JPS6338466Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6338466Y2 JPS6338466Y2 JP15997283U JP15997283U JPS6338466Y2 JP S6338466 Y2 JPS6338466 Y2 JP S6338466Y2 JP 15997283 U JP15997283 U JP 15997283U JP 15997283 U JP15997283 U JP 15997283U JP S6338466 Y2 JPS6338466 Y2 JP S6338466Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- case body
- tape
- sheet
- lower surfaces
- window hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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- 238000012544 monitoring process Methods 0.000 claims description 5
- 230000001050 lubricating effect Effects 0.000 claims description 4
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 4
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 4
- 239000000463 material Substances 0.000 description 4
- 238000000034 method Methods 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 3
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案は磁気テープ巻層とケース体との間にセ
パレートシートを介在させた磁気テープカセツト
の改良に関するものである。
パレートシートを介在させた磁気テープカセツト
の改良に関するものである。
従来、磁気テープ巻層の上下面とケース体内の
上下面との間に、塩化ビニール、ポリエステル、
グラフアイトテフロン(デユ・ポン社の商品名)
のような合成樹脂及び潤滑剤の複合体よりなるセ
パレートシート(以下単にシートという。)を介
在させた磁気テープカセツト(以下単にカセツト
という。)は知られている。このようなカセツト
においては、シートが不透光性の場合、ケース体
のテープ監視用窓孔に対応する部分を抜き加工せ
ねばならない。また、透光性のシートを用いた場
合でも、上記シートのうち上記窓孔対応部分にテ
ープ巻層が接触してすり傷が生じ、このすり傷に
よつて透光度が劣化したり外観が悪化し商品価値
を半減する要因となる等の理由により、シートに
おける上記窓孔対応部分を抜き加工するのが一般
的である。ところで、このような抜き加工を施す
ことは、コストアツプの要因となるばかりか、高
価な材料を無駄にすることになり、経済性や省資
源の観点からも好ましくない。
上下面との間に、塩化ビニール、ポリエステル、
グラフアイトテフロン(デユ・ポン社の商品名)
のような合成樹脂及び潤滑剤の複合体よりなるセ
パレートシート(以下単にシートという。)を介
在させた磁気テープカセツト(以下単にカセツト
という。)は知られている。このようなカセツト
においては、シートが不透光性の場合、ケース体
のテープ監視用窓孔に対応する部分を抜き加工せ
ねばならない。また、透光性のシートを用いた場
合でも、上記シートのうち上記窓孔対応部分にテ
ープ巻層が接触してすり傷が生じ、このすり傷に
よつて透光度が劣化したり外観が悪化し商品価値
を半減する要因となる等の理由により、シートに
おける上記窓孔対応部分を抜き加工するのが一般
的である。ところで、このような抜き加工を施す
ことは、コストアツプの要因となるばかりか、高
価な材料を無駄にすることになり、経済性や省資
源の観点からも好ましくない。
また、従来のカセツトでは、シートがケース体
内で完全な固定状態になつておらず、適当な係止
部に対して遊びをもつて係止させるのみであり、
その上テープ巻層もケース体内でテープの幅方向
(ケース体の厚み方向)にガタがあることから、
シートのみではテープ巻層を十分に保持できず、
テープの巻き乱れ、巻層のたわみ等の原因とな
り、テープの走行性、特にA面とB面との位相特
性の均等性やアジマスの安定性が悪いとともに、
テープの早送り、巻戻し等の高速走行時において
テープ巻層のガタツキを生じ、高い回転音が発生
し、また、シートとケース体或いはテープ巻層と
の相対位置が常時一定しないので、シートの各部
においてほぼ一様の弾性効果を期待し得ない。
内で完全な固定状態になつておらず、適当な係止
部に対して遊びをもつて係止させるのみであり、
その上テープ巻層もケース体内でテープの幅方向
(ケース体の厚み方向)にガタがあることから、
シートのみではテープ巻層を十分に保持できず、
テープの巻き乱れ、巻層のたわみ等の原因とな
り、テープの走行性、特にA面とB面との位相特
性の均等性やアジマスの安定性が悪いとともに、
テープの早送り、巻戻し等の高速走行時において
テープ巻層のガタツキを生じ、高い回転音が発生
し、また、シートとケース体或いはテープ巻層と
の相対位置が常時一定しないので、シートの各部
においてほぼ一様の弾性効果を期待し得ない。
一方、ケース体の窓孔には、透光性材料よりな
る射出成形板、或いは、所定の大きさ、形状に切
断された透光性フイルムシートが嵌合され、この
嵌合部において高周波溶着等の適当な方法によつ
て固着されている。ところで、かかる射出成形板
を用いたものでは、その透光度が透光性フイルム
シート材を用いたものよりも劣る上に全体に歪み
があるため、テープ巻層をはつきりと視認するこ
とができず、また、コスト高となるという欠点が
あつた。また、透光性フイルム材を用いるもので
は、切断加工を必要とすること、窓孔に対する取
付けの作業性が悪い等の問題点があつた。
る射出成形板、或いは、所定の大きさ、形状に切
断された透光性フイルムシートが嵌合され、この
嵌合部において高周波溶着等の適当な方法によつ
て固着されている。ところで、かかる射出成形板
を用いたものでは、その透光度が透光性フイルム
シート材を用いたものよりも劣る上に全体に歪み
があるため、テープ巻層をはつきりと視認するこ
とができず、また、コスト高となるという欠点が
あつた。また、透光性フイルム材を用いるもので
は、切断加工を必要とすること、窓孔に対する取
付けの作業性が悪い等の問題点があつた。
本考案は上記の如き問題点を除去するため、磁
気テープ巻層の上下面とケース体内の上下面との
間に、高潤滑性、透光性のセパレートシートを介
在させた磁気テープカセツトにおいて、上記セパ
レートシートの略中央部を一面側へ突出させて、
テープ監視用窓孔への嵌合部を形成し、該セパレ
ートシートの本体がケース体内の上下面よりやゝ
浮上する如く上記嵌合部を上記窓孔へ嵌合、固着
させたもので、以下図面について詳細に説明す
る。
気テープ巻層の上下面とケース体内の上下面との
間に、高潤滑性、透光性のセパレートシートを介
在させた磁気テープカセツトにおいて、上記セパ
レートシートの略中央部を一面側へ突出させて、
テープ監視用窓孔への嵌合部を形成し、該セパレ
ートシートの本体がケース体内の上下面よりやゝ
浮上する如く上記嵌合部を上記窓孔へ嵌合、固着
させたもので、以下図面について詳細に説明す
る。
図面は本考案の一実施例を示すもので、1は上
下各別のカセツトハーフ1a,1bをネジ2で互
いに結合してなるケース体である。ケース体1の
前面にはプレーヤの記録、再生用ヘツド等の挿入
用開口3が設けられ、また、その上下面の略中央
には上下に貫通する如く一対の巻取軸の挿入孔4
と、各挿入孔4の中間に位置する如くテープ監視
用窓孔5が設けられている。上記ケース体1の内
部にはテープ6を巻回した一対のリールハブ7が
上記挿入孔4の内周突縁部4aによつて回転自在
に支持されている。このテープ6は一方のリール
ハブ7から送り出され、ガイドローラ8、ガイド
突縁9により案内され、開口3の内側を通過して
他方のリールハブ7に巻取られる。このリールハ
ブ7及びテープ6の巻回部(以下両者を含めて磁
気テープ巻層という。)の上下面とケース体1内
の上下面との間には、高潤滑性で透光性のあるシ
ート10が挿入される。
下各別のカセツトハーフ1a,1bをネジ2で互
いに結合してなるケース体である。ケース体1の
前面にはプレーヤの記録、再生用ヘツド等の挿入
用開口3が設けられ、また、その上下面の略中央
には上下に貫通する如く一対の巻取軸の挿入孔4
と、各挿入孔4の中間に位置する如くテープ監視
用窓孔5が設けられている。上記ケース体1の内
部にはテープ6を巻回した一対のリールハブ7が
上記挿入孔4の内周突縁部4aによつて回転自在
に支持されている。このテープ6は一方のリール
ハブ7から送り出され、ガイドローラ8、ガイド
突縁9により案内され、開口3の内側を通過して
他方のリールハブ7に巻取られる。このリールハ
ブ7及びテープ6の巻回部(以下両者を含めて磁
気テープ巻層という。)の上下面とケース体1内
の上下面との間には、高潤滑性で透光性のあるシ
ート10が挿入される。
このシート10は、例えば塩化ビニール、ポリ
エステルのような合成樹脂と潤滑剤との複合体よ
りなり、上記窓孔5のカバーとして適した厚みを
有し、第4図に示す如くその外周縁部10a,1
0b,10c,10dの四隅が除去され、略中央
部には上記挿入孔4の内周突縁部4aの嵌入用貫
通孔10eが穿設されている。さらに、上記貫通
孔10eの中間にはケース体1の上面又は下面の
窓孔5へ嵌合し得るようシート10の一部を該窓
孔5の方向へ突出させることにより嵌合部10f
が形成される。この各シート10はその本体がケ
ース体1の上面又は下面よりやや浮上する如く嵌
合部10fを各対応する窓孔5に内側から嵌合さ
せ、かつ、その少なくとも一部を高周波溶着等の
適当な方法により窓孔5の内周縁部に固着させて
いる。
エステルのような合成樹脂と潤滑剤との複合体よ
りなり、上記窓孔5のカバーとして適した厚みを
有し、第4図に示す如くその外周縁部10a,1
0b,10c,10dの四隅が除去され、略中央
部には上記挿入孔4の内周突縁部4aの嵌入用貫
通孔10eが穿設されている。さらに、上記貫通
孔10eの中間にはケース体1の上面又は下面の
窓孔5へ嵌合し得るようシート10の一部を該窓
孔5の方向へ突出させることにより嵌合部10f
が形成される。この各シート10はその本体がケ
ース体1の上面又は下面よりやや浮上する如く嵌
合部10fを各対応する窓孔5に内側から嵌合さ
せ、かつ、その少なくとも一部を高周波溶着等の
適当な方法により窓孔5の内周縁部に固着させて
いる。
なお、上記嵌合部10fの立壁10hは傾斜状
態になつており、これによりシート本体の上下方
向のたわみがより的確に行なわれる。また、10
gはシート10に設けた切欠部で、ケース体1の
上面及び下面に植立した突起11が嵌合する。こ
の切欠部10gはケース体1に突起11が存在し
なければ不要である。
態になつており、これによりシート本体の上下方
向のたわみがより的確に行なわれる。また、10
gはシート10に設けた切欠部で、ケース体1の
上面及び下面に植立した突起11が嵌合する。こ
の切欠部10gはケース体1に突起11が存在し
なければ不要である。
この様に、シート10の嵌合部10fを該シー
ト10の本体がケース体1の上面及び下面よりや
や浮上する如く窓孔5に嵌合、固着させることに
より、シート10は各部においてほぼ一様の弾性
効果を維持しつつ水平方向への移動が防止され、
その上ケース体1をプレーヤにセツトした際に加
わる外圧によつてケース体1に多少の変形が生じ
ても、該変形がテープ巻層までに及ばないため、
テープ巻層は円滑かつ整然と回動し、テープの巻
き乱れ、テープ巻層のたわみの発生を確実に防止
できる。従つて、A面、B面の位相特性の均等性
やアジマスの安定性を向上できるとともに、テー
プの早送り、巻戻し等の高速走行時におけるテー
プ巻層のガタツキに基づく高い回転音の発生も防
止できるのである。
ト10の本体がケース体1の上面及び下面よりや
や浮上する如く窓孔5に嵌合、固着させることに
より、シート10は各部においてほぼ一様の弾性
効果を維持しつつ水平方向への移動が防止され、
その上ケース体1をプレーヤにセツトした際に加
わる外圧によつてケース体1に多少の変形が生じ
ても、該変形がテープ巻層までに及ばないため、
テープ巻層は円滑かつ整然と回動し、テープの巻
き乱れ、テープ巻層のたわみの発生を確実に防止
できる。従つて、A面、B面の位相特性の均等性
やアジマスの安定性を向上できるとともに、テー
プの早送り、巻戻し等の高速走行時におけるテー
プ巻層のガタツキに基づく高い回転音の発生も防
止できるのである。
以上説明した如く本考案によれば、磁気テープ
巻層の上下面とケース体内の上下面との間に、高
潤滑性、透光性のセパレートシートを介在させた
磁気テープカセツトにおいて、上記セパレートシ
ートの略中央部を一面側へ突出させて、テープ監
視用窓孔への嵌合部を形成し、該セパレートシー
トの本体がケース体内の上下面よりやゝ浮上する
如く上記嵌合部を上記窓孔へ嵌合、固着させたの
で、窓孔のカバーを別個に設けたり、セパレート
シートに対し窓孔対応部の抜き加工を行う必要が
なく、省資源を達成できるばかりか、セパレート
シートはケース体に固定されているため、磁気テ
ープ巻層のケース体内への組み込みが簡易となる
上に、セパレートシートはケース体の上下面から
やや浮上した状態にて中央部を固定されているた
め、各部においてほぼ一様の弾性効果が得られ、
その上ケース体をプレーヤにセツトした際に加わ
る外圧によつてケース体に多少の変形が生じて
も、該変形がテープ巻層までに及ばないため、テ
ープの巻き乱れ、テープ巻層のたわみの発生を確
実に防止でき、A面、B面の位相特性やアジマス
の安定性を一層向上できるとともに、テープの早
送り、巻戻し等の高速走行時におけるテープ巻層
のガタツキに基づく高い回転音の発生も防止でき
る等の利点がある。
巻層の上下面とケース体内の上下面との間に、高
潤滑性、透光性のセパレートシートを介在させた
磁気テープカセツトにおいて、上記セパレートシ
ートの略中央部を一面側へ突出させて、テープ監
視用窓孔への嵌合部を形成し、該セパレートシー
トの本体がケース体内の上下面よりやゝ浮上する
如く上記嵌合部を上記窓孔へ嵌合、固着させたの
で、窓孔のカバーを別個に設けたり、セパレート
シートに対し窓孔対応部の抜き加工を行う必要が
なく、省資源を達成できるばかりか、セパレート
シートはケース体に固定されているため、磁気テ
ープ巻層のケース体内への組み込みが簡易となる
上に、セパレートシートはケース体の上下面から
やや浮上した状態にて中央部を固定されているた
め、各部においてほぼ一様の弾性効果が得られ、
その上ケース体をプレーヤにセツトした際に加わ
る外圧によつてケース体に多少の変形が生じて
も、該変形がテープ巻層までに及ばないため、テ
ープの巻き乱れ、テープ巻層のたわみの発生を確
実に防止でき、A面、B面の位相特性やアジマス
の安定性を一層向上できるとともに、テープの早
送り、巻戻し等の高速走行時におけるテープ巻層
のガタツキに基づく高い回転音の発生も防止でき
る等の利点がある。
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図
は本考案に係る磁気テープカセツトの斜視図、第
2図は上部のカセツトハーフを取り除きテープ巻
層部を想像線で表わした状態の磁気テープカセツ
トの平面図、第3図は第2図−線矢視方向の
一部分の拡大断面図、第4図はセパレートシート
の拡大斜視図である。 1……ケース体、5……窓孔、6……テープ、
7……リールハブ、10……セパレートシート、
10f……嵌合部。
は本考案に係る磁気テープカセツトの斜視図、第
2図は上部のカセツトハーフを取り除きテープ巻
層部を想像線で表わした状態の磁気テープカセツ
トの平面図、第3図は第2図−線矢視方向の
一部分の拡大断面図、第4図はセパレートシート
の拡大斜視図である。 1……ケース体、5……窓孔、6……テープ、
7……リールハブ、10……セパレートシート、
10f……嵌合部。
Claims (1)
- 磁気テープ巻層の上下面とケース体内の上下面
との間に、高潤滑性、透光性のセパレートシート
を介在させた磁気テープカセツトにおいて、上記
セパレートシートの略中央部を一面側へ突出させ
て、テープ監視用窓孔への嵌合部を形成し、該セ
パレートシートの本体がケース体内の上下面より
やゝ浮上する如く上記嵌合部を上記窓孔へ嵌合、
固着させたことを特徴とする磁気テープカセツ
ト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15997283U JPS6067584U (ja) | 1983-10-15 | 1983-10-15 | 磁気テープカセット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15997283U JPS6067584U (ja) | 1983-10-15 | 1983-10-15 | 磁気テープカセット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6067584U JPS6067584U (ja) | 1985-05-14 |
JPS6338466Y2 true JPS6338466Y2 (ja) | 1988-10-11 |
Family
ID=30351994
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15997283U Granted JPS6067584U (ja) | 1983-10-15 | 1983-10-15 | 磁気テープカセット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6067584U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH079265Y2 (ja) * | 1985-10-18 | 1995-03-06 | 松下電器産業株式会社 | 磁気テープカセット |
-
1983
- 1983-10-15 JP JP15997283U patent/JPS6067584U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6067584U (ja) | 1985-05-14 |
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