JPS6338819A - 石油温風暖房機の制御回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明は、石油をバーナにより気化燃焼させその燃焼排
ガスにより暖房を行なう開放式の石油温風暖房機の制御
回路に関する。

（ロ）従来の技術 従来の開放式の石油暖房機は、特開昭５７−１９５２１
号公報に開示するように、点火と同時に温風送風機を動
作させていたために、点火時の白煙や未燃ガスが冷風と
ともに室内に放出され悪臭が漂うことが多かった。

（ハ）発明が解決しようとする問題点 上述せる従来技術の問題点に鑑み、本発明は着火されて
燃焼炎が検出されてから所定時間後に温風送風機を運転
させ、白煙、悪臭及び冷風等が放出されないようにした
ものである。

（ニ）問題点を解決するための手段 このために本発明は、実施例に詳述するように石油をバ
ーナ（６）により気化燃焼させその燃焼排ガスにより暖
房を行なう開放式の石油温風暖房機に於いて、前記バー
ナ（６）で気化されたガスと燃焼空気とが混合された混
合気に着火させる点火プラグ（２６）と、該点火プラグ
（２６〉の着火により形成きれた燃焼炎（２２）の有無
を検知するフレームロッド（２７）を含む炎検出回路（
４２〉と、前記バーナ（６〉よりの燃焼排ガスを室内に
放出させる温風送風機（４）と、燃焼炎（２２）を検出
したときの前記炎検出回路（４２）からの信号に基づい
て所定時間経過後に前記送風機（４）を運転させる遅延
回路（４３）とから構成したものである。

（ホ）作用 電磁ポンプ（２４）により供給された燃料が気化室（１
８〉内で気化されて、この気化ガスとバーナモータ（１
３）よりの燃焼空気が混合され、炎口（２３）より噴出
した混合気に点火プラグ（２６〉が着火し燃焼させる。

そしてこの着火により形成された燃焼炎（２２）をフレ
ームロッド（２７）が検知すると、炎検出回路（４２）
が高レベル信号を出力する。従って遅延回路（４３）は
、遅延動作を開始し、この遅延時間経過後に、温風送風
機（４）は運転開始する。

（へ）実施例 以下本発明の一実施例を図に基づき詳述する。

（１）は室内開放型燃焼式の温風暖房機本体で、その前
面（ＩＡ）下部には複数個のルーバ羽根（２）（２）・
・・を有する温風吐出口（３）が且つ背面（ＩＢ）上部
には温風送風機（４）が配設しである。（５）は前記本
体（１）の底板となる置台、（６）は該置台（５）上の
支持台（７）を介して設けられる石油を気化燃焼させる
バーナである。該バーナ（６）には図示しない給気バイ
ブ及び燃料バイブを介して燃焼用空気及び燃料である灯
油が供給される構成である。

（８）は前記本体（１）内に配設した送風路値で、前端
が温風吐出口（３）に後端が送風機（４）に連通してお
り、送風機（４）よりの風を吐出口（３）に導びくもの
である。（９）は前記送風路値（８）内に立設した筒状
の燃焼筒で、上面には排ガス流出口（１０）が開設され
ている。　（１１）は前記送風路値（８）内の上側に冷
風送風路（１２）を形成する送風ガイド板で、金属板で
形成し前記流出口（１０）よりの排ガスを前記吐出口（
３）に導びくものである。

第４図はバーナ（６）を示す図で、（１３）はバーナモ
ータで、回転軸（１４）の一端には液体燃料を微粒化す
る回転霧化体（１５）を設けると共に他端には燃焼空気
を供給するファン（１６）を設けている。（１７）は前
記回転霧化体（１５）が微粒化した燃料を気化する気化
室（１８）を内部に設けたバーナ本体で、該バーナ本体
（１７）は鉄鋳物やアルミダイキャスト等にて形成して
いる。（１９）は前記気化室（１８）を燃料の気化温度
に上昇保持するための気化ヒータ、（２０）は気化室（
１８）の上部に配設した絞り板、（２１）は燃焼炎（２
２）を形成する炎口（２３）を多数穿設したバーナヘッ
ドで該ヘッド（２１〉の上方には燃焼室が形成されてい
る。（２４）は前記回転霧化体（１５）に燃料を供給す
る燃料供給手段としての電磁ポンプ、（２５）はバーナ
本体（１７）の温度を検知するバーナサーミスタ、＜２
６）は前記炎口（２３）に臨んだ点火プラグ、り２７）
は前記燃焼炎（２２）中に存在するように配設され安定
燃焼状態における燃焼炎の有無を検出する炎検知手段と
してのフレームロッドである。

（２８）は電源スィッチで、該スイッチ（２８）が閉成
すると前記バーナサーミスタ（２５）の検知出力に基づ
きバーナ本体温度制御回路（２９）は気化ヒータ（１９
）の通電を制御する。該バーナ本体温度制御回路（２９
）は、第２図に示されており、以下詳述する。

（３０）は比較器Ａで、反転入力端子は抵抗（３１）と
バーナサーミスタ（２５）との接続点（Ｘ）に接続され
、非反転入力端子は抵抗（３２）と（３３）の接続点（
Ｙ）に接続され両接続点（Ｘ）（Ｙ）の電位を比較する
。（３４）は比較器Ｂで、非反転入力端子は抵抗（３５
）と（３６）の接続点（Ｚ）に接読され、反転入力端子
は前記接続点（Ｘ）に接続されている。（３７）はエミ
ッタ接地のトランジスタで、ベースは抵抗（３８）を介
して比較器Ａ　（３０）の出力端子に接続されると共に
コレクタは制御リレー（３９）を介してＶゎ、電源に接
続されており、該リレー（３９）が励磁すると前記気化
ヒータ（１９）が通電される。また前記比較器Ｂ　（３
４）は燃焼制御回路（４０）に接続され、該比較器Ｂ　
（３４）の出力に基づき、該燃焼制御回路（４０）は電
磁ポンプ（２４）、バーナモータ（１３）及び点火制御
回路（４１）を介して点火プラグ（２６）を制御する。

該点火制御回路（４１）は、点火許容時間内例えば３０
秒間点火プラグ（２６）を作動させるものである。

（４２）は炎検出回路で、前記フレームロッド（２７）
が炎を検出したときに遅延回路（４３）に高レベル信号
を出力するものである。該遅延回路（４３）は第３図に
示きれており、以下詳述する。（４４）（４５）はダイ
オード、（４６）（４７）は抵抗、（４８）はコンデン
サ、（４９）はアンド回路である。前記炎検出回路（４
２）からの高レベル信号により、コンデンサ（４８）は
ダイオード（４５）、抵抗（４７）を介して充電され約
３秒後にスレッシホールドレベルを越えアンド回路（４
９）は高レベル信号を出力する。従って抵抗（５０）を
介してトランジスタ（５１）は導通するので、リレー（
５２）は励磁し、前記温風送風機〈４）を運転させる。

以上の構成により不動作について説明する。先ず電源ス
ィッチ（２８）を閉成すると、バーナ本体（１７）の温
度が低いため、バーナサーミスタ（２５）の抵抗値が大
きく、バーナ本体温度制御回路（２９）の比較器Ａ（３
０）は高レベル信号をＢ　（３４）は低レベル信号を出
力する。従ってトランジスタ（３７）は導通し、制御リ
レー（３９〉は励磁し、気化ヒータ（１９〉が通電され
、バーナ本体（１７）を加熱する。またこのとき燃焼制
御回路（４０）は比較器Ｂ　（３４）より低レベル信号
を入力するため、電磁ポンプ（２４〉点火プラグ（２６
）及びバーナモータ（１３）は作動しない。

やがて加熱きれたバーナ本体（１７ンが所定温度に到達
すると、抵抗（３１）とサーミスタ（２５）の分割電位
が接続点（Ｚ）の分割電位より低くなり比較器Ｂ（３４
）は高レベル信号を出力する。従って燃焼制御回路（４
０〉はバーナ（６）に燃料を供給する電磁ポンプ（２４
）、点火プラグ（２６）及びバーナモータ（１３）に駆
動信号を出力する。従ってポンプ（２４）により供給さ
れた燃料が気化室（１８〉内で気化されて、この気化ガ
スとバーナモータ（１３）よりの燃焼空気が混合きれ、
炎口（２３）より噴出した混合気に点火プラグ（２６）
が着火し燃焼させる。該点火プラグ（２６）は点火制御
回路（４１）により約３０秒間作動されるものであり、
この間にミス着火した場合は再度電源スィッチ（２８）
を操作すればよい。

そしてこの着火により安定燃焼状態となった燃焼炎（２
２）をフレームロッド（２７）が検知すると、炎検出回
路＜４２）が高レベル信号を出力する。従って遅延回路
（４３）は、遅延動作を開始する。即ちダイオード（４
５）、抵抗〈４７）を介してコンデンサ（４８）は充電
を開始し、約３秒を経過すると、スレッシホールドレベ
ルを越えるため、アンド回路（４９）は高レベル信号を
出力する。このためトランジスタ（５１）は導通し、リ
レー（５２）は励磁し、温風送風機（４）は運転を開始
する。

従って燃焼筒（９）上部の排ガス流出１ｍ＋＜１０）よ
り流出した燃焼排ガスは、送風ガイド板（１１〉に案内
され、温風吐出口（３）を介して室内に放出される。

（ト）発明の効果 以上のように本発明は、着火されて燃焼炎が検出されて
から所定時間後に温風送風機を運転させるようにしたか
ら、白煙、悪臭及び冷風等が放出されず、臭いが無く心
地良い温風が供給できる。

従って点火動作と同時に温風送風機を動作させる従来に
あっては、着火して安定燃焼に移る前に送風したり、或
いはミス着火の場合でも送風したりするものだから時に
悪臭がひどかったが、斯る問題点は解消される。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る制御回路図、第２図はバーナ本体
温度制御回路を示す図、第３図は遅延回路を示す図、第
４図は室内開放型燃焼式の温風暖房機の縦断側面図、第
５図はバーナの縦断面図を夫々示す。 （１）・・・温風暖房機本体、　（４）・・・温風送Ｊ
！ｉＩ、機、（６）・・・バーナ、　（２２）・・・燃
焼炎、　（２６〉・・・点火プラク、（２７）・・・フ
レームロッド、（４０＞・・・燃焼側　　　　・御回路
、　（４１）・・・点火制御回路、　（４２）・・・炎
検出回路、　（４３）・・・遅延回路。 出願人　三洋電機株式会社外１名 代理人　弁理士　西野卓嗣　外１名 第　７　図 ム 第２　図 つｒＥ　３図 第４図 第５閏

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）石油をバーナにより気化燃焼させその燃焼排ガス
   により暖房を行なう開放式の石油温風暖房機に於いて、
   前記バーナで気化されたガスと燃焼空気とが混合された
   混合気に着火させる点火装置と、該点火装置の着火によ
   り形成された燃焼炎の有無を検知する炎検知手段と、前
   記バーナよりの燃焼排ガスを室内に放出させる温風送風
   機と、前記炎検知手段が燃焼炎を検知したときから所定
   時間経過後に前記送風機を運転させる遅延回路とを設け
   た石油温風暖房機の制御回路。