JPS6335761B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6335761B2 JPS6335761B2 JP6236783A JP6236783A JPS6335761B2 JP S6335761 B2 JPS6335761 B2 JP S6335761B2 JP 6236783 A JP6236783 A JP 6236783A JP 6236783 A JP6236783 A JP 6236783A JP S6335761 B2 JPS6335761 B2 JP S6335761B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- energy
- jet flow
- flow outlet
- tank
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 50
- 239000003638 chemical reducing agent Substances 0.000 claims description 18
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 238000005260 corrosion Methods 0.000 description 1
- 230000007797 corrosion Effects 0.000 description 1
- 238000005536 corrosion prevention Methods 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000009499 grossing Methods 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 1
- 239000011435 rock Substances 0.000 description 1
- 239000004576 sand Substances 0.000 description 1
Classifications
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E02—HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
- E02B—HYDRAULIC ENGINEERING
- E02B8/00—Details of barrages or weirs ; Energy dissipating devices carried by lock or dry-dock gates
- E02B8/06—Spillways; Devices for dissipation of energy, e.g. for reducing eddies also for lock or dry-dock gates
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Civil Engineering (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
- Other Liquid Machine Or Engine Such As Wave Power Use (AREA)
- Jet Pumps And Other Pumps (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、ダムの下部等に設けた高圧ゲート
等のジエツト流噴出口より放水路に放流する水勢
を減勢するための減勢工に関する。
等のジエツト流噴出口より放水路に放流する水勢
を減勢するための減勢工に関する。
ダムの水位調整のための放水を、ダムの下部に
設けた高圧ゲート等のジエツト流噴出口より噴射
させて行なう場合は、そのまゝ放水路に噴出させ
ると、噴出水の勢により放水路の路床や側岸が洗
掘されたり、土砂岩石が下流に流されて堆積した
りする障害の原因となるので、ジエツト流噴出口
と放水路との間に減勢工を設け、噴出された水流
の勢力を減勢して放水路に放流するようにしてい
る。
設けた高圧ゲート等のジエツト流噴出口より噴射
させて行なう場合は、そのまゝ放水路に噴出させ
ると、噴出水の勢により放水路の路床や側岸が洗
掘されたり、土砂岩石が下流に流されて堆積した
りする障害の原因となるので、ジエツト流噴出口
と放水路との間に減勢工を設け、噴出された水流
の勢力を減勢して放水路に放流するようにしてい
る。
高圧ゲート等のジエツト流噴出口より噴出され
る水の減勢工としては、従来、第1図に示す様な
空中放流型のものと、第2図に示すような水中放
流型のものとが使用されている。
る水の減勢工としては、従来、第1図に示す様な
空中放流型のものと、第2図に示すような水中放
流型のものとが使用されている。
第1図に示す空中放流型は、ジエツト流噴出口
1にゲートバルブ2を設けた場合、ゲートが水中
に没することがなく腐食対策やメインテナンスに
有利であり、又、噴出水がゲートバルブの戸溝や
扉に及ぼす影響が少ない利点があるが、第1図に
示す跳水型の減勢工とした場合はその機能上、ジ
エツト流噴出口1の前面に、特に長さ方向に非常
に大きいスペース3を必要とし、放流設備計画上
大きな制約を受けると言う問題がある。図中符号
4は放水路である。
1にゲートバルブ2を設けた場合、ゲートが水中
に没することがなく腐食対策やメインテナンスに
有利であり、又、噴出水がゲートバルブの戸溝や
扉に及ぼす影響が少ない利点があるが、第1図に
示す跳水型の減勢工とした場合はその機能上、ジ
エツト流噴出口1の前面に、特に長さ方向に非常
に大きいスペース3を必要とし、放流設備計画上
大きな制約を受けると言う問題がある。図中符号
4は放水路である。
第2図に示す水中放流式のものは、減勢工をコ
ンパクト化する目的のもので、箱形減勢槽5が、
ジエツト流噴出口1と放水路4との間に設けら
れ、ジエツト噴出口1は水中に開いている。この
方式は減勢工が空中放流跳水型に比してコンパク
トにはなるが、ジエツト流噴出口1に流量調整用
のゲートバルブ2を設置した場合、下流に生ずる
渦等がゲート戸溝や扉2にどの様な影響を与える
か等の水理的な問題が十分解明されておらず、ご
く小口径のものには使用された実績があるが、口
径が大きく、水圧の高いものには適用し難いのが
現状である。また、この方式ではゲートが常時水
中に没するため腐食に対する対策やメインテナン
スが困難になると言う不利がある。
ンパクト化する目的のもので、箱形減勢槽5が、
ジエツト流噴出口1と放水路4との間に設けら
れ、ジエツト噴出口1は水中に開いている。この
方式は減勢工が空中放流跳水型に比してコンパク
トにはなるが、ジエツト流噴出口1に流量調整用
のゲートバルブ2を設置した場合、下流に生ずる
渦等がゲート戸溝や扉2にどの様な影響を与える
か等の水理的な問題が十分解明されておらず、ご
く小口径のものには使用された実績があるが、口
径が大きく、水圧の高いものには適用し難いのが
現状である。また、この方式ではゲートが常時水
中に没するため腐食に対する対策やメインテナン
スが困難になると言う不利がある。
本発明は、従来の各型式の減勢工の上述の欠点
を除去した、ゲートに対する放射水の影響等の水
理的な問題がなく、設置スペースが少くて済み、
口径の大小にかゝわらず適用可能なジエツト流噴
出口よりのジエツト流減勢工を提供することを目
的とする。
を除去した、ゲートに対する放射水の影響等の水
理的な問題がなく、設置スペースが少くて済み、
口径の大小にかゝわらず適用可能なジエツト流噴
出口よりのジエツト流減勢工を提供することを目
的とする。
以下、本発明を図面に示す実施例に基いて説明
する。
する。
第3図は本発明の実施例を示す図である。この
実施例の減勢工は、ジエツト流噴出口1と放水路
4との間に、前下りに傾斜した導水部6と箱形減
勢槽7とがこの順に設けられて構成されている。
実施例の減勢工は、ジエツト流噴出口1と放水路
4との間に、前下りに傾斜した導水部6と箱形減
勢槽7とがこの順に設けられて構成されている。
導水部6は、上面、下面、両側面を壁で囲まれ
た箱形となつており、上面壁6aはジエツト流噴
出口1からの放射水が斜めに衝突し、その面に沿
つて偏平拡幅しながら減勢槽7に流入するに適し
た傾斜を持つて配設されている。実験の結果によ
れば導水部6の上面壁6aのジエツト流噴出口1
から噴射されるジエツト流の方向に対する角度
は、25゜乃至45゜とするのが適当である。導水部6
の下面壁即ち底面6bは上面壁6aよりも傾斜を
少なくされているが、上面壁との間隔は上面壁6
aに沿つて流れる水がジエツト流噴出口1の下流
部に滞留している水を十分連行できるように設定
されている。導水管6の上面壁の上部には大気に
開放される給気管8が接続されている。
た箱形となつており、上面壁6aはジエツト流噴
出口1からの放射水が斜めに衝突し、その面に沿
つて偏平拡幅しながら減勢槽7に流入するに適し
た傾斜を持つて配設されている。実験の結果によ
れば導水部6の上面壁6aのジエツト流噴出口1
から噴射されるジエツト流の方向に対する角度
は、25゜乃至45゜とするのが適当である。導水部6
の下面壁即ち底面6bは上面壁6aよりも傾斜を
少なくされているが、上面壁との間隔は上面壁6
aに沿つて流れる水がジエツト流噴出口1の下流
部に滞留している水を十分連行できるように設定
されている。導水管6の上面壁の上部には大気に
開放される給気管8が接続されている。
次に箱形減勢槽7の天井面7aの高さは、ジエ
ツト流噴出口1の中心標高より若干高い位置に設
定されており、底面7bは前記の導水部6の開口
下縁よりも相当下方に設けられている。又、天井
面7aの後部にはチヤンバ7cが設けられその頂
面には大気に開放される排気管9が接続されてい
る。
ツト流噴出口1の中心標高より若干高い位置に設
定されており、底面7bは前記の導水部6の開口
下縁よりも相当下方に設けられている。又、天井
面7aの後部にはチヤンバ7cが設けられその頂
面には大気に開放される排気管9が接続されてい
る。
減勢槽7から放水路4への出口の上縁は減勢槽
天井面7aの高さと一致しており、下縁即ち放水
路4の路床4aの高さは、減勢槽7より流出した
水流の水面4bがジエツト流噴出口1の中心標高
より低くなるように設定されている。
天井面7aの高さと一致しており、下縁即ち放水
路4の路床4aの高さは、減勢槽7より流出した
水流の水面4bがジエツト流噴出口1の中心標高
より低くなるように設定されている。
この減勢工は以上の如く構成されているので、
ジエツト流噴出口1から噴射した水流は導水部上
面壁6aに斜めに衝突し、側方に拡幅しながら偏
平になつて壁面6aに沿つて減勢槽7に流入し、
その際、ジエツト流噴出口1の下流の導水部6の
下面上に滞留している水を減勢槽7内に連行す
る。その結果、ジエツト流噴出口を使用状態で水
没状態にならない様に維持することができ、ゲー
ト戸溝や扉に対する水理的影響を除去することが
できる。又、放水路4の水面4bの高さはジエツ
ト流噴出口1の中心線標高以下になるようにされ
ているので、ゲートのあらゆる開度に対して問題
なく放水することができる。
ジエツト流噴出口1から噴射した水流は導水部上
面壁6aに斜めに衝突し、側方に拡幅しながら偏
平になつて壁面6aに沿つて減勢槽7に流入し、
その際、ジエツト流噴出口1の下流の導水部6の
下面上に滞留している水を減勢槽7内に連行す
る。その結果、ジエツト流噴出口を使用状態で水
没状態にならない様に維持することができ、ゲー
ト戸溝や扉に対する水理的影響を除去することが
できる。又、放水路4の水面4bの高さはジエツ
ト流噴出口1の中心線標高以下になるようにされ
ているので、ゲートのあらゆる開度に対して問題
なく放水することができる。
導水部6には、大気に開放する給気管8が接続
されているので、ジエツト流噴出口1より噴出さ
れる水流の空気連行に伴う噴出口下流の圧力低下
を防止することが出来る。又、減勢槽7の上部の
チヤンバ7cには大気に開放する排気管9が接続
されているので、導水部より減勢槽7内に流入す
る水流に連行されてきた空気はチヤンバ7cに集
まり、排気管9より大気に排出され、減勢工出口
での見掛けの流量(水+連行空気の量)を減少さ
せ流れを円滑にする効果がある。
されているので、ジエツト流噴出口1より噴出さ
れる水流の空気連行に伴う噴出口下流の圧力低下
を防止することが出来る。又、減勢槽7の上部の
チヤンバ7cには大気に開放する排気管9が接続
されているので、導水部より減勢槽7内に流入す
る水流に連行されてきた空気はチヤンバ7cに集
まり、排気管9より大気に排出され、減勢工出口
での見掛けの流量(水+連行空気の量)を減少さ
せ流れを円滑にする効果がある。
以上説明した本発明による構成の減勢工は水理
実験の結果より上述の効果が認められ、実用の可
能性が充分あることが確認された。
実験の結果より上述の効果が認められ、実用の可
能性が充分あることが確認された。
以上の如く、本発明によれば、ジエツト流噴出
口の放流状態を空中放流状態に維持することが出
来、ゲートに対する水理的な問題を回避すること
が可能となり、又箱形減勢槽と組合せたことによ
り減勢工の設置のスペースをコンパクトにするこ
とが可能となる等、実用上優れた効果が得られ
る。
口の放流状態を空中放流状態に維持することが出
来、ゲートに対する水理的な問題を回避すること
が可能となり、又箱形減勢槽と組合せたことによ
り減勢工の設置のスペースをコンパクトにするこ
とが可能となる等、実用上優れた効果が得られ
る。
第1図は従来の空中放流跳水型減勢工の一例を
示す縦断面図、第2図は従来の水中放流型減勢工
の一例を示す縦断面図、第3図は本発明の減勢工
の実施例を示す縦断面図である。 1……ジエツト流噴出口、4……放水路、4a
……放水路床、4b……減勢工出口における放水
路水面、6……導水部、6a……導水部上面壁、
6b……導水部下面壁、7……箱形減勢槽。
示す縦断面図、第2図は従来の水中放流型減勢工
の一例を示す縦断面図、第3図は本発明の減勢工
の実施例を示す縦断面図である。 1……ジエツト流噴出口、4……放水路、4a
……放水路床、4b……減勢工出口における放水
路水面、6……導水部、6a……導水部上面壁、
6b……導水部下面壁、7……箱形減勢槽。
Claims (1)
- 1 ダムの下部等に設けたジエツト流噴出口より
放水路に放流する水勢を減勢するための減勢工に
おいて、上記のジエツト流噴出口と上記放水路と
の間に、上下面及び両側面を囲まれ前下りに傾斜
した導水部と、箱形減勢槽とをこの順に設けて構
成され、上記導水部の上面壁はジエツト流噴出口
からの放射水が斜めに衝突しその面に沿つて偏平
拡幅しながら減勢槽に流入するに適した傾斜を有
し、下面壁は上面壁よりも小さい傾斜角度を有
し、その上面壁との上下方向の間隔は上面壁に沿
つて流れる水がジエツト流噴出口下流部の滞留水
を連行するに適した間隔になる如く設定され、上
記の減勢槽に接続する位置での放水路床の高さ
は、減勢槽より流出する水流の水面がジエツト流
噴出口中心標高より低くなる如く配置されている
ことを特徴とする減勢工。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6236783A JPS59187918A (ja) | 1983-04-11 | 1983-04-11 | 減勢工 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6236783A JPS59187918A (ja) | 1983-04-11 | 1983-04-11 | 減勢工 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59187918A JPS59187918A (ja) | 1984-10-25 |
JPS6335761B2 true JPS6335761B2 (ja) | 1988-07-18 |
Family
ID=13198072
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6236783A Granted JPS59187918A (ja) | 1983-04-11 | 1983-04-11 | 減勢工 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59187918A (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6057896A (ja) * | 1983-09-09 | 1985-04-03 | 株式会社荏原製作所 | 放水口用防音装置 |
CN102808449A (zh) * | 2012-08-14 | 2012-12-05 | 上海市城市建设设计研究总院 | 超深调蓄管初期雨水入流消能井 |
CN105696531B (zh) * | 2016-01-22 | 2018-05-22 | 西华大学 | 一种跌水消能装置 |
CN109371928B (zh) * | 2018-10-25 | 2020-05-08 | 四川大学 | 一种明流泄洪洞通风补气设施的导流结构 |
-
1983
- 1983-04-11 JP JP6236783A patent/JPS59187918A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59187918A (ja) | 1984-10-25 |
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