JPH0545978Y2 - - Google Patents

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JPH0545978Y2
JPH0545978Y2 JP1986192618U JP19261886U JPH0545978Y2 JP H0545978 Y2 JPH0545978 Y2 JP H0545978Y2 JP 1986192618 U JP1986192618 U JP 1986192618U JP 19261886 U JP19261886 U JP 19261886U JP H0545978 Y2 JPH0545978 Y2 JP H0545978Y2
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viscoelastic
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driven
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は加速度センサに関し、特に、水平方
向、鉛直方向の互いに異なる2方向の加速度を1
個の加速度センサで、同時に検出し得る加速度セ
ンサに関するものである。
〔従来の技術およびその問題点〕
従来より自動車等の移動体において、その移動
体の鉛直方向の加速度を検出してサスペンシヨン
の硬さを制御する等の技術的要求や当該移動体の
水平方向の加速度を検出してステアリングの安定
性を制御する等の技術的要求がある。
これらの水平方向の加速度、鉛直方向の加速度
をそれぞれ別個に設けた加速度センサにより検出
するものは既に存在するが、1個の加速度センサ
により水平方向および鉛直方向に2方向の加速度
を同時に検出することができ、しかも構成が簡単
で、かつ低価格のものは未だ存在せず、したがつ
て、加速度を検出する際に用いられる従来の加速
度センサにあつては使用に際し不便である等の問
題点があつた。
この考案は、上記のような従来のもつ問題点を
解決したものであつて、水平方向および鉛直方向
の2方向の加速度を1個の加速度センサで同時に
検出することができ、しかも、構成が簡単で安価
に製作するとができる加速度センサを提供するこ
とを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の問題点を解決するために、この考案は、
加速度に追従して一体的に運動する従動体間に粘
弾性材料からなる粘弾性重錘を位置させるととも
に、この粘弾性重錘と前記一方の従動体との間に
断面が長方形状をなす棒状の第1起歪体を架設
し、さらに、前記粘弾性重錘と前記他方の従動体
との間に断面が長方形状をなす棒状の第2起歪体
を、その長辺が前記第1起歪体の長辺と直交する
ように架設して、前記第1起歪体の長辺側の面お
よび前記第2起歪体の長辺側の面にそれぞれ歪ゲ
ージを貼設し、前記従動体が前記加速度を受けた
とき、前記粘弾性重錘が従動体に対して相対的に
変位して前記第1起歪体および第2起歪体を変位
させ、このときの第1起歪体および第2起歪体の
変位を、それらに設けた歪ゲージを介して電気信
号に変換して取り出すことにより、従動体に作用
する異なる2方向の加速度を同時に検出するよう
にした手段を採用したものである。
〔作用〕
この考案は、上記の手段を採用したことによ
り、従動体が鉛直方向の加速度を受けた場合、そ
れに伴つて重錘が水平方向に相対変位し、第1起
歪体のみが歪、その第1起歪体上に取付けられた
歪ゲージを介して歪量を電気信号に変換して水平
方向の加速度を検出する。また、従動体が鉛直方
向の加速度を受けた場合には、同じくそれに伴つ
て重錘が鉛直方向に相対変位し、他方の第2起歪
体のみが歪、当該第2起歪体上に取付けられた歪
ゲージを介して歪量を電気信号に変換して鉛直方
向の加速度を検出する。
すなわち、第1起歪体および第2起歪体を、別
個に作用させ、1個の加速度センサにより鉛直方
向および水平方向の2方向の加速度を同時に検出
できることとなる。
〔実施例〕
以下、図面に示すこの考案の実施例について説
明する。
第1図は、この考案の一実施例である加速度セ
ンサの構成を示す部分断面図であり、また第2図
は変形の様子を示す模式図である。
第1図において、紙面に対して垂直方向をx
軸、紙面の横方向をy軸、紙面の縦方向をz軸と
すると、1aは従動体5,5間に位置している後
述する粘弾性重錘2aと前記一方の従動体5間と
の間に架設された断面が長方形状をなす棒状の第
1起歪体であり、1bは前記他方の従動体5と前
記粘弾性重錘2aとの間に架設された断面が長方
形状をなす棒状の第2起歪体であり、これら両起
歪体はそれぞれの長辺が互いに直交するように設
けられている。
この第1起歪体1aのz軸に関する断面は、第
1図Bに示すように、その縦、横の寸法関係がza
≫xaになるように形成され、かかる寸法関係は、
粘弾性重錘2aがz軸方向の加速度を受け、z軸
方向に最大荷重が作用する時、第1起歪体1aの
最大歪が、ある一定の微小有限値に収まるように
設計されている。
また、1bは他方の第2起歪体であつて、この
第2起歪体1bのz軸に関する断面は、第1図C
に示すように、その縦、横の寸法関係がzb≪xb
なるように形成され、かかる寸法関係は粘弾性重
錘2aが、x軸方向の加速度を受け、x軸方向に
最大荷重が作用する時、第1起歪体1aの最大歪
が、ある一定の微小有限値に収まるように設計さ
れている。
上記粘弾性重錘2aは、ばね定数の小さな粘弾
性材料、たとえば、ゴム材料により形成され、第
1起歪体1aの運動と第2起歪体1bの運動とが
相互に干渉し合うのを最小限に止めるように配慮
してある。
また、この粘弾性重錘2aを用いることによ
り、従来から用いられていたシリコン油等を使用
することなく、効果的な減衰特性を有する構造と
なるものである。
上記第1起歪体1aおよび第2起歪体1bの長
辺側の面上には、歪ゲージ3a,3bが接着、蒸
着等の手段により取付けられ、この歪ゲージ3
a,3bはリード線4を介して図示を省略した外
部回路に接続されている。
上記の構成により、第1起歪体1aは、主とし
てx軸方向、すなわち水平方向の加速度により
歪、前記歪ゲージ3aを介して当該歪量を電気信
号に変換して水平方向の加速度を検出する。
同様に、第2起歪体1bは主としてz軸方向、
すなわち、鉛直方向の加速度により歪、前記歪ゲ
ージ3bを介して当該歪量を電気信号に変換して
鉛直方向の加速度を検出するものであり、したが
つて、第2図に示すように変形するものである。
第3図〜第4図は、それぞれ他の実施例を示
し、第3図はその両端の重錘を粘弾性重錘2aと
し、その中央部を金属等で形成された剛体重錘2
bとしたものである。
また、第4図は、その中央部を粘弾性重錘2a
とし、その両端を剛体重錘2bとしたものであ
る。
上記のいずれの実施例においても、x軸方向、
すなわち、水平方向の加速度を第1起歪体1aの
歪量で検出し、また、同時にz軸方向、すなわち
鉛直方向の加速度を第2起歪体1bの歪量で検出
し、一個の加速度センサにより同時に、2方向の
加速度の検出が可能となる。
〔考案の効果〕
この考案は上記のように、加速度を追従して一
体的に運動する従動体間に粘弾性材料からなる粘
弾性重錘を位置させるとともに、この粘弾性重錘
と一方の従動体との間に断面が長方形状となす棒
状の第1起歪体を架設し、粘弾性重錘と他方の従
動体との間に断面が長方形状をなす棒状の第2起
歪体を、その長辺が第1起歪体の長辺と直交する
ように架設して、第1起歪体の長辺側の面および
第2起歪体の長辺側の面にそれぞれ歪ゲージを貼
設したので、従動体が加速度を受けて、粘弾性重
錘が従動体に対して水平方向または鉛直方向に相
対的に変位した際、第1起歪体および第2起歪体
が変位し、このときの第1起歪体および第2起歪
体の変位を、それらに設けた歪ゲージを介して電
気信号に変換して取り出すことにより、従動体に
作用する異なる2方向の加速度を同時に検出する
ことができる。したがつて、1個の加速度センサ
により、自動車の移動体の水平方向および鉛直方
向の2方向の加速度が迅速かつ容易に検出でき、
しかも各起歪体は断面が長方形状で棒状をなした
構造の簡単なものであるので、加工が容易で安価
に制作することができる。また、粘弾性重錘は粘
弾性材料、例えばゴム材等からなるダンピング特
性を有するものであるので、シリコン油等を従動
体に封入することなく、優れた減衰性を発揮する
ことができ、しがたつて、第1起歪体と第2起歪
体の干渉を極力抑えることができ、加速度の測定
精度を著しく高めることができることになる等の
優れた効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の加速度センサの構成を示
し、第1図Aはその水平断面図、第1図Bは第1
図AのA−A線に沿う断面図、第1図Cは第1図
AのB−B線に沿う断面図、第2図は変形の様子
を示す模式図、第3図および第4図は、この考案
の他の実施例を示す加速度センサの構成を示す水
平断面図である。 1a……第1起歪体、1b……第2起歪体、2
a……粘弾性重錘、2b……剛体重錘、3a,3
b……歪ゲージ、4……リード線、5……従動
体。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 加速度に追従して一体的に運動する従動体
    5,5間に粘弾性材料からなる粘弾性重錘2a
    を位置させるとともに、この粘弾性重錘2aと
    前記一方の従動体5との間に断面が長方形状を
    なす棒状の第1起歪体1aを架設し、さらに、
    前記粘弾性重錘2aと前記他方の従動体5との
    間に断面が長方形状をなす棒状の第2起歪体1
    bを、その長辺が前記第1起歪体1aの長辺と
    直交するように架設して、前記第1起歪体1a
    の長辺側の面および前記第2起歪体1bの長辺
    側の面にそれぞれ歪ゲージ3a,3bを貼設
    し、前記従動体5,5が前記加速度を受けたと
    き、前記粘弾性重錘2aが従動体5,5に対し
    て水平方向または鉛直方向に相対的に変位し
    て、前記第1起歪体1aおよび第2起歪体1b
    を変位させ、このときの第1起歪体1aおよび
    第2起歪体1bの変位を、それらに設けた歪ゲ
    ージ3a,3bを介して電気信号に変換して取
    り出すことにより、従動体5,5に作用する異
    なる2方向の加速度を同時に検出するようにし
    たことを特徴とする加速度センサ。 (2) 前記粘弾性重錘2aに剛体重錘2bを埋設さ
    せた実用新案登録請求の範囲第1項記載の加速
    度センサ。 (3) 前記粘弾性重錘2aと前記第1起歪体1aと
    の間、および前記粘弾性重錘2aと前記第2起
    歪体1bとの間にそれぞれ剛体重錘2b,2b
    を介在させた実用新案登録請求の範囲第1項記
    載の加速度センサ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6340866A (ja) * 1986-08-05 1988-02-22 Hitachi Constr Mach Co Ltd 加速度計

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