JPS6246419Y2 - - Google Patents

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JPS6246419Y2
JPS6246419Y2 JP8559581U JP8559581U JPS6246419Y2 JP S6246419 Y2 JPS6246419 Y2 JP S6246419Y2 JP 8559581 U JP8559581 U JP 8559581U JP 8559581 U JP8559581 U JP 8559581U JP S6246419 Y2 JPS6246419 Y2 JP S6246419Y2
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JP
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gas
furnace
desulfurization
combustion
carbonization
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JP8559581U
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JPS57199033U (ja
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  • Incineration Of Waste (AREA)
  • Treating Waste Gases (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はボイラーの排ガスより硫黄分を抽出す
る乾式排煙脱硫装置に係り、特に、乾留・賦活工
程で生ずる熱ガスを利用してH2S、S2等を含む有
害ガスを燃焼させることにより、運転コストの低
減を図つた脱硫装置に関するものである。
まず、従来の乾式排煙脱硫装置の一例を第1図
を参照して説明する。
通常この種装置は脱硫部100と、乾留・賦活
部200とより構成される。
ボイラー1から出た排気ガス14は、EP(電
気集じん器)2によつて脱じんされた後、乾式脱
硫部100の吸着塔3に入る。吸着塔3にて排気
ガスを下方に移動している活性炭16と十字流に
接触させ、排気ガス中のSO2を活性炭に吸着させ
て、脱硫する。SO2を除去されたガス15はバグ
フイルター4にてガス中の微粒子が除去され誘導
フアン5によつて煙突6から放出される。
活性炭に吸着したSO2は、活性炭中にH2SO4
形で含まれており、脱離塔7にて高温加熱するこ
とにより、活性炭からSO2を脱離させ、SO2を吸
着可能な活性炭17として再生し、吸着塔3に送
り込む。この循環過程において、活性炭の機械
的、化学的損耗が発生するので、損耗分の新規補
給が必要である。脱離塔7から排出されるガス1
8には、高濃度SO2ガス成分を含んでおり、SO2
還元塔8に導入され、ここで半成コークス22と
反応してその1部をH2S、S2に還元させる。な
お、この時ガス中の酸素と半成コークスと反応し
てCOガスも発生する。SO2、H2S、S2、CO等の
有害な成分を含んだガス19中のSO2、H2Sをク
ラウス反応器9にて反応させ、S2とする。高濃度
になつたS2を凝縮器10にて冷却し、S8単体とし
て系外に出す。しかし、凝縮器10を経た後でも
まだ、ガス中にはH2S、S2、COを含んでいる。
そのため凝縮器10のあとに設置された酸化器
(触媒を使用する)または、燃焼炉11にて、
H2SおよびS2を酸化してSO2ガスに、COを酸化し
てCO2ガスに変換し、吸着塔3にもどす。
また、この乾式脱硫部100で消費する活性
炭、半成コークスは、乾留・賦活部200で製造
される。すなわち、石炭21を乾留炉12にて、
半成コークス22にし、その1部を還元剤として
SO2還元塔8に供給する。
さらに、残りの半成コークスを賦活炉13にて
賦活し、活性炭23として、吸着塔3に送り、
SO2を吸着除去する。なお、乾留、賦活工程にお
いて、その工程で発生するガス26を燃焼炉25
で燃焼し、高温燃焼ガス24を乾留炉12及び賦
活炉13に供給することにより、これらの炉1
2,13で必要とする熱量を十分にまかなうこと
ができる。27は燃焼用の空気を示す。
以上説明した従来の乾式脱硫装帯は次のような
欠点を有する。
装置11として酸化器を用いる場合には、その
内部に多量の、高価な触媒を必要とする。しかも
触媒は、目詰り等により、劣化を生じ、操業条件
によつて異なるが、ある期間で取替えねばならな
い。
また、酸化器の代りに燃焼炉を用いる場合、多
量の燃料(重油、プロパン)を必要とする。
すなわち、従来の装置の場合、装置11として
酸化器を用いても、燃焼炉を用いても運転コスト
の上昇を避け難いという欠点があつた。
本考案はこのような欠点を改善した乾式排煙脱
硫装置を提供することを目的とする。
この目的を達成するために、本考案は、乾留・
賦活部で発生する高カロリーのガスを利用して乾
式脱硫部より生ずるCO、H2S、S2を燃焼させる
ように構成したことを特徴とする。
以下、本考案の一実施例を、第2図を参照して
説明する。なお同図において、第1図と同一の構
成部分には同一の記号を付し、その説明を省略す
る。
第2図において、凝縮器10より出たH2S、
S2、COを含む有害ガスは、耐食性のある目詰り
をしない構造の燃焼炉29に供給される。一方、
乾留炉12及び賦活炉13で発生した高カロリー
のガス26の一部も上記燃焼炉29に供給され、
上記有害ガスを燃焼させ、CO2、SO2に変換す
る。燃焼によつて生じた排気ガス(テイルガス)
20は、空気予熱器28を介して吸着塔3に戻さ
れる。燃焼炉25に供給される燃焼用の空気27
は、空気予熱器28によつて予熱された後供給さ
れる。
このように構成することにより、従来、装置1
1として必要とされていた。触媒や、重油等の燃
料が不要となり、乾式脱硫装置の運転コストを著
るしく低減することができる。
また、本考案の実施例装置では、乾留炉、賦活
炉で発生する高熱ガスの一部を燃焼炉29に供給
し、有害ガスの燃焼用に利用すると共に、その燃
焼ガスを更に空気27の予熱用に用いており、高
熱ガスのエネルギーを極めて有効に利用してい
る。
以上説明したところから明らかなように、本考
案によれば比較的簡単な構成により、乾式脱硫装
置の運転コストを低減せしめ得るという実用的効
果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の乾式排煙脱硫装置の構成を示す
図、第2図は本考案の一実施例の構成を示す図で
ある。 3……吸着塔、7……脱離塔、8……還元塔、
12……乾留炉、13……賦活炉、29……燃焼
炉。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 排煙中のSO2ガスを脱硫剤に吸着させるための
    吸着塔と、上記脱硫剤を加熱してSO2を脱離する
    ための脱離塔と、脱離されたSO2を還元剤により
    還元してH2Sガス及びS2ガスを含む有害ガスを酸
    化して上記吸着塔にもどすための燃焼炉と、石炭
    を乾留し、上記還元剤を生成する乾留炉と、乾留
    された石炭から上記脱硫剤を生成する賦活炉とを
    備えた脱硫装置において、上記乾留炉及び賦活炉
    で発生したガスの一部を上記燃焼炉に供給して
    H2Sガス及びS2ガスを含む有害ガスを燃焼させる
    ように構成したことを特徴とする乾式排煙脱硫装
    置。
JP8559581U 1981-06-12 1981-06-12 Expired JPS6246419Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8559581U JPS6246419Y2 (ja) 1981-06-12 1981-06-12

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JP8559581U JPS6246419Y2 (ja) 1981-06-12 1981-06-12

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57199033U JPS57199033U (ja) 1982-12-17
JPS6246419Y2 true JPS6246419Y2 (ja) 1987-12-15

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ID=29880875

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JP8559581U Expired JPS6246419Y2 (ja) 1981-06-12 1981-06-12

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