JPS6339403Y2 - - Google Patents
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- JPS6339403Y2 JPS6339403Y2 JP1982195598U JP19559882U JPS6339403Y2 JP S6339403 Y2 JPS6339403 Y2 JP S6339403Y2 JP 1982195598 U JP1982195598 U JP 1982195598U JP 19559882 U JP19559882 U JP 19559882U JP S6339403 Y2 JPS6339403 Y2 JP S6339403Y2
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Landscapes
- Supplying Secondary Fuel Or The Like To Fuel, Air Or Fuel-Air Mixtures (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本考案は、大気への気化器の蒸発燃料の放出を
防止する蒸発燃料処理装置に関する。
防止する蒸発燃料処理装置に関する。
[従来の技術及びその問題点]
気化器を使用する内燃機関では、機関停止中に
気化器のフロート室内の燃料が蒸発する。
気化器のフロート室内の燃料が蒸発する。
この気化器のフロート室で発生する蒸発燃料の
処理装置を備えていない内燃機関では、機関停止
中にフロート室で発生した蒸発燃料がインナベン
トを経て吸気通路へ流出する。そして、蒸発燃料
の一部はエアクリーナの吸気孔から大気へ漏れて
大気汚染の原因となり、また蒸発燃料の残りは吸
気分岐管に貯まり、始動の際の混合気を過濃にし
て、始動の悪化の原因となる。
処理装置を備えていない内燃機関では、機関停止
中にフロート室で発生した蒸発燃料がインナベン
トを経て吸気通路へ流出する。そして、蒸発燃料
の一部はエアクリーナの吸気孔から大気へ漏れて
大気汚染の原因となり、また蒸発燃料の残りは吸
気分岐管に貯まり、始動の際の混合気を過濃にし
て、始動の悪化の原因となる。
上記の問題を解決するものとして、従来より、
フロート室外部にチヤコールキヤニスタを設け、
フロート室のアウタベントからチヤコールキヤニ
スタを介して吸気管まで、管により連通して、蒸
発燃料を回収処理するフロートチヤンバのパーコ
レーシヨン防止構造が、知られている(実開昭55
−52540)。上記のフロートチヤンバのパーコレー
シヨン防止構造においては、機関停止後、機関余
熱によつて、インナベント→フロート室→チヤコ
ールキヤニスタと空気が流れる。この空気の流れ
によつて、燃料蒸発が促進されてしまうので、上
記防止構造においては、フロート室上部に、円筒
形の連気孔を中央部に持つ隔壁を設けて、通気孔
上を空気が流れることにより生じる吸引力を、減
衰させて、気化燃料の流出及び燃料蒸発を、抑制
している。ところが、この隔壁構造のために、機
関運転中に、吸気管負圧を利用して気化燃料を回
収処理することは出来るものの、インナベントか
らの新気を、燃料液面上に流入させることは、不
可能である。したがつて、高温雰囲気下でアイド
リングが継続する場合、隔壁と燃料液面との間に
蒸発燃料が充満し、かつ燃料液の温度が上昇し
て、パーコレーシヨンが発生するという問題点が
ある。
フロート室外部にチヤコールキヤニスタを設け、
フロート室のアウタベントからチヤコールキヤニ
スタを介して吸気管まで、管により連通して、蒸
発燃料を回収処理するフロートチヤンバのパーコ
レーシヨン防止構造が、知られている(実開昭55
−52540)。上記のフロートチヤンバのパーコレー
シヨン防止構造においては、機関停止後、機関余
熱によつて、インナベント→フロート室→チヤコ
ールキヤニスタと空気が流れる。この空気の流れ
によつて、燃料蒸発が促進されてしまうので、上
記防止構造においては、フロート室上部に、円筒
形の連気孔を中央部に持つ隔壁を設けて、通気孔
上を空気が流れることにより生じる吸引力を、減
衰させて、気化燃料の流出及び燃料蒸発を、抑制
している。ところが、この隔壁構造のために、機
関運転中に、吸気管負圧を利用して気化燃料を回
収処理することは出来るものの、インナベントか
らの新気を、燃料液面上に流入させることは、不
可能である。したがつて、高温雰囲気下でアイド
リングが継続する場合、隔壁と燃料液面との間に
蒸発燃料が充満し、かつ燃料液の温度が上昇し
て、パーコレーシヨンが発生するという問題点が
ある。
さらに、実開昭53−133024に記載される気化器
のように、フロート室の上方にチエツクバルブを
介して吸着剤層を設け、機関停止中はこのチエツ
クバルブが開くことにより蒸発燃料を吸着剤層に
吸着し、機関運転中は吸気管負圧によつてチエツ
クバルブが閉じてフロート室から吸着剤層への空
気の流れが止まるとともに別途設けられたフイル
ターから空気を吸着剤層に流入させることによつ
て燃料を脱離させ、吸気通路に導くものがある。
このような気化器の蒸発燃料処理装置では、機関
停止中に蒸発燃料がチヤコールキヤニスタに出る
ことによつて新気がフロート室に流入することが
ないので、燃料の低沸点成分の減少による始動不
良は回避される。
のように、フロート室の上方にチエツクバルブを
介して吸着剤層を設け、機関停止中はこのチエツ
クバルブが開くことにより蒸発燃料を吸着剤層に
吸着し、機関運転中は吸気管負圧によつてチエツ
クバルブが閉じてフロート室から吸着剤層への空
気の流れが止まるとともに別途設けられたフイル
ターから空気を吸着剤層に流入させることによつ
て燃料を脱離させ、吸気通路に導くものがある。
このような気化器の蒸発燃料処理装置では、機関
停止中に蒸発燃料がチヤコールキヤニスタに出る
ことによつて新気がフロート室に流入することが
ないので、燃料の低沸点成分の減少による始動不
良は回避される。
ところで、内燃機関は高温下でのアイドリング
が長時間継続すると、フロート室内の燃料が高温
となり、スロー通路およびメイン通路においてパ
ーコレーシヨンが発生し、混合気が過濃となつ
て、機関が停止してしまう場合がある。そのた
め、フロート室内の燃料を適当に冷却することが
要求されているのであるが、上記のような従来の
気化器の蒸発燃料処理装置では、フロート室内の
燃料の冷却が考慮されておらず、冷却水等を用い
た冷却手段を別途設ける必要があつた。
が長時間継続すると、フロート室内の燃料が高温
となり、スロー通路およびメイン通路においてパ
ーコレーシヨンが発生し、混合気が過濃となつ
て、機関が停止してしまう場合がある。そのた
め、フロート室内の燃料を適当に冷却することが
要求されているのであるが、上記のような従来の
気化器の蒸発燃料処理装置では、フロート室内の
燃料の冷却が考慮されておらず、冷却水等を用い
た冷却手段を別途設ける必要があつた。
また、フロート室内の燃料液面上に、吸着剤層
を配置することは、蒸発燃料の吸着効果の点では
最適である。しかし、燃料の波立ち及び波しぶき
を防ぐ装置を備えていない場合上記気化器のよう
に、フロート室上方に、チエツクバルブ等でフロ
ート室と遮断された空間を確保して、そこに吸着
剤層を配置しなければならなかつた。あるいは、
従来より、燃料タンク内に設けられた吸着材を仕
切り板で隔離した燃料タンクが知られているが
(実開昭54−27218)、飛沫が仕切り板の穴からの
進入することまでを防止することはできず、蒸発
燃料吸着材が濡れてしまう。したがつて、従来
は、燃料液面上に活性炭層を配置することは困難
であつた。
を配置することは、蒸発燃料の吸着効果の点では
最適である。しかし、燃料の波立ち及び波しぶき
を防ぐ装置を備えていない場合上記気化器のよう
に、フロート室上方に、チエツクバルブ等でフロ
ート室と遮断された空間を確保して、そこに吸着
剤層を配置しなければならなかつた。あるいは、
従来より、燃料タンク内に設けられた吸着材を仕
切り板で隔離した燃料タンクが知られているが
(実開昭54−27218)、飛沫が仕切り板の穴からの
進入することまでを防止することはできず、蒸発
燃料吸着材が濡れてしまう。したがつて、従来
は、燃料液面上に活性炭層を配置することは困難
であつた。
[問題点を解決するための手段]
本考案の目的は、フロート室の蒸発燃料の大気
への放出防止、吸着剤層の燃料濡れ防止、燃料蒸
発の促進の原因となるフロート室への新気導入の
抑制、および高温雰囲気下でアイドリングが長時
間継続する際のフロート室内の燃料冷却が出来る
気化器の蒸発燃料処理装置を提供することであ
る。
への放出防止、吸着剤層の燃料濡れ防止、燃料蒸
発の促進の原因となるフロート室への新気導入の
抑制、および高温雰囲気下でアイドリングが長時
間継続する際のフロート室内の燃料冷却が出来る
気化器の蒸発燃料処理装置を提供することであ
る。
この目的を達成するために本考案の気化器の蒸
発燃料処理装置は、 内燃機関の吸気通路とフロート室内の燃料面よ
り上方の空間とを連通するインナベントと、 上記フロート室内の上記インナベントの開口部
より上方に設けられた吸着剤層と、 常時開放された孔を有するとともに、上記イン
ナベントの開口部より上方かつ上記フロート室内
の燃料面の上方であり、かつ上記吸着剤層の下方
に上記孔からの燃料の飛沫が上記吸着剤層へ到達
するのを防止する空間を隔てて設けられたガスケ
ツトと、 上記吸着剤層の上面側の空間と上記吸気通路と
を連通する通路と を備えたことを要旨とする。
発燃料処理装置は、 内燃機関の吸気通路とフロート室内の燃料面よ
り上方の空間とを連通するインナベントと、 上記フロート室内の上記インナベントの開口部
より上方に設けられた吸着剤層と、 常時開放された孔を有するとともに、上記イン
ナベントの開口部より上方かつ上記フロート室内
の燃料面の上方であり、かつ上記吸着剤層の下方
に上記孔からの燃料の飛沫が上記吸着剤層へ到達
するのを防止する空間を隔てて設けられたガスケ
ツトと、 上記吸着剤層の上面側の空間と上記吸気通路と
を連通する通路と を備えたことを要旨とする。
[実施例]
図面を参照して本考案の実施例を説明する。
第1図において気化器1はエアホーン部2、本
体3、およびスロツトル部4から成り、これらエ
アホーン部2、本体3、およびスロツトル部4は
ガスケツト5,6を介して互いに結合されてい
る。吸気通路7には上流から順番にチヨーク弁
8、スモールベンチユリ9、ラージベンチユリ1
0、および絞り弁11が設けられている。フロー
ト室15にはフロート16が設けられ、燃料面1
7を一定レベルに保持している。燃料空間18は
メインジエツト19を経てメインノズル20へ接
続され、燃料面17より上のフロート室空間はイ
ンナベント21を介して吸気通路7へ接続されて
いる。吸着材としての活性炭から成る活性炭層2
6は燃料面17の上方を覆うように、ガスケツト
5の上面に保持体27を介して保持されている。
したがつて活性炭層26とガスケツト5との間に
濡れ防止スペースとしての空間36が形成されて
いる。活性炭層26の下面28はインナベント2
1の上端開口29より鉛直方向下方に位置してい
る。ガスケツト5には適当に孔30が設けられ、
燃料面17からの蒸気燃料は孔30を経て活性炭
層26へ至る。ガスケツト5は活性炭層26の下
方を仕切ることにより車両走行中に燃料面17が
揺れて燃料が活性炭層26に触れるのを回避す
る。活性炭層26の上側の空隙層32は通路33
を経て絞り弁11より下流の吸気通路壁のパージ
ポート34へ接続されている。通路33にはパー
ジ流量を規制するオリフイス35が設けられてい
る。
体3、およびスロツトル部4から成り、これらエ
アホーン部2、本体3、およびスロツトル部4は
ガスケツト5,6を介して互いに結合されてい
る。吸気通路7には上流から順番にチヨーク弁
8、スモールベンチユリ9、ラージベンチユリ1
0、および絞り弁11が設けられている。フロー
ト室15にはフロート16が設けられ、燃料面1
7を一定レベルに保持している。燃料空間18は
メインジエツト19を経てメインノズル20へ接
続され、燃料面17より上のフロート室空間はイ
ンナベント21を介して吸気通路7へ接続されて
いる。吸着材としての活性炭から成る活性炭層2
6は燃料面17の上方を覆うように、ガスケツト
5の上面に保持体27を介して保持されている。
したがつて活性炭層26とガスケツト5との間に
濡れ防止スペースとしての空間36が形成されて
いる。活性炭層26の下面28はインナベント2
1の上端開口29より鉛直方向下方に位置してい
る。ガスケツト5には適当に孔30が設けられ、
燃料面17からの蒸気燃料は孔30を経て活性炭
層26へ至る。ガスケツト5は活性炭層26の下
方を仕切ることにより車両走行中に燃料面17が
揺れて燃料が活性炭層26に触れるのを回避す
る。活性炭層26の上側の空隙層32は通路33
を経て絞り弁11より下流の吸気通路壁のパージ
ポート34へ接続されている。通路33にはパー
ジ流量を規制するオリフイス35が設けられてい
る。
装置の作用を説明する。
機関停止中に燃料面17から発生する蒸発燃料
はインナベント21を経て吸気通路7経流出する
ことなくフロート室15の上部に活性炭層26の
活性炭に吸着される。この吸着の際、蒸発燃料は
フロート室15から外部経導かれないので、イン
ナベント21を経てのフロート室15経の新気の
導入が抑制され、低沸点成分の蒸発が抑制され
る。したがつて次の始動時に混合気が過濃になら
ず、良好な始動が行われる。また活性炭層26の
下面28はインナベント21の上端開口29より
低いので、インナベント21からの蒸発燃料の流
出を確実に回避できる。
はインナベント21を経て吸気通路7経流出する
ことなくフロート室15の上部に活性炭層26の
活性炭に吸着される。この吸着の際、蒸発燃料は
フロート室15から外部経導かれないので、イン
ナベント21を経てのフロート室15経の新気の
導入が抑制され、低沸点成分の蒸発が抑制され
る。したがつて次の始動時に混合気が過濃になら
ず、良好な始動が行われる。また活性炭層26の
下面28はインナベント21の上端開口29より
低いので、インナベント21からの蒸発燃料の流
出を確実に回避できる。
機関運転中ではパージポート34に吸気管負圧
が作用している。このためインナベント21から
フロート室15、活性炭層26を介してパージポ
ート34至る空気の流れが生じる。この空気の流
れが活性炭層26を通過する際に、活性炭層26
から蒸発燃料が脱離し、通路33を経てパージポ
ート34から吸気通路7へ流れ、燃焼室において
燃焼される。この実施例では機関運転中は常時絞
り弁開度に関係なくパージポート34に吸気管負
圧が作用して、蒸発燃料の脱離が行なわれるの
で、活性炭層26の負圧を軽減することができ
る。
が作用している。このためインナベント21から
フロート室15、活性炭層26を介してパージポ
ート34至る空気の流れが生じる。この空気の流
れが活性炭層26を通過する際に、活性炭層26
から蒸発燃料が脱離し、通路33を経てパージポ
ート34から吸気通路7へ流れ、燃焼室において
燃焼される。この実施例では機関運転中は常時絞
り弁開度に関係なくパージポート34に吸気管負
圧が作用して、蒸発燃料の脱離が行なわれるの
で、活性炭層26の負圧を軽減することができ
る。
また、高温雰囲気でアイドリングが継続する場
合にも、上記の吸気管負圧により生じたインナベ
ント21からフロート室15、活性炭層26を介
してパージポート34至る空気の流れにより、フ
ロート室15内の燃料の蒸発が促進される。その
ため、この燃料蒸発の際の気化熱によりフロート
室15の燃料温度を下げることができ、スロー通
路およびメイン通路におけるパーコレーシヨンを
減少させることができる。
合にも、上記の吸気管負圧により生じたインナベ
ント21からフロート室15、活性炭層26を介
してパージポート34至る空気の流れにより、フ
ロート室15内の燃料の蒸発が促進される。その
ため、この燃料蒸発の際の気化熱によりフロート
室15の燃料温度を下げることができ、スロー通
路およびメイン通路におけるパーコレーシヨンを
減少させることができる。
また、ガスケツト5及び濡れ防止スペースとし
ての所定空間36は、燃料の波立ちを抑えるとと
もに、飛沫が活性炭層26にかかるのを防止し
て、活性炭層26が、安定して定常的にその吸着
脱離作用が行ないうるようにすることができる。
即ち、まず、ガスケツトが燃料の波立ちを抑制し
て、燃料の揺れを鎮める。また、燃料の波頭が、
ガスケツトの孔から上方へ出る場合には、表面張
力が働いて、波頭の突出を抑えるとともに空間3
6により波頭が活性炭層26まで到達しない。し
かし、飛沫が、ガスケツトの孔から上方へ、飛散
することもある。この場合には、空間36が有る
ので、飛沫は活性炭層26に到達しえない。ある
いは、空間36で気化してしまう。したがつて、
活性炭層26が、飛沫に晒されることはない。
ての所定空間36は、燃料の波立ちを抑えるとと
もに、飛沫が活性炭層26にかかるのを防止し
て、活性炭層26が、安定して定常的にその吸着
脱離作用が行ないうるようにすることができる。
即ち、まず、ガスケツトが燃料の波立ちを抑制し
て、燃料の揺れを鎮める。また、燃料の波頭が、
ガスケツトの孔から上方へ出る場合には、表面張
力が働いて、波頭の突出を抑えるとともに空間3
6により波頭が活性炭層26まで到達しない。し
かし、飛沫が、ガスケツトの孔から上方へ、飛散
することもある。この場合には、空間36が有る
ので、飛沫は活性炭層26に到達しえない。ある
いは、空間36で気化してしまう。したがつて、
活性炭層26が、飛沫に晒されることはない。
第2図は本考案の他の実施例を示す。本図で
は、パージポート34bの位置が第1図のパージ
ポート34の位置とは異なつている。本図の例で
は、絞り弁11が所定開度未満にある場合、パー
ジポート34bは絞り弁11より上流にあり、ま
た、絞り弁11が所定開度以上にある場合、パー
ジポート34bは絞り弁11より下流になる。そ
のため、絞り弁11の開度が所定開度以上の場合
により大きな吸気管負圧を受ける。したがつて第
1図に示す実施例の効果に加えて、空燃比に与え
る影響の少ない中、高負荷時に主として蒸発燃料
の脱離を行うことができる。
は、パージポート34bの位置が第1図のパージ
ポート34の位置とは異なつている。本図の例で
は、絞り弁11が所定開度未満にある場合、パー
ジポート34bは絞り弁11より上流にあり、ま
た、絞り弁11が所定開度以上にある場合、パー
ジポート34bは絞り弁11より下流になる。そ
のため、絞り弁11の開度が所定開度以上の場合
により大きな吸気管負圧を受ける。したがつて第
1図に示す実施例の効果に加えて、空燃比に与え
る影響の少ない中、高負荷時に主として蒸発燃料
の脱離を行うことができる。
[考案の効果]
本考案では、フロート室と吸着剤層との間に常
時開放された孔を有するガスケツトが設けられ、
かつ上記孔からの燃料の飛沫が吸着剤層へ到達す
るのを防止する空間が設けられているため、車両
走行中等のようにフロート室内の燃料面が揺れる
場合にも、波立ちが抑えられるとともに飛沫が吸
着剤層を濡らすことはない。つまり、波面がガス
ケツトに抑えられても、波頭及び飛沫がガスケツ
トの孔から上方へ舞い上がるが、上記空間が有る
ため、吸着剤層には達しない。あるいは、飛沫
は、上記空間中で気化して吸着剤層に吸着され
る。また、波面が上記の孔を通過する際、燃料の
表面張力が働いて、波頭と飛沫の飛散も抑制して
いる。
時開放された孔を有するガスケツトが設けられ、
かつ上記孔からの燃料の飛沫が吸着剤層へ到達す
るのを防止する空間が設けられているため、車両
走行中等のようにフロート室内の燃料面が揺れる
場合にも、波立ちが抑えられるとともに飛沫が吸
着剤層を濡らすことはない。つまり、波面がガス
ケツトに抑えられても、波頭及び飛沫がガスケツ
トの孔から上方へ舞い上がるが、上記空間が有る
ため、吸着剤層には達しない。あるいは、飛沫
は、上記空間中で気化して吸着剤層に吸着され
る。また、波面が上記の孔を通過する際、燃料の
表面張力が働いて、波頭と飛沫の飛散も抑制して
いる。
また、本考案は吸着剤層の下面がインナベント
の上端開口より鉛直方向下方に位置するように構
成すると、蒸発燃料がインナベントの上端開口か
ら吸気通路へ漏れる前に吸着剤層の下面に達し、
吸気通路への蒸発燃料の漏れを確実に回避するこ
とができ好ましい。
の上端開口より鉛直方向下方に位置するように構
成すると、蒸発燃料がインナベントの上端開口か
ら吸気通路へ漏れる前に吸着剤層の下面に達し、
吸気通路への蒸発燃料の漏れを確実に回避するこ
とができ好ましい。
本考案は機関が停止している場合に、フロート
室で発生した蒸発燃料はガスケツトの孔を介し
て、吸着剤層に吸着され、機関運転時には、吸気
管に生じる大きな負圧が、通路、吸着剤層を通じ
てフロート室に作用するため、新気がインナベン
トよりフロート室内部に流入し、この新気が吸着
剤層を通過する際に、吸着剤層に吸着されている
燃料が脱離され吸気通路へ放出される。したがつ
て、蒸発燃料が大気中に放出されることはなく、
蒸発燃料による大気汚染を防止できる。
室で発生した蒸発燃料はガスケツトの孔を介し
て、吸着剤層に吸着され、機関運転時には、吸気
管に生じる大きな負圧が、通路、吸着剤層を通じ
てフロート室に作用するため、新気がインナベン
トよりフロート室内部に流入し、この新気が吸着
剤層を通過する際に、吸着剤層に吸着されている
燃料が脱離され吸気通路へ放出される。したがつ
て、蒸発燃料が大気中に放出されることはなく、
蒸発燃料による大気汚染を防止できる。
また、吸着剤層がフロート室内部に設けられて
いることにより、蒸発燃料がフロート室から出る
ことがなく、機関停止中にインナベントからの新
気の導入が抑制される。これにより低沸点成分の
蒸発が抑えられ、機関の始動不良を回避できる。
いることにより、蒸発燃料がフロート室から出る
ことがなく、機関停止中にインナベントからの新
気の導入が抑制される。これにより低沸点成分の
蒸発が抑えられ、機関の始動不良を回避できる。
さらに、機関運転時には上述のような吸気管負
圧の作用によつて、新気がインナベントからフロ
ート室、吸着剤層、通路を経て吸入通路に流れ
る。この流れのために、フロート室内の燃料面に
常に新気が接触して、燃料面からの燃料蒸発が促
進される。その結果。この燃料の気化熱によりフ
ロート室内の燃料は冷却される。したがつて、高
温下で長時間アイドリングを行つても、パーコレ
ーシヨンがおこらない。
圧の作用によつて、新気がインナベントからフロ
ート室、吸着剤層、通路を経て吸入通路に流れ
る。この流れのために、フロート室内の燃料面に
常に新気が接触して、燃料面からの燃料蒸発が促
進される。その結果。この燃料の気化熱によりフ
ロート室内の燃料は冷却される。したがつて、高
温下で長時間アイドリングを行つても、パーコレ
ーシヨンがおこらない。
第1図は本考案の実施例の構成図、第2図は本
考案の別の実施例の構成図である。 1……気化器、5……ガスケツト、7……吸気
通路、15……フロート室、17……燃料面、2
1……インナベント、26……活性炭層(吸着剤
層)、33……通路、34,34b……パージポ
ート、36……空間。
考案の別の実施例の構成図である。 1……気化器、5……ガスケツト、7……吸気
通路、15……フロート室、17……燃料面、2
1……インナベント、26……活性炭層(吸着剤
層)、33……通路、34,34b……パージポ
ート、36……空間。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 内燃機関の吸気通路とフロート室内の燃料面よ
り上方の空間とを連通するインナベントと、 上記フロート室内の上記インナベントの開口部
より上方に設けられた吸着剤層と、 常時開放された孔を有するとともに、上記イン
ナベントの開口部より上方かつ上記フロート室内
の燃料面の上方であり、かつ上記吸着剤層の下方
に上記孔からの燃料の飛沫が上記吸着剤層へ到達
するのを防止する空間を隔てて設けられたガスケ
ツトと、 上記吸着剤層の上面側の空間と上記吸気通路と
を連通する通路と を備えたことを特徴とする気化器の蒸発燃料処理
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19559882U JPS59102969U (ja) | 1982-12-27 | 1982-12-27 | 気化器の蒸発燃料処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19559882U JPS59102969U (ja) | 1982-12-27 | 1982-12-27 | 気化器の蒸発燃料処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59102969U JPS59102969U (ja) | 1984-07-11 |
JPS6339403Y2 true JPS6339403Y2 (ja) | 1988-10-17 |
Family
ID=30419993
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19559882U Granted JPS59102969U (ja) | 1982-12-27 | 1982-12-27 | 気化器の蒸発燃料処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59102969U (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5427218B2 (ja) * | 1976-07-27 | 1979-09-08 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS53133024U (ja) * | 1977-03-30 | 1978-10-21 | ||
JPS5427218U (ja) * | 1977-07-26 | 1979-02-22 | ||
JPS5552540U (ja) * | 1978-10-04 | 1980-04-08 |
-
1982
- 1982-12-27 JP JP19559882U patent/JPS59102969U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5427218B2 (ja) * | 1976-07-27 | 1979-09-08 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59102969U (ja) | 1984-07-11 |
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