JPS6338360Y2 - - Google Patents

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JPS6338360Y2
JPS6338360Y2 JP16462483U JP16462483U JPS6338360Y2 JP S6338360 Y2 JPS6338360 Y2 JP S6338360Y2 JP 16462483 U JP16462483 U JP 16462483U JP 16462483 U JP16462483 U JP 16462483U JP S6338360 Y2 JPS6338360 Y2 JP S6338360Y2
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JP
Japan
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pressure
port
chamber
hydraulic oil
injector
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JP16462483U
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JPS6072978U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は増圧式ユニツトインジエクタのロータ
リバルブ装置に関するものである。
従来の増圧式ユニツトインジエクタを第1図に
示す。
この増圧式ユニツトインジエクタの噴射量の調
節方法は次のようにしてなされる。
すなわち、前行程の噴射が終るとインジエクタ
1内のピストン2とプランジヤ3は一番下に位置
する。また送油管4、上部圧力室5は150Kgf/
cm2の作動油で満たされる。
ロータリバルブ6のバルブ本体6aには接続ポ
ート6b,6c及びドレンポート6dが設けてあ
り、接続ポート6bは送油管4を介してインジエ
クタ1の上部圧力室5に通じており、他の接続ポ
ート6cはポンプ(図示せず)の吐出側管路15
が接続してあり、前記ドレンポート6dはドレン
管路9を介してタンク(図示せず)に通じてお
り、このドレン管路9に調量弁10が設けてあ
る。
前記ロータリバルブ6のスプール14の周面に
は第3図に示すように高圧ポート7′とポート7
とが設けてある。高圧ポート7′は、スプール1
4に設けた流路16が接続ポート6cに通じたと
き、前記接続ポート6dに通じて高圧油を送油管
4に送るものであり、すなわち、ピストン2とプ
ランジヤ3を押す時に送油管4側につながる。
また前記ポート7は前記スプール14の周面に
長溝状に形成されていて、このポート7は通路1
7を介して調量室18に通じており、調量室18
は前記ドレンポート6dに通じている。
したがつて、噴射終了後前記スプール14が回
転して、送油管4の接続ポート6bが高圧ポート
7′と断絶されて、前記ポート7と通じると、前
記送油管4とインジエクタ1の上部圧力室5に貯
えられた作動油(燃料)がポート7、通路17、
調量室18、ドレンポート6a、調量弁10を通
つてドレン側に回る。
ピストン2の下部には調量ばね11が設けてあ
るので作動油を押し出し、噴射量はプランジヤ3
の上へのもどり量で決定されるので、調量弁10
が狭ければ抵抗が大きくなりピストン2とプラン
ジヤ3がもどり難くなるので噴射量は少なくな
り、調量弁10が広ければ抵抗が小さくなるので
ピストン2とプランジヤ3がもどり易くなり、噴
射量は多くなる。
以上が基本的な噴射量調節の概念である。実際
のエンジンではエンジンの出力をフイードバツク
して調量弁10の開度を調節して噴射量を制御す
る。それ故噴射量と調量弁開度との間には単調に
変化する関係が要求される。
ところが調量弁10の開度を一定にした時の噴
射量の変化は第2図に示すようになつた。
第2図中のA,Eの点では回転が上ると噴射量
が減つて回転が下り、回転が下ると噴射量が増加
して回転が上るという安定した状態であるが、
B,C,Dの点では不安定になり制御が複雑とな
る。
この原因は送油管4内部、インジエクタ1の上
部圧力室5の作動油の状態が非定常であるため、
そこに貯えられる作動油量、作動油圧が異なるの
で、調量弁10を通過する量が単純に回転に比例
して増加しないことにある。
本考案は上記の事情に鑑みなされたものであつ
て、その目的とするところは調量弁を通過する作
動油の量をエンジン回転数に比例したものにする
ことができて制御を容易にすることができるばか
りか噴射量の少流量の制御に対しても支承のない
ようにすることができる増圧式ユニツトインジエ
クタのロータリバルブ装置を提供することにあ
る。
以下、本考案を図面を参照して説明する。な
お、本考案に係る増圧式ユニツトインジエクタの
ロータリバルブ装置の説明において、第1図及び
第3図に示す従来技術と同じ構造のものは同一符
号を符してその説明を省略する。第4図にロータ
リバルブ6のスプール14の展開状態を示す。
このスプール14には高圧ポート7′と調量弁
10を介してドレン側9に連通する調量溝より成
るポート7とが設けてある他に、高圧ポート7′
とポート7との中間に圧抜きポート12が設けて
ある。この圧抜きポート12は逃し孔20を介し
てドレン室19に通じており、逃し孔20にはあ
る圧力(50Kgf/cm2)にセツトしたリリーフ弁1
3が設けてある。
しかして、前記スプール14の回転により、前
記給油管4側の接続ポート6bには、高圧ポート
7′、圧抜きポート12、ポート7(調量)がこ
の順序に接続する。このように、ロータリバルブ
6のスプール14が回転し、調量行程に入る前
に、送油管4、上部圧力室5の作動油の一部は圧
抜きポート12を介して逃し孔20からドレン室
19に逃がされる。このために作動油は圧力の低
い変化の少ない状態でポート7に流れ、調量弁1
0を通過する作動油の量が単純にエンジンの回転
数に比例して増加することになる。
上記のように送油管4、上部圧力室5の作動油
の一部が圧抜きポート12を介して逃がされると
き作動油はリリーフ弁13を通過するが、このリ
リーフ弁13は圧抜きポート12の油圧をある一
定の圧力(50Kgf/cm2程度)に保つために設置し
てあり、これによつて、圧抜きポート12が送油
管4側の接続ポート6bに連通したとき、この送
油管4およびインジエクタ1の上部圧力室5の作
動油の圧力が前記リリーフ弁13の設定圧にな
る。
調量は、基本的には第1図において上部圧力室
5にある作動油(燃料)の大部分が送油管4、接
続ポート6b、ポート7、調量室18、接続ポー
ト6d、ドレン管9を通してタンクに流れ、作動
油の一部がプランジヤ3の下方に入つて次の噴射
に備えるというメカニズムである。
上記のようにリリーフ弁13が存在することに
より、作動油の圧力をリリーフ弁13の設定圧に
維持するのであるが、このリリーフ弁13がない
場合にはポート12及び逃し孔20を通して作動
油が大量に抜けることがあり、このためにピスト
ン2が戻りすぎて噴射量の小流量の制御に支障を
きたしていた。
しかし、上記したようにリリーフ弁13がある
ために作動油のドレン室19への漏れ量が少量な
ので、インジエクタ1のピストン2の戻りがな
く、噴射量の小流量の制御を支障なく行うことが
できる。
本考案は以上詳述したように、ロータリバルブ
6の接続ポート6bを送油管4を介してインジエ
クタ1の上部圧力室5に連通し、且つロータリバ
ルブ6の調量室18を調量弁10を介してドレン
側に連通し且つロータリバルブ6のスプール14
の周面に、このスプール14の回転により前記接
続ポート6bに連通して高圧作動油を送油管4に
供給する高圧ポート7′とスプール14の回転に
より高圧ポート7′の次に前記接続ポート6bに
連通して送油管4およびインジエクタ1の上部圧
力室5の作動油を調量室18に流すポート7とを
設けた増圧式ユニツトインジエクタのロータリバ
ルブ装置において、前記スプール14の周面に、
前記高圧ポート7′とポート7との中間に位置さ
せて調量行程に入る前に送油管4およびインジエ
クタの上部圧力室5の作動油を一部ドレン室19
に逃がす圧抜きポート12を設け、この圧抜きポ
ート12とドレン室19とを連通する逃し孔20
にリリーフ弁13を設けたことを特徴とするもの
である。
したがつて、作動油は圧力の低い変化の少ない
状態でポート7に流れ調量弁10を通過する作動
油の量をエンジン回転数に比例したものにするこ
とができて制御を容易にすることができる。
また、前記リリーフ弁13があるために、圧抜
きポート12が送油管4側の接続ポート6bに連
通したとき、この送油管4およびインジエクタ1
の上部圧力室5の作動油の圧力が前記リリーフ弁
13の設定圧になる。
調量は、基本的には第1図において上部圧力室
5にある作動油(燃料)の大部分が送油管4、接
続ポート6b、ポート7、調量室18、接続ポー
ト6d、ドレン管9を通してタンクに流れ、作動
油の一部がプランジヤ3の下方に入つて次の噴射
に備えるというメカニズムである。
上記のようにリリーフ弁13が存在することに
より、作動油の圧力をリリーフ弁13の設定圧に
維持するのであるが、このリリーフ弁13がない
場合にはポート12及び逃し孔20を通して作動
油が大量に抜けることがあり、このためにピスト
ン2が戻りすぎて噴射量の小流量の制御に支障を
きたしていた。
しかし、上記したようにリリーフ弁13がある
ために作動油のドレン室19への漏れ量が少量な
ので、インジエクタ1のピストン2の戻りがな
く、噴射量の小流量の制御を支障なく行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は燃料噴射装置の構成説明図、第2図は
調量弁開度一定の時のエンジン回転数と噴射量と
の関係図、第3図は従来のロータリバルブのスプ
ールの展開図、第4図は本考案の一実施例に係る
ロータリバルブのスプールの展開図、第5図は同
側面図である。 6はロータリバルブ、7はポート、7′は高圧
ポート、12は圧抜きポート、13はリリーフ
弁、14はスプール。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ロータリバルブ6の接続ポート6bを送油管4
    を介してインジエクタ1の上部圧力室5に連通
    し、且つロータリバルブ6の調量室18を調量弁
    10を介してドレン側に連通し且つロータリバル
    ブ6のスプール14の周面に、このスプール14
    の回転により前記接続ポート6bに連通して高圧
    作動油を送油管4に供給する高圧ポート7′とス
    プール14の回転により高圧ポート7′の次に前
    記接続ポート6bに連通して送油管4およびイン
    ジエクタ1の上部圧力室5の作動油を調量室18
    に流すポート7とを設けた増圧式ユニツトインジ
    エクタのロータリバルブ装置において、前記スプ
    ール14の周面に、前記高圧ポート7′とポート
    7との中間に位置させて調量行程に入る前に送油
    管4およびインジエクタの上部圧力室5の作動油
    を一部ドレン室19に逃がす圧抜きポート12を
    設け、この圧抜きポート12とドレン室19とを
    連通する逃し孔20にリリーフ弁13を設けたこ
    とを特徴とする増圧式ユニツトインジエクタのロ
    ータリバルブ装置。
JP16462483U 1983-10-26 1983-10-26 増圧式ユニツトインジエクタのロ−タリバルブ装置 Granted JPS6072978U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16462483U JPS6072978U (ja) 1983-10-26 1983-10-26 増圧式ユニツトインジエクタのロ−タリバルブ装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP16462483U JPS6072978U (ja) 1983-10-26 1983-10-26 増圧式ユニツトインジエクタのロ−タリバルブ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6072978U JPS6072978U (ja) 1985-05-22
JPS6338360Y2 true JPS6338360Y2 (ja) 1988-10-11

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ID=30360874

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JP16462483U Granted JPS6072978U (ja) 1983-10-26 1983-10-26 増圧式ユニツトインジエクタのロ−タリバルブ装置

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