JPS6336171A

JPS6336171A - 超音波カプラ

Info

Publication number: JPS6336171A
Application number: JP61179189A
Authority: JP
Inventors: Kaoru Machida; 町田　薫; Yuushichi Kikuchi; 菊地　祐七
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1986-07-29
Filing date: 1986-07-29
Publication date: 1988-02-16

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［発明の目的］（産業上の利用分野）本発明は、身体の目標部位に対し所望の超音波送受信を
行うために超音波プローブと身体の体表との間に介装さ
れる超音波カプラに関する。

（従来の技術）この種超音波カプラは、第９図に示すように超音波プロ
ーブ１への装着部２と、体表への接触面３とを備えてい
る。そして従来の超音波カプラは、氷袋や柔らかい固体
（例えばコロイド）を用いて構成されており、第９図に
示すように目標部位界面（即ち体表面）との接触面３が
平坦なものか、あるいは氷袋のように自在に変形できる
ものであった。

（発明が解決しようとする問題点）ところが従来の超音波カプラは、目標部位界面との接触
面３が平坦なものか、あるいは氷袋のように自在に変形
できるものでおったため、目標部位界面が平らな場合に
は接触面３も平坦になってしまい、このため第９図に承
り”ように超音波カプラＣの接触面３及び側面３１．３
１での反則を含むＰ］なる超音波受信経路によって、第
１０図に示す超音波映像装置のモニタ８上に側面の多重
反射像４１．４１が映し出され、診断（読画）の障害と
なっていた。

本発明の目的は以上のような問題点を解決し、多重反射
像の影響を小さくして診断への障害が少ない超音波カプ
ラを提供することにある。

［発明の構成］（問題点を解決するための手段）上記目的を達成するため本発明は、体表への接触面を、
所定の曲率を持った凸状の湾曲形状とした。

（作　用）本発明超音波カプラは上記の構成としたので、次のよう
に作用する。

即ち、体表への接触面が、所定の曲率を持った凸状の湾
曲形状となっているので、体表への接触面における超音
波ビームの透過率が向上し、その分反射ビームが弱くな
る。従ってカプラ側面の多重反射が少なくなり、第コｏ
図に示したような超音波映像装置のモニタ８上に映し出
される側面の多重反り’ｌ＠４．１　、４１の影響が小
さくなって、診断（読画）に障害を及ぼすことがない。

更に、体表への接触面を、所定の曲率を持った凸状の湾
曲形状としであるので、体表に接触させる場合の接触性
が著しく向上する。

（実施例）以下図示の実施例について説明する。

第１図は本発明に係る超音波カプラの一実施例を示す正
面図、第２図は右側面図である。

２は超音波プローブへの装着部であり、両側壁から上方
に突出した釣片２ａ、　２ａに超音波プローブ１の先端
部を嵌め込むようになっている。

３は体表への接触面でおり、所定の曲率を持った凸状の
湾曲形状となっている。接触面３の曲率は、第６図に示
すようにプローブ１からの超音波ビームＢに対して直角
、おるいは直角に近い程ビームＢの透過率が良くなって
反射ビームが小さくなるので、そのような曲率とするこ
とが好ましい。

またこのカプラＣは、第２図に明示するにうに超音波プ
ローブ１の走査方向Ａと直交する方向の断面形状を前記
プローブへの装着部２の幅Ｗより前記体表への接触面３
の幅Ｗが小ざい形状としており、この断面形状は、第３
図に示すように超音波プローブ１からの超音波ビームＢ
に従って、超音波プローブへの装着部２の幅より体表へ
の接触面３の幅がテーパ状に小さくなる形状としておる
。

このカプラＣは、例えばその外殻をプラスチックで形成
し、音響媒体として水その他の内容液を収容するか、あ
るいは、コロイド状の固体及びそのホルダーで構成する
。音響媒体として水その他の内容液を収容した場合に、
体表との接触面３はシリコーンゴム膜で構成する。第１
図において４は内容液の給入口である。

更に本実施例のカプラＣは、第３図に示すように、プロ
ーブ１への装着部２に音響レンズ５を設け、この音響レ
ンズ５の上側５ａの曲率半径をプローブ１の音響レンズ
の曲率半径と一致させ、下１＋１１Ｊ　５　ｂの曲率半
径をより小さくすることによってレンズフォーカスのフ
ォーカス点Ｐ′をプローブ自体のフォーカス点Ｐよりも
近距離に移動させている。尚、プローブ１と音響レンズ
５との間には適当な音響結合剤（例えばビリー等）を介
在せしめるのがよい。

本実施例の超音波カプラＣは上記の構成としたので次の
ような作用効果を秦する。

（イ）体表への接触面３を、所定の曲率を持った凸状の
湾曲形状としであるので、体表への接触面３における超
音波ビームの透過率が向上し、その分反射ビームが弱く
なる。従ってカプラ側面３１゜３１の多重反射が少なく
なり、第１０図に示したような超音波映像装置のモニタ
８上に映し出される側面の多重反射像４１．４１の影響
が小さくなって、診断（読画）に障害を及ぼすことがな
い。

また、上記実施例ではカプラの側壁面３１をほぼ垂直に
形成しているので、テーパを設けたもの（鎖線で示す）
よりも、その側壁面での多重反則を防止できるという効
果もある。

更に、体表への接触面３を、所定の曲率を持った凸状の
湾曲形状としておるので、人体表面６に接触させる場合
の接触性が著しく向上する。

（ロ）超音波プローブ１の走査方向Ａと直交する方向の
断面形状における、体表への接触面３の幅Ｗが従来より
小さいので、第４図に示すように体表面６上を移動する
ときの摩擦が小さくて操作し易くまた、第５図に示すよ
うに体表面６をピボットとして回転させる場合身体への
食い込みが円滑となって十分な接触性が得られる。

即ち従来の超音波カプラは、第７図及び第８図に示すよ
うに超音波プローブの走査方向Ａの断面形状（第７図）
、及び走査方向Ａと直交する方向の断面形状（第８図）
は何れも長方形であったため、体表への接触面の幅Ｗが
大きく、体表面上を移動するどき摩擦が大きくて操作し
難く、また、体表面をピボットとして回転させる場合、
身体への食い込みが不十分となり接触性が悪いという問
題があった。

これに対し本実施例は、超音波プローブ１の走査方向Ａ
と直交する方向の断面形状にあける、体表への接触面３
の幅Ｗが従来より小さいので、第４図に示すように体表
面６上を移動するときの摩擦が小さくて操作し易く、ま
た、第５図に示すように体表面６をピボットとして回転
させる場合身体への食い込みが円滑となって十分な接触
性が得られる。第４図中７は目標部位である。

り＼）プローブ１への装着品２に呂響レンズ５を設け、
この音響レンズ５の上側５ａの曲率半径をプローブ１の
音響レンズの曲率半径と一致させ、下側５ｂの曲率半径
をより小さくすることによってレンズフォーカスの７４
−カス点Ｐ′をプローブ自体のフォーカス点Ｐにりも近
距離に移動させているので、表在性の器官（例えば甲状
腺や頚動脈）を高画質かつ広視野で観察することができ
る。

即ら従来のカプラは、一般にフォーカス点を体表付近に
近ずける効果があるが、プローブ１自体の焦点距離、カ
プラの大きざ（水深）、及び関心領域の深さのかね必い
によってはカプラ装着性のフォーカス点と関心領域が一
致しないことがある。

例えばプローブ自体のレンズフォーカスが６ｃｍカプラ
水深、及び関心領域の深さがともに２ｃｍである場合、
フォーカス点と関心領域は２　ｃｍずれてしまい、これ
は無視できない画質劣化を起こす。

基本的にはカプラの水深を大きくとれば上述の問題は解
決するわけだが、カプラを大きくすると操作性が悪くな
り、また、水深を大きくとると窓材（体表への接触面を
形成している部側）の多重反射によるアーティフ７り１
・がでて診断（続開）の障害になるという問題がある。

更に、プローブにカプラを装着せずに、音響レンズのみ
を装着することも考えられるが、その場合には関心領域
の画像かセクタ状の画像の上方位置Ｘに表示されるため
（第１０図参照）、視野が狭くなるという問題がおる。

これに対し本実施例は、プローブ１へのＢ［部２に音響
レンズ５を設け、この音響レンズ５の上側の曲率半径を
プローブ１の音響レンズの曲率半径と一致させ、下側の
曲率半径をより小さくすることによってレンズフォーカ
スの）Ａ−カス点Ｐ′をプローブ自体のフォーカス点Ｐ
よりも近距離に移動さけるので、表在性の器官を高画質
かつ広視野で観察することができる。

以上本発明の実施例について説明したか、本発明は上記
実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲
内において適宜変形実施可能であることは言うまでもな
い。

例えば第１図仮想線で示すようにカプラＣの側面３１．
３１を傾斜させてもよい。このようにすると、多重反射
を一層小さくすることができる。

、　また、本発明はリニアプローブ用カプラにも適用し
ｊ稈る。

［発明の効果］以上詳述したように本発明によれば、体表への接触面が
、所定の曲率を持った凸状の湾曲形状となっているので
、体表への接触面における超音波ビームの透過率が向上
し、その分反射ビームが弱くなるため、カプラ側面の多
重反射が少なくなり、多重反射像の影響が小さくなって
、診断（続開）障害を及ぼすことがない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る超音波カプラの一実施例の正面図
、第２図は同上右側面図、第３図は同上断面図、第４図
、第５図及び第６図はそれぞれ同上作用説明図、第７図
及び第８図は超音波プローブに装着した従来超音波カプ
ラの概略的正面図と右側面図、第９図及び第１０図はそ
れぞれ従来超音波カプラの作用説明図である。１・・・超音波プローブ、２・・・装着部、３・・・接
触面、６・・・体表面、７・・・目標部位、Ｃ・・・超
音波カプラ。口第１図　第２図ＰＩ　　Ｘ３第９図Ｘ第１０図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）身体の目標部位に対し所望の超音波送受信を行う
ために超音波プローブと身体の体表との間に介装される
超音波カプラであって、超音波プローブへの装着部と、
体表への接触面とを備えたものにおいて、前記体表への
接触面を、所定の曲率を持つた凸状の湾曲形状としたこ
とを特徴とする超音波カプラ。
（２）前記カプラは、音響媒体として水その他の内容液
を収容した特許請求の範囲第１項記載の超音波カプラ。
（３）前記カプラは、コロイド状の固体及びそのホルダ
ーから成る特許請求の範囲第１項記載の超音波カプラ。