JPS6333303Y2 - - Google Patents
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- JPS6333303Y2 JPS6333303Y2 JP1983043781U JP4378183U JPS6333303Y2 JP S6333303 Y2 JPS6333303 Y2 JP S6333303Y2 JP 1983043781 U JP1983043781 U JP 1983043781U JP 4378183 U JP4378183 U JP 4378183U JP S6333303 Y2 JPS6333303 Y2 JP S6333303Y2
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- washer
- suspension rod
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Links
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Landscapes
- Mutual Connection Of Rods And Tubes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、店内の天井側に螢光燈ボツクス等の
物品を任意の高さ位置で簡単かつ確実に吊り持つ
のに使用する吊持具に関する。
物品を任意の高さ位置で簡単かつ確実に吊り持つ
のに使用する吊持具に関する。
この種の吊持具に関する従来技術を添付図面を
参照しながら説明すると、天井側の部材4に筒体
8を固定し、この筒体8に物品を吊り持つワイヤ
部材(後述の吊持杆7に相当する)を挿通する
と、筒体8でワイヤ部材を下方への抜け止めを図
つて挟持することが、例えば実公昭42−14040号
公報、実開昭51−137072号公報、および実開昭56
−125767号公報などに公知である。そこでは筒体
8に仕込んだボールの楔作用でワイヤ部材を挟持
している。
参照しながら説明すると、天井側の部材4に筒体
8を固定し、この筒体8に物品を吊り持つワイヤ
部材(後述の吊持杆7に相当する)を挿通する
と、筒体8でワイヤ部材を下方への抜け止めを図
つて挟持することが、例えば実公昭42−14040号
公報、実開昭51−137072号公報、および実開昭56
−125767号公報などに公知である。そこでは筒体
8に仕込んだボールの楔作用でワイヤ部材を挟持
している。
しかし、かかる従来形態ではボール間で得られ
る挟持固定力が弱く、重量のある物品を吊り持つ
のに適しない。また、ワイヤ部材では物品を吊り
下げた際に下端の物品が揺れ動くところにも難が
あつた。
る挟持固定力が弱く、重量のある物品を吊り持つ
のに適しない。また、ワイヤ部材では物品を吊り
下げた際に下端の物品が揺れ動くところにも難が
あつた。
そこで本考案は、ワイヤ部材に代えて金属パイ
プや金属棒材からなる吊持杆7を用い、筒体8内
に該吊持杆7が挿通するリング状の係合座金9を
装着し、係合座金9を傾斜姿勢に支持して、該係
合座金9の係合孔13の孔縁を吊持杆7に係合さ
せることにより、該吊持杆7を任意の位置で下方
へ抜け止めを図つて筒体8に支持できる吊持具を
得るにある。
プや金属棒材からなる吊持杆7を用い、筒体8内
に該吊持杆7が挿通するリング状の係合座金9を
装着し、係合座金9を傾斜姿勢に支持して、該係
合座金9の係合孔13の孔縁を吊持杆7に係合さ
せることにより、該吊持杆7を任意の位置で下方
へ抜け止めを図つて筒体8に支持できる吊持具を
得るにある。
このような係合座金9を用いて吊持杆7の類を
支持する考え方(原理)は、他の技術分野におい
て例えば特公昭46−39363号公報や実開昭57−
49996号公報に公知である。
支持する考え方(原理)は、他の技術分野におい
て例えば特公昭46−39363号公報や実開昭57−
49996号公報に公知である。
しかし、これらの従来例は装置ないし機器に一
体的に設けられたものであり、本考案の吊持具の
ごとく施工現場に手軽に持ち運びできるものでは
ない。また、施工現場で筒体8に吊持杆7を簡単
に挿通でき、しかも吊持杆7を任意の高さ位置に
調整するために、前記係合座金9をロツク解除姿
勢に外部から簡単に操作できるものとする必要が
あるところ、かかる要請にも上記従来例では即応
できない。
体的に設けられたものであり、本考案の吊持具の
ごとく施工現場に手軽に持ち運びできるものでは
ない。また、施工現場で筒体8に吊持杆7を簡単
に挿通でき、しかも吊持杆7を任意の高さ位置に
調整するために、前記係合座金9をロツク解除姿
勢に外部から簡単に操作できるものとする必要が
あるところ、かかる要請にも上記従来例では即応
できない。
本考案は、かかる実情に着目して提案されたも
のであり、その目的とするところは、完成品とし
て施工現場に手軽に持ち運べ、天井側の部材に対
する取り付けも容易に行える吊持具を得るにあ
る。
のであり、その目的とするところは、完成品とし
て施工現場に手軽に持ち運べ、天井側の部材に対
する取り付けも容易に行える吊持具を得るにあ
る。
本考案の目的は、重量のある物品でも振れ止め
を図つて安全に吊り持つことができる吊持具を得
るにある。
を図つて安全に吊り持つことができる吊持具を得
るにある。
本考案の目的は、組み付けが簡単な吊持具を得
るにある。
るにある。
本考案の目的は、物品の吊り下げ位置の調整が
容易に行える吊持具を得るにある。
容易に行える吊持具を得るにある。
本考案は、物品6を吊り持つ吊持杆7と、吊持
杆7が上下動自在に挿通し得る筒体8とを有し、
筒体8の上端部には該筒体8を天井側の部材4に
固定するための固定手段とを設けてある。
杆7が上下動自在に挿通し得る筒体8とを有し、
筒体8の上端部には該筒体8を天井側の部材4に
固定するための固定手段とを設けてある。
筒体8内には吊持杆7が挿通する係合孔13を
有するリング状の係合座金9が装着されており、
この係合座金9は筒体8内において吊持杆7の軸
心に対し直交する姿勢と傾斜する姿勢とにわたつ
て変向自在である。
有するリング状の係合座金9が装着されており、
この係合座金9は筒体8内において吊持杆7の軸
心に対し直交する姿勢と傾斜する姿勢とにわたつ
て変向自在である。
筒体8の開口下端部にこれの下方から内嵌螺合
する座金受体10を有し、この座金受体10は上
端に設けた座金受面10aで係合座金9を係合孔
13の孔縁13a,13bが吊持杆7の周面にこ
じれて係合する傾斜姿勢となるように受け止め支
持する。
する座金受体10を有し、この座金受体10は上
端に設けた座金受面10aで係合座金9を係合孔
13の孔縁13a,13bが吊持杆7の周面にこ
じれて係合する傾斜姿勢となるように受け止め支
持する。
筒体8内には吊持杆7の外周に巻装されて係合
座金9を前記傾斜姿勢に付勢する圧縮コイルばね
15を有する。
座金9を前記傾斜姿勢に付勢する圧縮コイルばね
15を有する。
座金受体10に設けた貫通孔12に、吊持杆7
が摺動自在に挿通するロツク解除用の操作筒11
が上下動自在に下方へ抜け止めを図つて装着され
ており、この操作筒11は係合座金9を吊持杆7
の軸心に対し直交する水平姿勢に突き上げ操作す
る座金突き上げ部11aを上端に有するととも
に、座金受体10の下方に延出する操作つまみ部
11bを有するものとした。
が摺動自在に挿通するロツク解除用の操作筒11
が上下動自在に下方へ抜け止めを図つて装着され
ており、この操作筒11は係合座金9を吊持杆7
の軸心に対し直交する水平姿勢に突き上げ操作す
る座金突き上げ部11aを上端に有するととも
に、座金受体10の下方に延出する操作つまみ部
11bを有するものとした。
筒体8内にこれの開口下面側から圧縮コイルば
ね15ついて係合座金9を順に嵌装し、次に操作
筒11を貫通孔12に装着した座金受体10を筒
体8の開口下端部に内嵌螺合することにより、筒
体8に組み込むべき全ての物品を一体化できる。
そして、この状態で流通の場に供することがで
き、施工現場にも手軽に持ち運べる。
ね15ついて係合座金9を順に嵌装し、次に操作
筒11を貫通孔12に装着した座金受体10を筒
体8の開口下端部に内嵌螺合することにより、筒
体8に組み込むべき全ての物品を一体化できる。
そして、この状態で流通の場に供することがで
き、施工現場にも手軽に持ち運べる。
本案吊持具の使用に際しては、筒体8の上端部
を固定手段14,18を介して天井側の部材4に
固定する。次に吊持杆7を筒体8に下方から挿通
する。予め筒体8に吊持杆7を挿通してあつても
よい。そこでは吊持杆7を操作筒11、係合座金
9の係合孔13、ついで圧縮コイルばね15に通
し、筒体8に対して上下貫通状とする。その際、
操作筒11の操作つまみ部11bをつかんで操作
筒11を突き上げ、これで係合座金9を水平姿勢
に切り換えることにより、該係合座金9の係合孔
13に吊持杆7を容易に挿通できる。また、該係
合座金9を押圧付勢するばね部材を圧縮コイルば
ね15としたので、これのコイル部内にも吊持杆
7を容易に挿通し得る。
を固定手段14,18を介して天井側の部材4に
固定する。次に吊持杆7を筒体8に下方から挿通
する。予め筒体8に吊持杆7を挿通してあつても
よい。そこでは吊持杆7を操作筒11、係合座金
9の係合孔13、ついで圧縮コイルばね15に通
し、筒体8に対して上下貫通状とする。その際、
操作筒11の操作つまみ部11bをつかんで操作
筒11を突き上げ、これで係合座金9を水平姿勢
に切り換えることにより、該係合座金9の係合孔
13に吊持杆7を容易に挿通できる。また、該係
合座金9を押圧付勢するばね部材を圧縮コイルば
ね15としたので、これのコイル部内にも吊持杆
7を容易に挿通し得る。
この取り付け状態で吊持杆7の下端部に物品6
を支持すると、圧縮コイルばね15で傾斜姿勢に
押圧付勢された係合座金9の係合孔13が吊持杆
7の外周にかみ込み係合し、これで吊持杆7のず
り落ちを規制する。
を支持すると、圧縮コイルばね15で傾斜姿勢に
押圧付勢された係合座金9の係合孔13が吊持杆
7の外周にかみ込み係合し、これで吊持杆7のず
り落ちを規制する。
物品6の吊り下げ位置を調整するときは、筒体
8に対して吊持杆7を上方又は下方に移動操作す
る。その際、吊持杆7は上方に対してはそのまま
移動操作できる。吊持杆7を下方に移動操作する
ときは、操作筒11で係合座金9を突き上げて水
平姿勢に切り換えることにより、吊持杆7は該係
合座金9による係合ロツクが解除されて下方へも
移動操作できる。
8に対して吊持杆7を上方又は下方に移動操作す
る。その際、吊持杆7は上方に対してはそのまま
移動操作できる。吊持杆7を下方に移動操作する
ときは、操作筒11で係合座金9を突き上げて水
平姿勢に切り換えることにより、吊持杆7は該係
合座金9による係合ロツクが解除されて下方へも
移動操作できる。
図面は本考案に係る吊持具の実施例を示す。こ
こでは天井に螢光燈ボツクスを吊り下げる場合を
例示しているが、対象の物品は特に限定されな
い。
こでは天井に螢光燈ボツクスを吊り下げる場合を
例示しているが、対象の物品は特に限定されな
い。
第1図において、1は天井面、2は天井パネ
ル、3は天井面1と天井パネル2間に形成される
天井裏空間、4は天井裏空間3に架設された天井
裏横架材、5は本考案に係る吊持具、6は本案吊
持具5により吊り持ちされる物品、具体的には螢
光燈ボツクスである。
ル、3は天井面1と天井パネル2間に形成される
天井裏空間、4は天井裏空間3に架設された天井
裏横架材、5は本考案に係る吊持具、6は本案吊
持具5により吊り持ちされる物品、具体的には螢
光燈ボツクスである。
第2図において、本案吊持具5は金属棒からな
る断面円形の吊持杆7と、上端が天井側に固定さ
れて吊持杆7が上下動自在に貫通し得る筒体8
と、筒体8に内装される係合座金9および座金受
体10、それにロツク解除用の操作筒11とを備
えている。
る断面円形の吊持杆7と、上端が天井側に固定さ
れて吊持杆7が上下動自在に貫通し得る筒体8
と、筒体8に内装される係合座金9および座金受
体10、それにロツク解除用の操作筒11とを備
えている。
筒体8は、これを天井裏横架材4に連結して固
定するための固定手段として、筒体8の上端にね
じ結合した雄ねじ筒18と、これに螺合するナツ
ト部材14とを備えている。すなわち、雄ねじ筒
18を前記横架材4に明けた連孔に挿通したの
ち、上方からナツト部材14を雄ねじ筒18に螺
合することにより、該ナツト部材14で筒体8を
横架材4と連結支持する。好ましくはナツト部材
14と筒体8の上端肩部とで横架材4を挾持す
る。この取り付け状態において、筒体8の下端は
天井パネル2に設けた通孔に通されており、筒体
8の下端が該パネル2の下方に臨出している。
定するための固定手段として、筒体8の上端にね
じ結合した雄ねじ筒18と、これに螺合するナツ
ト部材14とを備えている。すなわち、雄ねじ筒
18を前記横架材4に明けた連孔に挿通したの
ち、上方からナツト部材14を雄ねじ筒18に螺
合することにより、該ナツト部材14で筒体8を
横架材4と連結支持する。好ましくはナツト部材
14と筒体8の上端肩部とで横架材4を挾持す
る。この取り付け状態において、筒体8の下端は
天井パネル2に設けた通孔に通されており、筒体
8の下端が該パネル2の下方に臨出している。
筒体8の内部に組み込まれる係合座金9は、吊
持杆7よりも硬質の材料、例えばはがね鋼で中心
に係合孔13を有するリング状に形成されてお
り、その外径は筒体8の内径より小さい。そし
て、係合孔13の径は吊持杆7の軸径より大きく
設定してあり、該係合孔13に吊持杆7を挿通し
た状態において係合座金9は筒体8内で吊持杆7
の軸心に対し直交する姿勢と傾斜する姿勢とにわ
たつて変向自在である。
持杆7よりも硬質の材料、例えばはがね鋼で中心
に係合孔13を有するリング状に形成されてお
り、その外径は筒体8の内径より小さい。そし
て、係合孔13の径は吊持杆7の軸径より大きく
設定してあり、該係合孔13に吊持杆7を挿通し
た状態において係合座金9は筒体8内で吊持杆7
の軸心に対し直交する姿勢と傾斜する姿勢とにわ
たつて変向自在である。
筒体8の下端は開口しており、下端部の内周面
に設けた内ねじを介して筒体8の下端部に座金受
体10が下方から内嵌して螺合する。
に設けた内ねじを介して筒体8の下端部に座金受
体10が下方から内嵌して螺合する。
この座金受体10は、外周に外ねじを有し、上
端に座金受面10aを、下端にフランジ10bを
それぞれ形成してある。そして、座金受面10a
上の一点Pで係合座金9を傾斜姿勢に受け止め支
持し、フランジ10bは筒体8の下端面に接当し
て、座金受体10のねじ込み深さを規制する。
端に座金受面10aを、下端にフランジ10bを
それぞれ形成してある。そして、座金受面10a
上の一点Pで係合座金9を傾斜姿勢に受け止め支
持し、フランジ10bは筒体8の下端面に接当し
て、座金受体10のねじ込み深さを規制する。
座金受体10の座金受面10aは、第3図に示
す如く座金受体10の上端面を中心線に対して所
定角度だけ傾斜状に切断して形成するか、あるい
は第4図に示すように座金受体10の上端面を段
付き状に切断して形成する。この座金受面10a
の勾配は、該受面10a上で支持される係合座金
9の係合孔13の孔縁13a,13bが吊持杆7
の周面にこじれて係合する傾斜姿勢となるときの
最大勾配よりも更に大きく設定する。
す如く座金受体10の上端面を中心線に対して所
定角度だけ傾斜状に切断して形成するか、あるい
は第4図に示すように座金受体10の上端面を段
付き状に切断して形成する。この座金受面10a
の勾配は、該受面10a上で支持される係合座金
9の係合孔13の孔縁13a,13bが吊持杆7
の周面にこじれて係合する傾斜姿勢となるときの
最大勾配よりも更に大きく設定する。
筒体8の内部において、係合座金9の上部に吊
持杆7の外周に巻装される状態で圧縮コイルばね
15を装着してあり、該ばね15の弾圧力で係合
座金9をこれが常に傾斜姿勢になるよう押圧付勢
している。
持杆7の外周に巻装される状態で圧縮コイルばね
15を装着してあり、該ばね15の弾圧力で係合
座金9をこれが常に傾斜姿勢になるよう押圧付勢
している。
座金受体10の中心に段付き状の円形貫通孔1
2を縦向きに設けてあり、この貫通孔12に内周
面が円形で外周面が段付き状のロツク解除用操作
筒11が上下動自在に下方への抜け止めを図つて
装着してあり、該操作筒11に吊持杆7が摺動自
在に挿通される。操作筒11はこれの上端に平坦
形状の座金突き上げ部11aを有し、座金受体1
0のフランジ10bの下方に延出する操作つまみ
部11bを有する。
2を縦向きに設けてあり、この貫通孔12に内周
面が円形で外周面が段付き状のロツク解除用操作
筒11が上下動自在に下方への抜け止めを図つて
装着してあり、該操作筒11に吊持杆7が摺動自
在に挿通される。操作筒11はこれの上端に平坦
形状の座金突き上げ部11aを有し、座金受体1
0のフランジ10bの下方に延出する操作つまみ
部11bを有する。
なお、吊持杆7の下端には、例えば物品6が取
付座16およびねじ17で取着される。
付座16およびねじ17で取着される。
これが組み付けに際しては、筒体8にこれの開
口下面側から圧縮コイルばね15ついで係合座金
9を順に嵌装し、操作筒11を貫通孔12に装着
した座金受体10を筒体8の下端部内にねじ込み
嵌合し、これで筒体8側に内装すべき全ての部品
を租み込む。
口下面側から圧縮コイルばね15ついで係合座金
9を順に嵌装し、操作筒11を貫通孔12に装着
した座金受体10を筒体8の下端部内にねじ込み
嵌合し、これで筒体8側に内装すべき全ての部品
を租み込む。
次に、本案吊持具を施工現場にて取り付けると
きは、筒体8の上端を前述の固定手段で天井裏横
架材4に連結して固定し、吊持杆7を筒体8に下
方から挿通する。それには吊持杆7を下方から操
作筒11に挿通し、続いて筒体8内にある係合座
金9の係合孔13、圧縮コイルばね15さらに雄
ねじ筒18に挿通する。その際、操作筒11の操
作つまみ部11bを手にして、操作筒11を上方
に突き上げ、係合座金9をほぼ水平姿勢にしてこ
れの係合孔13に吊持杆7が容易に挿通し得るよ
うにする。
きは、筒体8の上端を前述の固定手段で天井裏横
架材4に連結して固定し、吊持杆7を筒体8に下
方から挿通する。それには吊持杆7を下方から操
作筒11に挿通し、続いて筒体8内にある係合座
金9の係合孔13、圧縮コイルばね15さらに雄
ねじ筒18に挿通する。その際、操作筒11の操
作つまみ部11bを手にして、操作筒11を上方
に突き上げ、係合座金9をほぼ水平姿勢にしてこ
れの係合孔13に吊持杆7が容易に挿通し得るよ
うにする。
かくして、吊持杆7の下端に物品6を連結して
吊り持つ。その際、筒体8内の係合座金9がばね
部材15の弾圧力を受けて座金受体10の座金受
面10a上の一点Pで常に傾斜姿勢に付勢された
状態に受け止め支持されているので、係合座金9
の係合孔13の孔縁13a,13bが吊持杆7の
周面にこじれて係合し、吊持杆7に物品6の重み
による引き下げ荷重が加わるにつれて該孔縁13
a,13bの吊持杆7に対する食い込みが増強
し、吊持杆7の下降を堅固に阻止する。
吊り持つ。その際、筒体8内の係合座金9がばね
部材15の弾圧力を受けて座金受体10の座金受
面10a上の一点Pで常に傾斜姿勢に付勢された
状態に受け止め支持されているので、係合座金9
の係合孔13の孔縁13a,13bが吊持杆7の
周面にこじれて係合し、吊持杆7に物品6の重み
による引き下げ荷重が加わるにつれて該孔縁13
a,13bの吊持杆7に対する食い込みが増強
し、吊持杆7の下降を堅固に阻止する。
吊持杆7は予め所定の長さに設定されている
が、物品6の吊り下げ位置を調整するために、筒
体8に対して吊持杆7を上方又は下方の任意の位
置へ動かす必要がある。いま、物品6の吊り下げ
位置を上方に変更するときは、吊持杆7を押し上
げると、係合座金9は係合孔13の孔縁13a,
13bが吊持杆7の周面から離れる水平姿勢すな
わち反食い込み方向に変向するため、該孔縁13
a,13bの食い込み状態が解かれて吊持杆7を
そのまま上方へ移動できる。逆に、物品6の吊り
下げ位置を下方に変更するときは、筒体8の下方
に延出している操作筒11の操作つまみ部11b
をつかんで該操作筒11を押し上げ操作すると、
係合座金9が水平姿勢になり、これで係合座金9
の吊持杆7への食い込み状態が解除され、吊持杆
7を下方へも自由に移動できることになる。
が、物品6の吊り下げ位置を調整するために、筒
体8に対して吊持杆7を上方又は下方の任意の位
置へ動かす必要がある。いま、物品6の吊り下げ
位置を上方に変更するときは、吊持杆7を押し上
げると、係合座金9は係合孔13の孔縁13a,
13bが吊持杆7の周面から離れる水平姿勢すな
わち反食い込み方向に変向するため、該孔縁13
a,13bの食い込み状態が解かれて吊持杆7を
そのまま上方へ移動できる。逆に、物品6の吊り
下げ位置を下方に変更するときは、筒体8の下方
に延出している操作筒11の操作つまみ部11b
をつかんで該操作筒11を押し上げ操作すると、
係合座金9が水平姿勢になり、これで係合座金9
の吊持杆7への食い込み状態が解除され、吊持杆
7を下方へも自由に移動できることになる。
実験結果によれば、鉄製の吊持杆7の直径寸法
を4〜5mm、はがね製の係合座金9の厚さ寸法を
1.5mmにした場合、およそ100Kgの重さの物品6を
も十分に吊り持つことができた。
を4〜5mm、はがね製の係合座金9の厚さ寸法を
1.5mmにした場合、およそ100Kgの重さの物品6を
も十分に吊り持つことができた。
本考案に係る吊持具によれば、次に挙げる特有
の効果を奏する。
の効果を奏する。
組み付け作業がよい。
筒体8にこれの開口下面側から圧縮コイルば
ね15ついで係合座金9を順に嵌装し、次に座
金受体10をそれの貫通孔12に操作筒11を
装着した状態で筒体8の下端部に内嵌螺合すれ
ば、これで筒体8に内装すべき全ての部品を一
挙に組み込めて一体化できる。従つて、組み付
け作業性に優れ、製作コストの低減化に有利で
ある。
ね15ついで係合座金9を順に嵌装し、次に座
金受体10をそれの貫通孔12に操作筒11を
装着した状態で筒体8の下端部に内嵌螺合すれ
ば、これで筒体8に内装すべき全ての部品を一
挙に組み込めて一体化できる。従つて、組み付
け作業性に優れ、製作コストの低減化に有利で
ある。
持ち運びに便利である。
前述したように、筒体8内に必要部品が全て
組み込まれて一体化されているので、吊持杆7
を別に用意して施工現場に手軽に持ち運べ、か
つ流通の場に供し得る。
組み込まれて一体化されているので、吊持杆7
を別に用意して施工現場に手軽に持ち運べ、か
つ流通の場に供し得る。
現場での取り付けが容易である。
天井側の部材4に筒体8の上端部を固定手段
を介して固定し、該筒体8に相前後して吊持杆
7を挿通するだけでよい。とくに、筒体8への
吊持杆7の挿通作業は、吊持杆7を上端側から
操作筒11、係合座金9の係合孔13ついで圧
縮コイルばね15に順に通すことになる。その
際、操作筒11の下方に延びる操作つまみ部1
1bをつかんで操作筒11を突き上げ、係合座
金9を傾斜姿勢から水平姿勢に切り換えること
により、吊持杆7を係合座金9の係合孔13に
容易に挿通し得る。また、圧縮コイルばね15
を用いているので、これの内部にも吊持杆7を
容易に接当干渉することなく挿通できる。従つ
て、これら相まつて天井側の部材4に対し、吊
持杆7を現場で容易に取り付けることができて
便利である。
を介して固定し、該筒体8に相前後して吊持杆
7を挿通するだけでよい。とくに、筒体8への
吊持杆7の挿通作業は、吊持杆7を上端側から
操作筒11、係合座金9の係合孔13ついで圧
縮コイルばね15に順に通すことになる。その
際、操作筒11の下方に延びる操作つまみ部1
1bをつかんで操作筒11を突き上げ、係合座
金9を傾斜姿勢から水平姿勢に切り換えること
により、吊持杆7を係合座金9の係合孔13に
容易に挿通し得る。また、圧縮コイルばね15
を用いているので、これの内部にも吊持杆7を
容易に接当干渉することなく挿通できる。従つ
て、これら相まつて天井側の部材4に対し、吊
持杆7を現場で容易に取り付けることができて
便利である。
重量のある物品を振れ止めを図つて安全に吊
り持つことができる。
り持つことができる。
吊持杆7は従来のワイヤ部材とは異なり、こ
れ自体が撓曲しないので、物品6を揺れ動くこ
となく吊り持つことができる。しかも、筒体8
内の係合座金9は圧縮コイルばね15の弾性力
を受けて傾斜姿勢に維持され、該係合座金9の
係合孔13が吊持杆7の周面にくい込み係合し
ているので、吊持杆7に大きな引き下げ荷重が
加わつても吊持杆7の下降を有効確実に阻止す
る。従つて、重量のある物品6を振れ止めを図
つて吊り持つのに適つている。
れ自体が撓曲しないので、物品6を揺れ動くこ
となく吊り持つことができる。しかも、筒体8
内の係合座金9は圧縮コイルばね15の弾性力
を受けて傾斜姿勢に維持され、該係合座金9の
係合孔13が吊持杆7の周面にくい込み係合し
ているので、吊持杆7に大きな引き下げ荷重が
加わつても吊持杆7の下降を有効確実に阻止す
る。従つて、重量のある物品6を振れ止めを図
つて吊り持つのに適つている。
物品の吊り下げ位置の調整が簡単に行える。
前記操作筒11は筒体8の下方に延出して吊
持杆7にスラスト自在に外嵌する操作つまみ部
11bを有するので、該つまみ部11bを手に
して操作筒11を突き上げることにより、係合
座金9を傾斜姿勢から水平姿勢に切り換え操作
でき、これで係合座金9による係合ロツクが解
除されて吊持杆7を上下いずれの方向にも移動
操作できるものとなる。従つて、現場での物品
6の吊り下げ位置が操作筒11を操作するだけ
で簡単に可変調整でき、使い勝手が良い。
持杆7にスラスト自在に外嵌する操作つまみ部
11bを有するので、該つまみ部11bを手に
して操作筒11を突き上げることにより、係合
座金9を傾斜姿勢から水平姿勢に切り換え操作
でき、これで係合座金9による係合ロツクが解
除されて吊持杆7を上下いずれの方向にも移動
操作できるものとなる。従つて、現場での物品
6の吊り下げ位置が操作筒11を操作するだけ
で簡単に可変調整でき、使い勝手が良い。
第1図ないし第3図は本考案に係る吊持具の実
施例を示しており、第1図は使用状態での一部切
欠き断正面図、第2図は要部の拡大縦断正面図、
第3図は本考案の構成部材のひとつである座金受
体の斜視図である。第4図は座金受体の別実施例
を示す斜視図である。 2……天井パネル、4……天井裏横架材、5…
…吊持具、6……物品、7……吊持杆、8……筒
体、9……係合座金、10……座金受体、10a
……座金受面、11……操作筒、11a……座金
突き上げ部、11b……操作つまみ部、12……
貫通孔、13……係合孔、14……ナツト部材、
15……圧縮コイルばね、18……雄ねじ筒。
施例を示しており、第1図は使用状態での一部切
欠き断正面図、第2図は要部の拡大縦断正面図、
第3図は本考案の構成部材のひとつである座金受
体の斜視図である。第4図は座金受体の別実施例
を示す斜視図である。 2……天井パネル、4……天井裏横架材、5…
…吊持具、6……物品、7……吊持杆、8……筒
体、9……係合座金、10……座金受体、10a
……座金受面、11……操作筒、11a……座金
突き上げ部、11b……操作つまみ部、12……
貫通孔、13……係合孔、14……ナツト部材、
15……圧縮コイルばね、18……雄ねじ筒。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 物品6を吊り持つ吊持杆7と、 吊持杆7が上下動自在に挿通し得る筒体8と、 筒体8の上端部に設けられて、筒体8を天井側
の部材4に固定するための固定手段と、 吊持杆7が挿通する係合孔13を有するリング
部材であつて、筒体8内に吊持杆7の軸心に対し
直交する姿勢と傾斜する姿勢とにわたつて変向自
在に装着される係合座金9と、 筒体8の開口下端部にこれの下方から内嵌螺合
する部材であつて、上端に設けた座金受面10a
で係合座金9を係合孔13の孔縁13a,13b
が吊持杆7の周面にこじれて係合する傾斜姿勢と
なるように受け止め支持する座金受体10と、 筒体8内にあつて、吊持杆7の外周に巻装さ
れ、係合座金9を前記傾斜姿勢に押圧付勢する圧
縮コイルばね15と、 座金受体10に設けた貫通孔12に、上下動自
在に下方への抜け止めを図つて装着されて吊持杆
7が摺動自在に挿通する筒部材であつて、上端に
係合座金9を吊持杆7の軸心に対し直交する水平
姿勢に突き上げ操作する座金突き上げ部11aを
有するとともに、座金受体10の下方に延出する
操作つまみ部11bを有するロツク解除用の操作
筒11とを備えていることを特徴とする吊持具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4378183U JPS59149307U (ja) | 1983-03-25 | 1983-03-25 | 吊持具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4378183U JPS59149307U (ja) | 1983-03-25 | 1983-03-25 | 吊持具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59149307U JPS59149307U (ja) | 1984-10-05 |
JPS6333303Y2 true JPS6333303Y2 (ja) | 1988-09-06 |
Family
ID=30174317
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4378183U Granted JPS59149307U (ja) | 1983-03-25 | 1983-03-25 | 吊持具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59149307U (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0528649Y2 (ja) * | 1987-07-22 | 1993-07-23 | ||
KR102607266B1 (ko) * | 2021-12-07 | 2023-11-30 | (주)세아메카닉스 | 폴타입 디스플레이 거치대 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5749996B2 (ja) * | 1973-06-16 | 1982-10-25 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5932792Y2 (ja) * | 1980-09-05 | 1984-09-13 | 三洋電機株式会社 | 機器の昇降支持装置 |
-
1983
- 1983-03-25 JP JP4378183U patent/JPS59149307U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5749996B2 (ja) * | 1973-06-16 | 1982-10-25 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59149307U (ja) | 1984-10-05 |
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