JPS633768A - 果肉様テクスチヤ−を有するゼリ−状食品の製造方法 - Google Patents

果肉様テクスチヤ−を有するゼリ−状食品の製造方法

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JPS633768A
JPS633768A JP61147115A JP14711586A JPS633768A JP S633768 A JPS633768 A JP S633768A JP 61147115 A JP61147115 A JP 61147115A JP 14711586 A JP14711586 A JP 14711586A JP S633768 A JPS633768 A JP S633768A
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JP
Japan
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milk
sample
sol
mixture
weight
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JP61147115A
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English (en)
Inventor
Yoshiharu Hatanabe
畑辺 由治
Nobuyuki Inoue
信幸 井上
Norio Ishida
典生 石田
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Meiji Seika Kaisha Ltd
Kyushu Nyugyo KK
Original Assignee
Meiji Seika Kaisha Ltd
Kyushu Nyugyo KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はゼリー状食品の製造方法に関するものであり、
殊に果肉様テクスチャーを有するゼリー状食品の製造方
法に関するものである。
(従来の技術及び問題点) 果汁や果実ピユーレ等の果実成分及び果実香料を含有し
、ゲル化剤を基質としているゼリー状食品はフルーツゼ
リーとして従来から市販されているが、この種の食品は
[I11構造的に滑かなものであり且つ食感においても
果肉とは全く異質のものであった。更に、添加されてい
る水溶性の香り成分及び呈味成分はゲル化剤により形成
された三次元網状構造内に水と共に取込まれてしまうた
めに、喫食時において香りや味の発現が充分でないと云
う点にも問題があった。
一方、特開昭57−189653号公報には、果汁類、
食物w4帷物質及びゲル化剤を基質とするゾル状混合物
を凍結し、解凍させることにより、果肉様の組織や食感
をもたらすようになされたゼリー状デザート食品が提案
されている。しかしながら、このゼリー状食品は、凍結
によってゼリー内部に粗大化氷結晶を形成させてゲル化
構造の少(とも1部を破壊した上で解凍を施したに過ぎ
ず、従って果肉特有のテクスチャーと本々しさをもたら
すには至らないものであった。
(発明の目的) 従って、本発明の目的は組織構造的にも、又食感におい
ても果肉と極めて近接したゼリー状食品の製造方法を提
供することにある。
(目的を達成するための手段) 本発明によれば、上記の目的は、発酵乳、ゲル化剤及び
2価金篤塩を基質とするゾル状混合物を均質化した後に
凍結し、解凍することを特徴とする、果肉様テクスチャ
ーを有するゼリー状食品の製造方法により達成される。
本発明方法に使用される発酵乳としては牛、水牛、馬、
ロバ、羊、山羊等の動物由来の全乳、脱脂乳又は加工乳
を原料としたものであることができ、2種又はそれ以上
の発酵乳混合物を使用することもできる。発酵乳は予め
カードを破砕して液状化してから添加され、この添加量
としてはゾル状混合物全体に対し乳蛋白質として0.1
〜0゜45重量%程度であるのが適当である。蓋し、乳
蛋白質として0.11ffi%未満では果肉様テクスチ
ャーを充分となすことが難しく一方、0.45重量%を
越えた場合には一旦均質化された蛋白ミセルが再び凝集
沈澱して果肉様のテクスチャーを消失してしまうからで
ある(後記の実験例1及び効果試験例1〜3参照)。
ゲル化剤としてはカラギーナン、フアーセレラン、ゼラ
チン、寒天又はこれらの2種もしくはそれ以上の混合物
を使用することができる。これらのゲル化剤はゾル状混
合物の凍結、解凍段階において保形性をもたらし、又発
酵乳の凝集を抑制すると共に=次元網状構造を形成して
果肉様テクスチャーを付与する機能を有している。ゲル
化剤の添加量はゾル状混合物全体に対して0.5〜1゜
7重量%程度が適当である、蓋し、0.5fi量%未満
ではゾル状混合物を凍結、解凍した際のゲル化物の固化
が充分となり難く、−方1.7ffiW%を越えた場合
にはゲル化物が堅くなり過ぎ、何れにせよ適切な果肉様
テクスチャーをもたらし1!?ないからである(後記の
実験例2及び効果試験例4〜6参照)。
2価金属塩としてはカルシウム塩、マグネシウム塩等で
あり、具体的には炭酸カルシウム、乳酸カルシウム、ビ
ロリン酸カルシウム、リン酸カルシウムや、硫酸マグネ
シウム、塩化マグネシウムを例示することができ、これ
らの2種又はそれ以上の混合物用いることもできる。こ
れら2価金属塩の添加量としては、2価金属として10
〜1001g%程度が適当である、蓋し1oIIIg%
未満では果肉様テクスチャーの付与に不充分となり、−
方1100I1%を越えた場合にも果肉様テクスチャー
が低下するからであり(後期の実験例3及び効果試験例
7および8参照)、更に過剰添加に起因して2価金属の
収斂味が発現するに至る可能性が存するからである。
本発明において、基質であるゾル状混合物の均質化は自
体慣用の装置、例えば高圧式ホモジナイザー、コロイド
ミル、超音波ホモジナイザー等を用いて実施することが
できる。
均質化させたゾル状混合物の凍結処理は一7℃以下で行
うのが有利である。何故ならば、この種のゼリー状食品
は容積BOmQ程度の半球状容器に入れられて市販に供
されるがこのような容器にゾル状混合物を充填して冷却
処理を行う場合に、中心部までの完全凍結に一5℃では
1昼夜以上を必要とするからである。尚、−7℃で約1
昼夜、−25℃で約2時間であり、冷却温度の下限条件
に格別の制限はないが、−50℃以下になすには2段圧
縮式冷凍機を用いねばならないので経済的な不利が生じ
る。解凍は完全凍結の直後においても、凍結保管後の任
意の時期においても実施することができ、解凍温度とし
ては室温以下の温度であれば任意の温度を選択すること
ができる。
(作用) 本発明方法においては、上述のように、基質としてのゾ
ル状混合物を発酵乳と、ゲル化剤と、2価金属塩とで構
成する。これら構成成分の内でゲル化剤は従来方法でも
利用されていたように三次元網状構造を呈するが、本発
明方法ではこれに発酵乳と2価金属塩とが付加され、こ
れらの3成分が相俟って果肉に近接した繊維状のテクス
チャー及びこれに伴なう食感をもたらすのである。即ち
、発酵乳中の大型化した蛋白ミセルは脂肪球と可溶性成
分を含む乳清とを包み込んだ三次元網状構造を呈してい
ることが知られているが、この大型化蛋白ミセルが、2
価金属塩から解離した2価金属イオンの存在下にゲル化
剤と共にゾル状混合物の状態で均質化されることにより
、蛋白ミセルのにループとゲル化剤との間に2価金属架
橋が形成され、更に発酵乳の蛋白ミセルによる三次元網
状構造とゲル化剤の三次元網状構造との相互網状構造が
形成され、その結果その後の凍結処理においても組織破
壊には至らない繊維性骨格がもたらされ、これが解遺後
のゼリー状食品に所望の果肉様テクスチャーを付与する
のである。
(ゼリー状食品とするための付加的成分)本発明方法は
果肉様テクスチャーを有するゼリー状食品の製造方法を
対象としており、従って基質であるゾル状混合物には当
然のことながら果汁、果実ピユーレ、果実ペースト、果
実バルブ等の果実類や果実香料類(合成エツセンス)の
少くとも1種が添加される。香味改善を目的としてブド
ウ糖、果糖、蔗糖、乳糖、麦芽糖、果糖とブドウ糖Iよ
りなる糖液、異性化乳糖、糖蜜、1−ケスドース、ニス
ドース、1β−7ラクト=フラノシール−ニスドース等
を含有するフラクトオリゴ糖等の糖類、水飴、デキスト
リン、tit、ステビア、アスパルテーム等の甘味料、
牛乳、全脂粉乳、脱脂粉乳、加糖練乳、ホエイパウダー
等の乳製品類、クエン酸、乳酸、酒石酸、リンゴ酸、ア
スコルビン酸等の酸味料、リキュール類、香料、調味料
等を添加することができ、色彩的魅力向上を目的として
天然又は合成着色料を添加することができ、又栄養強化
を目的としてビタミン類、ミネラル類、アミノ酸又はそ
の塩類を添加することができる。
更に又必要であれば、p l−1調整を目的として炭酸
水素ナトリウム、クエン酸ナトリウム、ビロリン酸カリ
ウム等の塩類を、品質安定を目的として0化等を目的と
して粉末セルロース、粉末結晶セルロース、ダイエタリ
ーファイバー等のl1t11質物質を任意に選択して添
加することができる。(ゼリー状食品製造の概要) 先ず、任意に選択されたゲル化剤を2価金元塩、糖類、
甘味料、pHW整剤、品質安定剤と共に適量の水に分散
させ、攪拌しながら加熱する。
液温が90℃以上になり完全溶解したならば、加熱を停
止し、発酵乳及び果実類や果実香料類の少なくとも1種
並びに他の添加物を添加し、全体を充分に撹拌混合すれ
ばゾル状混合物が得られる。
このゾル状混合物のpHは3.8〜5.5程度であるの
が適当である、蓋しpト13.8未満では酸味が過度と
なり、−方pH5,5を越えた場合には脱カルシウム現
象を生じ発酵乳の蛋白ミセルが可溶化して最終ゼリー状
食品に充分な果肉様テクスチャーを付与し得なくなるか
らである(後記の実験例4並びに効果試験例9及び10
参照)。このためのp)−1調整は上記のpH調整剤、
発酵乳、果実類、酸味料の使用量を調節することにより
、意図する最終ゼリー状食品の特性を′J:慮して任意
に設定することができる。
このようにして得られたゾル状混合物はホモジナイザー
、コロイドミルのような均質機により処理される。均質
化されたゾル状混合物は、食品衛生上必要であればプレ
ート式又はチューブ式熱交換機、スチームジャケット付
ステンレスタンク等を用いて加熱殺菌された後に、60
〜65℃の品温で容器に充填され密封される。
この容器は冷凍室に移され、例えば−25℃で急冷され
て内容物の凍結処理が行われる。
解凍は任意の時期に行うことができるが、例えば、上記
の冷凍室内に容器を移送した時点から該冷凍室内で20
R間保管した後に20℃で行われる。
(従来技術方法により1りられるゼリー状食品と本発明
方法により得られるゼリー状食品との比較)次に、従来
方法によるゼリー状食品と本発明方法によるゼリー状食
品とにおける組織構造的な差異について図面を参照しつ
つ説明する。
第2図は従来方法により得られるゼリー状食品の冷蔵品
において想定される組織構造を示す模式このゼリー状食
品ではゲル化剤1が全体として略均斉な三次元網状構造
を有していて、その内部に水分や水溶性成分が保持され
ている。従って、この食品を喫食した場合に食感として
は全体に極めて滑らかなものとなり、果肉様テクスチャ
ーは全く認められないことになる。
第3図は凍結及び解凍工程を経て製造された、従来方法
によるゼリー状食品において想定される組織構造を示す
模式図である。このゼリー状食品において、解凍直侵で
あれば氷結晶2が小型化しながらも残存しており、又、
凍結処理時における氷結晶の生成及びその粗大化に差が
あるためにゲル化剤1による三次元網状構造に疎!が生
じ、更に氷結晶の粗大化時にゲル化剤の三次元網状構造
の1部の破壊が生じていることも予想される。このゼリ
ー状食品においては水分又は水溶性成分とゲル化剤との
相互作用が第1図に示されるゼリー状食品における場合
よりも弱いので喫食時の食感に水々しさがもたらされ、
又ゲル化剤による三次元網状構造の少くとも1部が破壊
されていれば、この破壊部と非破壊部とにテクスチャー
の差異が生じるが、この差は僅かであるために充分な果
肉様の食感をもたらすには至らない。
−方、第1図には本発明方法により得られるゼリー状食
品において想定される組織構造の模式図が示されている
。このゼリー状食品も又凍結及び解凍工程を経て製造さ
れるためゲル化剤1による三次元網状構造に疎寥があり
、解l!1直後であれば氷結晶2が存在するのも第2図
の場合と同様である。しかしながら、このゼリー状食品
においては基質として上記ゲル化剤1の他に発酵乳や2
価金属塩が用いられているのでRe乳中の蛋白ミセル3
はゲル化剤1の三次元網状構造組織に静電気的結合し、
又、2vlB金属塩又は発酵乳中のカゼイン塩から解離
した2価金属イオンと結合して2価金属(代表としてカ
ルシウム(Ca )が示されている)架橋を形成し、こ
の架橋は更にゲル化剤1による三次元網状構造組織と結
合し相互網状構造を形成している。従って、このゼリー
状食品における三次元網状構造は第2図に示されるもの
と比較しても著しく密で且つ強い骨格を有しているので
果肉様テクスチャーをもたらす。尚、このゼリー状食品
も凍結、解凍工程を経て製造されるので、凍結時にゲル
化剤による三次元網状構造の少くとも1部が破壊されて
おり、従って水分や水溶性成分と網状構造組織との相互
作用は弱められているので食味における木々しさが損な
われることはないのである。
(実施例等) 次に、実験例、効果試験例及び実施例に関連して本発明
を更に詳細に説明する。
実験例1 撹拌下にある水600(lの中にカラギーナン89、砂
糖1509゜クエン酸ナトリウム2り、炭酸カルシウム
0.6gの混合粉末を添加し、この分散液を湯煎中で加
熱する。
93℃に上昇しカラギーナンが溶解した時点で加熱を止
め、白桃ピユーレ150q、ビーチ香料29及び蛋白質
含有率6重量%の液状発酵乳16゜7gを添加して混合
し、次いで水を添加して全体の重量を10009にWA
整する。
該ゾル状混合物を100 kg/ cm2ゲージ圧のH
A−1802型高圧式ホモジナイザー(三相機械(株)
製)にかけて均質化を行った180m1ljの容器に充
填し蓋をシールする。続いて一25℃にて20時間凍結
処理した後20”Cにて解凍を行い、品温12℃程度に
一定させる。この試料はゾル状混合物に対して乳蛋白質
として0.10重世%の発酵乳無加区である。
上記方法と同様の方法で蛋白質含有率6重量%の発酵乳
を33.3g、50(+ 、66.7(J 、75g、
83.3(1,92g添加して各種の試料を調製した。
これら各試料の乳蛋白質含有率は夫々0.2重量%、0
.3重量%、0.4重量%、0゜45重量%、0.50
重量%、0.555重量となる。また対照として発酵乳
を加えない区も設ける。
各試料のゲル強度及び外観の官能評価結果を第1表に示
す。
第1表 測定条件、不動工業製レオメータ−1侵入捧移動速度2
0CIl/醜in、侵入棒形状  ・ 効果試験例1 発酵乳の蛋白含有率0.3重量%の試料と発酵乳無添加
の試料(共に実験例1による)を30人の専門家パネル
を用いて二者択一選択による嗜好調査を行った結果、白
桃の果肉らしさでは0.3重世%試料を支持した者25
名、発酵乳無添加試料を支持した者5名であり、美味し
さでは0.3重量%試料を支持した者27名、発酵乳無
添加試料を支持した者3名であり、いずれも危険率5%
で0.3重量%の試料が有意に好評であった。
効果試験例2 発酵乳の蛋白含有率0.3重口%の試料と0゜455重
量の試料(共に実験例1による)とを効果試験例1と同
様の方法で嗜好調査を行った結果、白桃の果肉らしさで
は0.3重量%試料を支持した者20名、0.45重量
%の試料を支持した者10名であり、美味しさでは0.
311%試料を支持した者17名、0.45重分%の試
料を支持した者13名でありいずれも危険率5%で両試
料間に有意差はなかった。
勿」じ(緻[3 発酵乳の蛋白含有率0.3!1uffi%の試料と0゜
50重量%の試料(共に実験例1による)とを効果試験
例1と同様の方法で嗜好調査を行った結果、白桃の果肉
らしさては0.3ffiffi%試料を支持した者26
名、0.50重口%の試料を支持した者4名であり、美
味しさでは0.3重量%の試料を支持した者26名、0
.50Lffi%の試料を支持した者4名であり、いず
れも危険率5%で0.3重量%の試料が有意に好評であ
った。
実験例2 実験例1の方法と同様に撹拌下にある水6009の中に
カラギーナン2.!M、砂糖150g、クエン酸ナトリ
ウム2g、炭酸カルシウム0.69の混合粉末を添加し
て加熱溶解した後に、白桃ピユーレ150(+、ピーチ
香料2g及び蛋白質含有率6重量%の発酵乳50gを添
加して混合し、次いで水を添加して全体の重量を100
0aに調整する。さらに実験例1と同様の方法で均質化
、充填、凍結、解凍を行い、品温12℃Pi1度に−定
させる。この試料はゾル状混合物に対してカラギーナン
0.255重量を含有し、又、J’i!醇乳は乳蛋白質
として0.3重ffi%を含有しており、これを試料1
とする。
以下、カラギーナンと発酵乳の添加量を変えて上記方法
と同様の方法で試料2.3.4.5.6゜7.8.9の
8種の試料を′:A製した。これらの試料2〜9におけ
るカラギーナン添加量は夫々59゜8;l、13a、1
7(1,17g、19g、21g。
21gであり、発酵乳添加量は夫々50q、50q、5
0v、50(1,75p、5C)o、50o。
100gであり、従ってこれら各試料のカラギーナン含
有率は夫々0.5重量%、0.8重量%、°  1.3
重量%、1.7重量%、1.7重量%、1゜9重量%、
2.1重量%、2.1重量%となり発酵乳は乳蛋白質と
して0.3重量%、0.3重量%、0.3重量%、0.
3重量%、0.45重量%、0.3重量%、0.3重量
%、0.6重量%となる。
各試料のゲル強度及び外観の官能評価結果を第2表に示
す。
第2表 く測定条件は第1表と同一条件) 効果試験例4 試料3と試料50両試料(共に実験例2による)につき
効果試験例1と同様の方法で嗜好調査を行った結果、白
桃の果肉らしさ、美味しさとも試料3を支持した者19
名、試料5を支持した者11名であり、いずれも危険率
5%で両試料間に有意差がなかった。
効果試験例5 試料3と試料6の両試n(共に実験例2による)につき
効果試験例1と同様の方法で嗜好調査を行った結果、白
桃の果肉らしさでは試料Sを支持した者17名、試料6
を支持した者13名であり、美味しさでは試料〆り、3
を支持した者(18名)。
、試料丞ノヂ6を支持した者12名であり、危険率5%
で両試料間に有意差は認められなかった。
効果試験例6 試料3と試料7の両試料(共に実験例2による)につき
効果試験例1と同様の方法で嗜好調査を行った結果、白
桃の果肉らしさ、美味しさとも試料3を支持した者28
名、試料7を支持した者2であり、いずれも危険率5%
で試料7が有意に不評であった。
実験例3 実験例1の方法と同様に撹拌下にある水600g中にカ
ラギーナン8g、砂糖150g、クエン酸ナトリウム2
g、炭酸カルシウム0.259の混合゛粉末を添加して
加熱溶解した後に、白桃ピユーレ150g、ビーチ香料
29、蛋白質含有率6重量%の発酵乳50oを添加して
混合し、次いで水を添加して全体の重量を1000(l
にvA整する。
更に実験例1と同様の方法で均質化、充填、凍結、解凍
を行い、品温12℃程度に一定させる。
この試料はカルシウムとして10I119%を含有して
いる。
上記方法と同様な方法で炭酸カルシウムを0゜75(+
、1.25g、2.5g、5.09,10゜09、添加
した試料を調製したが、これらのカルシウム含有率は夫
々3011(1%、50I1g%、1002%、200
nz%、400119%となる。
また対照として炭酸カルシウムを加えない区も設ける。
各試料のゲル強度及び外観を第3表に示す。
第3表 測定条件:第1表と同− 効果試験例7 カルシウム含有率101g%の試料とカルシウム無添加
の試料(共に実験例3による)につき効果試験例1と同
様の方法で嗜好調査を行った結果、白桃の果肉らしさて
はカルシウム含有率10m g%の試料を支持した者2
2名、カルシウム無添加試料を支持した者8名であり、
美味しさではカルシウム含有率101m9%の試料を支
持した者24名、カルシウム無添加試料を支持した者6
名であり、いずれも危険率5%でカルシウム含有率10
mg%試料が有意に好評であった。
効果試験例8 カルシウム含有率100m+;+%の試料と200■9
%の試料(共に実験例3による)につき効果試験例1と
同様の方法で嗜好調査を行った結果、白桃の果肉らしさ
ては1100I1%の試料を支持した者24名、200
mg%の試料を支持した者6名であり美味しさでは10
0z%の試料を支持した者27名、200II19の試
料を支持した者3名でり、いずれも危険率5%でカルシ
ウム含有率100mg%の試料が有意に好評であった。
実験例4 実験例1の方法と同様に、撹拌下にある水600gの中
にカラギーナン8g、砂糖150(+、クエン酸ナトリ
ウム29、炭酸カルシウム0.69の混合粉末を添加し
て加熱溶解した後に、白桃ピユーレ150g、ビーチ香
料2g、蛋白質含有率6重量%の発酵乳50gを添加し
て混合し、次に水を添加して全体の重量を1000gに
調整する。
更に実験例1と同様の方法で均質化、充填、凍結、解凍
を行い、品温12℃程度に一定させる。この試料のp 
Hは4.8である。また上記方法と同様にカラギーナン
8g、砂糖150(]、クエン酸ナトリウム29、炭酸
カルシウム0.6(7の混合粉末を加熱溶解後、該ゾル
状混合物を10%水酸化ナトリウム水溶液にてDHを5
.5及び6.0に調整を行ってから水を添加して全体の
ff1ffiを1000gに調整する。以下上記方法と
同様の方法で均質化、充填、凍結、解凍を行い、試料を
調製した。次に上記方法と同様の方法でカラギーナン8
9、砂糖225+7、クエン酸ナトリウム2Q、炭酸カ
ルシウム0.69の混合粉末を加熱溶解後、該ゾル状混
合物を20%クエン酸水溶液にてp)Iを3.5及び3
.8に調整を行ってから水を添加して全体の重量を10
00gに調整する。以下、上記方法と同様の方法で均質
化、充填、凍結、解凍を行い試料を調製した。各試料の
ゲル強度及び外観の官能評IiI!i結果を第4表に示
す。
第4表 測定糸1’j、:第1表と同一 効果試験@9 pH3,8の試料とpH3,5の試料(共に実験例4に
よる)につき効果試験例1と同様の方法で嗜好調査を行
った結果、白桃の果肉らしさではpH3,8の試料を支
持した者24名、p H3゜5の試料を支持した者6名
であったが、美味しさではpH3,8の試料を支持した
者が28名、pH3,5の試料を支持した者2名であっ
た。
美味しさではpH3,5の試料は酸味が強過ぎたために
評価が低くなったものであり、いずれも危険率5%でp
 H3,8の試料が有意に好評であった。
効果試験例10 pH5,5の試料とpH16,0の試料(共に実験例4
による)につき効果試験例1と同様の方法で嗜好調査を
行った結果、白桃の果肉らしさ、美味しさともp)15
.5の試料を支持した者26名、pH16,0の試料を
支持した者4名であり、いずれも危険率5%でpH5,
5の試料が有意(好評であった。
衷t1M区 実験fA1の方法と同様に撹拌下にある水600gの中
にカラギーナン8(1、砂糖150g、クエン酸ナトリ
ウム29、炭酸カルシウム0.6(lの混合粉末を添加
して加熱溶解した後に、白桃ピユーレ150!11、ビ
ーチ香料2a、蛋白質含有率6重量%の発酵乳50(+
を添加して混合し、次いで水を添加して全体の重量を1
000(lに調整する。
更に実験例1と同様の方法で均質化、充填を行い一5℃
、−7℃及び−25℃で20時間凍結処理した後20℃
にて解凍を行い品温12℃程度に一定させる。
各試料のゲル強度及び外観の官能評価結果を第5表に示
す。
第5表 測定条件:第1表と同− 旌Rum@ にL 凍結温度−25℃と一5℃の試料(共に実験例5による
)につき効果試験例1と同様の方法で嗜好調査を行った
結果、白桃の果肉らしさ、美味しさとも一25℃の試料
を支持した者28名、−5℃の試料を支持した者2であ
り、いずれも危険率5%で凍結温度−25℃の試料が有
意に好評であった。
!m1M1 (ゾル状混合物配合) 成   分             重  量%脱脂
発酵乳        6.0 カラギーナン       0.8 炭酸カルシウム      0.06 乳酸カルシウム      0.07 クエン酸ナトリウム    0.20 ビロリン酸カリウム    0.04 砂   糖             15.0白桃ピ
ユーレ      15.0 ビーチ香料        0.2 水                   62. 6
3上記脱脂発酵乳は脱脂粉乳を還元して調製した脱脂加
工乳を乳酸菌にて発酵させたものであり、乳蛋白質を6
!!!1m%含有している。
カラギーナン、クエン酸ナトリウム、ビロリン酸カリウ
ム、炭酸カルシウム、乳酸カルシウム、砂糖を上記配合
表に従い秤量後、混合し、撹拌下にある水中に分散させ
、この分散液を湯煎中で液温か93℃に上昇しカラギー
ナンが完全に溶解するまで加熱する。次いで加熱を止め
て予め上記配合表に従い秤量した脱脂発酵乳、白桃ピユ
ーレ、ビーチ香料を添加し、80℃に加温した接水にて
重囲vA整を行う。該ゾル状混合物をゲージ圧15Q 
kg/ cs2の高圧式ホモジナイザーにかけて均質化
させた後、63℃に冷却し、80m(2の容器内に充填
し蓋をシールする。次に一25℃で6時間凍結処理した
後に室温下に解凍して品温12℃に一定させた。尚、上
記80℃に加温した後、水にて重量調整を行った該ゾル
状混合物を一部採取し常温に戻した侵にpHを測定した
結果は4.9であった。
効果試験例12 a)対照試料の調製 (ゾル状混合物配合) 成    分               重量%カ
ラギーナン        O18 結晶セルロース       0.4 炭酸カルシウム       0,06乳酸カルシウム
       0,07クエン酸ナトリウム     
0.20ビロリン酸ナトリウム    0.04砂  
   糖             15.0白桃ピユ
ーレ       15.0 ビーチ香料         0.2 水                   68. 2
3カラギーナン、結晶セルロース、クエン酸ナトリウム
、ビロリン酸カリウム、炭酸カルシウム、乳酸カルシウ
ム、砂糖を上記配合表に従い秤量後、配合し、撹拌下に
ある水中に分散させ、この分散液を湯煎中で液温が93
℃に上昇しカラギーナンが完全に溶解するまで加熱する
。次いで加熱を止めて予め上記配合表に従い秤量した白
桃ピユーレ、ビーチ香料を添加し80℃に加温した浸水
にて重11整を行う。該ゾル状混合物を実施例1と同様
の方法で均質化、充填、凍結、解凍して品温12℃に一
定させ、対照試料を調製した。この対照試料につき実施
例1と同様にしてp )−1を測定した結果は5.1で
あった。
b)比較試験 実施例1で得た試料及び上記の対照試料につきゲル強度
を測定し、又3o名の専門家パネルを用いて二者択一選
択による嗜好調査を行った結果を第6表に示す。
第6表 測定条件:第1表と同一 実施例1の試料は対照試料に対して、白桃の果肉らしさ
、美味しさ共に危険率5%で有意に好評であった。
衷1」LL (ゾル状混合物配合〉 成   分                   重
量%全脂発酵乳          1.0脱脂発酵乳
          1.2カラギーナン      
   1.2乳酸カルシウム        0.28
塩化カリウム         0.04クエン酸ナト
リウム      0.06果糖ぶどう糖液糖    
  18.0砂     糖            
     3.0結晶クエン酸         o、
i。
梨  香  料                0.
25水                      
74. 87上記全脂R醇乳は牛乳を乳酸菌で発酵させ
たものであり、乳蛋白質を3mm%含有している。また
、脱脂J!酵乳は脱脂粉乳を還元して調製した加工脱脂
乳を乳酸菌で発酵させたものであり、乳蛋白質を6重量
%含有している。
カラギーナン、塩化カリウム、クエン酸ナトリウム、乳
酸カルシウム、砂糖、果糖ブドウ糖液糖を上記配合表に
従い秤量後、混合し、撹拌下にある水中に分散させ、こ
の分散液を湯煎中で液温が93℃に上昇しカラギーナン
が完全に溶M するまで加熱する。次いで加熱を止めて
予め上記配合表に従い秤量した全脂発酵乳、脱脂発酵乳
、結晶クエン酸、梨香料を添加し、80℃に加温した浸
水にて重重調整を行う。
該ゾル状混合物をゲージ圧50 ’Kg/ cm2の高
圧式ホモジナイザーにかけて均質化処理する。次に該ゾ
ル状温合物をプレート式熱交換機〔岩廿機械工業(株)
!J)に通じ85℃にて10秒間加熱した侵直ちに63
℃まで冷却し、80mQ容器に充填して蓋をシールする
次に一10℃で2Or!!1間凍結処理した後に室温下
に自然解凍させた。この試料につき実施例1と同様にp
ト1を測定した結果は4.3であった。
(発明の効果) 従来方法によればゲル化剤を基質としてゾル状混合物が
調製されて来たが、本発明方法では発酵乳、ゲル化剤及
び2価金属塩を基質としてゾル状混合物をTA製し、こ
れを均質化させているために、これがゲル化する場合に
上記構成成分が相乗的に作用して比較的丈夫な三次元網
状構造を形成し、又その侵の凍結及び解凍工程を通じて
上記の三次元網状構造に疎密がもたらされると共に水分
や水溶性成分とこの粗密化三次元網状構造組織との相互
作用が弱められ、その結果前者によれば、果肉に極めて
近いテクスチャーが生じ、−方後者によれば木々しきが
もたらされるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法により製造されるゼリー状食品の想
定組織構造を略示する模式図であり、第2及び第3図は
それぞれ従来方法により製造されるゼリー状食品の想定
組織構造を略示する模式図である。 1・・・ゲル化剤、2・−・氷結晶、3・・・蛋白ミセ
ル。 第1図 第2図       第3図

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)発酵乳、ゲル化剤及び2価金属塩を基質とするゾ
    ル状混合物を均質化した後凍結し、解凍することを特徴
    とする、果肉様テクスチャーを有するゼリー状食品の製
    造方法。
  2. (2)ゾル状混合物が発酵乳を乳蛋白質成分として0.
    1重量%〜0.45重量%程度含有するものであること
    を特徴とする、特許請求の範囲第1項に記載の製造方法
  3. (3)発酵乳が動物由来の全乳、脱脂乳又は加工乳を原
    料とした発酵乳もしくはそれら2種以上の混合物である
    ことを特徴とする、特許請求の範囲第1項に記載の製造
    方法。
  4. (4)ゲル化剤がカラギーナン、フアーセレラン、ゼラ
    チン又は寒天もしくはそれらの2種以上の混合物であり
    、ゾル状混合物の中に0.5重量%〜1.7重量%程度
    含有されていることを特徴とする、特許請求の範囲第1
    項に記載の製造方法。
  5. (5)2価金属塩がカルシウム塩、マグネシウム塩等も
    しくはそれら2種以上の混合物であり、ゾル状混合物の
    中に2価金属として10mg%〜100mg%程度含有
    されていることを特徴とする、特許請求の範囲第1項に
    記載の製造方法。
  6. (6)ゾル状混合物のpHが3.8〜5.5の範囲内で
    あることを特徴とする、特許請求の範囲第1項に記載の
    製造方法。
  7. (7)凍結を−7℃以下の温度で行うことを特徴とする
    、特許請求の範囲第1項に記載の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08173062A (ja) * 1994-12-28 1996-07-09 Ina Food Ind Co Ltd 食品具材及びその製造方法
JP2002209533A (ja) * 2001-01-22 2002-07-30 Nisshin Foods Kk カルシウム含有ゲル状デザート用ミックス

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08173062A (ja) * 1994-12-28 1996-07-09 Ina Food Ind Co Ltd 食品具材及びその製造方法
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