JPS6339900A - 精製ヒト脈管形成因子、その製造方法並びにそれを含有する医薬製剤 - Google Patents

精製ヒト脈管形成因子、その製造方法並びにそれを含有する医薬製剤

Info

Publication number
JPS6339900A
JPS6339900A JP62041252A JP4125287A JPS6339900A JP S6339900 A JPS6339900 A JP S6339900A JP 62041252 A JP62041252 A JP 62041252A JP 4125287 A JP4125287 A JP 4125287A JP S6339900 A JPS6339900 A JP S6339900A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
human
item
purified human
proteins
purified
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP62041252A
Other languages
English (en)
Inventor
クレメンス・ゾルグ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ROBAFUARUMU AG
Original Assignee
ROBAFUARUMU AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ROBAFUARUMU AG filed Critical ROBAFUARUMU AG
Publication of JPS6339900A publication Critical patent/JPS6339900A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K16/00Immunoglobulins [IGs], e.g. monoclonal or polyclonal antibodies
    • C07K16/18Immunoglobulins [IGs], e.g. monoclonal or polyclonal antibodies against material from animals or humans
    • C07K16/22Immunoglobulins [IGs], e.g. monoclonal or polyclonal antibodies against material from animals or humans against growth factors ; against growth regulators
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P43/00Drugs for specific purposes, not provided for in groups A61P1/00-A61P41/00
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P9/00Drugs for disorders of the cardiovascular system
    • A61P9/14Vasoprotectives; Antihaemorrhoidals; Drugs for varicose therapy; Capillary stabilisers
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K14/00Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
    • C07K14/435Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans
    • C07K14/475Growth factors; Growth regulators
    • C07K14/515Angiogenesic factors; Angiogenin
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K38/00Medicinal preparations containing peptides

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Vascular Medicine (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Proteomics, Peptides & Aminoacids (AREA)
  • Genetics & Genomics (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Cardiology (AREA)
  • Toxicology (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Gastroenterology & Hepatology (AREA)
  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Peptides Or Proteins (AREA)
  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
  • Medicines Containing Antibodies Or Antigens For Use As Internal Diagnostic Agents (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は精製されたヒト脈管形成因子(ヒトAF)、そ
れを構成する個々のタンパク質、それらの製造方法、並
びに該因子または該タンパク賞分含有する医薬製剤に関
するものである。
発明の背景 組織が成長し、機能する上で予め必要とされる決定的条
件は、それらに血管が適切に供給されることである。傷
の癒合や腫瘍の増殖の如き再生過程での血管の新規形成
を目的とする内皮の誘導は、いわゆる脈管形成因子によ
り開始、コントロールされる複雑な多段階工程を経る。
これらの因子類は個別に、あるいは−緒になって、毛細
管内皮を指示方向に遊走させ、増殖させ、連合構造をと
らせて血管を形成せしめるよう作用する〔アウスブラン
ク(D、 H,Au5prunk)およびフォークマン
(J、  Folkman)、シエイ・マイクロバスフ
・レス(J、 Microvasc、 Res、) 1
4巻、1977.53−65頁〕。従って、精製脈管形
成因子(AF)およびその個々のタンパク質は、炎症性
疾−’ciおよび腫瘍の診断、とりわけ、内皮腫の鑑別
診断、並びにlll!瘍、動脈硬化症、および傷の癒合
等の治療に重要である。これらは、妊娠や骨生長の如き
正常な組織の形成および再生においても一役を担ってい
る。
脈管形成因子は、サイトキン(cytokins)とし
て知られている一つのグループに属している。このグル
ープには、単核細胞類、マクロファージ類、内皮細胞、
あるいは腫瘍細胞等の様々な細胞により分泌され得る生
物活性な可溶性ペプチドが含まれる。その他、サイトキ
ンの例として、インターフェロン類(インターフェロン
−α、βおよびγ)、インターロイキン1および2、マ
クロファージ活性化因子(MAF)、マクロファージ遊
走阻止因子(MIF)、並びに、[表皮性成長因子(E
GF )J、「線維芽細胞性成長因子(FGF)」およ
び「血小板由来の成長因子(PDGF)J等の種々の成
長因子を挙げることができる。これらのサイトキン類は
、様々な細胞タイプの間葉や上皮起源の分化および増殖
を刺激する。
種々の脈管形成因子(それらの大部分は動物起源である
)が、適当な実験条件を整えることにより新らしい血管
の形成状況を開始させることが報告されている〔アワエ
ルバッハ(R,、Auerbach)リンホカイン類(
Lymphokines) 4巻、1981.69−8
8頁〕。これらの因子は、組織抽出物(例、牛の脳、牛
の網膜)、あるいは腫瘍組織または培養されたi¥瘍細
胞を起源としている。
上記の脈管形成活性に関する化学的特徴や細胞性起源に
ついては殆んど知られていない。
また、どの細胞が、どのような生理学的あるいは病理学
的条件下で脈管形成活性を生成するかについても、これ
までは不明瞭であった。文献には、可能な産生体として
腫瘍細胞、リンパ細胞およびマクロファージが示されて
いる。
従って、ヒト細胞由来の脈管形成因子が有効成分である
ことは分っていたが、従来は、他のタンパク質や生物学
的な液体との混合物として記載されているにすぎず、ま
た、1例を除けば構造上の特性化もなされていない。
ストリドム(D、J 、Strydom、)らはヒト腫
瘍細胞(HT29)から単離された脈管形成因子〔アン
ギオゲニン(angiogenin)]のアミノ酸配列
を記裁している〔バイオケミストリイ(B ioche
mi s t ry)24巻、1985.5486−5
494頁コ。アンギオゲニン(分子量14.4’00、
等電点〉9.5)はウサギの眼の角膜中、並びに醇化鶏
卵の梁床膜上で生物学的に活性であるが、培養されたヒ
ト内皮細胞の増殖を刺激することはない。
発明の記述 本発明の根本的な問題点は、高純度のヒトAF、その個
々のタンパク質およびそれらを単離する方法に関係して
いる。さらにまた本発明は、精製ヒトAFまたはその個
々のタンパク質を含有する医薬組成物を提供するもので
ある。従来は、ヒト細胞からヒトAFを純粋な形で製造
することは不可能であった。
本発明は以下の知見に基づくものである。即ち、ヒトA
Fは特殊な単核細胞/マクロファージによって分泌され
るのみならず、ヒトAFに対するモノクローナル抗体に
よって示されるように、いくつかの内皮細胞や腫瘍細胞
、とりわけ様々な腫瘍セルラインからも分泌される。ヒ
トAFは、MIF、インターフェロン、M A Fおよ
びEGFSFGFおよびPDGFの如き成長因子とは明
確に識別され得るものである。
従って本発明は、精製ヒト脈管形成因子(ヒトAF)お
よびその個々のタンパク質に関するものである。
精製ヒトAFの個々のタンパク質はタンパク質分析の常
法、好ましくはプレパラテイブ(′fJfA製用の)ゲ
ル濾過、HPLC(高速液体クロマトグラフィー)、陰
イオン交換クロマトグラフィー、ヘパリン−セフアロー
スによるアフイニテイクロマトグラフイーまたはヒドロ
キシアパタイトによる吸着クロマトグラフィー、あるい
はこれらの方法を組み合わせることにより均質な形で単
離され得る。それらは脈管形成性を検出するための、標
準的な分析法において活性を示す。
ヒトAFは分子量約64,000(64kd)および約
68,000 (68k d )、等電点約5.0〜5
.3の2個のタンパク質からなっている。
D、J、ストリドム(S t rydom)記載のアン
ギオゲニンは醇化鶏卵テストの結果を除き、ヒトAFと
その特徴点が全て異っている。
ヒトAFは、ヒトAFに対するモノクローナル抗体によ
って認識され、結合されるエピトープを有するヒト起源
のタンパク質のみを含んでいる。
ヒトAFは、おそらくグリコジル化の相違に起因して異
る、分子量約64.000および68,000の個々の
タンパク質を含み、場合により、更により高分子量の個
々のタンパク質またはその凝集物、さらに約20,00
0の低分子量の解離産物を含んでいることもある。ヒト
AFは、醇化鶏卵の梁床膜上での新らしい血管の形成(
脈管形成性)の測定に基づく標準的分析法において活性
を示す。該テストはステンジンが−(Stenzing
er)らの方法に従う〔ヨー口・ジエイ・キャンサー・
タリノ・オン:1口(Eur、J 、Cancer C
Jin、 0nco、g、)19巻、1983.649
−686頁〕。
第1図はイムノアフィニティークロマトグラフィーによ
って精製したヒトAF標本を5DS−ポリアクリルアミ
ドゲル電気泳動(10%アクリルアミド)にかけて得た
結果を示す写真の模写図である。黒色@(メラノーマ)
セルラインA375/2の培養上清を、支持体に結合さ
せたヒトAFに特異的なモノクローナル抗体と一緒にイ
ンキュベートした。特異的に結合したヒトAFを、メン
プラン・トラップ〔バイオトラップ(Biotrap)
、シレイヒヤ−(Schleicher)およびシュル
(SchHll 二) 、ダッセル(Dassel)E
  中で200Vの電圧をかける(10mMトリスホウ
酸バッファーpH8,3中10時間)ことにより溶離し
た。タンパク質のバンドを、トリチウム・ロイシンで標
識(マーク)しておいた上清をフルオログラフィーにか
けることにより検出した。分子量の分っている標識タン
パク質の位置を左側に示した。
第2図はヒトAPを等電点電気泳動にかけて得た結果を
示す写真の模写図である。黒色腫セルラインA375/
2の培養上清をセルパライト(Servalyte)の
市販のゲル〔セルバ(Serva)、ハイデルベルグ〕
を用い、pHグラデイエンド3〜10により分離した。
焦点(フォーカス)処理の後、分離したタンパク質をニ
トロセルロース上に移した。ヒトAFに対して特異的な
モノクローナル抗体を用いるウェスタンプロット法によ
ってヒトAFを検出した。マーカータンパク質の位置と
の比較により等重点(pI)を求めた。
本発明はまた、精製ヒトAFの製造法に関するものであ
る。本発明方法は、出発物質としてヒトAFを含有する
溶液、好ましくはヒトAF形成性ヒト細胞の培養上清ま
たは細胞エキス(抽出物)を含有する溶液を用いること
を特徴とするものである。確立された(永久的な)ヒト
黒色腫細胞が好ましい。好ましいヒト黒色腫細胞には、
例えば、A−375/2、Mel S?、’Mel−3
13、MeJ−2aおXF M e W○等の各種メラ
ノーマセルラインがある(W、ステンジンガーら、前掲
、649−656頁)。これらの内、好適なものはメラ
ノーマセルラインA375/2である。
本発明方法においては、ヒトAFを含有する溶液を、ヒ
ト担体と結合しているヒトAFに特異的なモノクローナ
ル抗体と接触させ、非結合タンパク質、並びに他の無関
係な物質を洗い去る。この方法はイムノアフイニテイク
ロマトグラフイーとして知られている。次いで、抗体と
結合した分子量約64kd〜68kdのヒトAFを溶離
し、単離する。
ヒトAF含有溶液、例えば、ヒト細胞の細胞培養上清ま
たは細胞培養P液は自体既知の方法で調製される。ヒト
AF含有溶液は、細胞および/または細胞上清から、例
えば、抽出、濾過および/または遠心により得ることが
でき、さらに、所望により抗生物質および/またはタン
パク分解酵素阻害剤を加えて安定化する。この様なヒト
AF溶液は、これをそのまま、担体またはマトリックス
に結合させたヒトAFに特異的なモノクローナル抗体と
接触させてもよい。しかしながら、排除限界が分子量約
1,000の膜を用いて限界濾過することにより予め精
製し、濃縮しておくことが好ましい。所望により、これ
らの工程の後、クロマトグラフィー、例えばポリオール
−DEAE (セルバ、ハイデルベルグ)、分子飾、等
電点電気泳動(LKB、スエーデン)、クロマトフオー
カシング(L K B、スエーデン)等の方法を、分離
用材料の製造業者の指示に従って行ってもよい。
本発明方法では、溶液中に含まれている他のタンパク質
や無関係な物質とヒトAFとをイムノアフイニテイクロ
マトグラフイーにより分離することができる。この目的
を達成するには、ヒトAFを含有している溶液を、ヒト
AFに対して特異的なモノクローナル抗体を結合させた
担体と接触させる。
適当な担体には、例えば、シリケート類、交差結合した
アガロース、デキストランまたはポリアクリルアミド等
の適当に機能化された形のものがある。ヒトAFに対し
て特異的なモノクローナル抗体を、必要に応じて予め活
性化させた担体に自体、既知の方法により結合させる。
例えば、活性化されたエステル基(機能)を有する担体
(例、N−ヒドロキシスクシンイミドエステル基)をバ
ッファー水溶液に懸濁し、モノクローナル抗体の溶液と
混合する。次いで、結合しなかったモノクローナル抗体
を洗い去り、例えばエタノールアミンの如き1級アミン
で担体上の反応性の、非占有部位を遮断する。モノクロ
ーナル抗体を担っている担体を適当な水性溶媒、例えば
塩化ナトリワム溶液、あるいはりん酸緩衝化NaC1溶
液(PBS)、N a HCO3溶液または3−(N−
モルホリノ)−プロパノ・スルホン酸溶液の如きバッフ
ァー溶液中樽に懸濁し、ヒトAF含有溶液と接触させる
。例えば、モノクローナル抗体を伴った担体をクロマト
グラフィーカラムに充填し、ヒトAF含有溶液を適用し
、所望により加圧しながら担体上に通す。
非結合タンパク質やその他の不純物を水性液体、例えば
pH範囲約5〜9および/または濃度0.1−0.3M
、好ましくは0.15MのNaCJ溶液で洗い去る。担
体上の抗体と結合したヒトAFを、適当な水性溶液、好
ましくはグリシンバッファーの如きpH域約pH2〜約
pH5のバッファー溶液、あるいは種々の組成物または
塩溶液のpHグラジェント、好ましくはNH4SCNの
3〜4M溶液により溶離する。得られた、ヒトAFを含
有している精製溶液を必要ならば中和し、自体既知の方
法、例えばセファデックス(Sephadexo) ニ
よルクロマトグラフイー、電気透析、限外濾過および/
または減圧遠心にかけてより高純度のヒトAFを単離す
る。
所望により、ヒ)AFをその個々のタンパク質に分離す
る。例えば、このタンパク質の混合物をクロマトグラフ
し、自体既知の方法で分子量の変化により分画すること
によって分離し、個々のタンパク質に分離する。好まし
くは、調製用ドデシル硫酸ナトリウム−ポリアクリルア
ミドゲル電気泳動[:5DS−PAGE、tJ、に、ラ
エムリ(Laanl i )、ネイチャー(Natur
e)、227巻、1970.680頁〕により精製ヒト
AFを分離する。自体既知の方法によりゲルから分子量
の均一な画分を溶離し、例えば、セファデックスOによ
るクロマトグラフィー(好ましくはセファデックス0G
−75またはG−100)、電気泳動的濃縮および/ま
たは減圧遠心法にかけ、純粋な形で単離する。
また、ヒトAFはカラムクロマトグラフィーを用いる方
法によっても均一な分子量の両分に分けられ、これから
個々のタンパク質を単離することができる。陰イオン交
換カラムCMono −Q 、 HR5−5、ファルマ
シア(Pharmac ia)、アップサラ(Upps
ala) ]、次いでヘパリン−セフアロース(黒17
−0467−01 :ファルマシア)上アフイニテイク
ロマトグラフイー、最後にヒドロキシアパタイト〔盃1
25−0175:バイオーラト(Bio−Rad)]上
交換クロマトグラフィーを行うことからなる一連の分離
工程が好ましい。
本発明はまた、本発明方法によって精製されたヒトAF
またはその個々のタンパク質を含有する医薬製剤に関す
るものである。
本発明の医薬製剤は、人間の如き温血動物に対し、経腸
投与、例えば鼻腔内、経直腸、または経口投与すること
ができるが、非経口投与が好ましい。目的とする投与経
路に応じて、本発明の医薬製剤を、例えばアンプル、薬
びん、廃剤、糖衣錠、カプセル剤として、あるいは液状
または固形の鼻腔内スプレーとして1回投与剤形に製剤
化することができる。
化合物の治療有効投与量は投与経路、並びにヒト等、温
血動物の状態、例えば体重、疾患の性質および重篤度、
および全身の健康状態に依存しており、医師により決定
される。ヒトAFおよびその活性は個々のタンパク質の
投与量は1日当り、0.0’01〜10μg/体重に9
とすることができる。
本発明の医薬製剤には通常の、無機、有機、固型または
液体状の薬学的に許容し得る担体または希駅剤を可能な
らば賦形剤と一緒に含有させることができる。好ましい
有効物質の溶液または懸濁液は、等張性の水溶液または
懸濁液を用いて調製され、さらに、使用の前に溶屑させ
る凍結乾燥製剤の形を採用してもよい。医薬製剤は、滅
菌され、そして/または保存剤、安定化剤、界面活性剤
、乳化剤、可溶化剤、増粘剤、侵透圧調節用の塩類およ
び/またはバッファー、並びに、ヒト血清アルブミンの
如き他のタンパク質類またはヒト血漿製剤を含有してい
てもよい。
以下に実施例を挙げ本発明をさらに詳しく説明する。
実施例1 粗ヒトAFの生産 ヒトAFを生産するために、ヒト黒色腫セルラインA−
375/2を:エールの塩類(Earle’5salt
s) Cギブコ(Gibco)]、15%ウシ胎児血清
〔)ぐイオクロム(Biochrom)ベルリン(Be
r l in)〕を添加した最少必須培地(MEM) 
100at!中、培養皿〔ナンクロン(Nunclon
)T 600 、カタログ厘166.508〕当り細胞
密度約4×106でインキュベートした。細胞を37℃
で24時間インキュベートした後、血清不含のMEM−
Earle’s各100meで3回洗浄し、ペニシリン
−ストレプトマイシン、グルタミン、非−必須アミノ酸
、ピルビン酸ナトリウムおよびHEPESをそれぞれ濃
度1%の割合で添加したMEM−Earle’sを用い
、37℃で更に72時間インキュベートした。72時間
後に上清を除き、−80℃で冷凍−解凍を繰り返すこと
により細胞を抽出した。抽出液と上清を合わせ、250
×1で30分間遠心した。
実施例2 ヒトAFの同定(CAMテスト)8日令の群
化鶏卵の平坦な末端にドリルで穴をあけ、強固なフィル
ムで被覆した。さらに1〜2日経過後、鶏卵の尖った末
端にlXIC1mの窓をドリルで開口した。滅菌したプ
ラスチック製のピンセットで殻を除き、窓の外側端部を
シリコン油でコートした。滅菌したカバーグラスで窓を
気密状(こシールした。さら(こ2日後(10日口重、
グラスファイバーのフィルタープレート上に直径0.5
cm (60μilj’レート)でスポットした被検物
質を梁床膜(CAM)上に置いた。保湿培養器(37℃
)中で3−4日間インキュベートした後、カバーグラス
を除き、4%ホルムアルデヒド溶液中に30分間浸漬し
て醇化鶏卵を殺し、フィルタープレートと一緒にCAM
を摘出し、4%ホルムアルデヒド溶液と共にぺl−IJ
皿に入れた。プレートの下または周囲に新らしい毛細管
の輪が存在すれば陽性反応である。
実施例3 ハイブリ・、ドーマ細胞およびヒトAFに特
異的なモノクローナル抗体の製造 3.1  ヒトAFの単離 実施例1の方法に従い、A−375/2セルラインの血
清不含培養上清がら単離した物質150ゴを、CX−1
0液浸フイルター〔ミリボア(Mi l l 1por
e)カタログAP T B  C1IK25’:lを用
い1 mlに濃縮した。この濃縮物をHPLCにがけ、
TSK−125シーブカラム(バイオ−ラッド、ムニツ
ヒ)テ分画シタ。一部ヲニトロセルロース上にスポット
した後、モノクローナル抗体によりヒトAF含有両分を
同定した。陽性の両分をプールし、再び2mlに濃縮し
た。これらの製品は約40μ九勺のタンパク質を含有し
ていた。この物質を、実施例3.2に示す如く赤血球と
の結合(カップリング)に用いた。
3.2  ヒトーA’F含有タンパク質画分とヒツジ赤
血球(SRBC)とのコンジュゲーション充填されたヒ
ツジ赤血球〔パックドヒツジ赤血球細胞台(SRBC)
、ベーリングベルク(Beh−ringwerke)’
] 2.5rnlをりん酸緩衝化食塩水(PBS)20
a/中に懸濁した。この5RBC懸濁液100μlをP
BS中グルタルアルデヒド溶液900μeと一緒に室温
で5分間インキュベートし、グルタルアルデヒドの終濃
度を0.05%とした。
この様にして前処理した5RBCを水冷蒸留水で2回洗
浄し、2000X7で遠心分離した後、実施例3.1で
調製したヒトAF含有画分300μでと一緒に20℃で
1時間インキュベートした。この1懸濁液を、実施例3
.3における免疫化に用いた。
3.3  免疫化 実施例3.2で調製した、ヒ)AFと結合した5RBC
懸濁液各0.5 rrtlを、完全フロイントのアジュ
バント0.5 mlと一緒にBALB/cマウスに、0
.7および10日口重3回注射することにより免疫した
。4分の1に分け、注射量の半量を腹腔内投与(i、p
、)L、残る半量を皮下投与(s、c、)した。13お
よび14日口重こアジュバントを含まないコンジュゲー
ト懸濁液0.5 meづつを腹腔内注入することでブー
スター注射した。第18日月に処置マウスの)半量を摘
出した。
3.4  細胞融合 ケーラー(G、に;hler)およびミルスタイン(C
,Milstein)の方法(ケーラーおよびミルスタ
イン、ネイチャー、256巻、1975.495−49
7頁)に従い、約108の胛リンパ則胞と約3.3X1
0  のマウス黒色腫細胞P3−X63’−A、F8.
653[カーネイら(J、F、 Kearney)、ジ
エイ・イムノロ(J 、Irrmunol、)123巻
、1979.154g−1550頁〕とを、以下の溶液
、即ちダルベツコの改良イーグル培地中の35%ポリエ
チレンクリコール4000(メルク、ダルムスタット)
と9.7%ジメチル・スルホキシド溶液との混合物1.
5 mlに入れて混合した。融合後、細胞をフアシヨン
(Falcon) 3040製96ウエルプレートの6
00個のウエルニフレートシ、リトルフィールドのHA
T培地(Littlefield’s HAT med
ium)(J、W、リトルフィールド、サイエンス、1
45巻、1964.709−÷710頁)中で、供給細
胞としての骨髄マクロファージ〔ノイマン(Neuma
n)トンーク(Sorg)、ヨー口・ジエイ・イムノロ
(Eur、J、Irrrnunol) 10巻1980
.834−840頁〕をウェル当り約10 個加えて培
養した。
HA T中で10日間培養した後、RPM11640H
T培地中でさらに培養した。
3.5  抗体特異性に関するハイブリドーマ細胞の検
査 3、5.1  ガンマグロブリン同定 ハイブリドーマ細胞の培養上清を、第2の抗体としてペ
ルオキシダーゼと結合しており、マウスのガンマグロブ
リンで認識され、結合されるウサギ由来の抗体を用いて
行うEL I SA法にかけた〔スターら(5uter
) 、ジエイ・イムノロ・メン(J、 rrrmuno
L 、 Meth、)39巻、1980.407−41
1頁〕。
3、5.2  所望の分子量域のタンパク質に対する特
異性 シンジエネイックなマウスの赤血球(ウェル当り、P 
B S 100 ttl! 中1c赤血球約I X 1
06個(7)割合)杏ポリーL−リジン(25η/II
Ll)で被覆した96ウエルのプレート〔ダイナチク(
Dynat −ech)マイクロタイター〕に適用し、
4℃で一夜インキユベートした。結合しなかった赤血球
を。
P 135で数回洗浄して除いた。実施例3.2でその
概要を述べた様に、この様にして結合した赤血球をグル
タルアルデヒドで固定化し、洗浄した後、ヒトAF含有
画分と一緒にインキュベートした。
非 数回洗浄し1合タンパク質を除き、プレートラ0.1%
N 23 N 3含有PBS中に保存した。プレートを
ハイブリドーマ細胞由来の培養上清と一緒にインキュベ
ートした後、アルカリホスファターゼと結合した第2抗
体であるウサギの抗マウスイムノグロブリンと一緒にイ
ンキュベートし、2−アミノ−2−エチル−1,3−プ
ロパンジオールバッファー〔セルバ(Serva)E 
中ノル−ニトロフェニルホスフェートで展開した(スタ
ーら、ジエイ・イムノa−メン、39巻、1980.4
07−4113N)。遊離されたp−二トロフェノール
を405 nmにおける光度測定により同定した。この
EL I SA試験の結果、実施例3.2のヒ)AFを
含有する分子量画分の赤血球結合タンパク質と結合する
、モノクローナル抗体が認められた。
3、5.3  ヒトAFに対する特異性実施例3.5.
2で同定されたクローンの培養上清から得たガンマグロ
ブリンを50%飽和硫酸アンモニウムで析出させ、この
沈殿をPBS中にとり、業者の指示に従ってAffi 
−Gel 10  (バイオ−ラド)と結合させた。こ
の様にして固定化したガンマグロブリンを、ヒトAFを
含有する上清と一緒に4℃で一夜インキユベートし、次
いで、IEC遠心機により、2000X7.4℃で10
分間遠心した。次いで、実施例2に従い、CAMテスト
によって上清溶液を残存ヒトAFについて調べた。
この様にして3つの陽性の細胞クローンが得られた。そ
の内の1つを5F4と命名した。
3、5.4  モノクローナル抗体の単離と精製BAL
B/c?ウスをブリスタンo(Pristan)〔カー
JLt −0ス(Cart Roth)、カールスルー
エ(f(arlsruhe)10.4 mlの腹腔内投
与で前処置した。
1週間後、約2〜5×106のクローンしたハイブリド
ーマ細胞を腹腔内に注入した。各マウスから腹水を繰返
してとり、−80℃で凍結した。
採取した液体を解凍し、4℃において3ooooXyで
30分間遠心した。脂肪を吸引し、残存する破片不含の
上清に0℃で撹拌下、飽和覚酸アンモニウムを濃度が5
0%になるまで滴下した。この様にして析出した粗イム
ノグロブリン画分を業者の指示に従い、DEAE  A
ffi−ゲルブルー(Gel Blue)(バイオラド
)を用い、0.1 mol )リスHCe(pH8,2
)で溶離してクロマトグラフし、活性成分を一緒にし、
アミコン(Amicon)XM50フイルター(アミコ
ン)で濃縮した。
実施例4 抗体カラムの調製 業者の指示に従い、Affico−’fル10(バイオ
−ラド)を冷蒸留水とカップリング・バッファー(PB
S、0.15 M、  pH7,2)で洗浄した。
ゲルの、カップリングバッファー中50%i!J3液(
1ml )をプラスチック・チューブに入れ、同量の精
製抗体溶液(モノクローナル抗体20 rq )と混合
し、室温で4時間回転させた。次いで、ゲルをカップリ
ングバッファーで洗浄した。活性のある遊離の部位をブ
ロックするためにゲル1 mlに対し、IM−]−]タ
ノールアミ7−HCl (pH8,0)0.1 ml!
を加え、室温で2時間処理した後、ゲル1mlについて
10 mMのすl−IJウムアジドを含有するPBSで
洗浄し、そのまま4℃に保った。カップリングの程度は
280 nmにおける吸光度測定で求め、ゲル1尻e当
りのモノクローナル抗体は合計12〜30■であった。
実施例5 ヒトAFタンパク質の単離と精製5.1  
ヒトAFの製造 実施例1の方法に従ってA−375/2セルラインの培
養上清を調製した。血清不含の培養上清的121を、メ
ンプランの分子量排除限界が〉10゜000 であるペ
リコン(Pe L 1con)  カセット・システム
(ミリポア)を用いて約160alに濃縮し、0、OI
MPBS  に対して透析した。
5.2  イムノアフイニテイ・クロマトグラフィー濃
縮した粗ヒ)AF20mgを、ゲル1 rneにつき抗
体12ηの割合で結合させたゲル4mJの入った抗体カ
ラム(実施例4)に、4℃、流速10rne/時間で繰
返しポンプ注入した。0.1%オクチルグリコジッド添
加P B S ]、 OOmeで非持異的に結合してい
るタンパク質や付随する他の物質を洗い去り、最後に、
0.1モルNaC1水溶液10meを用い、流速15a
e/時間でカラムから溶離した。特異的に結合している
ヒトAFタンパク質を、0.1molグリシン塩酸塩/
 0.1 mol NaCj?(pH2,6)の水溶液
で溶離した。溶出液を280 nmにおける吸収の自動
測定により追跡した〔ユニコード(Uni−cord)
S、 LKBインスツルメンツ〕。タンパク質含有画分
を一緒にして1モルトリス溶液を加えて中和し、実施例
2の如くにして生物活性を測定した。この物質は脈管形
成性を示した。
5.3  SDSポリアクリルアミドゲル電気泳動(S
DS−PAGE)によるヒトAFタンパク質の分析 透析による濃縮物(実施例5.1)の1部(約2%)を
ラエムリ(U、に、 Laeml i)の方法(ネイチ
ャー、227巻、1970.680−685頁)に従い
、12.5%ポリアクリルアミド・フラットゲルを用い
て電気泳動させた。クマツシー(Com−assie)
ブリリアント・ブルー〔フル力(Fluka)〕染色ま
たはメリル(C8R,Merri l )らの銀染色法
〔アナリティカル・バイオヶミストリイ(Annal。
Biochem、) 110巻、1981.201−2
07頁〕により染色してタンパク質バンドを観察した。
抗体カラムから溶出した物質は分子量約64゜000(
64kd)および約68,000 (68kd)のタン
パク質を含有していた。
もう一方のバッチで、実施例5.1の透析濃縮物の一部
(約2%)を上記ラエムリの方法に従い、15%ポリア
クリルアミド・フラットゲルにより電気泳動させた後、
トウビンら(Towbin) [:プロシーデインダス
・オブ・ザ・ナショナル・アカデミイ・オブ・サイエン
スイズ(Proc 、Nat 、Acad 。
Sci、)76巻、1979.4350−4354頁〕
の指示およびトランス−プロット(Trans −Bl
ot”装置に関するバイオ−ラッド社の1983使用規
定に従い、メンプラン〔バイオトラップ(Bio−tr
ap)シレイヒヤー(Schleicher)およびジ
ュール(Schull) ]上;こ電気溶離し、ヒトA
Fタンパク質に特異的なモノクローナル抗体を用い、間
接的な免疫ペルオキシダーゼ法で染色した。プロット上
に、分子量約64,000 (64k d )おヨヒ約
68,000(68kd)の2本のバンドを認めた。
5.4  HPLCゲル濾過法によるヒトAFタンパ実
m、、5.2で単離した物質をTSK125モレキュラ
ーシーフ(バイオ−ラッド)で分離した。使用した溶離
剤はPBS、pH7,2であり、流速は0、5 rrt
 7分であった。0D28oにおいて、この物質は)8
0,000と約60,000−70,000の2つのピ
ークを示した。両方の分子量域の画分をプールし、50
 mM重炭酸アンモニヮムに対して透析した後凍結乾燥
し、乾燥後、2回蒸留した水中にとり、再び凍結乾燥し
た。これら各調製物の1部をCAMテスト(実施例2)
にかけ、ヒトAFについて1回調べた。
5.5  イオン交換HPLCおよびイムノアフ・イニ
テイクロマトグラフイーによるヒトAFタンパク質のプ
レパラティブ分離および単離 実施例2の如くにして得た物7810 rnlを室温下
、モノ(Mono)  Q陰イオン交換カラム(HR5
151,ぢ170546−01:ファルマシア)に充填
し、線状塩グラデイエンドで溶離した。移動相(A)は
、O,OIM  PBS、pH7,2であり、移動相(
B)はI M NaCg−)−0,1M P B S 
、 pH7,2であった。各両分の1部をニトロセルロ
ース上にスポットし、トウビンらの方法(実施例5.3
参照)に従い、ヒトAFに特異的なモノクローナル抗体
で染色した。0.4M NaC1域における陽性画分を
プールし、ミリポア・イマーシブル(Mi l 1 i
poreIrrmersible) CX 10  限
外濾過機を用いて1 r!Ieに濃縮し、0.1MPB
Sに対して透析し、実施例2の方法に従って生物学的活
性を調べた。この物質は脈管形成性であった。
次の工程で、この物質をヘパリン−セフアロースCL−
6B (泥17−0467−01 、ファルマシア)に
よるアフイニテイクロマトグラフイーにかけた。この方
法は、該物質を0.OIMPBSに対して透析し、予め
移動相(0,01M ) ’)ス+0、1 M NaC
1: pH7,0)で平衡化しておいたヘパリン・カラ
ム(40mlゲル床)にかけることからなる。次いで移
動相B(0,01Mトリス、2.2M NaC1、pH
7,2)による線状グラデイエントチ溶離した。フラク
ションをニトロセルロース上にスポットし、ヒトAFタ
ンパク質に特異的なモノクローナル抗体で検出した。ヒ
トAFに対して特異的なモノクローナル抗体をヒトAF
タンパク質に加えた。サブストラル(基質、5ubst
ral)バッファー溶液(ジアミノベンジジン50’n
9/PBS100mg+H2O240μl)を加えるこ
とにより、マウスのイムノグロブリンに対して惹起され
たペルオキシダーゼ−標識抗血清(ヒツジ)で、抗原(
ヒトAF )と結合したモノクローナル抗体を検出した
。色の強度はニトロセルロース上にスポットされた抗原
(ヒトAF)の量と比例する。
陽性画分をプールし、0.15MPBSに対して透析し
た後、実施例2の方法に従って生物活性を調べた。Q、
5MNaC1の位置で溶離したこの物質は脈管形成性で
あった。
第3番目の工程では、この物質をヒドロキシアパタイト
(瓜!25−0175;バイオラッド)で精製した。1
/10濃縮バツフアー(移動相A、0.01 MNa2
p04+0.01 MCa(J’2 、pH6,8)に
対して透析した後、載物・實を移動相Aで平衡化された
ヒドロキシアパタイト・カラム(ゲル床4、8 ml)
に充填し、移動相B (0,5M Na2HPO4,0
,01mMCa(J’2 、pH6,8)の線状グラデ
イエンドで溶離した。両分の一部をニトロセルロース上
にスポットし、ヒトAFタンパク質に特異的なモノクロ
ーナル抗体で染色した。0.5MNaClで溶離した陽
性画分をプールし、0.15MPBSに対して透析した
後、実施例2の方法に従って生物学的な活性を調べた。
この物質も脈管形成性であった。
この物質を、PBSを移動相としてモレキュラーシーブ
・カラム(TSK−125)で分離すると、分子量60
,000と70,000の間にホモジーニアス(均一)
なピークが認められた。該物質を実施例5.3のラエム
リの方法に従い、15%ポリアクリルアミドフラットゲ
ル上で分離した後、ニトロセルロース上に郡し、ヒトA
Fに特異的なモノクローナル抗体で染色すると、分子全
域64゜000と68,000に2本のバンド、さらに
20゜000に1本のバンドが認められた。
5.6  ヒトAFの等電点の測定 実施例5.1においてヒトAF含有培養上清から得たタ
ンパク質50μmを50mM重炭酸アンモニウム溶液に
対して透析し、凍結乾燥して皿回蒸留水100μlにと
り、市販のゲル〔プレコート(Precote)、セル
バ(Serva)’]上、pH3−10において等電点
電気泳動させた。ゲルをニトロセルロース上にプロット
させ、トウービンラ(Tow−bin)の方法(実施例
5.3参照)に従い、ヒトAFに特異的なモノクローナ
ル抗体で染色した。
pH5,0−5,3の領域に単一のバンドが認められた
【図面の簡単な説明】
第1図はヒトAF含有タンパク質をポリアクリルアミド
ゲル電気泳動にかけ、フルオログラフィーで検出するこ
とにより得られた泳動パターンの写真の模写図である。 第2図はヒトAF含有タンパク質を等電点電気泳動にか
け、ウェスタンプロット法で検出することにより得られ
た泳動パターンの写真の模写図である。 特許出願人 ロバファルム・アクチェン・ゲゼルシャフ
ト代 理 人 弁理士 青 山   葆例1名)図」の
半開内容に変更なし) FIG、  1 FIG、  2 1 事件の表示 昭和62年特許願第  41252   号t17製ヒ
)・脈管形成因子、その製造方法並びにそれを含有rろ
医薬製剤 補正をする者 事件との関係 特許出願人

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、精製ヒト脈管形成因子、即ちヒトAFおよびその個
    々のタンパク質。 2、ヒト起源のタンパク質のみを含有していること、並
    びにヒトAFに対する抗体によつて認識され、結合され
    るエピトープを含有していることを特徴とし、新しい毛
    細血管の形成を測定することからなる標準分析法におい
    て活性を示す第1項記載の精製ヒトAF。 3、分子量範囲が約64,000(64kd)および6
    8,000(68kd)の少なくとも2個の分子からな
    り、解離により、生物学的に活性な分子量約20,00
    0のタンパク質に分解され得ることを特徴とする第1項
    記載の精製ヒトAF。 4、分子量約64,000および68,000の分子の
    等電点が約5.0〜5.3であることを特徴とする第3
    項記載の精製ヒトAF。 5、ヘパリン−セフアロースに親和性を有し、塩濃度約
    0.5MNaClで単離され得ることを特徴とする第3
    項または第4項記載の精製ヒトAF。 6、精製ヒトAFの製造方法であつて、ヒトAF含有溶
    液を、担体と結合しているヒトAFに特異的なモノクロ
    ーナル抗体と接触させ、非結合タンパク質および他の無
    関係な物質を除去し、抗体と結合したヒトAFであつて
    、分子量約64,000(64kd)〜68,000(
    68kd)のヒトAFを分離し、単離することからなる
    方法。 7、ヒトAF含有溶液が確立された(永久的)ヒト黒色
    腫細胞の細胞培養上清または細胞抽出物であることを特
    徴とする第6項記載の方法。 8、イムノアフイニテイクロマトグラフイーに適用する
    前にヒトAF含有溶液を限外濾過して濃縮しておくこと
    を特徴とする第6項記載の方法。 9、精製ヒトAFを、調製用のドデシル硫酸ナトリウム
    −ポリアクリルアミドゲル電気泳動により分子量約64
    ,000(64kd)と68,000(68kd)の個
    々のタンパク質に分離する工程を含む第6項記載の方法
    。 10、調製用のゲル濾過、HPLC(高速液体クロマト
    グラフィー)、陰イオン交換クロマトグラフィー、ヘパ
    リン−セフアロースによるアフイニテイクロマトグラフ
    イー、ヒドロキシアパタイトによる吸着クロマトグラフ
    ィー、またはこれらの方法の併用により精製ヒトAFを
    個々のタンパク質に分離する工程を含む第6項記載の方
    法。 11、脈管系疾患、あるいは血管の供給不十分または損
    傷に起因する疾患の治療のための医薬であつて、第1項
    に記載の精製ヒトAFまたはその個々のタンパク質と担
    体とを含有する医薬製剤。 12、第6項〜第10項記載の方法で製造された精製ヒ
    トAFまたはその個々のタンパク質を含有する第11項
    記載の医薬製剤。
JP62041252A 1986-02-24 1987-02-24 精製ヒト脈管形成因子、その製造方法並びにそれを含有する医薬製剤 Pending JPS6339900A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE3605907 1986-02-24
DE3605907.2 1986-02-24

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS6339900A true JPS6339900A (ja) 1988-02-20

Family

ID=6294823

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62041252A Pending JPS6339900A (ja) 1986-02-24 1987-02-24 精製ヒト脈管形成因子、その製造方法並びにそれを含有する医薬製剤

Country Status (10)

Country Link
EP (1) EP0234545A3 (ja)
JP (1) JPS6339900A (ja)
AU (1) AU593063B2 (ja)
DK (1) DK94087A (ja)
FI (1) FI870787A (ja)
HU (1) HUT44073A (ja)
IL (1) IL81650A0 (ja)
NO (1) NO870739L (ja)
PT (1) PT84353B (ja)
ZA (1) ZA871323B (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3689921T2 (de) * 1985-12-17 1994-09-22 Synergen Inc Menschlicher plazentarer angiogenischer Faktor, geeignet für die Reizung der Kapillarsynthese, der Endothelzellprotease, der DNS-Synthese und der Absiedlung.
US4853219A (en) * 1987-08-06 1989-08-01 President And Fellows Of Harvard College Antibodies to angiogenin: immunotherapeutic agents
DK580789D0 (da) * 1989-11-20 1989-11-20 Novo Nordisk As Fremgangsmaade til oprensning af polypeptider

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4273871A (en) * 1980-03-03 1981-06-16 Monsanto Company Production of angiogenic factor by cell culture

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4529590A (en) * 1982-12-27 1985-07-16 Leveen Robert F Production of angiogenetic factor
US4727137A (en) * 1985-04-17 1988-02-23 President And Fellows Of Harvard College Purified protein having angiogenic activity and methods of preparation

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4273871A (en) * 1980-03-03 1981-06-16 Monsanto Company Production of angiogenic factor by cell culture

Also Published As

Publication number Publication date
IL81650A0 (en) 1987-09-16
EP0234545A3 (en) 1989-05-24
PT84353B (pt) 1989-09-14
FI870787A (fi) 1987-08-25
EP0234545A2 (en) 1987-09-02
DK94087A (da) 1987-08-25
NO870739L (no) 1987-08-25
NO870739D0 (no) 1987-02-24
PT84353A (en) 1987-03-01
AU593063B2 (en) 1990-02-01
FI870787A0 (fi) 1987-02-24
AU6920187A (en) 1987-08-27
DK94087D0 (da) 1987-02-24
ZA871323B (en) 1987-09-30
HUT44073A (en) 1988-01-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4578335A (en) Interleukin 2 receptor
JP2852918B2 (ja) 免疫グロブリンeのためのリセプターに対するモノクローナル抗体を生産するハイブリドーマセルライン
US20160046704A1 (en) Glycoproteins having lipid mobilising properties and therapeutic applications thereof
JP3545408B2 (ja) シャペロニン10
US4882275A (en) Method of purifying endothelial cell growth factors using immobilized heparin
IE60450B1 (en) Lymphokine in pure form, novel monoclonal antibodies, hybridoma cell lines, processes and applications
JPS6244199A (ja) 糖蛋白質に対するモノクロ−ン抗体およびその製法
US5677182A (en) Cleavage site blocking antibody to prohormone proteins and uses thereof
US4167557A (en) Ubiquitous immunopoietic polypeptide (UBIP) and methods
JPS6339900A (ja) 精製ヒト脈管形成因子、その製造方法並びにそれを含有する医薬製剤
US5606027A (en) Antibodies to a neutrophil chemotactic protein
Pearlstein et al. Expression of protein HC on the plasma membrane of different human cell types
CA2176948C (en) Chaperonin 10
IE911285A1 (en) Monoclonal antibodies against PP4, processes for the¹preparation thereof and the use thereof
US5235042A (en) Endothelial cell growth factor
Bellotti et al. Use of an Anti‐Idiotypic Monoclonal Antibody in Studying Amyloidogenic Light Chains in Cells, Urine and Fibrils: Pathophysiology and Clinical Implications
EP0331743B1 (en) Protein derived from living body
JPH0977799A (ja) ヒト−マクロファージ遊走阻止因子(ヒト−mif)に対するモノクローナル抗体および該抗体を産生するハイブリドーマ
WO1993016715A1 (en) Fsf-1 and the early detection of fibrosis
JPH01104100A (ja) 単球から得られる血管活性を有する蛋白質及びその類似体、この蛋白質を抽出する方法並びにそれらを治療用及び抗体製造に利用する方法
JPH0595794A (ja) ヒトm−csf抗体及びヒトm−csfの測定法
JPH06125784A (ja) モノクローナル抗体,ハイブリドーマ,その製造法および用途
JPH02306996A (ja) 酸性線維芽細胞成長因子の抗体,その用途およびペプチド
US5932700A (en) Protein inhibiting the growth of human endometrial fibroblasts
JPH11507023A (ja) 血清免疫調節ポリペプチドおよびそれらの使用