JPS63335Y2 - - Google Patents
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- JPS63335Y2 JPS63335Y2 JP16144882U JP16144882U JPS63335Y2 JP S63335 Y2 JPS63335 Y2 JP S63335Y2 JP 16144882 U JP16144882 U JP 16144882U JP 16144882 U JP16144882 U JP 16144882U JP S63335 Y2 JPS63335 Y2 JP S63335Y2
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- desulfurization
- desulfurization agent
- flue gas
- adsorption tower
- sulfur oxides
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Landscapes
- Treating Waste Gases (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は乾式排煙脱硫装置に係り、特に原料石
炭から炭素系脱硫剤を製造する脱硫剤製造装置を
付設した乾式排煙脱硫装置に関する。
炭から炭素系脱硫剤を製造する脱硫剤製造装置を
付設した乾式排煙脱硫装置に関する。
乾式排煙脱硫装置に用いる脱硫剤を石炭から製
造する場合、石炭中の硫黄化合物は製造過程で
SO2，H2Sなどとなつて、排ガス中に含まれる。
実際は乾留工程で排出するCO，CH4なども含ま
れるので、脱硫剤製造装置から排出するガスを燃
焼する。この結果、排ガス中の硫黄酸化物はSO2
となる。この排ガス中のSO2を除去するには、従
来の脱硫技術によつて対処できるが、新たに脱硫
装置を設置した場合には、脱硫剤の製造コストが
高騰することになる。
造する場合、石炭中の硫黄化合物は製造過程で
SO2，H2Sなどとなつて、排ガス中に含まれる。
実際は乾留工程で排出するCO，CH4なども含ま
れるので、脱硫剤製造装置から排出するガスを燃
焼する。この結果、排ガス中の硫黄酸化物はSO2
となる。この排ガス中のSO2を除去するには、従
来の脱硫技術によつて対処できるが、新たに脱硫
装置を設置した場合には、脱硫剤の製造コストが
高騰することになる。
本考案の目的は、脱硫剤製造装置から排出され
る硫黄酸化物を脱硫剤製造装置専用の排煙処理装
置を設置することなく除去することができ、した
がつて脱硫剤製造コストの低減を図ることができ
る乾式排煙脱硫装置を提供することにある。
る硫黄酸化物を脱硫剤製造装置専用の排煙処理装
置を設置することなく除去することができ、した
がつて脱硫剤製造コストの低減を図ることができ
る乾式排煙脱硫装置を提供することにある。
本考案は脱硫剤製造装置から排出される硫黄酸
化物を、製品脱硫剤に吸着させることによつて排
ガス中の硫黄酸化物を除去し、硫黄酸化物を吸着
した脱硫剤は、乾式排煙脱硫装置本体内の吸着、
加熱脱着再生の循環系に供給するようにしたもの
である。
化物を、製品脱硫剤に吸着させることによつて排
ガス中の硫黄酸化物を除去し、硫黄酸化物を吸着
した脱硫剤は、乾式排煙脱硫装置本体内の吸着、
加熱脱着再生の循環系に供給するようにしたもの
である。
乾式排煙脱硫装置では、ボイラ等から排出する
ガスを吸着塔に導びき、硫黄酸化物を吸着した脱
硫剤は、次に加熱脱着塔で再生し循環使用する。
このとき循環過程での機械的に破損する微粒子は
系外に抜き出す。また、加熱脱着時には、SO2吸
着量の約1/2のカーボンが損耗する。このため乾
式排煙脱硫装置の吸着塔、脱着塔の脱硫剤循環系
には常時損耗した脱硫剤を補充する必要がある。
したがつて、吸着塔、脱着塔には、初期充填量が
必要である。脱硫剤を大量に製造する際の炭素源
は、一般に石炭を用いる。石炭には炭種によつて
も異なるが、硫黄化合物が0.5〜1.5重量％含有し
ており、この硫黄化合物は脱硫剤製造過程で約60
〜80％が排ガス中に排出される。排ガス（乾留ガ
ス）中には、CO，CH4等の可燃ガスが含有する
ので、これらを燃焼することによつてCO2とし、
排ガス中の硫黄酸化物はそのほとんどがSO2とし
て排出される。
ガスを吸着塔に導びき、硫黄酸化物を吸着した脱
硫剤は、次に加熱脱着塔で再生し循環使用する。
このとき循環過程での機械的に破損する微粒子は
系外に抜き出す。また、加熱脱着時には、SO2吸
着量の約1/2のカーボンが損耗する。このため乾
式排煙脱硫装置の吸着塔、脱着塔の脱硫剤循環系
には常時損耗した脱硫剤を補充する必要がある。
したがつて、吸着塔、脱着塔には、初期充填量が
必要である。脱硫剤を大量に製造する際の炭素源
は、一般に石炭を用いる。石炭には炭種によつて
も異なるが、硫黄化合物が0.5〜1.5重量％含有し
ており、この硫黄化合物は脱硫剤製造過程で約60
〜80％が排ガス中に排出される。排ガス（乾留ガ
ス）中には、CO，CH4等の可燃ガスが含有する
ので、これらを燃焼することによつてCO2とし、
排ガス中の硫黄酸化物はそのほとんどがSO2とし
て排出される。
本考案は、原料石炭から炭素系脱硫剤を製造す
る装置から排出されるガス中の硫黄酸化物がSO2
として排出され、かつ乾式排煙脱硫装置には脱硫
剤を補充する必要がある点に着目し、補充すべき
脱硫剤に脱硫剤製造装置から排出されるガス中の
硫黄酸化物を吸着させた後、これを乾式排煙脱硫
装置本体内の吸着塔および脱着塔を含む循環系に
供給させるものである。
る装置から排出されるガス中の硫黄酸化物がSO2
として排出され、かつ乾式排煙脱硫装置には脱硫
剤を補充する必要がある点に着目し、補充すべき
脱硫剤に脱硫剤製造装置から排出されるガス中の
硫黄酸化物を吸着させた後、これを乾式排煙脱硫
装置本体内の吸着塔および脱着塔を含む循環系に
供給させるものである。
以下、添付図面に基いて本考案の実施例を説明
する。
する。
第１図において、１は脱硫剤製造装置、２は吸
着塔、３（２点鎖線で示す）は乾式排煙脱硫装置
本体であつて、この中に吸着塔および脱着塔を含
む脱着剤の循環系がある。４は燃焼器である。
着塔、３（２点鎖線で示す）は乾式排煙脱硫装置
本体であつて、この中に吸着塔および脱着塔を含
む脱着剤の循環系がある。４は燃焼器である。
原料石炭１００は脱硫剤製造装置１に導かれ、
ここで公知の方法により炭素系の脱硫剤が得られ
る。脱硫剤製造装置から排出される排ガス１３０
は燃焼器４に導かれ、空気１５０によつて燃焼
し、燃焼排ガス１４０は吸着塔２に導かれる。一
方、脱硫剤製造装置１からの製品脱硫剤１１０は
吸着塔２に供給され、ここで燃焼排ガス１４０中
の硫黄酸化物を吸着する。
ここで公知の方法により炭素系の脱硫剤が得られ
る。脱硫剤製造装置から排出される排ガス１３０
は燃焼器４に導かれ、空気１５０によつて燃焼
し、燃焼排ガス１４０は吸着塔２に導かれる。一
方、脱硫剤製造装置１からの製品脱硫剤１１０は
吸着塔２に供給され、ここで燃焼排ガス１４０中
の硫黄酸化物を吸着する。
硫黄酸化物を吸着した脱硫剤１２０は乾式排煙
脱硫装置本体３内の吸着塔および脱着塔を含む脱
硫剤の循環系に導入される。一方、吸着塔２で硫
黄酸化物が除去された排ガス１６０は、図示して
いない脱じん器、脱硝装置等を経て大気中に放出
される。なお、脱硫剤製造装置１の初期稼動過程
では吸着塔２に充分な脱硫剤１１０が確保されて
いないので、吸着塔２の初期充填量に相当する脱
硫剤は市販の活性炭１７０が補充されることにな
る。
脱硫装置本体３内の吸着塔および脱着塔を含む脱
硫剤の循環系に導入される。一方、吸着塔２で硫
黄酸化物が除去された排ガス１６０は、図示して
いない脱じん器、脱硝装置等を経て大気中に放出
される。なお、脱硫剤製造装置１の初期稼動過程
では吸着塔２に充分な脱硫剤１１０が確保されて
いないので、吸着塔２の初期充填量に相当する脱
硫剤は市販の活性炭１７０が補充されることにな
る。
第２図に脱硫剤のSO2吸着量を示した。SO2吸
着量はSO2 ２％、H2O 10％、O2 ６％、N2 82
％の模擬燃焼排ガス（130℃）を各脱硫剤と接触
した際のそれぞれの吸着曲線を示した。第２図の
ａは、第１図の脱硫剤製造装置からの製品脱硫剤
１１０についての吸着曲線、第２図のｂは、吸着
塔２で硫黄酸化物を吸着した脱硫剤を採取したも
のを不活性ガス中、温度400℃で再生した脱硫剤
についての吸着曲線、第２図のｃは、吸着塔２で
硫黄酸化物を吸着した脱硫剤を採取したものにつ
いての吸着曲線である。
着量はSO2 ２％、H2O 10％、O2 ６％、N2 82
％の模擬燃焼排ガス（130℃）を各脱硫剤と接触
した際のそれぞれの吸着曲線を示した。第２図の
ａは、第１図の脱硫剤製造装置からの製品脱硫剤
１１０についての吸着曲線、第２図のｂは、吸着
塔２で硫黄酸化物を吸着した脱硫剤を採取したも
のを不活性ガス中、温度400℃で再生した脱硫剤
についての吸着曲線、第２図のｃは、吸着塔２で
硫黄酸化物を吸着した脱硫剤を採取したものにつ
いての吸着曲線である。
第２図の吸着曲線ａから明らかなように製品脱
硫剤１１０はSO2吸着能が高いので吸着塔２にお
いて排ガス中の硫黄酸化物を十分に除去できるこ
とが判る。また第２図の吸着曲線ｂ，ｃから明ら
かなように吸着塔２からの脱硫剤１２０は再生後
は無論、そのままの場合でも製品脱硫剤１１０に
近いSO2吸着能を示している。したがつて吸着塔
２からの脱硫剤１２０は乾式排煙脱硫装置本体内
の吸着塔および脱着塔を含む循環系に導入すれ
ば、その機能を十分に発揮しうる。
硫剤１１０はSO2吸着能が高いので吸着塔２にお
いて排ガス中の硫黄酸化物を十分に除去できるこ
とが判る。また第２図の吸着曲線ｂ，ｃから明ら
かなように吸着塔２からの脱硫剤１２０は再生後
は無論、そのままの場合でも製品脱硫剤１１０に
近いSO2吸着能を示している。したがつて吸着塔
２からの脱硫剤１２０は乾式排煙脱硫装置本体内
の吸着塔および脱着塔を含む循環系に導入すれ
ば、その機能を十分に発揮しうる。
上記のような脱硫剤製造装置から排出されるガ
スの処理法は、乾式排煙脱硫装置の建設段階、す
なわち、乾式排煙脱硫装置の吸着塔、脱着塔に初
充填する量の脱硫剤を製造する際に有効であり、
乾式排煙脱硫装置が稼動し始めれば、第１図の流
れ１４０に燃焼排ガスは、乾式排煙脱硫装置の吸
着塔に導かれる排ガスに合流して一括処理するこ
とができる。
スの処理法は、乾式排煙脱硫装置の建設段階、す
なわち、乾式排煙脱硫装置の吸着塔、脱着塔に初
充填する量の脱硫剤を製造する際に有効であり、
乾式排煙脱硫装置が稼動し始めれば、第１図の流
れ１４０に燃焼排ガスは、乾式排煙脱硫装置の吸
着塔に導かれる排ガスに合流して一括処理するこ
とができる。
本考案によれば、乾式排煙脱硫装置に供給する
脱硫剤、特に乾式排煙脱硫装置の吸着塔、脱着塔
に初充填する量の脱硫剤を製造する脱硫剤製造装
置から排出されるガス中の硫黄酸化物を脱硫剤製
造装置からの製品脱硫剤に吸着するようにしたも
のであるから、新たに脱硫剤製造装置専用の排煙
処理装置を設置する必要がなく、それによつて脱
硫剤コスト低減ができる効果がある。さらに硫黄
酸化物を吸着した脱硫剤は、乾式排煙脱硫装置に
供給でき、副生物を同一形体で回収できる効果が
ある。
脱硫剤、特に乾式排煙脱硫装置の吸着塔、脱着塔
に初充填する量の脱硫剤を製造する脱硫剤製造装
置から排出されるガス中の硫黄酸化物を脱硫剤製
造装置からの製品脱硫剤に吸着するようにしたも
のであるから、新たに脱硫剤製造装置専用の排煙
処理装置を設置する必要がなく、それによつて脱
硫剤コスト低減ができる効果がある。さらに硫黄
酸化物を吸着した脱硫剤は、乾式排煙脱硫装置に
供給でき、副生物を同一形体で回収できる効果が
ある。
第１図は本考案の一実施例を示す構成図、第２
図は第１図の各流れから採取した脱硫剤のSO2吸
着性能を示すグラフである。 １……脱硫剤製造装置、２……吸着塔、３……
乾式排煙脱硫装置本体、４……燃焼器、１００…
…原料石炭、１１０……製品脱硫剤、１２０……
硫黄酸化物を吸着した脱硫剤、１３０……排ガス
（硫黄酸化物を含む）、１４０……燃焼排ガス（硫
黄酸化物を含む）、１５０……空気、１６０……
排ガス（硫黄酸化物が除去された）、１７０……
活性炭（補充脱硫剤）。
図は第１図の各流れから採取した脱硫剤のSO2吸
着性能を示すグラフである。 １……脱硫剤製造装置、２……吸着塔、３……
乾式排煙脱硫装置本体、４……燃焼器、１００…
…原料石炭、１１０……製品脱硫剤、１２０……
硫黄酸化物を吸着した脱硫剤、１３０……排ガス
（硫黄酸化物を含む）、１４０……燃焼排ガス（硫
黄酸化物を含む）、１５０……空気、１６０……
排ガス（硫黄酸化物が除去された）、１７０……
活性炭（補充脱硫剤）。
Claims (1)
- 乾式排煙脱硫装置本体に原料石炭から炭素系脱
硫剤を製造する脱硫剤製造装置を付設した装置に
おいて、前記脱硫剤製造装置から排出されるガス
中の硫黄酸化物をその脱硫剤製造装置で得られる
脱硫剤に吸着させるための吸着塔と、この吸着塔
で得られる硫黄酸化物を吸着した脱硫剤を前記乾
式排煙脱硫装置本体内の吸着塔および脱着塔を含
む循環系に供給するラインと、を設けたことを特
徴とする乾式排煙脱硫装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16144882U JPS5965728U (ja) | 1982-10-25 | 1982-10-25 | 乾式排煙脱硫装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16144882U JPS5965728U (ja) | 1982-10-25 | 1982-10-25 | 乾式排煙脱硫装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5965728U JPS5965728U (ja) | 1984-05-02 |
| JPS63335Y2 true JPS63335Y2 (ja) | 1988-01-07 |
Family
ID=30354808
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16144882U Granted JPS5965728U (ja) | 1982-10-25 | 1982-10-25 | 乾式排煙脱硫装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5965728U (ja) |
-
1982
- 1982-10-25 JP JP16144882U patent/JPS5965728U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5965728U (ja) | 1984-05-02 |
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