JPS633957A - インク残量目視検知装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 役Ｗ公！ 本発明は、インク残量目視検知装置、より詳細には、イ
ンクオンデマンド型インクジェットヘッドを一体的に有
するインクカートリッジにおけるインク袋内のインク残
量の寡少を目視し得るようにしたインク残量目視検知装
置に関する。

更泉挟Ｗ −般に、インクジェットプリンタにおいては、インクを
記録情報に従って液滴の形で記録紙に衝突させ、ドツト
の集合として情報記録を行っている。而して、インクオ
ンデマンド型インクジェットプリンタにおいては、イン
クは液体のまま容器に保存され、プリンタの作動によっ
て容器内のインクが使用されるが、インク残量が少なく
なった場合に、そのことを使用者に知らせるための手段
を備えている。

上述のごときインクの残量が少なくなったことを目視し
て検知する手段として、例えば、特開昭５９−１０８１
５３号公報、或いは、特開昭５９−１４２１５３号公報
に記載されているような手段が提案されている。

第９図は、上記特開昭５８−１０８１５３号公報に開示
されたインク残量目視検知装置の一例を示す図で、図中
、１はインクカートリッジ、２は該インクカートリッジ
１内に収納された可撓性の袋状インク容器、３はインク
の残量を指すインジケータテープで、一端が前記インク
容器２に固着されている。４は前記インクカートリッジ
１の上部に設けられた窓部で、該窓部の下には２つのス
リット５，５′が設けられ、前記インジケータテープ３
はこれらのスリット５，５′を通して延長している。従
って、インクの使用に伴ってインク容器２内のインクが
減少すると、インク容器２が下方に撓み、それに伴って
、インジケータテープ３の異なった色が窓部４を通して
目視され、これによって、インク袋容器２内のインク残
量を目視できるようになっている。

一方、インク袋のフィルム面の変位方向が水平方向で、
且つ、フィルムがカートリッジ中心枠の左右両面に張ら
れている場合、例えば、第１０図に示すように、カート
リッジ中心枠６の左右にフィルム７がヒートシール等に
よって張られてＶ）る場合には、インクの消費に伴なっ
て、フィルム７面の凹凸が、第１０図（Ａ）に示す凸状
態から第１０図（Ｂ）に示す凹状態に逆転する変位過程
を有することになる。

この逆転をスムースにする必要があるため、フィルム７
の腰を強くすること、すなわち、フィルム材の硬さを硬
したり肉厚にしたりすることはできない。この結果生ず
ることは、インク消費に伴うフィルムの収縮が均一でな
く、プリンタの移動に伴う衝撃力等の外部要因によって
最頂部であるべきインク袋中央部が逆にへこんだりする
ことがあるということであり、このことは、とりも直さ
ず、第９図に示したインク残量目視検知装置におけるイ
ンク残量検知の精度を低下することにつながる。

上述のごとき事態に対し、水平載置インク袋の場合には
、インク袋の上面に軽量の平板を載置し、この板の垂直
変位（インク袋の凹凸が均一化される。）を検知する等
の方法があるが、インク袋両面が水平変位をする場合に
は板の置き方にも工夫が必要であり、部品が増えてしま
うことになる。

第１１図は、上記特開昭５９−１４２１５３号公報に開
示されたインク残量目視検知装置の一例を示す図で、図
中、８はインク収納袋、８′はインク袋８の周縁部の熱
溶着部で、周知のように、インク収納袋８は２枚の可撓
性に富むフィルムを重ね合せ、その全周縁部８′を熱溶
着して内部にインクを収納可能としている。９は前記イ
ンク収納袋８を格納するインクカセット、１０はインク
の補給を促す文字や記号の形に形どった部材で、該部材
１０はインク収納袋８の内面に熱溶着等によって装備さ
れている。従って、インク収納袋８内のインクが消費さ
れていくに従って部材１０の形状がインク収納袋８の外
観上に凹凸として浮かびあがり、これによって、インク
残量の減少を目視にて検知することができる。しかし、
この検知装置は、多色多層カラーインク袋の場合、イン
ク袋を積み重ねる構造となるため、最上部のインク袋の
インク無しくＥｍｐ　ｔ　ｙ）しか検出できない。

目　　　　　蝮 本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなされたもので、
特に、インクオンデマンド型インクジェット記録装置の
ヘッド−体型インクカートリッジ（使い捨て）内のイン
ク残量を簡易、低コストの構成により目視検知可能にす
ることを目的としてなされたものである。また、本発明
は、インク消費に伴う中心固体枠の左右２面を有するイ
ンク袋の収縮不均一性を考慮したインク袋変位検知式の
インク残量寡少表示装置を提供することを目的としてな
されたものである。

構　　　成 本発明は、上記目的を達成するために、インクオンデマ
ンド型インクジェットヘッドを一体的に有するインクカ
ートリッジにおいて、前記インクカートリッジカバー内
に配設されたインク袋を有し、該インク袋は、中央部に
設けられたカートリッジ枠本体と、該カートリッジ枠本
体の両側を別々に囲んでインク充填空間を形成するイン
ク袋用フィルムと、インク消費に伴う前記各インク袋用
フィルムの変位の追跡する一対のインク残量検知用色つ
き透明フィルムテープとを有し、前記インク残量検知用
フィルムテープは各々一端が前記インク袋用フィルムの
中央頂点部に固定され、他端が前記カートリッジ枠本体
の上端において、該フィルムテープの移動量に応じた色
濃度変化として目視できるように構成されていることを
特徴としたものである。以下、本発明の実施例に基いて
説明する。

第１図は、本発明によるインク残量目視検知装置の一実
施例を説明するための一部透視斜視図、第２図は、第１
図の■−■線断面図で、図中、１１はヘッド本体、１２
はカートリッジカバー、１３はカートリッジ枠本体、１
４はカートリッジカバー１２の上部に設けられた覗き窓
、１５はカートリッジ枠１３の上部に設けられた覗き孔
、１６はカートリッジ気泡トラップ室、１７ａ。

１７ｂはインク残量表示用色つき透明フィルムテープ、
１８ａ、１８ｂは前記フィルムテープ１７ａ、１７ｂを
懸架するためのローラ、１９ａ。

１９ｂはインク袋フィルム、２０　ａ　１ｓ　２０　ａ
ｚ　；２０ｂ、、２０ｂ、はインク袋１９ａ、１９ｂと
カートリッジ枠１３との接合（ヒートシール）部、２１
はヘッド本体とインクカートリッジとの接続（インクの
授受）部、２２は盲栓、２３は反射板（テープ）、２４
はテープセット孔で、色つき透明フィルムテープ１７ａ
、１７ｂの一端１７　ａ、。

１７ｂ１はそれぞれインク袋フィルム１９ａ。

１９ｂの頂点（中央）に固定され、他端１７　ａ、。

１７ｂ２は自由端として、カートリッジ枠１３の上部で
重ね合わされ、インク残量の変化を色の濃度変化として
表示するようになっている。

すなわち、本発明はインク袋中央頂点部が略水平方向に
変位する場合にインク残量の検知精度を向上させるため
のものであり、その主旨は、インり消費に伴ない、イン
ク残量が少なくなってくると、キャリッジの往復揺動に
より、第３図に示すように、左右のインク袋フィルム１
９ａ、１９ｂの収縮量が不均一になることもあり、この
まま、第９図に示したような従来方法をとると、すなわ
ち、どちらか−方のフィルム面に貼付したテープにより
残量を判断すると、実際の残量より多目、又は、少な目
に表示される（第３図においては、テープ１７ａは多目
に、テープ１７ｂは少な目に出る）ことが予想されるの
で、本発明は、ある細工を施こした一対のテープ１７ａ
、１７ｂをフィルム１９ａ、１９ｂ面に貼付することで
対処しようとするものである。

第４図は、上記フィルムテープ１７ａ、１７ｂの動作説
明をするための概略拡大図で、図中、矢印Ｐａ、Ｐｂは
色つき透明フィルムテープ１７ａ。

１７ｂがインクカートリッジ内のインクの減少に伴って
引かれる方向、Ｑａ、Ｑｂはフィルムテープ１７ａ、１
７ｂの色（Ｙ、Ｍ、Ｃ，Ｂｋ等）の濃度が無段階的に薄
くなる方向を示し、第１図及び第２図に示した覗き孔１
４．１５を通してＲの範囲が見えるようになっている。

すなわち、フィルムテープ１７ａ、１７ｂの色の濃度は
、例えば、各４色（Ｙ、Ｍ、Ｃ，Ｂｋ）のカートリッジ
毎に各色の濃度を変えてあり、例えば、イエロー（Ｙ）
インクのカートリッジではイエローのテープ１７ａ、１
７ｂが使用される。また、フィルムテープ１７ａ、１７
ｂはすべりをスムースにするため、カートリッジ枠１３
（及びカートリッジカバー１２）の上面付近にカートリ
ッジカバー１２より吊るしたテープ懸架用ローラ１８ａ
、１８ｂを介して配回しされている。

第５図乃至第８図は、それぞれ、前記色つき透明フィル
ムテープ１７ａ、１７ｂの変位量とインク残量の関係を
説明するための概略図であるが、説明の便宜上、本来は
無段階的に変化するフィルムテープ１７ａ、１７ｂの色
濃度を量子化して色濃度に番号を付して示しである（濃
い方が大きい番号）。

第５図は、初期のカラー表示を示す図で、この場合、覗
き窓からは４及び５の数字が上下に重なって見えるよう
になっており、トータル９の濃度となっている。第゛６
図は、インク袋の左右のフィルム１９ａ、１９ｂが平均
して均一に収縮した場合のインク消費の途中のカラー表
示残量を示す図で、この場合、５の濃度となっている。

第７図は、右側のインク袋フィルム１９ａの収縮（移動
量）の方が大きい場合の一例を示す図であるが、この場
合、トータル５の濃度を示している。第８図は、完全Ｅ
　ｍ　ｐ　ｔ　ｙ時、つまり、濃度１の時のカラー表示
を示している。

上述のように、本発明は、インク消費に伴なって左右逆
方向に移動する一対の色つき透明フィルムテープの重な
り合った部分の色濃度で、インク消費（残量）レベルを
判断するものであり、以上の説明からもわかるとおり、
インク残量表示に左右−対のテープを用いているため、
中央値（濃度）より外ずれて多及び少のレベルに変位し
たテープの色濃度が中央部で重なり合うため、いわば、
″平均化”されたような状態になり、１本のインジケ一
ターテープで示されるような極端な検知エラーは少ない
。なお、テープセット孔のテープより下部には、反射板
（テープ）２３が固着されていて目視による反射及び透
過光がとらえやすくなっている。

効果 以上の説明から明らかなように、本発明によると、部品
点数が少なく、コストの安いインク残量目視検知装置を
提供することができる。また、検知ミスが少なく、高精
度にインク残量を目視にて検知することができる等の利
点がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明によるインク残量目視検知装置の一実
施例を説明するための一部透視斜視図、第２図は、第１
図の■−■線断面図、第３図は、インク袋フィルムとイ
ンク残量検知用フィルムテープの関係を示す図、第４図
は、フィルムフープの動作説明をするための図、第５図
乃至第８図は、それぞれフィルムテープの表示状態を説
明するための図、第９図乃至第１１図は、それぞれ従来
のインク残量目視装置の例を説明するための図である。 １１・・・ヘッド本体、１２・・・カートリッジカバー
、１３・・・カートリッジ枠本体、１４．１５・・・覗
き窓、１６・・・気泡トラップ室、１７ａ、１７ｂ・・
・インク残量表示用色つき透明フィルムテープ、１９ａ
。 １９ｂ・・・インク袋フィルム。

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）、インクオンデマンド型インクジェットヘッドを
   一体的に有するインクカートリッジにおいて、前記イン
   クカートリッジカバー内に配設されたインク袋を有し、
   該インク袋は、中央部に設けられたカートリッジ枠本体
   と、該カートリッジ枠本体の両側を別々に囲んでインク
   充填空間を形成するインク袋用フィルムと、インク消費
   に伴う前記各インク袋用フィルムの変位の追跡する一対
   のインク残量検知用色つき透明フィルムテープとを有し
   、前記インク残量検知用フィルムテープは各々一端が前
   記インク袋用フィルムの中央頂点部に固定され、他端が
   前記カートリッジ枠本体の上端において、該フィルムテ
   ープの移動量に応じた色濃度変化として目視できるよう
   に構成されていることを特徴とするインク残量目視検知
   装置。
2. （２）、前記インク残量検知用テープは前記固定端と反
   対側において、インクカートリッジ枠本体の上部付近で
   重なる自由端を有し、且つ、前記テープの色濃度は固定
   端と自由端との間で連続的な変化を有しており、インク
   消費に伴うインク袋の収縮量に応じて互いに逆方向に移
   動することを特徴とする特許請求の範囲第（１）項に記
   載のインク残量目視検知装置。
3. （３）、前記色つき透明フィルムテープの色濃度が前記
   自由端に近づくにつけて薄くなるようにし、インクカー
   トリッジ枠の上部付近で重なつており、カートリッジカ
   バー上部より懸架される一対のテープ懸架ローラにより
   向きを変向してインク袋フィルムに固定されていること
   を特徴とする特許請求の範囲第（２）項又は第（３）項
   に記載のインク残量目視検知装置。
4. （４）、カートリッジカバー及びカートリッジ枠本体上
   部の同一箇所に覗き窓があけられており、この窓以外は
   、不透明になつており、且つ、カートリッジ枠本体上部
   のテープセット孔には一対の重なつたテープの更に下部
   に反射板が固定されていることを特徴とする特許請求の
   範囲第（１）項乃至第（３）項のいずれか１項に記載の
   インク残量目視検知装置。