JPS6333488A - 静的破砕方法および速効性静的破砕剤 - Google Patents
静的破砕方法および速効性静的破砕剤Info
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- JPS6333488A JPS6333488A JP61177431A JP17743186A JPS6333488A JP S6333488 A JPS6333488 A JP S6333488A JP 61177431 A JP61177431 A JP 61177431A JP 17743186 A JP17743186 A JP 17743186A JP S6333488 A JPS6333488 A JP S6333488A
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- Drilling And Exploitation, And Mining Machines And Methods (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
&団1カ
[産業上の利用分野]
本発明は、岩石やコンクリートを静的破砕する方法の改
良に関し、その方法の実施に使用する速効性の破砕剤を
包含する。 [従来の技術] 騒音ヤ撮動を伴うことなく、安全に岩石やコンクリート
を破砕する手段として、被破砕体に穴を設けて、その中
に水和彫版性の物質を充填して彫版力による破砕を待つ
、静的破砕方法が知られている。 従来、静的破砕剤に使用されている水和膨脹性物質は、
一般に生石灰を主成分とし、それに若干のカルシウム・
シリケート、アルミネート、あるいはアルミノフェライ
トなどが加わって、全体として水和の速度を遅くしたも
のである。 静的破砕の代表的な使用法は、その粉末に水を加えてス
ラリーとしたものを、岩石やコンクリートにあけた穴に
流し込むものである。 理論水和母の水は、重量にして
生石灰の32%、常用の静的破砕剤では約30%に相当
する。 好都合なことに、この量の水を加えたスラリー
は、流し込むのに好適な流動性をもっている。 ところが、スラリーの流し込みには、水和反応の急進に
伴う急激な発熱がひきおこす水蒸気の発生、その結果起
るスラリー噴出現象のおそれが内在している。 現場で
「てっぽう」と呼ばれるスラリー噴出は、破砕の失敗を
意味するばかりでなく、熱い強アルカリによる作業員の
負傷という危険を招くので、何としても回避しなければ
ならない。 静的破砕剤の水和の速度を遅くすることは、「てっぽう
」の防止にとって有用であるが、一方で、破砕作業をで
きるだけ短時間で終らせたいという希望には反すること
になる。 これまで、スラリー注入から被破砕体に亀裂が入るまで
には、16〜24時間を必要としていた。 スラリーに代えて、静的破砕剤の粉末をたとえば錠剤形
状に成形して穴の中に入れ、注水するという手法もあり
、これは発生した水蒸気を逃がすことにより「てっぽう
」を防ぐことを意図したものであるが、水蒸気が容易に
通れるような空隙が残っていては、水和膨脹圧力がそこ
で吸収され、高い破砕力を発揮することはできない。 (発明が解決しようとする問題点] 本発明の目的は、上記した従来技術の現状を打開して、
「てっぽう」現象の起る危険が実質上なく、しかも30
分程度の短時間で被破砕体に亀裂を発生させることので
きる、岩石やコンクリートの静的破砕方法を提供するこ
とにある。 そのような静的破砕方法の実施に使用するに適した速効
性の静的破砕剤を提供することもまた、本発明の目的に
包含される。 ■里五璽菖 [問題点を解決するための手段] 本発明の静的破砕方法は、岩石、コンクリートなどの被
破砕体に穴をあけ、その中に生石灰を主成分とする水和
膨脹性物質を充填して膨脹圧力に・より破砕を行なう方
法において、水和膨脹性物質の充填時には生石灰の理論
水和但の40〜70%の水分を与えて部分的に水和を進
め、被破砕体に亀裂の発生をみたところで残りの水分を
与えてさらに水和を進め、破砕を完了することを特徴と
する。 上記の静的破砕方法の実施に使用して好適な本発明の速
効性静的破砕剤は、水和膨脹性物質の粉末を固めた粒状
体を透水性の材料で棒状に包装してなることを特徴とす
る。 代表的な態゛様を示せば、まず生石灰を主成分とする静
的破砕剤の粉末混合物をプレスしてブリケットとし、粗
砕して、粒径1〜10#llI程度の小塊状体とする。 粒径は、密充填のためにはある程度ひろがりをもって
いる方が有利であるが、各校への水の浸透量を均一にす
るという観点からは、揃っている方が好ましいので、こ
の範囲内で適当な分布を決定する。 得られた小塊を、
たとえばナイロンやポリプロピレンの不織布などでつく
った透水性の袋に詰めて、棒状に包装したカートリッジ
とする。 袋の寸法は、充填する穴の大きさや深さく従
って、適切にえらべばよい。 このようにして用意した破砕剤カートリッジは、第1図
に示すように、いったん水中に約10〜20秒間浸漬し
て袋内の破砕剤に水を吸わせ、引き揚げて約1分間放置
し、水切りをする。 浸漬時間および水切り時間の選択
により、破砕剤中の生石灰の理論温水聞の40〜70%
の水がカートリッジに保持されるように調節する。 ついで、このカートリッジを被破砕体にあけた穴に充填
し、突き棒など適宜の用具を用いて突き固め、密充填を
はかる。 これにより、水和による膨張力を有効に被破
砕体に伝達することができる。 突き固めたら、シートをかけるなどして養生すること3
0分程度で、部分的な水和膨張が起り、被破砕体に亀裂
が発生する(−次破砕)。 これを確認したところで、穴に水を注いでざらに水和彫
版を進行させる。 この水の量は、静的破砕剤の組成に
もよるが、その中の生石灰の理論水和量に対して前記の
残り、つまり60〜70%より若干過剰である程度にす
ると、破砕剤全体の水和に足りることになる。 続いて放置することにより、被破砕体の亀裂が拡大し、
所期の破砕が完了する(二次破砕)。 前期した静的破砕剤に使用する水和膨脹性物質としては
、重量で、 アルミナセメント:10〜20%(代表的には16%)
、 Ca(OH)2 :2〜6%(代表的には4%)、およ
び CaO:残部(代表的には80%) からなる組成物が有用である。 アルミナセメントにも
種類があるが、本発明の目的にとっては、12 ca
0 ・7A、ll 203が多量に含まれティるものが
好ましい。 080分は、硬焼したもの(粗粒滴定法で
4N−HCI消費量が10分値80〜150CC)がよ
く、これに反応調整剤(Ca 封鎖剤)を0.5〜3
%添加すると、十分なハンドリング時間をとることがで
きる。
良に関し、その方法の実施に使用する速効性の破砕剤を
包含する。 [従来の技術] 騒音ヤ撮動を伴うことなく、安全に岩石やコンクリート
を破砕する手段として、被破砕体に穴を設けて、その中
に水和彫版性の物質を充填して彫版力による破砕を待つ
、静的破砕方法が知られている。 従来、静的破砕剤に使用されている水和膨脹性物質は、
一般に生石灰を主成分とし、それに若干のカルシウム・
シリケート、アルミネート、あるいはアルミノフェライ
トなどが加わって、全体として水和の速度を遅くしたも
のである。 静的破砕の代表的な使用法は、その粉末に水を加えてス
ラリーとしたものを、岩石やコンクリートにあけた穴に
流し込むものである。 理論水和母の水は、重量にして
生石灰の32%、常用の静的破砕剤では約30%に相当
する。 好都合なことに、この量の水を加えたスラリー
は、流し込むのに好適な流動性をもっている。 ところが、スラリーの流し込みには、水和反応の急進に
伴う急激な発熱がひきおこす水蒸気の発生、その結果起
るスラリー噴出現象のおそれが内在している。 現場で
「てっぽう」と呼ばれるスラリー噴出は、破砕の失敗を
意味するばかりでなく、熱い強アルカリによる作業員の
負傷という危険を招くので、何としても回避しなければ
ならない。 静的破砕剤の水和の速度を遅くすることは、「てっぽう
」の防止にとって有用であるが、一方で、破砕作業をで
きるだけ短時間で終らせたいという希望には反すること
になる。 これまで、スラリー注入から被破砕体に亀裂が入るまで
には、16〜24時間を必要としていた。 スラリーに代えて、静的破砕剤の粉末をたとえば錠剤形
状に成形して穴の中に入れ、注水するという手法もあり
、これは発生した水蒸気を逃がすことにより「てっぽう
」を防ぐことを意図したものであるが、水蒸気が容易に
通れるような空隙が残っていては、水和膨脹圧力がそこ
で吸収され、高い破砕力を発揮することはできない。 (発明が解決しようとする問題点] 本発明の目的は、上記した従来技術の現状を打開して、
「てっぽう」現象の起る危険が実質上なく、しかも30
分程度の短時間で被破砕体に亀裂を発生させることので
きる、岩石やコンクリートの静的破砕方法を提供するこ
とにある。 そのような静的破砕方法の実施に使用するに適した速効
性の静的破砕剤を提供することもまた、本発明の目的に
包含される。 ■里五璽菖 [問題点を解決するための手段] 本発明の静的破砕方法は、岩石、コンクリートなどの被
破砕体に穴をあけ、その中に生石灰を主成分とする水和
膨脹性物質を充填して膨脹圧力に・より破砕を行なう方
法において、水和膨脹性物質の充填時には生石灰の理論
水和但の40〜70%の水分を与えて部分的に水和を進
め、被破砕体に亀裂の発生をみたところで残りの水分を
与えてさらに水和を進め、破砕を完了することを特徴と
する。 上記の静的破砕方法の実施に使用して好適な本発明の速
効性静的破砕剤は、水和膨脹性物質の粉末を固めた粒状
体を透水性の材料で棒状に包装してなることを特徴とす
る。 代表的な態゛様を示せば、まず生石灰を主成分とする静
的破砕剤の粉末混合物をプレスしてブリケットとし、粗
砕して、粒径1〜10#llI程度の小塊状体とする。 粒径は、密充填のためにはある程度ひろがりをもって
いる方が有利であるが、各校への水の浸透量を均一にす
るという観点からは、揃っている方が好ましいので、こ
の範囲内で適当な分布を決定する。 得られた小塊を、
たとえばナイロンやポリプロピレンの不織布などでつく
った透水性の袋に詰めて、棒状に包装したカートリッジ
とする。 袋の寸法は、充填する穴の大きさや深さく従
って、適切にえらべばよい。 このようにして用意した破砕剤カートリッジは、第1図
に示すように、いったん水中に約10〜20秒間浸漬し
て袋内の破砕剤に水を吸わせ、引き揚げて約1分間放置
し、水切りをする。 浸漬時間および水切り時間の選択
により、破砕剤中の生石灰の理論温水聞の40〜70%
の水がカートリッジに保持されるように調節する。 ついで、このカートリッジを被破砕体にあけた穴に充填
し、突き棒など適宜の用具を用いて突き固め、密充填を
はかる。 これにより、水和による膨張力を有効に被破
砕体に伝達することができる。 突き固めたら、シートをかけるなどして養生すること3
0分程度で、部分的な水和膨張が起り、被破砕体に亀裂
が発生する(−次破砕)。 これを確認したところで、穴に水を注いでざらに水和彫
版を進行させる。 この水の量は、静的破砕剤の組成に
もよるが、その中の生石灰の理論水和量に対して前記の
残り、つまり60〜70%より若干過剰である程度にす
ると、破砕剤全体の水和に足りることになる。 続いて放置することにより、被破砕体の亀裂が拡大し、
所期の破砕が完了する(二次破砕)。 前期した静的破砕剤に使用する水和膨脹性物質としては
、重量で、 アルミナセメント:10〜20%(代表的には16%)
、 Ca(OH)2 :2〜6%(代表的には4%)、およ
び CaO:残部(代表的には80%) からなる組成物が有用である。 アルミナセメントにも
種類があるが、本発明の目的にとっては、12 ca
0 ・7A、ll 203が多量に含まれティるものが
好ましい。 080分は、硬焼したもの(粗粒滴定法で
4N−HCI消費量が10分値80〜150CC)がよ
く、これに反応調整剤(Ca 封鎖剤)を0.5〜3
%添加すると、十分なハンドリング時間をとることがで
きる。
破砕剤中の生石灰の理論水和量に対して40〜70%の
水を与えて被破砕体の穴に充填することにより、生石灰
の水和が迅速に、しかし部分的に行なわれる。 破砕剤
中の他の成分への水和ももちろん起るが、その進行は生
石灰の水和にくらべて遅いので、少なくとも水和の初期
において膨張力を発揮するのは主としてCaO→Ca(
OH)2の変化である。 従って、この時点では生石灰
の水和だけを問題にすればよい。 このように制限され
た水が与えられただけで余分な水が存在しないため、発
熱が急であっても、スラリーを噴出させるほどの水蒸気
の発生はみない。 70%の上限は、「てつぼう」を生
じさせない限界であり、40%の下限は、−次破砕を有
効なレベルに到達させるに必要な水の限界である。 生石灰の理論水和量の40〜70%の水が水和したのち
は、残りの30〜40%に相当する量より若干多い水を
与えても、もはや破砕剤はスラリー状ではないから、「
てっぽう」のおそれはなく、残りの水和が進行する。 このように、本発明は破砕剤の水和に必要な水を一時に
全部混合することをせず、まず一部分を与えて部分的な
水和を行ない、時間をおいて残りの水を与えるという二
段水和により「てっぽう」を防止しつつ、水和形眼力は
フルに引き出すことに成功したものである。 これを、膨張圧の時間の経過に伴う変化として示せば、
第2図のようになる。 比較のため示した従来のスラリ
ー注入タイプの静的破砕剤においては、水和の速度を遅
くしであるため、膨張圧力の増大がゆっくりとしか進ま
ない。 岩石やコンクリートの破砕を実現するためには
、膨張圧力にして3000トン/Tdのレベルを要する
、というめやすがあり、このレベルに到達するのに、ス
ラリーを用いた場合は前記したように16〜24時間を
要する。 一方、本発明によるときは、水和が急速に進
行する結果、膨張圧力の増大が急で、30分程度で亀裂
が入る。 ただし、水和は部分的であるから、膨張の絶
対量は不足気味である。 そこで注水することにより、ざらに水和が進んで二次破
砕が行なわれるわけである。 水和膨脹性物質として、CaO+アルミナセメント十〇
a (OH>2の組成物を使用した場合、浸漬−水切
りをして孔に充填した破砕剤を突き固めた段階で、アル
ミナセメントとCa (OH)2どの反応のため急速な
凝結と硬化が起る。 これは、「てっぽう」を防止する
上で有効であるが、膨服力としては不足である。 続い
て、反応調整剤により抑制されていたCaOの水和が進
行し、大きな膨圧が起り、強い破砕力が働くようになる
。 [実施例1 硬焼生石灰に少量のCa 封鎖剤を加えたちの80重
量%、アルミナセメント「デンカA C−NQl」16
重量%およびCa (OH)24重量%からなる粉末
混合物を、加圧力25トンのブリケットマシンでプレス
し、粗砕してふるい分け、径1〜10mの部分を集めた
。 これを、ナイロン製不織布の熱融着により袋状にしたも
のに充填し、外径55#1lllX長さ200IltI
11のカートリッジにした。 破砕剤カートリッジをかごに入れ、約20’Cの水中に
10秒間はど浸漬した。 引き揚げて60秒間放置し、
水切りをした。 この時点の吸水aは、破砕剤中の生石
灰の理論水和量に対して50%であった。 破砕試験用の石灰岩供試体(長さ1.5TrL×幅1.
0mX高さ1.0m>に径65!nIr4X深さ700
rrrmの孔を6個設け、その中に吸水量を調節したカ
ートリッジを入れ、突き棒でついて密充填した。 1本の穴に各8本のカートリッジが充填された。 シートをかぶせて養生すること15分はどで多少の水蒸
気の発生をみたが、「てっぽう」現象は起らず、25分
俊には隣接した孔を結んで、幅10a+sはどの亀裂が
生じた。 その侵、番孔の周辺部に注水し、さらに30分間養生し
たところ、亀裂の幅が30all11以上に発達し、所
期の破砕を行なうことができた。 m四ス 本発明の静的破砕方法によるときは、従来よりはるかに
短い時間で亀裂が発生し、さらに二次破砕も速やかに進
行するので、破砕所要時間が短縮できる。 破砕結果が
短時間であられれるということは、追加や修正の破砕作
業を直ちに実施できることを可能にし、これらがあいま
って全体の工期を大いに短縮できる。 これが工費の低
減に寄与することは、いうまでもないであろう。 「
てっぽう」現象の心配がないことは、作業員の安全にと
って決定的に重要である。 また、本発明の速効性静的破砕剤は、カートリッジタイ
プで取扱いやすく、スラリーのように混練、注入の必要
がなく、どの方向にあけた穴にも充填できる。
水を与えて被破砕体の穴に充填することにより、生石灰
の水和が迅速に、しかし部分的に行なわれる。 破砕剤
中の他の成分への水和ももちろん起るが、その進行は生
石灰の水和にくらべて遅いので、少なくとも水和の初期
において膨張力を発揮するのは主としてCaO→Ca(
OH)2の変化である。 従って、この時点では生石灰
の水和だけを問題にすればよい。 このように制限され
た水が与えられただけで余分な水が存在しないため、発
熱が急であっても、スラリーを噴出させるほどの水蒸気
の発生はみない。 70%の上限は、「てつぼう」を生
じさせない限界であり、40%の下限は、−次破砕を有
効なレベルに到達させるに必要な水の限界である。 生石灰の理論水和量の40〜70%の水が水和したのち
は、残りの30〜40%に相当する量より若干多い水を
与えても、もはや破砕剤はスラリー状ではないから、「
てっぽう」のおそれはなく、残りの水和が進行する。 このように、本発明は破砕剤の水和に必要な水を一時に
全部混合することをせず、まず一部分を与えて部分的な
水和を行ない、時間をおいて残りの水を与えるという二
段水和により「てっぽう」を防止しつつ、水和形眼力は
フルに引き出すことに成功したものである。 これを、膨張圧の時間の経過に伴う変化として示せば、
第2図のようになる。 比較のため示した従来のスラリ
ー注入タイプの静的破砕剤においては、水和の速度を遅
くしであるため、膨張圧力の増大がゆっくりとしか進ま
ない。 岩石やコンクリートの破砕を実現するためには
、膨張圧力にして3000トン/Tdのレベルを要する
、というめやすがあり、このレベルに到達するのに、ス
ラリーを用いた場合は前記したように16〜24時間を
要する。 一方、本発明によるときは、水和が急速に進
行する結果、膨張圧力の増大が急で、30分程度で亀裂
が入る。 ただし、水和は部分的であるから、膨張の絶
対量は不足気味である。 そこで注水することにより、ざらに水和が進んで二次破
砕が行なわれるわけである。 水和膨脹性物質として、CaO+アルミナセメント十〇
a (OH>2の組成物を使用した場合、浸漬−水切
りをして孔に充填した破砕剤を突き固めた段階で、アル
ミナセメントとCa (OH)2どの反応のため急速な
凝結と硬化が起る。 これは、「てっぽう」を防止する
上で有効であるが、膨服力としては不足である。 続い
て、反応調整剤により抑制されていたCaOの水和が進
行し、大きな膨圧が起り、強い破砕力が働くようになる
。 [実施例1 硬焼生石灰に少量のCa 封鎖剤を加えたちの80重
量%、アルミナセメント「デンカA C−NQl」16
重量%およびCa (OH)24重量%からなる粉末
混合物を、加圧力25トンのブリケットマシンでプレス
し、粗砕してふるい分け、径1〜10mの部分を集めた
。 これを、ナイロン製不織布の熱融着により袋状にしたも
のに充填し、外径55#1lllX長さ200IltI
11のカートリッジにした。 破砕剤カートリッジをかごに入れ、約20’Cの水中に
10秒間はど浸漬した。 引き揚げて60秒間放置し、
水切りをした。 この時点の吸水aは、破砕剤中の生石
灰の理論水和量に対して50%であった。 破砕試験用の石灰岩供試体(長さ1.5TrL×幅1.
0mX高さ1.0m>に径65!nIr4X深さ700
rrrmの孔を6個設け、その中に吸水量を調節したカ
ートリッジを入れ、突き棒でついて密充填した。 1本の穴に各8本のカートリッジが充填された。 シートをかぶせて養生すること15分はどで多少の水蒸
気の発生をみたが、「てっぽう」現象は起らず、25分
俊には隣接した孔を結んで、幅10a+sはどの亀裂が
生じた。 その侵、番孔の周辺部に注水し、さらに30分間養生し
たところ、亀裂の幅が30all11以上に発達し、所
期の破砕を行なうことができた。 m四ス 本発明の静的破砕方法によるときは、従来よりはるかに
短い時間で亀裂が発生し、さらに二次破砕も速やかに進
行するので、破砕所要時間が短縮できる。 破砕結果が
短時間であられれるということは、追加や修正の破砕作
業を直ちに実施できることを可能にし、これらがあいま
って全体の工期を大いに短縮できる。 これが工費の低
減に寄与することは、いうまでもないであろう。 「
てっぽう」現象の心配がないことは、作業員の安全にと
って決定的に重要である。 また、本発明の速効性静的破砕剤は、カートリッジタイ
プで取扱いやすく、スラリーのように混練、注入の必要
がなく、どの方向にあけた穴にも充填できる。
第1図は、本発明の静的破砕方法の代表的な態様を説明
するためのフローチャートである。 第2図は、本発明の静的破砕方法を実施したときの水和
彫版圧の時間の経過に伴う変化を、従来技術の場合と比
較して示すグラフである。 特許出願人 吉沢石灰工業株式会社代理人 弁理
士 須 賀 総 夫 第2図 殻是吟閘[hrl 手続ネ市装置(自発) 昭和61年9月1日 1、事4′↑の表示 昭和61年特許願第177431号 2、発明の名称 静的破砕方法および速効性静的破砕剤 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住 所 東京都中央区築地二丁目15番14号明細書
の発明の詳細な説明の欄 6、補正の内容 明細書の誤記をつぎのとおり訂正する。 頁−行 誤 正
するためのフローチャートである。 第2図は、本発明の静的破砕方法を実施したときの水和
彫版圧の時間の経過に伴う変化を、従来技術の場合と比
較して示すグラフである。 特許出願人 吉沢石灰工業株式会社代理人 弁理
士 須 賀 総 夫 第2図 殻是吟閘[hrl 手続ネ市装置(自発) 昭和61年9月1日 1、事4′↑の表示 昭和61年特許願第177431号 2、発明の名称 静的破砕方法および速効性静的破砕剤 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住 所 東京都中央区築地二丁目15番14号明細書
の発明の詳細な説明の欄 6、補正の内容 明細書の誤記をつぎのとおり訂正する。 頁−行 誤 正
Claims (3)
- (1)岩石、コンクリートなどの被破砕体に穴をあけ、
その中に生石灰を主成分とする水和膨脹性物質を充填し
て膨脹圧力により破砕を行なう方法において、水和膨脹
性物質の充填時には生石灰の理論水和量の40〜70%
の水分を与えて部分的に水和を進め、被破砕体に亀裂の
発生をみたところで残りの水分を与えてさらに水和を進
め、破砕を完了することを特徴とする静的破砕方法。 - (2)水和膨脹性物質の粉末を固めた粒状体を透水性の
材料で棒状に包装してなることを特徴とする速効性静的
破砕剤。 - (3)水和膨脹性物質として、アルミナセメント:10
〜20重量%、Ca(OH)_2:2〜6重量%を含有
し、残部が実質上CaOである組成物を使用した特許請
求の範囲第2項の静的破砕剤。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61177431A JPS6333488A (ja) | 1986-07-28 | 1986-07-28 | 静的破砕方法および速効性静的破砕剤 |
JP41669090A JPH055086A (ja) | 1986-07-28 | 1990-12-29 | 速効性静的破砕剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61177431A JPS6333488A (ja) | 1986-07-28 | 1986-07-28 | 静的破砕方法および速効性静的破砕剤 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP41669090A Division JPH055086A (ja) | 1986-07-28 | 1990-12-29 | 速効性静的破砕剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6333488A true JPS6333488A (ja) | 1988-02-13 |
JPH043787B2 JPH043787B2 (ja) | 1992-01-24 |
Family
ID=16030820
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61177431A Granted JPS6333488A (ja) | 1986-07-28 | 1986-07-28 | 静的破砕方法および速効性静的破砕剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6333488A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11250690B2 (en) | 2016-11-11 | 2022-02-15 | Inventio Ag | Security system for buildings with elevator installations |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57130559A (en) * | 1981-02-06 | 1982-08-13 | Chichibu Cement Kk | Crushing material of concrete structure, etc. |
JPS5851947A (ja) * | 1981-09-22 | 1983-03-26 | 住友セメント株式会社 | 膨張性破壊材のカ−トリツジ及びその使用方法 |
JPS58162687A (ja) * | 1982-03-20 | 1983-09-27 | Mitsubishi Mining & Cement Co Ltd | 脆性物体の破砕剤 |
JPS6155179A (ja) * | 1984-08-25 | 1986-03-19 | Nippon Oil & Fats Co Ltd | 水和膨張性破砕剤用加熱具及び破砕方法 |
-
1986
- 1986-07-28 JP JP61177431A patent/JPS6333488A/ja active Granted
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57130559A (en) * | 1981-02-06 | 1982-08-13 | Chichibu Cement Kk | Crushing material of concrete structure, etc. |
JPS5851947A (ja) * | 1981-09-22 | 1983-03-26 | 住友セメント株式会社 | 膨張性破壊材のカ−トリツジ及びその使用方法 |
JPS58162687A (ja) * | 1982-03-20 | 1983-09-27 | Mitsubishi Mining & Cement Co Ltd | 脆性物体の破砕剤 |
JPS6155179A (ja) * | 1984-08-25 | 1986-03-19 | Nippon Oil & Fats Co Ltd | 水和膨張性破砕剤用加熱具及び破砕方法 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11250690B2 (en) | 2016-11-11 | 2022-02-15 | Inventio Ag | Security system for buildings with elevator installations |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH043787B2 (ja) | 1992-01-24 |
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