JPS63374B2 - - Google Patents

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JPS63374B2
JPS63374B2 JP54047139A JP4713979A JPS63374B2 JP S63374 B2 JPS63374 B2 JP S63374B2 JP 54047139 A JP54047139 A JP 54047139A JP 4713979 A JP4713979 A JP 4713979A JP S63374 B2 JPS63374 B2 JP S63374B2
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JP
Japan
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waste gas
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fluidized bed
aqueous
reactor
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Application number
JP54047139A
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English (en)
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JPS5520286A (en
Inventor
Nikorai Andaasen Jon
Beru Nooman
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KAIZAA ARUMINAMU ANDO CHEM CORP
Original Assignee
KAIZAA ARUMINAMU ANDO CHEM CORP
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Filing date
Publication date
Application filed by KAIZAA ARUMINAMU ANDO CHEM CORP filed Critical KAIZAA ARUMINAMU ANDO CHEM CORP
Publication of JPS5520286A publication Critical patent/JPS5520286A/ja
Publication of JPS63374B2 publication Critical patent/JPS63374B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C25ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PROCESSES; APPARATUS THEREFOR
    • C25CPROCESSES FOR THE ELECTROLYTIC PRODUCTION, RECOVERY OR REFINING OF METALS; APPARATUS THEREFOR
    • C25C3/00Electrolytic production, recovery or refining of metals by electrolysis of melts
    • C25C3/06Electrolytic production, recovery or refining of metals by electrolysis of melts of aluminium
    • C25C3/08Cell construction, e.g. bottoms, walls, cathodes
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01BNON-METALLIC ELEMENTS; COMPOUNDS THEREOF; METALLOIDS OR COMPOUNDS THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASS C01C
    • C01B7/00Halogens; Halogen acids
    • C01B7/19Fluorine; Hydrogen fluoride
    • C01B7/191Hydrogen fluoride
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01FCOMPOUNDS OF THE METALS BERYLLIUM, MAGNESIUM, ALUMINIUM, CALCIUM, STRONTIUM, BARIUM, RADIUM, THORIUM, OR OF THE RARE-EARTH METALS
    • C01F7/00Compounds of aluminium
    • C01F7/48Halides, with or without other cations besides aluminium
    • C01F7/50Fluorides
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02CCAPTURE, STORAGE, SEQUESTRATION OR DISPOSAL OF GREENHOUSE GASES [GHG]
    • Y02C20/00Capture or disposal of greenhouse gases
    • Y02C20/30Capture or disposal of greenhouse gases of perfluorocarbons [PFC], hydrofluorocarbons [HFC] or sulfur hexafluoride [SF6]
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S423/00Chemistry of inorganic compounds
    • Y10S423/09Reaction techniques
    • Y10S423/16Fluidization

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、電解アルミニウム還元系で発生する
消耗および廃物質に対する改良された熱加水分解
法に関する。さらに詳細には、本発明は弗化物を
含む廃物質仕込みの流動化をO2含量が少なくと
も約90容量%のO2含有ガスを使用することによ
り行う熱加水分解法に関する。 電解アルミニウム還元系で発生する消耗および
廃物質の熱加水分解は、米国特許願第855506号明
細書(米国特許第4113832号)に記載されている。
記載されている方法は、消耗アルミニウム還元電
解槽ライニングおよび他の弗化物含有廃物質たと
えば床清浄物(sweepings)、通路清浄物
(cleanings)および還元槽廃ガススクラビング系
からの廃アルミナを流動床反応器で熱加水分解す
ることを包含する。流動化および熱加水分解は
NaFおよびHF含有廃ガスを発生させ、そのガス
からNaFが回収され、HF成分を含むNaF不含ガ
スはAlF3製造および(または)無水HFの製造に
使用される。熱加水分解のクリンカー生成物は本
質的にNa2O・XAl2O3であり、これはたとえば
周知のバイヤー法によりAl2O3およびNa2O源と
して使用される。この方法では、NaFもまたHF
も生成するが、しかし廃ガスのHF含量はNaFの
同時発生のためにまた廃物質仕込みに対する流動
化媒体として空気が使用されるので比較的低い。
廃ガス中でHFが希薄であるため、別の流動床反
応器でHFとAl2O3との接触により製造される
AlF3生成物は、約13〜20重量%付近のAlF3含量
を有する。 米国特許願第910416号明細書(1978年5月30日
出願、特開昭54−155997号公報参照)には、上記
方法の改良が記載されている。この特許願では、
流動化および熱加水分解が行われる熱加水分解反
応器に反応器のフリーボード(freeboard)領域
で「ひろがつた」反応帯域が設けられる。延長さ
れた反応帯域では、気相Na含有化合物たとえば
NaFおよびNa2Oが比較的微細なAl2O3源と水蒸
気の存在下で接触せしめられ、揮発NaFのHFへ
の本質的に完全な変換およびまた揮発Na2Oと
Al2O3とのひろがつた反応によるNa2O・XAl2O3
の生成がもたらされる。この改良法は、延長され
た反応帯域におけるNaF成分のHFへの変換に基
いてHF含量がかなり増大したNaFを本質的に含
まない廃ガスを提供する。廃ガス中のこのより高
いHF含量は、従来法に比較して廃ガスを無水
HFおよび(または)AlF3の製造により適当なら
しめる。しかしながら、廃物質の炭素含量の燃焼
により生じる廃ガスのCO2含量、熱加水分解反応
を完結させるために必要な過剰の水蒸気および燃
焼に使用される空気と共に導入される多量の窒素
のために、HFは依然としてかなり希薄である。 流動媒体としておよび廃物質仕込みの炭素含量
の燃焼源として少なくとも90容量%のO2を含有
する流れを使用することにより、熱加水分解廃ガ
スのHF含量をかなりの程度さらに増大出来るこ
とが新たに見い出された。比較的微細なAl2O3
を廃ガスの揮発Na成分と接触させるひろがつた
反応帯域概念と共に、これらの目的に対して本質
的に窒素を含まない流れを用いると、Na不含廃
ガスのHF含量の増大は300%を越える。後で分
るように、この廃ガスは従来技術法に比較して何
分の1かの所要エネルギーで少なくとも約85重量
%のAlF3を含有するAlF3生成物および(または)
高濃縮HFを製造するのに容易に使用することが
出来る。 電解アルミニウム還元系で発生するような炭素
含有消耗および廃物質から弗化物分を回収するた
めの改良方法は、これらの物質を流動床反応器で
水蒸気の存在下で熱加水分解することにより提供
される。この方法では、流動床での反応によつて
発生したHF、水蒸気および気化したNaFの如き
ガスが流動床から立ち昇る。これらのガスが反応
器の流動床の床の表面から反応器の頂部までひろ
がつている開放部分で微細に粉砕されたアルミナ
又はそれと同等のものと接触する。この接触によ
り後述する反応が起る。かくして反応器の流動床
の床の表面から反応器の頂部までひろがつた開放
部分に「ひろがつた」反応帯域が形成される。こ
のように、流動床反応器には反応器の流動床の上
のフリーボード領域でひろがつた反応帯域が設け
られ、そこで揮発Na含有化合物たとえばNaFお
よびNa2Oが比較的微細なAl2O3源と水蒸気の存
在下で接触せしめられる。この、ひろがつた反応
は、HF含量が増大したNaFを本質的に含まない
廃ガスを与える。このHF含量は、廃物質仕込み
の流動化およびその炭素含量の燃焼に対して導入
される媒体が少なくとも約90容量%のO2含量を
有するO2含有ガスである本発明の改良法により
さらに増大させることが出来る。この流動化およ
び燃焼媒体からのN2希釈剤の低減により、廃ガ
スのHF含量は相当程度増大し、少なくとも約85
重量%のAlF3含量のAlF3生成物の製造が可能に
なる。廃ガスのHF含量がかなり増大されるため
に、高濃縮HFの製造を、流動化および炭素燃焼
媒体として空気を使用する系で必要なよりもかな
り低いエネルギー入力で進行させることが出来
る。 図面は、電解アルミニウム還元系により発生す
る消耗および廃物質の熱加水分解を概略的に示
す。流動床およびひろがつた反応帯域で熱加水分
解により発生したHFは、冷却および通常のダス
ト除去後、テールガス(tail gas)スクラツバー
に導入されて水蒸気および他の不活性ガスがパー
ジされる。このスクラツバーから高濃度HFが回
収される。高濃度化は「ひろがつた」反応帯域を
利用して達成される。図面に示すように反応器か
らのHF濃度は6〜10%である。このHF流が約
25%の濃度を持つHF流(テイルガススクラツバ
ーから来る流れ)と直接接触冷却器で接すると、
反応器の中で発生したHFガスの濃度は直接接触
冷却器の中で14〜15%に増加する。この濃度は直
接接触冷却器を利用することなく達成されるもの
より大いに高い。次に、濃縮HFガス流は85%
AlF3含量のAlF3生成物の製造に使用される。そ
れは高濃縮水性HFおよび究極的には無水HFの
製造に使用することも出来る。 電解アルミニウム還元系で発生する弗化物含有
消耗および廃物質の熱加水分解に対して改良方法
が提供される。さらに詳細には、この方法は炭素
を含む弗化物含有消耗および廃物質を流動床反応
器で熱加水分解することに関し、この場合、比較
的微細なAl2O3源を反応器のフリーボード領域に
導入しかつ炭素含量の燃焼および消耗および廃物
質仕込みの流動化に対して少なくとも約90容量%
のO2を含有するガスを用いることにより上記領
域にひろがつた反応帯域が設けられる。 本発明の目的にとつて、電解アルミニウム還元
系の弗化物含有消耗および廃物質の「熱加水分
解」とは下記の反応を指す: 2NaF+H2O2HF+Na2O (1) 2AlF3+3H2O6HF+Al2O3 (2) Na2O+XAl2O3→Na2O・XAl2O3 (3) これらの反応は一般に約900℃以上の高められ
た温度で行われる。熱加水分解反応(1)および(2)に
必要な水は、普通液体水、結合水または水蒸気と
してまたはこれらの組合せとして流動床へ導入さ
れる。 「電解アルミニウム還元系の消耗および廃物
質」とは、とりわけ有効寿命が終つた後に回収さ
れる炭素質電解槽ライニングまたはポツトライニ
ングを包含する。そのようなポツトライニングの
典型的組成は、表1に示す。
【表】 消耗電解槽ライニングの他に、流動床反応器へ
の仕込みは床清浄物、みぞおよび通常清浄物なら
びに還元廃ガススクラビング系の消耗アルミナス
カベンジヤーを含有することも出来る。これら消
耗および廃物質の典型的組成は表およびに示
す。
【表】 これらの消耗および廃物質は、一般に流動床反
応器に仕込む前に混合される。 本発明において、米国特許願第910416号明細書
(1978年5月30日出願、特開昭54−155997号公報
参照)に詳述されているような「延長された」反
応帯域が使用される。この「延長された」帯域
は、比較的微細なAl2O3源を反応器に導入するこ
とにより流動床反応器のフリーボード領域で形成
される。上記特許願に詳述されているように、
Al2O3源はそれぞれ仕込みにまたは流動床表面の
近傍にまたは分割流としてまたはその両方で添加
することにより反応器に導入することが出来る。
比較的微細なAl2O3源の寸法は、約40〜500ミク
ロンの範囲に保持され、その比較的小さい粒径の
ために仕込みと混合される際流動床からAl2O3
飛び出しまたは「飛び上り(lifting out)」が可
能になる。Al2O3は、熱加水分解廃ガスの揮発
Na含有成分との反応に対して反応性表面を与え、
また小粒径のために流動床においてまたは流動床
の近傍で急速に加熱され、したがつてひろがつた
反応帯域の冷却が回避される。 比較的微細なAl2O3源を流動床反応器のフリー
ボード領域に導入する目的は、反応(1)で生成する
Na2Oとの反応を行い、したがつて平衡をHF生
成に有利に移動させ、同時に反応(3)により
Na2O・XAl2O3を生成することである。これに
よつて、本質的にNaFを含まない廃ガスが生成
し、HF収率が増大する。 熱加水分解反応を急速に進行させかつ高度の完
結度に至らしめるには、一連の相互関連規準を満
たすことが必要である。熱加水分解反応の反応速
度および完結度に有利な条件は、(1)高められた温
度(約900℃以上、一般には約900〜1300℃)、(2)
効果的な気−固接触、(3)反応体が反応帯域にある
時間の長さ、(4)中間反応生成物(たとえば
Na2O・XA2O3形のNa2OとAl2O3の組合せ)の除
去、および(5)反応帯域における水蒸気の高い分圧
の維持である。米国特許願第855506号明細書(特
許第1048394号明細書参照)では、標準で炭素の
燃焼に空気を用いる流動床反応器が使用される。
米国特許願第910416号明細書(日本公開第
155997179昭和54年12月8日)では、反応帯域滞
留時間を延長させ、気−固接触効率を高めかつ廃
ガス中の揮発性ナトリウム化合物をかなり低減さ
せるための改良手段が提供される。 燃焼に空気の代りに高酸素含量流を用いること
により熱加水分解法でさらにかなりの改良が達成
出来ることが新たに見い出された。過剰水蒸気お
よび燃焼生成物の除去のためにHFスクラツバー
の使用および直接接触による廃ガスの冷却に発生
水性HFの使用と共にこの方法の改良により、後
で詳述するように、少なくとも約85重量%AlF3
含量のAlF3生成物を生成するのに十分高いHF含
量を有するガス流を発生させることが出来る。 仕込みの炭素含量の燃焼に少なくとも約90容量
%のO2を含有する流れを使用することにより、
この目的に対する普通の空気使用に伴う窒素の希
釈効果が除去される。さらに、空気の窒素含量を
反応温度にもたらすのに必要な熱負荷が除去さ
れ、したがつて反応器温度を維持するのに必要な
熱入力が低減される。したがつて、高O2含量ガ
スのこの使用により、全燃焼廃ガス容量も低減さ
れ、流動床反応器で水蒸気分圧が増大される。こ
れによつて、熱加水分解反応が高められ、したが
つて廃ガス中のHF濃度が実質的に増大され、ま
た熱加水分解反応をより低い操作温度で進行させ
ることが可能になる。次に、廃ガスHF濃度の増
大は、増大された流動床反応器容量をもたらし、
このため全熱加水分解法の操作効率が改良され
る。 少なくとも約90容量%のO2を含有する流動化
ガスの使用により得られる利点は多様である。か
くして、たとえば、発生しかつ熱加水分解反応器
から除去される廃ガスの弗化水素含量は約6−10
容量%であることが出来る。特に、廃ガスが本発
明の新規な系で得られかつ後で示されるような約
25%HF含量の液体で直接冷却される場合、この
高いHF含量廃ガスのために約85重量%を越える
AlF3含量のAlF3生成物を調製することが出来る。
この生成物は、HF含有ガスをアルミナ三水化物
(Al2O3・3H2O)と流動床反応器で接触させるこ
とによりつくることが出来る。AlF3の製造にお
いてアルミナ三水化物を使用することにより、所
望の生成物が生成するばかりでなく、消耗ポツト
ライニング(potlining)の新しい仕込みの熱加
水分解に容易に使用することが出来る水蒸気も発
生する。本発明のこの追加の利点のために、エネ
ルギーがかなり節約される。何となれば、熱加水
分解に対する水蒸気必要量は外部のエネルギー源
の必要なくして系内で発生させることが出来るか
らである。 流動化および燃焼媒体として酸素を用いる新規
な熱加水分解系の操作を図面を参照しながら説明
する。 図示するように、消耗ポツトライニング仕込み
が熱加水分解反応器に導入され、そこで酸素(少
なくとも約90容量%O2含量)および水蒸気を仕
込むと、炭素質成分の燃焼および弗化水素含有廃
ガスの発生が約900℃以上、普通約900〜1300℃で
行われる。廃ガスの揮発Na含有成分を変換させ
るために、比較的微細なAl2O3源が流動床、また
は「ひろがつた反応帯域」またはその両方に導入
される。消耗ポツトライニングの燃焼および熱加
水分解により発生する廃ガスは、HFの他に、水
蒸気およびCO2ならびに随伴固体を含有するであ
ろう。燃焼にO2を使用するために、窒素の希釈
効果は最小限にされ、廃ガスのHF含量は約6〜
12容量%になるであろう。随伴固体を除去後、廃
ガスは冷却される。本発明の有利な実施態様にお
いて、反応器から出る熱ガスは図の点線で示され
るようにHF含有ガスの冷い流れで直接冷却する
ことが出来る。これは再循環流でありかつ系から
熱除去がないので、冷却ガスの使用量はHFの中
間濃度に影響するが、しかし生成物ガスのHF濃
度に影響しない。図示するように、直接接触冷却
器で高濃度HF流たとえばテールガススクラツバ
ーから回収される流れでその後冷却すると、ガス
の濃度をたとえば約13〜16容量%に増大させるこ
とが出来る。次に、冷却HF含有流はスラクビン
グ媒体として水が使用されるスクラビング装置に
導入される。スクラツバー廃ガスはHFを含ま
ず、主として水蒸気およびCO2を含有するであろ
う。スクラツバーから回収される水性HF流は、
約25重量%のHF含量を有するであろう。スクラ
ツバー装置から放出される水蒸気の一部は図示の
ように熱加水分解装置に再循環することが出来
る。 スクラツバー装置から回収される水性HFは、
図示するようにHF含有廃ガス流の直接冷却の他
に無水HFを製造するのに使用することが出来
る。水性流のHF含量が通常より高いために、通
常の手段により無水HFに容易に変換することが
出来る。水性流が主として熱廃ガスの直接冷却に
使用される場合、たとえば約13〜16容量%の増大
されたHF含量のガス生成物が得られる。 約13〜16容量%のHFを含有するこの流れは、
所望ならAlF3の製造に使用される。従来技術は
一般にAlF3の製造にアルミナ三水化物の使用を
回避したけれども、本方法はこの出発物質の使用
を選択する。従来技術法では、水化物の含水量は
問題を生じる。何となれば、ガス流の低HF含量
により発生する反応熱は三水化物の含水量を蒸発
させそして気体および固体反応体の所望温度を維
持するのに不十分であるからである。 本方法において、AlF3製造の副生物流も使用
される。AlF3流動床反応器から放出される水蒸
気は、熱加水分解反応に対する水蒸気必要量の大
部分を与えるために使用され、したがつて従来技
術系の効果をしのぐ有利な熱およびエネルギー収
支がもたらされる。熱加水分解反応器の水蒸気源
としてAlF3流動床反応器からの廃ガスを使用す
ることにより微量の未反応HFが再循環される。
このため、全HF回収率は増大され、起り得る環
境問題が排除される。さらに、アルミニウム水化
物出発物質は、か焼アルミナより廉価であり、ま
たAlF3生成物は約85重量%を超える高いAlF3
量のために、約15%AlF3含量の従来技術AlF3
成物より経済的に貴重な生成物である。 したがつて、少なくとも90%O2含量の流動化
および燃焼促進ガスを使用することにより、全ポ
ツトライニング回収法を技術的な点からもまた経
済的な点からもより効果的に出来ることが図示の
系から観察出来る。 実施例 下記の例は、新規な系の操作をさらに説明す
る。 表に示す組成の消耗ポツトライニングを、電
解アルミニウム還元系からの種々の消耗および廃
物質と混合した。これらの物質は、床清浄物およ
び通路清浄物を包含し、合体仕込みの組成は表
に示す。
【表】 約1200℃で操作される熱加水分解反応器に供給
原料を4.61t/hの速度で仕込んだ。さらに、86.4
重量%のAl2O3(1000℃に約3時間加熱後測定)
を含有する比較的微細なAl2O3源を反応器に約
0.30t/hの速度で添加した。Al2O3源の粒径は約
200〜400ミクロンであつた。 約95容量%のO2を含有する流動化および燃焼
支持ガスを、約14400m3/hの速度で導入される
水蒸気と共に約2440m3/hの速度で反応器に仕込
んだ。熱加水分解により発生した廃ガスを通常の
ダスト分離器に通し、微粉供給原料およびAl2O3
から本質的になる蓄積ダストを供給原料調整のた
めに再循環した。随伴固体含量のほとんどが除去
された廃ガスを、図示のように冷却ガスの再循環
および過熱器への通過により約1000℃に冷却し
た。次に、ガス流を直接接触冷却器へ導き、そこ
で約25容量%HF含量の水性流と接触させて廃ガ
スの約200℃への冷却を行つた。いまやHF含量
が約14容量%である冷却廃ガスを最終固体分離工
程にかけ、そこで本質的にすべてのダストを除去
した。容量基準でHF14%、CO220%および水蒸
気64%を含有するダストを含まない流れを2つの
流れに分離した。1つの流れを過熱器で約425℃
に加熱し、次いでAlF3製造に使用し、残りの部
分を水性スクラビング媒体と向流でスクラツバー
装置に導入した。これら2つのガス流の相対割合
は、廃ガス流のHF含量のすべてを利用して85〜
90重量%AlF3含量のAlF3生成物を1.09t/hの生
産率で生成するように制御した。HFが除かれた
CO2と水蒸気からなるスクラビングされた廃ガス
を大気に放出し、約25%HF含量の生成水性HF
流を反応器からのHF含有廃ガスを直接冷却する
のに用いた。冷却剤の容積は、廃ガスの約1200℃
から約200℃への温度低下を得るように制御した。 スクラツバーからの水蒸気流出物の一部は、熱
加水分解反応器に導入した。 主流れから分けられスクラツバーに入る約14容
量%HF含量のダスト不含廃ガス流を過熱器で反
応器から流入する廃ガスと間接的に接触させて約
425℃に予熱し、次いで少なくとも一系列、好ま
しくは3系列で連結した流動床からなる流動床装
置でAlF3生成物を製造するために用いた。流動
床反応器は約550℃で操作し、Al2O3・3H2Oを前
述の生産率を与えるために約1.20t/hの速度で
反応器に仕込んだ。反応器から放出された水蒸気
は随伴固体の除去後、消耗ポツトライニングの熱
加水分解に使用し、一方約85〜90重量%含量の生
成AlF3は電解アルミニウム還元系で電解質とし
て用いた。 AlF3製造装置は、全熱加水分解工程中連続的
に操作する必要がなく、AlF3の製造は随意に行
うことが出来る。AlF3製造装置が低減された割
合で作動あるいは作動されない場合、HF含有廃
ガスのより多くまたはすべてを高濃縮水性無水
HFの生成に利用することが出来る。したがつ
て、本発明の系は、非常に望ましい運転融通性を
提供する。 本発明の可能な実施態様について記載された
が、本発明はそれらに限定されるものではなく、
本発明の精神および範囲から逸脱することなく
種々の変化、変更および修正が可能であることは
云うまでもない。
【図面の簡単な説明】
図面は電解アルミニウム還元系で発生する消耗
および廃物質の熱加水分解の概略説明図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 電解アルミニウム還元系で発生する炭素およ
    び弗化物を含有するアルミナ質消耗および廃物質
    を、流動床および上記床の上のフリーボード領域
    を有する流動床反応器で水蒸気の存在下で900〜
    1300℃の温度で熱加水分解に供することにより上
    記物質から有価成分を回収する方法において、 (a) 消耗および廃物質の炭素含量を流動床で少な
    くとも90容量%のO2含量を有するO2含有流れ
    で燃焼させ、それによつて窒素を実質的に含ま
    ずかつHFおよび揮発Na含有化合物を含有する
    熱廃ガスを生成する工程; (b) 熱廃ガスを粒径40〜500ミクロンの微細な
    Al2O3源と接触させることにより反応器のフリ
    ーボード領域でひろがつた反応帯域を確立し、
    それによつてNa含有蒸気をHFおよびNa2O・
    XAl2O3に変換させる工程; (c) 熱HF含有廃ガスを水性HF含有流と直接接
    触させて冷却し、冷却廃ガスをスクラツバーに
    導いて水性媒体でスクラビングすることにより
    そのHF含量を除去し、その間水蒸気および不
    活性ガス含有スクラビング廃ガスを発生させる
    工程; (d) スクラツバーから水性HFを回収し、流動床
    反応器で発生した熱HF含有廃ガスを冷却する
    ためにその少なくとも一部を使用する工程; (e) 冷却HF含有廃ガスを水性媒体でスクラビン
    グする前に上記廃ガスからHF含有側流を回収
    し、アルミナ源としてアルミナ三水化物を用い
    て流動床反応器で少なくとも85重量%AlF3
    量のAlF3生成物を製造するためにHF含有側流
    を使用する工程;および (f) AlF3反応器からAlF3生成物および水蒸気を
    回収し、水蒸気を熱加水分解反応器に再循環す
    る工程 を含むことを特徴とする、有価成分を回収する方
    法。 2 流動床反応器の温度が1000〜1200℃の範囲に
    保持される、上記第1項に記載の方法。 3 水性HF含有流の少なくとも一部が、無水
    HFの製造に使用される、上記第1項に記載の方
    法。 4 スクラツバーから回収される水性HF流のす
    べてが直接接触により熱HF含有廃ガスの冷却に
    使用される、上記第1項に記載の方法。 5 熱加水分解反応器で発生する熱廃ガスのHF
    含量が6〜10容量%であり、スクラツバーからの
    水性HF含有流による直接冷却後、廃ガスのHF
    含量は13〜16容量%に増大し、このガスは水性媒
    体によるスクラツビングを受ける、上記第1項に
    記載の方法。 6 水性媒体による廃ガスのスクラビングによつ
    て最大約25重量%HFを含有する水性HFが生成
    する、上記第5項に記載の方法。 7 流動床反応器で少なくとも85重量%AlF3
    AlF3生成物の製造に使用されるHF含有側流が、
    流動床反応器で発生する熱廃ガスとの間接接触に
    よる熱交換によりAlF3の製造に必要な温度に予
    熱される、上記第1項に記載の方法。
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