JPS6338022B2 - - Google Patents

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JPS6338022B2
JPS6338022B2 JP55091932A JP9193280A JPS6338022B2 JP S6338022 B2 JPS6338022 B2 JP S6338022B2 JP 55091932 A JP55091932 A JP 55091932A JP 9193280 A JP9193280 A JP 9193280A JP S6338022 B2 JPS6338022 B2 JP S6338022B2
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JP
Japan
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acid
trans
guanidinomethylcyclohexanecarboxylic
hydrochloride
guanidinomethylcyclohexanecarboxylic acid
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JP55091932A
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Mutsumi Muramatsu
Toshio Sato
Yukio Yanagimoto
Tadaki Shinnai
Toshio Nakajima
Isao Nakajima
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Aska Pharmaceutical Co Ltd
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Teikoku Hormone Manufacturing Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は新規な4―グアニジノメチルシクロ
ヘキサンカルボン酸エステル化合物及びその製造
方法に関するものである。
本発明者らは4―グアニジノメチルシクロヘキ
サンカルボン酸エステルが優れたタンパク質分解
酵素阻害作用を有することを見い出し、或る種化
合物については既に特許出願に及んでいるもので
ある(特願昭54−120142号、同54−168272号な
ど)が、本願発明において、更に、4―グアニジ
ノメチルシクロヘキサンカルボン酸の新規エステ
ル化合物とその製造方法を提供するものである。
本願発明によつて提供される新規化合物はすぐれ
たタンパタ質分解酵素阻害作用を有し従つて、有
用な薬理活性を有するものである。
本発明によつて提供される新規化合物は式
〔〕 〔式中Rはホルミル基、低級アルコキシ基、低
級アルカノイル基またはフエニル基を示す〕で示
される。ここにおいてRで示される低級アルコキ
シ基としてはメトキシ、エトキシ、プロポキシ、
ブトキシ基などが挙げられ、低級アルカノイル基
としてはアセチル、プロピオニル、ブチリル基な
どが挙げられる。
本発明化合物は窒素原子を有しているので各種
酸との酸付加塩を構成するが、これら各種酸付加
塩も本発明に含まれる。ここにおいて用いられる
各種酸としては塩酸、硫酸、リン酸、臭化水素酸
などの無機酸や、酢酸、乳酸、マイレン酸、フマ
ル酸、酒石酸、クエン酸、グルコン酸、メタンス
ルホン酸などの有機酸が挙げられる。
式〔〕で示される化合物には幾何異性体が存
在するがこれら異性体も本発明に含まれる。
次に、本発明によつて提供される新規4―グア
ニジノメチルシクロヘキサンカルボン酸エステル
は次のようにして造られる。即ち、式〔〕 で示される4―グアニジノメチルシクロヘキサン
カルボン酸又はその反応性誘導体に式〔〕 〔式中Rは前記と同じ〕 で示される化合物を反応させることによつて式
〔〕 〔式中Rは前記と同じ〕 で示される化合物が造られる。
ここにおいて式〔〕における反応性誘導体と
しては酸クロライド、酸プロマイドなどの酸ハラ
イド、酸無水物、各種活性エステルなどが挙げら
れる。反応に際し用いられる溶媒としてはジメチ
ルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、ピリジ
ン、アセトニトリル、ジクロルエタンなどが挙げ
られる。
式〔〕で示される化合物のカルボキシル基遊
離の状態で反応に供するときは縮合剤として、ジ
シクロヘキシルカルボジイミド、N―アルキル―
2―ハロピリジニウム塩、オキシ塩化燐などを用
いるとよい。
かくして得られる式〔〕で示される化合物は
次に示すようにすぐれた活性を有することがわか
つた。すなわち、抗トリプシン作用、抗キモトリ
プシン作用、抗トロンピン作用、抗カリクレイン
作用および抗ウロキナーゼ作用について、合成あ
るいは、天然基質をこれらの蛋白質分解酵素が加
水分解するのを本発明化合物がいかに阻害するか
を測定することにより検討した。実験はザ・ジヤ
ーナル・オブ・バイオケミストリー(The
Journal of Biochemistry)、58、214(1964)に
記載の方法を参考にして行つた。その結果、本発
明化合物は上記の蛋白質分解酵素を強力に阻害し
た。例えば、実施例4で得られるトランス―4―
グアニジノメチルシクロヘキサンカルボン酸―
2′―エトキシフエニルエステル塩酸塩はウロキナ
ーゼを、N―アセチルグリシルリジンメチルエス
テルを基質とした実験で0.1mMで84%阻害した。
以下本発明を具体的に説明するために実施例を
記述する。
実施例 1 トランス―4―グアニジノメチルシクロヘキサ
ンカルボン酸―2′―ホルミルフエニルエステル
塩酸塩 トランス―4―グアニジノメチルシクロヘキサ
ンカルボン酸塩酸塩94.3g、サリチルアルデヒド
50g、N、N′―ジシクロヘキシルカルボジイミ
ド90.8gをピリジン600mlに懸濁させ16時間室温
で反応する。ピリジンを濃縮後、水200mlを加え
濃縮塩で酸性とする。析出する結晶を取し、水
洗後、メタノール500mlで抽出する。不溶物を
別後、液を濃縮し、アセトン200mlを加え、不
溶物を別後、液を濃縮し、残渣に水を加えて
結晶化させる。乾燥して53.2g(39.1%)のトラ
ンス―4―グアニジノメチルシクロヘキサンカル
ボン酸―2′―ホルミルフエニルエステル塩酸塩を
得る。
融点 135〜138℃ IR νmax(cm-1) 1740(C=O) NMR δ:CD3OD 0.8〜3.2(m、12H) 5.4(s、1H) 6.8(m、4H) 元素分析 C16H21N3O3・HClとして C H N 計算値(%) 56.55 6.53 12.37 測定値(%) 55.98 6.31 12.63 実施例 2 トランス―4―グアニジノメチルシクロヘキサ
ンカルボン酸―2′―メトキシフエニルエステル
塩酸塩 トランス―4―グアニジノメチルシクロヘキサ
ンカルボン酸塩酸塩47.1g、O―メトキシフエノ
ール24.8g、N、N′―ジシクロヘキシルカルボジ
イミド45.4gをピリジン400mlに懸濁させ、室温
で24時間反応させる。不溶物を別後、ピリジン
を留去する。残渣に水300mlを加え塩酸酸性とし、
析出する結晶を取する。このものをイソプロピ
ルアルコールから再結晶し57.5g(84.1%)のト
ランス―4―グアニジノメチルシクロヘキサンカ
ルボン酸―2′―メトキシフエニルエステル塩酸塩
を得る。
融点 141〜145℃ IR νmax(cm-1) 1760(C=O) NMR δ:CD3OD 0.7〜3.0(m、12H) 3.8(s、3H) 6.8〜7.3(m、4H) 元素分析 C16H23N3O3・HClとして C H N 計算値(%) 56.22 7.08 12.29 測定値(%) 56.18 7.01 12.31 実施例 3 トランス―4―グアニジノメチルシクロヘキサ
ンカルボン酸―4′―メトキシフエニルエステル
塩酸塩 トランス―4―グアニジノメチルシクロヘキサ
ンカルボン酸塩酸塩47g、p―メトキシフエノー
ル25g、N、N′―ジシクロヘキシルカルボジイ
ミド45gをN、N′―ジメチルホルムアミド200ml
に懸濁し、室温で23時間反応させる。
次いで、水200ml、氷100g、濃塩酸200mlを加
え1時間撹拌する。析出する結晶を取し、水洗
する。この結晶に300mlのメタノールを加え撹拌
し、残存する結晶物を別する。液を濃縮し、
残渣をメタノールで再結晶し、29.2g(42.4%)
のトランス―4―グアニジノメチルシクロヘキサ
ンカルボン酸―4′―メトキシフエニルエステル塩
酸塩を得る。
融点 203〜205℃ IR νmax(cm-1) 1745(C=O) NMR δ:CD3OD 0.7〜3.1(m、12H) 3.8(s、3H) 7.0(s、4H) 元素分析 C16H23N3O3・HClとして C H N 計算値(%) 56.22 7.08 12.29 測定値(%) 56.19 7.01 12.35 実施例 4 トランス―4―グアニジノメチルシクロヘキサ
ンカルボン酸―2′―エトキシフエニルエステル
塩酸塩 トランス―4―グアニジノメチルシクロヘキサ
ンカルボン酸塩酸塩70.7g、O―エトキシフエノ
ール41.5g、N、N′―ジシクロヘキシルカルボジ
イミド68.1gをN、N′―ジメチルホルムアミド
300mlに懸濁し、室温で24時間反応させる。
次いで、水100ml、濃塩酸350mlを加え析出する
結晶を取する。水洗後、メタノール300mlを加
えて撹拌し、不溶物を別し、液を濃縮する。
残渣をアセトンに溶かし、エチルエーテルを加え
て析出する結晶を取する。このものはトランス
―4―グアニジノメチルシクロヘキサンカルボン
酸―2′―エトキシフエニルエステル塩酸塩であ
る。
得量 65.0g(60.9%) 融点 144〜148℃ IR νmax(cm-1) 1750(C=O) NMR δ:CD3OD 0.7〜3.0(m、t15H) 4.0(q、2H) 6.7〜7.2(m、4H) 元素分析 C17H25N3O3・HClとして C H N 計算値(%) 57.38 7.36 11.81 測定値(%) 56.94 7.01 12.11 実施例 5 トランス―4―グアニジノメチルシクロヘキサ
ンカルボン酸―2′―アセチルフエニルエステル
塩酸塩 トランス―4―グアニジノメチルシクロヘキサ
ンカルボン酸塩酸塩34.7g、O―ヒドロキシアセ
トフエノン20.0g、N、N′―ジシクロヘキシルカ
ルボジイミド33.3gをピリジン300mlに懸濁させ、
室温で24時間反応させる。析出した結晶を別
し、溶媒を留去し、残渣に水200mlを加え塩酸で
酸性とした後、クロロホルムで抽出する。クロロ
ホルム層を濃縮し、残渣をイソプロピルアルコー
ルから再結晶して22.7g(43.7%)のトランス―
4―グアニジノメチルシクロヘキサンカルボン酸
―2′―アセチルフエニルエステル塩酸塩を得る。
融点 159〜166℃ IR νmax(cm-1) 1750(C=O) NMR δ:CD3OD 0.8〜3.1(m、s15H) 6.9〜8.0(m、4H) 元素分析 C17H23N3O3・HClとして C H N 計算値(%) 57.70 6.84 11.88 測定値(%) 57.47 6.78 12.03 実施例 6 トランス―4―グアニジノメチルシクロヘキサ
ンカルボン酸―4′―アセチルフエニルエステル
塩酸塩 トランス―4―グアニジノメチルシクロヘキサ
ンカルボン酸塩酸塩35.4g、p―ヒドロキシアセ
トフエノン20.4g、N、N′―ジシクロヘキシルカ
ルボジイミド34.0gを300mlのピリジンに懸濁さ
せ、室温で24時間反応する。析出した結晶を別
し、液を濃縮する。残渣に水300mlを加え、塩
酸で酸性とし不溶の結晶を取する。このものを
エタノールから再結晶し、題記化合物を得た。
得量 42.4g 収率80% 融点 175〜180℃ IR νmax(cm-1) 1750(C=O) NMR δ:CD3OD 0.7〜3.1(m、s15H) 7.2、8.0(d、d4H) 元素分析 C17H23N3O3・HClとして C H N 計算値(%) 57.70 6.84 11.88 測定値(%) 57.63 6.81 11.92 実施例 7 トランス―4―グアニジノメチルシクロヘキサ
ンカルボン酸―2′―フエニルフエニルエステル
塩酸塩 トランス―4―グアニジノメチルシクロヘキサ
ンカルボン酸塩酸塩35.4g、O―フエニルフエノ
ール25.5g、N、N′―ジシクロヘキシルカルボジ
イミド34.0gをピリジン300mlに懸濁し室温で、
24時間反応する。溶媒を留去したのち、残渣に
300mlの水を加え更に塩酸を加えて酸性とする。
クロロホルムで抽出し、水洗ののちクロロホルム
を濃縮し、フオーム状の題記化合物を得た。
得量 55.1g(収率94.6%) 融点 78〜85℃ IR νmax(cm-1) 1750(C=O) NMR δ:CD3OD 0.7〜3.0(m、12H) 6.8〜7.5(s、9H) 元素分析 C21H25N3O2・HClとして C H N 計算値(%) 65.02 6.76 10.83 測定値(%) 64.69 6.49 11.04 実施例 8 トランス―4―グアニジノメチルシクロヘキサ
ンカルボン酸―4′―フエニルフエニルエステル
塩酸塩 トランス―4―グアニジノメチルシクロヘキサ
ンカルボン酸塩酸塩47.1g、p―フエニルフエノ
ール34.0g、N、N′―ジシクロヘキシルカルボジ
イミド44.5gをN、N′―ジメチルホルムアミド
250mlに懸濁させ室温で24時間反応する。不溶物
を別後、溶媒を留去する。水300mlを加え塩酸
酸性とする。析出する結晶を取し、これをメタ
ノールから再結晶して題記化合物を得た。
得量 47.9g 収率61.7% 融点 187〜196℃ IR νmax(cm-1) 1750(C=O) NMR δ:CD3OD 0.8〜3.1(m、12H) 6.9〜7.8(m、9H) 元素分析 C21H25N3O2・HClとして C H N 計算値(%) 65.02 6.76 10.83 測定値(%) 64.94 6.57 11.03 実施例 9 トランス―4―グアニジノメチルシクロヘキサ
ンカルボン酸3′―メトキシフエニルエステル塩
酸塩: トランス―4―グアニジノメチルシクロヘキサ
ンカルボン酸塩酸塩35.4g、m―メトキシフエノ
ール18.6gおよびジシクロヘキシルカルボジイミ
ド34.0gをピリジン300ml中に懸濁し、室温にて
24時間撹拌した。反応混合物から不溶物を別し
た後、液を塩酸酸性とし、クロロホルムにて抽
出した。クロロホルム層を減圧下に濃縮し、残渣
を水で処理し、得られた固形物をエタノールから
再結晶して、トランス―4―グアニジノメチルシ
クロヘキサンカルボン酸3′―メトキシフエニルエ
ステル塩酸塩28.4g(収率55.4%)を得た。
融点 125.5〜131.5℃ IR:νmax(cm-1) 1740(C=O) NMR:δCD3OD 1.0〜3.1(m、12H) 3.8(s、3H) 6.6〜7.45(m、4H) 実施例 10 トランス―4―グアニジノメチルシクロヘキサ
ンカルボン酸4′―ホルミルフエニルエステル塩
酸塩: トランス―4―グアニジノメチルシクロヘキサ
ンカルボン酸塩酸塩35.4g、p―ヒドロキシベン
ズアルデヒド18.3gおよびジシクロヘキシルカル
ボジイミド34.0gをピリジン300ml中に懸濁させ、
室温で24時間撹拌した。反応混合物よりピリジン
を留去し、残渣に水100mlを加え、その溶液を塩
酸酸性とした。析出した結晶を取し、メタノー
ルで抽出した。溶媒を留去し、残渣をメタノール
から再結晶して、トランス―4―グアニジノメチ
ルシクロヘキサンカルボン酸4′―ホルミルフエニ
ルエステル塩酸塩22.5g(収率44.2%)を得た。
融点 157.5〜163.5℃ IR:νmax(cm-1) 1750(C=O) NMR:δCD3OD 0.9〜3.1(m、12H) 7.25,7.95(d,d,4H) 実施例 11 トランス―4―グアニジノメチルシクロヘキサ
ンカルボン酸p―プロピオニルフエニルエステ
ル塩酸塩: トランス―4―グアニジノメチルシクロヘキサ
ンカルボン酸塩酸塩35.4g、p―ヒドロキシプロ
ピオフエノン22.5gおよびジシクロヘキシルカル
ボジイミド34.0gをピリジン300ml中に懸濁させ、
室温にて24時間撹拌した。生成した結晶を取
し、メタノール500mlで抽出した。溶媒を留去し、
残渣をメタノールから再結晶して、トランス―4
―グアニジノメチルシクロヘキサンカルボン酸p
―プロピオニルフエニルエステル塩酸塩39.6g
(収率71.8%)を得た。
融点 179〜185℃ IR:νmax(cm-1) 1750(C=O) NMR:δCD3OD 0.9〜3.0(m,12H) 7.1,7.95(d,d,4H) 実施例 12 トランス―4―グアニジノメチルシクロヘキサ
ンカルボン酸4′―フエニルフエニルエステルメ
タンスルホン酸塩: トランス―4―グアニジノメチルシクロヘキサ
ンカルボン酸塩酸塩のかわりに、トランス―4―
グアニジノメチルシクロヘキサンカルボン酸メタ
ンスルホン酸塩を用いて、実施例8と同様な操作
にて、トランス―4―グアニジノメチルシクロヘ
キサンカルボン酸4′―フエニルフエニルエステル
メタンスルホン酸塩3.2g(収率71.4%)を得た。
融点 207〜210℃ 実施例 13 トランス―4―グアニジノメチルシクロヘキサ
ンカルボン酸4′―フエニルフエニルエステル塩
酸塩: トランス―4―グアニジノメチルシクロヘキサ
ンカルボン酸塩酸塩23.6g、p―フエニルフエノ
ール17.0gおよびオキシ塩化リン7.7gの混合物
を80〜85℃で2時間撹拌した。反応混合物にトル
エン50mlを加え、さらに同温度で2時間撹拌し
た。溶媒をデカンテーシヨンにより除去し、水を
加えた。得られた溶液を冷蔵庫に1晩放置して得
られた結晶をメタノールから再結晶して、トラン
ス―4―グアニジノメチルシクロヘキサンカルボ
ン酸4′―フエニルフエニルエステル塩酸塩23.8g
(収率61.3%)を得た。
実施例 14 トランス―4―グアニジノメチルシクロヘキサ
ンカルボン酸4′―フエニルフエニルエステル塩
酸塩: トランス―4―グアニジノメチルシクロヘキサ
ンカルボン酸メタンスルホン酸塩1.0g、ジメチ
ルホルムアミド0.5mlおよび塩化チオニル5mlの
溶液を55〜60℃にて25時間撹拌した。冷後、反応
混合物を石油エーテルで洗浄し、クロロホルムに
溶かした。得られた溶液をp―フエニルフエノー
ル0.69gをピリジン5mlに溶かした溶液に加え、
室温にて1晩撹拌した。反応混合物より溶媒を留
去し、残渣に水を加え、クロロホルムで抽出し
た。抽出液より溶媒を留去し、シリカゲルクロマ
トグラフイー(クロロホルム/メタノール)に付
し、得られた結晶をさらにエーテル/メタノー
ル/6N塩酸で処理して、トランス―4―グアニ
ジノメチルシクロヘキサンカルボン酸4′―フエニ
ルフエニルエステル塩酸塩を得た。
実施例 15 トランス―4―グアニジノメチルシクロヘキサ
ンカルボン酸4′―フエニルフエニルエステル塩
酸塩: トランス―4―グアニジノメチルシクロヘキサ
ンカルボン酸塩酸塩1.0gおよび塩化チオニル5
mlの混合物を2時間加熱還流した。反応混合物を
濃縮し、クロロホルム10mlを加えた。得られた溶
液をp―フエニルフエノール0.7gをピリジン5
mlに溶かした溶液に加え、40〜50℃で2時間撹拌
した。反応混合物に塩酸を加え、更に撹拌したあ
とカラムクロマトグラフイーにて精製し、トラン
ス―4―グアニジノメチルシクロヘキサンカルボ
ン酸4′―フエニルフエニルエステル塩酸塩を得
た。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 式 [式中Rはホルミル基、低級アルコキシ基、低
    級アルカノイル基、またはフエニル基を示す。] で示される4―グアニジノメチルシクロヘキサン
    カルボン酸エステルおよびその酸付加塩。
JP9193280A 1980-07-04 1980-07-04 4-guanidinomethylcyclohexanecarboxylic acid ester and its preparation Granted JPS5716856A (en)

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