JPS633427B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS633427B2 JPS633427B2 JP3120383A JP3120383A JPS633427B2 JP S633427 B2 JPS633427 B2 JP S633427B2 JP 3120383 A JP3120383 A JP 3120383A JP 3120383 A JP3120383 A JP 3120383A JP S633427 B2 JPS633427 B2 JP S633427B2
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- Japan
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- temperature
- distance
- heated
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- Expired
Links
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 claims description 29
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 15
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 14
- 230000006698 induction Effects 0.000 claims description 12
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 19
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 2
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical group [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000009749 continuous casting Methods 0.000 description 1
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- 238000013021 overheating Methods 0.000 description 1
- 239000002699 waste material Substances 0.000 description 1
Landscapes
- General Induction Heating (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は誘導加熱方法、特に被加熱材のエツジ
(端部)を所望温度に加熱する誘導加熱方法に関
するものである。
(端部)を所望温度に加熱する誘導加熱方法に関
するものである。
従来、鋼板エツジを誘導加熱する場合、加熱コ
イルと鋼板端との相対位置は、ほぼ固定的に考
え、誘導加熱装置による鋼板エツジの昇温特性も
一定とし、必要電力の過不足は全て電力調整に頼
つていた。然しながら、鋼板の板厚の違い、放冷
条件の違い、連続鋳造過程の違い等により、鋼板
エツジにおける温度低下特性がそれぞれ異つてい
るため、鋼板の一点の温度を捕えて一律に全体温
度を上げても、ある点では過熱気味になつたり、
別の点では冷却気味になつたりしていた。而し
て、通常、不足点が発生しないようにするため電
力を余分に供給しなければならず不必要は電力を
投入する傾向が強かつた。
イルと鋼板端との相対位置は、ほぼ固定的に考
え、誘導加熱装置による鋼板エツジの昇温特性も
一定とし、必要電力の過不足は全て電力調整に頼
つていた。然しながら、鋼板の板厚の違い、放冷
条件の違い、連続鋳造過程の違い等により、鋼板
エツジにおける温度低下特性がそれぞれ異つてい
るため、鋼板の一点の温度を捕えて一律に全体温
度を上げても、ある点では過熱気味になつたり、
別の点では冷却気味になつたりしていた。而し
て、通常、不足点が発生しないようにするため電
力を余分に供給しなければならず不必要は電力を
投入する傾向が強かつた。
本発明は斯かる従来の欠点を克服することを目
的としてなされたもので、この目的を達成するた
め本発明に係る誘導加熱方法は、被加熱材の板厚
毎に加熱コイル位置をパラメータとし被加熱材の
エツジからの幅方向距離と昇温値との関係を示し
た実験による昇温特性データを記憶する工程;板
厚、昇温させたい被加熱材のエツジからの幅方向
距離及びその最終目標温度を入力する工程;前記
被加熱材の温度を検出する工程;前記最終目標温
度と前記検出温度との差である昇温値を算出する
工程;前記昇温値に対応するエツジからの幅方向
距離を、前記入力された昇温させたいエツジから
の幅方向距離により前記昇温特性データから算出
する工程;加熱コイルの実際のエツジからの幅方
向距離を算出する工程;及び、前記実際のエツジ
からの幅方向距離と前記算出されたエツジからの
幅方向距離との差を算出して前記加熱コイルを前
記算出された幅方向距離に移動させる工程;を備
えたことを特徴とする構成を有している。即ち、
端的に言えば、本発明は昇温特性データに基づ
き、加熱コイルを被加熱材の板幅方向に移動させ
て、必要な昇温特性に最も近い状態にして温度調
整を行うとするものである。
的としてなされたもので、この目的を達成するた
め本発明に係る誘導加熱方法は、被加熱材の板厚
毎に加熱コイル位置をパラメータとし被加熱材の
エツジからの幅方向距離と昇温値との関係を示し
た実験による昇温特性データを記憶する工程;板
厚、昇温させたい被加熱材のエツジからの幅方向
距離及びその最終目標温度を入力する工程;前記
被加熱材の温度を検出する工程;前記最終目標温
度と前記検出温度との差である昇温値を算出する
工程;前記昇温値に対応するエツジからの幅方向
距離を、前記入力された昇温させたいエツジから
の幅方向距離により前記昇温特性データから算出
する工程;加熱コイルの実際のエツジからの幅方
向距離を算出する工程;及び、前記実際のエツジ
からの幅方向距離と前記算出されたエツジからの
幅方向距離との差を算出して前記加熱コイルを前
記算出された幅方向距離に移動させる工程;を備
えたことを特徴とする構成を有している。即ち、
端的に言えば、本発明は昇温特性データに基づ
き、加熱コイルを被加熱材の板幅方向に移動させ
て、必要な昇温特性に最も近い状態にして温度調
整を行うとするものである。
以下、添付図面に示した本発明の好ましい実施
例に沿つて本発明を説明する。
例に沿つて本発明を説明する。
第1図は鉄心1及び加熱コイル2を含む誘導加
熱装置と、被加熱材としての鋼板3との位置関係
を示した概略図であり、第2図は鋼板3のエツジ
における昇温特性曲線を示している。第2図の横
軸は鋼板3のエツジからの軸方向距離を示し、縦
軸は昇温値を示しており、昇温特性曲線は第1図
のエツジからの距離xをパラメータにしている。
第2図の例ではx=0mm(コイルエツジを鋼板エ
ツジと一致させた場合)とx=20mmの場合のみが
例示されている。尚、この昇温特性曲線はいずれ
も同一電力を供給したものであり、このことか
ら、同一電力であつても、その昇温特性を変える
ことによりエツジの昇温量が調節できることがわ
かる。
熱装置と、被加熱材としての鋼板3との位置関係
を示した概略図であり、第2図は鋼板3のエツジ
における昇温特性曲線を示している。第2図の横
軸は鋼板3のエツジからの軸方向距離を示し、縦
軸は昇温値を示しており、昇温特性曲線は第1図
のエツジからの距離xをパラメータにしている。
第2図の例ではx=0mm(コイルエツジを鋼板エ
ツジと一致させた場合)とx=20mmの場合のみが
例示されている。尚、この昇温特性曲線はいずれ
も同一電力を供給したものであり、このことか
ら、同一電力であつても、その昇温特性を変える
ことによりエツジの昇温量が調節できることがわ
かる。
第3図は本発明に係る誘導加熱方法の実行ステ
ツプS1〜S7を示す流れ図である。
ツプS1〜S7を示す流れ図である。
第4図は斯かる本発明方法を実施するための装
置を示すブロツク線図であり、図中、4は商用周
波数電源に接続された受電盤、5は受電盤4から
の出力電圧を昇降圧する変圧器、6は変圧器5の
出力電圧を調節するとともに誘導加熱に必要な最
適周波数電圧を発生するインバータ、7はインバ
ータ6からの高周波電圧を入力して被加熱材であ
る鋼板3を加熱する加熱コイル2とともに移動可
能なコイル移動装置、8は加熱コイル移動装置7
を移動させる駆動モータ、9は鋼板3の温度を検
出する温度センサー、そして10は予め記憶され
たデータを用い、且つ入力された指示値に従い、
温度センサー9からの鋼板温度信号及び駆動モー
タ8からの位置信号により、第3図に示した本発
明方法に沿つて駆動モータ8によりコイル移動装
置7を所望位置に移動させる演算装置(CPU)
である。
置を示すブロツク線図であり、図中、4は商用周
波数電源に接続された受電盤、5は受電盤4から
の出力電圧を昇降圧する変圧器、6は変圧器5の
出力電圧を調節するとともに誘導加熱に必要な最
適周波数電圧を発生するインバータ、7はインバ
ータ6からの高周波電圧を入力して被加熱材であ
る鋼板3を加熱する加熱コイル2とともに移動可
能なコイル移動装置、8は加熱コイル移動装置7
を移動させる駆動モータ、9は鋼板3の温度を検
出する温度センサー、そして10は予め記憶され
たデータを用い、且つ入力された指示値に従い、
温度センサー9からの鋼板温度信号及び駆動モー
タ8からの位置信号により、第3図に示した本発
明方法に沿つて駆動モータ8によりコイル移動装
置7を所望位置に移動させる演算装置(CPU)
である。
第3図及び第4図において本発明方法は次のス
テツプS1〜S7から構成されている。
テツプS1〜S7から構成されている。
S1:鋼板3の板厚毎に加熱コイル位置xをパラ
メータとし被加熱材のエツジからの軸方向距離
と昇温値との関係を示した実験による昇温特性
データをCPU10に予め記憶するステツプ S2:被加熱材の板厚、昇温させたい鋼板3のエ
ツジからの幅方向距離、及びその最終目標温度
値を手動等によりCPU10に入力するステツ
プ S3:温度センサー9で検出された鋼板温度信号
をCPU10に書き込むステツプ S4:上記の最終目標温度と鋼板温度との差に相
当する昇温値をCPU10で演算して求めるス
テツプ S5:求めた昇温値に対応する鋼板3のエツジか
らの幅距離を、上記の昇温させたいエツジから
の幅方向距離xを相当するものとして上記板厚
の昇温特性データからCPU10で算出するス
テツプ S6:加熱コイル2の実際のエツジからの幅方向
距離を検出してCPU10に入力するステツプ S7:実際のエツジからの幅方向距離と、算出さ
れたエツジからの幅方向距離との差をCPU1
0で演算して加熱コイル2を、算出されたエツ
ジからの幅方向距離に移動させる信号を駆動モ
ータ8に出力しコイル移動装置7を移動させる
ステツプ 尚、昇温特性の調節だけでは、補償しきれない
点がある場合には、その点が少なくとも満足でき
るような電力をCPU10で演算し、インバータ
6を制御して昇温特性を上下にずらして補正する
ことも可能である。
メータとし被加熱材のエツジからの軸方向距離
と昇温値との関係を示した実験による昇温特性
データをCPU10に予め記憶するステツプ S2:被加熱材の板厚、昇温させたい鋼板3のエ
ツジからの幅方向距離、及びその最終目標温度
値を手動等によりCPU10に入力するステツ
プ S3:温度センサー9で検出された鋼板温度信号
をCPU10に書き込むステツプ S4:上記の最終目標温度と鋼板温度との差に相
当する昇温値をCPU10で演算して求めるス
テツプ S5:求めた昇温値に対応する鋼板3のエツジか
らの幅距離を、上記の昇温させたいエツジから
の幅方向距離xを相当するものとして上記板厚
の昇温特性データからCPU10で算出するス
テツプ S6:加熱コイル2の実際のエツジからの幅方向
距離を検出してCPU10に入力するステツプ S7:実際のエツジからの幅方向距離と、算出さ
れたエツジからの幅方向距離との差をCPU1
0で演算して加熱コイル2を、算出されたエツ
ジからの幅方向距離に移動させる信号を駆動モ
ータ8に出力しコイル移動装置7を移動させる
ステツプ 尚、昇温特性の調節だけでは、補償しきれない
点がある場合には、その点が少なくとも満足でき
るような電力をCPU10で演算し、インバータ
6を制御して昇温特性を上下にずらして補正する
ことも可能である。
以上のように、本発明に係る誘導加熱方法によ
れば、従来に比べて、最も必要な昇温特性に近づ
けた状態で電力を供給するため、オーバーヒート
等による無駄が除去できるという特有の効果が発
揮される。
れば、従来に比べて、最も必要な昇温特性に近づ
けた状態で電力を供給するため、オーバーヒート
等による無駄が除去できるという特有の効果が発
揮される。
第1図は鋼板エツジと誘導加熱装置との位置関
係を示した概略図、第2図は鋼板エツジからの幅
方向距離に対する昇温値を、加熱コイルのエツジ
からの幅方向距離をパラメータとして示した昇温
特性曲線図、第3図は本発明に係る誘導加熱方法
の一実施例を示す流れ図、そして第4図は第3図
の工程を実行するための装置を示すブロツク線
図、である。 2……加熱コイル、3……被加熱材、7……コ
イル移動装置、8……駆動モータ、9……温度セ
ンサー、10……CPU、なお、各図中、同一符
号は同一又は相当部分を示す。
係を示した概略図、第2図は鋼板エツジからの幅
方向距離に対する昇温値を、加熱コイルのエツジ
からの幅方向距離をパラメータとして示した昇温
特性曲線図、第3図は本発明に係る誘導加熱方法
の一実施例を示す流れ図、そして第4図は第3図
の工程を実行するための装置を示すブロツク線
図、である。 2……加熱コイル、3……被加熱材、7……コ
イル移動装置、8……駆動モータ、9……温度セ
ンサー、10……CPU、なお、各図中、同一符
号は同一又は相当部分を示す。
Claims (1)
- 1 被加熱材の板厚毎に加熱コイル位置をパラメ
ータとし、被加熱材のエツジからの幅方向距離と
昇温値との関係を示した実験による昇温特性デー
タを記憶する工程;板厚、昇温させたい被加熱材
のエツジからの幅方向距離及びその最終目標温度
を入力する工程;前記被加熱材の温度を検出する
工程;前記最終目標温度と前記検出温度との差で
ある昇温値を算出する工程;前記昇温値に対応す
るエツジからの幅方向距離を、前記入力された昇
温させたいエツジからの幅方向距離により前記昇
温特性データから算出する工程;加熱コイルの実
際のエツジからの幅方向距離を算出する工程;及
び、前記実際のエツジからの幅方向距離と前記算
出されたエツジからの幅方向距離との差を算出し
て前記加熱コイルを前記算出された幅方向距離に
移動させる工程;を備えたことを特徴とする誘導
加熱方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3120383A JPS59157984A (ja) | 1983-02-25 | 1983-02-25 | 誘導加熱方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3120383A JPS59157984A (ja) | 1983-02-25 | 1983-02-25 | 誘導加熱方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59157984A JPS59157984A (ja) | 1984-09-07 |
JPS633427B2 true JPS633427B2 (ja) | 1988-01-23 |
Family
ID=12324854
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3120383A Granted JPS59157984A (ja) | 1983-02-25 | 1983-02-25 | 誘導加熱方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59157984A (ja) |
-
1983
- 1983-02-25 JP JP3120383A patent/JPS59157984A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59157984A (ja) | 1984-09-07 |
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