JPS6337675Y2 - - Google Patents

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JPS6337675Y2
JPS6337675Y2 JP3391784U JP3391784U JPS6337675Y2 JP S6337675 Y2 JPS6337675 Y2 JP S6337675Y2 JP 3391784 U JP3391784 U JP 3391784U JP 3391784 U JP3391784 U JP 3391784U JP S6337675 Y2 JPS6337675 Y2 JP S6337675Y2
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JP
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door
insulating door
heat
heat insulating
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JP3391784U
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JPS60146297U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (考案の技術分野) この考案は各種の炉や高温物品の保温室の断熱
扉装置に関するものである。
(考案の技術的背景とその問題点) 近年、省エネルギー対策は社会的なニーズとな
つており、各分野で種々検討がなされているが、
特に熱鋳片等の高温物品を種々のラインに通して
製品を作る分野においては、加熱炉において加熱
された高温物品を次工程に送る際になるべく熱を
逃がさないようにするために、高温物品を保温室
に入れて次工程に輸送することが行われている。
前記保温室は、断熱材で構成されており、この
保温室の側面には高温物品を出し入れするための
物品出し入れ口が開口され、この前記物品出し入
れ口は断熱扉で覆われている。前記断熱扉は、従
来、剛構造のものとされており、この断熱扉は、
高温物品の出し入れ時に、上方にはねあげられる
か、あるいは下方に倒伏されて保温室の下に引込
まれるようになつている。
しかしながら、上記剛構造の断熱扉を使用する
従来の断熱扉装置は、断熱扉が剛構造のものであ
るために、断熱扉の重量が大きく、従つてその開
閉機構の大がかりなものとなるという問題をもつ
ていた。
そこで最近では、断熱扉を耐熱クロスからなる
可撓性のものとし、この断熱扉を物品出し入れ口
の上部から垂れ下げて出し入れ口を覆い、高温物
品の出し入れ時に断熱扉を吊上げて物品出し入れ
口を開放することが考えられているが、このカー
テン式の断熱扉装置は、断熱扉を耐熱クロス製の
ものとしているために重量が軽く、従つてその開
閉機構も簡単である反面、この断熱扉装置は、断
熱扉をワイヤロープなどの扉引上索で引上げて断
熱扉を開放させる構成となるために、開閉の繰返
しで断熱扉の引上索取付け部が疲労し、断熱扉の
寿命を永く保てないという問題があつた。
すなわち、断熱扉を開放させる扉引上索は、断
熱扉にその略全幅にわたつて設けた引上索取付部
材に取付けられており、従つて断熱扉は引上索の
巻上げにより引上索取付部材を引上げられてこの
部分で折曲げられた状態で吊上げ開放されるが、
このとき断熱扉が引上索取付部材の取付け部分に
おいて鋭角的に折れ曲がるために、扉の開閉の繰
返しで断熱扉が疲労し、断熱扉が引上索取付部材
の取付け部分において簡単に破断してしまうこと
になり、特に高温物品の温度が高い場合には、高
温下での屈曲の繰返しで断熱扉が急速に疲労して
簡単に破損してしまうことになる。
(考案の目的) この考案は上記のような実情にかんがみてなさ
れたものであつて、その目的とするところは、断
熱扉として耐熱クロス製のものを使用し、これを
引上索による引上げにより屈曲状態で吊上げ開放
させるようにしたものでありながら、断熱扉の鋭
角的な屈曲を防いでその疲労を少なくし、断熱扉
の寿命を永く維持することができるようにした断
熱扉装置を提供することにある。
(考案の概要) すなわち、この考案は、耐熱クロスからなる断
熱扉を前記出し入れ口にその上部から垂れ下げる
とともに、この断熱扉にその略全幅にわたつて設
けた引上索取付部材に断熱扉引上げ用引上索を取
付け、かつ前記引上索取付部材は、断熱扉をはさ
んで互いに固定された内外一対の横材で構成する
とともに、この一対の横材を、円筒状または半円
筒状のものとした構成のものである。
(考案の実施例) 以下、この考案の一実施例を図面を参照して説
明する。
第1図は断熱扉装置の概略を示したもので、図
中1は保温室であり、この保温室1の周壁及び天
井2と床3は断熱材で構成されている。4は前記
保温室の側面に開口された物品出し入れ口を覆う
耐熱クロス製の断熱扉であり、この断熱扉4は、
その上端を保温室1の天井部側面に扉固定部材2
0によつて固定され、前記物品出し入れ口にその
上部から垂れ下げられている。なお、前記耐熱ク
ロスとしては、アルミノボロシリケート繊維のク
ロス(例えば米国スリーエム社製のネクステルク
ロス)や、シリカ質繊維のクロス(例えば米国ヒ
トコ社製のリフラジルクロス)等がある。5は上
記断熱扉4に取付けられた引上索取付部材であ
り、この実施例では前記引上索取付部材5は上下
2段に設けられている。この引上索取付部材5
は、断熱扉4にその略全幅にわたつて水平に設け
られている。6は前記断熱扉4の各引上索取付部
材5にそれぞれ連結されたワイヤロープまたはチ
エーンなどからなる2本の断熱扉引上げ用引上索
であり、この引上索6は、それぞれ保温室1の側
方上部に適当間隔で設けられた案内滑車7を介し
て保温室上部の巻上機構(例えば引上索巻取ドラ
ムとその駆動モータで構成する)8に連結されて
いる。
この断熱扉装置は、前記巻上機構8による扉引
上索6の巻上げにより、この引上索6で引上索取
付部材5を引上げて断熱扉4を開放するもので、
前記断熱扉4は、引上索取付け部材5の取付け部
分およびその中間部において折曲して第1図に鎖
線で示すように吊上げ開放されるようになつてい
る。
ところで、この場合、断熱扉4が引上索取付け
部材5の取付け部分において鋭角的に折れ曲がる
と、前述したように断熱扉4がその開閉の繰返し
で疲労し、断熱扉4が引上索取付部材5の取付け
部分において簡単に破断してしまうことになる。
そこで、この断熱扉装置においては、前記断熱
部材4を次のような構成として断熱部材4の屈曲
の繰返しによる疲労を少なくおさている。
すなわち、第2図は前記断熱扉4の引上索取付
け部分を拡大して示したもので、断熱扉4は2枚
の耐熱クロスを重ねた二重構造とされている。前
記引上索取付部材5は、断熱扉4をはさんで互い
に固定された内外一対の横材9,10で構成され
ている。この一対の横材9,10は、半径20mm〜
100mmの耐熱鋼製パイプからなる円筒状のものと
されており、この両横材9,10は耐熱クロスか
らなる帯状の当て材13,14を介して断熱扉4
を挟持し、引上索連結環11aを有する連結ボル
ト11とナツト12とによつて締結固定されてい
る。そして扉引上索6は、前記連結ボルト11の
引上索連結環11aに連結されている。なお、前
記扉引上索6は断熱扉4の幅方向の複数箇所に扉
開放時に断熱扉4をたわませない程度の間隔で取
付けられており、一対の横材9,10は各引上索
取付け部において前記連結ボルト11及びナツト
12により締結されている。
しかして、前記引上索取付部材5を上記のよう
な構成とすれば、断熱扉4を吊上げ開放させたと
きに引上索取付部材5の取付け部分で屈曲する断
熱扉4は円筒状の円筒状の横材9,10のうち内
側の横材10の外周面に沿つて緩やかなカーブで
屈曲することになり、従つて断熱扉4が鋭角的に
折れ曲がることはないから、開閉の繰返しによる
断熱扉4の疲労はわずかで、高温下での使用にお
いても断熱扉4の損傷を防いでその寿命を永く維
持することができる。また、断熱扉4の開閉途中
は連結ボルト11が引上索6に吊られた状態で斜
めになるために、断熱扉4が横材9,10から第
2図に矢印で示すような力を受けて連結ボルト1
1より上側では内側に、連結ボルト11より下側
では外側に屈曲するが、この場合でも上記一対の
横材9,10が円筒状であるために、断熱扉4が
鋭角的に折れ曲がることはない。
なお、上記実施例では断熱扉4と横材9,10
との間に当て材13,14を介在させているが、
この当て材はなくてもよく、また連結ボルト11
による横材9,10の締結部分にだけ設けてもよ
い。
第3図はこの考案の他の実施例を示したもの
で、この実施例は、引上索取付部材5を構成する
一対の横材15,16を半径20mm〜100mmの半円
筒状のものとし、この横材15,16を連結ボル
ト18と引上索連結環17を取付けたナツト19
によつて締結したものである。なお、この実施例
のように横材15,16を半円筒状のものとする
場合は、横材の強度が不足しやすいから、横材1
5,16を必要に応じて適当な補強材で補強する
のが望ましい。
なお、上記実施例では、円筒状の横材9,10
または半円筒状の横材15,16を真円筒状のも
のとしているが、これら横材は必ずしも真円筒状
のものでなくてもよく、例えば楕円筒状のものと
したり、平面を部分的に含む円筒状のものとして
もよい。また、上記横材は少なくとも断熱扉4と
接する面の曲率が20mm以上あればよい。さらに、
上記実施例では保温室の断熱扉装置について説明
したが、この考案は、保温室のほかに加熱炉等の
各種炉の物品出し入れ口に設けられる断熱扉装置
にも適用することができることはもちろんであ
る。
(考案の効果) この考案によれば、断熱扉として耐熱クロス製
のものを使用し、これを引上索による引上げによ
り屈曲状態で吊上げ開放させるようにした断熱扉
装置でありながら、断熱扉の鋭角的な屈曲を防い
でその疲労を少なくし、断熱扉の寿命を永く維持
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図はこの考案の一実施例を示す
断熱扉装置の概略断面図及び断熱扉の引上索取付
け部分の断面図、第3図はこの考案の他の実施例
を示す断熱扉の引上索取付け部分の断面図であ
る。 4……断熱扉、5……引上索取付部材、6……
引上索、8……巻上機構、9,10,15,16
……横材、11,18……連結ボルト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 炉や保温室の側面に開口された物品出し入れ
    口に設けられる断熱扉装置において、耐熱クロ
    スからなる断熱扉を前記出し入れ口にその上部
    から垂れ下げるとともに、この断熱扉にその略
    全幅にわたつて設けた引上索取付部材に断熱扉
    引上げ用引上索を取付け、かつ前記引上索取付
    部材は、断熱扉をはさんで互いに固定された内
    外一対の横材で構成するとともに、この一対の
    横材を、円筒状または半円筒状のものとしたこ
    とを特徴とする断熱扉装置。 (2) 横材は、断熱扉と接する面の曲率半径が20mm
    以上のものであることを特徴とする実用新案登
    録請求の範囲第1項記載の断熱扉装置。
JP3391784U 1984-03-09 1984-03-09 断熱扉装置 Granted JPS60146297U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3391784U JPS60146297U (ja) 1984-03-09 1984-03-09 断熱扉装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3391784U JPS60146297U (ja) 1984-03-09 1984-03-09 断熱扉装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60146297U JPS60146297U (ja) 1985-09-28
JPS6337675Y2 true JPS6337675Y2 (ja) 1988-10-05

Family

ID=30536807

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3391784U Granted JPS60146297U (ja) 1984-03-09 1984-03-09 断熱扉装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS60146297U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003056986A (ja) * 2001-08-09 2003-02-26 Furukawa Electric Co Ltd:The 溶解炉の燃焼排ガス中に含まれるダイオキシン類を低減する方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003056986A (ja) * 2001-08-09 2003-02-26 Furukawa Electric Co Ltd:The 溶解炉の燃焼排ガス中に含まれるダイオキシン類を低減する方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS60146297U (ja) 1985-09-28

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