JPS6338424A - 便座の衝撃緩和装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明は便器における便座の衝撃緩和装置に関し、−１
’ｌｌＱ洋式便器の開閉便座は勿論、人体局部洗浄装置
における便座や、単独型の暖房便座等に利用して有用で
ある。

（従来の技術） 開閉式便座を備える便器において、男子の小用時には、
便蓋１便座等は立てた開状態にして使用されるのが通例
である。用便後これを引下げて閉状態とする時に、無意
識に便座をヒンジ軸まわりに回動、落下させると、該便
座は便器上面へ衝撃的に落下するため、次の様な不都合
を生じる危険性がある。即ち、 （１）不快な衝撃音の発生、 （２）便座（含、便Ｈ）の耐久性の阻害、並びにこれに
伴う安全性の問題点の発生（近年では便座内に暖房のた
めの電気装置が組込まれることが多い）。

この様なことに対する従来の対策としては、シリンダ−
とピストンロッドを用いたレバ一式のリンク機構により
、衝撃緩和を計った特開昭５８−２００７２０号、米国
特許第３７８１９２４号記載の技術が知られる。

（発明が解決しようとする問題点） しかし、上記従来技術では、そのいづれのものにおいて
も組合せ寸法が長大で、構成も複雑になるため、製作コ
ストの上昇、組付の困難性と占有スペース及びメンテナ
ンス性等に、好ましくない問題があった。

そして、閉作動開始から終止に至るまでの全行程中、そ
のすべての範囲で緩衝作用が働くので、終了までの時間
的遅延もあり、必ずしも円滑良好作動状態たるものとは
云い難い点があった。

本発明では、従来技術でみられた難点を伴うことなく、
簡単な構成装置により所期目的の達成を計ったものであ
る。

〔発明の構成〕

（問題点を解決するための手段） 本発明では、前記課題を解決するため、次の様な手段を
採用した。即ち、支持体に軸支された、回動可能な便座
と該便座に固定した支持軸にレバーを固着し、このレバ
ーの回動先端部に緩衝装置を装着垂下せしめた。

そして、この装置では、便座の閉作動時には該便座が便
器の上面に着座する時点それ以前の適宜回動角範囲での
み緩衝力が作用するようにし、この作用点到達までの前
の行程、及び便座の開作動時の全行程においては、緩衝
力は作用せずフリーとなる様にした。

（作用） 従って、便座の閉操作時に働く緩衝力は、その最大引上
げ状態時から着座までの回動全角度範囲で作用する従来
のものと異なり、着座直前までの所定短区間の回動範囲
でのみ作用する。そして便座引上げ時に作動抵抗の付加
される事がない。

（実施例） 以下、第１〜６図に基づき、本発明装置の実施例を説明
する。

１は便器で、２，２°は便座１便Ｍ（以下の作用説明中
、便Ｍ２°は便座２の称呼中に含まれるものとする）、
３は支持体で、上下方向回動可能な便座２の支持軸４が
軸支される。５は前記支持軸４に固着され一体動するレ
バーで、その回動先端部には横軸６が遊嵌される。７は
一端が前記横軸６に取付けられたロッドで、その他端に
はピストン８が固着され、９は一端を閉止し他端を開口
するシリンダで、前記ピストン８を進退可能に収容する
。

そして１０は、前記ロッド７を密封的に進退可能に案内
し、且つ、ピストン８の後退を制限する密封蓋体である
。

尚、８ａと１１はピストン８に設けた戻し穴と逆止弁装
置で、１２は緩衝作用のための封入された流体を示す。

尚、ピストン８とシリンダ９との半径方向隙間が、オリ
フィス手段としであるが、専用のオリフィス孔をピスト
ン８に設けてもよい。

次いで、本実施例の作用について述べる。

閉作動に向う便座２は第１図に示す如く、最大引上げ状
態から第２図に示す行程を経て、第３図に示す便器上面
に着座する前までの適宜回動範囲角α位置点に到達する
。これまでの回動範囲内では緩衝作用は行われずフリー
である。しかし、この時点からシリンダ９内の王室流体
が加圧され、該流体は矢示するように上室へ流れ、緩衝
作用が始まる。（第４図参照） 便座２が緩かに便器１の上面に着座（第５図参照）した
後、再び引上げ操作く開）される場合、シリンダ９内の
上室流体１２は、ピストンのオリフィス８ａを通して下
室へ流れるので、ピストン８は低抵抗で作動する。（第
６図） また、第１〜３図でみられるシリンダ９（組）はロッド
７に対し、その自重で垂下状態を保ち、便座２の閉作動
に伴い、第１−２−３図示の如く変動する。支持体３の
底部３ａはこの変動に副うべくマツチする形態に成形さ
れている。

〔発明の効果〕

従来装置に比べ、 （１）省スペースが可能となる。

（２）組付及びサービスメンテナンス性が向上する。組
付性においては、支持軸４とレバー５及びこれに付設し
た緩衝装置（６〜１２）を事前に組みつけ、第５−１図
符号ハに示す支持体欠切部を通して組付ける事により顕
著な効果が得られる。

（３）便座の緩衝はその着座直前にしか作用せず開閉作
動に抵抗が少なく、動きが軽快でスムーズである。

【図面の簡単な説明】

第１〜３及び５図は、本発明装置の構成作用説明図で、
第５−１及び５−２図の夫々は、第５図イーイ線断面及
び口矢示方向視図、第４図及び６図は本発明緩衝装置の
作動説明図である。 １・・・便器、２・・・便蓋、３・・・支持体。 ４・・・支持軸、５・・・レバー、７・・・ロッド、８
・・・ピストン、９・・・シリンダ、１１・・・逆止便
、１２・・・流体

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 便器後方上部で軸支された支持軸、該支持軸に固定され
   た回動可能な便座とレバー、 前記レバーの回動先端部には緩衝装置が装着垂下され、
   この緩衝装置は、逆止弁とオリフィス手段を有するピス
   トンを固着したロッドと、前記ピストンを進退可能に収
   容するところの一端を閉止し他端を開口するシリンダと
   、該開口部を気密的に閉塞し前記ロッドを密封的に進退
   可能に案内し、かつ前記ピストンの後退を制限する蓋体
   とからで成り、前記シリンダ内には緩衝作用のための流
   体が内蔵されて、前記便座が上げられた開状態から引下
   げの閉方向に向つて回動するとき、便器上面より適宜角
   度位置到達点まではフリーで、それ以後では緩衝作用が
   働く様に構成された便座の衝撃緩和装置。