JPS6333149A - 金属溶融物にワイヤを導入するための装置における邪魔要素 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ワイヤｔ−導入するととによル高温度の金属
を処理するための装置、−特にそのための邪魔要素に関
する。処理は成る種類の容器内に入れられた液体或いは
導管または通路に沿って流動している液体に行なうこと
ができる。

被処理液体は、通常、侵害もしくは危険と見做すことが
できるような高い温度にある。本発明者等が開発した装
置は、動作において安全であシ、しかも処理を開始すべ
き時点まで液体から充分適切に保護されるように設計さ
れている。

被処理液体としては、溶融スラグや金属がある。

金属に関しては鉄および非鉄金属ヲ、本発明の装置を用
いているいろな目的のために処理するととができる。こ
こに述べる装置は、排他的にではないが、主として、ガ
ス、粉末および固体を鉄司溶融物に導入するように設計
されている。

装置はまた、鉱石から選択された金属を得たシ精錬する
のにも使用することができよう。例えばタングステンの
鉱石あるいは酢化物をアーク炉内で溶融金属状態に還元
することによシ得ることができる。本装置は炉の金属溶
融物内に新鮮な粉末鉱石または酢化物を吹入するのに用
いることができる。

追って詳細に開示される本装置は、鉄からスチールもし
くは＃ＩＩｔ−製造する場合に用いることができる。ま
た、合金添加物を導入するための簡便な手段として真空
ガス抜きで使用するのに適している。−次および二次精
錬、脱醗および脱硫を、本装置を用いて有利に実施する
ことができる。婿（および他の金Ｍ）の組成を、同化前
の任意時点でガスまたは固体または粉末状の物質を導入
することによシ制御したシ変性することができる。例え
ば、溶融物は、炉、インゴットモールドならびに製鋼容
器のような容器、いろいろな種類のとルペ、ガス抜き装
置およびタンデイツシュ内で処理することができる。

金属鋳造加工において鋳込み前または鋳込み中、容器内
の溶融金属中にガスを導入することが必要または望まし
い場合がある。ガスは、いろいろな目的で、例えば容器
の底部領域に注入される。ここで言ういろいろな目的に
は、清浄、比較的低温の底部領域から固化生成物を剥し
て、金属が取出される容器底部出口の近傍から固化生成
物を除去するのを促進すること、溶融物全体に亘シ温度
を等化することおよび攪拌して溶融物内に合金添加物が
分散するのｔ促進することなどが含まれる。

通常は、アルゴンのような不活性ガスが用いられる。醗
素、二酸化炭素、炭化水素ガスのような反応性ガスも時
として溶融物の化学的性質に依存し代シに用いられる。

従来提案されているガス注入装量においては、容器の耐
火性内張に多孔性の煉瓦を用い、滑シゲート鋳込み弁に
固体の多孔性プラグを設け、そして慣用の消費可能なラ
ンスを用いていた。多孔性の煉瓦を備えている設備には
単純性と言う利点がある。しかしながら残念なことに、
容器の内部に露出される多孔性の煉瓦は、例えば容器の
排出と再充填との間で金属スラグまたは金属酸化物が付
着して有効でなくなってしまうことが起シ得る。

さらに、再充填の際に、溶融金属の衝突や熱シ菅ツクに
よ）煉瓦が損傷することがある。このように煉瓦が予期
せずに故障した場合には、極めて危険な結果を招来し得
る。故障の端ａ’ｉ視覚的点検によって検出することが
考えられるが、容器内に上から見下すようにして成る距
離装置いての点検は容易などと言えるものではない。

ガス注入用に適応されたすベシゲート弁は比較的に安全
であるが、鋳込みと同時にガス注入を可能にするために
はゲート弁構造が極めて複雑なものになる。

慣用のランスも操作が成る程度面倒であシ、費用が高く
付き、しかもその使用によってはね返シのあることを考
えると危険でないとは言えない。

本発明は、就中、従来のガス注入方式と関連する上に述
べたような欠点を克服することを目的とするものである
。追って開示する装置は、金属溶融物内に物質を深く導
入することができ、通例用いられている消費されるラン
スによっては容易に達成できない利点を呈する。

鉄鋼冶金においては、溶融物は、アルミニウムおよびカ
ルシウムまたはその合金を導入することによシ脱酸およ
び脱硫しなければならない場合がしばしばある。組成の
制御もしくは「調整」は普通、溶融物内で固体または粉
末状の合金添加物を溶解することによシ行なわれている
。不純物の有害な作用もしくは影響を阻止したシあるい
はまた溶融物から特定の組成物金生成するように調整す
る目的で溶融物に多くの物質を添付することができる。

しかしながら、可能な処理物質を網羅したカタログを提
供するのが目的ではない。物質もしくは材料の選択は溶
融物、その出発および最終組成に依存し、必要に応じて
適当な添加物を選択するのは作業に就事する化学技術者
または冶金技術者の権能内にある。

鋼溶融物または実際上池の金属の溶融物に添加物全導入
することは、特に、合金添加物が容易に溶解しまたは醗
化しあるいは気化する場合、面倒である。例えば、鋼溶
融物にアルミニウムを添加するのは、アルミニウムが低
融点を有していることを鑑みた場合困難な作業である。

溶融物上にアル４ニウムを単に落下させた場合には有意
味な脱酸は達成されないであろう。アル４ニウムが溶融
物の頂部で無効に浮いているのではなく、液化して反応
する時間を有するように溶融物内に深く送シ込まなけれ
ばならない。カルシウムの方も溶融物内に深く供給する
必要がざる。従来の送）込みもしくは供給方法では、ラ
ンスが用いられたシあるいはまた合金添加物モ溶融物内
に深く追い入れるために複雑で高価な設備が用いられて
いる。ランスでの操作は、明らかに単純ではあるが、先
に述べたような欠点を有している。

追って開示する装置は、金属溶融物内に深く粉末または
固体形態で合金または処理添加物を導入することを容易
にする。この装置によれば、溶融物の正確な調合は非常
に直裁的な操作となる。その好ましい実施態様において
は、粉末または固体を導入する過程中に溶融物に不活性
ガスまたは反応性ガスを吹入することができる。

本発明によれば、溶融金属内に物ａ’を導入するのに適
した装置における金属ワイヤ供給用の管状供給通路の該
溶融金属に面した側に配置される邪魔要素であって、前
記邪魔要素は所定直径の中実鼻部含有する金属本体と、
その金属本体に合体し前記鼻部から延び出し外側へ彎曲
して前記管状通路の先端内面に摩擦係合する複数０脚と
よ）成っているととを特徴とする邪魔要素が提案される
。

この発明によれば、溶融金属の逆流が効果的に阻止され
る。

装置は、ガス、ワイヤまたは粉末を液体に送シ込むため
の通路に最も適した幾つかの形態をとるととができる。

実際、装置は異なった物質、例えば異なった物理的状態
にある物質を実質的に任意に選択された順序で液体に送
ることを可能にするｖＩ数の通路を有することができる
。

装置によって処理される液体は、排他的にではないが主
として金属溶融物である。

ガス状もしくは気相の物質を導入するために、本体の液
体もしくは溶融物側の端に、複数の毛細管孔ｆ、２孔し
て、通路によシ搬送されるガスを受ける充填室からガス
を該毛細管孔に供給するようにすることができる。この
場合には、液相溶融物が毛細管孔内に時期尚早に流入す
るのを阻止するために、閉鎖要素で本体の液体もしくは
溶融物に面する側の面を覆う。可動部材は、本体内部に
設けられたガスパイプである。このパイプは、保論閉鎖
要素を打撃して本体の端を溶融物に露出するために固定
された端閉鎖要素を備えることができる。パイプ部材は
、ガスを充填室内に排出するためにその壁に開口を有し
ている。該充填室は、本体に形成された凹部および該本
体の溶融物に面する部分によって形成することができる
。本体の液体または溶融物側の端に、毛細管孔が形成さ
れているプラグが座着される凹部もしくは端ぐＤｆｆｉ
設けて、該プラグを端ぐ力の底部から離すことにょ）上
記の充填室を画定するようにするのが好都合である。

溶融物に粒状の物質を導入するために、装置の可動部材
は、流動化部に接続された管として、この管にガスおよ
び粒状物質の流れを供給する。上記可動部材は直接、物
質を溶融物内に排出することができる。本装置によれば
、塊状化しなければ、冶金上の使用にとって不満足であ
るような「微細化された物質」も微細化された状態で注
入することができる。可動部材は、通路閉鎖要素の放出
時に流れを急激に解放する閉鎖部を有するのが有利であ
る。この閉鎖部は溶融物との接触で直ちに液化する金属
から造るととができる。

可動部材を放出可能な閉ｔｌｉ要素に対して推進させる
ために任意慣用の手段を用いることができよう。手で操
作できるレバーを設けて可動要素を変位することもでき
る。また、このレバーは例えは油圧で動かしても良い。

別法として１コツキングされたばね駆動手段を用いて可
動部材を急激に変位することもできる。

導入すべき物質が固体である場合には、この物質はワイ
ヤまたは細長い焼結また射出成形された棒のような線条
もしくはストランドの形態で供給される。粒状の材料も
、薄壁の管内に詰められたストランドとして供給するこ
とができよう。スト、ランドは任意慣用のワイヤ送シ装
置もしくはワイヤフィーダによって溶融物内に駆動する
ことができる。ストランドを金属溶融物に導入する時に
は、ストランドが溶融物内に入る前に溶融物が通路に入
って固化凍結するのｔｆｆｉ止するよう注意を払うべき
である。そのための１つの試みとして、ストランドを通
路の溶融物側の端部近傍に位置付けておき、閉鎖要素の
放出とストランドの溶融物内への進入との間に不当な遅
延が生ずるＯｔ回避することが考えられる。

ストランドが長手方向に充分な剛性を有する場合にはス
トランド自体が、閉鎖要素を放出する機能を行なうよう
にすることができる。ストランドに剛性が欠けている場
合には、該ストランドを可動案内管に沿って通し、該案
内管が閉鎖要素金放出する機能をなす可動部材としての
役１ｌＩｌ′ｔ−果すようにすることができる。

本発明の他の様相によれば、液体のための容器またはダ
クトに設置される耐火性の本体と、該本体の溶融物側の
端に取付けられる交換可能な耐火性のプラグと、該本体
に形成されている通路に入シブラグ内の整列した通路内
に延びるダクト部材と、溶融物がプラグ内に入るのを阻
止するために装置の溶融物側の端に設けられた着脱可能
または破砕可能な保護要素とを有し、さらに上記保護要
素に向けてダクトに沿いプラグを通してストランドを前
進させて該保護要素ｆ：、離脱または破壊し、さらにス
トランドをプラグから溶融物内へと前進させる手段を備
えた、金属溶融物のような液体内に線条またはストラン
ドの形態にある固体物質を導入するための装置が提案さ
れる。

装置は、選択された長さのストランドが溶融物に供給さ
れた後に該ストランドを切断するための手段を備えるの
が有利である。この切断手段は、ストランドがダクト部
材に入る前に挿入される一対の剪断ブシュから構成する
ことができる。該ブシュは・ストランドを切断するため
に整合関係から変位するように相対的に運動可能なよう
にして支持部に取付けられる。

装置は、ストランドが液体に入る前に該ストランドを酸
化から保護するために通路に不活性ガスを供給する手段
を備えることができる。しかしながら、ストランドと共
にガスを供給し導入することは任意選択的事項である。

本発明は、装置が単一の通路しか有しない非常に簡単な
形態で実施することができる。しかしながら、少なくと
も２つのダクト部材ｆ：Ｒけ、そのうちの１つを例えば
気相もしくはガス状物質だけを導入するのに用い、そし
て他のダク）１−粒状物質を流動化した流れとして或い
はまた固体物質をストランドとして導入するのに用いる
ようにすれば、装置の有用性は相当に高められる。一方
のダクト部材でストランドを搬送する場合には、他方の
ダクトでガスを搬送するのが好ましい。

装置の好ましい形態においては、それぞれ、ガス、流動
化し九粒状物質および固体ストランドを液体もしくは溶
融物に搬送するために少なくとも３つの通路が設けられ
る。個々の通路に個別に閉鎖要素を設けるととができ、
さらに別の１つの閉鎖要素ま九はシールドを設けて本体
の溶融物側に面する面を覆うことができる。

本発明の実施に当っては、とルペ、鋳型およびタンデイ
ツシュのような容器ならびに上に述べた装置が装着され
たダクトを用いることができる。

本発明によれば、導入される物質のための通路と、一端
に放出可能な耐火性の通路閉鎖要素とを有する耐火性の
本体が液体の容器の壁に設置され、該閉鎖要素は液体が
上記通路に入るのを阻止するように配置されている構造
で、高温液体内に物質を導入する方法において、液体を
容器に装入し、そして選択された物質の源を上記通路に
接続し、然る後に上記閉鎖要素上、上記通路内から該閉
鎖要素に及ぼされる力によって液体内に推進して上記物
質全上記液体に導入する方法が提案される。

本発明は１金属の組成を純化し調節し該金属の固化後の
マイクロ構造を制御するためにガス＼固体および粉末か
ら選択された物質を導入することによシ金属溶融物を処
理する冶金方法において１上記選択された物質を前段に
記述した方法によって液体金属に導入する冶金方法を包
摂するものである。

第１図ないし第５図に示されている装［１０は、容器内
に収容された溶融金属または導管に沿って流れている溶
融金属に、ガス（気体）、固体または粉末を導入するた
めの簡便な手段を冶金技術者に与えるように設計されて
いる。ガスだけを注入することもできる。俸亥たはワイ
ヤ形態にある固体合金添加物を、通常、不活性ガスと共
に導入することかできる。棒は、例えば、焼結金！１４
ｍ条または接着剤で結合された金属粒子から形成された
線条もしくはストランドのような線材とすることができ
る。以後、説明の便宜上、どのように造られたかに関係
なく線条もしくはストランドを「ワイヤ」と称すること
にする。また、粉末形態にある合金もしくは処理添加物
を、通常は、アルゴンのような不活性ガスである連行ガ
ス即ちキャリヤガスと共に注入することができる。

本発明による装置は、特にガスだけ、またはワイヤとガ
ス、または粉末とガスと金導入するように構成すること
ができるが、しかしながら本装置１０は、これら全ての
ものを導入する能力を有している。しかしながら冶金技
術者は必ずしも常にこれら３つの添加物を導入する能力
もしくは機構を使用する必要はないかもしれない。溶融
物の実際の化学的性質および所望の化学的性質に依存し
て、１つの添加物の導入機能を用いたシ或いはまた２種
の添加物の組合せを導入する機能を用いることができる
。

装置１０は、該装置を導管または容器の壁に形成された
穴１３に漏洩が生じないように固定するための取付手段
１２を有する細長い円筒形の耐火性本体１１ｔ−備えて
いる。この実施例においては、装置！ｎｏは、とシベの
ような容器１５に取〕付けられるものとして示されてい
る。この容器は、金属被殻と比較的肉厚の耐火性内張も
しくは２イニングを有しておシ、被殻には穴１５と一致
する開口が形成されている。確実に漏洩を阻止するため
に、耐火性の本体１１は、取付手段１２によシ穴１３の
相応に先細に形成された部分に対して押し込まれる先細
の内端部１６ｆ：有している。穴１３の深さもしくは位
置は経験的に選択することができる。

耐火性の本体の内端部１６には深い円筒形の端ぐシ２０
が形成されている。この端ぐシ内には、例えば柔いモル
タル等を用いて容易に交換可能なように耐火性のプラグ
２１が固定されている。この実施例においては、プラグ
２１の内端は端ぐシ２０の底部から離間しており室２２
を形成している。プラグ２１０反対側の端は、本体１１
の外端から若干内側に変位しておシ、それによシ該内端
１６には浅い口吻が形成されている。この凹部内には、
薄肉の高い耐火性を有する円板２４が座着されている。

この円板２４は、上記凹部内に取シ付けられているが、
例えばガス金溶融物に導入するために装置を作動する時
には、後述するように該凹部から放出される０この円板
２４は、放出された時に砕けるように脆い性質のもので
ある。この円板２４を用いる目的は、プラグ２１を、ガ
ス、ワイヤまたは粉末を導入する時点になるまで溶融物
との接触から遮蔽することにある。

プラグ２１には、溶融物内にガスを噴射注入するために
、一端から他端まで穿孔されているガス噴射のための単
一のガス通路或いはｖＩ数の毛細管通路２５管設けるこ
とができる。第１図には複数の毛細管通路２５が示され
ている。

毛細管通路の代シに単一のガス通路を設け、そしてその
溶融物側の端が着脱可能なプラグによシ適当に閉鎖され
るようにすれば、上記のような薄肉の円板２４は省略し
てもよい。

装［１０には、溶融物に供給される溶融添加物のための
３つの別個の通路が設けられている。最も内側の通路人
はガスのための通路である。この通路の脇には、それぞ
れワイヤおよび粉末を導入するための通路ＢおよびＣが
設けられている。本体１１は、各通路毎に１つずつ、端
ぐシ２０にまで延びる３つの長手方向の孔を有している
。これら孔は、それぞれ金属管２６．２７および２８に
よって内張シされている。取付は手段１２も、これらの
孔と整列する孔を有している。プラグ２１も同様に、管
２６．２７および２８と整列した孔３０．３１および５
２ｔ−有している。９２７および２８は、室２２ｔ−横
切って延在しプラグの孔５１および３２内に固定されて
いる。プラグの孔３１および３２は、該プラグの溶融物
側の端に設けられる耐火性の一時的閉塞要素５４および
３５によって閉鎖されている。これら要素３４および５
５は、プラグ２１内に形成されている関連の座部から押
し出すことができる。管２６は、端ぐ〕２０の底部で終
端しておシ、それと整列するプラグ孔３０には閉塞要素
５４および３５に均等な閉塞要素は設けられていない。

上に述べ且つ第１図に示しであるように、通路人、Ｂお
よびＣならびにそれらの関連の孔は整列しておシ、通路
人が中心に位置している。しかしながら、これら通路は
また互いに１２０°の間隔で円の囲シに配置することも
できよう。装置に、余分の注入通路が要求されるような
場合には、このような円形配置の方が好ましいであろう
。

通路人の管２６は、入れ子穴に中空のプランジャまたは
ガスパイプ５６を受けている。パイプ３６のほぼ内端部
には、中実の先細の棒もしくは弾丸状要素５８がプラグ
孔３０内で摺動可能に受けられている。弾丸状要素３８
にＩｉＩ！８接して、パイプはガス出口５９ｔ−有して
いる。パイプ５６には、管２６の先細の外端とｗ、！Ｉ
シて密封機能を果すように配置された先細のカラー４０
が固定されている。パイプは耐火性本体１１管越えて外
方に延び取付手段１２内の開ロｔ−貫通して、ガス供給
導管４２からガスを受けるよりにガス入口金具４１で終
端している。

ガス注入動作に先立って、関連の要素３６．５Ｂ、４０
および４．１は第１図に示すように位置付けられる。遮
蔽円板２４はその位置に存在し・弾丸要素３８は該円板
２４から離間しており、他方、密封力２−４０は管２６
から離間している。

パイプ５６をこのように位置決めして、選択されたガス
を該パイプ３６に沿い室２２に供給する。

このガス供給は、装置１０から実質的に空気を追い出す
まで十分に長く続けることができる。パイプ５６が、管
２６内に弛く嵌合しておシ、カラー４０が該９Ｆ２６か
ら離間しているために、掃気ガスが室２２から戻って装
置１０から排出される経路が存在する。このガス排出経
路は、装入されたガスで遮蔽円板２４が早い時期に吹き
飛ばされないようにするのに十分である。

掃気ガスは、この実施例の場合該ガスが流入した管２７
を介して逃げ出すことはできない。これは、追って述べ
るように管２７に対して閉鎖部を形成する機構５０が設
けられていることに由るものである。

ガスは管２８に流入することはできず、したがって装置
から該管２８ｔ−介して逃げることもできない。さらに
、ガスは耐火性の本体１１と管２６．２７および２８と
の間を通って装置から逃げることもできない。これら管
は、本体１１に気密にセメント固定されて取シ付けられ
るか或いはまた該本体１１がこれらＩＦを取シ巻くよう
にして気密に現場成形されている。

ガスの注入の開始に当っては、ガスパイプ３６によ多形
成されているプランジャが管２６に沿って溶融物に向っ
て前進せしめられる。パイプ３６は、遮蔽円板２４に対
して弾丸状要素５８を押して、該円板２４を破砕するか
または押し出して、それによ）毛細管通路２５を露出す
る。そこでガスは、室２２および毛ｍ管通路２５を通っ
た後に溶融物内に入ることができる。パイプ３６を前進
すると、そのカッ−４０が密封状態で管２６の内個に接
触して、要素２６と３６との間のガス排出路を閉鎖する
。この構成に由）、ガス注入通路と装置のカバー板５３
との間に密封もしくはシール１ｒ、設ける必要はない。

溶融物への露出後弾丸状要素は、孔３０を、溶融物が該
孔に沿って漏洩しないように塞ぐ。

ガス注入が完了すると、弁機構（図示せず）によシガス
供給を簡単に遮断するととができる。溶融金属はそこで
毛細管通路２５内に流入して該通路２５内で固化する。

パイプ３６によυ構成されるプランジャを動かすために
、装置にはレバー５２が設けられている。

このレバーは、取付は手段１２０カバー板５３に枢着さ
れておシ、パイプの入口金具４１と係合する端を有して
いる。

またカバー板５３には、安全ストッパ５４が枢着されて
いる。このストッパ５４は、パイプ３６の不本意な運動
および円板２４の早まった解離もしくは破砕を阻止する
ことにある◎ストッパを揺動して、金具４１と板５３と
の間に介在する位置から離間した時に、パイプ５６の運
動が許容される０ ワイヤ注入 ワイヤの注入は、遮蔽円板２４および閉塞要素３４の解
離もしくは放出後に、通路Ｂ１管２７およびプラグ孔５
１に沿って行われる。このワイヤ注入は、通常は、ガス
の存在下で行われる。ガスはパイプ３６および室２２を
介して供給されて、管２７に形成されている穴６０を介
しワイヤ注入管２７内に流入する◎ 管２７は、本体１１の外端と同面関係で終端している。

本体１１のこの端と係合するカバー板５３は、管２７と
整列した開口含有している。該開口に設けられたシール
もしくはガスケット６２によシ、本体１１とカバー板５
３との間の界面におけるガスの漏洩は阻止される。カバ
ー板５３および機構５０は、ワイヤ剪断装置の￥ｌｈ慟
する剪断要素を有している。即ち、剪断ブシュ６４が、
管２７と整列するカバー板開口内に座着されている。

第２の剪断ブシュ６５が機構の板６６に投砂られている
。この板６６は、カバー板から突出しているピボット軸
６８上で円弧状に運動することができる。ナツトおよび
はね座金アセンプリ６９が板６６をカバー板５３に対し
て押し付けて保持する〇レバー（図示せず）を用いて板
６６を往復的に動かすことによシ、ブシュ６４訃よび６
５は整列したシ整列しなくなるように運動する。ブシュ
が整列関係から不整列となる方向に動かされる時に１該
ブシユを通して挿入されたワイヤが該ブシュによ）切断
される。

板６６には、剪断ブシュ６５と整列関係で管状のユニオ
ン７０が取）付けられている。このユニオン７０は、装
置１０ｉ管状の導管７１を介してワイヤフィーダもしく
はワイヤ供給系（図示せず）に結合している。ワイヤフ
ィーダは、任意適当な形態および構造のものでおってよ
い。ユニオン７０および導管７１は自在継手７２で合体
している。該自在継手７２は、板６６に要求される運動
を可能にし不整合もしくは公差を許容もしくは吸収する
。

板６６は、ワイヤ供給位置で示されておシ、剪断ブシュ
６４および６５は整列関係にある。ワイヤの送シが開始
するまで、板６６は、ブシュが完全に不整列である位置
にある。板６６は、カバー板５３に対して押されておシ
、ブシュ６４の開ロ？：、閉鎖し、したがってガスは管
２７に沿う通路を経て逃げることはできない〇 ワイヤ注入の開始に当って、先に述べたように管２７に
ガスが供給される。その場合、板６６はピボット軸６８
ｔ−中心に揺動されて、それによりブシュ６４および６
５は整列し、ワイヤフィーダは起動される。ワイヤは導
管７１に沿ってユニオン７０内へと移動し、そこから整
列したブシュ６４および６５１ｃ通って送られる。次い
で、ワイヤは管２７内に入゛）、ガスの存在下で骸骨２
７に沿って移動しプラグ孔３１内に入る。最後に、ワイ
ヤの端は閉塞要素３４に突き当た）、該Ｍ塞要素３４は
それによシ変位して溶融物内に入る。

ワイヤフィーダは、選択された量のワイヤが溶融物内に
送られるまで動作状態に保持される。選択された愈のワ
イヤが供給されると、板６６は元の位置に戻されて、ブ
シュ６４および６５をしてワイヤを剪断せしめる。そこ
で、ガス供給を遮断することができる。プラグ孔３１内
に残ったワイヤは該プラグ孔３１内で凍結して、効果的
に孔３１を閉塞し、該プラグ孔に沿い容器１５から溶融
物が逃げ出るのを確実に阻止する。

粉末注入　　　　″ 粉末添加物は、アルゴンのようなキャリヤガスもしくは
ビークルガスに連行されて装置１０および溶融物に供給
される。ガス／粉末混合物は、第５図に示しである装［
８０で生成される。装置８０は、選択された粉末８２を
収容している包入された供給ホッパ８１’ｉ備えている
。ホッパ８１の底部は、排出パイプ８４を有しており、
粉末は制限された制御オリフィス８５を通過した後にこ
のパイプ８４に入ることができる。パイプ８４は、同軸
的に取付けられた内部キャリヤガス供給パイプ８７を有
する連行導管８６の頂部に開口している。ガス供給導管
８８も、ホッパ８１内に入っておシ、粉末８２を流動化
する作用をなす。導管８５に流入する流動化された粉末
は、供給パイプ８７から発生されるキャリヤガスの噴出
に出合い該キャリヤガスで連行される。ガスおよび粉末
の混合物は、装置１０の通路Ｃに接続されている搬送パ
イプ８０に入る。ガス／粉末の割合いは、ホッパ８１お
よび連行導管８６内のガス圧力會変えることによって制
御される。

通路Ｃｏｇｆ２８内には、鋼製のパイプ９１によって形
成された中空のプランジャが運動可能に取付けられてお
夛、このパイプ９１は、例えばムライトの内張を有する
ことができる。該パイプの内端は、閉塞要素３５に近接
してプラグ孔３２内に位置している。パイプのこの端は
、銅またはアルミニウム製キャップもしくはプラグ９２
によって閉ざされている。パイプ９１の他端は、本体１
１から外方に延びており、カバー板５３に形成されてい
る開口を貫通している。このパイプは、カバー板５３上
に離間して取付けられている板部材９４に設けられてい
る孔で終末している。板部材９４の取付は部は、カバー
板５５内に突出している案内棒９５を備えている。板部
材９４はカバー板５３に向って運動可能であって、パイ
プ９１を閉塞要素３５と係合するように駆動することが
できる。カバー板５３への運動可能な板６６の取付けと
実質的に同じ仕方で、対をなす板部材９６が板部材９４
に枢着され且つ該板部材９４に押圧されている。板部材
９６は、ガス／粉末導ｔ９０が固定される孔を有してい
る。板部材９６を回動することにより、その孔を板部材
９４の孔と整合したり整合関係から離脱することができ
る。レバー９８が側部レバー５２と共にカバー板５３に
枢着されておシ、板部材９６と係合している。レバー９
８は導管９０の周シに嵌合するよりに二股状に形成され
ている。

板部材９４．９６およびパイプ９１は、粉末添加物を注
入できる状態において第１図に示すような位Ｒを占める
。ガス連行装置は、ガスおよび粉末をパイプ９０．９１
に供給するように起動されるｉしかしながら暫くは、ガ
ス状混合物は、キャップ９２およびＭ塞要素３５によシ
溶融物に流入するのを阻止される。ガスを溶融物に流入
させるためには、レバー９８を操作して要素９１．９４
および９６を１つの単位として第１図で見て左方に変位
する。したがって、パイプ９１は閉塞要素３５に押付け
られ、後者をその座部から押出して、しかる後に溶融物
内に入る。溶融物に接触すると、キャップ９２は破壊す
る。ガス／粉末は、かくして急激に溶融物に流入せしめ
られ、そしてガス田方で溶融物がパイプ９１内に流入す
ることは阻止される＠ガス／粉末注入が完了したと判断
されると、板部材９６が板部材９４上の枢着部を中心に
回動せしめられる。これによル、板部材９４．９６に形
成された孔は整列状態を解かれ、ガスおよび粉末の供給
は遮断される。板部材９６（Ｄ変位に際して、板部材９
４および９６ｔ−それらの孔が整列した状態に保持する
働きをなすシャピン１００が破砕される。ガスおよび粉
末の供給の遮断で、溶融物がパイプ９１内に入ってその
中で固化することができる。

レバー５２．９８および板６６および９６の作動は、適
当な金てこを用いて手で行うことができる。安全ストッ
パ５４は、レバー５２および９８双方の早まった作動’
１１止する。該レバーは、ストッパ５４が図示の閉塞位
置から動いた後にのみ作動可能である。

通路人およびＣに沿っての注入が完了する時には、容器
１５内の金＃１静水頭に起因して、溶融物がランスパイ
プ３６および９１を第１図に見て右方に押す危険が成る
程度存在する。このような事態ｔ　Ｅ［１止するために
、成る種の形態の安全ロックを組込むことができる。例
えば、レバー５２および９８に、該レバーを作動された
位置に保持するラチェツト爪を設けることができる。

所望ならば、レバー５２．９８および板６６．９６（２
）作動は、獲−夕あるいは油圧アクチュエータ（作動装
置）によって行なうことができよう。

その場合には、安全ロックを省略することが可能であろ
う。

ガスの流量および固体または粉末添加物の量は、就業化
学技術者または冶金技術者によって決定される因子もし
くは７アクタによシ支配されるものであることは言うま
でもない。したがって厳密で確定的な規則を与えること
はできない。以下の説明において、操業条件は、単なる
例示の目的で、１５トン容量のとシペで鋼溶融物を処理
するために示されるものである。

ガス消費量は、溝Ａに沿っての３５ないし４０ｐａｌ　
（２，４ないし２．７バール）の範囲内での注入圧力で
、０．５ないし１２標準立方フイ一ト／分（ｓｅｆｍ）
　　（ｒｌａ　ｓないし２（Ｌ４標準立方米／時）とす
ることができる。

と）べに供給されるワイヤの量は、と夛べ内の鋼トン当
シ１ないしｔ３６１１とすることができる。

とシベに供給される粉末は、３０メツシユあるいはそれ
より小さいものとするととができる。トン当シ１０ボン
ド（４，５ＫＦ）が要求されるであろう。粉末供給率は
、供給されるガスの標準立方フィー）（２１１Ｌ５１ｔ
）当シ１ポンド（（Ｌ４５ＫＦ）となシ得る。装置７０
内のガス圧力は、３５ないし４０ｐｓｉ（２，４ないし
２．７パール）とすることができ、最大許容圧力は１０
０ｐｓ＋ｉ（６，９バール）とすることができる。粉末
／ガス混合物はパイプチ内径（ｔ　４　ｍ　）のパイプ
９１を介して、ａ、５マツ八以上の速度で溶融物に入る
ことができる。

装置１０の使用が終シ、容器１５を空にしたならば、カ
バー板５５を取付は手段１２からボルトｔａめて取外す
ことにより装置を容器から取外す。

管３６．９１およびプラグ２１は、本体１１から取出し
て交換する。新しいプラグ２１を設置する前または設置
後に、新しい閉塞要素３４−　３ｓおよび円板２４を装
着する。そこで本体１１を再び容器壁１４に装着してカ
バー板５３を介しボルト締めによシ本体１１をしつかシ
と先細の座部内に押し入れる。装置１０を再使用のため
に準備する過程で、ストッパ部材５４を前述の安全位置
にして、レバー５２および９８の時期尚早の動作または
不本意な動作’ｅＥ［ｌ止することができる。可動板６
６は、剪断ブシュ６４．６５が完全に整列しないように
位置決めされる。板部材９４および９６は、それらのガ
スおよび粉末を通す孔が整列するように位置決めし、そ
して新しいシャビン１００を挿入する。

要素１１．２１．２４．３４．３５および５８を除き、
また別旨の記述が無い限シ、装置は普通の工業材料、例
えば鋼もしくはスチールから構成される。上に列挙した
要素は、耐火性材料から造られる。遮蔽円板２４は高ア
ルミナ材料から造ることができよう。要素３４．３５お
よび３８も高アルミナ耐火材料から造ることができょう
。有利な材料としてコンクリートを選ぶことができょう
。

本体１１およびプラグ２１は、プレス成形し焼成した耐
火物とすることができるが、しかしながらまた、プラグ
２１に関しては高アルミナ耐火コンクリートから鋳造す
るのが有利である。

本体１１は続けて幾回かの処理操業に用いられるべきで
あるが、コンクリートから製造した場合には、その交換
費用はそれほど高いものではない。

同様に、要素２１．２４．３４．３５および５８の交換
費用も熊視し得る程度のものである。管３６の交換には
最小限度の費用しか要さないが、溶融物に接触する弾丸
状要素３８が管３６がら容易に離脱可能に造られている
場合には繰返し再使用することができよう。

既述のように、総ての耐火性要素、そして幾つかの、ま
た所望ならは総ての供給パイプを交換することができる
。設計は、交換の容易性を念頭に置いて行なった。使用
者は、パイプ、プラグ、遮蔽要素および閉塞要素を完備
した交換用本体のストックを保管しておくのが便利であ
ろう。乙のようにすれば、再充填するために容器を準備
するのに必要とされる時間ｔ−最小限度にすることがで
きるＯ 化学技術者または冶金技術者は、場合にょシ、ガスだけ
を注入する必要のない事例に出会う。固体および粉末添
付物のいずれかまたは双方を注入すれば良い場合もある
。このような場合にはレバー５２を操作する必要はない
。ディスク２４は、ワイヤ送Ｊ’に設定するかあるいは
粉末供給レバー９８を作動する時に、それぞれ閉Ｍ要素
３４．５５が、前進するワイヤまたはパイプ９１によシ
溶融物に向って推進されて、それにょシ座部から放出さ
れるかまたは破壊される。

本発明による装置１０は、容器または導管内に深く取付
けるように良く適応されておシ、それによシ処理または
合金添加物が溶融物内に分散するのに充分な時間が確保
される。したがって、このような添加物が無効的に金属
溶融物の湯面にスラグ金主ぜしめる可能性は最小限度に
抑制される。

実施例 次に述べる実施例は、ワイヤ（粉末ではない）を導入し
ようとする使用者に適している。この実施例においては
、ワイヤは通常ガスと共に供給されるが、しかしながら
、追って明らかになるように、ガスだけを注入すること
もできる。この実施例は、第４図、第５図および第６図
に示されておシ、そして装置１０の要素に対応する要素
には、装置１０の要素に付けた参照数字の前に数字２を
付けて示しておいた。例えば、この実施例の装置は、参
照数字２ｆＯで表わされる如くである。

さて、第４図ないし第６図を参照するに為２１５は・例
えばとシベのような溶融金属の容器を指す。

容器２１５は絶縁ライニング（裏張）を施した鋼製の容
器壁２１４を有する。ライニングおよび壁には、参照数
字２１３が示すように双方共に開口が形成されておシ、
装置２１０を受けるための開口を構成している。装置の
耐火性本体２１１は先細になっており、また受は開口も
先細となっているので、取付は手段２１２で本体２１１
を容器２１５の関連の開口内に漏洩が生じないように押
し入れることができる。

装［２１０は、容器２１５内に収容されている溶融物内
に深く合金ワイヤもしくは処理材料を供給することがで
き、したがって、部製［２１０は容器の底部に隣接して
配置されているが、底部に対する正確な配置はこの場合
にも経験の教えるところに従い変更することができる。

装置２１０の心臓部は、本１４：２１１である。この本
体２１１は、肩付きの耐火性プラグの形ｍｔ−有してお
シ、例えば耐火コンクリートの鋳造物として造られてい
る。本体は両端、即ち内端および外端１１１および１１
２を除き、金属製の罐もしくはケーシング内に包入され
ておシ、ケーシング外面は上記受は孔と溶融物が漏洩し
ないように密封嵌合する。本体２１１には端から端に延
びるワイヤ用の通路２Ｂが貫通して形成されている。通
路２Ｂの長さの少なくとも一部分は、本体２１１の外端
１１２から内向きに延びる金属製スリーブ２２７によっ
て画定される。ワイヤはスリーブ２２７内に摺動可能に
密接して挿入されている＠本体２１１にはまた、外端１
１２から金属製スリーブ２２７の下流側で通路２Ｂに到
る通路１１５が貫通形成されている。この通路１１５は
ガスを上記通路２Ｂ内にそして最終的に溶融物内に搬送
するためのものである。

本体２１１の内端には、通路２Ｂと同心の凹部が設けら
れている。閉塞要素、即ち耐火性の円板２３４が該凹部
内に座着されておシ、通路２Ｂ全閉塞している。この円
板２５４はガス透過多孔性にするのが好ましい。このデ
ィスクは、ワイヤＷの前方向推進によってその凹部から
脱落し得る。

本体２１１を定置保持するために、装置２１０Ｇ；ｉ、
力／＜　−＆　２５５　、取付はリング１１６および挿
入リング１１７會備えている。取付はリング１１６は、
ボルトによル取付は手段２１２に固定されている。一方
、挿入リング１１７は、取付はリング１１６にボルト結
合されておシ、本体２１１の肩部１１９のための座部１
１８を構成している。

取付はリング１１６は１１１Ｍされた５つのボルト１２
０を有しておシ、カバー板２５３はボルト１２０Ｑため
のスロット開口１２１を備えている。

該ボルトおよび開口は、カバー板２５３を取付はリング
１１６に固定するための迅速解放差込型のカップリング
としての働きをするものであることは理解されるであろ
う。リング１１６から板２５３を分離すれば、本体２１
１を取外すことができる。

ボルト１２０は本体２１１に対しカバー板によって及は
される力を設定し、該本体をその座部に抗して受は開口
内に押し入れてｇＬ密性を達成するための便利な手段と
なっている。

カバー板２５３は通路Ｂと整列した中心孔２１４を有し
ている。カバー板２５３０周辺から円形の通路１２７に
内向きに別の孔１２６が延在しておシ、この孔１２６は
ガス供給管路に接続するようにねじ切シされている。通
路１２７は、本体２１１および板２５５の相対的角度配
位に関係なく、孔１２６に沿って供給されるガスがプラ
グのガス通路１１５に流入することを確保する働きをな
す。

レバー２６６が、企てζ、モータまたは油圧アクチュエ
ータ（図示せず）により２つのボルト１３０．１３１の
１つを中心に往復回動可能なようにしてカバー板２５３
の外面に取付けられている。また、上記ボルトには、レ
バー２６６をしっかシとクランプカバー板２５５に対し
て圧接するようにディスクばねが取付けられている。レ
バー２６６は、硬化ｆＩＩ製のブシュ２６５が装着され
ている。類似のブシュ２６４がカバー板２５３の孔１２
４に嵌着されている。レバー１６６を、ブシュ２６４．
２６５が整列した位置から強制的に変位することによシ
、これらブシュはｗｊ働してワイヤＷを剪断する。

レバー２６６はまた、たわみ性の案内管１３５のだめの
碇着部１３４を有している。該案内管１３５は、ワイヤ
Ｗを、適宜配設されたワイヤフィーダ（送シ装＆）Ｆか
ら装置２１０に送る。

使用に当って、容器２１５と装置２１０は図示のように
設定される。容器２１５に被処理溶融物を装填する前ま
たは装填中或いは装填後に＼・（アルゴンのような）ガ
スを通路１２６および１１５、通路２Ｂおよび円板２３
４（但し多孔性である場合）を介して容器に送ることが
できる。ガスがアルゴンであれば、このガスはワイヤＷ
を酸化から保護する一助となる。容器２１５への充填後
但しワイヤの注入前にガスを通せば、ガスはいろいろな
目的もしくは役割を果すことができる。そのうちの幾つ
かは本明細書の最初の部分で既に述べた。

所要の合金添加を開始しようとする時に、ワイヤフィー
ダＦが起動される。ワイヤＷはそこで、たわみ性の管１
３５に沿い、整列した剪断ブシュ２６４．２６５’ｆ：
、通シ、そして通路２Ｂに沿って前進せしめられる。該
ワイヤが閉塞円板２３４に当接すると、該ワイヤをさら
に進ませることにょシ円板２３４が座部から離脱して溶
融物内に入シ溶解する。所要のワイヤＷの算出量（また
は長さ）が溶融物に入った時にレバー２６６を操作して
ワイヤを切断する。ガス圧力と共に通路２Ｂ内に残って
いるワイヤは、閉塞ディスク２５４の離脱に続いて容器
２１５から逃げ出す溶融物を妨げる作用をする。

溶融物の危険な漏洩に対する安全性はさらに、レバー２
５６’ｉ、剪断ブシュ２６５が相手方のブシュと整列し
ない位置に設定することにょシ得られる。

容器を一旦空にしたならは、装置２１０内に残っている
ワイヤを取シ出し、装置ｔ″再使用のために整備するこ
とができる。このワイヤ残留部は、容器２１５の底部に
放出することができょう。しかしながら、クランプ板２
５５を取シ付はリング１１６から分離して、本体２１１
を取シ出すのが好ましい。その間、ワイヤ残留部は、通
常はワイヤ送シ方向に放出される。しかしながら、該ワ
イヤを本体から逆方向に引き出すことも可能であろうと
想定される。本体２１１を再び装着する前に、新しい閉
塞円板２５４を設置する。

この装置においては、消費材は、ワイヤと、耐火性の本
体２１１と、閉塞円板２３４だけである。

本体は、容器２１５の充填および排出に少なくとも幾回
か続けて用いることができるようにすべきである。特に
本体ｔ−鋳造可能な耐火性コンクリートから製造した場
合には、交換に要する費用はそれ程高くはない。

成る種の操業においては、ワイヤを溶融物内に送シ込む
必要がない場合がある。装置２１０はその場合、円板２
３４が多孔性であること全前提として、先に例示した目
的でガスを溶融物内に注入する非常に簡便な手段として
用いることができる。

次に述べる別の実施例は、ガスの導入だけを必要とする
使用者に対して設計されたものである。

この実施例は＃！７図、第８図および第９図に示されて
おシ、直ぐ前に述べた実施例に訃けるものと対応の要素
は共通の参照数字部分に別の接頭数字を付けて表わされ
ている。したがって、前の実施例において参照数字１０
０番台および２００番台で表わされている要素は、この
実施例においては３００番台および４００番台の数字が
付けられている。

さて、第７図および＠ａ図を参照するに、ガスを溶融物
内に深く注入するための装［４１０は、溶融金属のため
の容器４１５、例えばと）べに取り付けた状態で示しで
ある。容器４１５はこの実施例においても、装置４１０
の耐火性本体４１１のための受は開口４１５が形成され
た熱絶縁壁を有しておシ、装［４１０は取付は手段４１
２を用いて容器に固定される。本体４１１および開口４
１３は先に述べた実施例の場合と同様に先細になってい
る。

直ぐ前に述べた実施例におけるように、本体４１１は、
例えば、高アルミナ耐火性コンクリートから鋳造された
肩付の耐火性物品である。本体４１１は、その両端即ち
内端３１１および外端３１２を除いて金属製の管もしく
はケーシング内に包入されておシ、そのケーシング外面
は、上述の受は開口と、溶融物漏洩を阻止するように気
密に嵌合している。本体４１１には、一端から他端に横
切って通路５人が形成されておシ、この通路３人の一部
分は外＠５１２から内向きに延びる金属スリーブ４２７
によシ画定されている。スリーブ４２７は、プランジャ
俸５００のための案内としての働きをなす。

本体４１１にはまたそれを貫通して通路３１５が設けら
れておシ、この通路３１５は外端６１２から、金属スリ
ーブ４２７の下流に通路３人の拡大部分１ｅ構成する凹
部もしくは端ぐシ５０１に達している。通路３１５は、
ガスを上記端ぐシ内そして最終的には溶融物内に搬送す
るだめのものである。

この実施例においては、本体４１１の中心で通路５１５
と同軸的に設けられるものとして示されている端ぐシ５
０１は、本体の内端３１１に開口をしている。通路３人
に連通ずるとの端ぐシは、耐火性のガス分配プラグ５０
２のための座部を形成している。耐火性プラグ５０２内
の中心孔５０４は、通路３人と整列しておシ、そしてプ
ランジャ俸５００が孔５０４内に延びている。プランジ
ャ俸５００は、その通常位置においては、耐火性プラグ
５０２の容器側の端に達せず成端に隣接して終端してい
る。

高アルミナ材料から造られている耐火性プラグ５０２に
は、縦軸方向に貫通して、ガスを溶融物内に搬送するた
めの複数個の小さい孔４２５が設けられている。

所望ならば、耐火性のプラグ５０２を、ガスを通すこと
ができる透過性または多孔性にすることができ、その場
合には孔４２５を設ける必要はない。

本体４１１の内端３１１はまた、端ぐシ５０１および通
路３人と同心の表面凹部を有している。

高アルミナ性の鋳造もしくは焼成された耐溶解性円板４
２４が、上記凹部内に座着されており、酎人件の本体４
１１を、ガス注入が開始されるまで溶融金属との接触か
ら遮蔽している。ガス注入が開始される時点で、上記円
板はプランジャ棒５００の前進推力でその口部から放出
されるか或いは破壊される。プランジャ棒もしくはプラ
ンジャのロッド５００の作動に関しては追って説明する
。

本体４１１は、迅速解放差込型カップリングによ）固定
されたカバー板４５３の主たる金属要素のアッセンブリ
によシ開ロ４１３内に保持されている。これら要素およ
びそのアッセンブリは、直前に述べた実施例のものと同
じであるので、ここではこれ以上の説明はしない。

この実施例においても、カバー板４５３は、本体４１１
およびカバー板４５３の相対角度配位もしくは配向に関
係なく、ガスを本体４１１内の通路５１５に供給するた
めのガス通路５２６および円形のガス通路３２７を有し
ている。

直前に述べた実施例の場合と同様に、開口が設けられた
レバー４６６が、該レバー内のソケットに挿入可能なハ
ンドルによって制限された往復揺動運動可能なようにし
て、カバー板４５３の外面にボルトで取シ付けられてい
る。

１つの方向に上記レバーを揺動すると、プランジャ棒５
００が遮蔽円板４２４に衝突してガスを容器４１５内に
通流させるように作動させる。

図示のように、プランジャ＠ＳＯＯは円板４２４から遠
隔の端部に拡大部５０６を有する細長い部材である。１
つの有利な実施態様として、プランジャ棒５００をスリ
ーブ４２７内で揺動可能に案内される六角形のヘッドの
付いたボルトとすることができる。

拡大部５０６は、遮蔽円板４２４に対してプランジャ棒
５００を右方に駆動するためのへンマー（打塁）部材５
１０と係合する位置で板４５３の中心開口５０７内に収
容される。

へンマ一部材５１０は、レバー４６６に溶接その他の仕
方で固定されたシリンダ５１２内で運動可能であるばね
で押圧されたピストン５１１から構成される。該ばね５
１３は、ピストン５１１と、シリンダ５１２に螺着され
て該シリンダを閉鎖する端キャップ５１５との間に作用
する０端キヤツ７’５　ｆ　５ｉ調節するのに便利なよ
うに、キャップ５１５にはハンドル５１６が固定されて
いる０円板４２４を破壊したフ座部から放出するために
プランジャ＄５００’ｉ作動する以前においては、該プ
ランジャ棒５００は、その拡大部５０６が本体４１１の
端３１２から離間している左方位置にある（第８図参照
）。プランジャ棒５００の反対側の端は円板４２４から
離れている。この時点においてはピストン５１１は、ば
ね５１３が圧縮されて引戻された位置もしくはコツキン
グされた位置にある。レバー４６６は、その２つの限界
位置のうちの１つの限界位置に対応する「準留完了」位
置にある。この状態においては、ピストン５１１は、開
口５０７と整合していない。開口５０７はピストン５１
１よシも僅かに大きいだけであるので、ピストン５１１
の打撃面はカバー板４５３の外面に当接する。したがっ
て、ピストンおよびそのばねはコツキングされた状態に
保持される。

レバー４６６を第１の限界位置から第２の限界位置に向
って動かすと、シリンダ５１２はほぼそれと同時にピス
トン打撃面をして、開口５０７との整合位置に向はカバ
ー板４５５の面を横切って摺動せしめる。上記打撃面が
カバー板との接触から摺動離脱して上記開口と整合関係
となると、該ピストンは直ちにばね５１３によシ前方向
に駆動される。このようにして、拡大部５０６ｔ−打撃
して、プランジャ棒５００を前方に推進し、ディスク４
２４を座部から放出もしくは破壊する０通路５２６．３
１５を介して端ぐシ５０１に供給されるガスはそこで、
耐火性プラグ５０２を通った後に溶融物内に流入するこ
とができる。

容器４１５から溶融物を取出して空にしたならば、装置
４１０を、装置２１０を参照して述べたのとほぼ同じ仕
方で再使用のために整備することができる。円板４２４
およびプランジャ棒５００は容器を空にする都度交換す
る必要があるが、本体４１１は、何回か再使用可能であ
るのが普通である。また容器が空にされる都度、耐火性
プラグ５０２は交換する必要があろう。

装置４１０を再組立てする前にピストン５１１をそれに
作用するばね５１３と共にコツキングされた位置に戻さ
なければならない。このために１端キヤツプ５１５をへ
ンドル５１６によって螺脱する方向に回転してピストン
に作用するばね圧力を取払う。そこでレバー４６６を出
発もしくは元の限界位置に揺動し、第８図に示すように
ピストン打撃面を板４５３の外面に当接する。ピストン
面がこの様に位置決めされた後に、端キャップを螺合方
向に回転することによシピストン５１１に対するばね圧
力を適宜復旧することができる。そこで装置４１０の再
組立てを開始することができるわけであるが、この再組
立ての過程は、直ぐ前に述べた実施例の場合と実質的に
同じである。但し、再組立中レバー４６６が変位しない
ように注意すべきである。さもなければ、ハンマ一部材
５１０が不適切な時期に駆動されてしまうであろうから
である。とのような事態全阻止するために、着脱可能な
安全ピンまたは何んらかの他の安全ロックを設けて、レ
バー４６６を不適時に変位しないように保持することが
できる。

数多の変更もしくは変形が可能であシ、以下その幾つか
に関して説明する。しかしながら読者には、他の変更を
も想到し得るであろう。

耐火性本体１１．２１１．４１１は、金属で包入される
ものとして図示し説明したが、しかしながら、これら本
体の製造において充分な注意を払い、その表面が充分に
真円で平滑であれば上記のような金属包入は省略するこ
とができる。

（第１の実施例においては）通路人、ＢおよびＣの相対
位置を、既に述べたように変えることができる。

成る種の事例においては、化学技術者あるいは冶金技術
者が、段階的にワイヤまたは粉末を供給し度い場合とか
、２つ以上のワイヤ／粉末組成物を導入したい場合があ
シ得る。そのような場合に対処して、耐火性の本体１１
およびプラグ２１は、通路ＢおよびＣに均等な別の通路
を備えるように適応することが可能である。このような
別の通路の各々には、閉塞要素ならびに該要素を脇に押
しやって容器内に添加物を供給するために通路管開放す
るための適当な手段を備えることになろう。

所望ならば、余分のガス注入通路を設けることができる
。この場合には各通路人が直接的にガスを溶融物に供給
できるようにして、それにより充填室２２．５０１や毛
細管通路２４．４２４′ｔ−省略するのが有利であろう
。とのような構造においては、弾丸状要素３８にその長
手方向に溝を形成するとかりプを設けるとかして、ガス
をパイプ３６から溶融物内に通すように設計する。この
変形例においては、ガスは孔３０から出る。この孔は、
ガス注入が開始される時点まで、放出可能な閉塞要素ま
たはプラグを収容している。弾状要素、および上記パイ
プは、孔３０よ〕も小さくするのが望ましい。このよう
にすれば、ガス注入動作前に、孔３０から該孔および閉
塞要素を冷却しつつ掃９Ｌを行うととができる。

ガスパイプ５６の長さを適当に増加すれば、弾丸状要素
３８は省略することができよう。この場合には、パイプ
の端が遮蔽／閉塞要素を放出する作用をなす。

第１の実施例の充填室２２を省略する場合には、通路人
は、ガスをワイヤ送シ通路Ｂに供給することは最早やで
きない。そこで通路Ｂは、別個のガス供給部を設けられ
る。このようにすれば、動作において大きな融通性が得
られる。ガスは管２７に任意適当な個所で供給すること
ができ、必ずしも第４図に示す仕方で行なう必要はない
。ワイヤは、通常は管よシも相当に小さいので、ガスは
管内でワイヤの周シを通流する。

既に述べたように、通路Ｂ、２Ｂに沿って送られるワイ
ヤは閉塞要素５４．２３４ｆ：、変位するのに利用され
る。成る種のワイヤには、これら要素を押し出すのに充
分な剛性が欠けているものがある◎そのような場合、通
路Ｂ、２Ｂには、軸方向に連動可能なワイヤ案内管を付
加することができよう。そして、とのような管を用いて
要素３４．２５４を放出することができよう。なお管を
取付けて動かすための手段は、粉末供給通路Ｃと関連し
て図示し述べた様に実施するととができょう。

このような案内管は、例えば耐火性の材料から作られて
いる同軸の内側の管の周シに配設された外側の剛性の管
から構成することができる。これら管間の空間に耐火性
の充填物を収容することができる。ワイヤ送シヲ開始し
ようとする時に、上記の案内管を溶融物内へと前進させ
る。溶融物内への案内管の前進と、ワイヤが溶融物に達
する時点との間には遅延が介在し得るので、溶融物の逆
行が起シ得る。このような事態は、内側の管の地に密接
に嵌合する押出しｎを設けておくことによシ阻止するこ
とができよう。この棒は、ワイヤが該棒に当接した時に
溶融物内へと押し出される。

便利な構造において、ガスは、可動の案内管にその外端
もしくは該外端に隣接する個所で供給される。初期状態
においては、ワイヤは管内に部分的にか延在していない
からである。ワイヤ送り動作を開始するためには、上記
管を前進させて通路閉塞要素を放出する。ガスは直ちに
管から溶融物内に流入せしめられる。ワイヤが溶融物に
達する前に遅延が介入し得る。管に流入するガスは、ワ
イヤの周シを流れなければならず、ガスがワイヤの端金
通過する管内の個所ではガスは減速する。このように減
速されて溶融物に流入するガス流は、上記のような溶融
物の逆流を阻止できない程に低速である場合がちシ得る
。ワイヤが溶融物に達するまでこのような逆流の可能性
を阻止するために、第９図のように管２７内にはその溶
融物に面する端に隣接して一時的な邪魔要素もしくは部
材６００を設置することができよう。ガスの流れに利用
可能な空間を制限するこの邪魔要素６００によってガス
は、気泡としてではなく、ガス噴射流として溶融物内に
供給される速度に加速される。この邪魔要素は、ワイヤ
Ｗと同じ直径を有する中実の円筒形の金属製鼻部６０１
を有するものとするととができる。またこの邪魔要素６
００は、管２２の内側と摩擦係合して、ガスによシ時期
尚早に変位されるのを防ぐための脚部６０２を有してい
る０しかしながら、この摩擦係合は、溶融物もしくは液
体内に、将に入ろうとしているワイヤによシ該邪魔要素
を溶融物内に押し入れることを許容する程度の摩擦係合
である。この邪魔要素は、第１０図のように所定直径の
金属棒に単にスリットを形成して例えば４本の脚６０２
を形成し、第１０図のようにこれら脚６０２を外方に曲
げて管２７と係合するようにするだけで実現できる。

使用者が、通路Ｂに沿い設定された直径のワイヤを供給
することに限定されるのは不利でおろう。

使用者はいろいろな時点で異なった直径のワイヤを使用
することを欲するのが一般であろう。この場合、直径は
、例えば４．５ないし１２謡の範囲となろう。この場合
、小直径のワイヤは、第１図および第４図に示した装置
１０および２１０においては、閉塞要素５４に突肖った
際に曲って反ってしまうことが起υ得る。そうなると詰
りか生じ得る。しかしながら図示の装置は、このような
曲シの危険を回避するように簡単に適応可能である。

この適応の目的で、管２７．２２７の内側にワイヤのた
めの内側支持管を取付けることができる。

この内側支持管は、管２７．２２７の外側の右端から端
ぐυ２２の底部または閉塞要素２３４に対面するプラグ
２１の内面に極く近接する個所まで延びている。例えば
、支持管に固定されて管２７．２２７内に密接に嵌合さ
れた整合用スペーサ（間隔材）で支持管を管２７．２２
７の内部に同軸的に位置出しする。これらスペーサは、
支持管の端に隣接して設けることができ、また所望なら
ばその中間位置にも設けることができる・管２７．２２
７の外端には、管２７の主部分の内径よシも大きいスペ
ーサを受けるように端ぐ、ｂｔ影形成ることができる。

この植成によれば、管２７の長手方向における支持管の
正しい位置決めが保証される◎ 供給すべき各ワイヤの寸法毎に１つの内側支持管を準備
しておくことが考えられる。この場合、容管は、関連の
ワイヤの妨害を受けない運動を可能にする直径を有する
。支持管には、共通の寸法のスペーサが用意される。

このような内側の支持管は、粒子形状の合金または処理
添加物が詰められた薄壁の剛性の罐もしくはスリーブか
らなるワイヤを送るのに特に有利である。

閉塞要素５４．２５４を放出する可動の管を使用できる
旨ｔ−ｈに述べた。そこで上に述べた支持ｖをこの放出
を行なうように構成し配設することができよう。

第１の実施例による装置ＩＱｉ用いる場合には１ワイヤ
または粉末が注入されてしまうまでガスのみの注入を遅
延するのは一般に実際的ではない。

その理由は、最初の注入動作で円板３４が放出されて、
毛細管２５が露出されてしまうからである。

この様な状況下では溶融物が毛細管内に流入して該毛細
Ｗを塞いでしまい、後のガス注入ｔ−阻止してしまい得
る。この理由から、孔３０を介しての直接ガス噴射を可
能にする変形例の方が優れていると言える。このような
変形例においては、各通路Ａ、Ｂ、Ｃは、離脱可能な閉
塞要素で終端し、したがって上記通路は、どのような順
序ででも動作に投入することができる。遮蔽円板２４は
、各通路が動作するまで遮蔽されているので、省略する
ことができよう。しかしながら、本体１１の溶融物側の
端に対する保護の観点から、遮蔽円板はどちらかと言え
ば設けておいた方が良いであろう。

装Ｗｔ、を、大きな予備加熱を受ける容器に設置する場
合には、該遮蔽円板の存在は重要と考えられる。

粉末供給通路Ｃに関しては、粉末供給開始を制御するた
めの弁装置を設ける場合には、キャップ９２を省略する
ことができよう。キャップ９２が存在しない場合には、
使用に当ってガス／粉末混合物が供給される前に、供給
パイプ９１ｔ−完全に掃気清浄するのが望ましいと考え
る。

有利なことに、通路Ｂ、Ｃ’ｉ構成する２つのダクトは
同じ直径であシ、そしてカバー板５５は上記通路の機能
に互換性を持たせるように設計することができる。この
ようにした場合には、使用者は、所望によシ２つのワイ
ヤフィーダまたは２つの粉末のフィーダを設置すること
ができよう。

第１図および第７図に示した装置１０および４１０の充
填室２２が設けられずガスがダクトもしくは通路人から
直接溶融物内に供給される変形例においては、プラグ２
１および５０２ｔ−省略することかできよう。本体１１
および４１１の内端は溶融物と接触する。この溶融物は
、その性質に依存してその攻撃性に程度の差がある。こ
の理由から、本体に対し別個の内側端部を設は容器を空
にする都度核内側端部を交換し、他方、本体自体は再使
用するようにするのが有利である。

プラグ２１．５０２ｔ”有する本発明の実施例において
は、整合ドエルを受ける半径方向の孔を設けるのが、該
プラグおよび本体１１．４１１にとって有利であろう。

産業上の応用性 本発明は、溶解金属のような高温にある攻撃性の液体お
よび金属に物質を導入するのに適用することがでなる。

したがって本発明は、例えは、鉄鋼の冶金において、溶
解した鋼または鉄にいろいろな目的でガス状、固体また
は粒状材料を導入するのに使用することができる。した
がって、本発明を適用して、合金元素、アルミニウムの
ような特に容易に揮発し得る元素お゛よび鉛のように潜
在的に危険で揮発性の元素を導入することができる。

粒子精錬またはカーバイトの形成を制御するのに用いら
れる物質も同様に導入することができる。

同様にして、本発明は、溶融物を例えば脱硫、脱離型た
は脱燐するのに用いられる物質を導入するのに適用可能
である。

【図面の簡単な説明】

本発明のいろいろな様相に関し、添付図面ｔ−参照して
、単なる例として以下詳細に説明する。図面中、 第１図は金属溶融物に固体、粉末およびガスを別々にあ
るいは組合せて導入する能力を有する本発明の好ましい
実施例の縦断面図、 第２図は上記好ましい実施例の端面図、第５図は粉末お
よびガスの混合物の流れを発生するだめの装置を略示し
、 第４図は本発明の第２の実施例による装置が装着された
容器の部分における部分垂直断面図、第５図は第４図に
示した装置の１部分を１部断面で示す側面図、 第６図は第４図および第５図に示した装置の端口１ 第７図は゛本発明の第５の実施例による装置が装着され
た容器の部分における部分垂直ＦＦｒ面図、そして） 第８図は第７図に示した装置の部分の部分横断面図であ
る。 ｌＸ９図は本発明の邪魔要素を有するワイヤ供給装置を
示す。 第１０図は邪魔要素の具体例金示す図で（＆）は側面、
（ｂ）は背面図である。 第１１図は完成された邪魔要素の同様な図であるＯ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、溶融金属内に物質を導入するのに適した装置におけ
   る金属ワイヤ供給用の、管状供給通路の該溶融金属に面
   した側に配置される邪魔要素であつて、前記邪魔要素は
   所定直径の中実鼻部を有する金属本体と、その金属本体
   に合体し前記鼻部から延び出し外側へ彎曲して前記管状
   通路の先端内面に摩擦係合する複数の脚とより成つてい
   ることを特徴とする邪魔要素。 ２、邪魔要素とワイヤはほぼ同一径である前記第１項記
   載の邪魔要素。 ３、溶融金属内に物質を導入するのに適した装置におけ
   る金属ワイヤ供給用の管状供給通路の前記溶融金属側に
   面する側に配置される邪魔要素であつて、前記邪魔要素
   は所定直径の中実金属棒より製作され、該金属棒の鼻端
   から長さ方向に切込みを有することにより複数の脚を形
   成しており、該脚は鼻端から遠ざかるにつれて外方へ彎
   曲して前記管状通路の先端内面に摩擦係合するものであ
   る邪魔要素。 ４、邪魔要素とワイヤはほぼ同一径である前記第５項記
   載の邪魔要素。