JP2004128658A - 衛星通信システム、受信地球局及び通信衛星切替方法 - Google Patents

衛星通信システム、受信地球局及び通信衛星切替方法 Download PDF

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Abstract

【課題】非静止衛星による衛星通信システムにおいて通信衛星を切り替える際、受信データの瞬断又は同期はずれを防止することを目的とする。
【解決手段】受信地球局が、2系統の各受信データから時間マーカーを抽出する2系統の時間マーカー抽出手段50A,50Bと、抽出された時間マーカーに基づいて2系統の受信データが書き込まれる2系統のバッファメモリ51A,51Bと、2系統の時間マーカーのいずれか一方を遅延させる時間マーカー遅延手段56と、遅延させた時間マーカーに基づいて各バッファメモリ51A,51Bから2系統の受信データを読み出す読出手段と、読み出された2系統の受信データを切り替えて出力する切替手段36とを備える。
【選択図】    図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、衛星通信システム、受信地球局及び通信衛星切替方法に係り、さらに詳しくは、非静止衛星を介して地球局間でデータ伝送を行う衛星通信システムにおける通信衛星の切り替え方法の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の衛星通信は、赤道上の静止衛星を用いたものであり、地球局から見た衛星は常に静止している。このため、衛星故障等の非常時でない限り、通信に使用する衛星を切り替える必要性はない。しかしながら、近年種々提案され、一部実用化されている非静止型の衛星通信システムでは、地球局に対し相対的に移動する複数の衛星を用いて通信を行っている。したがって、地球局から見た場合、通信に使用する衛星の切り替えを行う必要がある。
【0003】
代表的な非静止型衛星には、低軌道衛星システム(LEO:Low Earth Orbit)、楕円軌道衛星システム(HEO:Highly Elliptical Orbit)などがある。例えば、前者の例としてはイリジウムシステムがあり、後者の例としては準天頂衛星システムがある。
【0004】
ここでは、デジタル信号を衛星を介して地球局間で送受信する非静止衛星通信システムにおいて、衛星の切り替えを行う場合について考える。また、衛星通信において衛星にアクセスする方式には、周波数多重分割多元接続方式(FDMA:Frequency Division Multiple Access)、時分割多元接続方式(TDMA:Time Division Multiple Access)、符号分割多元接続方式(CDMA:Code Division Multiple Access)方式などがあるが、ここでは、衛星にアクセスする方式としてFDMA方式を採用する場合について考える。
【0005】
FDMA方式は、衛星の持つ周波数帯域を分割して各地球局に割り当てる方式であり、各地球局は割り当てられた周波数帯域内で信号を送出し、受信側では受信信号がどの割り当て周波数帯域内にあるかによって送信局を識別し、その信号のなかから自局向けのチャネルを取り出す方式であり、アクセス手順が簡単であり、また地球局設備の構成が簡易で低コスト化できるなどのメリットがある。
【0006】
図11は、従来の衛星通信システムの概略構成を示したブロック図である。この衛星通信システムは、FDMA方式で衛星にアクセスする非静止衛星システムであり、このような衛星通信システムにおける衛星切り替えの直前の様子が示されている。
【0007】
この衛星通信システムは、送信地球局1と、複数の通信衛星2A及び2Bと、受信地球局3により構成される。送信地球局1からの送信波は、いずれかの通信衛星2A,2Bを介して受信地球局3で受信することができる。地球局1,3のアンテナビーム内に通信衛星2Aがある場合、通信衛星2Aを介して通信が行われるが、通信衛星2A、2Bは非静止衛星であるため、地球局1,3から見た通信衛星2Aの方位は常に変化している。従って、通信衛星2Aが地球局1,3のアンテナビーム外に移動する前に、次の通信衛星2Bへ切り替える必要がある。図11には、この様な衛星切り替えの直前の状況が示されており、地球局1,3は、通信衛星2A、2Bをともに利用可能な状態にある。
【0008】
通信衛星2Aによる通信時には、送信地球局1のアンテナ15Aから通信衛星2Aに対し周波数f1の電波が送出され、通信衛星2Aの受信アンテナ22Aで受信される。この受信波は通信衛星2Aにおいて周波数f1’の電波に変換された後に送信アンテナ25Aから送出され、受信地球局3のアンテナ31Aで受信される。
【0009】
送信地球局1、受信地球局3間の通信を通信衛星2Aから通信衛星2Bへ切り替える場合、切り替えに伴って瞬断が発生する。この瞬断時間をできるだけ短くするためには、切り替え時のある期間、通信衛星2Aに対する送信波と通信衛星2Bに対する送信波を同時に出力する必要がある。一般に、2つの通信衛星2A,2Bは送信地球局1の同一のアンテナビーム内に入らないため、送信地球局1は、2つのアンテナ15A及び15Bを有している。同様にして、受信地球局3も、2つのアンテナ31A及び31Bを有している。
【0010】
送信地球局1は、衛星切替前に、切替後の通信衛星2Bに対してアンテナ15Bから電波を送出する。この送信波は、周波数f1とは異なる周波数f2に周波数f1の送信波と同じデータを載せた信号である。周波数f2の送信波は、通信衛星2Bの受信アンテナ22Bで受信され、周波数f2’の電波に変換された後に送信アンテナ25Bから送出され、受信地球局3のアンテナ31Bで受信される。
【0011】
この様にして、2つの通信衛星2A及び2Bを介して、送信地球局1から受信地球局3へ同じデータを送信している状態において、通信衛星の切り替えを行えば、瞬断時間を短くすることができる。このような通信経路の切り替えは、一般にソフトハンドオーバーと呼ばれている。
【0012】
図12は、図11の送信地球局1の構成を示したブロック図である。送信地球局は、変調器12と、2つの送信機13A及び13Bと、2つの送信アンテナ15A及び15Bにより構成される。送信データ入力端子11は、送信デジタルデータが入力される端子である。変調器12は、送信デジタル信号に対しQPSK,BPSK等の変調を行い、IF(Intermediate Frequency)帯の変調波を生成し、同一の変調波を送信機13A及び13Bへ出力する。
【0013】
送信周波数入力端子14A,14Bは、変調波のRF(Radio Frequency)帯における周波数を指定する端子である。送信機13Aでは、送信周波数入力端子14Aから入力される送信周波数設定信号に基づき周波数f1のRF信号が生成され、高周波増幅された後、送信アンテナ15Aから通信衛星2Aに向けて送出される。同様にして、送信機13Bでは、送信周波数入力端子14Bの設定信号に基づき周波数f2のRF信号が生成され、高周波増幅された後、送信アンテナ15Bから通信衛星2Bに向けて送出される。
【0014】
図13は、図11の通信衛星2A,2Bの構成を示したブロック図である。通信衛星2Aは、受信アンテナ22Aと、周波数変換器23Aと、ローカル発振器24Aと、送信アンテナ25Aにより構成される。送信地球局1から送信された周波数f1の電波は、受信アンテナ22Aで受信され、周波数変換器23Aで周波数f1’に変換される。この周波数変換は、ローカル発振器24Aの発振周波数に基づいて行われ、周波数変換後の電波は、送信アンテナ25Aから受信地球局3に向けて送信される。
【0015】
全く同様にして、通信衛星2Bは、受信アンテナ22Bと、周波数変換器23Bと、ローカル発振器24Bと、送信アンテナ25Bにより構成される。送信地球局1から送信された周波数f2の電波は、受信アンテナ22Bで受信され、周波数変換器23Bで周波数f2’に変換される。この周波数変換は、ローカル発振器24Bの発振周波数に基づいて行われ、周波数変換後の電波は、送信アンテナ25Bから受信地球局3に向けて送信される。
【0016】
図14は、図11の受信地球局3の構成を示したブロック図である。受信地球局3は、2つの受信アンテナ31A及び31Bと、2つの受信機32A及び32Bと、2つの復調機34A及び34Bと、2つのクロック抽出手段35A及び35Bと、切替器36からなる。つまり、2系統の受信系と、これらの受信系を切り替える切替器36からなる。
【0017】
通信衛星2A,2Bからの電波は、それぞれ受信アンテナ31A,31Bで受信され、受信機32A,32Bへ入力される。受信機32A、32Bは、それぞれの受信波を低雑音増幅した後、IF帯への周波数変換を行う。このとき、受信機32A,32Bでの変換後の周波数(IF周波数)が同一となるように、受信周波数を指定する受信周波数設定信号が受信周波数入力端子33A,33Bに入力されている。
【0018】
復調器34A,34Bは、それぞれ受信機32A,32Bから出力されるIF信号を元のデジタルデータに復調する。このとき、クロック抽出手段35A,35Bによって受信信号からクロック信号が抽出される。クロック信号は、受信データの変化点に基づいて求められ、復調器34A,34Bでは抽出されたクロック信号に基づき復調が行われている。
【0019】
切替器36は、各復調器34A,34Bから出力されるデジタルデータ系列のいずれか一方を受信データ出力端子37へ出力するスイッチング手段である。すなわち、通信衛星2A及び通信衛星2Bのいずれかが切替器36により選択される。切替器36の切り替え動作を両方のデジタルデータ系列が受信されている期間中に行うことによって、瞬断期間を短くすることができる。
【0020】
通信衛星2Aから通信衛星2Bへ切り替える場合であれば、通信衛星2A及び2Bの両方から受信可能な期間中に、切替器36を通信衛星2A側から通信衛星2B側へ切り替える。この切り替えが完了した後、送信地球局1は通信衛星2Aへの送信を停止し、その後は通信衛星2Bのみを用いて送信地球局1から受信地球局3への信号伝送が行われる。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】
送信地球局1から受信地球局3までの信号伝搬経路長は、通信衛星2A,通信衛星2Bごとに異なる。このため、復調器34A及び復調器34Bから出力される2系統の受信デジタルデータは、同じデジタルデータ系列であるが、2つのデジタルデータ系列間には所定の遅延時間差が生じている。
【0022】
上述したとおり、非静止衛星を用いてFDMA方式でアクセスする従来の衛星通信システムでは、衛星を切り替える際、異なる通信経路を経由して受信され、遅延時間差を有する2つのデジタル系列の切り替えを行っている。従って、切り替え前と切り替え後で、受信デジタルデータ系列にデータの抜け又は重複が生ずることになる。データの抜けが生じた場合はデータの瞬断とフレーム同期はずれを招き、データの重複が生じた場合は、フレーム同期はずれを招く。つまり、いずれの場合にも受信データが不連続となり、デジタルデータ通信には適さないという問題点があった。
【0023】
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、非静止衛星による衛星通信システムにおいて通信衛星を切り替える際、受信データの瞬断又は同期はずれを防止することを目的とする。すなわち、通信衛星の切り替えにより受信データの瞬断又は同期はずれが生じない衛星通信システム、当該システムに適用可能な受信地球局及び通信衛星切替方法を提供することを目的とする。また、この様な衛星通信システム、受信地球局を簡易な構成により実現し、安価に提供することを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】
本発明による衛星通信システムは、通信衛星を切り替える際、切替前の通信衛星及び切替後の通信衛星を介して送信地球局から受信地球局へ2系統のデータ伝送を行う衛星通信システムであって、受信地球局が2系統の各受信データから時間マーカーを抽出する時間マーカー抽出手段と、抽出された時間マーカーに基づいて受信データが書き込まれるバッファメモリと、2系統の時間マーカーのいずれか一方を遅延させる時間マーカー遅延手段と、遅延させた時間マーカーに基づいてバッファメモリから2系統の受信データを読み出す読出手段と、読み出された2系統の受信データを切り替えて出力する切替手段とを備えている。
【0025】
この様な構成により、受信地球局において受信された2系統の各受信データから時間マーカーを抽出し、各受信データのバッファメモリへの書き込み及び読み出しを時間マーカーに基づいて行っている。このため、2系統の受信データの遅延時間差を補正して、同期させた受信データの切り替えにより、通信衛星を切り替えることができる。
【0026】
特に、送信データ中における時間マーカーの周期が2系統の通信経路における伝搬遅延時間差の2倍以上であれば、時間マーカーによって遅延時間差を効果的に除去することが可能となる。
【0027】
また、本発明による受信地球局は、通信衛星を切り替える際、切替前の通信衛星及び切替後の通信衛星を介して送信地球局から2系統のデータを受信する受信地球局であって、2系統の各受信データから時間マーカーを抽出する時間マーカー抽出手段と、抽出された時間マーカーに基づいて受信データが書き込まれるバッファメモリと、2系統の時間マーカーのいずれか一方を遅延させる時間マーカー遅延手段と、遅延させた時間マーカーに基づいてバッファメモリから2系統の受信データを読み出す読出手段と、読み出された2系統の受信データを切り替えて出力する切替手段とを備えている。この様な構成により、2系統の受信データの遅延時間差を補正して、同期させた受信データの切り替えにより、通信衛星を切り替えることができる。
【0028】
特に、時間マーカー抽出手段が、時間マーカーとして受信データ中のフレーム同期パターン又はマルチフレーム同期パターンを抽出することにより、送信側で特別な時間マーカーを挿入する必要がなくなる。また、時間マーカー遅延手段において、時間マーカーの挿入周期の半分以上を遅延させることにより、効果的に遅延時間差を除去することができる。さらに、バッファメモリからの2系統の受信データを読み出す際、同一のクロック信号に基づいて読み出すことにより、受信したデジタルデータ系列をクロックレベルで同期させることができる。
【0029】
また、本発明による通信衛星切替方法は、切替前の通信衛星及び切替後の通信衛星を介して送信地球局から受信地球局へ2系統のデータ伝送を行って、通信衛星を切り替える通信衛星切替方法であって、2系統の各受信データから時間マーカーを抽出する時間マーカー抽出ステップと、抽出された時間マーカーに基づいて受信データをバッファメモリに書き込むバッファ書込ステップと、2系統の時間マーカーのいずれか一方を遅延させる時間マーカー遅延ステップと、遅延させた時間マーカーに基づいてバッファメモリから2系統の受信データを読み出すバッファ読出ステップと、読み出された2系統の受信データを切り替えて出力する切替ステップとを備えている。
【0030】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1による衛星通信システムの概略構成例を示した図であり、当該システムにおける衛星切り替えの直前の様子が示されている。この衛星通信システムは、FDMA方式で衛星にアクセスする非静止衛星システムであり、送信地球局4と、複数の通信衛星2A及び2Bと、受信地球局5により構成される。
【0031】
図1の衛星通信システムを従来の衛星通信システム(図11)と比較すれば、送信地球局4及び受信地球局5の構成が異なっている。送信地球局4において送信信号に時間マーカーが挿入され、受信地球局5において受信信号に含まれる時間マーカーを抽出することにより、受信データに瞬断を生じさせることなく通信衛星2A,2Bの切り替えを行っている。
【0032】
図2は、図1の送信地球局4の一構成例を示したブロック図である。送信地球局4は、従来の送信地球局1に時間マーカー挿入手段40が設けられ、入力端子11より入力された送信デジタルデータに所定のパターンデータからなる時間マーカーを周期的に挿入している。時間マーカーが挿入された送信デジタルデータは、従来の送信地球局1と同様、変調器12で変調され、同じ変調信号が、送信機13A及び13Bにおいて、それぞれ周波数変換及び高周波増幅され、アンテナ15A及び15Bから送出される。
【0033】
図3は、図1の受信地球局5の一構成例を示したブロック図である。受信地球局5は、従来の受信地球局3に2つの時間マーカー抽出手段50A及び50Bと、2つのバッファメモリ51A及び51Bと、時間マーカー遅延手段56が設けられている。
【0034】
時間マーカー抽出手段50A,50Bは、それぞれ復調器34A,34Bの復調データから時間マーカーを抽出し、送信側で挿入された時間マーカーの復調データ中における位置を検出している。時間マーカー抽出手段50A,50Bで抽出された時間マーカーは、それぞれバッファメモリ51A,51Bへ入力される。
【0035】
また、いずれか一方の時間マーカー抽出手段で抽出された時間マーカーが、時間マーカー遅延手段56へ入力され、所定の遅延時間だけ遅延させられた後、両バッファメモリ51A及び51Bへ入力される。図3では、時間マーカー抽出手段50Aからの時間マーカーが時間マーカー遅延手段56へ入力される例が示されている。
【0036】
バッファメモリ51Aは、復調器34Aの復調データを一時格納する記憶手段であり、復調データの入出力端子の他に、書込クロック入力端子52Aと、読出クロック入力端子53Aと、書込時間マーカー入力端子54Aと、読出時間マーカー入力端子55Aとを有している。
【0037】
書込クロック入力端子52A及び読出クロック入力端子53Aには、クロック抽出手段35Aで抽出されたクロック信号が入力される。書込時間マーカー入力端子54Aには、時間マーカー抽出手段50Aで抽出された時間マーカーが入力され、読出時間マーカー入力端子55Aには、時間マーカー遅延手段56により遅延された時間マーカーが入力される。
【0038】
バッファメモリ51Aへのデータ書き込みは、クロック抽出手段35Aで抽出されたクロック信号及び時間マーカー抽出手段50Aで抽出された時間マーカーに基づいて行われる。すなわち、信号受信時に、時間マーカーにより区分された復調データが書き込まれる。また、バッファメモリ51Aからのデータ読み出しは、クロック抽出手段35Aで抽出されたクロック信号及び時間マーカー遅延手段56で遅延された時間マーカーに基づいて行われる。すなわち、所定の遅延時間の経過後に、時間マーカーで区分された復調データが順次に読み出される。
【0039】
また、バッファメモリ51Bは、バッファメモリ51Aと同様、復調器34Bの復調データを一時格納する記憶手段であり、復調データの入出力端子の他に、書込クロック入力端子52Bと、読出クロック入力端子53Bと、書込時間マーカー入力端子54Bと、読出時間マーカー入力端子55Bとを有している。
【0040】
バッファメモリ51Bの書き込み用の入力端子にはバッファメモリ51Aの場合と同様の信号が入力される。すなわち、書込クロック入力端子52Bには、クロック抽出手段35Bで抽出されたクロック信号が入力され、書込時間マーカー入力端子54Bには、時間マーカー抽出手段50Bで抽出された時間マーカーが入力される。
【0041】
一方、バッファメモリ51Bの読み出し用の入力端子には、バッファメモリ51Aの場合と共通の信号が入力される。すなわち、読出クロック入力端子53Bには、クロック抽出手段35Aで抽出されたクロック信号が入力され、読出時間マーカー入力端子55Bには、時間マーカー遅延手段56により遅延された時間マーカーが入力される。
【0042】
つまり、受信時には時間マーカーにより区分してバッファメモリ51Bへ書き込まれ、データ書き込みは、バッファメモリ51Aとは非同期で行われる。その一方で、バッファメモリ51Bからのデータ読み出しは、バッファメモリ51Bと同期して行われる。このため、通信経路差による遅延時間差が生じている場合、各バッファメモリ51A,51Bへの受信データの書き込みにも時間差が発生するが、各バッファメモリ51A,51Bからの受信データの読み出しには時間差が発生しない。従って、切替器36でデータ系列を切り替えても瞬断が生ずることがない。
【0043】
図4は、バッファメモリ51A及び51Bの動作の一例を示したタイミングチャートであり、図中の(a)はバッファメモリ51Aへの書き込みデータ、(b)はバッファメモリ51Bへの書き込みデータ、(c)はバッファメモリ51Aからの読み出しデータ、(d)はバッファメモリ51Bからの読み出しデータがそれぞれ示されている。
【0044】
この図では、通信衛星2Aを介した通信経路の方が、通信衛星2Bを介した通信経路よりも長い場合が示されている。この場合、バッファメモリ51Aへの書き込みデータは、バッファメモリ51Bへの書き込みデータよりも遅れて書き込まれる。しかしながら、時間マーカーごとに区分して書き込み、遅延させた時間マーカーを基準として、バッファメモリ51A及び51Bから受信データを読み出すことにより、受信データを同期させて読み出すことができる。
【0045】
ここで、送信データに時間マーカーが周期的に挿入されている場合、通信衛星2A,2Bを介した遅延時間差が、時間マーカー周期の半分以下であれば、通信衛星2A,2Bからの各受信信号から抽出された時間マーカーを互いに対応づけることが可能となる。このため、時間マーカーの周期は、予め求められている切替前後の通信衛星2A,2Bを介した最大遅延時間差の2倍以上であることが望ましい。
【0046】
また、時間マーカー遅延手段56において、いずれか一方の時間マーカーを時間マーカー周期の半分以上遅延させることにより、当該時間マーカーにより同期をとることが可能な全ての場合について、受信データを同期して読み出すことができる。
【0047】
図5は、通信衛星2A,2B及び地球局4,5の関係の一例を示した図であり、各通信衛星2A,2Bによる通信経路長の一例が示されている。ここでは、単純化のため、送信地球局4及び受信地球局5が地表面状の同じ場所に位置し、通信衛星2A,2Bが、地球局4,5の天頂を通過する円軌道を周回する場合について考える。
【0048】
地球局4,5から見た通信衛星2Aの仰角(EL)が20°、通信衛星2Bの仰角が10°となるところで、通信衛星2Aから通信衛星2Bへ切り替えを行うものとし、通信衛星2A,2Bの地表面からの高度をともに1000kmとする。このとき、地球局4,5から通信衛星2Aまでの距離は2123.7kmとなり、通信衛星2Bまでの距離は2762.2kmとなる。
【0049】
地球局4,5内及び通信衛星2A,2B内における通信経路長差が無視できるとすれば、通信衛星2A,2Bによる通信経路長差は、地球局4,5から通信衛星2A,2Bまでの距離によって決まる。このため、送信地球局4から通信衛星2Aを経由して受信地球局5へ至る経路と、送信地球局4から通信衛星2Bを経由して受信地球局5へ至る経路の経路長差による遅延時間差は、高速を300000km/secとすると、次式によって求められる。
【数1】
Figure 2004128658
【0050】
図6は、図5の受信地球局5における受信信号の一例を示したタイミングチャートであり、図中の(a)には通信衛星2Aからの受信データ、(b)には通信衛星2Bからの受信データが示されている。64kbps(bit per second)のデータ伝送を行う場合であれば、64kbps×4.25msec=272bitに相当する遅延差が、通信衛星2A、通信衛星2B間で発生する。
【0051】
通信衛星2A,2Bの通信経路長のうち、どちらが長いのかが既知でないとすれば、このケースの場合、送信地球局4において、時間マーカーを272bit×2=544bit以上の周期で挿入していなければ、受信地球局5において、通信衛星2A,2Bから受信した時間マーカーを対応づけることができず、これらの受信データを同期させることができなくなる。従って、時間マーカーの挿入周期が、通信衛星2A,2Bによる最大遅延時間差の2倍以上であれば、常に、受信データを同期させることができる。
【0052】
本実施の形態による衛星通信システムは、2系統の受信データをそれぞれバッファメモリ51A,51Bに格納し、いずれか一方の受信データから抽出された時間マーカーを遅延させ、遅延後の時間マーカーに基づいて両バッファメモリ51A,51Bからデータ読み出しを行っている。このため、両バッファメモリ51A,51Bからデータ系列を同期して出力させることができる。
【0053】
特に、いずれか一方の受信データから抽出されたクロック信号に基づいて、両バッファメモリ51A,51Bからデータ読み出しを行っているため、両バッファメモリ51A,51Bから、クロックレベルでも完全に同期したデータ系列を出力させることができる。このような構成により、衛星切り替えの際、切替器36において受信中の2つのデータ系列を切り替えても瞬断や同期はずれが生じない。
【0054】
実施の形態2.
図7は、本発明の実施の形態2による衛星通信システムの概略構成例を示した図である。この衛星通信システムは、送信地球局1と、2つの通信衛星2A及び2Bと、受信地球局6により構成される。図1の衛星通信システム(実施の形態1)と比較すれば、送信側に従来の送信地球局1が用いられている点で異なる。
【0055】
上記発明の実施の形態1では、送信地球局1において時間マーカーを周期的に挿入する場合の例について説明したが、この時間マーカーは、通信衛星2A,2Bを介した各通信経路の伝搬遅延時間差の2倍以上の長さを持つ周期の一定の固定パターンであればよい。このため、送信地球局で特別に挿入されるパターンでなくても、この条件を満たすパターンが存在する場合には、そのパターンを時間マーカーとして利用することができる。特に、送信デジタルデータに予め含まれる周期的なパターンを利用することにより、送信地球局1において特別な時間マーカーを挿入する必要がなくなる。
【0056】
図8は、図7の受信地球局6の一構成例を示したブロック図である。図3の受信地球局5における時間マーカー抽出手段50A,50Bに代えて、フレーム同期パターン抽出手段60A,60Bを備え、時間マーカー遅延手段56に代えて、フレーム同期パターン遅延手段66を備えている。
【0057】
送信デジタルデータ系列が複数のデータからなるデータフレームに区分されている場合、通常、各フレームの先頭にフレーム同期パターンが挿入されている。このフレーム同期パターンを時間マーカーとして利用することができる。
【0058】
フレーム同期パターン抽出手段60A,60Bは、それぞれ復調器34A,34Bの復調データからフレーム同期パターンを抽出し、復調データ中における位置を検出している。フレーム同期パターン抽出手段60A,60Bで抽出されたフレーム同期パターンは、それぞれバッファメモリ51A,51Bへ入力される。
【0059】
また、いずれか一方のフレーム同期パターン抽出手段60A,60Bで抽出されたフレーム同期パターンが、フレーム同期パターン遅延手段66へ入力され、所定遅延時間だけ遅延させた後、両バッファメモリ51A及び51Bへ入力される。図8では、フレーム同期パターン抽出手段60Aからの出力がフレーム同期パターン遅延手段66へ入力される例が示されている。
【0060】
なお、送信デジタルデータが、データ系列中において複数のフレームからなるマルチフレームに区分されている場合、フレーム同期パターンに代えて、マルチフレームごとに送信デジタルデータ系列に挿入されるマルチフレーム同期パターンを利用することもできる。特に、フレーム同期パターンの周期が、各通信経路の遅延時間差に比べて短い場合には、マルチフレーム同期用パターンを利用することが望ましい。
【0061】
本実施の形態では、送信地球局において時間マーカーを挿入することなく、送信デジタルデータに含まれるフレーム同期パターンや、マルチフレーム同期パターンを受信地球局において抽出し、2系統の受信データ系列を同期させている。このため、送信地球局の設備の簡略化、低コスト化を図ることができる。
【0062】
なお、本実施の形態では、時間マーカーとして、フレーム同期パターン及びマルチフレーム同期パターンを利用する場合の例について説明したが、周期的に挿入されるパターンであれば、本発明は、これらのパターンに限定されない。つまり、パターン周期と遅延時間差に応じて、様々なパターンを時間マーカーとして採用することができる。
【0063】
実施の形態3.
図9は、本発明の実施の形態3による衛星通信システムの概略構成例を示した図である。この衛星通信システムは、送信地球局4と、2つの通信衛星2A及び2Bと、受信地球局7により構成される。図1の衛星通信システム(実施の形態1)と比較すれば、受信地球局7の構成が異なる。
【0064】
図10は、図9の受信地球局7の一構成例を示したブロック図である。図3の受信地球局5と比較すれば、クロック発生手段70を備えている点で異なる。クロック発生手段70は、受信信号とは独立したクロック信号を生成する手段であり、受信地球局の基準クロックを用いてもよい。バッファメモリ51A,51Bの読出クロック入力端子53A、53Bにはクロック発生手段70からのクロック信号が入力され、当該クロック信号に同期して、バッファメモリ51A,51Bから受信データが読み出される。
【0065】
この場合、実施の形態1で示した効果と同じ効果が得られるだけでなく、通常、地球局に地上系とのクロックの同期関係を保つためにドップラーバッファあるいはプレジオクロナスバッファが別途必要となるが、バッファメモリ51A,51Bに兼用させることができ、装置の簡略化、あるいは低コスト化を図ることができる。
【0066】
【発明の効果】
本発明によよれば、受信地球局が、切替前後の通信衛星を介して送信地球局から受信した2系統の受信データをバッファメモリに記憶させるとともに、各受信データから時間マーカーを抽出している。そして、2系統の時間マーカーのいずれか一方を遅延させ、遅延させた時間マーカーに基づいてバッファメモリから2系統の受信データを読み出して同期させている。このため、受信データを切り替えて通信衛星の切り替えを行う際、切替前後でデータの重複や、データの瞬断が発生するのを抑制することができる。また、バッファメモリから2系統の受信データを読み出す際、同期したクロック信号に基づいて読み出しを行っている。このため、クロックレベルで同期させることができる。
【0067】
また、本発明によれば、時間マーカの周期を、2系統の通信経路における伝搬遅延時間差の2倍以上の周期とすることにより、2系統の受信データ間の遅延時間差を効果的に除去することができる。また、受信地球局において、時間マーカーの挿入周期の半分以上を遅延させてバッファメモリの読み出しを行うことにより、遅延時間差を効果的に除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1による衛星通信システムの概略構成例を示した図である。
【図2】図1の送信地球局4の一構成例を示したブロック図である。
【図3】図1の受信地球局5の一構成例を示したブロック図である。
【図4】バッファメモリ51A及び51Bの動作の一例を示したタイミングチャートである。
【図5】通信衛星2A,2B及び地球局4,5の関係の一例を示した図である。
【図6】図5の受信地球局5における受信信号の一例を示したタイミングチャートである。
【図7】本発明の実施の形態2による衛星通信システムの概略構成例を示した図である。
【図8】図7の受信地球局6の一構成例を示したブロック図である。
【図9】本発明の実施の形態3による衛星通信システムの概略構成例を示した図である。
【図10】図9の受信地球局7の一構成例を示したブロック図である。
【図11】従来の衛星通信システムの概略構成を示したブロック図である。
【図12】図11の送信地球局1の構成を示したブロック図である。
【図13】図11の通信衛星2A,2Bの構成を示したブロック図である。
【図14】図11の受信地球局3の構成を示したブロック図である。
【符号の説明】
1,4 送信地球局、2A,2B 通信衛星、3,5〜7 受信地球局、
11 送信データ入力端子、12 変調器、13A,13B 送信機、
14A,14B 送信周波数入力端子、15A,15B 送信アンテナ、
22A、22B 受信アンテナ、23A,23B 周波数変換器、
24A,24B ローカル発振器、25A,25B 送信アンテナ、
31A,31B 受信アンテナ、32A,32B 受信機、
33A,33B 受信周波数入力端子、34A,34B 復調器、
35A,35B クロック抽出手段、36 切替器、
37 受信データ出力端子、40 時間マーカー挿入手段、
50A,50B 時間マーカー抽出手段、51A,51B バッファメモリ、
52A,52B 書込クロック入力端子、
53A,53B 読出クロック入力端子、
54A,54B 書込時間マーカー入力端子、
55A,55B 読出時間マーカー入力端子、56 時間マーカー遅延手段、
60A,60B フレーム同期パターン抽出手段、
66 フレーム同期パターン遅延手段、70 クロック発生手段

Claims (12)

  1. 通信衛星を切り替える際、切替前の通信衛星及び切替後の通信衛星を介して送信地球局から受信地球局へ2系統のデータ伝送を行う衛星通信システムにおいて、
    受信地球局が、2系統の各受信データから時間マーカーを抽出する時間マーカー抽出手段と、抽出された時間マーカーに基づいて受信データが書き込まれるバッファメモリと、2系統の時間マーカーのいずれか一方を遅延させる時間マーカー遅延手段と、遅延させた時間マーカーに基づいてバッファメモリから2系統の受信データを読み出す読出手段と、読み出された2系統の受信データを切り替えて出力する切替手段とを備えたことを特徴とする衛星通信システム。
  2. 送信地球局が、送信データに対し時間マーカーを周期的に挿入する時間マーカー挿入手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の衛星通信システム。
  3. 上記時間マーカーは、2系統の通信経路における伝搬遅延時間差の2倍以上の周期で送信データ中に挿入されていることを特徴とする請求項1に記載の衛星通信システム。
  4. 上記時間マーカー抽出手段が、時間マーカーとして受信データ中のフレーム同期パターン又はマルチフレーム同期パターンを抽出することを特徴とする請求項1に記載の衛星通信システム。
  5. 通信衛星を切り替える際、切替前の通信衛星及び切替後の通信衛星を介して送信地球局から2系統のデータを受信する受信地球局において、2系統の各受信データから時間マーカーを抽出する時間マーカー抽出手段と、抽出された時間マーカーに基づいて受信データが書き込まれるバッファメモリと、2系統の時間マーカーのいずれか一方を遅延させる時間マーカー遅延手段と、遅延させた時間マーカーに基づいてバッファメモリから2系統の受信データを読み出す読出手段と、読み出された2系統の受信データを切り替えて出力する切替手段とを備えたことを特徴とする受信地球局。
  6. 上記時間マーカー抽出手段が、時間マーカーとして受信データ中のフレーム同期パターン又はマルチフレーム同期パターンを抽出することを特徴とする請求項5に記載の受信地球局。
  7. 上記時間マーカー遅延手段は、時間マーカーの挿入周期の半分以上を遅延させることを特徴とする請求項5に記載の受信地球局。
  8. 2系統の各受信データからクロック信号を抽出するクロック抽出手段を備え、
    受信データから抽出されたクロック信号に基づいて受信データをバッファメモリへ書き込むとともに、いずれか一方の受信データから抽出されたクロック信号に基づいてバッファメモリから2系統の受信データを読み出すことを特徴とする請求項5に記載の受信地球局。
  9. 2系統の受信データからクロック信号を抽出する2系統のクロック抽出手段と、クロック信号を生成するクロック発生手段とを備え、
    抽出されたクロック信号に基づいて受信データをバッファメモリへ書き込むとともに、クロック発生手段からのクロック信号に基づいてバッファメモリから2系統の受信データを読み出すことを特徴とする請求項5に記載の受信地球局。
  10. 切替前の通信衛星及び切替後の通信衛星を介して送信地球局から受信地球局へ2系統のデータ伝送を行って、通信衛星を切り替える通信衛星切替方法において、
    2系統の各受信データから時間マーカーを抽出する時間マーカー抽出ステップと、抽出された時間マーカーに基づいて受信データをバッファメモリに書き込むバッファ書込ステップと、2系統の時間マーカーのいずれか一方を遅延させる時間マーカー遅延ステップと、遅延させた時間マーカーに基づいてバッファメモリから2系統の受信データを読み出すバッファ読出ステップと、読み出された2系統の受信データを切り替えて出力する切替ステップとを備えることを特徴とする通信衛星切替方法。
  11. 送信データに対し時間マーカーを挿入する時間マーカー挿入ステップを備えたことを特徴とする請求項10に記載の通信衛星切替方法。
  12. 上記時間マーカー挿入ステップにおいて、その周期が2系統の伝送路における伝搬時間差の2倍以上となる時間マーカーを挿入することを特徴とする請求項10に記載の通信衛星切替方法。
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