JPS6335729A - 溶融金属収容容器への粉状原料装入方法及び装入装置 - Google Patents
溶融金属収容容器への粉状原料装入方法及び装入装置Info
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- JPS6335729A JPS6335729A JP18137086A JP18137086A JPS6335729A JP S6335729 A JPS6335729 A JP S6335729A JP 18137086 A JP18137086 A JP 18137086A JP 18137086 A JP18137086 A JP 18137086A JP S6335729 A JPS6335729 A JP S6335729A
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Landscapes
- Manufacture Of Iron (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、?8融金属の製錬、精製等を行う溶融金属収
容容器に粉鉱石、還元剤、改質剤、造滓剤等の原料を装
入する方法及び装置に関する。
容容器に粉鉱石、還元剤、改質剤、造滓剤等の原料を装
入する方法及び装置に関する。
最近、高炉・転炉法に代わる製鋼技術として溶融還元製
錬法が注目を浴びている。この方法で使用する溶融還元
炉は、使用する原料に制約を受けることなく、より小規
模な設備により鉄系合金溶湯を製造することを目的とし
て開発されたものである。
錬法が注目を浴びている。この方法で使用する溶融還元
炉は、使用する原料に制約を受けることなく、より小規
模な設備により鉄系合金溶湯を製造することを目的とし
て開発されたものである。
このような溶融還元炉の一つとして、本発明者等は先に
第3図に示す形式の炉をi2案した(特願昭61−22
895号)。この炉は、固定式の縦型炉部lと該縦型炉
部1に対して着脱可能に設けられた容器部2を備えてい
る。容器部2は、台車3に載置されており、別の容器部
2と容易に交換することを可能にしている。
第3図に示す形式の炉をi2案した(特願昭61−22
895号)。この炉は、固定式の縦型炉部lと該縦型炉
部1に対して着脱可能に設けられた容器部2を備えてい
る。容器部2は、台車3に載置されており、別の容器部
2と容易に交換することを可能にしている。
容器部2は、主として溶融金属浴8等からなる溶融物を
収容するものであり、酸素ガス及びプロパン、微粉炭等
の燃料を溶融物に吹き込む底吹き羽口11が底壁に設け
られている。底吹き羽口11を介して容器部2内に吹き
込まれたガスは、溶融金属浴8中を気泡10となって上
弄し、装入原料に対する還元反応を進める。
収容するものであり、酸素ガス及びプロパン、微粉炭等
の燃料を溶融物に吹き込む底吹き羽口11が底壁に設け
られている。底吹き羽口11を介して容器部2内に吹き
込まれたガスは、溶融金属浴8中を気泡10となって上
弄し、装入原料に対する還元反応を進める。
また、容器部2の下部には出湯口12が設けられており
、この出湯口12を介して任意の時間に溶融金属、スラ
グ等の溶融物が炉外に排出される。
、この出湯口12を介して任意の時間に溶融金属、スラ
グ等の溶融物が炉外に排出される。
他方、縦型炉部1は、垂直円筒状或いは部分的に径大化
した円筒状の形状を備えている。該縦型炉部1の下部は
容器部2に百着・離脱自在にされており、その上部は排
ガス13を排ガス利用系に送るためのダクトにつながっ
ている。該縦型炉部1の下部は、フォーミングしたスラ
グ層9の一部に浸ン貞されている。
した円筒状の形状を備えている。該縦型炉部1の下部は
容器部2に百着・離脱自在にされており、その上部は排
ガス13を排ガス利用系に送るためのダクトにつながっ
ている。該縦型炉部1の下部は、フォーミングしたスラ
グ層9の一部に浸ン貞されている。
この縦型炉部1には、垂直上方からランス4及び斜め上
方又は横方向から複数のランス5が挿入されるようにな
っている。これらランス4,5から、酸素ガス等のガス
及び/又は鉱石2石炭等の粉体が炉内に吹き込まれる。
方又は横方向から複数のランス5が挿入されるようにな
っている。これらランス4,5から、酸素ガス等のガス
及び/又は鉱石2石炭等の粉体が炉内に吹き込まれる。
更に、この縦型炉部lには、鉱石又はその成形物、塊状
炭材等の塊状物を投入するための塊状物投入装置6が設
けられており、この塊状物投入装置6はスクリューフィ
ーダー6aを備えている。
炭材等の塊状物を投入するための塊状物投入装置6が設
けられており、この塊状物投入装置6はスクリューフィ
ーダー6aを備えている。
この溶融還元炉においては、炭材が懸濁しているスラグ
層9と溶融金属浴8との接触を充分に行うことにより、
その界面におけ不製錬反応を促進させる。また、スラグ
N9中でもC+Fe0−”Fe+COの反応を行ってい
る。そこで、このようなスラグN9に対する鉱石原料の
装入を工夫することが重要となる。
層9と溶融金属浴8との接触を充分に行うことにより、
その界面におけ不製錬反応を促進させる。また、スラグ
N9中でもC+Fe0−”Fe+COの反応を行ってい
る。そこで、このようなスラグN9に対する鉱石原料の
装入を工夫することが重要となる。
溶融還元法以外の製錬法において使用されている鉱石原
料は、その形態は専ら装入の容易性を主眼において考え
られていた。これに対し、溶融還元法においては、前述
したように今までの製錬反応とは異なり、溶融金属とス
ラグとの界面における反応を主体とするものであり、且
つその反応には所定の熱を必要とする。
料は、その形態は専ら装入の容易性を主眼において考え
られていた。これに対し、溶融還元法においては、前述
したように今までの製錬反応とは異なり、溶融金属とス
ラグとの界面における反応を主体とするものであり、且
つその反応には所定の熱を必要とする。
ところが、粉鉱石を浴面上方から投入するときには、落
下の過程で消費される割合が大きく、その粉鉱石が溶融
金属とスラグとの界面に達する確率は低い。たとえば、
炉内を上昇する排ガスに随伴され、反応域に効率良く添
加することができない。また、底吹き羽口を介して炉底
から粉鉱石を吹き込む場合には、装入された粉鉱石がガ
スと一諸に吹き抜けることがあり、充分な滞留時間が得
られない。そのため、この底吹きによっても添加効率を
高くすることには限度がある。更に、底吹き羽口を介し
た吹込みによる場合、メンテナンスが困難なものとなる
。
下の過程で消費される割合が大きく、その粉鉱石が溶融
金属とスラグとの界面に達する確率は低い。たとえば、
炉内を上昇する排ガスに随伴され、反応域に効率良く添
加することができない。また、底吹き羽口を介して炉底
から粉鉱石を吹き込む場合には、装入された粉鉱石がガ
スと一諸に吹き抜けることがあり、充分な滞留時間が得
られない。そのため、この底吹きによっても添加効率を
高くすることには限度がある。更に、底吹き羽口を介し
た吹込みによる場合、メンテナンスが困難なものとなる
。
この粉鉱石の添加に関する問題は、何も第3図に示した
ような上下分離型の溶融還元炉に限ったものではなく、
たとえば転炉型等の他の種々の形式の溶融還元炉に共通
するものである。更には、溶融還元炉に留まらず、その
他の転炉、取鍋、混銑車、RH,DH等の容器において
、添加された粉鉱石、炭材、造滓剤等の粉状の原料を効
率良く反応に使用しようとするときにも、共通する問題
でもある。
ような上下分離型の溶融還元炉に限ったものではなく、
たとえば転炉型等の他の種々の形式の溶融還元炉に共通
するものである。更には、溶融還元炉に留まらず、その
他の転炉、取鍋、混銑車、RH,DH等の容器において
、添加された粉鉱石、炭材、造滓剤等の粉状の原料を効
率良く反応に使用しようとするときにも、共通する問題
でもある。
そこで、本発明は、粉状の原料の装入形態に改良を加え
ることにより、その粉状の原料を高い添加効率で装入し
、しかも高い反応効率が得ることを目的として開発され
たものである。
ることにより、その粉状の原料を高い添加効率で装入し
、しかも高い反応効率が得ることを目的として開発され
たものである。
本発明の粉状原料装入方法は、その目的を達成するため
、容器に収容された溶融金属に粉状の原料を装入するに
際し、容器内の溶融金属浴表面の下方に水平部が形成さ
れた炉体側壁をもつ炉を用意し、前記水平部に設けたガ
ス吹込み羽口から攪拌用ガスを垂直下方の溶融金属浴に
吹込み、且つ垂直断面でみて前記ガス吹込み羽口より外
方にある炉底及び/又は側壁下部に設けた底吹き羽口か
ら粉状の原料を溶融金属浴に吹き込むことを特徴とする
。
、容器に収容された溶融金属に粉状の原料を装入するに
際し、容器内の溶融金属浴表面の下方に水平部が形成さ
れた炉体側壁をもつ炉を用意し、前記水平部に設けたガ
ス吹込み羽口から攪拌用ガスを垂直下方の溶融金属浴に
吹込み、且つ垂直断面でみて前記ガス吹込み羽口より外
方にある炉底及び/又は側壁下部に設けた底吹き羽口か
ら粉状の原料を溶融金属浴に吹き込むことを特徴とする
。
また、この装入方法に使用される粉状原料装入装置は、
炉体側壁の一部又は全部に水平方向に延びる壁部を形成
し、該水平の壁部にガス吹込み用羽口を設け、且つ垂直
断面でみて前記ガス吹込み羽口より外方にある炉底及び
/又は側壁下部に底吹き羽口を設けたことを特徴とする
。
炉体側壁の一部又は全部に水平方向に延びる壁部を形成
し、該水平の壁部にガス吹込み用羽口を設け、且つ垂直
断面でみて前記ガス吹込み羽口より外方にある炉底及び
/又は側壁下部に底吹き羽口を設けたことを特徴とする
。
本発明を、第3図に示した溶融還元炉の容器部に粉鉱石
を装入する場合を例にとって、具体的に説明する。しか
し、容器内部における粉状原料の挙動は、溶融還元炉の
容器部に時打のものではなく、その他の転炉、取鍋、混
銑車等においても共通するものである。たとえば、取消
で脱燐、脱硫処理する場合も、同様である。すなわち、
この例は、具体的な理解を促すために留まり、本発明を
なんら拘束するものではない。
を装入する場合を例にとって、具体的に説明する。しか
し、容器内部における粉状原料の挙動は、溶融還元炉の
容器部に時打のものではなく、その他の転炉、取鍋、混
銑車等においても共通するものである。たとえば、取消
で脱燐、脱硫処理する場合も、同様である。すなわち、
この例は、具体的な理解を促すために留まり、本発明を
なんら拘束するものではない。
粉状の鉱石は、その比表面積が小さいことからスラグに
対する反応性が大きい。また、この粉状の鉱石として予
(1?ttiM元したものを使用するとき、僅かの期間
に還元されて溶融金属浴に移行する。
対する反応性が大きい。また、この粉状の鉱石として予
(1?ttiM元したものを使用するとき、僅かの期間
に還元されて溶融金属浴に移行する。
しかし、通常の添加方法では、前述したように高い添加
効率が得られない。
効率が得られない。
そこで、粉鉱石を次のように装入することにより、その
添加効率の改善を図る。
添加効率の改善を図る。
第1図は、本発明において使用する装置の一例を示す。
容器部2の内部には、溶融金属浴8及びその上方にスラ
グ層9がある。
グ層9がある。
この溶融金属浴8の表面より下方の位置で、炉体の垂直
側壁部14に横方向に延びる水平部15を形成する。第
1図の例では、この水平部15を垂直側壁部14の全周
にわたり形成している。しかし、垂直側壁部14を部分
的に内方に突出させ、そこに単数又は複数の水平部15
を形成することもできる。
側壁部14に横方向に延びる水平部15を形成する。第
1図の例では、この水平部15を垂直側壁部14の全周
にわたり形成している。しかし、垂直側壁部14を部分
的に内方に突出させ、そこに単数又は複数の水平部15
を形成することもできる。
そして、この水平部15に攪拌用ガスを溶融金属浴8に
吹き込むガス吹込み羽口16を設けている。
吹き込むガス吹込み羽口16を設けている。
この水平部15が炉体の内方に突出する距離は、炉の下
部から吹き込まれた粉鉱石が直接に垂直側壁部14に接
触しないように設定することが好ましい。たとえば、容
器部2の内径りを2000mmとし、炉底から水平部1
5までの高さHを100G■■とするとき、水平部15
の長さしを300鰭にとる。そして、ガス吹込み羽口1
6を、垂直側壁部14の内側表面から250〜2801
mのところに設ける。
部から吹き込まれた粉鉱石が直接に垂直側壁部14に接
触しないように設定することが好ましい。たとえば、容
器部2の内径りを2000mmとし、炉底から水平部1
5までの高さHを100G■■とするとき、水平部15
の長さしを300鰭にとる。そして、ガス吹込み羽口1
6を、垂直側壁部14の内側表面から250〜2801
mのところに設ける。
ここにおいて、水平部15は、垂直側壁部14に対して
正確に直角に設けることに限られるものではない。後述
するガス吹込み羽口16から吹き込まれた攪拌用ガスの
挙動からして、水平部15と垂直側壁部14とが作る角
度は90〜120度の範囲にあれば良い。そして、この
ような(頃斜角度をもつ水平部15の壁にガス吹込み羽
口16を直角に設けるとき、垂線に対するガス吹込み羽
口16の角度は0〜30度となる。この角度をもって吹
き込まれる攪拌用ガスの方向を、本願明細書で、実質的
な意味において垂直下方という。
正確に直角に設けることに限られるものではない。後述
するガス吹込み羽口16から吹き込まれた攪拌用ガスの
挙動からして、水平部15と垂直側壁部14とが作る角
度は90〜120度の範囲にあれば良い。そして、この
ような(頃斜角度をもつ水平部15の壁にガス吹込み羽
口16を直角に設けるとき、垂線に対するガス吹込み羽
口16の角度は0〜30度となる。この角度をもって吹
き込まれる攪拌用ガスの方向を、本願明細書で、実質的
な意味において垂直下方という。
他方、炉底及び/又は垂直側壁部14の下部に、粉鉱石
等の粉状原料吹込み用羽口を設けている。
等の粉状原料吹込み用羽口を設けている。
第1図の例では、炉底に設けた底吹き羽口17が2個示
されている。しかし、この底吹き羽口17の設置個数は
炉の容量に応して適宜定められるものである。この底吹
き羽口17の設置個所は、第1図に示す垂直断面でみて
、ガス吹込み羽口16を通る垂線より外側に底吹き羽口
17を通る垂線があるように決められる。前述したよう
に、ガス吹込み羽口16を垂直側壁部14の内側表面か
ら250〜280mmのところに設けるとき、垂直側壁
部14から底吹き羽口17までの距離を30〜50m1
1とすることが好適である。
されている。しかし、この底吹き羽口17の設置個数は
炉の容量に応して適宜定められるものである。この底吹
き羽口17の設置個所は、第1図に示す垂直断面でみて
、ガス吹込み羽口16を通る垂線より外側に底吹き羽口
17を通る垂線があるように決められる。前述したよう
に、ガス吹込み羽口16を垂直側壁部14の内側表面か
ら250〜280mmのところに設けるとき、垂直側壁
部14から底吹き羽口17までの距離を30〜50m1
1とすることが好適である。
また、垂直側壁部14に粉鉱石吹込み用羽口を設けると
きには、その羽口を垂直側壁部14に対して上向きの(
頃斜角度をもって設けることが好ましい。
きには、その羽口を垂直側壁部14に対して上向きの(
頃斜角度をもって設けることが好ましい。
次いで、この容器部2内における溶融金属浴8及び装入
された粉鉱石の挙動を説明する。
された粉鉱石の挙動を説明する。
この水平部15に設けたガス吹込み羽口16から溶融金
属浴8に吹き込まれた攪拌用ガスは、溶融金属浴8に矢
印Aで示したようなり&環流を生しさせる。この循環流
Aに対して、炉底に設けた底吹き羽口17から粉鉱石が
装入される。そして、この循環流Aは、炉半径方向に関
して外側を上昇し、再度ガス吹込み羽口16から吹き込
まれた攪拌用ガスに接触する。
属浴8に吹き込まれた攪拌用ガスは、溶融金属浴8に矢
印Aで示したようなり&環流を生しさせる。この循環流
Aに対して、炉底に設けた底吹き羽口17から粉鉱石が
装入される。そして、この循環流Aは、炉半径方向に関
して外側を上昇し、再度ガス吹込み羽口16から吹き込
まれた攪拌用ガスに接触する。
すなわち、半永久的ともいえる循IO流へに15)鉱石
が装入されるので、む)鉱石の滞留時間は非常に長いも
のとなる。この点、従来の底吹き羽口による場合、粉鉱
石を単に炉底から78融金属浴に吹き込んでいるので、
吹込み正の一部昇に伴い吹き扱けが生じ易い。これに対
し、本例にあっては、循環流Aの下降流がある種のカー
テンとして働き、底吹き羽口17から装入された粉鉱石
が直上して溶融金属浴8の表面に達するようなことがな
い。その結果、装入された粉鉱石の歩留りが向上し、ま
た反応効率の改善も行われる。
が装入されるので、む)鉱石の滞留時間は非常に長いも
のとなる。この点、従来の底吹き羽口による場合、粉鉱
石を単に炉底から78融金属浴に吹き込んでいるので、
吹込み正の一部昇に伴い吹き扱けが生じ易い。これに対
し、本例にあっては、循環流Aの下降流がある種のカー
テンとして働き、底吹き羽口17から装入された粉鉱石
が直上して溶融金属浴8の表面に達するようなことがな
い。その結果、装入された粉鉱石の歩留りが向上し、ま
た反応効率の改善も行われる。
また、炉内における溶融金属浴8の循環をこのようにし
て行うとき、炉の中心部を別な目的に利用することがで
きる。たとえば、溶融還元製錬の場合に、製造された溶
融金属を取り出す際、それをスラグと分離することが必
要である。そこで、この中心部が比較的攪拌の少ない領
域であることに着目し、これを溶融金属浴8の鎮静部と
して使うことが考えられる。特に、この溶融金属浴8と
スラグ層9との分離を積極的に行おうとするのであれば
、撹拌が行われている周辺部から中心部を独立させるよ
うに、その間に適宜の部分的な隔壁を設けても良い。
て行うとき、炉の中心部を別な目的に利用することがで
きる。たとえば、溶融還元製錬の場合に、製造された溶
融金属を取り出す際、それをスラグと分離することが必
要である。そこで、この中心部が比較的攪拌の少ない領
域であることに着目し、これを溶融金属浴8の鎮静部と
して使うことが考えられる。特に、この溶融金属浴8と
スラグ層9との分離を積極的に行おうとするのであれば
、撹拌が行われている周辺部から中心部を独立させるよ
うに、その間に適宜の部分的な隔壁を設けても良い。
以下、第1図における内径をD=2000m、炉底から
水平部15までの高さをH”11000a、水平部15
の長さをL=300−一、水平部15と垂直側壁部14
とが作る角度を直角とし、垂直側壁部14の内面から2
80龍及び50IIの個所にそれぞれガス吹込み羽口1
6及び底吹き羽口17を設けた内容積30トンの炉を使
用した場合の操業条件及び結果を示す。
水平部15までの高さをH”11000a、水平部15
の長さをL=300−一、水平部15と垂直側壁部14
とが作る角度を直角とし、垂直側壁部14の内面から2
80龍及び50IIの個所にそれぞれガス吹込み羽口1
6及び底吹き羽口17を設けた内容積30トンの炉を使
用した場合の操業条件及び結果を示す。
この炉に、溶銑20トン、フラフクスとしてCaO2,
7トン及びS:Ot 1.8 トン並びにコークス1.
2トンを投入し、上吹き酸素600ON、d/時及び底
吹き酸素40ONII?/時の割合で炉内に酸素ガスを
吹き込んだ。
7トン及びS:Ot 1.8 トン並びにコークス1.
2トンを投入し、上吹き酸素600ON、d/時及び底
吹き酸素40ONII?/時の割合で炉内に酸素ガスを
吹き込んだ。
そして、水平部15の合計16個所に設けたガス吹込み
羽口16からそれぞれ、攪拌用ガスとして窒素ガスを2
00ON 17分の流量で吹き込んだ。また、炉底の合
計16個所に設けた底吹き羽口17からそれぞれ、窒素
ガス200ON I!/分をキャリアガスとして粒径1
m未満の粉鉱石を15kg/分の速度で吹き込んだ。他
方、炭材としてコークスを80kg/分の速度で投入し
た。
羽口16からそれぞれ、攪拌用ガスとして窒素ガスを2
00ON 17分の流量で吹き込んだ。また、炉底の合
計16個所に設けた底吹き羽口17からそれぞれ、窒素
ガス200ON I!/分をキャリアガスとして粒径1
m未満の粉鉱石を15kg/分の速度で吹き込んだ。他
方、炭材としてコークスを80kg/分の速度で投入し
た。
製錬を1時間継続したところ、9トンの溶銑が得られた
。このときの鉱石歩留りは99%であり、反応速度は1
20kg−Fe/分(χT、Fe)であった。このとき
の粉鉱石の歩留りを、その他の装入方法と比較して示し
たものが、第2図である。この図から明らかなように、
本例においては、装入された粉鉱石のほとんど全てが反
応に使用されている。
。このときの鉱石歩留りは99%であり、反応速度は1
20kg−Fe/分(χT、Fe)であった。このとき
の粉鉱石の歩留りを、その他の装入方法と比較して示し
たものが、第2図である。この図から明らかなように、
本例においては、装入された粉鉱石のほとんど全てが反
応に使用されている。
以上に説明したように、本発明においては、炉内中心部
で下降する溶融金属の循環流を形成し、その循環流の上
昇部に粉状の原料を吹き込むことにより、吹き込まれた
粉状の原料が溶融金属浴表面に直上することを防ぎ、し
かも長い滞留時間で粉状の原料を溶融金属浴と接触させ
ている。このため、歩留り良く優れた反応効率で粉状の
原料を溶融金属浴に添加することが可能になった。した
がって、本発明によるとき、優れた効率で溶融金属の生
産、処理を行うことが可能となる。
で下降する溶融金属の循環流を形成し、その循環流の上
昇部に粉状の原料を吹き込むことにより、吹き込まれた
粉状の原料が溶融金属浴表面に直上することを防ぎ、し
かも長い滞留時間で粉状の原料を溶融金属浴と接触させ
ている。このため、歩留り良く優れた反応効率で粉状の
原料を溶融金属浴に添加することが可能になった。した
がって、本発明によるとき、優れた効率で溶融金属の生
産、処理を行うことが可能となる。
第1図は本発明を溶融還元炉の容器部に適用した例を示
し、第2図はその例における粉鉱石の歩留りを示す。ま
た、第3図は、本発明者等が先に開発した溶融還元炉を
示す。
し、第2図はその例における粉鉱石の歩留りを示す。ま
た、第3図は、本発明者等が先に開発した溶融還元炉を
示す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、容器に収容された溶融金属に粉状の原料を装入する
に際し、容器内の溶融金属浴表面の下方に水平部が形成
された炉体側壁をもつ炉を用意し、前記水平部に設けた
ガス吹込み羽口から攪拌用ガスを垂直下方に溶融金属浴
に吹込み、且つ垂直断面でみて前記ガス吹込み羽口より
外方にある炉底及び/又は側壁下部に設けた底吹き羽口
から粉状の原料を溶融金属浴に吹き込むことを特徴とす
る溶融金属収容容器への粉状原料装入方法。 2、炉体側壁の一部又は全部に水平方向に延びる壁部を
形成し、該水平の壁部にガス吹込み用羽口を設け、且つ
垂直断面でみて前記ガス吹込み羽口より外方にある炉底
及び/又は側壁下部に底吹き羽口を設けたことを特徴と
する溶融金属収容容器への粉状原料装入装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18137086A JPS6335729A (ja) | 1986-07-31 | 1986-07-31 | 溶融金属収容容器への粉状原料装入方法及び装入装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18137086A JPS6335729A (ja) | 1986-07-31 | 1986-07-31 | 溶融金属収容容器への粉状原料装入方法及び装入装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6335729A true JPS6335729A (ja) | 1988-02-16 |
Family
ID=16099538
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18137086A Pending JPS6335729A (ja) | 1986-07-31 | 1986-07-31 | 溶融金属収容容器への粉状原料装入方法及び装入装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6335729A (ja) |
-
1986
- 1986-07-31 JP JP18137086A patent/JPS6335729A/ja active Pending
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