JPS6339854Y2 - - Google Patents

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JPS6339854Y2
JPS6339854Y2 JP1109183U JP1109183U JPS6339854Y2 JP S6339854 Y2 JPS6339854 Y2 JP S6339854Y2 JP 1109183 U JP1109183 U JP 1109183U JP 1109183 U JP1109183 U JP 1109183U JP S6339854 Y2 JPS6339854 Y2 JP S6339854Y2
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JP
Japan
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pole
curl cord
diameter
pole group
cord
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JP1109183U
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JPS59118227U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は伸縮式導電管に係り、特に伸縮可能な
多段ポール群内に伸縮自在なカールコードを配置
して両者を同時に伸縮可能とした伸縮式導電管に
関する。
従来、伸縮可能な多段外側ポール群内に伸縮可
能な多段内側ポール群を配置するとともに、両ポ
ール群の両端部を相互に固定し、両ポール群を絶
縁状態で同時に伸縮可能とした伸縮式導電管は一
般に知られている。
ところで、この種の導電管においては、各ポー
ル群の各段における電気的接続および摺動抵抗を
保つ手段として各段のポール間にスライドばねを
介装する方法が採られているが、このスライドば
ねの反発力が小さい場合には導通不良を招くおそ
れがある。また、スライドばねの反発力が充分で
あつても、各ポールの内面およびスライドばねの
外面に酸化膜ができた場合には、同様に導通不良
のおそれがある。
また、この導電管をマイクロホンポールとして
用い、マイクロホン使用時(導通時)に導電管を
伸縮させた場合には、摺動部、特にばね部の抵抗
値が変化するためスピーカから雑音がでることが
ある。
また、各ポール群の摺動抵抗は各段のばね部に
より異なり、しかも両ポール群の摺動抵抗が合成
され、導電管を伸縮させる際には各ポール群の最
も摺動抵抗の小さい箇所から動作するため、導電
管としての摺動力の幅が大きくなつてしまう。す
なわち、小さな外力でも伸縮動作してしまうとと
もに、伸長限あるいは縮小限まで動作させるため
には大きな力が必要となる。
さらにまた、各ポール群は、各段のポールの内
外面を介して接続されているため、各ポール表面
に絶縁処理を施すことが不可能である。
そして、この種の導電管は、内側ポール群を
(+)側の導通路とするとともに外側ポール群を
(−)側の導通路とするモノラル構造となつてい
るのが通例であり、これをステレオ化するために
は複数組の内側ポール群を外側ポール群内に配置
しなければならず、ために構造が複雑となるとと
もに導電管の細径化が困難となり、また各部の絶
縁性も問題となる。
そこで一部では、第1図ないし第3図に示すよ
うに長方形断面の絶縁被覆体1a内に2本の
(+)側の導線1bと1本のアース線1cとを配
して3線構造とし、これを螺旋状に巻回して形成
されるカールコード1を用い、このカールコール
ド1を前記内側ポール群に代えて外側ポール群内
に配した構造の導電管が提案されている。そし
て、この種の導電管は、カールコード自体で極数
を複数取出すことが容易であるため、ステレオ化
しても構造が複雑とならず導電管の細径化をも可
能にする。また、前記カールコード1のように3
線構造とした場合には、外側ポール群を導通路と
する必要がないため、動作部における電気的接点
が皆無となつて雑音の発生等を有効に防止するこ
とができるとともに、外側ポール群表面に絶縁処
理を施すことも可能となり、また外側ポール群加
工時の切粉等によるシヨートのおそれもなくなる
等、種々の利点を有している。
ところが、前記カールコード1は第1図および
第2図に示すように、設計上線径に対して螺旋部
の外径を相対的に小さくしなければならず、しか
も3線構造となつていて線径の幅が広く螺旋部の
巻数を多く取ることができない。このため、伸縮
動作を行なつてカールコード1がある一定以上の
長さに引張られると、その両端から伸長時のスト
ロークに対応する長さの部分を繰り出していくた
め、特に両端の座巻部分に応力が集中し、元に戻
してもコイルばねとしての弾性が悪くなつて元に
戻らず、座巻部分の外径が大きくなつてしまうお
それがある。
カールコード1の両端のうち細径の先端ポール
側の座巻部分は、先端ポールの内径に規制されて
ある程度径の太りが抑制されるが、太径の基端ポ
ール側の座巻部分は、第4図に示すように外側ポ
ール群2の基端ポール2aの内径まで径が太つて
しまう。そして、このように径が太つた場合に
は、基端ポール2aに内挿される中間ポール2b
を縮小動作させた際に、径が太つた座巻部分が中
間ポール2bの基端部と基端ポール2a基端の基
底金具3との間に挾まり、カールコード1が損傷
してシヨートや断線の原因となるおそれがある。
本考案はかかる現況に鑑みなされたもので、特
に問題となるカールコードの基端側の座巻部分に
かかる応力を分散し、この部分の径の太りを有効
に防止することができる伸縮式導電管を提供する
ことを目的とする。
本考案は、座巻部分にかかる応力を分散してこ
の部分の径の太りを防止する手段として、カール
コードの少なくとも基端部を、その外形が固定側
に向かつて次第に縮径するテーパ状に形成するよ
うにしたことを特徴とする。
以下、本考案の一実施例を図面を参照して説明
する。
第5図は本考案に係る導電管11の一例を示す
短縮時の外観図、第6図はその部分的伸長状態の
断面図を示すもので、両図において、12は金属
製のポール群であつて、このポール群12は、最
も太径の基端ポール12aと、その先端側から内
挿される中間ポール12bと、中間ポール12b
の先端側から内挿される最も細径の先端ポール1
2cとから3段伸縮状に形成されており、隣位す
る両ポール12a,12bおよび12b,12c
間には、摺動抵抗と電気的接続を与えるための各
一対の公知のスライドばね13がそれぞれ介装さ
れている。そして、このポール群12の内部には
後述するカールコード14が内装され、その両端
部は、前記基端ポール12aの基端に固設された
基底金具15あるいは先端ポール12cの先端に
固設されたマイクロホン取付金具16等を介して
ラグ端子17,18にそれぞれ接続されている。
前記基底金具15は、第6図に示すように金属
材料で筒状に形成され、前記基端ポール12aと
は絞りポンチ打ち加工による連結固定されてい
る。この基底金具15内には、第6図に示すよう
に筒状の絶縁ブシユ19、この絶縁ブシユ19に
連結された端子取付板20、およびこの端子取付
板20に取付けられたラグ端子17がそれぞれ配
置され、カールコード14の基端部は、前記絶縁
ブシユ19内を通してラグ端子17に接続されて
いる。そして、基底金具15、絶縁ブシユ19、
およびカールコード14の基端部は、基底金具1
5に径方向に螺装された止めビス21により一体
に固定されている。
また、前記マイクロホン取付金具16は、金属
材料で筒状に形成され、前記先端ポール12cと
は絞りポンチ打ち加工により連結固定されてい
る。このマイクロホン取付金具16内には、前記
基底金具15側と同一構成の絶縁ブシユ22、端
子取付板23、およびラグ端子18がそれぞれ配
置され、カールコード14の先端部は、前記絶縁
ブシユ22内を通してラグ端子18に接続されて
いる。そして、絶縁ブシユ22およびカールコー
ド14の先端部は、マイクロホン取付金具16に
径方向に螺装された止めビス24によりマイクロ
ホン取付金具16に一体に固定されている。
しかして、ポール群12の両端部とカールコー
ド14の両端部とが相互に固定され、ポール群1
2の伸縮動作に伴なつてカールコード14も自在
に伸縮することになる。
一方、前記カールコード14は、第7図ないし
第10図に示すように断面長方形をなすポリエチ
レン等の絶縁被覆体14a内にリン青銅鋼線から
なる2本の(+)側の導線14bと1本のアース
線14cとが配されて3線構造をなし、押出し成
形で一体成形されるコードを螺旋状に巻回して構
成され、その螺旋部の基端部分は、第7図に符号
14Tで示すように固定側に向かつてその外形が
次第に縮径するテーパ状に形成されている。そし
て、テーパ状にすることにより、この部分にかか
る応力を分散して外径が太くなるのを防止するよ
うになつている。
次に、作用について説明する。
第6図に示すようにポール群12を伸縮動作さ
せると、これに伴なつてその内部のカールコード
14を自在に伸縮し、ポール群12をアース側の
導通路としない多段伸縮可能な導電管11が構成
される。
ところでこの導電管11において、ポール群1
2を伸長動作させると、カールコード14はその
両端部分から伸長時のストロークに相当する長さ
のカールコード部分を出していく。このため、導
電管11を何度も伸縮させると、カールコード1
4の両端部に応力が集中してコイルばねとしての
弾性が悪くなり、縮小状態にポール群12を戻し
てもカールコード14の両端部が元の径に戻らず
径が太くなるおそれがある。
カールコード14の先端部分は、第6図に示す
ように細径の先端ポール内径に規制されて径の太
りが抑制されるので大きな問題となることは少な
いが、カールコード14の基端部分が太径化した
場合には前記するように大きな問題となる。
ところが、本実施例に係るカールコード14の
基端部分は、第7図および第9図に示すように固
定側に向かつてその外形が次第に縮径するテーパ
状に形成されているので、この部分にかかる応力
が有効に分散され、伸縮動作を繰返しても外径が
太くなるおそれがない。そして、これにより、カ
ールコードの損傷によるシヨートや断線を有効に
防止することができる。
なお、前記実施例では、カールコード14の基
端部分のみをテーパ状に形成する場合について説
明したが、先端部分も同様にテーパ状に形成すれ
ばより有効である。
また、前記カールコード14は、アース線14
cをも有する3線構造であるが、ポール群12を
アース側の導通路とすれば2線構造のものでもよ
い。
以上説明したように本考案は、カールコードの
少なくとも基端部を、その外形が固定側に向かつ
て次第に縮径するテーパ状に形成したので、この
部分にかかる応力を分散して外径の太りを有効に
防止することができる。この結果、カールコード
を用いる際に問題となるカールコードの損傷およ
びこれに伴なうシヨートや断線のおそれを有効に
防止し、信頼性の高い導電管を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来用いられていたカールコードの形
状を示す部分破削正面図、第2図は第1図の右側
面図、第3図は第1図の部拡大図、第4図は従
来構造のカールコードを用いた場合の問題点を示
す説明図、第5図は本考案に係る導電管の一例を
示す外観正面図、第6図は同伸長途中の状態を示
す拡大断面図、第7図は本考案に係るカールコー
ドの一例を示す部分破削正面図、第8図は第7図
の左側面図、第9図は第7図の右側面図、第10
図は第7図のX部拡大図である。 11……導電管、12……ポール群、14……
カールコード、14T……テーパ状部、15……
基底金具、16……マイクロホン取付金具、1
7,18……ラグ端子。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一端に向かつて順次縮径して多段伸縮可能なポ
    ール群の内部に伸縮自在な螺旋状カールコードを
    配置し、かつ前記ポール群の両端とカールコード
    の両端とを相互に固定して同時に伸縮可能とした
    伸縮式導電管において、前記カールコードの少な
    くとも基端部を、その外形が固定側に向かつて次
    第に縮径するテーパ状に形成したことを特徴とす
    る伸縮式導電管。
JP1109183U 1983-01-31 1983-01-31 伸縮式導電管 Granted JPS59118227U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1109183U JPS59118227U (ja) 1983-01-31 1983-01-31 伸縮式導電管

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JP1109183U JPS59118227U (ja) 1983-01-31 1983-01-31 伸縮式導電管

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Publication Number Publication Date
JPS59118227U JPS59118227U (ja) 1984-08-09
JPS6339854Y2 true JPS6339854Y2 (ja) 1988-10-19

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ID=30142514

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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5465856B2 (ja) * 2008-09-19 2014-04-09 旭化成せんい株式会社 伸縮性ワイヤーハーネス
JP5480803B2 (ja) * 2010-12-22 2014-04-23 京楽産業.株式会社 遊技機
JP6346844B2 (ja) * 2014-11-04 2018-06-20 矢崎総業株式会社 導電路接続部材

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JPS59118227U (ja) 1984-08-09

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