JPS633626Y2 - - Google Patents

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JPS633626Y2
JPS633626Y2 JP1982077299U JP7729982U JPS633626Y2 JP S633626 Y2 JPS633626 Y2 JP S633626Y2 JP 1982077299 U JP1982077299 U JP 1982077299U JP 7729982 U JP7729982 U JP 7729982U JP S633626 Y2 JPS633626 Y2 JP S633626Y2
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JP
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bottle
spout member
case
outer case
assembly
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JP1982077299U
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JPS58179061U (ja
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  • Thermally Insulated Containers For Foods (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、保温性ポツトに関し、特に外ケース
内に真空2重ガラス瓶から成る中瓶を配置した保
温性ポツトにおいて中瓶の破損防止を図つたもの
に関する。
従来のガラス製中瓶を用いた保温性ポツトにお
いては、中瓶開口部を外ケースに固定の注ぎ口部
材に口部パツキンを介して嵌合固定し、中瓶底部
を外ケースに螺合した締上げ具の椀状部で受ける
ことにより、中瓶を外ケース内に保持していた。
しかし、この場合横方向に強い衝撃を受けると中
瓶開口部が嵌合固定されているので、この中瓶開
口部若しくはその近傍が衝撃で破損し易く、又中
瓶の底部が締上げ具上で大きく移動して外ケース
に衝突し、破損するということもあつた。また、
中瓶が破損すると内容物が外ケースから漏れ出
し、衣服等を汚すという問題もあつた。そのた
め、保温性ポツトを遠足や山登り等に持つて行く
ことができず、用途範囲が限られていた。一方、
近年ステンレス製の真空2重容器からなる中瓶を
備えたものも市販されているが、かなり高価でか
つ重たく、またガラス製に比べて多少保温性が劣
るという問題があつた。
本考案は、かかる問題点に鑑み、ガラス製中瓶
を用いた保温性ポツトにおいてその中瓶の破損を
防止したものを提供することを目的とする。
本考案は、このため中瓶を収容保持する内ケー
スを設け、中瓶上端開口部に注ぎ口部材を嵌合固
定すると共に、この注ぎ口部材の下端開口部を内
ケースの上端開口端部に結合して、中瓶、内ケー
ス及び注ぎ口部材の組立体を構成する一方、外ケ
ースの上端内方の環状周壁を突設し、この環状周
壁と注ぎ口部材の外周面との間に上部緩衝体を嵌
着固定すると共に、外ケースの底蓋と内ケースの
底部との間に下部緩衝体を介装して、組立体を外
ケース内に上下両緩衝体を介して収容保持するこ
とにより、外部から衝撃を受けたときに上下の緩
衝体の弾性変形によつて衝撃を吸収して前記組立
体に衝撃が加わらない様にしている。即ち、この
種の保温性ポツトは従来の如く、中瓶を緩衝体な
しに外ケースに直接的に固定すると、衝撃を受け
た時点で中瓶の首部が容易に破損する。これに対
し本考案では、この中瓶首部を上部緩衝体を介し
て変位可能とすることにより、衝撃が上部緩衝体
に吸収されて中瓶首部に直接的に伝わるのを回避
できるのであり、かつ中瓶と内ケースと注ぎ口部
材を組立体とすることによつて、衝撃を受けた時
にこの組立体は上下緩衝体間で変位し、中瓶は衝
撃から確実に保護されるのである。また衝撃吸収
時にこれらが移動しても中瓶と注ぎ口部材との間
から液もれが生じない様にした保温性ポツトを提
供する。即ち、中瓶と注ぎ口部材を一体的に結合
せずに緩衝的に支持した場合、緩衝時にそれらの
間に隙間を生じて中瓶と注ぎ口部材との間から液
漏れを生ずる惧れがある。前記緩衝体は好適に
は、外ケースの上端部と注ぎ口部材の間及び外ケ
ースの底部と内ケースの底部との間の上下2個所
に設けられる。
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明
すると、1は外ケースであつて、上端部に段部3
を介して外蓋2が螺合される外蓋用ねじ部4が形
成され、その上端から径方向内側に肩部5が延出
され、その内周縁から下方に環状突部(環状周
壁)5aが突設されている。また、外ケース1下
端部外周には底蓋6を螺合する底蓋用ねじ部7が
形成されている。8は外ケース1の外周に軸心方
向適当間隔おきに突設された補強用の環状突条、
9は把手、10a,10b,10cは吊り紐の係
止部である。前記外ケース1の上端部外周と底蓋
6の外周面から底面外周部にかけての2個所には
ゴム製の環状体11と12がそれぞれ嵌着されて
いる。外ケース1上端部の環状体11には前記段
部3上に延びる舌片11aが設けられ、外蓋2の
端面をこの舌片11aに圧接させて外部に対して
密閉する様にしている。前記肩部5の内周には径
方向に適当な間隙をあけて注ぎ口部材13が貫通
して配置されている。この注ぎ口部材13の外ー
ス1内側端からは前記環状突部5a下端との間に
間隙をあけて径方向に環状板部14が延出され、
その外周縁から下方に向かつて内ケースとの結合
部15が延出されている。注ぎ口部材13の下部
内周に形成された段部16には口部パツキン17
が嵌着され、上部内周に形成されたねじ18に中
栓19が螺合されている。前記口部パツキン17
には、内ケース21内に収容保持された真空2重
ガラス瓶から成る中瓶20の開口部20aが当接
嵌合しており、前記内ケース21の開口端部外周
のねじ部22を前記注ぎ口部材13の結合部15
内周のねじ部23に螺合させることにより、口部
パツキン17を圧縮した状態で注ぎ口部材13、
中瓶20及び内ケース21が一体的に結合された
組立体24が構成されている。25は、肩部5の
内周部下面及び環状突部5aと、注ぎ口部材13
の下部外周及び環状板部14上面との間に介装さ
れた上部緩衝体としてのクツシヨン材であり、ゴ
ムとウレタンの複合体で構成されている。26
は、内ケース21の底部外面と底蓋6内面との間
に介装された下部緩衝体としてのばねであり、組
立体24を弾性的に強く押し上げて注ぎ口部材1
3の環状板部14をクツシヨン材25を介して肩
部5に係合させ、組立体24を緩衝的に保持して
いる。なお、ばねのかわりに上部緩衝体と同様に
クツシヨン材を用いることもできる。27,28
はそれぞれ内フース21及び底蓋6に突設された
ばね26の位置決め突部である。前記クツシヨン
材25の注ぎ口部材13下部外周との嵌合面に
は、第2図及び第3図に示す様に、周方向適当個
所(図示例では直径方向2個所)に係合凹部29
が形成され、注ぎ口部材13にこの係合凹部29
に係合する突部30が形成されている。また、ク
ツシヨン材25の環状突部5a内周との嵌合面に
も、第2図及び第4図に示す様に、周方向適当個
所(図示例では等間隔に4個所)に係合凹部31
が形成され、環状突部5aにこの係合凹部31に
係合する突部32が形成されている。これによつ
て、注ぎ口部材13はクツシヨン材25を介して
外ケース1の肩部5に対して回り止めされ、中栓
19を回わした時に共回りするのを防止してい
る。また前記口部パツキン17は、中瓶20の開
口部20a内周まで延出され、この口部パツキン
17内周に中栓19下端部外周を圧接させること
により注ぎ口部材13と中栓19の密封も行なえ
る様にしている。33は外蓋2内に配置されたコ
ツプである。
以上の構成において、組立時には注ぎ口部材1
3、口部パツキン17、中瓶20及び内ケース2
1を一体結合して組立体24を構成し、外ケース
の肩部5の環状突部5aにクツシヨン材25を嵌
着しておいて、外ケース1の底部から前記組立体
24を挿入して注ぎ口部材13をクツシヨン材2
5に嵌入係合させ、次に内ケース21底部との間
にばね26を介装して底蓋6を外ケース1の底部
にねじ込み、最後に中栓19を螺合し、コツプ3
3を被せ、外蓋2を螺合することによつて組立て
が完了する。
この様な組立て状態において、ポツトが軸心方
向、すなわち高さ方向の衝撃を受けた場合には、
組立体24がばね26で下方から弾性支持され、
上方はクツシヨン材25を介して外ケース1の肩
部5に係合しているので、ばね26とクツシヨン
材25で十分に緩衝されて組立体24に衝撃が伝
わり、組立体24内に保持された中瓶20が破損
することはない。一方、径方向、すなわち横方向
の衝撃を受けた場合には、前記組立体24がその
上部はクツシヨン材25を介して肩部5で、下部
はばね26の軸心保持力で底蓋6によつて緩衝的
に保持されているので、同様に衝撃を吸収でき、
中瓶20が破損することはない。そして、その衝
厳吸収時に組立体24が移動しても、中瓶20と
注ぎ口部材13が、口部パツキン17を介して密
封状態で一体的に組立てられているので、これら
の間から液漏れを生ずることはない。特に環状突
部5aと注ぎ口部材13の外周面との間に上部緩
衝体25を嵌着固定して、衝撃を受けた時、中瓶
20の首部が上部緩衝体25を介して変位するよ
うになつているので、その衝撃は上部緩衝体25
に吸収されて中瓶20首部には加わらず、最も破
損し易い中瓶20首部を確実に保護できる。
また、中瓶20が万一破損した場合でも、ポツ
トを立てている場合には内容物が内ケース21内
に溜まつて外部に漏れないので、衣服等を汚すこ
ともない。
本考案の保温性ポツトによれば、以上の説明か
ら明らかな様に、中瓶を収容保持する内ケースを
設け、中瓶上端開口部に注ぎ口部材を嵌合固定す
ると共に、この注ぎ口部材の下端開口部を内ケー
スの上端開口端部に結合して、中瓶、内ケース及
び注ぎ口部材の組立体を構成する一方、外ケース
の上端内方に環状周壁を突設し、この環状周壁と
注ぎ口部材の外周面との間に上部緩衝体を嵌着固
定すると共に、外ケースの底蓋と内ケースの底部
との間に下部緩衝体を介装して、組立体を外ケー
ス内に上下両緩衝体を介して収容保持することに
より、外部から衝撃を受けたときに上下の緩衝体
の弾性変形によつて衝撃を吸収して前記組立体に
衝撃が加わらない様にしているので、衝撃を受け
た時、中瓶首部は上部緩衝体を介して変位し、そ
の衝撃は上部緩衝体に吸収されて中瓶首部には加
わらず、最も破損し易い中瓶首部を確実に保護で
き、耐衝撃性の優れた保温性ポツを実現できる。
また注ぎ口部材と中瓶と内ケースを一体的に結合
した組立体を外ケース内に緩衝体を介して収容保
持しているので、外部から衝撃を受けた場合には
衝撃が緩衝されて組立体に伝わり、その内ケース
内に収容保持された中瓶が破損する惧れは殆んど
なくなると共に、緩衝時に注ぎ口部材と中瓶との
間で液漏れを生ずることもない。従つてガラス製
の中瓶を用いた安価軽量で保温性に優れた保温性
ポツトで破損の惧れのないものを提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の左半分を縦断して
示した正面図、第2図は第1図のA−A断面図、
第3図は第2図のB−B断面図、第4図は第2図
のC−C断面図である。 1は外ケース、2は外蓋、5は肩部、5aは環
状周壁、6は底蓋、13は注ぎ口部材、14は環
状板部、15は結合部、17は口部パツキン、1
9は中栓、20は中瓶、21は内ケース、24は
組立体、25は上部緩衝体としてのクツシヨン
材、26は下部緩衝体としてのばね。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 外ケース1内に真空2重ガラス瓶から成る中瓶
    20を配置した保温性ポツトにおいて、中瓶20
    を収容保持する内ケース21を設け、中瓶上端開
    口部20aに注ぎ口部材13を嵌合固定すると共
    に、この注ぎ口部材13の下端開口部15を内ケ
    ース21の上端開口端部に結合して、中瓶20、
    内ケース21及び注ぎ口部材13の組立体24を
    構成する一方、外ケース1の上端内方に環状周壁
    5aを突設し、この環状周壁5aと注ぎ口部材1
    3の外周面との間に上部緩衝体25を嵌着固定す
    ると共に、外ケース1の底蓋6と内ケース21の
    底部との間に下部緩衝体26を介装して、組立体
    24を外ケース1内に上下両緩衝体25,26を
    介して収容保持したことを特徴とする保温性ポツ
    ト。
JP7729982U 1982-05-25 1982-05-25 保温性ポツト Granted JPS58179061U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7729982U JPS58179061U (ja) 1982-05-25 1982-05-25 保温性ポツト

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7729982U JPS58179061U (ja) 1982-05-25 1982-05-25 保温性ポツト

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Publication Number Publication Date
JPS58179061U JPS58179061U (ja) 1983-11-30
JPS633626Y2 true JPS633626Y2 (ja) 1988-01-29

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ID=30086567

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7729982U Granted JPS58179061U (ja) 1982-05-25 1982-05-25 保温性ポツト

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JP (1) JPS58179061U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5417547U (ja) * 1977-06-22 1979-02-05

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5417547U (ja) * 1977-06-22 1979-02-05

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