JPS6334261Y2 - - Google Patents
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- JPS6334261Y2 JPS6334261Y2 JP2128180U JP2128180U JPS6334261Y2 JP S6334261 Y2 JPS6334261 Y2 JP S6334261Y2 JP 2128180 U JP2128180 U JP 2128180U JP 2128180 U JP2128180 U JP 2128180U JP S6334261 Y2 JPS6334261 Y2 JP S6334261Y2
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- dielectric
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- winding
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- Expired
Links
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Landscapes
- Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、巻回形コンデンサに関し、特に、メ
タリコン処理を改善しうる金属化誘電体の巻回形
コンデンサに関するものである。
タリコン処理を改善しうる金属化誘電体の巻回形
コンデンサに関するものである。
金属化プラスチツクフイルムや金属化紙等の金
属化誘電体を巻回して形成したコンデンサは、コ
ンデンサ素子の端面にメタリコンを施しそのメタ
リコン部にリード線を溶接していることは周知で
ある。
属化誘電体を巻回して形成したコンデンサは、コ
ンデンサ素子の端面にメタリコンを施しそのメタ
リコン部にリード線を溶接していることは周知で
ある。
ところで、金属化誘電体を巻回したコンデンサ
素子は、円形でも偏平形でも巻心部分に空隙が出
来る。例えばコンデンサ素子を偏平形にすると、
一般に第１図に示すように、巻心部分にメガネ状
の空隙部１が出来る。そのため、端面２にメタリ
コン処理を施すと、巻心内部にまで溶射金属３が
侵入してしまう。そしてこの侵入した溶射金属３
により両メタリコン部４及び５が短絡する。その
結果、耐電圧や絶縁抵抗が低下し、破壊し易くな
る等の欠点があつた。
素子は、円形でも偏平形でも巻心部分に空隙が出
来る。例えばコンデンサ素子を偏平形にすると、
一般に第１図に示すように、巻心部分にメガネ状
の空隙部１が出来る。そのため、端面２にメタリ
コン処理を施すと、巻心内部にまで溶射金属３が
侵入してしまう。そしてこの侵入した溶射金属３
により両メタリコン部４及び５が短絡する。その
結果、耐電圧や絶縁抵抗が低下し、破壊し易くな
る等の欠点があつた。
メタリコンが巻心内部に侵入する場合の不良を
防止するために、従来も、金属化誘電体のマージ
ン部を広くとり絶縁パスを大きくしたコンデンサ
もあるが、メタリコンの侵入を完全には防止でき
ず、また、マージン部を広くするため容量が減少
したり、形状が大きくなり小形化の妨げとなる等
の欠点があつた。
防止するために、従来も、金属化誘電体のマージ
ン部を広くとり絶縁パスを大きくしたコンデンサ
もあるが、メタリコンの侵入を完全には防止でき
ず、また、マージン部を広くするため容量が減少
したり、形状が大きくなり小形化の妨げとなる等
の欠点があつた。
本考案は以上の欠点を改良するために溶射金属
が巻心に侵入するのを完全に防止しうる金属化誘
電体の巻回形コンデンサの提供を目的とするもの
である。
が巻心に侵入するのを完全に防止しうる金属化誘
電体の巻回形コンデンサの提供を目的とするもの
である。
上記目的を達成するために、本考案は、金属化
誘電体を巻回してなる巻回形コンデンサにおい
て、巻心部が金属化誘電体よりも幅の狭い非金属
化誘電体のみを巻回してなり、前記金属化誘電体
と前記非金属化誘電体との幅の差により前記巻心
部に形成される空隙部に合成樹脂を充填してなる
巻回形コンデンサを提供するものである。
誘電体を巻回してなる巻回形コンデンサにおい
て、巻心部が金属化誘電体よりも幅の狭い非金属
化誘電体のみを巻回してなり、前記金属化誘電体
と前記非金属化誘電体との幅の差により前記巻心
部に形成される空隙部に合成樹脂を充填してなる
巻回形コンデンサを提供するものである。
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
る。
第２図において、１１はポリエステルやポリプ
ロピレン等のフイルムからなる非金属化誘電体で
ある。この非金属化誘電体１１が10〜20回程度空
巻きされ偏平状の巻心部１２が形成されている。
１３は巻心部１２にポリエステル等のフイルムの
片面に亜鉛やアルミ等の金属蒸着の施された金属
化誘電体である。非金属化誘電体１１はこの金属
化誘電体１３よりも巾が２〜３mm程度狭く、その
ため、巻心部１２に空隙部１４が形成される。そ
してこの空隙部１４に、第３図に示す通り、合成
樹脂１５が充填される。合成樹脂１５としては、
粉末状の低温で溶媒するようなものや粘度の高い
液状のもの等を用いて硬化する。１６及び１７は
亜鉛やはんだ等のメタリコン部である。
ロピレン等のフイルムからなる非金属化誘電体で
ある。この非金属化誘電体１１が10〜20回程度空
巻きされ偏平状の巻心部１２が形成されている。
１３は巻心部１２にポリエステル等のフイルムの
片面に亜鉛やアルミ等の金属蒸着の施された金属
化誘電体である。非金属化誘電体１１はこの金属
化誘電体１３よりも巾が２〜３mm程度狭く、その
ため、巻心部１２に空隙部１４が形成される。そ
してこの空隙部１４に、第３図に示す通り、合成
樹脂１５が充填される。合成樹脂１５としては、
粉末状の低温で溶媒するようなものや粘度の高い
液状のもの等を用いて硬化する。１６及び１７は
亜鉛やはんだ等のメタリコン部である。
すなわち、巻心部１２の端面付近を合成樹脂１
５により充填しているので、メタリコン部１６及
び１７を形成する際に金属を溶射しても、金属が
巻心部１２に侵入することなく、各メタリコン部
１６及び１７が短絡する等の不良を完全に防止で
きるものである。
５により充填しているので、メタリコン部１６及
び１７を形成する際に金属を溶射しても、金属が
巻心部１２に侵入することなく、各メタリコン部
１６及び１７が短絡する等の不良を完全に防止で
きるものである。
例えば、250VAC，0.1μFの金属化ポリエステ
ルフイルムコンデンサについて、従来のものと本
考案によるものとについて金属粒子が巻心部に侵
入することによる絶縁不良を調べた。その結果、
前者が3.5％であつたのに対し、後者は零であり、
本考案により絶縁不良が著しく改善された。
ルフイルムコンデンサについて、従来のものと本
考案によるものとについて金属粒子が巻心部に侵
入することによる絶縁不良を調べた。その結果、
前者が3.5％であつたのに対し、後者は零であり、
本考案により絶縁不良が著しく改善された。
なお、合成樹脂は片側のみに充填されるように
してもよく、両側の場合よりも工数が低減する。
してもよく、両側の場合よりも工数が低減する。
また、本考案は実施例に限定されることなく両
面蒸着型のものでもよく、金属化誘電体と非金属
化誘電体とを積層して巻回したものでもよい。
面蒸着型のものでもよく、金属化誘電体と非金属
化誘電体とを積層して巻回したものでもよい。
さらに、上記実施例においては偏平形のコンデ
ンサ素子について述べたが、円形のコンデンサ素
子であつてもよい。この場合にも、巻心部分の端
面付近に合成樹脂を充填することにより巻心部分
にメタリコンが侵入するのを防止できる。
ンサ素子について述べたが、円形のコンデンサ素
子であつてもよい。この場合にも、巻心部分の端
面付近に合成樹脂を充填することにより巻心部分
にメタリコンが侵入するのを防止できる。
以上の通り、本考案によれば、巻心に巻回され
た非金属化誘電体が金属化誘電体との間に段差を
形成し、ストツパー的役割を果している。そのた
め、合成樹脂を金属化誘電体の端面とほぼ同一の
位置まで容易にかつ確実に充填でき、巻心に間隙
が生じるのを防止できる。従つて、その後に、メ
タリコン処理をしても巻心に金属が侵入して耐圧
不良を生じるのを防止できる。また、充填された
合成樹脂が金属化誘電体の端面に付着するのを防
止できるため容量等の特性のバラツキを低減で
き、信頼性を向上でき、小型化の可能な巻回形コ
ンデンサが得られる。
た非金属化誘電体が金属化誘電体との間に段差を
形成し、ストツパー的役割を果している。そのた
め、合成樹脂を金属化誘電体の端面とほぼ同一の
位置まで容易にかつ確実に充填でき、巻心に間隙
が生じるのを防止できる。従つて、その後に、メ
タリコン処理をしても巻心に金属が侵入して耐圧
不良を生じるのを防止できる。また、充填された
合成樹脂が金属化誘電体の端面に付着するのを防
止できるため容量等の特性のバラツキを低減で
き、信頼性を向上でき、小型化の可能な巻回形コ
ンデンサが得られる。
第１図は一部を切り欠いた従来の巻回形コンデ
ンサの斜視図、第２図は一部を切り欠いたメタリ
コン処理前の本考案実施例の斜視図、第３図は本
考案の実施例の断面図を示す。 １１……非金属化誘電体、１２……巻心部、１
３……金属化誘電体、１４……空隙部、１５……
合成樹脂、１６，１７……メタリコン部。
ンサの斜視図、第２図は一部を切り欠いたメタリ
コン処理前の本考案実施例の斜視図、第３図は本
考案の実施例の断面図を示す。 １１……非金属化誘電体、１２……巻心部、１
３……金属化誘電体、１４……空隙部、１５……
合成樹脂、１６，１７……メタリコン部。
Claims (1)
- 金属化誘電体を巻回してなる巻回形コンデンサ
において、巻心部が金属化誘電体よりも幅の狭い
非金属化誘電体のみを巻回してなり、前記金属化
誘電体と前記非金属化誘電体との幅の差により前
記巻心部に形成される空隙部に合成樹脂を充填し
てなることを特徴とする巻回形コンデンサ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2128180U JPS6334261Y2 (ja) | 1980-02-22 | 1980-02-22 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2128180U JPS6334261Y2 (ja) | 1980-02-22 | 1980-02-22 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS56123538U JPS56123538U (ja) | 1981-09-19 |
| JPS6334261Y2 true JPS6334261Y2 (ja) | 1988-09-12 |
Family
ID=29617450
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2128180U Expired JPS6334261Y2 (ja) | 1980-02-22 | 1980-02-22 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6334261Y2 (ja) |
-
1980
- 1980-02-22 JP JP2128180U patent/JPS6334261Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS56123538U (ja) | 1981-09-19 |
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