JPH07937Y2 - 加速度センサー - Google Patents
加速度センサーInfo
- Publication number
- JPH07937Y2 JPH07937Y2 JP1988118661U JP11866188U JPH07937Y2 JP H07937 Y2 JPH07937 Y2 JP H07937Y2 JP 1988118661 U JP1988118661 U JP 1988118661U JP 11866188 U JP11866188 U JP 11866188U JP H07937 Y2 JPH07937 Y2 JP H07937Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weight
- acceleration
- flexible member
- acceleration sensor
- main body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Details Of Measuring And Other Instruments (AREA)
- Pressure Sensors (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は加速度センサーに関し、特に、大きな加速度
が作用した場合であっても破損することがなく、耐衝撃
性を高めた加速度センサーに関するものである。
が作用した場合であっても破損することがなく、耐衝撃
性を高めた加速度センサーに関するものである。
一般に、加速度センサーにあっては、第4図に示すよう
に構成されていて、加速度が作用する移動体に取付けら
れてメインフレーム21およびケース22とからなる本体23
と、この本体23の内部に形成されて、オイル24が充填さ
れた空所25に設けられた重り26と、この重り26を前記本
体23に取付けるために前記本体23および重り26との間を
ピン27で取付けられたばね板28とを有しており、加速度
の作用時に生じる前記ばね板28の歪みを、このばね板28
に設けた歪みゲージの歪み出力として取り出して測定す
るものや、前記重り26の先端に変位計を取付けて加速度
の作用時に生じる前記重り26の変位を前記変位計の変位
出力として取り出して測定するものとが存在している。
に構成されていて、加速度が作用する移動体に取付けら
れてメインフレーム21およびケース22とからなる本体23
と、この本体23の内部に形成されて、オイル24が充填さ
れた空所25に設けられた重り26と、この重り26を前記本
体23に取付けるために前記本体23および重り26との間を
ピン27で取付けられたばね板28とを有しており、加速度
の作用時に生じる前記ばね板28の歪みを、このばね板28
に設けた歪みゲージの歪み出力として取り出して測定す
るものや、前記重り26の先端に変位計を取付けて加速度
の作用時に生じる前記重り26の変位を前記変位計の変位
出力として取り出して測定するものとが存在している。
そして、いずれのものの場合であっても、それほど大き
な加速度が作用しない場合には加速度を測定することが
できるが、過大な加速度が作用した場合には前記ばね板
が永久変形してしまい、このために0値がずれたりして
加速度センサーとして使用することが不可能となってし
まうという問題点を有していた。
な加速度が作用しない場合には加速度を測定することが
できるが、過大な加速度が作用した場合には前記ばね板
が永久変形してしまい、このために0値がずれたりして
加速度センサーとして使用することが不可能となってし
まうという問題点を有していた。
すなわち、前記本体21の空所25の内部に配設されてばね
板28で支持されている重り26は、その外面が前記空所25
の内面と平行となっているとともに、大きく離間してい
るので大きな加速度が作用した場合には、重り26の外面
が空所25の内面に当接し、そのために、第5図に示すよ
うにばね板28が変形して加速度センサーとして使用する
ことが不可能となってしまう場合があった。
板28で支持されている重り26は、その外面が前記空所25
の内面と平行となっているとともに、大きく離間してい
るので大きな加速度が作用した場合には、重り26の外面
が空所25の内面に当接し、そのために、第5図に示すよ
うにばね板28が変形して加速度センサーとして使用する
ことが不可能となってしまう場合があった。
この考案は前記のような従来のもののもつ問題点を解決
したものであって、大きな加速度が作用したとしてもば
ね板が永久変形する恐れをまったくなくし、これによっ
て、常に安定して加速度を測定することのできる加速度
センサーを提供することを目的とする。
したものであって、大きな加速度が作用したとしてもば
ね板が永久変形する恐れをまったくなくし、これによっ
て、常に安定して加速度を測定することのできる加速度
センサーを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するためにこの考案は、本体の内部に
形成されてオイルが充填された空所内に、多面体の重り
を可撓性部材を介して配設して変位可能とし、前記可撓
性部材の撓み量あるいは前記重りの変位量で作用した加
速度を検知するようになった加速度センサーであって、
加速度の作用時に前記空所の内面と当接する前記多面体
の重りの面、及び該面と当接する前記空所の内面のうち
の一方を、両面の間隙が前記可撓性部材から離れるに従
って漸次広がるテーパ面に形成したことで達成すること
ができる。
形成されてオイルが充填された空所内に、多面体の重り
を可撓性部材を介して配設して変位可能とし、前記可撓
性部材の撓み量あるいは前記重りの変位量で作用した加
速度を検知するようになった加速度センサーであって、
加速度の作用時に前記空所の内面と当接する前記多面体
の重りの面、及び該面と当接する前記空所の内面のうち
の一方を、両面の間隙が前記可撓性部材から離れるに従
って漸次広がるテーパ面に形成したことで達成すること
ができる。
この考案は上記の手段を採用したことにより、大きな加
速度が作用した場合であっても、重りの外面が空所の内
面と当接するので、その時の変位量以上に可撓性部材が
変位する恐れは全くなく、したがって、永久変形する恐
れがなく、また、この時、重りの外面または空所の内面
を、その面間の間隔が可撓性部材から離れた部位の方が
広くなるようにテーパ面に形成し、重りのうちの前記可
撓性部材に近い部位から漸次空所の内面に当接するよう
にしたもので、可撓性部材には一方向の曲げ力が作用
し、これによって永久変形し難くなる。
速度が作用した場合であっても、重りの外面が空所の内
面と当接するので、その時の変位量以上に可撓性部材が
変位する恐れは全くなく、したがって、永久変形する恐
れがなく、また、この時、重りの外面または空所の内面
を、その面間の間隔が可撓性部材から離れた部位の方が
広くなるようにテーパ面に形成し、重りのうちの前記可
撓性部材に近い部位から漸次空所の内面に当接するよう
にしたもので、可撓性部材には一方向の曲げ力が作用
し、これによって永久変形し難くなる。
第1図および第2図にはこの考案による加速度センサー
の実施例が示されている。この加速度センサーは、メイ
ンフレーム11およびケース12とからなる本体13と、この
本体13の内部に形成されて、オイル14が充填された空所
15に設けられた重り16と、この重り16を前記本体13に取
付けるために前記本体13および重り16との間をピン17で
取付けられた可撓性部材であるばね板18とを有してい
る。
の実施例が示されている。この加速度センサーは、メイ
ンフレーム11およびケース12とからなる本体13と、この
本体13の内部に形成されて、オイル14が充填された空所
15に設けられた重り16と、この重り16を前記本体13に取
付けるために前記本体13および重り16との間をピン17で
取付けられた可撓性部材であるばね板18とを有してい
る。
そして、前記重り16は、その外面が前記空所15の内面に
対して平行状態に形成されているのではなく、前記ばね
板18から離間するにしたがって順次離間するように、す
なわち、テーパ面16aに形成されている。
対して平行状態に形成されているのではなく、前記ばね
板18から離間するにしたがって順次離間するように、す
なわち、テーパ面16aに形成されている。
したがって、過大な加速度が作用して重り16のいずれか
の1面がそれに対向する前記空所15の内面に当接する場
合には、まず、ばね板18に近い部分が当接し、その後
は、その当接した部分を支点として回動しつつ当接する
部分を大きくしていくこととなる。
の1面がそれに対向する前記空所15の内面に当接する場
合には、まず、ばね板18に近い部分が当接し、その後
は、その当接した部分を支点として回動しつつ当接する
部分を大きくしていくこととなる。
このために、前記ばね板18には、その面に対して直交す
る方向の力が作用することなく曲げられるような力が作
用するので、永久変形し難くなり、過大な加速度が作用
したとしても、破損することが確実に防止され、耐衝撃
性を著しく高めることができるものである。
る方向の力が作用することなく曲げられるような力が作
用するので、永久変形し難くなり、過大な加速度が作用
したとしても、破損することが確実に防止され、耐衝撃
性を著しく高めることができるものである。
なお、前記実施例においては、重り16の外面をばね板18
から離間するにしたがって、前記空所15の内面から順次
離間するようにテーパ面16aに形成した場合について説
明したが、これに限定することなく、空所15の内面をテ
ーパ面に形成しても同様であることは勿論である。
から離間するにしたがって、前記空所15の内面から順次
離間するようにテーパ面16aに形成した場合について説
明したが、これに限定することなく、空所15の内面をテ
ーパ面に形成しても同様であることは勿論である。
この考案は前記のように構成したことにより、過大な加
速度が作用した場合には、加速度によって変位する重り
が空所の内面と当接することにより、それ以上に移動す
ることが阻止され、したがって、重りを支持している可
撓性部材が大きく変位して永久変形する恐れがまったく
なく、耐衝撃性が著しく高められる。
速度が作用した場合には、加速度によって変位する重り
が空所の内面と当接することにより、それ以上に移動す
ることが阻止され、したがって、重りを支持している可
撓性部材が大きく変位して永久変形する恐れがまったく
なく、耐衝撃性が著しく高められる。
しかも、重りの面と、この面と当接する空所の内面との
間隙が可撓性部材から離れるに従って漸次広くなるテー
パ面に形成したので、重りは可撓性部材から離れた部位
が大きく変位するようになる。したがって、まず可撓性
部材に近い重りの部位が空所の内面と当接し、この後可
撓性部材から離れる方向に漸次当接して行くので、可撓
性部材には大きな衝撃力が作用しないとともに、可撓性
部材には一方向への曲げ力しか作用しないこととなり、
耐衝撃性を著しく高めることができるとともに、可撓性
部材が永久変形し難いという特有の効果が得られます。
間隙が可撓性部材から離れるに従って漸次広くなるテー
パ面に形成したので、重りは可撓性部材から離れた部位
が大きく変位するようになる。したがって、まず可撓性
部材に近い重りの部位が空所の内面と当接し、この後可
撓性部材から離れる方向に漸次当接して行くので、可撓
性部材には大きな衝撃力が作用しないとともに、可撓性
部材には一方向への曲げ力しか作用しないこととなり、
耐衝撃性を著しく高めることができるとともに、可撓性
部材が永久変形し難いという特有の効果が得られます。
第1図はこの考案による加速度センサーの実施例を示す
概略断面図、第2図は第1図のIV−IV線に沿って見た断
面図、第3図は要部の断面図、第4図は従来の加速度セ
ンサーを示す概略断面図、第5図は第4図の要部の断面
図である。 11、21……メインフレーム 12、22……ケース 13、23……本体 14、24……オイル 15、25……空所 16、26……重り 16a……テーパ面 17、27……ピン 18、28……ばね板
概略断面図、第2図は第1図のIV−IV線に沿って見た断
面図、第3図は要部の断面図、第4図は従来の加速度セ
ンサーを示す概略断面図、第5図は第4図の要部の断面
図である。 11、21……メインフレーム 12、22……ケース 13、23……本体 14、24……オイル 15、25……空所 16、26……重り 16a……テーパ面 17、27……ピン 18、28……ばね板
Claims (1)
- 【請求項1】本体(13)の内部に形成されてオイル(1
4)が充填された空所(15)内に、多面体の重り(16)
を可撓性部材(18)を介して配設して変位可能とし、前
記可撓性部材(18)の撓み量あるいは前記重り(16)の
変位量で作用した加速度を検知するようになった加速度
センサーであって、加速度の作用時に前記空所(15)の
内面と当接する前記多面体の重り(16)の面、及び該面
と当接する前記空所(15)の内面のうちの一方を、両面
の間隙が前記可撓性部材(18)から離れるに従って漸次
広がるテーパ面に形成したことを特徴とする加速度セン
サー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988118661U JPH07937Y2 (ja) | 1988-09-09 | 1988-09-09 | 加速度センサー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988118661U JPH07937Y2 (ja) | 1988-09-09 | 1988-09-09 | 加速度センサー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0239164U JPH0239164U (ja) | 1990-03-15 |
JPH07937Y2 true JPH07937Y2 (ja) | 1995-01-11 |
Family
ID=31363202
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988118661U Expired - Lifetime JPH07937Y2 (ja) | 1988-09-09 | 1988-09-09 | 加速度センサー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07937Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62213176A (ja) * | 1986-03-13 | 1987-09-19 | Fujitsu Ltd | 加速度センサ− |
-
1988
- 1988-09-09 JP JP1988118661U patent/JPH07937Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0239164U (ja) | 1990-03-15 |
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