JPS633566B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS633566B2
JPS633566B2 JP57031068A JP3106882A JPS633566B2 JP S633566 B2 JPS633566 B2 JP S633566B2 JP 57031068 A JP57031068 A JP 57031068A JP 3106882 A JP3106882 A JP 3106882A JP S633566 B2 JPS633566 B2 JP S633566B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
slag
soil
particle
fertilizer
Prior art date
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Expired
Application number
JP57031068A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS58149628A (ja
Inventor
Munehiro Nishikawa
Takashi Hirotsuka
Minoru Yamaguchi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KUBOTA TETSUKO KK
Original Assignee
KUBOTA TETSUKO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KUBOTA TETSUKO KK filed Critical KUBOTA TETSUKO KK
Priority to JP57031068A priority Critical patent/JPS58149628A/ja
Publication of JPS58149628A publication Critical patent/JPS58149628A/ja
Publication of JPS633566B2 publication Critical patent/JPS633566B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • Y02P60/216

Landscapes

  • Cultivation Of Plants (AREA)
  • Hydroponics (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
この発明は産業廃棄物である鋳鉄用キユーポラ
スラグを盆栽、観葉植物、野菜、草花などを育成
するための園芸用礫耕用土として利用する用途発
明に係るものである。 従来この種のスラグは鋳鉄用キユーポラの溶解
時に多量に発生するものであり、その処分に多く
の鋳物工場が難渋している。 つまり、このキユーポラより発生するスラグを
水砕したスラグは現在廃棄物の処理及び清掃に関
する法律によつて産業廃棄物の一つとして定めら
れており、その処分には管理型最終処分場への埋
立が義務付けられており、その処理費用も莫大な
ものとなつている。 そこで発明者らはこの鋳鉄用キユーポラより発
生するスラグを一気に水冷却して水砕したスラグ
を分析したところ、有害鉱さいの規準とされてい
る公害有害物溶出量が下記の第1表の通りである
ことを知つた。
【表】 −;不検出
従つて上記水砕スラグは産業廃棄物としては法
律上その処分に制限を受けているものゝ、実質的
に有害鉱さいの範囲に属しないものであることを
知見し、更にこのスラグの化学的組成は第2表に
示す通りであり、肥料分析法に基づいた結果の一
例は第3表に示す通りである。
【表】
【表】 更にこのスラグは嵩比重が1.0乃至1.4であり粒
度はほゞ5mm乃至0.4mmであつて、そのうち粒径
が0.6mm乃至1.7mmに含まれるものが全体の80%以
上を占めており、PHは6.5乃至7.5であること、及
び各粒子は微細な連通多孔質であること、並びに
前記成分表からも判る通り、水に対して殆んど溶
けず、極めて耐水性の高いものであることを知見
した。 他方、ベランダ園芸、その他施設園芸で水耕乃
至礫耕栽培用の用土として、川砂、山砂若くは或
種の天然岩石を焼成して多孔質としたもの、或は
フライアツシユなどが利用され、これに肥料を混
合乃至溶解させ間歇潅水する栽培法が広く知られ
ている。 これら公知の用土のうち、川砂、山砂において
は、各粒子間に毛細孔隙及び非毛細孔隙が形成さ
れ、透水性と空気流通性には優れているが、保水
性に難点があり、一度施した肥料成分も、潅水時
に流失する欠点がある。 また天然産のゼオライト、大谷石粉末なども利
用されてはいるが、天然産であるために品質の均
一性が望めない。 他方自然石を焼成して形成した真珠岩石焼成粉
末(商品名パーライト)、蛭石焼成粉末(商品名
バーミキユライト)など多孔質のものもあるが、
極めて高価であり、これを主材とする礫耕栽培は
経済的に困難で、せいぜい土壌改良材として使用
するにとどまつている。 そこで発明者らは前述の鋳鉄用キユーポラから
副産物として産生する水砕化スラグが、盆栽、観
葉植物、野菜又は草花を育成する上に何らの有害
物質を含まず、むしろ遅効性肥料成分としてのけ
い酸石灰肥料成分を含むこと、及び植物育成に必
要な微量成分のうちの一部の成分が含まれている
こと、プランター、鉢に詰め込んで使用する場合
には、各粒子が多孔質であるため、毛細孔隙を形
成し、また粒子間においても細かい間隙は毛細孔
隙となり、また粗い非毛細孔隙は空気の流孔隙と
なり得ることを探究し、全く新規な用途である盆
栽、観葉植物、野菜又は草花などの礫耕栽培用の
用土としての用途を開発した。 この発明は鋳鉄用キユーポラ溶解工程で発生す
る1400℃以上の筒体スラグを一気に水冷却して得
られたSiO235乃至48%、CaO35乃至45%、Mg0.1
乃至10%、FeO0.3乃至3%を含むキユーポラス
ラグであり、粒径が5mm乃至0.4mm、各粒子は毛
細孔隙をもつ多孔質であり、中性及至酸性であ
り、かつその溶出水はPHが6乃至7.5であること
を特徴とするキユーポラスラグよりなる園芸用礫
耕用土である。 次にこの発明のものゝ使用方法を説明する。 先ず、通常知られている苗床において、育苗さ
れた野菜(例えば、トマト、胡瓜、茄子など)の
苗又は観葉植物の苗、その他盆栽の苗木、成木
を、本件発明の用土をプランター、鉢その他の栽
培箱に充填したところに移植し、肥料成分を含む
水によつて、充分に潅水し、屋外、ベランダ、そ
の他温室の中において、適当な間隔をおいて潅水
及び追肥を施しながら育成する。 この発明においては上述のような構成の物であ
るから、軽量であり、嵩比重が1.0乃至1.4である
ため、盆栽や観葉植物のように晴雨、寒暖の変化
に応じて、頻繁に屋外に出したり、屋内に入れた
りするときも、運搬が容易で取扱い易く、因に山
土の2/3程度の重量である。 更に粒度が前記のようであり、各粒子は微細な
連通多孔質であるから一度潅水すれば水はこれら
各粒子中の多孔質中に貯えられて保水性がよく、
しかも各粒子間には空気の流通できる間隙がで
き、通気性がよいため、植物は水分過剰による根
腐れを起さず、植物の根に充分の酸素を供給でき
る。 また前述の潅水に肥料成分を混合して散布すれ
ば水と共に肥料成分も貯えられる効果を有する。 またこの発明の礫耕用土は、単味で使用するこ
とは勿論のこと、他の腐葉土、山土などと混合し
て使用することも可能であることは謂うまでもな
い。 更にこの発明のものは、水には溶けないため、
鉢やプランターの中で泥水化するおそれはなく、
ベランダや、屋内観葉植物育成において、これら
の場所を汚すおそれも極めて少ない。 尚この発明の物はく溶性を有するため、酸性肥
料を施肥した場合においては徐々に溶け遅効性乃
至続効性のけい酸石灰肥料としての効果を発揮す
る。 その他この発明においては前記の組成にみられ
るように、組成物自体のCaO/SiO2〓1である
から、礫耕用土として使用するときには中性であ
り、しかも溶出水はPHが6乃至7.5であるから中
性であり、しかも、長期の使用に対してもPHの変
動がないから、育成植物に制限なく広く使用でき
るものである。 更に工場で産生されるものであるから組成は均
一で、かつキユーポラスラグは高温状態から得ら
れるものであるから、植物に有害な細菌、病源
菌、害虫などが混入しておらず、植物育成に好都
合であり、品種の改良などの実験用礫耕用土とし
ても使用し得る。この用途発明の礫耕用土の粒土
分布の一例を示せば、次の通りである。
【表】 また粒度分布をNo.2についてグラフに示せば、
図の通りである。 上述のような礫耕用土を用いて栽培される植物
は根の張りが丈夫となり、従来の砂よりも潅水間
隔を長くできる。
【図面の簡単な説明】
図はこの用途発明のものゝ一例の粒度分布を示
すグラフである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 鋳物用キユーポラ溶解工程で発生する1400℃
    以上の溶融スラグを一気に水冷却して得られた
    SiO235乃至48%、CaO35乃至45%、MgO1乃至10
    %、FeO0.3乃至3%を含むキユーポラスラグで
    あり、粒径が5mm乃至0.4mm、各粒子は毛細孔隙
    をもつ多孔質で中性乃至酸性であり、かつその溶
    出水はPHが6乃至7.5であることを特徴とするキ
    ユーポラスラグよりなる園芸用礫耕用土。
JP57031068A 1982-02-26 1982-02-26 キユ−ポラスラグよりなる園芸用礫耕用土 Granted JPS58149628A (ja)

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JP57031068A JPS58149628A (ja) 1982-02-26 1982-02-26 キユ−ポラスラグよりなる園芸用礫耕用土

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Publication Number Publication Date
JPS58149628A JPS58149628A (ja) 1983-09-06
JPS633566B2 true JPS633566B2 (ja) 1988-01-25

Family

ID=12321131

Family Applications (1)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04132267U (ja) * 1991-05-28 1992-12-07 エヌオーケー株式会社 回転・揺動用パツキン

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62155022A (ja) * 1985-12-27 1987-07-10 鉄研工業株式会社 芝育成人工用土

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5239736A (en) * 1975-09-26 1977-03-28 Seiko Epson Corp Composite materials

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