JPS6335136B2 - - Google Patents
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- JPS6335136B2 JPS6335136B2 JP56010886A JP1088681A JPS6335136B2 JP S6335136 B2 JPS6335136 B2 JP S6335136B2 JP 56010886 A JP56010886 A JP 56010886A JP 1088681 A JP1088681 A JP 1088681A JP S6335136 B2 JPS6335136 B2 JP S6335136B2
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- JP
- Japan
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- satellite
- tdma
- inter
- timing
- relay line
- Prior art date
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- 238000004891 communication Methods 0.000 claims description 33
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 12
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 5
- 230000001360 synchronised effect Effects 0.000 claims description 4
- 239000011159 matrix material Substances 0.000 description 12
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 8
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 6
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 4
- 230000000737 periodic effect Effects 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000010897 surface acoustic wave method Methods 0.000 description 2
- 230000003111 delayed effect Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04B—TRANSMISSION
- H04B7/00—Radio transmission systems, i.e. using radiation field
- H04B7/14—Relay systems
- H04B7/15—Active relay systems
- H04B7/204—Multiple access
- H04B7/2046—SS-TDMA, TDMA satellite switching
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Radio Relay Systems (AREA)
- Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はデイジタル衛星通信方式に係り、特に
通信衛生相互間を結ぶために設定されるTDMA
(時分割多元接続)技術を用いた衛星間中継回線
におけるTDMAフレームの同期化方式に関する。
通信衛生相互間を結ぶために設定されるTDMA
(時分割多元接続)技術を用いた衛星間中継回線
におけるTDMAフレームの同期化方式に関する。
従来、衛星通信システムで最も多く用いられて
いる通信方式は、FDM―FM―FDMA方式であ
つた。しかし、システムに参加する地球局数の増
加や通信需要の増大に対処するため、さらに高能
率、大容量でかつトラフイツクの変動に柔軟に追
従できるデイジタル衛星通信方式の導入が検討さ
れてきている。その一つであるマルチスポツトビ
ーム衛星とTDMA技術を組み合せ、衛星にダイ
ナミツクスイツチを塔載し、TDMAフレームに
同期して高速でビームの接続を切替えるSatellite
Switched TDMA(SS/TDMA)とよばれる方
式がすでに実用化されるに至つた。
いる通信方式は、FDM―FM―FDMA方式であ
つた。しかし、システムに参加する地球局数の増
加や通信需要の増大に対処するため、さらに高能
率、大容量でかつトラフイツクの変動に柔軟に追
従できるデイジタル衛星通信方式の導入が検討さ
れてきている。その一つであるマルチスポツトビ
ーム衛星とTDMA技術を組み合せ、衛星にダイ
ナミツクスイツチを塔載し、TDMAフレームに
同期して高速でビームの接続を切替えるSatellite
Switched TDMA(SS/TDMA)とよばれる方
式がすでに実用化されるに至つた。
これら、従来から提案されている方式は、いず
れも単一の通信衛星を用いるTDMA方式である
が、最近では、一つの通信衛星のサービスエリア
外に位置する地球局に接続するために、その地球
局と接続可能な他の通信衛星との間にTDMA技
術を用いた衛星間中継回線を設けようとする提案
がある。この場合には、衛星間中継回線と地球局
衛星間回線とのTDMAフレームの同期に関して
新たに問題が生じる。この問題とは、(1)衛星のド
リフトにともなう衛星間中継回線の周期的通路長
変動、(2)それぞれの衛星が互に独立なクロツクで
運用されていることによるTDMAフレームの非
同期性、および(3)衛星間距離の絶対量が未知であ
るために生じる両システムの間のTDMAフレー
ムタイミングの不一致であり、これらをいかに解
決するかという技術的課題である。しかし、現在
までに効果的な解決策は提案されていない。
れも単一の通信衛星を用いるTDMA方式である
が、最近では、一つの通信衛星のサービスエリア
外に位置する地球局に接続するために、その地球
局と接続可能な他の通信衛星との間にTDMA技
術を用いた衛星間中継回線を設けようとする提案
がある。この場合には、衛星間中継回線と地球局
衛星間回線とのTDMAフレームの同期に関して
新たに問題が生じる。この問題とは、(1)衛星のド
リフトにともなう衛星間中継回線の周期的通路長
変動、(2)それぞれの衛星が互に独立なクロツクで
運用されていることによるTDMAフレームの非
同期性、および(3)衛星間距離の絶対量が未知であ
るために生じる両システムの間のTDMAフレー
ムタイミングの不一致であり、これらをいかに解
決するかという技術的課題である。しかし、現在
までに効果的な解決策は提案されていない。
本発明は、上述の技術的課題に鑑みなされたも
ので、簡単な装置を衛星中継器に付加することに
より、衛星間中継回線と地球局衛星間回線との同
期化を達成できる衛星間中継回線における同期化
方式を提供することを目的とする。
ので、簡単な装置を衛星中継器に付加することに
より、衛星間中継回線と地球局衛星間回線との同
期化を達成できる衛星間中継回線における同期化
方式を提供することを目的とする。
以下、図面を用いて本発明を詳細に説明する。
先ず、本発明の理解を容易にするため、衛星間
中継回線をもたない前述のSS/TDMA方式につ
いて簡単に説明しておく。
中継回線をもたない前述のSS/TDMA方式につ
いて簡単に説明しておく。
第1図は、SS/TDMA方式に用いられる衛星
中継器の一構成例を示すものであり、図におい
て、1A,1B,1Cは受信アンテナ、2A,2
B,2Cはそれぞれ受信アンテナ1A,1B,1
Cに対応した受信機、3A,3B,3Cは送信
機、4A,4B,4Cはそれぞれ送信機3A,3
B,3Cに対応した送信アンテナ、5は受信機2
A,2B,2Cと送信機3A,3B,3Cとの接
続状態を切替えるダイナミツク・スイツチマトリ
ツクス、6はダイナミツク・スイツチマトリツク
ス5の切替動作を制御するスイツチ制御回路であ
る。また第2図は、ダイナミツク・スイツチマト
リツクスの切替動作の一例を横軸に時間tをとつ
て説明している図である。
中継器の一構成例を示すものであり、図におい
て、1A,1B,1Cは受信アンテナ、2A,2
B,2Cはそれぞれ受信アンテナ1A,1B,1
Cに対応した受信機、3A,3B,3Cは送信
機、4A,4B,4Cはそれぞれ送信機3A,3
B,3Cに対応した送信アンテナ、5は受信機2
A,2B,2Cと送信機3A,3B,3Cとの接
続状態を切替えるダイナミツク・スイツチマトリ
ツクス、6はダイナミツク・スイツチマトリツク
ス5の切替動作を制御するスイツチ制御回路であ
る。また第2図は、ダイナミツク・スイツチマト
リツクスの切替動作の一例を横軸に時間tをとつ
て説明している図である。
一般にSS/TDMA方式では、衛星上におい
て、TDMAフレーム長に相当する時間間隔が、
例えば第2図のような区間τ1,τ2およびτ3のよう
に複数に分割されており、区間τ1では受信アンテ
ナ1Aからの入力信号は送信アンテナ4Aへ、受
信アンテナ1Bおよび1Cからの入力信号はそれ
ぞれ送信アンテナ4Cおよび4Bに接続され、区
間τ2では受信アンテナ1Aからの入力信号が送信
アンテナ4Bへ、1Bからの入力信号は4Aへ、
1Cからの入力信号は4Cへ接続され、区間τ3で
は受信アンテナ1Aからの入力信号は送信アンテ
ナ4Cへ、1Bからの入力信号は4Bへ、1Cか
らの入力信号は4Aへと相互接続されるようにな
つている。従つて、受信アンテナ1Aのビーム照
射域内に属する地球局を例にとれば、送信アンテ
ナ4Aのビーム照射域内に属する地球局向けの情
報は区間τ1で、送信アンテナ4Bのビーム照射域
内に属する地球局向けの情報は区間τ2で、送信ア
ンテナ4Cのビーム照射域に属する地球局向けの
情報は区間τ3でそれぞれ送信することにより、各
送信アンテナのビーム照射域内に位置する地球局
との間に通信回線を設定することができる。この
切替動作は、スイツチ制御回路6の制御に従つて
ダイナミツク・スイツチマトリツクス5が行うの
であるが、ここで重要なことは、TDMAフレー
ムとダイナミツク・スイツチマトリツクス5の切
替タイミングが完全に同期していなければならな
いことである。この同期化方法としては、一般的
に、(1)自局送信波が各フレームに少なくとも1回
同じ時刻にループバツクされてくるので、このタ
イムスロツトを検出することにより、各地球局が
独自に同期を確立する方法、および(2)基準局が(1)
の方法により同期を確立した後、基準局が送信す
る基準バーストに対して他の全ての地球局が同期
を確立する方法のいずれかが用いられている。
て、TDMAフレーム長に相当する時間間隔が、
例えば第2図のような区間τ1,τ2およびτ3のよう
に複数に分割されており、区間τ1では受信アンテ
ナ1Aからの入力信号は送信アンテナ4Aへ、受
信アンテナ1Bおよび1Cからの入力信号はそれ
ぞれ送信アンテナ4Cおよび4Bに接続され、区
間τ2では受信アンテナ1Aからの入力信号が送信
アンテナ4Bへ、1Bからの入力信号は4Aへ、
1Cからの入力信号は4Cへ接続され、区間τ3で
は受信アンテナ1Aからの入力信号は送信アンテ
ナ4Cへ、1Bからの入力信号は4Bへ、1Cか
らの入力信号は4Aへと相互接続されるようにな
つている。従つて、受信アンテナ1Aのビーム照
射域内に属する地球局を例にとれば、送信アンテ
ナ4Aのビーム照射域内に属する地球局向けの情
報は区間τ1で、送信アンテナ4Bのビーム照射域
内に属する地球局向けの情報は区間τ2で、送信ア
ンテナ4Cのビーム照射域に属する地球局向けの
情報は区間τ3でそれぞれ送信することにより、各
送信アンテナのビーム照射域内に位置する地球局
との間に通信回線を設定することができる。この
切替動作は、スイツチ制御回路6の制御に従つて
ダイナミツク・スイツチマトリツクス5が行うの
であるが、ここで重要なことは、TDMAフレー
ムとダイナミツク・スイツチマトリツクス5の切
替タイミングが完全に同期していなければならな
いことである。この同期化方法としては、一般的
に、(1)自局送信波が各フレームに少なくとも1回
同じ時刻にループバツクされてくるので、このタ
イムスロツトを検出することにより、各地球局が
独自に同期を確立する方法、および(2)基準局が(1)
の方法により同期を確立した後、基準局が送信す
る基準バーストに対して他の全ての地球局が同期
を確立する方法のいずれかが用いられている。
第3図は本発明の対象となる衛星間中継回線を
有する衛星通信システムの概念図である。図にお
いてS1,S2はそれぞれ3つのスポツトビームA,
B,Cをもつた通信衛星であり、7〜12は地球
局、13は通信衛星S1とS2を結ぶ衛星間中継回線
である。これは、通信衛星S1,S2が互いに独立な
クロツクで第1図、第2図で説明したSS/
TDMA方式により運用されていて、そこに通信
衛星S1,S2相互間をTDMA技術による衛星間中
継回線13が追加されたシステムである。
有する衛星通信システムの概念図である。図にお
いてS1,S2はそれぞれ3つのスポツトビームA,
B,Cをもつた通信衛星であり、7〜12は地球
局、13は通信衛星S1とS2を結ぶ衛星間中継回線
である。これは、通信衛星S1,S2が互いに独立な
クロツクで第1図、第2図で説明したSS/
TDMA方式により運用されていて、そこに通信
衛星S1,S2相互間をTDMA技術による衛星間中
継回線13が追加されたシステムである。
このような通信システムにおいて問題となるの
は、前述のように、(1)通信衛星S1,S2のドリフト
にともなう衛星間中継回線13の周期的通信路長
の変動、(2)通信衛星S1,S2がそれぞれ独立のクロ
ツクで運用されていることになるTDMAフレー
ムの非同期性、および(3)通信衛星S1とS2との間の
距離の絶対量が未知であるために生じる両SS/
TDMAシステム間のTDMAフレームタイミング
の不一致である。これらを相対時間関係で表わす
と第4図のようになる。
は、前述のように、(1)通信衛星S1,S2のドリフト
にともなう衛星間中継回線13の周期的通信路長
の変動、(2)通信衛星S1,S2がそれぞれ独立のクロ
ツクで運用されていることになるTDMAフレー
ムの非同期性、および(3)通信衛星S1とS2との間の
距離の絶対量が未知であるために生じる両SS/
TDMAシステム間のTDMAフレームタイミング
の不一致である。これらを相対時間関係で表わす
と第4図のようになる。
第4図は通信衛星S1の受信点で各TDMAフレ
ームの時間関係を示すものであり、図において、
14はビームAからのTDMA信号、15はビー
ムBからのTDMA信号、16はビームCから
TDMA信号、17は衛星間中継回線13からの
TDMA信号であり、TはTDMAフレーム長、1
8はTDMA信号17の基準バーストである。t0,
t2はTDMA信号14,15,16のTDMAフレ
ーム開始タイミングであり、かつダイナミツク・
スイツチマトリツクス5の切替タイミングでもあ
り、これらは完全に同期している。一方、t1,t3
は衛星間中継回線のTDMAフレーム開始タイミ
ングであるが、ダイナミツク・スイツチマトリツ
クス5の切替タイミングt0,t2には同期していな
い。これは前述した(1)〜(3)の理由によるもので、
その影響はt0とt1の時間差(t1とt2の時間差とし
て表現してもよい)として現われ、この時間差は
時々刻々変化するものである。
ームの時間関係を示すものであり、図において、
14はビームAからのTDMA信号、15はビー
ムBからのTDMA信号、16はビームCから
TDMA信号、17は衛星間中継回線13からの
TDMA信号であり、TはTDMAフレーム長、1
8はTDMA信号17の基準バーストである。t0,
t2はTDMA信号14,15,16のTDMAフレ
ーム開始タイミングであり、かつダイナミツク・
スイツチマトリツクス5の切替タイミングでもあ
り、これらは完全に同期している。一方、t1,t3
は衛星間中継回線のTDMAフレーム開始タイミ
ングであるが、ダイナミツク・スイツチマトリツ
クス5の切替タイミングt0,t2には同期していな
い。これは前述した(1)〜(3)の理由によるもので、
その影響はt0とt1の時間差(t1とt2の時間差とし
て表現してもよい)として現われ、この時間差は
時々刻々変化するものである。
本発明は、上述した時間差を補償し、各ビーム
衛星間中継回線からのTDMAフレームと、ダイ
ナミツク・スイツチマトリツクスの切替タイミン
グとを同期化することを特徴とするものである。
衛星間中継回線からのTDMAフレームと、ダイ
ナミツク・スイツチマトリツクスの切替タイミン
グとを同期化することを特徴とするものである。
第5図に本発明を適用した衛星中継器の一実施
例を示す。図において、21〜23は地上ビーム
用受信アンテナ、24は衛星間中継回線用受信ア
ンテナ、31〜34は受信機、41〜44は送信
機、51〜53は地上ビーム用送信アンテナ、5
4は衛星間中継回線用送信アンテナ、61はダイ
ナミツク・スイツチマトリツクス、62はスイツ
チ制御回路であり、これらは原理的に第1図で説
明したものと同じである。63〜65が本発明に
係るものであり、63は遅延を与えるべき信号が
マイクロ波または中間周波である場合には表面弾
性波遅延線、復調された信号である場合には
CCDなどからなる遅延回路、64は遅延量制御
回路、65は遅延検波技術などによるフレームタ
イミング検出回路である。
例を示す。図において、21〜23は地上ビーム
用受信アンテナ、24は衛星間中継回線用受信ア
ンテナ、31〜34は受信機、41〜44は送信
機、51〜53は地上ビーム用送信アンテナ、5
4は衛星間中継回線用送信アンテナ、61はダイ
ナミツク・スイツチマトリツクス、62はスイツ
チ制御回路であり、これらは原理的に第1図で説
明したものと同じである。63〜65が本発明に
係るものであり、63は遅延を与えるべき信号が
マイクロ波または中間周波である場合には表面弾
性波遅延線、復調された信号である場合には
CCDなどからなる遅延回路、64は遅延量制御
回路、65は遅延検波技術などによるフレームタ
イミング検出回路である。
以下に第4図を説明の補助として用いながら、
本実施例の動作を詳しく説明する。
本実施例の動作を詳しく説明する。
他の衛星からのTDMA信号は、衛星間中継回
線用受信アンテナ24および受信機34で受信さ
れた後、遅延回路63に導かれる。同時に受信信
号はフレームタイミング検出回路65に導かれ、
例えばTDMAフレームの先頭に位置する基準バ
ースト18に含まれるユニークワードを検出する
ことによつて、TDMAフレームの開始タイミン
グt1が検出される。このTDMAフレーム開始タ
イミングt1は、遅延量制御回路64により、衛星
の基準タイミングを発生する基準タイミング発生
回路として動作するスイツチ制御回路62で作成
される切替タイミングt0もしくはt2と比較され
る。さらに遅延回路63の出力、すなわちダイナ
ミツク・スイツチマトリツクス61において、
TDMAフレーム開始タイミングt1が切替タイミ
ングt2と一致するように遅延回路63の遅延量が
遅延量制御回路65によつて制御される。
線用受信アンテナ24および受信機34で受信さ
れた後、遅延回路63に導かれる。同時に受信信
号はフレームタイミング検出回路65に導かれ、
例えばTDMAフレームの先頭に位置する基準バ
ースト18に含まれるユニークワードを検出する
ことによつて、TDMAフレームの開始タイミン
グt1が検出される。このTDMAフレーム開始タ
イミングt1は、遅延量制御回路64により、衛星
の基準タイミングを発生する基準タイミング発生
回路として動作するスイツチ制御回路62で作成
される切替タイミングt0もしくはt2と比較され
る。さらに遅延回路63の出力、すなわちダイナ
ミツク・スイツチマトリツクス61において、
TDMAフレーム開始タイミングt1が切替タイミ
ングt2と一致するように遅延回路63の遅延量が
遅延量制御回路65によつて制御される。
ここで、遅延回路63が予め備えるべき遅延量
とその制御方法について説明する。
とその制御方法について説明する。
衛星のドリフトによる通信路長の変動は周期性
をもつものであるから、その周期的変動分に相当
する遅延量をもてばよい。これは衛星の打ち上げ
技術と位置保持制御技術に依存する。また、衛星
間距離の絶対値に係るフレームタイミングの不一
致は、ほぼ一定量の位相差として現われるので、
このために準備すべき遅延量は最大TDMAフレ
ーム長Tでよい。従つて、TDMAフレーム長T
に通信路長変動分を加味した遅延量を準備しその
遅延量を適宜制御すれば、前述の問題点(1)および
(3)を完全に補償することができる。また、各衛星
のTDMAシステムのクロツクの相違(周波数差)
は、TDMAフレームタイミングと切替タイミン
グの時間差を、プラスまたはマイナスのいずれか
一方向へ時間経過とともに増加させる。従つて遅
延量制御回路64は、検出したTDMAフレーム
タイミングと切替タイミングの差が、遅延回路6
3の遅延量を超える場合には、例えばフレーム単
位で情報を削除したりするスリツプ動作をさせる
ことにより、同期状態を維持するように動作す
る。このスリツプ動作のためには、前述のフレー
ム単位でスリツプ動作を行う場合は、1TDMAフ
レーム長Tもしくはその整数倍に相当するスリツ
プ長単位で遅延量が準備される。例えば、
1TDMAフレーム長が125μsでこの分の遅延量を
準備した場合で、クロツクの周波数差10-11であ
るとき、フレーム単位のスリツプすなわちフレー
ムスリツプの発生は72日に1回であり、通信回線
の品質上問題となるものではない。
をもつものであるから、その周期的変動分に相当
する遅延量をもてばよい。これは衛星の打ち上げ
技術と位置保持制御技術に依存する。また、衛星
間距離の絶対値に係るフレームタイミングの不一
致は、ほぼ一定量の位相差として現われるので、
このために準備すべき遅延量は最大TDMAフレ
ーム長Tでよい。従つて、TDMAフレーム長T
に通信路長変動分を加味した遅延量を準備しその
遅延量を適宜制御すれば、前述の問題点(1)および
(3)を完全に補償することができる。また、各衛星
のTDMAシステムのクロツクの相違(周波数差)
は、TDMAフレームタイミングと切替タイミン
グの時間差を、プラスまたはマイナスのいずれか
一方向へ時間経過とともに増加させる。従つて遅
延量制御回路64は、検出したTDMAフレーム
タイミングと切替タイミングの差が、遅延回路6
3の遅延量を超える場合には、例えばフレーム単
位で情報を削除したりするスリツプ動作をさせる
ことにより、同期状態を維持するように動作す
る。このスリツプ動作のためには、前述のフレー
ム単位でスリツプ動作を行う場合は、1TDMAフ
レーム長Tもしくはその整数倍に相当するスリツ
プ長単位で遅延量が準備される。例えば、
1TDMAフレーム長が125μsでこの分の遅延量を
準備した場合で、クロツクの周波数差10-11であ
るとき、フレーム単位のスリツプすなわちフレー
ムスリツプの発生は72日に1回であり、通信回線
の品質上問題となるものではない。
以上説明したように、本発明によれば、衛星中
継器に簡単な回路を付加することにより、衛星間
中継を行なうSS/TDMAシステムにおいて、本
質的に問題となるTDMAフレームタイミングの
相対ずれを補償することができ、その効果は大き
い。
継器に簡単な回路を付加することにより、衛星間
中継を行なうSS/TDMAシステムにおいて、本
質的に問題となるTDMAフレームタイミングの
相対ずれを補償することができ、その効果は大き
い。
なお、本発明の説明にあたつては、第1図、第
3図、第5図のように地上ビームは3ビームであ
り、衛星間中継回線は1回線である例を取つた
が、この数は設計的事項である。また、特に第3
図では、1ビームにアクセスする地球局数を1局
であるように表現したが、1ビームに複数局アク
セスしてもよく、このことは通常のTDMA技術
である。さらに、2つの通信衛星間に中継回線を
設けることで説明したが、複数の衛星間に星状に
設けられてもまたは網状に設けられても、2つの
通信衛星間の中継回線毎に、本発明を適用できる
ことは自明である。
3図、第5図のように地上ビームは3ビームであ
り、衛星間中継回線は1回線である例を取つた
が、この数は設計的事項である。また、特に第3
図では、1ビームにアクセスする地球局数を1局
であるように表現したが、1ビームに複数局アク
セスしてもよく、このことは通常のTDMA技術
である。さらに、2つの通信衛星間に中継回線を
設けることで説明したが、複数の衛星間に星状に
設けられてもまたは網状に設けられても、2つの
通信衛星間の中継回線毎に、本発明を適用できる
ことは自明である。
第1図は本発明を適用する時分割通信系を説明
するためのブロツク図、第2図は第1図の時分割
通信系の動作を説明するためのタイムチヤート、
第3図は本発明を適用する衛星通信系を示す概念
図、第4図は第3図の衛星通信系の動作を説明す
るためのタイムチヤート、第5図は本発明の実施
例を示すブロツク図である。 1A,1B,1C……受信アンテナ、2A,2
B,2C……受信機、3A,3B,3C……送信
機、4A,4B,4C……送信アンテナ、5……
ダイナミツク・スイツチマトリツクス、6……ス
イツチ制御回路、S1,S2……通信衛星、7,8,
9,10,11,12……地球局、13……衛星
間中継回線、14,15,16,17……
TDMA信号、18……基準バースト、21,2
2,23……地上ビーム用受信アンテナ、24…
…衛星間中継回線用受信アンテナ、31,32,
33,34……受信機、41,42,43,44
……送信機、51,52,53……地上局ビーム
用送信アンテナ、54……衛星間中継回線用送信
アンテナ、61……ダイナミツク・スイツチマト
リツクス、62……スイツチ制御回路、63……
遅延回路、64……遅延量制御回路、65……フ
レームタイミング検出回路。
するためのブロツク図、第2図は第1図の時分割
通信系の動作を説明するためのタイムチヤート、
第3図は本発明を適用する衛星通信系を示す概念
図、第4図は第3図の衛星通信系の動作を説明す
るためのタイムチヤート、第5図は本発明の実施
例を示すブロツク図である。 1A,1B,1C……受信アンテナ、2A,2
B,2C……受信機、3A,3B,3C……送信
機、4A,4B,4C……送信アンテナ、5……
ダイナミツク・スイツチマトリツクス、6……ス
イツチ制御回路、S1,S2……通信衛星、7,8,
9,10,11,12……地球局、13……衛星
間中継回線、14,15,16,17……
TDMA信号、18……基準バースト、21,2
2,23……地上ビーム用受信アンテナ、24…
…衛星間中継回線用受信アンテナ、31,32,
33,34……受信機、41,42,43,44
……送信機、51,52,53……地上局ビーム
用送信アンテナ、54……衛星間中継回線用送信
アンテナ、61……ダイナミツク・スイツチマト
リツクス、62……スイツチ制御回路、63……
遅延回路、64……遅延量制御回路、65……フ
レームタイミング検出回路。
Claims (1)
- 1 それぞれが独立したクロツクで運用される二
つのTDMAデイジタル衛星通信システム相互間
を衛星間中継回線により直接接続する系におい
て、衛星内に前記衛星間中継回線を介して送られ
てくる衛星間TDMA信号の受信タイミングを検
出する受信タイミング検出器と、前記衛星間
TDMA信号に所要の遅延時間を与える遅延回路
と、該衛星への各地球局からの地球局TDMA信
号に対して共通に用いられる基準タイミングを発
生するための基準タイミング発生回路と、前記受
信タイミング検出器の出力タイミングと前記基準
タイミングとが所要の関係となり前記衛星間
TDMA信号が前記地球局TDMA信号に同期する
ように前記遅延回路の遅延量を制御する制御手段
を備えことを特徴とする衛星間中継回線の同期化
方式。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56010886A JPS57125538A (en) | 1981-01-29 | 1981-01-29 | Synchronizing system for relay line between satellites |
US06/343,181 US4456988A (en) | 1981-01-29 | 1982-01-27 | Satellite repeater |
DE19823202656 DE3202656A1 (de) | 1981-01-29 | 1982-01-28 | Satelliten-relaisstation |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56010886A JPS57125538A (en) | 1981-01-29 | 1981-01-29 | Synchronizing system for relay line between satellites |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57125538A JPS57125538A (en) | 1982-08-04 |
JPS6335136B2 true JPS6335136B2 (ja) | 1988-07-13 |
Family
ID=11762791
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP56010886A Granted JPS57125538A (en) | 1981-01-29 | 1981-01-29 | Synchronizing system for relay line between satellites |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS57125538A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6181912B1 (en) * | 1998-09-09 | 2001-01-30 | Qualcomm Inc | System and method for user terminal clock error measurement and correction |
-
1981
- 1981-01-29 JP JP56010886A patent/JPS57125538A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57125538A (en) | 1982-08-04 |
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