JPS6115674A - 生鮮食品の鮮度保持機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は魚貝、獣肉、野菜類等の生鮮食品の殺菌洗浄
処理による生鮮食品の鮮度保持機に関する。

（発明が解決しようとする問題点） 生鮮食品のうち魚、獣肉などの鮮度低下は蛋白質分解酵
素の発生にその主因の一つがあるが、これは品温を下げ
ることにより自己消化を抑制し、酵素の発生を食い止め
ることができる。

例えば魚では死後硬直を起し、その後酵素の発生は一段
と活発化するが、この折品温を０〜２゜Ｃに下げること
によシ酵素の発生をほぼ抑止できる。

又青果物にあっては収穫後自己体力で生命を保つための
呼吸作用、蒸散作用を行い、これらが青果物の鮮度低下
を招き、これらの作用を補うだめに水分の補給、芯温の
降下、バクテリア除去などの処理を施すことによシ鮮度
の維持が大幅に確保できる。

以上の諸点から、魚貝類等の生鮮食品の洗浄、解凍処理
にはＯＯＣ前後の殺菌された冷却水（場合によっては冷
塩水）中に食品を浸漬せしめると表により、食品の鮮度
を損うことなく、併せて雑菌の除去を可能とすることが
できる。

この発明は処理水の循環過程における冷却。

殺菌、濾過の各構成部材の効率のよい相乗作用により、
より高度の食品の冷水洗浄処理による生鮮食品の鮮度の
保持を意図したものである。

（問題点を解決するための手段） この発明は処理槽の中央部に処理水オーバーフロー用隔
壁を介して形成された食品投入槽を囲む形態にて、少な
くとも食品投入槽の両側に処理水濾過槽を形成した処理
槽には、食品珍入槽と濾過槽間を結ぶ処理水強制循環パ
イプが、食品投入槽の底部に敷設された気泡発生器には
大気中に端部が連通ずる殺菌エアーの強制送気パイプが
それぞれ配管され、中心部に殺菌灯を、その外周部にエ
アー導入用石英内筒を、さらにその外周部に処理水導入
用外筒からなる二重筒殺菌装置部に前記両パイプをそれ
ぞれ導ひくと共に、処理水強制循環パイプの一部に併設
せしめた冷却装置にあって、冷却装置の一部を構成する
長尺の冷却筒の中心部に前記処理水パイプを貫通せしめ
、該冷却筒には冷却装置の一部を構成するコンプレッサ
ーによって発生した高圧ホットガス送気用バイパスパイ
プを配管せしめてなる構成からカリ、処理槽における食
品よシ洗い出されたアク、雑１ｔ３’Ａの確実な分離、
処理水および噴出エアーの殺菌処理、処理水の冷却作業
の効率化を目的として提案されたもので、つぎにこの発
明の具体的実施例を図面を用いて説明する。

（実施例） 図中、（１）は処理槽で、この処理槽（１）内には一対
の処理水オーバーフロー用隔壁＋２）　（２）を設ける
ことにより処理槽の中央部に食品投入槽（３）が、同種
（３）の両側にそれぞれ処理水パイプｔ４１　＋４１が
区画形成され（第２図、第３図参照）、濾過槽（４）の
底部寄シにはフィルター（５）が濾過槽（４）全面をカ
バーする形にて配設されている。第４図は処理槽（１）
の変形実施例で、処理槽（１）の中央部にて三方を隔壁
＋２１　＋２）　＋２）にて区画形成された食品投入槽
（３）はその三方面を囲まれる形にて処理水濾過槽＋４
＋　＋４＋　＋４＋が形成されている。第５図は中央に
配した食品投入槽（３）の両側に濾過槽＋４）　（４１
を配した第２図にて既述した処理槽にあって、両濾過槽
＋４＋　＋４１間を繋ぐ形にて、処理槽の周壁（６）と
食品投入槽の隔壁（２）間に緊密に樋状導材（７）を隔
壁（２）の頂部より心持ち下方位置にて嵌着し、食品投
入槽（３）の三方面に処理水のオーバーフロー用隔壁（
２）を形成する。第６図は処理槽（１）の、中央部分に
四方面をオーバーフロー用隔壁（２）にて区画された食
品投入槽（３）を形成し、投入槽の全周は濾過槽（４）
をもって囲まれている。第７図は中央に配した食品投入
槽（３）の両側に濾過槽（４１＋４１を配した第２図に
既述した処理槽にあって、両濾過槽（４）（４）間を繋
ぐ形にて処理槽の側周壁（６１＋６＋と食品投入槽の側
隔壁＋２１　＋２＋間に緊密に一対の樋状導材（７）（
７）を隔壁（２）又は処理槽の周壁（６）のうち、いず
れか背低側の壁の頂部より心持ち下方位置にて嵌着し、
食品投入槽（３）の四方面にオーバーフロー用隔壁（２
）を形成する。なお一対の樋状導材（７１（７）は左右
一対の濾過槽［４ｉ　（４）側にそれぞれその傾斜角度
を心持ち異にし、各樋状導材（７）上に排出物と共に浴
出した処理水を各濾過槽＋４＋　＋４１に振り分けてい
る。以上食品投入槽（３）の周辺に形成された樋状導材
（７）を除く各実施例における処理槽（１）中の濾過槽
（４）部には底部寄りにフィルター（５）が配設され、
濾過槽（４）および食品投入槽（３）の底部には底栓（
８）が付設されている。

以上、各実施例に示す処理槽（１）にあって食品投入槽
（３）が三方面又は三方面の隔壁（２）をもって区画形
成されている処理槽（第３図、第４図および第５図）に
あってはどれら隔壁（２）は処理槽（１）の周壁（６）
より心持ち背低に構成されていることを要するも、第６
図および第７図をもって例示する食品投入槽の四方面が
隔壁（２）をもって区画形成されている折には前記制約
はなく、処理槽（１）の周壁（６）と隔壁（２）は同高
に、あるいは隔壁（２）の方がやや心持ち周壁（６）よ
りも背高に形成されてもよい。これにより食品の投入量
も増大し、食品投入槽（３）への濾過槽（４）よりの処
理水の逆流は確実に阻止できる。前記処理槽の濾過槽（
４）と食品投入槽（３）の両槽底部間には処理水循環パ
イプ（１］）が配管され、又食品投入槽（３）の底部略
全面に亘って敷設された気泡発生器□□□に連通集束す
る主ダク）　（２９ｊ部にはその端部が大気中に開口す
る殺菌エアーパイプｑωが連通している。

そして前記処理水循環パイプ０１）には冷却装置（１２
）と殺菌装置の）が併設され、又エアーパイプ（２２）
にも殺菌装置（２１）が併設されているも、この殺菌装
置（２１）は前記処理水の殺菌装置を併用し４て、本機
の一特徴部を構成している。

先ず処理水の冷却装置（１２）から説明すると、処理水
循環パイプα１）にはポンプ０３）と冷却装置０りが併
設され、この冷却装置（１２）はコンプレッサー（１４
）、凝縮器（１５）をフレオンガスなどの冷却ガス（冷
媒）を封入した一連のパイプ（１Ｂ）にて循環連繋した
一般の冷却装置にあって、凝縮器（１９より出た冷却ガ
スをコンプレッサー（１４）に循環せしめるパイプ（１
６）部の一部に膨出状に、その外周面を断熱材層Ｏηに
て包着したその長さ約１．２ｍに及ぶ長尺の冷却筒（１
８）を形成し、該冷却筒（１８）の長手軸線部には前記
処理水循環パイプ（１１）の一部が貫通し、冷却筒０８
）部にて、パイプ０１）の外周面は比較的長い領域に亘
って熱交換され冷却される。そして冷却筒（１８）のガ
ス導入口側とコンプレッサー（１４）出口側のパイプ間
にはコンプレッサー（１ω部にて発生した高圧ホットガ
スを回送せしめるバイパスパイプ（１９ｊが配管されて
いる。

つぎに処理水および食品投入槽内に導入するエアーに対
し同時に殺菌処理を実施する共用の殺菌装置０１１につ
いて説明すると、処理水循環パイプ（１１）およびエア
ーパイプ（２２）中に介在設置される殺菌装置はエアー
の導管として働らき、かつ殺菌ランプの照射透過が可能
な、例えば石英内筒（２３）の中央部には殺菌ランプ因
）、例えば紫外線ランプ或いはオゾンランプを配すると
共に、該石英内筒器の外周部には同心状に処理水の導管
として働ら、くキュプロニッケル製外筒（２５）が配さ
れ、この二重筒より構成された殺菌装置０１１にあって
、送風機（支））を介在せしめたエアーパイプＣ２２１
は石英内筒■）部に、前記処理水循環パイプ（１１）は
外筒（２５）部にそれぞれ接続連通している。

（作用） 冷却装置（１２）および殺菌装置（２１）を稼動せしめ
、処理槽（１）内、特に食品投入槽（３）内に満した処
理水を循環パイプ０１）に併設せしめたポンプ（１３）
を作動せしめ、食品投入槽（３）より、溢出した処理水
は濾過槽（４）へ、さらに冷却装置０２）の冷却筒（１
８）部にて冷却されつつ次第に冷却循環を繰り返えし、
ＯＣ程度に冷却される。この処理水の冷却過程にて、殺
菌装置２１＋の外筒（ハ）内を通過する折冷却・処理水
は殺菌ランプ（２４）の石英内筒（２３）を透過しての
照射により殺菌処理され、又エアーパイプ（２２）に併
設せしめた送風機（２６）により殺菌装置の石英内筒（
２３）内を通過するエアーは同様殺菌処理され、この殺
菌エアーは処理槽（１）内の食品投入槽（３）の底部に
敷設された気泡発生器（２８）部より気泡状エアーとな
って食品投入槽内の処理水中を上昇する。

本状況が所定時間、本機にあっては約６時間経過した時
点にて、処理槽内の処理水（処理対象の生鮮食品によっ
ては塩水の場合がある）は０°Ｃ程度に冷却され、かつ
殺菌処理された状態となる。

殺菌、冷却された処理水を満した処理槽中の食品投入槽
（３）内にその底部寄りに敷設された保護網（９）上に
生鮮食品を投入すると、下方側からの処理水の噴流圧、
殺菌エアーの噴出圧によシ食品は次第に洗浄され、食品
に付着したごみ。

アク、雑菌等は食品よシ排出され処理水面上に浮遊する
。そして処理水が食品投入槽（３）を区画形成する隔壁
（２）より落差を用いて溢出する折、この付着浮遊物は
処理水と共に濾過槽（４）内に落下し、濾過槽中のフィ
ルター（５）にてこれら浮遊物は捕捉、除去され、濾過
された処理水は冷却装置にて再度冷却され、又殺菌装置
によシ殺菌処理が反復され、再び食品投入槽（３）の底
部よυ入り、この循環運動を繰シ返えす。

食品の洗浄処理が進行するに伴い、冷却装置中の冷却筒
ａＱ内に位置する処理水パイプ（１１）の表面に経時に
伴い発生する霜結壁（熱絶縁層）の存在がある。この霜
結壁を周期的に除去せしめることにより冷却筒内におけ
る熱交換が円滑かつ活発に行われる。この発明にあって
はとの霜結壁部にコンプレッサー（１４８による冷却ガ
スの圧縮の折発生する高圧ホットガスをコンプレッサー
　＋１４＋の出口部と冷却筒（１８）入口部間のパイプ
部に分岐配管したバイパスパイプＱ９）を用いて冷却筒
内に送入する。即ち冷却装置中の冷却筒（１８）より出
た冷却ガスの温度変化を感知したサーモスタットの稼動
により、前記バイパスパイプ部に設置した電磁弁＋１９
）’の開閉操作が行われ、タイマーなどにて、例えば１
分３０秒毎に２０秒間断続的に画工ホットガスを冷却筒
０１Ｏ内に供給し、霜結壁の発生を極力阻止せしめる。

（効果） 投入槽内にてその底部より噴出する殺菌エアーおよび殺
菌された冷却処理水による殺菌、洗浄された食品より排
出され、投入槽の水面上に浮遊するアク、雑菌、その他
各種の付着物は隔壁にて区画形成された投入槽の広範囲
をカバーする隔壁の全周縁よりオーバーフローする処理
水と共に濾過槽へ向は落差を用いて浴出するので、食品
より効果的に除去された付着物は迅速かつ確実に投入槽
より排除され、洗浄後の食品を投入槽より引き上ける折
、一旦排除された付着物が食品に再付着する懸念なく、
殺菌、洗浄の効果を確実に持続せしめることができる。

又処理水の冷却効果を阻げる主要因たる冷却装置におけ
る処理水パイプと冷却ガスの熱交換部たる冷却筒内に周
期的に冷却装置の稼動時に必然的に発生する高圧ホット
ガスを冷却筒内にバイパスパイプを介して分岐回流せし
めることにてきわめて簡易な手段により、処理水パイプ
表面に付着する霜結壁の発生を抑止でき、これにて冷却
処理水の望まれる定温（０°Ｃ）内外を長期に亘って維
持でき、従来のような時間帯による食品の処理むらの発
生を未然に防止することができる。

又処理水および噴出エアーを同心状に配した二重筒から
なる殺菌装置により、同時の殺菌処置ができるだめの経
済的効果は勿論、殺菌ランプを中心とする放射照射によ
り効率的な無駄のない殺菌処理が可能となり、この効率
のよい処理水の殺菌処理は処理水の長期に亘る連続使用
が可能であり、この面でも経済的であり、又全体的装置
の小型化に大きく貢献しうる。以上この発明は生鮮食品
の品質維持のために要求される殺菌、冷却１食品の付着
物の確実な分離作業をむら々く円滑に遂行しうるので、
生鮮食品の品質、衛生管理等鮮度を保持するための要望
を幅広く、かつ確実に満足せしめうるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明を実施しだ生鮮食品の鮮度保持機の概
略正面図、第２図は処理槽の一部切欠き正面図、第３図
は同平面図、第４図より第７図は他の実施例を示す第３
図に相当する図、第８図は第７図に示す処理槽の一部切
欠き側面図、第９図は冷却装置の一部切欠き正面図、第
１０図は第９図のＡ−Ａ線における拡大切断面図である
。 図中、（１）は処理槽、（２）（２）はオーバーフ゛ロ
ー用隔壁、（３）は食品投入槽、（４１（４１は処理水
濾過槽、（５）はフィルター、（７）は樋状導材、（Ｉ
ＩＩは処理水循環パイプ、（１２１は冷却装置、（１３
１はポンプ、（１４）はコンプレッサー、（１５）は凝
縮器、（１６）はパイプ、（１８）は冷却筒、（１９１
はバイパスパイプ、し］）は殺菌装置、（２２：はエア
ーパイン、（２３）は石英内筒、（２４）は殺菌ランプ
、傷）は外筒、ｆ２１１）　Ｆｉ気泡発生器を示す。 第６図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、処理槽の中央部に処理水オーバーフロー（溢水）用
   隔壁を介して形成された食品投入槽を囲む形態にて、少
   なくとも食品投入槽の両側に処理水濾過槽を形成した処
   理槽には、食品投入槽と濾過槽間を結ぶ処理水強制循環
   パイプが、食品投入槽の底部に敷設された気泡発生器に
   は大気中に端部が連通する殺菌エアーの強制送気パイプ
   がそれぞれ配管され、中心部に殺菌灯を、その外周部に
   エアー導入用石英内筒を、さらにその外周部に処理水導
   入用外筒からなる二重筒殺菌装置部に前記両パイプをそ
   れぞれ導びくと共に、処理水循環パイプの一部に併設せ
   しめた冷却装置にあって、冷却装置の一部を構成する長
   尺の冷却筒の中心部に前記処理水パイプを貫通せしめ、
   該冷却筒には冷却装置の一部を構成するコンプレッサー
   によって発生した高圧ホットガス送気用バイパスパイプ
   を配管せしめてなる生鮮食品の鮮度保持機。