JPS6338505Y2 - - Google Patents

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JPS6338505Y2
JPS6338505Y2 JP1979066641U JP6664179U JPS6338505Y2 JP S6338505 Y2 JPS6338505 Y2 JP S6338505Y2 JP 1979066641 U JP1979066641 U JP 1979066641U JP 6664179 U JP6664179 U JP 6664179U JP S6338505 Y2 JPS6338505 Y2 JP S6338505Y2
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【考案の詳細な説明】 本考案は、テスタ等のロータリースイツチに係
り、特に指示用つまみを普通に回すと通常の節度
が得られ、これを押圧して回すと節度がフリーと
なり、指示用つまみを押圧している場合にのみ節
度なしで軽く回せるようにした節度フリーのロー
タリースイツチに関する。
従来、この種のスイツチは、そのレンジの数だ
け止まるように、クリツプばね等で仕組まれてい
るため、切換は常に順次節度を伴ないながら切り
換えて行かない限り、所望のレンジに到達するこ
とはできなかつたものであり、時間的にも非能率
的であり、またその節度の切換ごとに手には断続
的なシヨツクが伝わり、音もかなり耳障りなもの
であつた。
即ち従来例のこの種ロータリースイツチは、第
1図に示すように、指示用つまみ1にシヤフト2
をねじ3で固定したものを、指示位置を決める波
形4aを備えた定位置板4に通し、更にスチール
ボール5を受ける板ばね6をシヤフト2に挿入
し、該板ばねの下方に高さ保持用の円筒7を通
し、接点ブラシ8を絶縁保持している取付板9と
共に六角ナツト10でシヤフト2に締付固定して
いる。板ばね6と接点ブラシ8の間には、接点1
1を備えたスイツチ板12を定位置板4にねじ1
3で固定し、該定位置板はパネル14にねじ15
で固定されている。
このような従来例では、前述のような欠点があ
る他に、板ばね6及びスチールボール5をシヤフ
ト2の片側にのみ設けると、シヤフト2に対する
曲げ応力が大となり、また両側に設ければ、釣合
はとれるが、スチールボール5と波形4a間の摩
擦抵抗が大きくなり、節度が重く、シヨツク及び
回転音も大きくなる。このことは接点ブラシ8に
ついても同様であり、シヤフト2の片側にこれを
設けた場合には、シヤフト2に対する曲げ応力が
大きくなり、このようなことから、従来例では、
シヤフト2を黄銅製等の高価かつ強度の大きいも
のとする必要があつた。更に取付板9は通常はシ
ヤフト2に対して腕状の部品として取り付けられ
ているから、これに対して取り付け得る接点ブラ
シ8の数も2〜3個に限られ、多くの回路の切換
を行なうことができないという欠点があつた。ま
たねじ止めやリベツト止め箇所が多いため、高価
となり、つまみ1の最上部からケースの底板16
までの厚さが厚くなるという欠点があつた。
また特公昭36−22466には、主軸に固定された
把手を主軸の軸方向に押圧し又は引張ることによ
り節度が得られたり、節度がなくなるようにした
ステツパーが開示されているが、該従来例におい
ては、主軸に固定された歯車の歯に対してその半
径方向外側から鋼球を押圧させているため、上記
従来例と同様主軸に大きな曲げ応力が発生して該
主軸の回転が重くなるという欠点があり、また主
軸を押した場合も引張つた場合も共に定位置に主
軸を保持しておく構成であるために更に1組の鋼
球及びこれを押圧するスプリングが必要となるの
で、主軸に発生する曲げ応力は一層大きくなり、
機構も複雑かつ高価となり、全体として厚形とな
る等種々の欠点があつた。
本考案は、上記した従来技術の欠点を除くため
になされたもので、その目的とするところは、つ
まみを普通に回転させれば、通常の節度が得ら
れ、つまみを押して回転させると、節度がフリー
となり、所望のレンジに到達するまで軽く回せる
ようにして、節度から生ずる断続的シヨツクや音
をなくし、軽く短時間につまみを回せて、使い勝
手を良くし、作業能率を向上させることができる
ロータリースイツチを提供すると共に、薄形で多
くの回路を切り換えることができ、しかも安価な
ロータリースイツチを提供し、テスタ等の計測機
器の品質、性能を向上させることにある。
要するに本考案は、節度用の係合部を形成した
指示用つまみにシヤフトを固定し、前記つまみが
常に上部パネルにばね作用により圧接されている
ように構成すると共に、該つまみが圧接されてい
る前記上部パネルの部分に節度用係合部を設け、
該係合部と前記つまみの係合部とを係合させ、更
に前記シヤフトの中間部に、電気的接点である接
点ブラシを収納した円板状の取付板を設け、該取
付板に対して前記シヤフトが回転方向に拘束され
つつ摺動自在に設けられ、前記シヤフトは板状部
材で構成され、前記指示用つまみをばね作用に抗
して押圧した場合にのみ前記両係合部の係合が外
れて節度フリーの状態となるように構成したこと
を特徴とするものである。
以下本考案を図面に示す実施例に基いて説明す
る。第2図〜第5図において、17は節度フリー
のロータリースイツチで、指示用つまみ18の外
周18a上には節度用の係合部18bが複数形成
されており、下方からこれに板状のシヤフト19
が差し込み固定されており、該シヤフトは、その
一端19aがE字状に形成され、その中央部19
bにばねの一例たるコイルばね20を取り付け、
つまみ18が常に上部パネル21にばね作用によ
り圧接されているように板状部材で構成されてい
る。コイルばね20の下端20aはケース22の
底板22aに固着された金属板23に当接してい
る。そしてつまみ18が圧接されている上部パネ
ル21の部分には節度用の係合部21aが設けら
れ、該係合部とつまみ18の係合部18bとが係
合している。更にシヤフト19の中間部には電気
的接点である接点ブラシ24を収納した取付板2
5を設け、該取付板に対してシヤフト19が回転
方向に拘束されつつ摺動自在に溝25aを介して
取り付けられていて、シヤフト19の下端19a
は金属板23から離れていて、つまみ18を下方
に押圧することで、係合部21aと係合部18b
との係合が外れる位置までシヤフト19が下降で
きるようになつている。21bは該下降案内用の
フランジである。
取付板25は、第3図及び第5図に示すように
円板状をしており、中央のボス部25bには前記し
た溝25a及び穴25cが形成され、平面部25
dには、適宜の箇所に複数の接点ブラシ24が収
納されている。この接点ブラシ24の取付構造
は、本考案に関連する一特徴をなすもので、リベ
ツトやねじ等の締結具を一切用いずに極めて容易
に収納固定することができるものである。即ち、
第4図に示すような空間25eを取付板25に設
け、接点ブラシ24の接触部24aを外方に出
し、湾曲部24bを空間25eに収納し、直線部
24cを基部25fの上面と垂下部25gの下面
との隙間Cに差し込み収納せしめる。この場合取
付板25は、従来腕状の取付板9(第1図)と違
つて、円板とすることができるから、第5図に示
すように、各々ボス部25bに対して対称に力の
バランスをとつて適宜の数だけ配置することがで
き、また接触部24aを上面、下面のいずれに突
出させてもよく、結果として、従来例よりもはる
かに多くの接点ブラシ24を取り付け得る。
26及び27はプリント基板であり、取付板2
5のボス部25bの上下両側から挟むように挿入
され、円筒28により両基板26,27の間隔が
定められ、ねじ29により上部パネル21に締付
固定されている。26a,27aは接点であり、
取付板25の接点ブラシ24の接触部24aがこ
れに対して圧接されつつ摺動し、回路の切換が行
なわれるようになつている。なお指示用つまみ1
8を上部パネル21と係合させるための付勢用の
ばねは、実施例ではコイルばね20として説明し
たが、ばね作用は板ばねやばね座金、ゴム等で得
ることもできる。
本考案は、上記のように構成されており、以下
その作用について説明する。まず指示用つまみ1
8を下方に押圧しないで回転させると、コイルば
ね20によりシヤフト19を介して係合部18b
が上部パネル21の係合部21aに圧接係合せし
められているから、指示用つまみ18の回転に伴
なつて従来と同様節度が得られる。しかし、本考
案では、スチールボールを用いないと共に取付板
25にかかる力が平均化されているので、コイル
ばね20の力も差程強くしておく必要がなく、従
つて係合部18bと係合部21aとで与えられる
節度も軽くなつている。そしてこれらが合成樹脂
で形成できるので、節度の際のシヨツクも軟か
く、音も小さい。
次に、指示用つまみ18を下方に押圧して回転
させると、シヤフト19がコイルばね20に抗し
て下降し、指示用つまみ18はその外周18aを
上部パネル21に設けられた下降案内用のフラン
ジ21bに沿つて下降し、係合部18bと係合部
21aとの係合が外れ、指示用つまみ18は、シ
ヤフト19によつて取付板25を伴なつて、節度
フリーの状態で回転し、所望のレンジまで軽快に
回転する。このとき接点ブラシ24はその接触部
24aがプリント基板26及び27の接点26
a,27aに接触しながら移動し、回路の切換が
行なわれる。このとき接点ブラシ24は接点26
a,27aから押圧されるが、第4図において、
反時計方向のトルクを受けるため直線部24cの
右端が垂下部25gの下面に当り、回転できない
から、常に図示の位置に安定し、はずれたりする
ことは全くない。そして所望のレンジに到達した
ら、指示用つまみ18の押圧を止めればよく、こ
れによつて、再び係合部18bと係合部21aと
が係合し、節度が得られ、所望のレンジが確実に
得られる。
本考案は、上記のように構成され、作用するも
のであるから、指示用つまみを普通に回転させれ
ば、通常の節度が得られ、該つまみを押圧して回
転させると、節度がフリーとなり、所望のレンジ
に到達するまで軽く回すことができ、節度から生
ずる断続的シヨツクや音をなくし、軽快にしかも
短時間に所望のレンジを得られる効果がある。従
つて、本考案ロータリースイツチを用いた機器で
は、従来例に見られた欠点がすべて解消され、使
い勝手が良くなり、作業能率を向上させることが
できる。またスチールボールの使用を不要とした
ので、節度用のばね力も小さくて済み、節度を得
る部分は合成樹脂で十分であると共に、シヤフト
は単なる板状のものとしたので、加工が容易であ
ると共に接点ブラシの取付もねじ止めやリベツト
を不要とし得、製造コストの著しい低減を図るこ
とができる。更に取付板は、円板としたので従来
よりもはるかに多くの接点ブラシが取付可能であ
り、これによつて非常に多くの回路の切換が可能
となる効果が得られると共に、厚さを従来例より
も1/2〜1/3程度薄くすることができ、極めて商品
の価値の高いテスタ等の測定機器を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例のロータリースイツチの縦断面
図、第2図は本考案ロータリースイツチの縦断面
図、第3図は同じく要部分解斜視図、第4図は接
点ブラシの取付構造を示す部分縦断面図、第5図
は取付板への接点ブラシの取付状態を示す斜視図
である。 17は節度フリーのロータリースイツチ、18
は指示用つまみ、18bは節度用の係合部、19
は板状のシヤフト、20はばねの一例たるコイル
ばね、21は上部パネル、21aは節度用の係合
部、24は接点ブラシ、25は取付板である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 節度用の係合部を形成した指示用つまみにシ
    ヤフトを固定し、前記つまみが常に上部パネル
    にばね作用により圧接されているように構成す
    ると共に、該つまみが圧接されている前記上部
    パネルの部分に節度用係合部を設け、該係合部
    と前記つまみの係合部とを係合させ、更に前記
    シヤフトの中間部に、電気的接点である接点ブ
    ラシを収納した円板状の取付板を設け、該取付
    板に対して前記シヤフトが回転方向に拘束され
    つつ摺動自在に設けられ、前記シヤフトは板状
    部材で構成され、前記指示用つまみをばね作用
    に抗して押圧した場合にのみ前記両係合部の係
    合が外れて節度フリーの状態となるように構成
    したことを特徴とする節度フリーのロータリー
    スイツチ。 2 前記上部パネルの係合部及び前記つまみの係
    合部が合成樹脂で形成されていることを特徴と
    する実用新案登録請求の範囲第1項記載の節度
    フリーのロータリースイツチ。 3 前記接点ブラシが前記取付板の適宜の複数箇
    所に、リベツト等の締結部を用いずはめ込み収
    納されていることを特徴とする実用新案登録請
    求の範囲第1項記載の節度フリーのロータリー
    スイツチ。
JP1979066641U 1979-05-17 1979-05-17 Expired JPS6338505Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1979066641U JPS6338505Y2 (ja) 1979-05-17 1979-05-17

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1979066641U JPS6338505Y2 (ja) 1979-05-17 1979-05-17

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Publication Number Publication Date
JPS55166026U JPS55166026U (ja) 1980-11-29
JPS6338505Y2 true JPS6338505Y2 (ja) 1988-10-11

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ID=29300589

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1979066641U Expired JPS6338505Y2 (ja) 1979-05-17 1979-05-17

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS624086Y2 (ja) * 1980-04-22 1987-01-29

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JPS55166026U (ja) 1980-11-29

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