JPS6333786Y2 - - Google Patents

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JPS6333786Y2
JPS6333786Y2 JP14340183U JP14340183U JPS6333786Y2 JP S6333786 Y2 JPS6333786 Y2 JP S6333786Y2 JP 14340183 U JP14340183 U JP 14340183U JP 14340183 U JP14340183 U JP 14340183U JP S6333786 Y2 JPS6333786 Y2 JP S6333786Y2
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JP
Japan
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flap
carton
heat
box
paperboard
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JP14340183U
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JPS6050118U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、紙製カートンに関するものである。
現在、紙製カートンは、スナツク菓子類、冷凍食
品類・レトルト食品類・乳製品類等、さまざまな
分野で包装用外箱として使用されている。 その包装方法は、板紙にカートン図柄を印刷、
打抜き後、胴部を貼り各食品等メーカーにおいて
内容物を充填後天地(カートンの底部とトツプの
部分)をシールするものである。現在の紙製カー
トンのシールについては3種類の方法に大別され
る。 次に現在の3種のシール方法について説明す
る。 第1の方法は、キヤラメルあるいはタバコの箱
等に代表される方法で、カートンの小フラツプを
折り、その後カートンの大フラツプを差し込んで
製函するシール方法である。 第2の方法は、スナツク菓子等のカートンに代
表されるようにカートンの小フラツプを折り込み
後、大フラツプにホツトメルトを塗布し、フラツ
プ同志を圧着してシールする方法である。 また、第3の方法は、冷凍食品等の耐水性を有
するカートンに代表される様に、両面にポリエチ
レンコーテイングされたカートンの大フラツプ部
分に、ホツトエアー等を吹き付けポリエチレンを
溶融させ、大フラツプ同志を圧着させてヒートシ
ールするシール方法である。 これら3種類の方法は、現在最も多く使用され
ている方法であるが、それぞれ製函機が異なり、
ホツトメルトにより封緘しているカートンは、カ
ートン構成等を変えないかぎり、ヒートシール用
の製函機では製函出来ず、互いに互換性が無いの
が欠点とされている。 また、ホツトメルトタイプの製函機は、ホツト
メルトの溶融に時間を要し、製函機を始動させる
迄に数十分を必要とし、さらに、製函機稼動中は
ホツトメルトの煙が立ち、製函機及び製函機周辺
が汚れるなどの欠点を有している。 なお、近年の傾向として、コストダウン指向か
ら、適応できるものについては、両面ポリエチレ
ンコートした板紙より成る紙製カートンから、耐
水ニス等をコーテイングした板紙単体で成る紙製
カートンに変更する傾向が見られる。 その場合においては、前述した通り、カートン
及び製函機の互換性がないため、ヒートシール用
製函機をホツトメルトタイプの製函機に変更しな
ければならない。 即ち、両面ポリエチレンコーテイングされた板
紙より成るカートンから、板紙単体より成るカー
トンにコストダウンしても製函機を更新する。あ
るいは改造する等の費用がかかり、総合的な意味
でコストダウンを計るのは難かしい問題となつて
いる。 これに対処するには、板紙にカートン図柄を印
刷すると共に、そのフラツプ部分に感熱接着剤を
塗布しておけば良く、フラツプ部分に感熱接着剤
を塗布されたカートンは、従来両面ポリエチレン
コートカートンの封緘機に用いられていたホツト
エアーで溶融するので、この封緘機がそのまま使
用できる。 しかるに、感熱接着剤と板紙との加熱時におけ
る膨脹係数は大きく異なるので、ホツトエアーで
感熱接着剤を溶融した際、フラツプはその内面に
大きくカールする性質がある。 すなわち、以下図面を用いてこのカールについ
て説明すると、第1図に示すようなブランクスを
製函し、シールするものとする。フラツプa及び
a′には全面に予め感熱接着剤2が塗布されてお
り、第1図においては、これを網線で示してい
る。このフラツプa及びa′はフラツプb及びb′に
接着されるものであるが、この時の様子を第2図
の斜視図に示している。フラツプaとbは、その
間に断面三角形状のエアー吹込み用器具を挿入
し、その吹込み用孔からホツトエアーを吹き出し
て感熱接着剤2を溶融し、活性化した後、フラツ
プa及びbを密着して接着する。この時、このホ
ツトエアーによつて、フラツプbも若干のカール
を生じるが、フラツプaに塗工された感熱接着剤
2は、ベースである板紙1より熱膨脹係数が大き
いので、より大きなカールを生じる。この時の様
子を、第3図及び第4図に示している。なお、第
3図は第2図のX方向から見た部分正面図であ
り、第4図は第3図のyの部分の拡大図である。 この第3図及び第4図から分るように、両者の
カールの度合が異なるため、フラツプaとbは部
分的な接着となり易く、このため、シール後、箱
内にホコリやチリが混入し易いのである。 そこで、本考案者等は、フラツプaに塗布する
感熱接着剤を、このフラツプaとカートン本体の
境界罫線cに平行なストライプ状に塗布し、しか
もこのストライプ状接着剤の幅を1〜5m/mの
範囲とすることで、フラツプaと、このフラツプ
aに接着されるフラツプbの加熱接着時のカール
を同じ程度とし、両者が全面に亘つて接着し易く
し、これによつてシール後箱内にチリやホコリが
混入しにくくなることを見い出して、本考案を完
成したものである。 第5図は、フラツプaに感熱接着剤2を様々な
形状に塗布した場合の、フラツプaのカールの方
向及びその度合を説明する説明図である。 すなわち、第5図A−1は、境界罫線cと平行
なストライプ状に接着剤を塗布した場合のカート
ンの部分平面図、第5図A−2はA−1のカート
ンをシールした際のフラツプaのカールの方向及
びその程度を示す断面図であり、実線はシールす
る前、破線はシール時のフラツプaを示してい
る。なお、フラツプaの左側が箱の方向である。 同様に第5図B−1,B−2は罫線cに直交す
る方向にストライプ状に塗布した場合、第5図c
−1,c−2はフラツプa全面に塗布した場合を
示している。なお、第5図A−1,A−2及びB
−1,B−2のストライプの幅はいずれも1〜5
m/mである。 この図から分るように、罫線cに直交する方向
にストライプ状に塗布した場合、及び全面に塗布
した場合は、板紙1と接着剤2の熱膨脹係数の相
異から、そのカールの度合が大きいのに対して、
罫線cに平行なストライプ状に塗布した場合は、
そのカールの度合が小さく、良好なシールが可能
なことが分る。もつとも、罫線cに平行なストラ
イプ状であつても、そのストライプの幅が5m/
mより大きいと、全面塗工に近い状態となつて、
熱膨脹係数の相異によるカールが大きくなる。 本考案のカートンのベース1となるものは板紙
又は板紙を含む積層体であつて、板紙としては、
一般的に使用されているコートボール、マニラボ
ール、特板紙等特に限定されるものではない。ま
た、防湿性等を考慮した構成として、板紙と板紙
との中間層にポリエチレンやアルミニウム箔等を
ラミネートした複合材があるが、ヒートシールラ
ツカーは、板紙表面に塗工するものであるため、
それらをカートン素材として用いても全く問題は
ない。 また、感熱接着剤2としてはポリ塩化ビニル酢
酸ビニル共重合体系、エチレン酢酸ビニル共重合
体系、アクリル系など約100℃程度以上で熱溶融
するものならば、特に限定されない。 具体的には、ポリ塩化ビニル酢酸ビニル共重合
体系としては、東洋インキ製造(株)のMF269HSワ
ニス、PS402HSワニス。また、大日本インキ化
学工業(株)のデイツクシールA−100Z、デイツク
シールA−200Dなどが上げられ、エチレン酢酸
ビニル共重合体系としては、東洋インキ製造の
AD37P66,AD707など、また、アクリル系とし
ては、東洋インキ製造(株)のM670MFHSワニス、
AD35KIなどが代表例として上げられ、ヒートシ
ール性、及び、耐ブロツキング適性さえ良ければ
特に限定されるものではない。 また、エチレン酢酸ビニル共重合体等を主体と
したいわゆるホツトメルトについても溶融させれ
ば、グラビア印刷等の手法で、容易に板紙へ塗工
できるため、ホツトメルトを感熱接着剤2として
用いても構わない。 これらの塗布は、上述したように、グラビア印
刷等の手法で、カートン図柄を印刷すると同じ工
程で塗工できる。 以下、実施例により本考案を説明する。 〔実施例〕 コートボール(310g/m2)の板紙に図柄をグ
ラビア印刷法により印刷後、エチレン酢酸ビニル
共重合体系より成るヒートシールラツカーを、フ
ラツプ部にグラビア印刷法により塗工した。な
お、その時の版深は90μであり、塗工量は、10
g/m2(dry)であつた。また、ヒートシールラ
ツカーの横状ストライプ巾は3m/mであり、そ
の間隔は2m/mとした。 なお、比較として塗工を同条件で、ヒートシー
ルラツカーの横状ストライプ巾を5m/m、その
間隔を2m/mとしたもの及びヒートシールラツ
カーの横状ストライプ巾を7m/m、その間隔を
2m/mに塗工したものを同時に以下の製函テス
トに供した。また全面塗工のものもテストした。 【表】
【図面の簡単な説明】
第1図はブランクスの平面図、第2図は製函時
の斜視図、第3図は第2図のX方向から見た側面
図、第4図は第3図のY部分の拡大図、第5図A
−1,A−2,B−1,B−2,C−1,C−2
は感熱接着剤の塗工の形状とカールの方向及び程
度を示す説明図である。 a,a′,b,b′……フラツプ、c……罫線、1
……カートンのベース、2……感熱接着剤。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. フラツプに、感熱性接着剤を、カートン本体と
    フラツプの境界罫線に平行で、しかも一本の幅が
    1〜5m/mの範囲であるストライプ状に塗工し
    たことを特徴とするカートン。
JP14340183U 1983-09-16 1983-09-16 カ−トン Granted JPS6050118U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14340183U JPS6050118U (ja) 1983-09-16 1983-09-16 カ−トン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14340183U JPS6050118U (ja) 1983-09-16 1983-09-16 カ−トン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6050118U JPS6050118U (ja) 1985-04-09
JPS6333786Y2 true JPS6333786Y2 (ja) 1988-09-08

Family

ID=30320099

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14340183U Granted JPS6050118U (ja) 1983-09-16 1983-09-16 カ−トン

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JP (1) JPS6050118U (ja)

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JPS6050118U (ja) 1985-04-09

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