JPS6340295Y2 - - Google Patents

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JPS6340295Y2
JPS6340295Y2 JP17578682U JP17578682U JPS6340295Y2 JP S6340295 Y2 JPS6340295 Y2 JP S6340295Y2 JP 17578682 U JP17578682 U JP 17578682U JP 17578682 U JP17578682 U JP 17578682U JP S6340295 Y2 JPS6340295 Y2 JP S6340295Y2
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temperature
slab
hole
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tip
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JP17578682U
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JPS5981562U (ja
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  • Measuring Temperature Or Quantity Of Heat (AREA)
  • Continuous Casting (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は連続鋳造圧延プロセス等における移動
鋳片温度の測定装置に関し、更に詳しくは測温手
段を金属製鋲の中に設けて、該鋲を鋲打銃等の器
具を用いて鋳片内に打込み、しかる後、鋳片温度
を連続的に測定し得るに適した装置に関する。
[従来の技術] 従来移動鋳片の測温方法として、例えば特開昭
49−5685号公報記載のものが知られており、該発
明方法に係る装置は金属製ピンに設けた有底孔内
に絶縁碍子を装着した熱電対を収納した焼ばめに
より一体に固定してなるもので、これを鋲打銃等
の器具により鋳片内の任意部位に打込せしめ測温
するものであるが、このような測温装置を移動鋳
片の如く鋳片表面から内部にかけて急激な温度勾
配を有し、更には鋳片の移動途中に配設した複数
のロールの押圧作用を被るといつた苛酷な測温条
件に照らし合わせて実際に検討した結果、次のよ
うな問題点を有することが判明した。
特に熱電対先端(感温部)が位置する金属製
ピンの孔底部に空隙が生じ易く、この空隙内の
残留空気の断熱或は対流作用により熱応答性及
び測温精度が極度に低下していた。
金属製ピンと絶縁碍子との熱膨張差により熱
電対の固定が保持されず打込み直後或は測温途
中に金属製ピンより熱電対が脱抜することがあ
つた。
金属製ピンの打込み時金属製ピンが被る苛酷
な機械的衝撃作用が、直接的に熱電対素線に波
及し熱電対素線の断線或は機能低下を招来して
いた。
ロールの押圧作用により金属製ピンからの露
出部における熱電対が直角に曲折され、前記の
第3項の機能低下との相乗作用により熱電対と
しての機能を消失していた。
等である。
[考案が解決しようとする問題点] 本考案は上述の従来装置の問題点に鑑み測温手
段としての熱電対を鋳片内に打込み時の熱電対へ
の機械的衝撃作用を緩和せしめると共に優れた測
定精度と熱応答性を具有し、測温途中に被るロー
ルの押圧作用にも充分に耐え、更には鋳片厚さ方
向における多点温度、或は表面温度をも同時に連
続して測温可能な装置を提供することを目的にな
されたものである。
[問題点を解決するための手段] すなわち、本考案は、移動鋳片の温度測定装置
として長手方向に単数或いは複数の感温部を設け
てなる測温手段と、該測温手段を収納する軸方向
に設けた貫通孔と鍔直径方向に設けた凹溝とを略
断面L字形に連通せしめてなる金属製鋲とからな
り、前記測温手段の先端が前記金属製鋲の貫通孔
の開口端にあつて一体に固着されて金属製鋲の尖
頭を形成し、前記溝上面に保護板を設けてなるこ
とを特徴とするものであり、またさらに好ましい
実施例としては、上記保護板が金属製鋲の鍔外縁
より突出してなり、あるいは上記貫通孔と溝とが
曲部を設けて連通してなることを特徴とするもの
である。
[作用] したがつて、本考案にかかる移動鋳片の温度測
定装置は、先端部を含む長手方向に沿つて少くと
も一個以上の感温部を備えてなる棒状の測温手段
と、該測温手段を収納する凹溝を頭部の頂面でそ
の直径方向に設けると共に、該凹溝に連通した貫
通孔を胴部の中心でその軸線方向に設けてなる金
属製の鋲と、上記凹溝の頭部頂面の開口を少くと
も被覆する金属製の保護板とよりなり、上記測温
手段を大略L字状に連通せる上記保護板で蓋した
凹溝から貫通孔に挿入し、該貫通孔の先端開口に
先端の感温部をのぞませて、当該先端開口を閉塞
する尖頭を形成したものである。
上記の如き構成よりなる温度測定装置を連続鋳
造圧延プロセス等における移動鋳片の温度を測定
するに用いる場合には、該装置を鋳片内に打ち込
むか、または鋳片内に埋設するようにして、その
測温手段により鋳片の温度を測定するようにす
る。
[実施例] 以下、本考案を図面に示す実施例について詳細
に説明する。
図中、1は筒状の胴体1aと円板状の頭体1b
とよりなる金属製鋲にして、該鋲は胴体1aの軸
線に沿つて貫通孔2を設けると共に頭体1bの直
径方向に沿つて上記貫通孔2から頭体1bの上面
に開口した頭部1bの頂面上に刻設せる凹溝4を
設ける。
したがつて、貫通孔2は鋲の胴部の軸線に沿つ
て胴部の保護開口から頭部頂面の後端開口まで横
行に貫通しており、また凹溝4は頭部頂面に沿つ
て上記貫通孔2の後端開口から頭部上面の上端間
開口にまたがつて縦走しており、上記貫通孔と凹
溝とは曲部5を介して略断面L字形に連通してい
る。6は上記鋲1のL字状に連通せる上記貫通孔
2と凹溝4の中に、上記凹溝4の上端開口から上
記貫通孔2の先端開口まべ通して挿入する棒状の
シース型熱電対等よりなる測温手段であり、該測
温手段の先端に設けた感温部7は貫通孔2の先端
開口に位置して該貫通孔の開口端部を溶接8等で
閉塞して、鋲と一体的に剛性を持つた尖頭9を形
成する。10は上記鋲1の凹溝4の頭部頂面の開
口部を被覆するように溶接等で鋲1に固着した金
属製の保護板であり、該保護板は貫通孔2の後端
開口から上記凹溝4の上端開口を除く頭部頂面の
開口を全部被覆するようにすると共に、その上端
を頭部の上方に延長して一定寸法突出した板状の
突出部11を形成する。
第5図は本考案装置の鋲打銃等の器具により鋳
片12内に打込せしめた状態を示し、また第6図
は本考案装置をロールの押圧作用により鋳片12
内に埋設された状態を示したものである。
また、本考案装置の測温手段は感温部の装置の
尖頭のみでなく、その長手方向に複数個設けても
よい。
第4図は鋳片厚さ方向の多点温度と表面温度を
同時に測定する装置を例示したものであつて、測
温手段6が複数の感温部7,71,72,73,7
,…を有し、該感温部を金属製鋲の貫通孔内で
軸方向に多段に配置すると共に最後部の感温部、
図例においては74を鍔3の凹溝4上に配置せし
めて、鋳片厚さ方向の多点温度と同時に表面温度
をも測定し得る如くせしめたものである。
[考案の効果] 上記の如き構成よりなる本考案装置は鋲打銃等
による鋳片内打込みに際して次の如き利点を持つ
ものである。
金属製鋲の貫通孔と凹溝との連通角部が曲折
し、この曲部の緩衝作用により測温手段を損傷
させることがない。
測温手段が保護板で保護されていると共に該
保護板の突出部により打込み方向と反対方向に
作用する測温手段への衝撃力を緩和せしめ測温
手段の破損或は機能低下を防止する。
更に本考案装置を用いて測温するに際しては、 測温手段の感温部が金属製鋲と一体に固着さ
れて尖頭を形成し鋳片と直接熱的接触するため
優れた熱応答性を具有すると共に測定誤差を生
じることがない。
測温手段は予め金属製鋲に曲部を設けて略L
字形に装着し更に保護板で保護されており、ロ
ールの押圧作用による破損を防止する。
したがつて、上記実施例に詳記した如く、本考
案の温度測定装置は鋲打銃等による鋳片内打込み
時の機械的衝撃作用或はロールによる押圧作用等
により破損等することがなく、優れた熱応答性と
測定精度を具有して鋳片内の任意部位における測
温は勿論のこと、厚さ方向における多点温度或は
表面温度をも同時に連続して測定可能な優れた測
温装置を新規に提供したものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかる温度測定装置の一実施
例を示す断面図、第2図は第1図の左側面図、第
3図は第1図のA−A線における断面図、第4図
は本考案の他の実施例を示す断面図、第5図は第
1図の本考案装置の鋳片に打込んだ後の状態を示
す断面図、第6図は第1図の本考案装置のロール
による鋳片内の埋設状態を示す断面図である。 1……金属製鋲、2……貫通孔、3……鍔、4
……溝、5……曲部、6……測温手段(シース型
熱電対)、7,71,72,73,74,……感温部、
8……溶接、9……尖頭、10……保護板、11
……突出部、12……鋳片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 先端部を含む長手方向に沿つて少くとも一個以
    上の感温部を備えてなる棒状の測温手段と、該測
    温手段を収納する凹溝を頭部の頂面でその半径方
    向に設けると共に、該凹溝に連通した貫通孔を胴
    部の中心でその軸線方向に設けてなる金属製の鋲
    と、上記凹溝の頭部頂面の少くとも開口を被覆す
    る金属製の保護板とよりなり、上記測温手段を大
    略L字状に連通せる上記保護板で蓋した凹溝から
    貫通孔に挿入し、該貫通孔の先端開口に先端の感
    温部をのぞませて、当該先端開口を閉塞する尖頭
    を形成するようにしたことを特徴とする鋳片内に
    打ち込んで鋳片温度を測定する装置。
JP17578682U 1982-11-20 1982-11-20 鋳片温度測定装置 Granted JPS5981562U (ja)

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JP17578682U JPS5981562U (ja) 1982-11-20 1982-11-20 鋳片温度測定装置

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JP17578682U JPS5981562U (ja) 1982-11-20 1982-11-20 鋳片温度測定装置

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Publication Number Publication Date
JPS5981562U JPS5981562U (ja) 1984-06-01
JPS6340295Y2 true JPS6340295Y2 (ja) 1988-10-21

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ID=30382342

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JP17578682U Granted JPS5981562U (ja) 1982-11-20 1982-11-20 鋳片温度測定装置

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KR101163099B1 (ko) 2009-12-15 2012-07-05 메탈젠텍 주식회사 주편 온도 측정장치

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JPS5981562U (ja) 1984-06-01

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