JPS6337839Y2 - - Google Patents

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JPS6337839Y2
JPS6337839Y2 JP1984135959U JP13595984U JPS6337839Y2 JP S6337839 Y2 JPS6337839 Y2 JP S6337839Y2 JP 1984135959 U JP1984135959 U JP 1984135959U JP 13595984 U JP13595984 U JP 13595984U JP S6337839 Y2 JPS6337839 Y2 JP S6337839Y2
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JP
Japan
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seasoning liquid
fish
pipe
tank
storage tank
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JP1984135959U
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JPS6150593U (ja
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  • General Preparation And Processing Of Foods (AREA)
  • Meat, Egg Or Seafood Products (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] 産業上の利用分野 本考案は、魚菜類を加工してみりん漬、粕漬、
みそ漬等の保存食品を製造するための加工装置に
関する。
従来の技術 銀ダラのみりん漬を例にとると、次の如く多数
の工程を要する。すなわち、まず冷凍魚を解凍し
たのち、切断加工により作業台上で臓物をとつて
切身を作る工程、これを樽に入れて水洗、水切り
する工程、別の樽に移して冷蔵庫に運搬し一定時
間塩水に漬ける工程、更に水切りしたのち別の樽
に移してみそ、粕、みりん等に一定時間漬ける工
程、これを取出して出荷、販売用の容器に詰める
工程等から成る。
しかし、従来方法では、各工程毎に多量の切身
を容れるのに多数の樽を使用するため広い作業ス
ペースが必要となるばかりでなく、各工程とも水
洗、水切りに手作業で切身を移し換えこれを冷蔵
庫に運搬しなければならない等のため多大の労力
と時間がかかり、生産性が極めて低いうえに、移
し換えの度毎に切身が損傷して不良品が多くなる
という問題があつた。また、加工食品等の取扱や
製造時において、最も重要なことは水温が15〜20
℃で急激に細菌が繁殖し腐敗等を起こすためでき
るだけ早く食べるようにするか或いは低温に保つ
て細菌の繁殖を防止することがあるが、従来の樽
等を使用する方式では、大量の氷を要し、従つて
製氷機を常備しなければならず、また氷が溶けて
調味液の濃度が変わる等その温度管理が極めて困
難であつた。更に、食品加工に必要な調味液は必
要に応じて回収、循環できるようにすると共に加
工に先立つて予め準備しておくことが望ましい。
解決しようとする問題点 本考案は上記問題点を解決するためになされた
もので、その目的とするところは、全工程を一つ
の装置で行うことができ、従つて小人数で設備場
所もとらず、温度管理が容易でしかも調味液の貯
蔵や回収が簡単にできる魚菜類の加工装置を提供
するにある。
[考案の構成] 問題点を解決するための手段 本考案は、魚菜処理槽の周壁に冷却パイプを配
設して加工時における温度管理を容易にし、処理
槽内部に先端が底壁に達するホース差込管、オー
バーフロー管および排水管を設けて切身の洗滌、
水切り等の諸工程を一つの処理槽で消化できるよ
うにすると共に、調味液の貯蔵を設けて調味液を
回収、循環し得るようにした。
実施例 以下、本考案を実施例を示す図面と共に具体的
に説明する。
第1図及び第2図において、1は魚菜の処理槽
であり、その四隅の支脚2には高さを調節するア
ジヤストボール3を設けてある。この処理槽1
は、内外二重構造を有する周壁1aと一方に傾斜
させた底壁1bにより構成され、該壁1a,1b
の内部には冷却パイプ4が配設されると共に断熱
材5が充填され、処理槽1の下面に取り付けた冷
凍庫6により槽内を迅速に冷却できるようになつ
ている。なお、槽内の温度は図示しないサーモス
タツトによつて±2℃の範囲でコントロールでき
るようにしてある。
処理槽1の内部において、長手方向の周壁1a
の対向面に案内レール7を立設し、この案内レー
ル7,7間に例えばパンチングステンレス網等の
多孔仕切板8を着脱自在にはめ込んで、処理槽1
を左右に二分できるようにしてある。更に、長手
方向の側壁1aの隅部には、底壁1bの上手に下
端が低壁1bに達するホース差込管9が、下手に
はオーバーフロー管10及びバルブ11を有する
排水管12が設けられている。13は底壁1bに
敷設するスノコ、14は断熱材付の蓋である。
15はみりん等の調味液を貯蔵する調味液貯槽
であり、処理槽1に隣接した架台16に固定され
ている。調味液貯槽15は処理槽1と同様に冷却
手段(図示せず)を備えており、内部は隔壁17
により分割され、各分室15a,15bには調味
液抜出管18,18′および戻り管19,19′が
設けられている。20は調味液の回収ポンプで、
その吸入配管21はフイルターバツク式ストレー
ナ22を介して上記排水管12の1つに接続さ
れ、その吐出配管23は上記戻り管19,19′
に接続されている。また、吐出配管23には、調
味液の撹拌用ノズル24,24′が分岐接続され
ている。撹拌用ノズル24,24′は第4図a,
bに示す如く両端を盲にしたパイプ25の上半部
に軸方向に複数のスリツト26を開設して構成
し、処理槽1の底部に位置せしめる。スリツト2
6の開口部は内口26aを外口26bより小さく
し、内部に切身の切屑等が入り込まぬようにす
る。なお、27はバルブである。
次に、赤魚鯛のみりん漬を例にとり、上記装置
の使用方法について説明する。
先ず、切身の最終味付けに必要なみりんを主体
とする調味液を調整し、調味液貯槽15に保冷し
ながら貯蔵しておく。この調味液は濃厚原液と
し、例えば一方の分室15aに貯えておき、使用
に際し稀釈する。貯槽15への原液の投入は、回
収ポンプ20を利用してポンプアツプするか、貯
槽15の蓋をあけて行つてもよい。
次に、処理槽1の上にまな板(図示せず)をか
け渡し、予め解凍した赤魚鯛のえら、後頭部を切
り落し、内臓を取り出して魚体を左右の半身に切
り裂く。この半身をさい断して切身を作り、順次
処理槽1に投入する。この際、処理槽1に多孔仕
切板8を嵌込んで槽内を左右に二分し、例えば一
方の半身から切り出した切身は左側に、他方は右
側にふり分けて投入しておけば、最終製品を容器
詰めする際に、容易に左右の切身を一対ずつ揃え
て並べることができるので、見映えもよく、商品
価値を高めることができる。
次に、所定量の切身ができたら、左右のホース
差込管9にホースを挿入して給水すると、水は底
壁1aから上向きに流れるので、切身に付着した
内臓や細片、油が浮上し、オーバーフロー管10
から排出される。細片や油分の浮上が殆んどなく
なつたら、送水を止め、バルブ11を開けて排水
し、水切りする。この排水、水切りは底壁1bが
傾斜しているので、従来のように人手を要するこ
となく簡単かつ迅速に行なわれる。
次に、バルブ11を閉じ、処理槽1に所定濃度
の塩水を注ぎ、蓋14を被せて冷凍機6を作動さ
せ、5〜10℃に冷却して1〜20時間浸漬する。こ
の塩水処理により切身の引き緊めと同時に、グル
タミン酸ナトリウム、イノシン酸ナトリウム等の
調味料を添加して所望の味付けをしてもよい。
この塩水処理後、再びバルブ11を開けて塩水
を抜き出し、上記と同様に水洗してなお残つてい
る細片や油分を除去する。
次いで、調味液貯槽15の抜出管18を開き、
切身の最終味付けに必要なみりんを主体とする調
味液原液を注ぎ、必要に応じて稀釈したのち蓋1
4を被せ、5〜10℃で2〜5時間浸漬処理する。
この処理温度及び時間は切身の鮮度、味付け、色
彩等に応じて適宜選択する。
この調味液による味付け浸漬処理に際し、調味
液或は切身を適度に撹拌して多数の切身が全体に
わたつて均一に味付けされるようにすることが好
ましい。このためには回収ポンプ20における吸
込配管21及び吐出配管23のバルブ27を開
け、更に戻り管19′および調味液抜出管18′の
バルブ27を開け、処理槽1と調味液貯槽15の
分室15bとの間で調味液をゆつくり循環させる
か、或は撹拌用ノズル24,24′のバルブ27
を開け処理槽1と回収ポンプ20の間でゆつくり
循環させればよい。この撹拌用ノズル24,2
4′は第4図a,bに示す如くスリツト26が上
半分に開口しているので、これから流出する調味
液が切身を浮上循環させ、均一な味付けが行なわ
れる。
この味付け浸漬処理が終わつたら、処理槽1内
の調味液を回収ポンプ20により回収して分室1
5bに貯蔵し、次の処理に用いるか、或は排水管
12のバルブ11を開けて廃棄し、味付けした切
身の水切りをする。水切り後切身を網等に載せて
一旦乾燥し、冷凍することにより、長期間切身の
鮮度、風味、色彩等を一定品位に保つことができ
る。
以上は、赤魚鯛のみりん漬の製造、加工方法に
ついて説明したが、例えばみそ漬や粕漬とする場
合には塩水処理後或いは塩水処理を省いて直ちに
スラリー状のみそ等を仕込んで同様に冷却、保存
し、一方、野菜の漬物等の場合には、野菜のさい
断、洗浄、水切り後そのまま調味液を仕込んで冷
却、保持すればよい。
[考案の効果] このように、本考案によれば、処理槽1に給排
水手段としてのホース差込管9、オーバーフロー
管10や排水管12が設けられると共に、周壁に
処理液を冷却する冷却パイプが配設されており、
魚菜のさい断、水洗、水切り、調味液の仕込み、
所定の温度への冷却、保持等の全作業工程を殆ど
一ケ所でできるので従来のように広いスペースを
要せず、従来要した多大の労力と時間が大巾に軽
減され、生産性の向上と共に、移し換えを要せ
ず、しかも温度管理が容易にできるため切身等の
損傷も極めて少なく歩留が向上する。
更に、魚菜の処理槽と並んで調味液貯槽を設
け、調味液の貯蔵やその回収、循環ができるよう
にしたから、作業能率の向上と共に製造コストの
低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は本考
案装置の平面図、第2図は側面図、第3図は第2
図の−線断面図、第4図a,bはそれぞれ撹
拌用ノズルの斜視図と断面図である。 1……魚菜の処理槽、4……冷却パイプ、9…
…ホース差込み管、10……オーバーフロー管、
12……排水管、15……調味液貯槽、20……
循環ポンプ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 周壁に冷却パイプを配設し、内部の一側に先
    端が底壁に達するホース差込管を設け、他側に
    オーバーフロー管を設けると共に底壁に排水管
    を設けてなる魚菜処理槽と、この魚菜処理槽の
    外側に設けたみりん液等の調味液を貯蔵する調
    味液貯槽と、この調味液貯槽と魚菜処理槽の間
    に介装した回収ポンプとより成り、魚菜処理槽
    内の調味液を回収、循環しうるようにしたこと
    を特徴とする魚菜類の加工装置。 (2) 請求の範囲第1項の調味液貯槽が内部隔壁に
    より複数に分割されている魚菜処理装置。 (3) 請求の範囲第1項又は第2項の調味液貯槽が
    冷却手段を具備している魚菜処理装置。
JP1984135959U 1984-09-07 1984-09-07 Expired JPS6337839Y2 (ja)

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JP1984135959U JPS6337839Y2 (ja) 1984-09-07 1984-09-07

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JPS6150593U JPS6150593U (ja) 1986-04-04
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