JPS6334786Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6334786Y2
JPS6334786Y2 JP13423682U JP13423682U JPS6334786Y2 JP S6334786 Y2 JPS6334786 Y2 JP S6334786Y2 JP 13423682 U JP13423682 U JP 13423682U JP 13423682 U JP13423682 U JP 13423682U JP S6334786 Y2 JPS6334786 Y2 JP S6334786Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steel ingot
steel
mold
side support
bottom plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP13423682U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5939057U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP13423682U priority Critical patent/JPS5939057U/ja
Publication of JPS5939057U publication Critical patent/JPS5939057U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6334786Y2 publication Critical patent/JPS6334786Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Continuous Casting (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、極厚扁平鋼塊などの如く、厚さの点
から従来の通常の連続鋳造機では鋳造が困難であ
る大型鋼塊を製造する鋳造装置に関する。
一般に最終製品厚さが150mmを起えるような極
厚材向けの鋼塊や鍛造向けの大型鋼塊などは圧下
比または鍛造比が通常は3以上を要するから、鋼
塊時点における厚さや直径が500〜3000mm程度と
著しく大きく、そのため従来の通常の連続鋳造機
で鋳造することは極めて困難であり、古くから行
なわれている鋳鉄製鋳型を用いた造塊方法で鋳造
せざるを得なかつた。
従来の造塊法では、中心偏析やV偏析、頭部偏
析等の鋼塊内成分不均一を生じ、鋼塊の品質、歩
留りに問題があり、かつサイズ毎に鋳型を用意す
る必要があるため、保守管理に手間がかかり、鋼
塊の表面性状が悪くなりやすい等の問題もあつ
た。
一方、連続鋳造方式に類似した半連続鋳造方式
が知られている(特公昭56−46457号)。この方式
が連続鋳造と異なる点は、所定の製品長さ分だけ
鋳込み、1製品ごとに鋳造を繰り返すことであ
る。このような半連続鋳造方式も従来のものは大
型鋼塊を鋳造するための配慮が欠けており、大型
鋼塊の鋳造に適用することはできなかつた。
本考案は、以上の実情に鑑み、品質のよい大型
鋼塊を省力的に製造することを目的とし、上述の
半連続鋳造方式の利点を生かし、これに種々改善
を施した大型鋼塊の鋳造装置を提供するものであ
る。
以下図面に従つて本考案を詳細に説明する。
第1図、第2図は本考案の一実施例の一部断面
側面図であつて、第1図は鋼塊の鋳造過程、第2
図は鋳造された鋼塊の取出し過程を示す。第3図
は第1図のA−A矢視図である。
本考案の鋳造装置は、内部水冷銅板鋳型1と、
その下方に立設した鋼塊側面支持体2と、この鋼
塊側面支持体2を貫通して鋼塊を冷却するスプレ
ーノズル3と、鋼塊側面支持体2が囲繞した空間
すなわち鋼塊5の造塊される空間内を昇降する底
板6と、鋼塊側面支持体2と並列に立設された底
板昇降装置7,8,9,14とから成る。
内部水冷銅板鋳型1は水冷銅板を内部に貼設し
た鋳型であつて、鋳型開口部上方から供給された
溶鋼に凝固殻を形成させるもので連続鋳造の鋳型
と同様のものである。
鋼塊側面支持体2は、内部水冷銅板鋳型1の下
方に立設され、例えばグリツド状の側板から成
り、鋳造鋼塊を保持するもので、鋼塊鋳込長範囲
の高さを有し、例えば第3図に示すように2a,
2b,2c,2dの4面の側板から成る。
鋼塊側面支持体2のグリツド状の側板の開口部
に鋼塊の外表面を冷却する多数のスプレーノズル
3があり、鋼塊側面支持体2を貫通して冷水をス
プレーする。
スプレーノズル3は、冷却水量を調整すること
はもちろんでき、また後述の鋼塊側面支持体2の
傾転する部分に設けられたものは、鋼塊側面支持
体2と一体または別体に移動可能に構成される。
鋼塊側面支持体2のグリツドは、鋼塊5と高さ
方向に沿つて当接する配置が、鋼塊支持機能の面
から好ましい。鋼塊側面支持体2はまたグリツド
状以外の形状のもの、例えばロール、ウオーキン
グビーム等によつて構成してももちろん差支えな
い。
鋼塊側面支持体2は、後述の底板6を支持する
腕14が昇降可能なように上下方向に長い隙間を
設けてある。また、鋼塊側面支持体2の一部に
は、第2図に示すように鋼塊5をB位置からC位
置に横転させる傾転装置を付属し、この傾転装置
は、鋼塊側面支持体2に固着したバツクフレーム
10を軸11を中心に傾転させ鋼塊5を横転脱出
させる。
鋼塊側面支持体2a,2b,2c,2dが囲繞
する空間内に底板6を昇降自在に配設し、この底
板6は鋼塊5の底面を支持し、造塊速度と同調し
て鋼塊5を鋳型1から下方へ引抜きつつ下降す
る。
底板6を昇降させる装置は、鋼塊側面支持体2
と並列して立設され、底板駆動用ガイド柱9とこ
れに取りつけられたラツク8とこのラツク8と噛
み合うピニオン7と底板6を支持する腕14とか
ら成り、第3図に示すようにピニオン7を駆動す
るピニオン駆動装置13を備えている。
本装置を用いた大型鋼塊の鋳造方法は次の通り
である。
まず底板駆動装置によつて底板6を内面水冷銅
板鋳型1の下面まで上昇させ、鋳型1の開口部上
方から溶鋼を鋳型1内に供給し、鋳型をオツシレ
ーシヨンさせつつ凝固殻を形成させ、湯面を一定
に保ちつつ底板6を鋳込速度と同調させながら駆
動用ピニオン7によりラツク8を介して下降させ
る。第1図は、この下降過程を示し、5は凝固し
た鋼塊部、4は未凝固部を示す。
鋼塊5は外表面を鋼塊側面支持体2によつて支
持され、バルジング等を起すことなく下降し、ス
プレー3によつて冷却される。
所定の鋼塊長に到達すれば、溶鋼の注入を停止
し底板6の下降も停止し、この状態で鋼塊5の凝
固を完了させる。
傾転可能な鋼塊側面支持体2dの下端部には、
第4図に示すように、鋼塊側面支持体2dと底板
6とを固結する結合金具12があり、結合装置1
2aによつて結合する。第2図はこの結合が完了
し鋼塊5が底板6と鋼塊側面支持体2dとに支え
られて横転開始姿勢にある状態をB位置(仮想
線)で示している。
次いで、鋼塊側面支持体2dはバツクフレーム
10と共に軸11を中心として、第2図のC位置
に傾転する。鋼塊5は矢印21方向に倒れてC位
置に横転し、次いでトング等により矢印22の方
向に搬出される。
次いで、鋼塊側面支持体2dはバツクフレーム
10と共に軸11を中心として立設姿勢に戻さ
れ、底板6との結合金具12の結合を解除され
る。
底板6を再び上昇せしめて内部水冷鋼板鋳型1
の底部に装入すれば、迅速に次の鋳造が可能とな
る。
本考案の鋳造装置は連続鋳造装置または半連続
鋳造装置とは異なり、鋳型1の下方に抜き出され
る鋼塊の外表面をグリツド状等の鋼塊側面支持体
2で支持し、この鋼塊側面支持体2は鋼塊鋳込長
範囲の高さを有する。また、所定長の鋼塊が得ら
れた時点で底板6を停止し、この状態において、
鋼塊の凝固を完了させるようにしたものである。
従つて、従来の半連続鋳造方式では鋼塊の支持
が頭部に制約され、鋼塊断面が応力的に有利な円
形断面に実質的に制約されるのに比べ、本考案の
装置では、大形形状の任意断面の鋼塊であつて
も、鋼塊内部未凝固部分4の静圧による変形がな
く、鋳造が可能となつた。すなわち、本考案の鋳
造装置では、溶鋼静圧による凝固シエルの外ふく
れ現象を鋼塊側面支持体の支持により防止しつつ
スプレーノズル3によつて外部冷却されるので、
鋳造する鋼塊の寸法、形状は制約されない。
また本考案の装置は底板6の昇降装置を鋼塊側
面支持体2と並列して設けたので、装置の高さを
低くおさえることができ、建設コストが低減す
る。さらに、製造された鋼塊を迅速に側方に取り
出すことができ、取扱いが容易で生産性が高い。
また、多種の寸法や断面の鋼塊を鋼塊側面支持
体2の組合わせの変更と底板2の取替とによつて
製造することができる。また鋳型幅可変機構を設
けた構成とすることも容易である。
以上詳述したように本考案の鋳造装置は、大型
鋼塊を半連続的に迅速に鋳造することができ、生
産性が高く、多くの鋳鉄鋳型を要せず、作業性が
優れ、低コストで大型鋼塊を鋳造することができ
る。
また、鋳造速度、冷却速度の調整も容易で品質
の管理も容易となるなど、優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本考案の一実施例を示し、第
1図、第2図は一部断面側面図、第3図は第1図
のA−A矢視図、第4図は底板の平面図である。 1……内部水冷銅板鋳型、2……鋼塊側面支持
体、3……スプレーノズル、4……溶鋼、5……
凝固鋼塊、6……底板、7……ピニオン、8……
ラツク、9……柱、10……バツクフレーム、1
1……軸、12……結合金具、12a……結合装
置、13……駆動装置、14……腕。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内部水冷銅板鋳型と、その下方に立設し前記鋳
    型から引き抜いた鋼塊の側面を支持する鋼塊側面
    支持体と、前記鋼塊を冷却するスプレーノズル
    と、前記鋼塊側面支持体が囲繞した空間内を昇降
    し前記鋼塊底面を支持する底板と、前記鋼塊側面
    支持体と並列に立設された底板昇降装置とから成
    り、前記鋼塊側面支持体には、底板支持腕が昇降
    可能な上下方向の隙間を設けると共に凝固鋼塊を
    横転脱出させる傾転装置を付属したことを特徴と
    する大型鋼塊の鋳造装置。
JP13423682U 1982-09-06 1982-09-06 大型鋼塊の鋳造装置 Granted JPS5939057U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13423682U JPS5939057U (ja) 1982-09-06 1982-09-06 大型鋼塊の鋳造装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13423682U JPS5939057U (ja) 1982-09-06 1982-09-06 大型鋼塊の鋳造装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5939057U JPS5939057U (ja) 1984-03-12
JPS6334786Y2 true JPS6334786Y2 (ja) 1988-09-14

Family

ID=30302530

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13423682U Granted JPS5939057U (ja) 1982-09-06 1982-09-06 大型鋼塊の鋳造装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5939057U (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5939057U (ja) 1984-03-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN109663892B (zh) 一种大型铸锭或铸坯的渐进凝固成型装置
US3610320A (en) Unit for manufacturing hollow metal ingots
JPS6334786Y2 (ja)
CN111203521B (zh) 一种圆环状铸锭铸造设备及其铸造方法
EP1057562A1 (en) Low pressure casting machine
US3948311A (en) Apparatus for casting metal slabs
US3713476A (en) Installation for making ingots and method therefor
AU543444B2 (en) Process and apparatus for casting rounds, slabs, and the like
JPH07144255A (ja) 大断面鋳片製造用垂直型半連続鋳造装置および鋳片の搬出方法
US3435879A (en) Continuous casting method
CN220259472U (zh) 一种翻转式铸造机
EP0110854A1 (en) Method for casting ingots and apparatus for carrying out the method
CN214185210U (zh) 一种浇铸装置
JPS5917475Y2 (ja) 連続鋳造用底金
JPS62161445A (ja) 鋼の造塊方法
CN210188431U (zh) 一种大型铸锭或铸坯的渐进凝固成型装置
JPH11244902A (ja) 丸ビレット鋳片の成形装置
JPH0457422B2 (ja)
JPH06210410A (ja) 単ベルト式連続鋳造装置
JPS58187237A (ja) 大型鋼塊の製造方法
US3433286A (en) Apparatus for casting slab type ingots
JPS6334784Y2 (ja)
SU747617A1 (ru) Многоместна форма дл отливки под регулируемым давлением длиномерных изделий
JPS6333163A (ja) 大型鋼塊の製造方法
JP2527886B2 (ja) 水平連続鋳造設備用鋳片成形装置