JPS6339535B2 - - Google Patents

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JPS6339535B2
JPS6339535B2 JP53129431A JP12943178A JPS6339535B2 JP S6339535 B2 JPS6339535 B2 JP S6339535B2 JP 53129431 A JP53129431 A JP 53129431A JP 12943178 A JP12943178 A JP 12943178A JP S6339535 B2 JPS6339535 B2 JP S6339535B2
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glass
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less
thickness
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  • Surface Treatment Of Glass (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は薄くて機能的な無機被覆層(例えば赤
外線の反射を促進する手段を形成する酸化錫被覆
層)を有するガラス構造物であつて、過去におい
て上記の薄い被覆層に付随していた光彩を減少さ
せる結果として改良された外観を有するガラス構
造物に関し且つ上記構造物を得る方法に関する。 ガラスや他の透明な材料は、赤外線を反射させ
るために、酸化錫、酸化インジウムまたは錫酸カ
ドミウムのような透明な半導体被膜で被覆するこ
とができる。かかる材料はオーブン、建物の窓な
どについて断熱度の高い(伝熱性の低い)窓を与
えるのに有用である。これらの同一の材料の被覆
層は導電性でもあり、それで自動車の窓を加熱し
て曇りや氷を取除くための抵抗ヒーターとして用
いられる。 このような被覆窓の好ましくない特徴の1つは
その反射光が干渉色(光彩)を示し、透過光も程
度は低いが干渉色(光彩)を示すということであ
る。この光彩はこれらの被覆窓の広範囲な使用に
とつて重大な障害となつている〔例えば、アメリ
カン インステイテユート オブ フイジツクス
コンフアレンス プロシーデイング
(American Institute of Physics Conference
Proceeding)No.25、ニユーヨーク、1975、288頁
参照〕 ある種の環境では、すなわちガラスの色調が全
く暗い(例えば光の透過率が25%以下である)場
合には、この光彩は弱まり、許容され得る。しか
し、ほとんどの建築用壁および窓の用途では、
0.75μ以下の被覆層に通常付随する光彩効果は多
くの人にとつては美的に受けいれられ得ない。
(例えば、米国特許第3710074号参照)。透明な青
緑色および淡色ガラスにおける好ましくない明隙
な光彩を実質的に減少させるかあるいはなくする
ことは今まではほとんどまたは全く成功していな
い。 光彩色は厚さが0.1〜1μの範囲の、特に厚さが
0.85μの透明な被覆層においては全く一般的な現
象である。残念なことには、ほとんどの商業的用
途で実際的に重要な厚さの範囲は正しくこの範囲
にある。0.1μより薄い半導体被覆層は干渉色を示
さないが、かかる薄い被覆層では赤外線の反射が
著しく悪くなり、導電能力も著しく低下する。 1μより厚い被覆層も昼光照明では目に見える
光彩を示さないが、かかる厚い被覆層は多量の被
覆物者が所要なため作成するのに多額の費用がか
かり、これに対応して被覆層を付着させるのに長
時間を要する。その上、1μより厚い被膜は表面
の不規則性が大きく、このために生じる光の散乱
から起こる曇りを示す傾向がある。また、かかる
被膜は熱応力下では熱膨張差のため亀裂を生じる
傾向も大きい。 以上のような技術的および経済的制約の結果と
して、ほとんどすべてのかかる被覆ガラス製品の
商業的生産は0.1〜0.3μの厚さ範囲の被膜を有し
ており、それは顕著な光彩色を示す。このためこ
の被覆ガラスはエネルギー保存にはコスト的に有
効であるにも拘らず、建築用には現在ほとんど用
いられていない。例えば、暖房している建物の被
覆ガラス領域から赤外線放射によつて失われる熱
は未被覆ガラス窓から失われる熱の約半分になり
得る。これらの被覆層を用いることのできない主
な理由は被覆ガラス製品上に光彩色があることで
ある。 本発明の1つの目的は、目に見える光彩をガラ
ス上の半導電性薄膜被覆層からなくし、しかも透
かして見ることができる透明性、赤外反射性およ
び導電性という所望の性質を保持するための手段
を提供することである。 本発明のもう1つの目的は生産費を通常の光彩
被膜を用いる場合の費用よりあまり上げずに上記
目的を達成することである。 本発明のもう1つの目的はガラス工業における
近代的製造方法と十分に共存性で且つ連続的な方
法で上記目的を達成することである。 本発明のもう1つの目的は高度に耐久性であり
且つ光、薬品、機械的摩耗に対して安定な製品で
上記のすべての目的を達成することである。 本発明のもう1つの目的は広く使用できるよう
に十分豊富で且つ入手容易な物質を用いて上記の
すべての目的を達成することである。 本発明のさらにもう1つの目的は超薄型の赤外
反射性物質層を有し、且つ好ましくない光彩の無
い新規な二重ガラス構造物を提供することであ
る。 本発明のもう1つの目的は、外側被覆層が0.7μ
以下の赤外反射性表面で構成されており且つ内側
被覆層が(a)被覆ガラス上の曇りを減少させ且つ、
同時に且つ独立に(b)反射光を可干渉的に加えるこ
とによつてガラス構造物の光彩を減少させるため
の手段を形成する複合被覆層を含むガラス構造物
を提供することである。 本発明のもう1つの目的は、ガラスと空気との
間で被覆層組成が段階的にすなわち累進的に変化
することを特徴とする、上記無光彩特性を有する
ガラス構造物を提供することである。 本発明のその他の目的は本明細書を読むことに
より当業者には明らかになるであろう。 本発明の一実施態様においては、ガラスと半導
体被膜との間に1層以上の透明物質層を形成させ
る。これらの層の屈折率はガラスの屈折率と半導
体被膜の屈折率との中間にある。本発明者は、厚
さと屈折率とを適当に選ぶことにより、光彩色を
ほとんどの人間観測者に見いだすことができない
ほど弱くすることができ且つ光彩色が確実に非常
に弱くなるので広い商業的用途に差支えがなく、
建築用にも使用できることを発見した。これら中
間層用に適した物質ならびにこれら中間層の形成
方法をも本明細書中で開示する。 本明細書中で開示し且つ特許請求するもう1つ
の新規の方法は、可視波長を0.25だけずらす厚さ
(例えば、酸化錫被覆層を用いる場合に0.07μ)の
被覆層を有する2つのガラス表面を、光彩色を生
じる光を不干渉的に加え、好ましくない光彩効果
を美的に好ましくない閾値以下に有効に低下する
ように互に整合させて組立てる方法である。この
場合の例としては、各ガラスシート上に1つの被
覆層を有する二重ガラス窓あるいはガラスの両面
に被覆層を有する単一ガラスシートがある。 これらの種々の実施態様の統一的な面は、薄い
半導体被覆層が第2被覆層と整合して配置されて
おり、該第2の被覆層が、光彩色が見えることを
顕著に妨害するような方法で光を反射、屈折する
手段を上記第2被覆層の本体と共に形成する少な
くとも2つの追加界面を与えることによつて光彩
を実質的に減少させる手段を形成するようにする
ことである。 色の認識が主観的であるので、ここに開示する
本発明を評価するため使用する方法および仮定に
ついての議論を述べることは望ましいことだと考
える。以下で論じる理論の多くの適用は、あと知
恵によりすなわちここに開示する本発明の知識を
有するものによつて必然的に情報を与えるので、
回顧的な性格になることは当然である。 光彩色をなくす種々の可能な構造の適当な定量
的評価を行うため、かかる色の強さを光学データ
および色知覚データを用いて計算した。この議論
において、被膜層は平面であり、厚さが均一で、
各層内の屈折率は均一であると仮定する。相隣る
被膜層間の平面界面で急激に屈折率が変化するも
のとする。真の屈折率を用いる。従つて各層内の
吸収損失は無視できるものとする。反射率は法線
方向に入射する偏光していない光の平面波につい
て評価する。 上記仮定を用いて、各界面からの反射および透
過の振幅をフレネルの式から計算する。次に、こ
れらの振幅を関連する層を通しての伝播によつて
生じる位相差を考慮して加える。これらの結果
は、我々が考えている場合と同じ場合に適用した
ときの、多重反射および干渉のためのアイリーの
式(Airy formule)〔例えば、F.ニツトル
(Nittl)著「オプテイツクス オブ シン フイ
ルムズ(Optics of Thin Films)」ウイリーアン
ドサンズ社、ニユーヨーク、1976参照〕と同等で
あることがわかつた。 計算された反射光の強さは波長によつて異な
り、従つてある色は他色よりも強くなることがわ
かつた。観察者が見る反射色を計算するため、ま
ず入射光の分光分布を規定することが望ましい。
このため、インターナシヨナル コミツシヨン
オン ルミネーシヨン(International
Commission on liiuminatio)の標準光源C(ほ
ぼ正常な昼光照明である)を用いればよい。反射
光の分光分布は計算した反射率と計算した反射率
と光源Cのスペクトルとの積である。次に、人間
観察者が反射で見る色相および彩度をこの反射ス
ペクトルから当業界で公知のもののような一定の
色尺度を用いて計算する。1つの有用な尺度はハ
ンター(Hunter)がフード テクノロジー
(Food Technology)21巻、100〜105頁、1967に
記載している尺度である。この尺度を用いて以下
に開示する関係を導いた。 各層の屈折率と厚さとのおのおのの組合わせに
対して計算した結果は1対の数字すなわち“a”
および“b”である。“a”は赤(正ならば)ま
たは緑(負ならば)の色相を示し、“b”は黄
(正ならば)または青(負ならば)の色相を示す。
これらの色相結果は本発明の試料を含む試料の目
で見た色に対して計算をチエツクするのに有用で
ある。単一数“c”は“彩度”C=(a2+b21/2
示す。この彩度指数cは厄介な光彩色相を目で検
知する可能性に直接関係する。この目で見える彩
度閾値の数値は用いる特別な一定の色尺度および
視察条件ならびに照明の準位に依存する〔例え
ば、数値的色尺度についての最近の総説として
R.S.ハンター(Hunter)著「ザ、メジヤーメン
ト オブ アピアランス(The measurement
of Appearance)」、ウイリーアンドサンズ社ニユ
ーヨーク、1975参照〕。 構造物を比較するための基礎を確立するため、
ガラス上の単一の半導体層をシユミレートするた
めに第1組の計算を行つた。半導体の屈折率とし
ては酸化錫、酸化インジウムまたは錫酸カドミウ
ム被膜のおよその値である2.0を用いた。ガラス
基材の値としては1.52を用いた。この値は市販の
窓ガラスの典型的な値である。SnO2被覆層を有
するがガラスについて計算した彩度値を半導体被
膜の厚さの関数として第1図中に線としてプロ
ツトする。彩度は0.1〜0.5μの厚さ範囲の被膜か
らの反射の場合に高いことがわかる。0.5μより厚
い被膜では、彩度は厚さの増加と共に減少する。
これらの結果は実際の被膜についての定性的な観
察として符合している。顕著な振動が見られるの
は種々のスペクトル波長に対する眼の感度が異な
ることによるものである。各ピークは曲線上に示
した特別の色(R=赤色、Y=黄色、G=緑色、
B=青色)に対応している。 これらの結果を用いて、次の実験により彩度の
最低可観測値を確立した。厚さが約1.5μまでの連
続的に変化する残化錫被膜をテトラメチル錫蒸気
の酸化によつてガラス板上に付着させた。ガラス
表面にわたる約450℃から500℃までの温度変化に
よつて厚さ輪郭をつくつた。この厚さ輪郭を次に
単色光下で干渉縞を観測することによつて測定し
た。拡散昼光下で観察するとき、被膜は第1図に
示したそれぞれの位置で干渉色を示した。厚さが
0.85μより厚いフイルムの部分は拡散昼光では観
察できる干渉色を示さなかつた。計算では0.88μ
の厚さの所にあるはずの緑色ピークは見られなか
つた。従つて可視閾値(第1図中の線)はこの
色の単位である8より大きい。同様に、計算で得
られた0.03μの青色ピークも見えることができな
かつたので、閾値はこのピークの計算値11色単位
より高い。しかし、良好な視察条件下、例えば、
反射される視野中に黒色ベルベツト背景を用い、
何らの着色物体がないという条件下で0.81μのと
ころにほのかな赤色ピークが見られる。従つて閾
値はこの色の色単位計算値13より低い。これらの
研究結果から、本発明者らは反射色の可視閾値は
このスケールで11色単位と13色単値との間にある
と結論し、従つて、昼光視察条件下での反射色の
可視閾値を示すため12単位の値を利用した。換言
すると、12単位より高い彩度は可視の光彩色とし
て見えるが、12より低い彩度は無色として見え
る。 13以下の彩度値の製品は商品化にはほとんど異
議なないと思われる。しかし、彩度値が12以下で
あることがずつと好ましく、後に詳しく述べるよ
うに、本発明による最も有利な製品例えば完全に
無色の表面すなわち彩度値8以下を特徴とする製
品を経済的につくることができないという実際的
理由はないように思われる。 12以下の値は反射した像の色を観測できる方法
でゆがめない反射を意味する。この12単位の閾値
は種々の多重層構造が光彩色をなくすのに成功か
不成功かを評価するための定量的標準として用い
ることができる。 0.85μ以上の厚さの被覆層は第1図からわかる
ようにこの12の閾値より低い採度を有する。実施
例15で示す実験ではこのような厚い被覆層は昼光
照明で好ましくない光彩色を示さないことを確証
している。 本発明の1つの実施態様は反射彩度をなくすた
めに1層のアンダーコート層を用いることから成
る。このためには、屈折率n1がガラスの屈折率
(nglすなわち1.52)と半導体の屈折率(nscすなわ
ち2.0)との中間である単一層を慎重に選んで用
いねばならない。中間屈折率を幾何平均ni=(nsc
ngl1/2すなわち1.774にすると中間層の両面からの
反射光は同じ振幅になる。中間層の厚さを1/4波
長になるように選ぶことにより、これらの2つの
反射波は互いに相互いに相殺して光彩色に寄与し
なくなる。この相殺は唯1つの波長にのみ正確で
あり、波長を慎重に選ばねばならない。従つて、
特に半導体が熱反射のために最も関連があるもの
であり且つ光彩に関して特別な問題となる。0.15
〜0.4μの厚さ範囲の半導体被膜の彩度指数を減少
させるこれらの値を見いだすために研究を行つ
た。アンダーコート層(すなわちガラスと半導体
との間の中間被覆層)として最適の中間被膜厚さ
は500nmの(真空中)波長の1/4波長に相当する
0.0072(72nm)であることを見いだした。この場
合の、即ちSnO2被覆層と一層のアンダーコート
層とを有するガラスについて計算した彩度値を半
導体被膜の厚さの関数として第1図中に線とし
てプロツトする。第1図から明らかなように、す
べての厚さの半導体被膜に対して彩度は12単位の
閾値以下に保たれる。かくして、例えば厚さ0.3μ
の熱反射性被膜からの通常の強力な光彩色はこの
単一の中間アンダーコート層でもなくすことがで
きる。 この単一層消光彩性(anti−iridescent)アン
ダーコート層の屈折率変化および厚さ変化に対す
る感受性を研究した。屈折率の±0.02の変化また
は厚さ±10%の変化は彩度を目で見える値に上げ
るのに十分である。これらのパラメーター正確な
管理は公知のガラス被覆操作で達成することがで
きる。例えば、米国特許第3850679号には被覆層
の厚さを±2%まで均一にすることができる装置
が記載されている。 半導体被膜の下のガラス上に中間屈折率を有す
る2層を用いても有効な製品を製造することがで
きる。この場合の、即ちSnO2被覆層と二層のア
ンダーコート層とを有するガラスについて計算し
た彩度値を半導体被膜の厚さの関数として第1図
中に線としてプロツトする。0.1〜0.4μの厚さ
範囲の半導体製膜に対して、僅か1単位以下の彩
度を与えることができることがわかつたのである
この範囲は可視閾値より遥かに低い。例えば、か
かる構造のための2つの中間屈折率(n1および
n2)は n1=(nsc0.26(ngl0.74すなわち約1.63 n2=(nsc0.74(ngl0.26すなわち約1.86 で与えられる。 最適の厚さは(真空中)波長500nmの1/4波長
すなわち約 d1=76.7nm d2=67.2nm である。 低屈折率(n1)の層はガラスの近くにあるが、
高屈折率(n2)の層は半導体被膜の近くにある。 この二重アンダーコード層構造はそのパラメー
ターの最適値からのずれの許容度が単一アンダー
コート層構造よりさらに大きい。最適な厚さから
±25%変化しても可視限界以下の光彩値すなわち
10以下の彩度値に抑えられる。かくして極めて有
効な設計が次の範囲の屈折率に基づくことができ
る。 n1=(nsc0.26±0.03(ngl0.74±0.03 n2=(nsc0.74±0.03(ngl0.26±0.03 上記範囲は1.62〜1.65のn1の範囲およ1.88〜1.84
のn2の範囲に対応している。被覆層の厚さを±25
%の許容度に保つために所要な製造精度は現在の
技術操作(state−of−the art procedures)で
容易に得られる。同様に、屈折率の所要精度は所
要値を得るため混合物質が所要な場合でも全く実
施可能である。 ガラス基材と半導体層との間の中間被膜を累進
組成で、例えばシリカ被膜から酸化錫被膜まで累
進的に変化させてつくることができることもわか
つた。かかる被膜は極めて多数の中間層から成る
被膜として最もよく表わされる。 消光彩(anti−iridescent)、アンダーコート層
を形成させることによつて上記規準に合う生成物
をつくるために選ぶことができる物質には広範囲
の透明物質がある。種々の金属酸化物および窒化
物ならびにそれらの混合物は適当な透明性および
屈折率の光学的性質をもつている。A表はガラス
と酸化錫被膜または酸化インジウム被膜との間の
単一被覆層として適当な屈折率を有する幾つかの
混合物を示す。必要な重量%は実測屈折率〜組成
曲線から求められ、あるいは混合物の屈折率につ
いての通常のローレンツ−ロレンツ(Lorentz−
Lorenz)の法則〔Z.ニツトル(Knittil)著「オ
ブテイツクス オブ シンフイルムズ(Optics
of Thin Films)」、ウイリーアンドサイズ社、ニ
ユーヨーク、1976、473頁〕から純物質被膜の実
測屈折率を用いて計算される。この混合法則は光
学的研究のための十分に正確な内挿を一般に与え
るが、計算した屈折率は時に実測値より僅かに低
い。被膜の屈折率は使用する付着方法および条件
によつても幾らか変化する。 日常の製造前チエツクは容易に行うことができ
る。また必要により実際に所要ならば、組成を最
適値に調節することができる。 例えば、酸化アルミニウム被膜は付着条件によ
つて、屈折率が約1.64から1.75まで幾らか変化す
る。A、B、C表において、Al2O3−hは高屈折
率(n=1.75)被膜を示し、Al2O3−lは低屈折
率(n≒1.64)被膜を示す。中間屈折率の被膜は
所望の屈折率を得るため中間組成を要求する。 B表およびC表はガラス基材と第1半導体被覆
層との間の2重中間層として適当な屈折率(それ
ぞれ約1.63および1.86の)を有する幾つかの混合
物を示す。 これらの光学的性質以外に、適当なアンダーコ
ート層は化学的耐久性ならびに耐空気性、耐湿
性、耐クリーニング液性ならであるように選ばれ
る。このような必要条件のため、容易に加水分解
しやすいタイプの二酸化ゲルマニウム被膜はほと
んどの目的に対して排除される。約半量のGeO2
と半量のSiO2とで構成される被膜は水に不溶で
あり、耐水性であるようである。
【表】
【表】
【表】 すべてこれらの被膜は適当な混合物の適当な物
質の同時真空蒸着によつて形成させることができ
る。窓ガラスのように大きな面積を被覆するため
には、常圧における化学蒸着(chemical vapor
deposition)(CVD)がより便利であり且つより
経済的である。しかし、CDD法では各物質を生
成させるため適当な揮発性化合物が必要である。
最も便利なCVD源は室温の気体である。珪素お
よびゲルマニウムはシランSiH4、ジメチルシラ
ン(CH32SiH2、ゲルマンGeH4のような気体か
らCVDによつて蒸着させることができる。室温
で十分に揮発性の液体もほぼ気体と同様に便利で
あり、テトラメチル錫は錫化合物のCVD用のか
かる錫源であり、(C2H5)SiH2およびSiCl4は揮
発性液状珪素源である。同様にトリメチルアルミ
ニウムおよびジメチル亜鉛ならびにこれらの高級
アルキル同族体はこれら金属の揮発性源となる。
以上のものよりも便利さは少ないが、それでも有
用なCVD源は、室温より高いが蒸着した被膜と
反応する温度よりは低い温度で揮発する固体また
は液体である。この後者の範ちゆうの例えばアル
ミニウム、ガリウム、インジウム、亜鉛のアセチ
ルアセトナート(2,4−ペンタンジオナートと
も呼ばれる)、アルミニウムイソプロポキシドお
よびアルミニウムエチラートのようなアルミニウ
ムアルコキシドおよびプロピオン酸亜鉛である。
マグネシウムでは分解温度以下で揮発する便利な
化合物は知られておらず、従つて酸化マグネシウ
ム被膜の製造にはCVD法を適用することができ
ないと思われる。化学蒸着で金属酸化物被膜を成
功裏に形成する典型的な条件をD表に示してあ
る。典型的には、有機金属蒸気は空気中約1%
(容量%)の量で存在する。かくして得られた被
膜はガラス基材および次に付着させる酸化錫また
は酸化インジウム層の両方に良好な接着を示す。
CVD技術を用い、これらすべての金属(便利な
揮発性化合物が得られないマグネシウムを除い
て)の対間に混合酸化物相を生成させた。混合被
膜の屈折率は可視反射スペクトルを波長の関数と
して取ることによつて都合よく測定される。次
に、反射強度の極大と極小の位置および高さを付
着被膜の屈折率に関係づけることができる。次
に、試薬の濃度を調節して所望の屈折率を得る。 これらの方法を用い、厚さ0.3μのSnO2半導体
層下に(SiO2−Si3N4)、(SiO2−SnO2)、(GeO2
−SnO2)、(Al2O3−SnO2)、(Al2O−Ga2O3)ま
たは(Al2O3−ZnO)混合層を用い、硼珪酸塩ガ
ラス(パイレツクス)上で多数の試料をつくつ
た。屈折率と厚さとを適当に調節するとき、反射
昼光は中性色であり、無色に見える。被覆層は透
明であり、目に見える曇り(散乱光)はない。
【表】 通常の窓ガラス(“ソータ石灰”ガラスすなわ
ち“軟質”ガラス)上でこれらの同じ蒸着を試み
た場合、得られた多くの被覆層がかなりの曇りす
なわち散乱光を示した。軟質ガラス上に最初に蒸
着する層の無定形であつて、SiO2、Si3N4または
GeO2あるいはそれらの混合物から成る場合には
被覆層は曇りが無く、次の層が何であるかは問題
でない。Al2O3も約550℃よりも低い有利な温度
で無定形を蒸着させれば透明な被覆層を与える。
最初の被覆層が大きな比率のGa2O3、ZnO、
In2O3、またはSnO2を含む場合には曇りが生じる
ようで窓ガラス表面に付着させる第1消光彩層
(anti−iridescence layer)は結晶構でなく無定
形溝造であることが有利である。オキシ窒化珪素
が好ましい。次に付着させる層は、多結晶形であ
つても何ら曇りを生じない。 ナトリウムイオンおよびその他のアルカリイオ
ンは酸化錫および酸化インジウム被膜の赤外反射
性および導電性に有害な作用を与える。 上記無定形被膜、特にオキシ窒化珪素被膜はガ
ラスから半導体層中へのナトリウムイオンの拡散
に対する良好なバリヤーとなる。被膜中の酸素/
窒素比を変化させることにより、1.5であるガラ
スの屈折率から2である酸化錫または酸化インジ
ウムの屈折率までの全屈折率範囲をカバーするこ
とができる。かくして同じ基本的反応剤を用い
て、任意の数の屈折率段階をもつ消光彩(anti−
irldescence)構造物をつくることができる。事
実、反応剤の比率が連続的に変化する被膜さえも
得ることができる。オキシ窒化珪素は豊富で安価
な物質だけで生成させることができる。 オキシ窒化珪素被膜の製造には数多くの揮発性
反応剤が使用できる。E表はオキシ窒化珪素の化
学蒸着に都合のよい幾つかの揮発性物質を示す。
SiH4+NO+N2H4の反応は、窓ガラスにとつて
関心のある温度範囲すなわち500〜600℃の温度範
囲で高い蒸着速度を与えるので好ましい。しか
し、その他の数多くの反応剤の組合わせも満足す
べきオキシ窒化珪素被膜を与えることができる。 E 表 オキシ窒化珪素被膜の化学蒸着用の根源物質 珪素源 SiH4 (CH32SiH2 (C2H52SiH2 (CH34Si SiCl4 SiBr4 酸素源 O2 H2O N2O 窒素源 N2H4 NH3 HN3 CH3NHNH2 (CH32NNH2 酸素ならびに窒素源 NO NH2OH N2H4H2O 干渉色は別々の、但し平行な、ガラス表面上の
機能的無機被膜の2つの薄い被膜からの反射を用
いて減少させることができる。被膜の厚さ、例え
ば酸化錫被膜の厚さが1/4波長(λ=0.50μm、n
≒2.0の場合には0.07)だけ異なるように選ぶと
き、干渉色はほとんど消滅する。確かに、販売者
および顧客にとつて美的問題とならなくなる点ま
で干渉色は減少する。例えば、第1の被膜の赤外
反射と第2の被膜の隣りの干渉次数の緑色反射と
の加成色は混合してほぼ白色(中性色)反射とな
る。同様に、かかる相補的被膜の組合わせから透
過光も中性色となる。 この色相殺を二重ガラスに用いると熱反射性半
導体被膜から生じる干渉色の強さが減少する。例
えば、二重ガラス窓の2つの内面にSnO2被膜を
用いる場合、それらの被膜の厚さが0.07μだけ異
なるように選ぶことができる。拡大光源の場合、
ガラス表面が適度に平行であれば反射色は相殺さ
れる。小光源あるいは明確な境界をもつ光源の場
合には、被膜表面が高度で平行でなければ反射光
の相殺は完全ではない。透過光で見る場合には、
表面が平行でなければならないという条件はそれ
ほど厳密なものではない。 中間屈折率または累積屈折率を有するアンダー
コート層で干渉色強度が弱められている被膜も対
として組合わせることによつてさらに色相殺が得
られることは言うまでもない。 本明細書ならびに添付図面は本発明の好ましい
実施態様を示し且つ説明し、且つその種々の変化
や変更を示唆するが、これらは徹底的なものでは
なく、他の変化や変更も本発明の範囲内で行うこ
とができることは言うまでもない。本明細書中の
これらの示唆は当業者が本発明ならびにその原理
をより十分に理解し且つおのおのが特別な場合の
条件に最もよく適合する種々の形で本発明を変更
し且つ実施できるようにするため、説明のために
選択し且つ示すものである。 第2図は屈折率1.744で厚さ0.072μのSi3N4
SiO2(またはA表中の他のいずれかの物質)の中
間被膜24を有するガラス基材22から成る透明
シート20を示す。被膜24上には赤外反射性半
導体酸化錫の厚さ0.4μの被膜26がある。 第3図は第2図と同じ半導体被膜26と同上の
ガラス22と2枚の中間被膜とから成る窓36を
示す。中間被膜は厚さが0.077μで屈折率が約1.63
の被膜30と厚さが0.067μで屈折率が約1.86の被
膜との2枚である。被膜30は2表記載のいずれ
かの物質で構成されており、被膜32はC表の表
記載のいずれかの物質で構成されている。 第4図は内部透明シート44と外部透明シート
46との間に断熱用空間42が封入されている二
重構造物40を示す。各シート44および46は
ガラス45とガラスの内周上の半導体被膜48a
または48bとから構成されている。 半導体被膜48aは厚さが0.2μであるが、被膜
48bの厚さは0.27μであり、従つて、2枚の被
膜には1/4波長の差がある。 実施例 1 単一消光彩(anti−iridescent)アンダーコー
ト層を有するガラスを製造するため直径15.24cm
(6インチ)の透明窓ガラス円板を約580℃に加熱
した。このガラス表面上にシラン(SiH4)約0.4
%、酸化窒素(NO)0.1%、ヒドラジン(N2H4
2%および残り窒素(N2)を含む混合ガスを1
/分の速度で通じた。この結果ガラス表面はオ
キシ窒化珪素の一様な透墓被膜で被覆された。次
に560℃のオキシ窒化珪素表面上をテトラメチル
錫(CH34Sn1%、プロモトリフルオロメタン
CF3Br3%、酸素O220%および残りの窒素N2の混
合ガスを約1分間流して弗素をドープした酸化錫
層で表面をさらに被覆した。次に、この被覆ガラ
スを空気中で約1時間かけて徐々に室温に冷却し
た。 この方法で被覆したガラスは反射昼夜または透
過昼光で目に見える干渉色を示さなかつた。この
表面は波長10μの赤外線を約90%反射し、可視光
線の約90%を透過した。このシートの電気抵抗は
約3Ω/cm2であつた。 オキシ窒化珪素層の性質を測定するため、亜鉛
末と希塩酸との混合物で被覆表面をこすつて被覆
表面領域から酸化錫被膜を除去した。このエツチ
ング剤ではオキシ窒化珪素アンダーコート層は侵
食されない。オキシ窒化珪素被膜の屈折率は以下
に記載するCH2l2液体試験で測定して1.74であつ
た。オキシ窒化珪素被膜の可視反射率を測定した
所、5000Å、厚さ0.072μ(5000Åの光の所望の1/4
波長の厚さに相当する)で最高であつた。 これらのオキシ窒化珪素被膜の屈折率は被膜中
の窒素/酸素比によつて異なる。この組成はガス
中のN2H4/NOの比率を変えることによつて容
易に調節することができる。N/O比を増と屈折
率が増加する。正確な屈折率は出発物質の純度に
も依在し、特にヒドラジン中の不純物として存在
する水の量に依存する。市販のヒドラジンは常に
数%の水を含む。ヒドラジンを水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウムまたは水酸化バリウムのよう
な乾燥剤から真空によつて乾燥することにより、
被膜の屈折率を増加することができる。逆に、ヒ
ドラジンに水を添加することによつて屈折率を下
げることができる。被膜の屈折率は蒸着温度、ガ
ス流速などを含む、被膜の正確な成長条件にも依
存する。従つて、他の反応剤または蒸着条件を用
いるときには、上記条件で正確にn≒1.74の被膜
を与えると期待することはできない。しかし所望
の屈折率の被膜をつくるには組成を少し調節すれ
ば十分である。 半導体被膜は本明細書中に記載した酸化錫で観
察される2.0の値と異なる屈折率を有していても
よい。その場合には、上で与えた関係によつて、
一(または二重)アンダーコート層のための対応
する最適値に調節することができる。この場合、
日常の実験により、CVD技術において通常の熟
錬度を有する製造者または研究者の正確な条件に
適合させるように、消光彩(anti−iridescent)
アンダーコート層として所望な屈折率の被膜を生
成する、対応する気相組成を見いだすことができ
る。 測定した屈折率をもつ被膜の厚さは可視光線お
よび赤外線の反射スペクトルを測定することによ
つて容易に決められる。このスペクトルはフレネ
ル(Fresnel)とアイリー(Airy)の標準の光学
式を用いて被膜の厚さの関数として容易に計算さ
れる。上述したほとんどの実際の設計において、
5000Åの波長(空気中)に対して1/4波長の厚さ
の被膜を作ることが望ましい。この場合、ガラス
上の単一のかかる被膜の反射スペクトルは波長
5000Åを中心とする幅広い極大を示す。 実施例 2 アルミニウム2,4−ペンタンジオナート、
Al(C5H7O23(アルミニウムアセチルアセトナー
トとしても知られている)は白色固体で、189℃
で融解して透明液となり、315℃で沸騰する。こ
れを約250℃に加熱したバブラー(bubbler)に入
れ、窒素キヤリヤガスを通じた。この混合ガスを
250℃の乾燥酸素と混合したとき、何らの反応も
認められなかつた。しかしその酸素に水分を加え
たとき、混合ガス中に強力な白煙が生じた。この
ような白煙は加水分解を示す。この早期加水分解
反応を防ぐためには、ガス流をできるだけ乾燥状
態に保たねばならない。 アルミニウミ2,4−ペワタジオナート蒸気、
窒素キヤリヤガスおよび20%酸素の混合物を加熱
したガラス表面上へ通した。500℃で厚さ0.1μ以
下の僅かな付着物が生じた。このことは反射率の
増加だけで明らかであつた。525℃で、約3分間
で厚さ0.3μの被膜に成長した。この被膜は白色光
下で僅かな干渉色を示し、単色光照明下では顕著
な干渉帯を示した。550℃で酸化アルミニウム被
膜がさらに急速に成長し、少量の粉末が均一な核
成形で生成し、装置表面上に付着した。 次に、500〜540℃の温度範囲で、酸化アルミニ
ウム被膜上に弗素をドープした酸化錫被膜を成長
させた。0.3〜0.5μの範囲の厚さを慎重に検査し
た。というのはこれらの厚さが最も強い干渉色を
示すからである。酸化アルミニウムアンダーコー
ト層のない同じ厚さの酸化錫被膜と比べた場合、
干渉色の強さは実質的に減少した。 酸化アルミニウミム被膜の厚さが1/4波長(昼
光照明に対する眼の分光感度ピーク付近の500mm
の波長の)である被膜は光彩色の最大の抑制を示
す。これらの厚さ(1/4波長とした0.072μ)の場
合、ガラス−Al2O3界面からの反射とAl2O3
SnO2界面からの反射とは互いに最も有効に相殺
する。しかし、Al2O3の厚さが最適値でなくても
色強度の実質的な減少がある。 ガラス基材としては、パイレツクス硼珪酸塩ガ
ラスおよびソーダ石灰(窓)ガラスの両方が用い
られた。両方の基材とも良好な結果が得られた。 酸化アルミニウム層はまた、酸化錫を500〜540
℃で蒸着させるときのソーダ石灰ガラス表面の失
透を防止するのにも有効であつた。かくして、酸
化アルミニウムはソーダ石灰ガラス表面が酸化錫
結晶で与えられる核の周りに結晶化することを防
止する作用があり、従つて、被覆工程中ガラスが
曇るのを防止する働きがあると考えられる 参考例 透明なソーダ石灰型ガラスで二重ガラス窓をつ
くる。このガラスを米国特許第2617745号記載の
通常の方法により曇りを除くためシリカ型被膜で
処理する。 この二重ガラス窓の構造は第4図に示した構造
と似ている。内面Aには0.26μの酸化錫被膜があ
り、内面Bには0.33±0.02μの酸化錫組成物被膜
がある。これらの被膜のおのおのは、単独で見た
場合、多くの観察者に主として赤色または緑色の
高度に着色した容易に見える光彩色を示す。これ
ら第4図の構造のように互いにほぼ平行に組立て
ると、二重ガラス構造物の太陽に面する側から見
てもあるいはこの構造物の反対側から見ても光彩
色が非常に弱められる。 実施例 3 ガラス(nが1.5)と酸化錫(nが2.0)被膜と
の間に累進的な屈折率層を作るための実験を行つ
た。“×”が1から0へ徐々に増加するSixSn1-o
O2の累進層を層としてガラス表面上に作つた。
SnO2層の厚さは0.3μであり、下層の累進領域の
厚さは0.3μであつた。得られ構造物は、同じ厚さ
のSnO2層で、ガラスとSnO2層の間に累進中間領
域が無い場合比べて、干渉色の顕著な減少を示し
た。 揮発性珪素源は、1つの例ではSiH4(N2キヤリ
ヤガス中1%混合ガスから)であり、もう1つの
例でば(CH32SiH2(純ガスのシリンダーから)
である。蒸着は表面温度480℃で行つた。ガス濃
度は初めシラン(またはアルキル置換シラン)約
0.4%、酸素10%、窒素残分であつた。次に、テ
トラメチル錫(CH34Snを約3分間にわたつて1
%の濃度になるまで徐々に導入しながら、同じ期
間にわたつてシラン濃度を徐々に0まで減少させ
た。次に、テトラメチル錫用のキヤリヤガスを停
止し、装置を空気で5分間パージしてシランの最
後の痕跡を除去した。次に、(CH34Sn1%、
CF3Br3%、O220%、窒素残分のガス液を3分間
表面下に通して厚さ0.4μの弗素ドープ酸化錫層を
付着させた。 累進屈折率アンダーコート層を有するこれらの
被膜上では干渉色が非常に減少した。 実施例 4 SiH4の代わりにGeH4を用いて同様な処理を行
う。累進層はGexSn1-xO2で構成され、“x”はガ
ラス上に層が累積するとき1から0へ漸減する。
純GeO2の屈折率か1.65であり、この累浸層は依
然としてガラスの屈折率(1.5)とは屈折率の不
連続がある。しかし、付着の一様性はSiH4で得
られるよりも幾らか良好である。実施例3で認め
られたのと同様な可視光彩の減少が認められた。 実施例 5〜8 A表から選んだ次の物質をガラスと酸化錫との
間の中間層として用いて、実施例1の操作を繰返
した。 実施例5:In2O382%/SiO218% 実施例6:GeO258%/ZnO42% 実施例7:Ga2O370%/Al2O3−l30% 実施例8:Al2O3−l60%/ZnO40% これらの各実施例において、低光彩が実現され
る。 実施例 9〜13 実施例1および実施例5〜8の単一の中間層の
代わりに、すべてB表およびC表から選んだ次の
物質を2中間層として用いる。
【表】 実施例 14 ガラス基板上に種々の厚さの酸化錫被膜をつく
る。(ガラスを初めに極度に薄いオキシ窒化珪素
被膜で被覆して無定形の曇り防止表面を与える。)酸化鉄の厚さ 光彩可視性 0.3 強い 0.6 明瞭だが弱い 0.9 螢光灯以外はやつと検知可能 1.3 螢光灯でも弱い 上記後者の2つは建築用途にも美的に問題はな
い。 所望の屈折率の被膜の付着条件を見いだすた
め、薄い被膜の屈折率を迅速に調査する簡単な方
法を開発した。例えばアンダーコート層として屈
折率n=1.74の被膜が所望だとする。この屈折率
の液体を選ぶ。この例としてはジヨードメタンn
=1.74を用いる。厚さが0.2〜2μの被膜でガラス
表面上を被覆する。この被覆ガラスをλ=5461Å
でフイルターした水銀燈のような単色光源から反
射光で観察する。この被覆ガラスは、ガラス表面
上にわたつて被膜の厚さが異なる場合、明暗帯の
干渉縞を示す。既知の屈折率を有する液滴を被膜
上に置く。もし、被膜の屈折率が液体の屈折率と
正確に合致するならば、滴の下の干渉縞は消失す
る。 被膜の屈折率と液滴の屈折率とが正確に合致し
ない場合には、滴の下の干渉縞は未だ見えるが、
強度は弱くなる。この弱い干渉縞が残りの被膜上
の干渉縞の直接連続である場合には、被膜の屈折
率は参考液体の屈折率より大きい。これに反して
液滴下の液滴がないときの干渉縞と逆転(明部と
暗部が逆転する)場合には、被膜の屈折率は参考
液体の屈折率より小さい。 この簡単ではあるが正確な被膜の屈折率の測定
によつて、一連の試験で、所望の屈折率値に合う
ように被膜の製造条件を容易に調節することがで
きる。他の参考液体を用いることにより、他の
種々の屈折率値に被膜を調節することができる。
2層アンダーコートに用いるn=1.63は1,1,
2,2−テトラブロモエタンを参考液体として用
いて調節することができる。2層アンダーコート
の場合のもう一方の層のためのn=1.86はアメリ
カンミネラル(American Mineral)第21巻、
245頁(1936)にウエスト(West)が記載してい
るジヨードメタン中の硫黄および燐の溶液で調節
することができる。以上のことから、当業者には
一般的方法を製造における品質管理手段として使
用できることが明らかであろう。既知屈折率の液
体は米国ニユージヤーシー州のカーギル ラボラ
トリーズ(Gargille Laboratories)からも供給
されている。 本発明の有利な方法が実質的なガラス領域を有
する建物の熱の保存を含み且つ本発明の被膜の抵
抗的特徴を用いて、自動的および飛行機などの窓
の電気的加熱をも含むことは言うまでもない。一
般に、これらの被膜は抵抗性であり、通常半導電
性である。 本発明の許動請求の範囲は本文中に記載した本
発明の一般的および特殊な特徴のすべてを包含し
且つそれらの人間に入ると言うことができる本発
明の範囲についてすべての記述をも包含するもの
と解すべきである。
【図面の簡単な説明】
第1図は半導体被膜の厚さによる種々の色の計
算された色強度の変化を示すグラフであり、第2
図は本発明によつて製造した、単一消光彩中間層
を有する無光彩被覆ガラスの概略の断面図であ
り、第3図は本発明によつて製造した、複数の消
光彩中間層を有する無光彩被覆ガラスの概略の断
面図であり、第4図は好ましくない光彩を減少ま
たは除去する被膜を有する結果として実質的に改
良された外観を有する二重ガラス窓構造物の概略
の断面図を示す。 図中:20,44,46:透明シート、22,
45:ガラス基材、24,30,32:中間被膜
(被覆層)、26,48a,48b:赤外反射性半
導体被膜(被覆層)、36:窓、40:二重窓構
造物、42:空間。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 少なくとも1枚の透明なガラスシート及び該
    シート上に設置される赤外反射性物質の第1の無
    機質被覆層を含み、該赤外反射性物質が透明な半
    導体であつて昼光照明で光彩色を示す型の物質で
    あるところの構造物において、第2の被覆層が前
    記ガラスシートと第1の被覆層との間に設置さ
    れ、かつ第2の被覆層が昼光照明で第1の被覆層
    の光彩色が見えることを実質的に減少させるよう
    に光を反射しかつ屈折するための手段を前記第2
    の被覆層の本体と共に形成する少なくとも2つの
    界面を与えることによつて上記の光彩色を実質的
    に減少させる手段となること、第2の被覆層が、
    前記ガラスシートの屈折率と前記第1の被覆層の
    屈折率との積の平方根として定義される屈折率を
    有すること、及び第2の被覆層が500nmの真空
    中の波長を有する光の1/4波長の厚さを有するこ
    とを特徴とする構造物。 2 半導体層の厚みが0.4μ未満である特許請求の
    範囲第1項記載の構造物。 3 ガラスシートが、曇りのないガラス又は淡色
    のガラスのみから構成され、かつ構造物の透明度
    を25%未満に減少させ、かつ光彩色がみえるのを
    抑制する暗い色調を含まない特許請求の範囲第2
    項記載の構造物。 4 第1の被覆層と第2の被覆層とがいつしよに
    なつて、0.1〜1μの厚さにある特許請求の範囲第
    1項記載の構造物。 5 ガラスシートが、曇りのないガラス又は淡色
    のガラスのみから構成され、かつ構造物の透明度
    を25%未満に減少させ、かつ光彩色がみえるのを
    抑制する暗い色調を含まない特許請求の範囲第4
    項記載の構造物。 6 彩度値が5以下である特許請求の範囲第1項
    記載の構造物。 7 第1の被覆層と第2の被覆層とがいつしよに
    なつて、0.1〜1μの厚さにある特許請求の範囲第
    6項記載の構造物。 8 ガラスシートが、曇りのないガラス又は淡色
    のガラスのみから構成され、かつ構造物の透明度
    を25%未満に減少させ、かつ光彩色がみえるのを
    抑制する暗い色調を含まない特許請求の範囲第6
    項記載の構造物。 9 彩度値が8以下である特許請求の範囲第1項
    記載の構造物。 10 ガラスシートが、曇りのないガラス又は淡
    色のガラスのみから構成され、かつ構造物の透明
    度を25%未満に減少させ、かつ光彩色がみえるの
    を抑制する暗い色調を含まない特許請求の範囲第
    9項記載の構造物。 11 第1の被覆層と第2の被覆層とがいつしよ
    になつて、0.1〜1μの厚さにある特許請求の範囲
    第9項記載の構造物。 12 半導体層の厚みが0.4μ未満である特許請求
    の範囲第9項記載の構造物。 13 第1の被覆層が酸化第2スズである特許請
    求の範囲第1項記載の構造物。 14 半導体層の厚みが0.4μ未満である特許請求
    の範囲第13項記載の構造物。 15 第1の被覆層と第2の被覆層とがいつしよ
    になつて、0.1〜1μの厚さにある特許請求の範囲
    第13項記載の構造物。 16 ガラスシートが、曇りのないガラス又は淡
    色のガラスのみから構成され、かつ構造物の透明
    度を25%未満に減少させ、かつ光彩色がみえるの
    を抑制する暗い色調を含まない特許請求の範囲第
    13項記載の構造物。 17 第2の被覆層が無定形の物質であり、第1
    の被覆層形成時に第1の層上にぼやけが形成する
    のを防ぐ手段を形成している特許請求の範囲第1
    項記載の構造物。 18 彩度値が8以下である特許請求の範囲第1
    7項記載の構造物。 19 彩度値が13以下である特許請求の範囲第1
    7項記載の構造物。 20 第1の被覆層と第2の被覆層とがいつしよ
    になつて、0.1〜1μの厚さにある特許請求の範囲
    第17項記載の構造物。 21 ガラスシートが、曇りのないガラス又は淡
    色のガラスのみから構成され、かつ構造物の透明
    度を25%未満に減少させ、かつ光彩色がみえるの
    を抑制する暗い色調を含まない特許請求の範囲第
    17項記載の構造物。 22 半導体層の厚みが0.4μ未満である特許請求
    の範囲第17項記載の構造物。 23 第2の被覆層が1.7〜1.8の屈折率を有し、
    かつ厚さが64〜80nmであり、第1の被覆層の屈
    折率が2、ガラスシートの屈折率が1.5である特
    許請求の範囲第1項記載の構造物。 24 彩度値が8以下である特許請求の範囲第2
    3項記載の構造物。 25 半導体層の厚みが0.4μ未満である特許請求
    の範囲第23項記載の構造物。 26 構造物が曇りのないガラス又は淡色のガラ
    スである透明なシート材料のみを含み、かつ構造
    物が光彩色がみえるのを抑制する暗い色調を含ま
    ない特許請求の範囲第25項記載の構造物。 27 第1の被覆層と第2の被覆層とがいつしよ
    になつて、0.1〜1μの厚さにある特許請求の範囲
    第23項記載の構造物。 28 第2の被覆層が主に酸化アルミニウムから
    形成される特許請求の範囲第23項記載の構造
    物。 29 半導体層の厚みが0.4μ未満である特許請求
    の範囲第28項記載の構造物。 30 構造物が曇りのないガラス又は淡色のガラ
    スである透明なシート材料のみを含み、かつ構造
    物が光彩色がみえるのを抑制する暗い色調を含ま
    ない特許請求の範囲第28項記載の構造物。 31 第2の被覆層が金属酸化物、金属窒化物又
    はこれらの混合物から形成される特許請求の範囲
    第23項記載の構造物。 32 半導体層の厚みが0.4μ未満である特許請求
    の範囲第31項記載の構造物。 33 構造物が曇りのないガラス又は淡色のガラ
    スである透明なシート材料のみを含み、かつ構造
    物が光彩色がみえるのを抑制する暗い色調を含ま
    ない特許請求の範囲第31項記載の構造物。 34 金属酸化物及び金属窒化物がAl2O3
    SiO2、ZnO、MgO、SnO2、In2O3、GeO2
    Ga2O3及びSi3N4の群から選ばれる特許請求の範
    囲第31項記載の構造物。 35 彩度値が13以下である特許請求の範囲第3
    4項記載の構造物。 36 彩度値が8以下である特許請求の範囲第3
    4項記載の構造物。 37 第2の被覆層が無定形の物質であり、第1
    の被覆層形成時に第1の層上にぼやけが形成する
    のを防ぐ手段を形成している特許請求の範囲第2
    3項記載の構造物。 38 半導体層の厚みが0.4μ未満である特許請求
    の範囲第37項記載の構造物。 39 無定形の層がシリコン酸窒化物である特許
    請求の範囲第37項記載の構造物。 40 彩度値が13以下である特許請求の範囲第3
    9項記載の構造物。 41 彩度値が8以下である特許請求の範囲第3
    9項記載の構造物。 42 構造物が曇りのないガラス又は淡色のガラ
    スである透明なシート材料のみを含み、かつ構造
    物が光彩色がみえるのを抑制する暗い色調を含ま
    ない特許請求の範囲第37項記載の構造物。 43 第1の被覆層と第2の被覆層とがいつしよ
    になつて、0.1〜1μの厚さにある特許請求の範囲
    第37項記載の構造物。 44 第1の被覆層がフツ素をドープした酸化第
    2スズである特許請求の範囲第23項記載の構造
    物。 45 第1の被覆層と第2の被覆層とがいつしよ
    になつて、0.1〜1μの厚さにある特許請求の範囲
    第44項記載の構造物。 46 彩度値が13以下である特許請求の範囲第4
    4項記載の構造物。 47 半導体層の厚みが0.4μ未満である特許請求
    の範囲第44項記載の構造物。 48 構造物が曇りのないガラス又は淡色のガラ
    スである透明なシート材料のみを含み、かつ構造
    物が光彩色がみえるのを抑制する暗い色調を含ま
    ない特許請求の範囲第44項記載の構造物。 49 彩度値が8以下である特許請求の範囲第4
    4項記載の構造物。 50 彩度値が13以下である特許請求の範囲第2
    3項記載の構造物。 51 ガラスシートが、曇りのないガラス又は淡
    色のガラスのみから構成され、かつ構造物の透明
    度を25%未満に減少させ、かつ光彩色がみえるの
    を抑制する暗い色調を含まない特許請求の範囲第
    1項記載の構造物。 52 少なくとも1枚の透明なガラスシート及び
    該シート上に設置される赤外反射性物質の第1の
    無機質被覆層を含み、該赤外反射性物質が透明な
    半導体であつて昼光照明で光彩色を示す型の物質
    であるところの構造物において、第2の被覆層が
    前記ガラスシートと第1の被覆層との間に設置さ
    れ、かつ第2の被覆層が昼光照明で第1の被覆層
    の光彩色が見えることを実質的に減少させるよう
    に光を反射しかつ屈折するための手段を前記第2
    の被覆層の本体と共に形成する少なくとも2つの
    追加の界面を与えることによつて上記の光彩色を
    実質的に減少させる手段となること、第2の被覆
    層が2層からなり、 (a) ガラスシートに近い方の層が次式: na=nsc 0.26ngl 0.74 で示される屈折率を有し、 (b) 第1の被覆層に近い方の層が次式: nb=nsc 0.74ngl 0.26 で示される屈折率を有し、ここでnscは第1の被
    覆層の屈折率であり、nglはガラスシートの屈折
    率であり、かつ第2の被覆層のそれぞれが500n
    mの真空中の波長を有する光の1/4波長の厚さを
    有することを特徴とする構造物。 53 構造物が曇りのないガラス又は淡色のガラ
    スである透明なシート材料のみを含み、かつ構造
    物が光彩色がみえるのを抑制する暗い色調を含ま
    ない特許請求の範囲第52項記載の構造物。 54 ガラスシートに近い方の層がシリコン酸窒
    化物である特許請求の範囲第52項記載の構造
    物。 55 第1の被覆層が酸化第2スズである特許請
    求の範囲第52項記載の構造物。 56 ガラスシート上のすべての無機物層の厚み
    の合計が0.1〜1.0μである特許請求の範囲第52
    項記載の構造物。 57 構造物がガラスシートを直接被覆する無定
    形の層を含む特許請求の範囲第52項記載の構造
    物。 58 彩度値が8未満である特許請求の範囲第5
    2項記載の構造物。 59 第1の被覆層が酸化第2スズである特許請
    求の範囲第52項記載の構造物。 60 第2の被覆層が、(a)ガラスシートに近い方
    の層が1.6〜1.7の屈折率を有し、(b)第1の被覆層
    に近い方の層が1.8〜1.9の屈折率を有する2つの
    層を含み、第1の被覆層の屈折率が2であり、ガ
    ラスシートの屈折率が1.5である特許請求の範囲
    第52項記載の構造物。 61 第1の被覆層が酸化第2スズである特許請
    求の範囲第60項記載の構造物。 62 構造物が曇りのないガラス又は淡色のガラ
    スである透明なシート材料のみを含み、かつ構造
    物が光彩色がみえるのを抑制する暗い色調を含ま
    ない特許請求の範囲第60項記載の構造物。 63 構造物がガラスシートを直接被覆する無定
    形の層を含む特許請求の範囲第60項記載の構造
    物。 64 ガラスシートに近い方の層がシリコン酸窒
    化物である特許請求の範囲第60項記載の構造
    物。 65 少くとも1枚の透明なガラスシート及び該
    シート上に設置される赤外反射性物質の第1の無
    機質被覆層を含み、該赤外反射性物質が透明な半
    導体であつて昼光照明で光彩色を示す型の物質で
    あるところの構造物において、第2の被覆層が前
    記ガラスシートと第1の被覆層との間に設置さ
    れ、前記ガラスシートの屈折率と第1の被覆層の
    屈折率との間の屈折率を有し、かつ第2の被覆層
    が昼光照明で第1の被覆層の光彩色が見えること
    を実質的に減少させるように光を反射しかつ屈折
    するための手段を前記第2の被覆層の本体と共に
    形成することによつて上記の光彩色を実質的に減
    少させる手段となること、第2の被覆層がガラス
    シートと赤外反射性物質との間において、ガラス
    シートに近い方から赤外反射性物質に近い方へと
    いくにつれて徐々に屈折率が増加するように形成
    されていることを特徴とする構造物。 66 構造物が曇りのないガラス又は淡色のガラ
    スである透明なシート材料のみを含み、かつ構造
    物が光彩色がみえるのを抑制する暗い色調を含ま
    ない特許請求の範囲第65項記載の構造物。 67 第2の被覆層がXSiO2(1−X)Si3N4の混
    合物であるシリコン酸窒化物を含み、ここでXが
    ガラスシート表面で1に近く、第1の被覆層の境
    界で0に近くなるように変化するところの特許請
    求の範囲第65項記載の構造物。 68 彩度値が13以下であり、被覆層の厚みが
    0.1〜1μであり、第1の被覆層が酸化スズである
    特許請求の範囲第67項記載の構造物。 69 彩度値が8以下である特許請求の範囲第6
    7項記載の構造物。 70 構造物の彩度値が13以下である特許請求の
    範囲第67項記載の構造物。 71 構造物が曇りのないガラス又は淡色のガラ
    スである透明なシート材料のみを含み、かつ構造
    物が光彩色がみえるのを抑制する暗い色調を含ま
    ない特許請求の範囲第67項記載の構造物。 72 彩度値が8未満である特許請求の範囲第6
    5項記載の構造物。 73 彩度値が13以下であり、被覆層の厚みが
    0.1〜1μであり、第1の被覆層が酸化スズである
    特許請求の範囲第65項記載の構造物。 74 構造物の彩度値が13以下である特許請求の
    範囲第65項記載の構造物。 75 前記勾配が、異なつた屈折率をもつた複数
    の被覆層が屈折率が増加するようにおかれて段階
    的になつている特許請求の範囲第65項記載の構
    造物。 76 構造物が曇りのないガラス又は淡色のガラ
    スである透明なシート材料のみを含み、かつ構造
    物が光彩色がみえるのを抑制する暗い色調を含ま
    ない特許請求の範囲第75項記載の構造物。 77 構造物の彩度値が13以下である特許請求の
    範囲第75項記載の構造物。 78 第2の被覆層がSixSn1-xO2又はGexSn1-x
    O2の混合物を含み、ここでxがガラス表面では
    1に近く、第1の被覆層の境界で0に近くなるよ
    うに変化するところの特許請求の範囲第65項記
    載の構造物。 79 彩度値が8未満である特許請求の範囲第7
    8項記載の構造物。 80 構造物が曇りのないガラス又は淡色のガラ
    スである透明なシート材料のみを含み、かつ構造
    物が光彩色がみえるのを抑制する暗い色調を含ま
    ない特許請求の範囲第78項記載の構造物。 81 構造物の彩度値が13以下である特許請求の
    範囲第78項記載の構造物。 82 彩度値が13以下であり、被覆層の厚みが
    0.1〜1μであり、第1の被覆層が酸化スズである
    特許請求の範囲第78項記載の構造物。 83 半導体層の厚みが0.4未満である特許請求
    の範囲第65項記載の構造物。 84 ガラスシートが、曇りのないガラス又は淡
    色のガラスのみから構成され、かつ構造物の透明
    度を25%未満に減少させ、かつ光彩色がみえるの
    を抑制する暗い色調を含まない特許請求の範囲第
    83項記載の構造物。 85 構造物の彩度値が13以下である特許請求の
    範囲第83項記載の構造物。 86 彩度値が8未満である特許請求の範囲第8
    4項記載の構造物。
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