JPS6339161Y2 - - Google Patents

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JPS6339161Y2
JPS6339161Y2 JP9691081U JP9691081U JPS6339161Y2 JP S6339161 Y2 JPS6339161 Y2 JP S6339161Y2 JP 9691081 U JP9691081 U JP 9691081U JP 9691081 U JP9691081 U JP 9691081U JP S6339161 Y2 JPS6339161 Y2 JP S6339161Y2
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JP
Japan
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deck
snow
vehicle
front plate
locomotive
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JP9691081U
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JPS583363U (ja
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  • Lighting Device Outwards From Vehicle And Optical Signal (AREA)
  • Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は車体前端にデツキを有した機関車構造
に関する。
従来の機関車においては、導輪と呼ばれる小径
な無駆動車輪を使用し、また車体に積載する機器
や電気回路などが簡単であつた為に、車体全長を
極めて短く構成出来た事から、車体前後に出入台
と称するデツキを設け、割合傾斜のゆるい階段と
手すりを使つて乗務員が登り下りできるようにし
て、そのデツキから車体前後端にある出入口に行
けるように構成していた。しかし近年では機関車
の台車の走行特性の改善により導輪の必要性が無
くなり、又機関車出力の増加と共に特に交流化が
大きな理由で車体が長く伸ばされ、前後端の出入
口デツキは取りはらわれて、乗務員は車側の出入
口より乗り降りしなければならないようになつ
た。このために車側の出入口デツキは垂直に乗務
員がよじ登る必要がある為に、特にカバンや他の
工具などの手荷物を一度どこかに置くなり、きつ
かけるなりしてからでないと安全に登り降りでき
ず、乗務員からはかなりの不詳を受ける事があつ
た。それと同時に車体前面に設けた連結器の引張
箱部の左右をおおつたスカート構造と、台車と車
体との結合用車体足などが邪魔をして補助の雪か
き器の開き角が十分小さくとれず、機関車が走行
する時雪かき器でかき上げた雪の一部がまい上り
運転手の前方視界を阻止すると同時に、完全に雪
をかき上げて左右車側外方に押し退けきれず、単
に雪を斜め前方へ押してゆくだけの様な事が生
じ、一般路ならばいざしらず分岐器の所を通過し
た時には分岐器の舌状軌条と相手のレールとの間
のすき間に雪を強く押し込んでしまい、機関車通
過後分岐の作動が不能になる様な事故すら引き起
しているとの報告がなされている。
そこでデツキ付きの機関車とする事により、乗
務員の乗り降り及び雪かき器の問題を一部改善で
きる見込みがあるが、しかし車長の問題から大き
なデツキ及び傾斜のゆるい階段を設けることがで
きないのことと、雪かき器の高さと乗務員が登り
降りする階段の最下段ステツプの高さ並びに連結
作業員が乗るステツプの高さが同じ高さに来てし
まうので、それらの取付位置の配置がどうも具合
よく行かない問題があつた。
本考案は上記事情に鑑みなされたもので、その
目的とする処は、デツキ付機関車において、その
デツキの前端より垂下する前面板を含めて車側両
下部をえぐり取る如く切欠いて凹入部を形成し、
その凹入部に階段の最下段ステツプを一部前面板
より前方へ突出して取付けることで、車側からの
乗務員の乗り降り及び連結作業員の前端からの乗
り降りが容易にできるようになると共に、デザイ
ン的にも満足が得られる形態となせ、しかも補助
雪かき器取付けその除雪機能の向上にも役立て得
るようになる構造を提供する事にある。
以下この考案の一実施例を図面により説明す
る。この図面は機関車の前端部のみを示したが後
端部も同様と考えてよい。ここで図中1は車体
で、運転室前面窓2、助手用前面窓3、及び前面
出入口4、前照灯5、尾灯6などの必要装備が設
けられ、将来の運転手の1人乗務化に問題の無い
様に運転室前面窓2を拡大し、出入口4が中央か
ら少々左に片寄つた位置に配置されている。上述
した構成の車体1の前端にその出入口4に通じる
デツキ7が設けられている。このデツキ7はその
両端部に階段8,8を有し、その各階段8,8の
両側にそれぞれ手摺り9,10が取付けられて、
乗務員が車側から登り降りできると共に、機関車
同志重連した時に出入口4が若干ずれていても該
デツキ7から重連した機関車に乗り移れる様にな
つている。またデツキ7の前端には前面板11が
垂下して設けられ、この前面板11に機関車重連
のために必要な連結器12及び連結器開放器テコ
13並びに電気・暖房用等の連結栓14更には図
示してないがブレーキホースなどが配される。な
お、15はスカート部である。
ここで上記デツキ7の両側階段8,8は上中段
ステツプ8a,8bを一体的に構成しているが、
その最下段ステツプ8cは車側方向から登り降り
するのに最適な高さに別体的に構成されて取付け
られていると共に、前面板11より前方にはり出
して連結作業員が前面からも乗れる様に構成され
ている。即ち、この最下段ステツプ8cを取付け
る車側下部には、そのスカート部15の下半部分
15aの途中16で示す位置から前面板11の下
半両側寄り部分の17で示す位置までに亘り削り
落とす如く切欠いて凹入部18が形成されてい
て、前面板11が前面より見ると略T字形状とさ
れ、これにて凹入部18に最下段ステツプ8cが
一部前面板11より前方に突出するようにして取
付けられている。その最下段ステツプ8cはグレ
ーチングなどと呼ばれているすのこ板で構成され
る。
また冬期など補助的に取付けられる雪かき器1
9は連結器12の下側で且つ先端を連結面より若
干後方に位置するようにして設けられて、同種の
機関車同志重連しても当らないようにされている
と共に、その先端からかなり鋭角な開き角度で両
側翼19a,19aが斜め後方に向け拡げられて
おり、そしてその翼19aの下半上向きの雪すく
い上げ面部19bはそのまま真直に上記最下段ス
テツプ8cの下側を介して車側のスカート部15
下端までに亘り延ばされ、上半の垂直から下向き
となる折返し面部19cは上記前面板11の切欠
縁部17のところに接合されて凹入部18と連続
するようになつている。なお、その凹入部18の
凹入面は必ずしも雪かき器19の折返し面部19
cと同じ延長面を有する必要性は無いが滑らかな
円弧状とされて雪かき器翼の一部を構成するよう
になつている。なお、上記凹入部18の上隅部に
は最下段ステツプ8c上面を照らすステツプライ
ト20が設けられ、また凹入部18後方のスカー
ト下半部分15aは垂直でも良いが車両限界に対
しかなり接近しているので若干内側に傾斜すべく
曲げられている。
而して、上述したデツキ付き機関車構造の作用
について説明する。一般的に軌道面から乗務員が
デツキ7に登り降りする場合、階段8の最下段ス
テツプ8cの高さはレールとバランスなどの高さ
の関係でかなり思いきつて下げないといけない。
しかしこの高さは丁度雪かき器を取付ける場合の
必要な巾内に入つてしまう。この為一般の機関車
ではスカート下部に前方に突出する連結作業用ス
テツプをボルト止めして最下段ステツプとして利
用し、冬期にはそのステツプを外し、その代わり
に雪かき器翼の両端寄り部に最下段ステツプを一
体構成した雪かき器を下方より機関車にボルトで
取付けなければならなかつた。ここでデツキ付機
関車の場合は、デツキからの寸法的な制限により
雪かき器の両側翼の開き角が大きくなり、雪かき
効果を期待する事が困難となつてしまう。それに
対し本考案のデツキ付き機関車構造では、最下段
ステツプ8cが車側下部に設けた凹入部18に一
部前面板11より前方に突出した状態で取付けら
れていることから、デツキ7に対し乗務員、連結
作業員が車側方及び前方の両方向から登り降りす
ることができ、また上記凹入部18が雪かき器1
9の両側翼19a,19aの一部を構成すべく円
弧状となつて連続しているので、雪かき器19の
両側翼19a,19aですくい上げられ側方に流
れて来た雪は凹入部18内面に沿つて車側外方に
流れ出る様に排除される。この際階段8の2段目
のステツプ8c下面が雪かき器の折り返しの作用
も兼ね雪は滑らかに流される。最下段ステツプ8
cはグレーチングなどで作られているので、雪が
たとえ上に乗つていても連結手が足でふむと雪は
すのこの間から下方に落下してしまい、足が滑る
様な事がなく、また、ステツプライト20により
夜間作業に対する安全も保証する事が出来る。し
かもこの様に構成された最下段ステツプ8cは乗
務員が手摺り9,10に手をかけて車側方及び前
方から安全に昇り降り出来る上に、連結作業員が
旗を振つて運転手に信号を送るのにも大きな最下
段ステツプ8c上で安全に作業出来る状態を確保
する事が可能となる。
なお図示した状態は冬期の姿であるが、夏期に
は雪かき器19のみを取外せばよい。なおこのま
ま雪かき器19を付けつぱなしでおいてもそれほ
ど邪魔になることはない。その雪かき器19を取
外した場合には下半両側部を切欠いた前面板11
が見えるようになるが、その態様は形状的にもま
とまつた良好な形となり、デザイン的にも満足が
得られるものとなる。
この考案は以上述べた様に前面板下部も含めて
車側下部に切欠き形成して凹入部に最下段ステツ
プを一部前面板より前方へ突出する状態で設けた
構成であるから、乗務員等が車側方及び前方の両
方向から登り降りることができると共に、その凹
入部を雪かき器翼の一部として機能させることが
可能で除雪機能の向上にも役立てることができる
ようになせ、更には形態上も良好でデザイン的に
満足を得る事が出来るものとなる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示す一部省略した
斜視図である。 1……車体、2……運転室前面窓、3……助手
用前面窓、4……出入口、5……前照灯、6……
尾灯、7……デツキ、8……階段、8c……最下
段ステツプ、9,10……手摺り、11……前面
板、12……連結器、13……連結器開放テコ、
14……車端連結栓、15……スカート部、15
a……スカート下半部分、16,17……切欠縁
部、18……凹入部、19……雪かき器、19a
……翼、19b……すくい上げ面部、19c……
折返し面部、20……スラツプライト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 両側部に乗務員登り降り用階段を有すると共
    に車体端出入口に通じるデツキを車体の前端に
    設けたものにおいて、前記デツキの前端より垂
    下する前面板を含めて車側両下部を切欠いて凹
    入部を形成し、その凹入部に前記階段の最下段
    ステツプを一部上記前面板より前方へ突出する
    状態で取付けたことを特徴とするデツキ付き機
    関車構造。 (2) 車側両下部の凹入部は、その凹入面が雪かき
    器の翼と連続して車側外方向に雪を排除する円
    弧状とされたことを特徴とする実用新案登録請
    求の範囲第1項記載のデツキ付き機関車構造。
JP9691081U 1981-06-30 1981-06-30 デッキ付き機関車構造 Granted JPS583363U (ja)

Priority Applications (1)

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JP9691081U JPS583363U (ja) 1981-06-30 1981-06-30 デッキ付き機関車構造

Applications Claiming Priority (1)

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JP9691081U JPS583363U (ja) 1981-06-30 1981-06-30 デッキ付き機関車構造

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Publication Number Publication Date
JPS583363U JPS583363U (ja) 1983-01-10
JPS6339161Y2 true JPS6339161Y2 (ja) 1988-10-14

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ID=29891736

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JP9691081U Granted JPS583363U (ja) 1981-06-30 1981-06-30 デッキ付き機関車構造

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JP2002321556A (ja) * 2001-04-25 2002-11-05 Autech Japan Inc 自動車用手摺り

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JPS583363U (ja) 1983-01-10

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