JPS6333063B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6333063B2 JPS6333063B2 JP14830383A JP14830383A JPS6333063B2 JP S6333063 B2 JPS6333063 B2 JP S6333063B2 JP 14830383 A JP14830383 A JP 14830383A JP 14830383 A JP14830383 A JP 14830383A JP S6333063 B2 JPS6333063 B2 JP S6333063B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- absorber
- hot water
- heat
- generator
- valve
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、家庭用あるいは産業用の給湯また
は、暖房に巾広く利用するケミカルヒートポンプ
を用いた給湯機に関するものである。
は、暖房に巾広く利用するケミカルヒートポンプ
を用いた給湯機に関するものである。
従来例の構成とその問題点
従来の給湯の熱源機では、石油やガスを燃料と
して利用し、一部深夜電力が利用されている。そ
れらの効率は、石油やガスの燃焼熱と熱媒体との
温度差で熱交換されるので入力以上の出力は得ら
れず0.7〜0.8が一般的なものである。また深夜電
力を利用した給湯器は、ヒータが貯湯槽内の熱媒
体に完全につかつている時100％の効率となるが
朝からその日の夜まで高温水を溜めておく必要が
あり、その間放熱ロスが多くトータルでは効率が
石油やガス並に低下する。最近電動圧縮機によ
る、ヒートポンプ給湯機が出現し電気入力に対し
て2.7倍位に出力を得るものがあるが、給湯温度
50〜60℃以上得るためには補助ヒータが必要とさ
れている。また一次エネルギー換算（石油エネル
ギーによる発電効率0.35とした場合）を見ると
0.95となる。さらに最近では、ケミカルヒートポ
ンプの、給湯機への応用が検討されている。これ
は、石油あるいはガス熱源により高効率な給湯機
をめざすものであるが、そこでの重要な技術的課
題は、発生器兼吸収器を間欠的に加熱し、また吸
収熱及び顕熱を有効に利用する新しい熱交換方法
を開発しなければ高効率は達成されないというこ
とである。
して利用し、一部深夜電力が利用されている。そ
れらの効率は、石油やガスの燃焼熱と熱媒体との
温度差で熱交換されるので入力以上の出力は得ら
れず0.7〜0.8が一般的なものである。また深夜電
力を利用した給湯器は、ヒータが貯湯槽内の熱媒
体に完全につかつている時100％の効率となるが
朝からその日の夜まで高温水を溜めておく必要が
あり、その間放熱ロスが多くトータルでは効率が
石油やガス並に低下する。最近電動圧縮機によ
る、ヒートポンプ給湯機が出現し電気入力に対し
て2.7倍位に出力を得るものがあるが、給湯温度
50〜60℃以上得るためには補助ヒータが必要とさ
れている。また一次エネルギー換算（石油エネル
ギーによる発電効率0.35とした場合）を見ると
0.95となる。さらに最近では、ケミカルヒートポ
ンプの、給湯機への応用が検討されている。これ
は、石油あるいはガス熱源により高効率な給湯機
をめざすものであるが、そこでの重要な技術的課
題は、発生器兼吸収器を間欠的に加熱し、また吸
収熱及び顕熱を有効に利用する新しい熱交換方法
を開発しなければ高効率は達成されないというこ
とである。
発明の目的
本発明は、上記問題点に鑑みケミカルヒートポ
ンプを間欠的に運転し、高効率の給湯機を実現す
るものである。
ンプを間欠的に運転し、高効率の給湯機を実現す
るものである。
発明の構成
本発明は、発生器兼吸収器，凝縮器，蒸発器を
備えたケミカルヒートポンプのすくなくとも発生
器兼吸収器，凝縮器とを一体とし貯湯槽内に設
け、発生器兼吸収器内部の吸収材中に貯湯槽内の
水が出入可能なフイン付管を傾斜させて設け、そ
のフイン付管のすくなくとも片側には開閉自在の
バルブを設け、チヤージ時は閉、デイスチヤージ
時には開とすることにより高効率な給湯を可能と
する給湯機である。
備えたケミカルヒートポンプのすくなくとも発生
器兼吸収器，凝縮器とを一体とし貯湯槽内に設
け、発生器兼吸収器内部の吸収材中に貯湯槽内の
水が出入可能なフイン付管を傾斜させて設け、そ
のフイン付管のすくなくとも片側には開閉自在の
バルブを設け、チヤージ時は閉、デイスチヤージ
時には開とすることにより高効率な給湯を可能と
する給湯機である。
実施例の説明
図は、本発明の一実施例における給湯機の構成
図である。図においてチヤージから説明すると、
バーナ１に点火され、断熱材４で囲われた発生器
兼吸収器２内の吸収材３を加熱し、吸収材３に含
まれている冷媒が蒸発する。発生器兼吸収器２は
断熱材４で囲われているため貯湯槽５内にあつて
も外周の貯湯水には熱は伝わらない。発生器兼吸
収器２内の吸収材３中に設けられたフイン付管６
内には貯湯水が満たされており吸収材３を加熱す
ると同じようにフイン付管６内の貯湯水も加熱さ
れるが、チヤージの時は、バルブ駆動装置８によ
りバルブ９が閉となり加熱された貯湯水は、自然
対流を起こすことはない。従つて発生した冷媒
は、貯湯水と接している凝縮器７で凝縮熱を貯湯
水に伝え液化しパイプ１４を通り蒸発器１２の下
部へ溜る。
図である。図においてチヤージから説明すると、
バーナ１に点火され、断熱材４で囲われた発生器
兼吸収器２内の吸収材３を加熱し、吸収材３に含
まれている冷媒が蒸発する。発生器兼吸収器２は
断熱材４で囲われているため貯湯槽５内にあつて
も外周の貯湯水には熱は伝わらない。発生器兼吸
収器２内の吸収材３中に設けられたフイン付管６
内には貯湯水が満たされており吸収材３を加熱す
ると同じようにフイン付管６内の貯湯水も加熱さ
れるが、チヤージの時は、バルブ駆動装置８によ
りバルブ９が閉となり加熱された貯湯水は、自然
対流を起こすことはない。従つて発生した冷媒
は、貯湯水と接している凝縮器７で凝縮熱を貯湯
水に伝え液化しパイプ１４を通り蒸発器１２の下
部へ溜る。
吸収材３に含まれていた冷媒のほとんどが蒸発
しつくすとバーナ１に供給されているガスをバル
ブ１１で閉じ燃焼を停止しチヤージを終了する。
次にデイスチヤージの開始となり、バルブ駆動装
置８でバルブ９が状態すなわち開となる。すると
フイン付管６内の貯湯水は周囲の貯湯水より高温
のためフイン付管６の傾斜にそつて上昇し自然対
流の流れが発生する。吸収材３の顕熱を自然対流
により貯湯水に伝え吸収材３の温度・圧力が低下
し吸収材３が蒸発器１２の低に溜つた冷媒を吸収
し始める。蒸発器１２内で外気から熱を奪い蒸発
した冷媒は、吸収材３に吸収され吸収材３は発熱
する。その発熱でフイン付管６内の貯湯水は加熱
され再び自然対流により貯湯水に伝えられる。蒸
発器１２内の冷媒が蒸発しつくされるとデイスチ
ヤージは終了する。以上の動作を貯湯設定温度に
加熱されるまで連続的に行なう。またバーナ１は
間欠的運転でありながら出力は、発生器兼吸収器
２と凝縮器７とから交互に連続的に得られる。
しつくすとバーナ１に供給されているガスをバル
ブ１１で閉じ燃焼を停止しチヤージを終了する。
次にデイスチヤージの開始となり、バルブ駆動装
置８でバルブ９が状態すなわち開となる。すると
フイン付管６内の貯湯水は周囲の貯湯水より高温
のためフイン付管６の傾斜にそつて上昇し自然対
流の流れが発生する。吸収材３の顕熱を自然対流
により貯湯水に伝え吸収材３の温度・圧力が低下
し吸収材３が蒸発器１２の低に溜つた冷媒を吸収
し始める。蒸発器１２内で外気から熱を奪い蒸発
した冷媒は、吸収材３に吸収され吸収材３は発熱
する。その発熱でフイン付管６内の貯湯水は加熱
され再び自然対流により貯湯水に伝えられる。蒸
発器１２内の冷媒が蒸発しつくされるとデイスチ
ヤージは終了する。以上の動作を貯湯設定温度に
加熱されるまで連続的に行なう。またバーナ１は
間欠的運転でありながら出力は、発生器兼吸収器
２と凝縮器７とから交互に連続的に得られる。
以上フイン付管６にバルブ９を設け、チヤージ
時には、そのバルブ９を閉じることによりフイン
付管６での自然対流による熱放散を防止し、バー
ナ１での加熱を有効に吸収材３に伝え冷媒を蒸発
させることができる。またデイスチヤージ時に
は、バルブ９を開けることにより発生器兼吸収器
の顕熱ならびに、吸収材３が冷媒蒸気を吸収する
時に発生する発熱をフイン付管６での自然対流に
より貯湯水へスムーズに熱を伝えることができ
る。そうすることにより発生器兼吸収器２をもつ
ケミカルヒートポンプの技術的問題点であつたチ
ヤージ時のバーナ１の熱は吸収材３のみに有効に
働き発生器兼吸収器から貯湯水への熱放散を防止
すること、またデイスチヤージ時は、チヤージ時
とは逆に発生器兼吸収器での顕熱及び吸収熱を有
効に貯湯水へ伝えることが可能となり高効率な給
湯機を得ることができた。なお、吸収材としては
ゼオライトやシリカゲルを用い、冷媒としては水
を用いた。
時には、そのバルブ９を閉じることによりフイン
付管６での自然対流による熱放散を防止し、バー
ナ１での加熱を有効に吸収材３に伝え冷媒を蒸発
させることができる。またデイスチヤージ時に
は、バルブ９を開けることにより発生器兼吸収器
の顕熱ならびに、吸収材３が冷媒蒸気を吸収する
時に発生する発熱をフイン付管６での自然対流に
より貯湯水へスムーズに熱を伝えることができ
る。そうすることにより発生器兼吸収器２をもつ
ケミカルヒートポンプの技術的問題点であつたチ
ヤージ時のバーナ１の熱は吸収材３のみに有効に
働き発生器兼吸収器から貯湯水への熱放散を防止
すること、またデイスチヤージ時は、チヤージ時
とは逆に発生器兼吸収器での顕熱及び吸収熱を有
効に貯湯水へ伝えることが可能となり高効率な給
湯機を得ることができた。なお、吸収材としては
ゼオライトやシリカゲルを用い、冷媒としては水
を用いた。
発明の効果
本発明においては、ケミカルヒートポンプの、
冷媒の吸・放出による発熱を利用する簡単なシス
テムであり、高効率の給湯を可能にする。
冷媒の吸・放出による発熱を利用する簡単なシス
テムであり、高効率の給湯を可能にする。
図は本発明の一実施例における給湯機の構成図
である。 １……バーナ、２……発生器、３……吸収材、
４……断熱材、５……貯湯槽、６……フイン付
管、７……凝縮器、８……バルブ駆動装置、９…
…バルブ、１０……排気筒、１１……バルブ、１
２……蒸発器、１３……フアン、１４……パイ
プ、１５……フイン、１６……給水口、１７……
給湯口。
である。 １……バーナ、２……発生器、３……吸収材、
４……断熱材、５……貯湯槽、６……フイン付
管、７……凝縮器、８……バルブ駆動装置、９…
…バルブ、１０……排気筒、１１……バルブ、１
２……蒸発器、１３……フアン、１４……パイ
プ、１５……フイン、１６……給水口、１７……
給湯口。
Claims (1)
- １ 冷媒を吸収する吸収材を内蔵した発生器兼吸
収器と、凝縮器と、蒸発器を少なくとも構成要素
として形成したケミカルヒートポンプと、前記発
生器兼吸収器を加熱する手段を有し、前記発生器
兼吸収器と凝縮器とを一体化して貯湯槽内に設
け、前記発生器兼吸収器内に、吸収材と熱交換可
能にするフインを有し、かつ貯湯槽内の水が出入
可能に傾斜通路を設け、前記通路の上部にバルブ
を形成し、少なくとも前記傾斜通路を介して貯湯
槽内の水と前記吸収材との間で熱交換することを
特徴とする給湯機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58148303A JPS6038565A (ja) | 1983-08-12 | 1983-08-12 | 給湯機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58148303A JPS6038565A (ja) | 1983-08-12 | 1983-08-12 | 給湯機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6038565A JPS6038565A (ja) | 1985-02-28 |
| JPS6333063B2 true JPS6333063B2 (ja) | 1988-07-04 |
Family
ID=15449766
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP58148303A Granted JPS6038565A (ja) | 1983-08-12 | 1983-08-12 | 給湯機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6038565A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0624284U (ja) * | 1992-07-08 | 1994-03-29 | エム・エイチ・アイ・ターボテクノ株式会社 | 溢出防止弁とこれを用いた圧縮機用シール油供給装置 |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0694965B2 (ja) * | 1985-10-14 | 1994-11-24 | 西淀空調機株式会社 | 吸着式冷凍機の冷媒量調整装置 |
| JPH0694966B2 (ja) * | 1985-10-15 | 1994-11-24 | 西淀空調機株式会社 | 吸着式冷凍機 |
| JPH0694967B2 (ja) * | 1985-10-17 | 1994-11-24 | 西淀空調機株式会社 | 低温熱源利用の吸着式冷凍装置 |
| JPH0694968B2 (ja) * | 1986-01-28 | 1994-11-24 | 西淀空調機株式会社 | 吸着式冷凍装置 |
| JPS63125758U (ja) * | 1987-02-06 | 1988-08-17 | ||
| JPH0541324Y2 (ja) * | 1987-03-11 | 1993-10-19 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57179548A (en) * | 1981-04-27 | 1982-11-05 | Aisin Seiki | Intermittent type absorbing cooler |
| JPS5886360A (ja) * | 1981-11-19 | 1983-05-23 | 田中 俊六 | 太陽熱集熱・冷却器 |
-
1983
- 1983-08-12 JP JP58148303A patent/JPS6038565A/ja active Granted
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57179548A (en) * | 1981-04-27 | 1982-11-05 | Aisin Seiki | Intermittent type absorbing cooler |
| JPS5886360A (ja) * | 1981-11-19 | 1983-05-23 | 田中 俊六 | 太陽熱集熱・冷却器 |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0624284U (ja) * | 1992-07-08 | 1994-03-29 | エム・エイチ・アイ・ターボテクノ株式会社 | 溢出防止弁とこれを用いた圧縮機用シール油供給装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6038565A (ja) | 1985-02-28 |
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