスを噴出させて、前記ポストミックス水素用火口を移動させながら、前記切断酸素噴出口から噴出された切断用の酸素ガスにより被切断材を切断することを特徴とする水素ガス切断方法

Claims (6)

  1. 先端面の中心部に設けられた切断酸素噴出口を中心に、半径方向の外側に向かって少なくとも、燃料ガス噴出口と予熱酸素噴出口とが同心状に並んで配置されると共に、前記切断酸素噴出口と連通された流路を介して切断用の酸素ガスが供給され、前記燃料ガス噴出口と連通された流路を介して水素ガス又は水素ガスを主体に炭化水素系ガスを混合した混合ガスからなる燃料ガスが供給され、前記予熱酸素噴出口と連通された流路を介して予熱用の酸素ガスが供給されるポストミックス水素用火口であって、
    前記燃料ガス噴出口から噴出される燃料ガスの流量を60〜160L/分としたときに、この燃料ガスの流速が60〜100m/秒となるように、前記燃料ガス噴出口の前記先端面における流路断面積が10〜44mmの範囲に設定されていることを特徴とするポストミックス水素用火口。
  2. 前記予熱酸素噴出口は、断面円環状の孔部により構成され、
    前記孔部の外径が17.5〜20mmであることを特徴とする請求項1に記載のポストミックス水素用火口。
  3. 前記燃料ガス噴出口は、同一円周上に並ぶ複数の孔部により構成され、
    前記複数の孔部のピッチ円直径が13〜14mmであることを特徴とする請求項1又は2に記載のポストミックス水素用火口。
  4. 前記燃料ガス噴出口よりも内側に、カーテン酸素噴出口が同心円状に配置されると共に、前記カーテン酸素噴出口と連通された流路を介してカーテン用の酸素ガスが供給されることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載のポストミックス水素用火口。
  5. 請求項1〜4の何れか一項に記載のポストミックス水素用火口を用いた水素ガス切断方法であって、
    前記燃料ガス噴出口から燃料ガスを噴出させ、前記予熱酸素噴出口から予熱用の酸素ガスを噴出させて、前記ポストミックス水素用火口の外側で燃料ガスと予熱用の酸素ガスとを混合燃焼させながら、被切断材を予熱すると共に、前記切断酸素噴出口から切断用の酸素ガスを噴出させて、前記ポストミックス水素用火口を移動させながら、前記切断酸素噴出口から噴出された切断用の酸素ガスにより被切断材を切断することを特徴とする水素ガス切断方法。
  6. 200mm以上の厚みを有する被切断材を250mm/分以上の切断速度で切断することを特徴とする請求項5に記載の水素ガス切断方法。
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