JPS6335806Y2 - - Google Patents

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JPS6335806Y2
JPS6335806Y2 JP13251483U JP13251483U JPS6335806Y2 JP S6335806 Y2 JPS6335806 Y2 JP S6335806Y2 JP 13251483 U JP13251483 U JP 13251483U JP 13251483 U JP13251483 U JP 13251483U JP S6335806 Y2 JPS6335806 Y2 JP S6335806Y2
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JP
Japan
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bypass
chemical liquid
chemical
pump
pipe
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JP13251483U
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JPS6039365U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は電動噴霧器に係り、薬液の噴霧停止時
に薬液を薬液タンクへ還流させるためのバイパス
路の少くとも一部に、外方から透視可能な視認部
を設けることにより、上記バイパス路に薬液が流
れているかどうかを簡単に視認できるようにした
ものである。
園芸用などに使用される電動噴霧器は、薬液タ
ンク内の薬液をポンプにより吸い上げて噴霧杆へ
送り、噴霧杆先端のノズルから草花や樹木等に散
布するようになつており、噴霧停止時にポンプに
より吸い上げられた薬液をバイパス部を通じて上
記薬液タンクへ還流させるようにしたものがあ
る。ところでこの種薬液は、例えば殺虫剤や薬剤
の展着剤などを水に所定濃度となるように混入撹
拌して生成されるが、撹拌が不十分で薬剤が水に
十分に溶け込まず、薬液中に薬剤の塊りが残存す
る場合がある。またこの種薬剤の比重は一般に水
よりも大きいため、時間が経つにつれて薬液タン
クの底に沈澱し、薬剤の塊りを生じる場合があ
る。かかる薬剤の塊りや薬液中に混入したゴミ類
などの固物がポンプに吸い上げられると、例えば
バイパス部を構成する弁体や弁孔に付着して弁機
能が低下したり、バイパス部に接続されたバイパ
ス管がつまつてしまう等の種々のトラブルを生じ
る。しかしてバイパス時に上記トラブルを生じて
薬液の薬液タンクへの還流が不能となつた場合
に、これに気付かずにポンプの駆動を継続する
と、ポンプが焼つけを生じるなどの機器の故障を
生じる。また弁が故障すると、噴霧杆からの薬液
散布中にも薬液の一部はバイパス路側へ流れて薬
液タンクへ還流されることにもなるが、使用者は
かかる故障に気付きにくいものであり、そのまま
使用すると電力は無駄に消耗され、また内水圧の
低下によりノズルからの薬液の散布距離や散布量
も減少することとなる。
そこで本考案は上記の点を勘案してなされたも
のであつて、薬液タンク、モータにより駆動され
る薬液給送用ポンプ、および該ポンプにバイパス
部を介して接続される噴霧杆を備えた電動噴霧器
において、上記バイパス部と上記薬液タンクを接
続するバイパス路の少くとも一部に透視可能な視
認部を設け、該視認部を外方から視認できるよう
にしたものであり、かくすることにより上記バイ
パス管に薬液が流れているかどうかを簡単に視認
できるようにしたものである。
以下、図面を参照しながら本考案の実施例の説
明を行う。
第1図は本考案に係る電動噴霧器を示すもので
あつて、該電動噴霧器1は箱形状薬液タンク2
と、該薬液タンク2上に着脱自在に装着されるカ
バーケース3とから成つている。4は薬液タンク
2上に配設された台板であつて、その上面略中央
には台座5,6が固設されており、各台座5,6
上にはモータ7および該モータ7により駆動され
る薬液給送用ポンプ8が載置されている。10は
該ポンプ8の下部に垂設された吸液管であり、該
吸液管10は薬液タンク2内に垂下している。1
1はポンプ8の流出管であつて、該流出管11に
はバイパス部12が接続され、該バイパス部12
には可撓性給液ホース13が接続されている。該
ホース13はカバーケース3外へ伸出し、その先
端には噴霧杆14が接続されている。14aは噴
霧杆14先端のノズル、14bは操作ボタンであ
る。
9はカバーケース3の上部に形成された指入れ
用開口であつて、該開口9の上部が把持部15と
なつている。16は給電用コードであつて、カバ
ーケース3外へ伸出するその一端にはコンセント
17が取り付けられており、また他端は上記モー
タ7に接続されているが、その途中に上記把持部
15の上面一側に設けられたスイツチ18が接続
されている。
第2図はバイパス部12の拡大断面図であつ
て、該バイパス部12は水平管12a、該水平管
12aの上部に直立して連結された直立管12
b、該直立管12bの側部に水平に連結された還
流管12cとから成つており、上記水平管12a
の後端は上記ポンプ8の流出管11に、またその
前端は上記給液ホース13に接続されている。1
2dは水平管12aと直立管12bの連結部に形
成された弁孔であり、該弁孔12dには弁体12
eが装着されている。12fは直立管12bの上
端に着脱自在に螺着されたキヤツプであり、該キ
ヤツプ12f内面と上記弁体12e上面との間に
は、コイルスプリング12gが介装されており、
該スプリング12gのバネ力により弁体12eは
常時下方の弁座12h側へ付勢されている。なお
キヤツプ12fの螺入深さを変えることにより、
コイルスプリング12gのバネ力すなわち弁体1
2eの弁座12hへの圧接強さを調節することが
できる。20はバイパス路を構成するバイパス管
であつて、その一端は上記バイパス部12の還流
管12cに接続されており、上記把持部15内を
通つた後、その他端は上記台板4を貫通して薬液
タンク2内に垂下している。
次に第3図を参照しながらバイパス管20の詳
細を説明する。該バイパス管20は、上述のよう
にカバーケース3の把持部15内を通つている
が、把持部15内において透視可能な透明管から
成る視認部21が設けられている。該視認部21
内にはリブ22が突設され、該リブ22の上流側
の面にはコイルバネ23の後端が固着されてお
り、該コイルバネ23の上流側自由端部には例え
ば有色の球状のような振動子24が取り付けられ
ている。該振動子24は薬液の還流により例えば
振動のような前後移動するものであり、該振動子
24が振動しているかどうかを視認することによ
り、バイパス路に薬液が流れているかどうかを簡
単に確認できる。また把持部15の視認部21に
対応する上面には、透明樹脂板や透明ガラス板等
から成る視認窓25が設けられており、外方から
該窓25を通して上記視認部21を視認できるよ
うになつている。勿論把持部15全体を透明材で
構成することも可能である。なお視認部21をカ
バーケース3上部の把持部15内に設けたのは、
手元において容易に視認できるようにするためで
ある。
本装置は上記のような構成より成り、次に取り
扱い動作の説明を行う。
薬液の散布を行うにあたつては、所望の薬剤を
所定濃度となるように水に混入して作つた薬液を
薬液タンク2へ入れ、噴霧杆14を保持し、スイ
ツチ18を投入する。するとモータ7が起動して
ポンプ8は運転を開始し、薬液タンク2内の薬液
は吸液管10から吸い上げられ、水平管12a、
給液ホース13を通つて噴霧杆14へ送られ、ノ
ズル14aから噴出する。そこで噴霧杆14を操
作しながら、薬液を樹木等に散布する。薬液の散
布は、操作ボタン15bの押圧を適宜解除して、
ノズル14aからの噴霧を時々停止しながら行わ
れるが、薬液の噴霧を停止すると水平管12aの
内水圧が上り、弁体12eはその内水圧によりス
プリング12gのバネ力に抗して上昇して弁孔1
2dが開き(第2図鎖線参照)、ポンプ8から圧
送された薬液は直立管12b内へ入り、さらに還
流管12c、バイパス管20を通つて薬液タンク
2内へ還流される。
ところで薬液中には上述のように薬剤の塊りや
ゴミなどの固物が生成混入しやすく、かかる固物
が弁孔12dや弁体12eあるいは弁座12hに
係着したり、バイパス管20の途中につまつたり
すると、弁体12が復帰せず還流すべきでない噴
霧時に還流が生じたり、または薬液は薬液タンク
2へ円滑に還流されなくなり、これに気付かずに
ポンプ8を運転させると、適正な噴霧圧が得られ
なかつたり、ポンプ8に異常圧の負荷がかかり焼
きつけやシール部分からの漏液を起すなどの故障
を生じる。しかし本装置は上記のように視認部2
1を設けているので、外方から該視認部21を視
認することにより、薬液が支障なく薬液タンク2
へ還流されているかどうかを簡単に確認でき、も
し薬液の還流が円滑に行われていないときは、直
ちにスイツチ18を操作してポンプ8の駆動を停
止させ、機器の保守点検を行えばよい。またノズ
ル14aから薬液を散布するときに、弁の故障に
より薬液の一部がバイパス管20側へ流れて薬液
タンク2へ還流されるようなことがあつても、直
ちにこれを発見することができる。
第4図は本考案の他の実施例を示すものであつ
て、31は透明材料から成る箱形状視認部であ
り、その内部には上記視認部21と同様のコイル
バネ23の自由端部に取り付けられた振動子24
が内蔵されている。該視認部31は、指入れ用開
口9の下面下方に設けられて使用時の視認部31
を把持部15でカバーし、傷つきを防止してお
り、その前面と後面に突設された連結管32,3
2をバイパス管30に挿着している。33は上記
把持用開口9の下面の視認部31上方に装着され
た視認窓であり、該窓33から視認部31内に薬
液が流れているかどうかを視認するが、この場合
も特に必要とするものでなく、単なる透孔でもよ
い。
第5図は本考案の更に他の実施例を示すもので
あつて、バイパス管40は透明樹脂等の透視可能
な透明材料から成つており、その一部40aは上
記指入れ用開口9内に露呈して視認部40aとな
つている。このように視認部は必ずしもカバーケ
ース3内に設ける必要はなく、また上記振動子2
4も必ずしも設ける必要はない。すなわち視認部
の構造や設置位置等は種々考えられるのであつ
て、要は薬液がバイパス路を流れているかどうか
を、外方から簡単に視認できるものであればよ
い。
以上説明したように本考案は、薬液タンク2、
モータ7により駆動される薬液給送用ポンプ8、
および該ポンプ8にバイパス部12を介して接続
される噴霧管14を備えた電動噴霧器1におい
て、上記バイパス部12と上記薬液タンク2を接
続するバイパス路20の少くとも一部に、外方か
ら透視可能な視認部21を設けるようにしている
ので、バイパス路20に薬液が流れているかどう
かを簡単に確認することができる。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の実施例を示すものであつて、第1
図は電動噴霧器の斜視図、第2図はバイパス部の
断面図、第3図は視認部の断面図、第4図および
第5図はそれぞれ本考案の他の実施例の要部斜視
図である。 1……電動噴霧器、2……薬液タンク、7……
モータ、8……薬液給送用ポンプ、12……バイ
パス部、14……噴霧杆、20,30,40……
バイパス路、21,31,40a……視認部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 薬液タンク2、モータ7により駆動される薬液
    給送用ポンプ8、および該ポンプ8にバイパス部
    12を介して接続される噴霧杆14を備えた電動
    噴霧器1において、上記バイパス部12と上記薬
    液タンク2を接続するバイパス路20の少くとも
    一部に、外方から透視可能な視認部21を設ける
    ようにした電動噴霧器。
JP13251483U 1983-08-25 1983-08-25 電動噴霧器 Granted JPS6039365U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13251483U JPS6039365U (ja) 1983-08-25 1983-08-25 電動噴霧器

Applications Claiming Priority (1)

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JP13251483U JPS6039365U (ja) 1983-08-25 1983-08-25 電動噴霧器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6039365U JPS6039365U (ja) 1985-03-19
JPS6335806Y2 true JPS6335806Y2 (ja) 1988-09-22

Family

ID=30299223

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JP13251483U Granted JPS6039365U (ja) 1983-08-25 1983-08-25 電動噴霧器

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JPS6039365U (ja) 1985-03-19

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