JPH027252Y2 - - Google Patents

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JPH027252Y2
JPH027252Y2 JP16762683U JP16762683U JPH027252Y2 JP H027252 Y2 JPH027252 Y2 JP H027252Y2 JP 16762683 U JP16762683 U JP 16762683U JP 16762683 U JP16762683 U JP 16762683U JP H027252 Y2 JPH027252 Y2 JP H027252Y2
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pressure
metering
fuel
chamber
spool
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JP16762683U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は増圧式ユニツトインジエクタのロータ
リバルブ装置に関するものである。
第1図、第3図中2はロータリバルブであり、
ロータリバルブ2はバルブ本体12内にスプール
3を嵌挿して成る。バルブ本体12には複数個の
ポート5が設けてあり、スプール3には燃料通路
6とこれに連通した燃料供給ポート4とが設けて
ある。バルブ本体12の端部とスプール3の端面
との間にメータリング圧力室17が形成してあ
る。
メータリング圧力室17は管路18を介してタ
ンク(図示省略)に接続してあり、この管路18
に調量弁(減圧弁)8が設けてある。
前記スプール3の周部には切欠部10が形成し
てあり、この切欠部10は噴射領域とメータリン
グ領域(噴射量を決める領域)とを切換えるため
のものである。
そして切欠部10はメータリング領域のポート
5をメータリング圧力室17に連通させている。
前記ロータリバルブ2の各ポート5はそれぞれ
に噴射管7を介して増圧式ユニツトインジエクタ
1のシリンダ室33に接続されている。
インジエクタ1は増圧ピストン27、チエツク
弁28、吸い戻し弁29、針弁30等を具備して
いる。増圧ピストンはロータリバルブ2から供給
される燃料の圧力を増圧すると共に、噴射量を制
御するものである。増圧ピストン27はリターン
スプリング31によりピストンプランジヤ32を
介してシリンダ室33側に押圧(圧縮)されるよ
うになつている。増圧ピストンの増圧比はピスト
ン27とプランジヤ32の面積比により決定され
る。この増圧ピストン27の背圧(シリンダ室3
3側の圧力)とリターンスプリング31の圧縮力
(押圧力)とが平衡に達した位置によりチヤンバ
34の容積が決まり、噴射量が決まる。すなわ
ち、背圧を上げるとピストンプランジヤ32が下
動してチヤンバ34の容積が小さくなり、噴射量
が減少する。反対に背圧を下げるとピストンプラ
ンジヤ32が上動し、チヤンバ34の容積が大き
くなり噴射量が増加する。このようにして噴射量
の調量を行なう。
ピストンプランジヤ32内には図示のように端
面32aと側面とを連通する通路35が形成され
ており、端面がチヤンバ34の底面に当接したと
きに、チヤンバからノズル36に通ずる燃料通路
37と吸い戻し弁29とを連通させるようになつ
ている。
ロータリバルブ2のスプール3の回転に従つて
スプール3の外周面に開口した燃料供給ポート4
が各気筒の増圧式ユニツトインジエクタ1に接続
したロータリバルブ2のポート5に順次連通しス
プール3の燃料通路6からの燃料を供給する。
前記スプール3の回転に従つて燃料供給ポート
4が一つのポート5に連通したとき、燃料通路6
からの高圧の燃料が、燃料供給ポート4、噴射管
7を介して前記シリンダ室33に送られるが、メ
ータリング領域にある他のポート5は切欠部10
を介してメータリング圧力室17に連通し、この
メータリング圧力室17の圧力は調量弁8により
制御されて、メータリング領域にある増圧式ユニ
ツトインジエクタ1のシリンダ室33の圧力が制
御され、この圧力がリターンスプリング31のば
ね力と釣り合わされて噴射量が決定される。
第8図は正常にメータリングが行われた場合の
#1気筒の増圧式ユニツトインジエクタ1のシリ
ンダ室33の圧力変化であるが仮にどこかの気筒
(例えば#3気筒とする)に通じる噴射管7が破
損し燃料洩れが生じた場合、例えば第2図に示す
破損部9から燃料が洩れた場合に、メータリング
している各増圧式ユニツトインジエクタ1のシリ
ンダ室33がポート5、切欠部10で連通してメ
ータリング圧力室17に連通しているから、メー
タリング圧力室17の圧力が低下し各増圧式ユニ
ツトインジエクタ1のシリンダ室33内の圧力が
調量弁8とは関係なしに低下し、燃料噴射量が増
大して最悪の場合エンジンが暴走していた(第9
図参照)。
本考案は上記の事情に鑑みなされたものであつ
て、その目的とするところはどこかの1気筒の噴
射管が破損しても他気筒からの調量燃料がこの破
損部に流れ込むことをなくし調量弁による圧力コ
ントロールを可能にして、燃料洩れで調量圧が下
がり噴射量が増大しエンジンが暴走する不具合を
なくすことにある。
以下、本考案を第4図乃至第7図に基づいて説
明する。第4図にロータリバルブ2を示す。この
ロータリバルブ2において第3図に示す従来のロ
ータリバルブ2と同じ部位はその符号を符す。
すなわち、3はスプール、4は燃料供給ポー
ト、5はポート、6は燃料通路、7は噴射管、8
は調量弁、17はメータリング圧力室、18は管
路である。
前記スプール3の周部には複数個のメータリン
グ溝20とドレン溝21とがそれぞれ独立した状
態で形成してあり、各メータリング溝20はそれ
ぞれに連通孔22を介して前記メータリング圧力
室17に連通しており、ドレン溝21は連通孔2
3を介してメータリング圧力室17に連通してい
る。
そして前記連通孔22にはメータリング溝20
からメータリング圧力室17側へのみ燃料を通す
逆止弁25が設けてある。
しかして、気筒の噴射管7のうち一つが第7図
のように破損した場合、その噴射管7に接続した
増圧式ユニツトインジエクタ1のシリンダ33内
の燃料が破損部9より洩れて圧力が低下するが、
連通孔22に設けた逆止弁25によつてメータリ
ング圧力室17からの噴射管7への燃料の流れが
阻止され、メータリング圧力室17内の調量燃料
が前記破損部9より洩れることがなくメータリン
グしている他の増圧式ユニツトインジエクタ1の
シリンダ室33内の圧力は調量弁8で制御されて
いる調量圧にコントロールされる。
なお、ドレン溝21は燃料供給ポート4のスプ
ール3回転方向後側に位置し、第7図の状態より
スプール3が矢印方向に回転して燃料供給ポート
4を隣接する噴射管7に接続したポート5に連通
した際に、そのドレン溝21がいままで燃料が供
給されていた増圧式ユニツトインジエクタ1と接
続していたポート5に連通し、そのシリンダ室3
3内に残存している高圧燃料をドレン溝21、連
通孔23より迅速に排出し、メータリングをスム
ーズにできるようにしてある。
本考案は以上詳述したように、スプール13の
周部に形成されたメータリング溝20を複数に分
断し、分断されたメータリング溝20をメータリ
ング圧力室17に連通する連通孔22に、メータ
リング溝20からメータリング圧力室17側への
み燃料を通す逆止弁25を設けたから、どこかの
1気筒の噴射管が破損しても他気筒からの調量燃
料がこの被損部に流れ込むことがなく調量弁によ
る圧力コントロールが可能になつて、燃料もれで
調量圧が下がり噴射量が増大しエンジンが暴走す
る不具合をなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は従来のロータリバルブと増圧
式ユニツトインジエクタの構成説明図、第3図は
従来のロータリバルブ装置の説明図、第4図は本
考案に係るロータリバルブ装置の要部の縦断面
図、第5図は同スプールの一部断面した側面図、
第6図は同スプールの展開図、第7図は本考案に
係るロータリバルブ装置の構成説明図、第8図は
正常にメータリングが行われた場合の#1気筒の
シリンダ室圧力の変化の説明図、第9図は#3気
筒に通じる噴射管が破損した場合の#3気筒のシ
リンダ室圧力の変化の説明図である。 2はロータリバルブ、3はスプール、17はメ
ータリング圧力室、20はメータリング溝、21
はドレン溝、25は逆止弁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. スプール3の周部に形成されたメータリング溝
    20を複数に分断し、分断されたメータリング溝
    20をメータリング圧力室17に連通する連通孔
    22に、メータリング溝20からメータリング圧
    力室17側へのみ燃料を通す逆止弁25を設けた
    ことを特徴とする増圧式ユニツトインジエクタの
    ロータリバルブ装置。
JP16762683U 1983-10-31 1983-10-31 増圧式ユニツトインジエクタのロ−タリバルブ装置 Granted JPS6075671U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16762683U JPS6075671U (ja) 1983-10-31 1983-10-31 増圧式ユニツトインジエクタのロ−タリバルブ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16762683U JPS6075671U (ja) 1983-10-31 1983-10-31 増圧式ユニツトインジエクタのロ−タリバルブ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6075671U JPS6075671U (ja) 1985-05-27
JPH027252Y2 true JPH027252Y2 (ja) 1990-02-21

Family

ID=30366685

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16762683U Granted JPS6075671U (ja) 1983-10-31 1983-10-31 増圧式ユニツトインジエクタのロ−タリバルブ装置

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JPS6075671U (ja) 1985-05-27

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