JPS634023B2 - - Google Patents
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- JPS634023B2 JPS634023B2 JP55106071A JP10607180A JPS634023B2 JP S634023 B2 JPS634023 B2 JP S634023B2 JP 55106071 A JP55106071 A JP 55106071A JP 10607180 A JP10607180 A JP 10607180A JP S634023 B2 JPS634023 B2 JP S634023B2
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- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 13
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 9
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
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- 230000010354 integration Effects 0.000 description 3
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02P—IGNITION, OTHER THAN COMPRESSION IGNITION, FOR INTERNAL-COMBUSTION ENGINES; TESTING OF IGNITION TIMING IN COMPRESSION-IGNITION ENGINES
- F02P5/00—Advancing or retarding ignition; Control therefor
- F02P5/04—Advancing or retarding ignition; Control therefor automatically, as a function of the working conditions of the engine or vehicle or of the atmospheric conditions
- F02P5/145—Advancing or retarding ignition; Control therefor automatically, as a function of the working conditions of the engine or vehicle or of the atmospheric conditions using electrical means
- F02P5/15—Digital data processing
- F02P5/152—Digital data processing dependent on pinking
- F02P5/1521—Digital data processing dependent on pinking with particular means during a transient phase, e.g. starting, acceleration, deceleration, gear change
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/40—Engine management systems
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)
- Electrical Control Of Ignition Timing (AREA)
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、エンジンに生ずるノツキングを、エ
ンジンが加速状態にあるかどうかによりそのノツ
キング判定レベルを設定して検出するエンジン用
ノツキング制御装置に関する。
ンジンが加速状態にあるかどうかによりそのノツ
キング判定レベルを設定して検出するエンジン用
ノツキング制御装置に関する。
近年、エンジンに生じるノツキングを検出し
て、点火時期を遅角させる、いわゆるノツキング
フイードバツクシステムが種々検討されている。
そのシステムの概要は次のとおりである。すなわ
ちエンジンの気筒内圧力によつて気筒内外に生じ
る振動もしくは音等を検出して、それら振動もし
くは音等が、設定レベル(ノツキング判定レベ
ル)を超えた場合に、ノツキングと判定し、ノツ
キング信号を出す。このノツキング信号が生じた
場合には、点火時期を遅角させ、逆に生じなかつ
た場合は点火時期等のノツキング制御要因を進角
させることにより、点火時期等のノツキング制御
要因を常にノツキング限界付近でコントロール
し、機関の燃費性能を向上させる。
て、点火時期を遅角させる、いわゆるノツキング
フイードバツクシステムが種々検討されている。
そのシステムの概要は次のとおりである。すなわ
ちエンジンの気筒内圧力によつて気筒内外に生じ
る振動もしくは音等を検出して、それら振動もし
くは音等が、設定レベル(ノツキング判定レベ
ル)を超えた場合に、ノツキングと判定し、ノツ
キング信号を出す。このノツキング信号が生じた
場合には、点火時期を遅角させ、逆に生じなかつ
た場合は点火時期等のノツキング制御要因を進角
させることにより、点火時期等のノツキング制御
要因を常にノツキング限界付近でコントロール
し、機関の燃費性能を向上させる。
従来のシステムにおいては、通常、ノツキング
検出器から常時発生している振動の平均値をノツ
キング無し時のベース振動と見なし、このベース
振動を何倍かしたものをノツキング判定レベルと
し、この判定レベルとノツキング検出器から直接
出される振動レベルとの大小を比較することによ
りノツキングの判定をする。一般にノツキングに
よつて生じる気筒内外の振動レベル及びノツキン
グ無し時の振動レベルは、機関の回転速度が大に
なると大きくなるから、上記のような判定レベル
の設定方法を使うことによつて、機関状態の広範
囲でのノツキング検出が可能となる。しかしなが
ら、上記判定レベルの設定方法には次のような欠
点がある。すなわち、一般に機関が定常運転状態
にある場合は、ノツキングフイードバツクシステ
ムによつて適度なノツキング状態にコントロール
されるため、振動の平均値はノツキング無し時の
ベース振動と見なし得るが、加速時のように大き
なノツキングが比較的短かい間に多発する過渡状
態においては、振動の平均値はノツキング無し時
のベース振動よりもずつと高くなり、従つてノツ
キング判定レベルが高くなりすぎてノツキングが
検出しずらくなり、加速時にノツキングが続発す
るという欠点があつた。
検出器から常時発生している振動の平均値をノツ
キング無し時のベース振動と見なし、このベース
振動を何倍かしたものをノツキング判定レベルと
し、この判定レベルとノツキング検出器から直接
出される振動レベルとの大小を比較することによ
りノツキングの判定をする。一般にノツキングに
よつて生じる気筒内外の振動レベル及びノツキン
グ無し時の振動レベルは、機関の回転速度が大に
なると大きくなるから、上記のような判定レベル
の設定方法を使うことによつて、機関状態の広範
囲でのノツキング検出が可能となる。しかしなが
ら、上記判定レベルの設定方法には次のような欠
点がある。すなわち、一般に機関が定常運転状態
にある場合は、ノツキングフイードバツクシステ
ムによつて適度なノツキング状態にコントロール
されるため、振動の平均値はノツキング無し時の
ベース振動と見なし得るが、加速時のように大き
なノツキングが比較的短かい間に多発する過渡状
態においては、振動の平均値はノツキング無し時
のベース振動よりもずつと高くなり、従つてノツ
キング判定レベルが高くなりすぎてノツキングが
検出しずらくなり、加速時にノツキングが続発す
るという欠点があつた。
本発明は、上記問題点に鑑み、エンジンの加速
状態を検出し、加速が検出された場合は、ノツキ
ング判定レベルを定常運転時よりも下げることに
より加速時のノツキングを検出しやすくさせ、加
速時のノツキングの続発を低減するエンジン用ノ
ツキング制御装置を提供することを目的とする。
状態を検出し、加速が検出された場合は、ノツキ
ング判定レベルを定常運転時よりも下げることに
より加速時のノツキングを検出しやすくさせ、加
速時のノツキングの続発を低減するエンジン用ノ
ツキング制御装置を提供することを目的とする。
本発明に係る点火装置の第1の実施例を第1図
に示す。1は機関のノツキング現象に対応した機
関本体の振動又は音波を圧電素子(ピエゾ素子)、
発電式(マグネツト、コイル)等によつて検出す
るノツキング検出器、2は機関の加速現象に対応
した機関のスロツトル開度、吸気負圧、回転数、
トルク等をポテンシヨメータ式等によつて検出す
る加速検出器、3は機関の基本点火時期を設定す
るデイストリビユータ、4は機関の状態に応じて
実際の点火時期を決定する点火時期演算回路、5
は、点火時期演算回路4の出力信号を電流増幅し
てイグニツシヨンコイルに通電遮断を行なわせる
イグナイタである。点火時期演算回路4の構成は
次のとおりである。41は前記ノツキング検出器
1の出力をノツキング周波数成分のみ選別して取
り出すためのバンドパス、ハイパス等のフイル
タ、42はフイルタ41の出力を半波整流するた
めの半波整流器、43は半波整流後の出力を使用
してノツキング判定レベルを作り出すためのノツ
キング判定レベル作成回路、44は整流器42と
ノツキング判定レベル回路43の出力を比較して
整流器42の出力がノツキング判定レベル回路4
3の出力よりも大きい場合にノツキングと判定し
てノツキングパルスを出力する比較器、45は加
速検出器2の出力を受けて加速を検出する加速検
出回路、46は加速検出回路45の出力を受け
て、加速が検出された時にノツク判定レベルを下
げるためのノツキング判定レベル修正回路、47
はデイストリビユータ3のピツクアツプ信号と波
形整形し、基本点火時期をとり出すための波形整
形回路、48は比較器44のノツキングパルスを
カウントアツプし、また進角タイマ49の出力を
受けてノツキングパルスをカウントダウンするた
めのアツプダウンU/Dカウンタ、49は一定時
間あるいは一定サイクルごとにU/Dカウンタ4
8で数えられたノツキングパルス数を減じ、ノツ
キングが起きていないときに進角させるための進
角タイマ、410は波形整形回路47で取り出さ
れた基本進角からU/Dカウンタ48で取り出さ
れた遅角量を差し引いて実際の点火時期を決定す
るための遅角演算回路である。
に示す。1は機関のノツキング現象に対応した機
関本体の振動又は音波を圧電素子(ピエゾ素子)、
発電式(マグネツト、コイル)等によつて検出す
るノツキング検出器、2は機関の加速現象に対応
した機関のスロツトル開度、吸気負圧、回転数、
トルク等をポテンシヨメータ式等によつて検出す
る加速検出器、3は機関の基本点火時期を設定す
るデイストリビユータ、4は機関の状態に応じて
実際の点火時期を決定する点火時期演算回路、5
は、点火時期演算回路4の出力信号を電流増幅し
てイグニツシヨンコイルに通電遮断を行なわせる
イグナイタである。点火時期演算回路4の構成は
次のとおりである。41は前記ノツキング検出器
1の出力をノツキング周波数成分のみ選別して取
り出すためのバンドパス、ハイパス等のフイル
タ、42はフイルタ41の出力を半波整流するた
めの半波整流器、43は半波整流後の出力を使用
してノツキング判定レベルを作り出すためのノツ
キング判定レベル作成回路、44は整流器42と
ノツキング判定レベル回路43の出力を比較して
整流器42の出力がノツキング判定レベル回路4
3の出力よりも大きい場合にノツキングと判定し
てノツキングパルスを出力する比較器、45は加
速検出器2の出力を受けて加速を検出する加速検
出回路、46は加速検出回路45の出力を受け
て、加速が検出された時にノツク判定レベルを下
げるためのノツキング判定レベル修正回路、47
はデイストリビユータ3のピツクアツプ信号と波
形整形し、基本点火時期をとり出すための波形整
形回路、48は比較器44のノツキングパルスを
カウントアツプし、また進角タイマ49の出力を
受けてノツキングパルスをカウントダウンするた
めのアツプダウンU/Dカウンタ、49は一定時
間あるいは一定サイクルごとにU/Dカウンタ4
8で数えられたノツキングパルス数を減じ、ノツ
キングが起きていないときに進角させるための進
角タイマ、410は波形整形回路47で取り出さ
れた基本進角からU/Dカウンタ48で取り出さ
れた遅角量を差し引いて実際の点火時期を決定す
るための遅角演算回路である。
ノツキング判定レベル作成回路43の構成は次
のとおりである。431は半波整流回路42の出
力を受けて、ノツキング検出器1の振動出力の平
均値を作り出すための積分回路、432は積分回
路431の出力をK倍に増幅する増幅器、433
はK倍に増幅された出力にさらにノイズマージン
等の効果を得るためにオフセツト電圧を加算する
ための加算器である。またノツキング判定レベル
修正回路46の構成は次のとおりである。461
は加速検出回路45から出される加速信号を受け
て、加速信号を一定時間だけ引きのばすための単
安定回路、462は単安定回路461の信号レベ
ルを適度なレベルに変換する電圧レベル変換器、
463は一定のオフセツト電圧を設定するための
オフセツト電圧設定器、466はオフセツト電圧
設定器463の電圧から電圧レベル変換器462
の電圧出力を差し引くための減算器である。次に
加速検出回路45の構成を第2図において説明す
る。451は加速検出器の出力を微分する微分回
路、452は所定の加速度の大きさを設定する加
速度電圧設定器、453は微分回路451の出力
と、加速度電圧設定器の出力を比較し、微分回路
451の出力の方が大きいときは、加速信号を発
生する比較器である。
のとおりである。431は半波整流回路42の出
力を受けて、ノツキング検出器1の振動出力の平
均値を作り出すための積分回路、432は積分回
路431の出力をK倍に増幅する増幅器、433
はK倍に増幅された出力にさらにノイズマージン
等の効果を得るためにオフセツト電圧を加算する
ための加算器である。またノツキング判定レベル
修正回路46の構成は次のとおりである。461
は加速検出回路45から出される加速信号を受け
て、加速信号を一定時間だけ引きのばすための単
安定回路、462は単安定回路461の信号レベ
ルを適度なレベルに変換する電圧レベル変換器、
463は一定のオフセツト電圧を設定するための
オフセツト電圧設定器、466はオフセツト電圧
設定器463の電圧から電圧レベル変換器462
の電圧出力を差し引くための減算器である。次に
加速検出回路45の構成を第2図において説明す
る。451は加速検出器の出力を微分する微分回
路、452は所定の加速度の大きさを設定する加
速度電圧設定器、453は微分回路451の出力
と、加速度電圧設定器の出力を比較し、微分回路
451の出力の方が大きいときは、加速信号を発
生する比較器である。
第3図を用いて、加速検出回路の作動を説明す
る。同図においてaは加速検出器2の出力を表わ
している。加速検出器2としては、加速状態に対
応するスロツトル開度、負圧、回転数、トルク等
に応じた電圧を発生させるポテンシヨメータ等が
使用される。bは実際に加速状態に入つたときの
加速検出器2の出力変化を示している。加速度は
この加速検出器2の出力の時間的変化率の大きさ
に応じて大きくなるため、微分回路451の出力
cが加速度の大きさに応じた出力となる。この微
分出力は加速度電圧設定器によつて設定された加
速度設定電圧レベルと比較され、このレベルを超
えるときに機関が加速状態に入つたと判定し、比
較器453よりdのような加速信号が出される。
る。同図においてaは加速検出器2の出力を表わ
している。加速検出器2としては、加速状態に対
応するスロツトル開度、負圧、回転数、トルク等
に応じた電圧を発生させるポテンシヨメータ等が
使用される。bは実際に加速状態に入つたときの
加速検出器2の出力変化を示している。加速度は
この加速検出器2の出力の時間的変化率の大きさ
に応じて大きくなるため、微分回路451の出力
cが加速度の大きさに応じた出力となる。この微
分出力は加速度電圧設定器によつて設定された加
速度設定電圧レベルと比較され、このレベルを超
えるときに機関が加速状態に入つたと判定し、比
較器453よりdのような加速信号が出される。
次に第4図を用いてノツキング判定レベル修正
回路46の動作説明をする。同図においてaは加
速検出回路45からの加速信号である。bは前記
加速信号を時間Tだけ持続させる単安定回路46
1の出力信号である。一般に加速時のノツクが発
生するのは、加速された瞬間ではなく、加速後
0.1秒程度経過したときに起きる。時間Tだけ加
速信号を持続させるのは、このような加速後ある
時間が経過して起きるノツクを検出しやすくする
ためである。cは前記単安定回路461の出力レ
ベルをノツク判定レベルの修正値として適度な電
圧レベルV1に変換するための、電圧レベル変換
器462の出力信号である。dは減算器464の
出力信号であり、この信号は、オフセツト電圧設
定器463によつて設定される電圧レベルV0か
ら電圧レベル変換器462の出力V1を時間Tの
間だけ差し引いたV0―V1の信号である。
回路46の動作説明をする。同図においてaは加
速検出回路45からの加速信号である。bは前記
加速信号を時間Tだけ持続させる単安定回路46
1の出力信号である。一般に加速時のノツクが発
生するのは、加速された瞬間ではなく、加速後
0.1秒程度経過したときに起きる。時間Tだけ加
速信号を持続させるのは、このような加速後ある
時間が経過して起きるノツクを検出しやすくする
ためである。cは前記単安定回路461の出力レ
ベルをノツク判定レベルの修正値として適度な電
圧レベルV1に変換するための、電圧レベル変換
器462の出力信号である。dは減算器464の
出力信号であり、この信号は、オフセツト電圧設
定器463によつて設定される電圧レベルV0か
ら電圧レベル変換器462の出力V1を時間Tの
間だけ差し引いたV0―V1の信号である。
次に、第5図においてノツキング判定レベル作
成回路43の動作説明をする。同図において、a
は半波整流回路42を通過した後のノツキング検
出器1の出力信号である。信号aは積分回路43
1によつて積分され同図bの信号となる。信号b
は増幅器432によつてK倍に増幅され、信号c
となり加算器433へ入力される。加算器433
では、減算器464の出力信号(第4図の信号
d)と増幅器432の出力信号cが加算され信号
dとなる。信号dにおける破線は、本発明を用い
なかつた場合のノツキング判定レベル信号であ
り、このような場合にはノツキング判定レベルは
続発するノツキングのために高レベルになつてし
まい、ノツキングが起きているにもかかわらずノ
ツキングの判定が不可能になつている。
成回路43の動作説明をする。同図において、a
は半波整流回路42を通過した後のノツキング検
出器1の出力信号である。信号aは積分回路43
1によつて積分され同図bの信号となる。信号b
は増幅器432によつてK倍に増幅され、信号c
となり加算器433へ入力される。加算器433
では、減算器464の出力信号(第4図の信号
d)と増幅器432の出力信号cが加算され信号
dとなる。信号dにおける破線は、本発明を用い
なかつた場合のノツキング判定レベル信号であ
り、このような場合にはノツキング判定レベルは
続発するノツキングのために高レベルになつてし
まい、ノツキングが起きているにもかかわらずノ
ツキングの判定が不可能になつている。
本発明のように加速時にノツキング判定レベル
を下げてやれば(同図dにおける実線のように)、
続発するノツキングを正常にノツキング判定でき
る。eはノツキング判定することによつて比較器
44から得られるノツキングパルスである。本発
明によれば、ノツキングパルス1〜4がすべてノ
ツキング判定の結果得られるが、本発明を使用し
ない場合は、2〜4のノツキングパルスは発生せ
ず、したがつてノツキングが起きているにもかか
わらず点火時期が遅角されずに大きなノツキング
が続発することになる。
を下げてやれば(同図dにおける実線のように)、
続発するノツキングを正常にノツキング判定でき
る。eはノツキング判定することによつて比較器
44から得られるノツキングパルスである。本発
明によれば、ノツキングパルス1〜4がすべてノ
ツキング判定の結果得られるが、本発明を使用し
ない場合は、2〜4のノツキングパルスは発生せ
ず、したがつてノツキングが起きているにもかか
わらず点火時期が遅角されずに大きなノツキング
が続発することになる。
第6図に本発明装置の第2の実施例を示す。第
1の実施例においては、オフセツト電圧設定器4
63、減算器464及び加算器433によつてノ
ツキング判定レベルを加速時に可変させたが、同
様な効果を第2の実施例においては、可変利得増
幅器434によつて得ることができる。可変利得
増幅器434の作動を第7図を用いて説明する。
同図aは可変利得増幅器434の特性の1例を表
わす。可変利得増幅器434は利得(ゲイン)制
御用電圧によつてそのゲインが可変となるような
増幅器であり、たとえば、利得制御用電圧が0の
ときはそのゲインはK0、利得制御用電圧がV1の
ときはそのゲインはK2となる。このような可変
利得増幅器434に利得制御用電圧として電圧レ
ベル変換器462の出力信号第4図のcを入力し
てやれば、加速時にノツキング判定レベルを下げ
ることができる(第7図のb)。
1の実施例においては、オフセツト電圧設定器4
63、減算器464及び加算器433によつてノ
ツキング判定レベルを加速時に可変させたが、同
様な効果を第2の実施例においては、可変利得増
幅器434によつて得ることができる。可変利得
増幅器434の作動を第7図を用いて説明する。
同図aは可変利得増幅器434の特性の1例を表
わす。可変利得増幅器434は利得(ゲイン)制
御用電圧によつてそのゲインが可変となるような
増幅器であり、たとえば、利得制御用電圧が0の
ときはそのゲインはK0、利得制御用電圧がV1の
ときはそのゲインはK2となる。このような可変
利得増幅器434に利得制御用電圧として電圧レ
ベル変換器462の出力信号第4図のcを入力し
てやれば、加速時にノツキング判定レベルを下げ
ることができる(第7図のb)。
次に、本発明の第3の実施例を第8図に示す。
同図においては、第1の実施例におけるオフセツ
ト電圧設定器463、減算器464、加算器43
3、及び第2の実施例における可変利得増幅器4
34のかわりに積分器431に接続されたスイツ
チ465を使用することにより同様の効果を得る
ものである。スイツチ465としては、たとえば
ある設定電圧以上の電圧が加わつたときに導通状
態となる電界効果トラジスタ(FET)のような
ものを使用することができる。
同図においては、第1の実施例におけるオフセツ
ト電圧設定器463、減算器464、加算器43
3、及び第2の実施例における可変利得増幅器4
34のかわりに積分器431に接続されたスイツ
チ465を使用することにより同様の効果を得る
ものである。スイツチ465としては、たとえば
ある設定電圧以上の電圧が加わつたときに導通状
態となる電界効果トラジスタ(FET)のような
ものを使用することができる。
第9図を用いてその作動を説明する。第9図の
aは前述の単安定回路461の出力信号である。
この場合、単安定回路461による出力電圧のレ
ベルはスイツチ465を導通状態にさせ得るレベ
ル(同図1)以上になつている。こうすることに
よつて単安定回路461の出力電圧によりスイツ
チ465は時間Tの間だけ導通状態になる。スイ
ツチ465が導通状態になると、積分器431の
積分は停止状態となり、積分器431の積分出力
は次第に下がつてくる。その結果、増幅器432
の出力も下がり始め、ノツキング判定レベルが第
9図bのように下がつてくる。第9図bにおける
破線は積分を停止させなかつた場合のノツキング
判定レベルである。この場合の単安定回路461
による信号持続時間Tは、第1、第2の実施例に
おけるよりも若干短かくしておいた方が良い。そ
れは、あまり長い時間、積分を停止すると、ノツ
キング判定レベルが下がりすぎ誤動作の原因にな
るからである。
aは前述の単安定回路461の出力信号である。
この場合、単安定回路461による出力電圧のレ
ベルはスイツチ465を導通状態にさせ得るレベ
ル(同図1)以上になつている。こうすることに
よつて単安定回路461の出力電圧によりスイツ
チ465は時間Tの間だけ導通状態になる。スイ
ツチ465が導通状態になると、積分器431の
積分は停止状態となり、積分器431の積分出力
は次第に下がつてくる。その結果、増幅器432
の出力も下がり始め、ノツキング判定レベルが第
9図bのように下がつてくる。第9図bにおける
破線は積分を停止させなかつた場合のノツキング
判定レベルである。この場合の単安定回路461
による信号持続時間Tは、第1、第2の実施例に
おけるよりも若干短かくしておいた方が良い。そ
れは、あまり長い時間、積分を停止すると、ノツ
キング判定レベルが下がりすぎ誤動作の原因にな
るからである。
以上、第1、第2、第3の実施例のようにすれ
ば、加速時にノツキング判定レベルを下げること
ができ、その結果加速時にノツキングが続発する
ことを避けることができる。もちろん第1〜第3
の実施例の諸組合せによつても同様な効果を得る
ことができる。
ば、加速時にノツキング判定レベルを下げること
ができ、その結果加速時にノツキングが続発する
ことを避けることができる。もちろん第1〜第3
の実施例の諸組合せによつても同様な効果を得る
ことができる。
また、加速検出器の実施例として、スロツトル
開度、負圧、回転数、トルク等に応じた電圧を出
力するポテンシヨメータ式のものを挙げたが、た
とえば負圧スイツチ等のように0,1信号のよう
なデジタル式電圧を出力するような加速検出器を
用いても良い、その場合には、微分回路451等
で構成される加速検出回路45は特に必要としな
い。また、加速検出回路45の機能を合わせ持つ
たような加速検出器を用いて良いのはもちろんで
ある。
開度、負圧、回転数、トルク等に応じた電圧を出
力するポテンシヨメータ式のものを挙げたが、た
とえば負圧スイツチ等のように0,1信号のよう
なデジタル式電圧を出力するような加速検出器を
用いても良い、その場合には、微分回路451等
で構成される加速検出回路45は特に必要としな
い。また、加速検出回路45の機能を合わせ持つ
たような加速検出器を用いて良いのはもちろんで
ある。
また、実施例においては、加速信号を受けた場
合に一律の大きさだけノツキング判定レベルを下
げたが、たとえば第3図における加速度設定電圧
を2種類以上設ける等の方法により、加速の大き
さを多段階に判別し、ノツキング判定レベルをそ
の加速の大きさに応じた量だけ下げることもでき
る。加速の大きさに応じた量だけノツキング判定
レベルを下げる方法は、たとえば第1、第2の実
施例においては、単安定回路461及び電圧レベ
ル変換器462を2系統、用意し、その2系統を
前記、2種類以上の加速度設定電圧に応じて切替
えて作動させれば良い。また第3の実施例におい
ては、加速信号の持続時間Tを加速の大きさに応
じて可変できるように単安定回路461を2種類
以上設ければ良い。
合に一律の大きさだけノツキング判定レベルを下
げたが、たとえば第3図における加速度設定電圧
を2種類以上設ける等の方法により、加速の大き
さを多段階に判別し、ノツキング判定レベルをそ
の加速の大きさに応じた量だけ下げることもでき
る。加速の大きさに応じた量だけノツキング判定
レベルを下げる方法は、たとえば第1、第2の実
施例においては、単安定回路461及び電圧レベ
ル変換器462を2系統、用意し、その2系統を
前記、2種類以上の加速度設定電圧に応じて切替
えて作動させれば良い。また第3の実施例におい
ては、加速信号の持続時間Tを加速の大きさに応
じて可変できるように単安定回路461を2種類
以上設ければ良い。
本発明によれば、エンジンの加速状態を検出す
る加速検出手段からの出力信号によりノツキング
判定レベルを修正することにより加速時における
エンジンの適切なるノツキング制御を可能とする
ことができる。
る加速検出手段からの出力信号によりノツキング
判定レベルを修正することにより加速時における
エンジンの適切なるノツキング制御を可能とする
ことができる。
第1図は本発明に係るノツキング制御装置の第
1実施例を示すブロツク図、第2図は第1図にお
ける加速検出回路の詳細なブロツク図、第3図は
加速検出器および加速検出回路の出力波形図、第
4図はノツキング判定レベル修正回路の各出力波
形図、第5図はノツキング判定レベル作成回路の
各出力波形図、第6図は本発明装置の第2実施例
の主要部を示すブロツク図、第7図は第2実施例
における可変利得増幅器の電気特性および出力波
形図、第8図は本発明の第3実施例の主要部を示
すブロツク図、および第9図は第3実施例におけ
る単安定回路出力および比較器入力波形図を示
す。 1……ノツキング検出器、2……加速検出器、
4……点火時期演算回路、43……ノツキング判
定レベル作成回路、45……加速検出回路、46
……ノツキング判定レベル修正回路。
1実施例を示すブロツク図、第2図は第1図にお
ける加速検出回路の詳細なブロツク図、第3図は
加速検出器および加速検出回路の出力波形図、第
4図はノツキング判定レベル修正回路の各出力波
形図、第5図はノツキング判定レベル作成回路の
各出力波形図、第6図は本発明装置の第2実施例
の主要部を示すブロツク図、第7図は第2実施例
における可変利得増幅器の電気特性および出力波
形図、第8図は本発明の第3実施例の主要部を示
すブロツク図、および第9図は第3実施例におけ
る単安定回路出力および比較器入力波形図を示
す。 1……ノツキング検出器、2……加速検出器、
4……点火時期演算回路、43……ノツキング判
定レベル作成回路、45……加速検出回路、46
……ノツキング判定レベル修正回路。
Claims (1)
- 1 エンジンのノツキングを検出するためのノツ
キング検出器と、ノツキングを判定するための判
定レベルを作成するノツキング判定レベル作成手
段と、このノツキング判定レベルと前記ノツキン
グ検出器の出力信号とによりノツキングを判定す
るノツキング判定手段と、このノツキング判定手
段の判定結果に応じて点火時期等のノツキング制
御要因を制御する制御手段とを備えたエンジン用
ノツキング制御装置において、前記エンジンの加
速状態を検出するための加速検出手段と、この加
速検出手段からの加速検出結果に応じて前記ノツ
キング判定レベルを修正するノツキング判定レベ
ル修正手段とを含むエンジン用ノツキング制御装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10607180A JPS5732065A (en) | 1980-08-01 | 1980-08-01 | Ignition timing controller for engine |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10607180A JPS5732065A (en) | 1980-08-01 | 1980-08-01 | Ignition timing controller for engine |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5732065A JPS5732065A (en) | 1982-02-20 |
JPS634023B2 true JPS634023B2 (ja) | 1988-01-27 |
Family
ID=14424361
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10607180A Granted JPS5732065A (en) | 1980-08-01 | 1980-08-01 | Ignition timing controller for engine |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5732065A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0733808B2 (ja) * | 1985-06-05 | 1995-04-12 | 日産自動車株式会社 | 内燃機関のノツキング制御装置 |
DE68925152T2 (de) * | 1988-06-14 | 1996-05-15 | Nippon Denso Co | Klopfregelung bei Brennkraftmaschinen |
JP3711320B2 (ja) * | 1999-10-06 | 2005-11-02 | 三菱電機株式会社 | 内燃機関のノック制御装置 |
-
1980
- 1980-08-01 JP JP10607180A patent/JPS5732065A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5732065A (en) | 1982-02-20 |
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