JPS6338908Y2 - - Google Patents

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JPS6338908Y2
JPS6338908Y2 JP12114984U JP12114984U JPS6338908Y2 JP S6338908 Y2 JPS6338908 Y2 JP S6338908Y2 JP 12114984 U JP12114984 U JP 12114984U JP 12114984 U JP12114984 U JP 12114984U JP S6338908 Y2 JPS6338908 Y2 JP S6338908Y2
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cylinder
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JP12114984U
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  • Physical Or Chemical Processes And Apparatus (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、抽出分離、撹伴混合、化学反応、常
圧・減圧蒸留又は乾燥、濃縮、精製、溶剤回収、
洗浄脱脂、脱泡処理、含浸処理、浸透加工、蒸
着、メツキ、滅菌処理、調理及び蒸煮等多種多様
な用途に使用が可能な多機能を有する小型の多機
能化学装置の改良に関する。
(従来技術) 蒸留、精製或いは化学反応を行なうための化学
装置としては、従来、種々のものが知られてい
る。しかしながら、これらの装置はいずれも、比
較的大型であるばかりでなく、単一又は限られた
用途を目的としるものであり、単一、かつ小型の
装置で多機能を有するこの種装置は知られていな
い。この為、出願人は特願昭59−103303号におい
て、この要求に応える装置を提案した。
しかしながら、上記装置においては、作動中
に、筒体の上部に配設した気化物捕促回収用の二
重管にややもすると内容物の飛沫が流入して、蒸
留、精製分離等の際の処理能力の低下を紹くこと
がある。
(目的) 本考案はこのような点に鑑み、研究室、実験室
等において簡便に使用することが可能な大きさ
で、かつ、抽出分離、精製、蒸留、攪伴混合、脱
泡処理、含浸処理、浸透加工、蒸着、メツキ、滅
菌処理、調理及び蒸煮等の広い範囲の用途にわた
つて使用でき、しかも蒸留等の処理能力の向上を
図り得る多機能化学装置を提供することを目的と
するものである。
(問題点を解決するための手段) 即ち、本考案の特徴とするところは、上部が開
口され、下部が閉塞された筒体と、該筒体の上部
に冠せられ、該筒体を密閉可能にする蓋体と、該
筒体の内壁面の外側に接して設けられた保温材
と、該筒体の内容物を加熱又は冷却するための手
段とを備えて成る装置において、上記筒体と蓋体
とが形成する内部空間の上部に、内容物の飛沫が
上方に飛散するのを防止すると共に気化物等を通
過させる遮蔽部材を設け、また上記気化物を捕促
する二重管を、前記遮蔽部材の上部でかつ周面に
沿つて配設し、該二重管は、内管が、外管を貫通
して上記内部空間と連通する貫通路と、筒体外部
への回収通路を有する一方、外管が、内管内の内
容物を冷却するための媒体の出入口を備えている
点にある。
(実施例) 以下、本考案を図示した実施例に基づいて詳細
に説明する。
第1図は本考案の一実施例に係る装置を示して
おり、まず第1図において、図中符号1は、上部
が開口され、下部が閉塞された二重の筒体で、円
筒状を成す内壁1aと外壁1b間には、装置内の
内容物を加熱、冷却するための温度調整部材2と
その熱効率を向上させる保温部材3とが設けられ
ている。
温度調整部材2は、具体的には筒体1の内壁外
周面を囲繞する媒体通路2aとこの通路2a内に
充填される媒体2b、及びヒータ4とから成つて
いて、加熱の場合にはヒータ4を利用する一方、
冷却の場合には媒体2bとしての水又はプライン
等を連続的に通過させるようにしている。
筒体1の上端には、筒体内部を密閉するための
半球状の蓋体5が開閉自在に取付けられ、またこ
の蓋体5の下部には、内容物が処理中に蓋体5の
内部空間A側に飛散するのを防止するための遮蔽
部材6が取付けられている。
この遮蔽部材6は、下方に湾曲した中央邪魔板
6aと、そのやや上方に位置して蓋体5の下端か
ら中心軸線に向けて延設された周辺邪魔板6bと
から成り、周辺邪魔板6bの内方縁は、中央邪魔
板6aと位置的に一部重なり合うようにして上方
に若干めくれ上つており、中央邪魔板6aの外方
縁上面と周辺邪魔板6bの内方縁下面とが形成す
る通路7によつて筒体1の内部空間Bと蓋体5の
内部空間Aとを連通させている。
そして、周辺邪魔板6bの所望位置には、上記
通路7を通過して上昇し、蓋体5の内壁面に衝突
して滴下した気化物を捕集し、これを再度筒体1
内に戻す環流管6cが取付けられている。
更に、蓋体5の下部内周面で亘つ周辺邪魔板6
bの上部には気化物を捕促する二重管8が配設さ
れ、その外管8aに、内容物を冷却するための媒
体が通過し得るよう出入口9,10が設けられ、
一方その内管8bに、外管8aを貫通して蓋体の
内部空間Aを連通し、内部空間A内の蒸気等を吸
入する吸込口11が取付けられると共に、捕促し
た内容物を回収するための回収通路12が連結さ
れている。
尚、本考案装置においては、必要に応じて選択
的に他の装置を付加できる。例えば、第1図に示
す如く、蓋体5の略中央位置に外フランジ部13
を有する筒部14を上方に突出形成し、この外フ
ランジ部13に支持杆15を介して制御装置16
を取付ける。制御装置16には小型モータ17が
収納され、このモータ17の出力軸18に、撹伴
翼19を備えた撹伴軸20が連結されている。撹
伴軸20は蓋体5に対して密閉可能な密閉部材2
1、例えば、グランド部をベアリングで固定し、
その両側をOリング又はオイルシールを用いたも
のや、大きなトルクと必要としない場合には、マ
グネチツクシール等を介して連結されている。
また、内容物の温度を制御する必要がある場合
には、内容物の加熱又は冷却のための媒体2bの
近傍に温度センサ22を設けると共に、蓋体5に
温度計取付口23を設けて内容物の温度を測定す
ることにより、機械的に制御することも可能であ
る。
更に、筒体1内を減圧又は加圧にして処理を施
す必要がある場合には、蓋体5のガス吹込口又は
回収通路12を利用して減圧又は加圧ポンプに接
続すればよい。密閉性を高めるためには、蓋体5
と筒体1を図示しないOリングパツキン等を介し
てクランプ等により締付ける等の手段が採用され
る。
而して、本装置において、凝縮物を外部に取出
すには、先ず環流管6cにキヤツプCを被せ、例
えばヒータ4を作動して媒体2bを加熱すると、
これにより発生した蒸気もしくは気化物は、筒体
1の内部空間Bから遮蔽部材6の通路7を通つ
て、蓋体5の内部空間Aに達し、蓋体5の内壁面
である程度冷却されて凝縮し、それが滴となつて
内壁面を伝わり、下方の周辺邪魔板6bの上面上
に導かれ、吸込口11より二重管8の内管8b内
に導かれ、その内部において外管8aの冷却作用
によつて、凝縮され、回収通路12を通じて回収
される。この一連の作用において筒体1内の内容
物が例えば撹伴翼19によつて飛散され、その飛
沫が上方に飛び散つたとしても、それらは中央邪
魔板6a及び周辺邪魔板6bから成る遮蔽部材6
によつて遮ぎられ、気化物等の捕促区域である内
部空間Aには浸入しないから、上記回収物質が稀
釈化される必配はない。
次に、凝縮物を反応筒体1内に還流させる場合
には、回収通路12の出口もしくは吸込口11に
キヤツプをC′を被す一方、環流管6cのキヤツプ
Cを外せば、蓋体5の内壁面をつたつて周辺邪魔
板6b上に流れこんだ凝縮物は、この環流管6c
を介して筒体1内に滴下される。
尚、筒体の内部空間と蓋体の内部空間を仕切る
遮蔽部材は、蓋体にではなく、筒体の上端部に取
付けるようにしても良く、また飛沫液体を通過さ
せることなく気体のみを通過させるメツシユによ
つて形成するようにしても良い。
(考案の効果) 以上述べたように本考案によれば、小型でその
操作も容易に行なうことができ、また、筒体と蓋
体が形成する内部空間の上部に遮蔽部材を設け
て、内容物の飛沫が上方に飛散して気化物等を捕
促回収する管路に侵入するのを防止するようにし
ているので、蒸留等の処理操作における回収物の
希釈化を防いで、その処理能力の向上を図ること
ができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る装置の一部断
面説明図である。 図中1は筒体、2は温度調整部材、3は保温部
材、5は蓋体、6は遮蔽部材、6aは中央邪魔
板、6bは周辺邪魔板、6cは環流管、8は二重
管路、8aは外管、8bは内管である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 上部が開口され、下部が閉塞された内壁及び
    外壁からなる筒体と、該筒体の上部に冠せら
    れ、該筒体を密閉可能にする蓋体と、該筒体の
    内壁及び外壁間に設けられた保温材及び該筒体
    の内容物を加熱又は冷却するための温度調整部
    材とを備えて成る多機能化学装置において、上
    記温度調整部材は内壁外周面を囲繞する媒体通
    路と、該媒体通路内に充填される媒体及びヒー
    タとから成り、上記筒体と蓋体とが形成する内
    部空間の上部に遮蔽部材が設けられ、該遮蔽部
    材は中央邪魔板と、周辺邪魔板とを備え、該中
    央邪魔板と周辺邪魔板との間に通路が形成さ
    れ、該遮蔽部材により筒体の内容物の飛沫が上
    方に飛散するのを防止すると共に気化物等を上
    記通路より通過させ、また上記気化物を捕促す
    る二重管を、前記遮蔽部材の上部でかつ蓋体の
    内面下部の周面に沿つて配設し、該二重管は、
    内管が、外管を貫通して上記内部空間と連通す
    る貫通路と、筒体外部への回収通路を有する一
    方、外管が内管内の内容物を冷却するための媒
    体の出入口を備えていることを特徴とする多機
    能化学装置。 (2) 前記遮蔽部材に還流管を設け、該還流管に選
    択的にキヤツプを取付け得るようになされてい
    ることを特徴とする実用新案登録請求の範囲第
    1項記載の多機能化学装置。
JP12114984U 1984-08-07 1984-08-07 多機能化学装置 Granted JPS6137226U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12114984U JPS6137226U (ja) 1984-08-07 1984-08-07 多機能化学装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP12114984U JPS6137226U (ja) 1984-08-07 1984-08-07 多機能化学装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6137226U JPS6137226U (ja) 1986-03-07
JPS6338908Y2 true JPS6338908Y2 (ja) 1988-10-13

Family

ID=30679945

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JP12114984U Granted JPS6137226U (ja) 1984-08-07 1984-08-07 多機能化学装置

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JPS6137226U (ja) 1986-03-07

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