JPS6333024Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6333024Y2 JPS6333024Y2 JP12710781U JP12710781U JPS6333024Y2 JP S6333024 Y2 JPS6333024 Y2 JP S6333024Y2 JP 12710781 U JP12710781 U JP 12710781U JP 12710781 U JP12710781 U JP 12710781U JP S6333024 Y2 JPS6333024 Y2 JP S6333024Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve
- valve seat
- port
- supply port
- flange
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 23
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 5
- 230000000903 blocking effect Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical group [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000004913 activation Effects 0.000 description 1
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 1
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 1
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 1
- 239000013013 elastic material Substances 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Multiple-Way Valves (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、複数の弁体によつてそれぞれに対応
した弁座を封鎖または開放して流体の流れ方向を
切換える方向切換弁に関し、特にその弁体の改良
に関するものである。
した弁座を封鎖または開放して流体の流れ方向を
切換える方向切換弁に関し、特にその弁体の改良
に関するものである。
この種方向切換弁の全体的な構造例について第
1図を参照しながら説明すると、この方向切換
弁、供給口2a,2b第1出力口3a、第2出力
口3b、排出口4を形設した弁箱1内に、電磁コ
イル14への通電、非通電に応じて軸方向に摺動
する弁棒9を設け、この弁棒に付設した弁体1
2,13によつてそれぞれ対応した弁座の封鎖ま
たは開放を行うものである。
1図を参照しながら説明すると、この方向切換
弁、供給口2a,2b第1出力口3a、第2出力
口3b、排出口4を形設した弁箱1内に、電磁コ
イル14への通電、非通電に応じて軸方向に摺動
する弁棒9を設け、この弁棒に付設した弁体1
2,13によつてそれぞれ対応した弁座の封鎖ま
たは開放を行うものである。
即ち、弁箱1における中央の排出口4の両側に
第1出力口3a及び第2出力口3bを設けると共
に、さらにその両側に第1供給口2a及び第2供
給口2bを設け、第1出力口3aをその口縁の互
いに対向する第1弁座5及び第2弁座6によつて
第1供給口5及び排出口4に連通させると共に、
第2出力口3bをその口縁の互いに対向する第3
弁座7及び第4弁座8によつて排出口4及び第2
供給口2bに連通させ、上記弁箱1内に軸方向に
移動可能に挿嵌した弁棒9に、第1及び第2の弁
座5,6の間、並びに第3及び第4弁座7,8の
間に位置して、それらの弁座を交互に開閉する第
1弁部及び第2弁部を設け、上記弁棒9の移動に
よつて、各弁座の開閉状態を切換えるようにした
ものである。
第1出力口3a及び第2出力口3bを設けると共
に、さらにその両側に第1供給口2a及び第2供
給口2bを設け、第1出力口3aをその口縁の互
いに対向する第1弁座5及び第2弁座6によつて
第1供給口5及び排出口4に連通させると共に、
第2出力口3bをその口縁の互いに対向する第3
弁座7及び第4弁座8によつて排出口4及び第2
供給口2bに連通させ、上記弁箱1内に軸方向に
移動可能に挿嵌した弁棒9に、第1及び第2の弁
座5,6の間、並びに第3及び第4弁座7,8の
間に位置して、それらの弁座を交互に開閉する第
1弁部及び第2弁部を設け、上記弁棒9の移動に
よつて、各弁座の開閉状態を切換えるようにした
ものである。
この種の方向切換弁においては、第1及び第2
弁部が第1及び第3弁座5,7、あるいは第2及
び第4弁座6,8へ同時に当接する必要があるた
め、両弁部間の寸法等については相当高精度のも
のが要求されることになるが、このような問題
は、例えば特開昭52−116934号公報に記載されて
いるような方向切換弁によつて解決することがで
きる。
弁部が第1及び第3弁座5,7、あるいは第2及
び第4弁座6,8へ同時に当接する必要があるた
め、両弁部間の寸法等については相当高精度のも
のが要求されることになるが、このような問題
は、例えば特開昭52−116934号公報に記載されて
いるような方向切換弁によつて解決することがで
きる。
同公報に記載されている方向切換弁は、弁座間
距離と弁体間距離との寸法誤差を吸収可能とし、
かつ弁座の封鎖を確実に行わせるために、弁棒の
周溝に環状板体の弁部材を対向して嵌着させ、一
対の当接部によつて各弁部材を内側に向けてのみ
屈曲可能に支持させたものである。
距離と弁体間距離との寸法誤差を吸収可能とし、
かつ弁座の封鎖を確実に行わせるために、弁棒の
周溝に環状板体の弁部材を対向して嵌着させ、一
対の当接部によつて各弁部材を内側に向けてのみ
屈曲可能に支持させたものである。
しかしながら、上記方向切換弁は、環状板体の
弁部材を弁棒の周溝に嵌着させているために、例
えば弁座に対して弁部材が当接して弁座の両側に
大きな圧力差が生じた際に、溝内面と弁部材との
間に供給流体圧が流入して、それが弁部材を押出
す方向に作用し、弁部材を拡張変形させるので、
弁部材が弁棒から離脱する場合があつた。
弁部材を弁棒の周溝に嵌着させているために、例
えば弁座に対して弁部材が当接して弁座の両側に
大きな圧力差が生じた際に、溝内面と弁部材との
間に供給流体圧が流入して、それが弁部材を押出
す方向に作用し、弁部材を拡張変形させるので、
弁部材が弁棒から離脱する場合があつた。
本考案の目的は、上述した弾性弁体を弁棒に固
定するに際し、一対の弁部をその弁部間距離を変
化可能として、弁座間距離と弁部間距離とに多少
の狂いがあつてもそれを吸収可能とし、しかも流
体圧を利用して弁座の閉鎖を確実に行うものにお
いて、弾性弁体が弁棒から剥離、離脱することが
ないようにした方向切換弁を提供することにあ
る。
定するに際し、一対の弁部をその弁部間距離を変
化可能として、弁座間距離と弁部間距離とに多少
の狂いがあつてもそれを吸収可能とし、しかも流
体圧を利用して弁座の閉鎖を確実に行うものにお
いて、弾性弁体が弁棒から剥離、離脱することが
ないようにした方向切換弁を提供することにあ
る。
上記目的を達成するため、本考案においては、
上述した方向切換弁において、弁棒に相対向する
フランジ状支持部の2組を設け、各組のフランジ
状支持部間に嵌着した筒状の弾性弁体のそれぞれ
を、筒状の端部に上記各出力口口縁の弁座間に位
置するフランジ状の弁部と、各供給口の外側にお
いて弁箱内に摺動可能に密嵌する摺動シール部と
を備えたものとし、上記弁部及び摺動シール部
を、その背後のフランジ状支持部により支持さ
せ、上記弁部を、対向する摺動シール部側にのみ
屈曲可能としている。
上述した方向切換弁において、弁棒に相対向する
フランジ状支持部の2組を設け、各組のフランジ
状支持部間に嵌着した筒状の弾性弁体のそれぞれ
を、筒状の端部に上記各出力口口縁の弁座間に位
置するフランジ状の弁部と、各供給口の外側にお
いて弁箱内に摺動可能に密嵌する摺動シール部と
を備えたものとし、上記弁部及び摺動シール部
を、その背後のフランジ状支持部により支持さ
せ、上記弁部を、対向する摺動シール部側にのみ
屈曲可能としている。
上記構成の方向切換弁は、例えば、第1弁部が
第1弁座を閉鎖すると共に、第2弁部が第3弁座
を閉鎖した切換位置においては、弁座間距離と弁
体間距離とに寸法誤差があつても、第2弁部が弁
座への圧接に応じて屈曲するため、その誤差が吸
収される。
第1弁座を閉鎖すると共に、第2弁部が第3弁座
を閉鎖した切換位置においては、弁座間距離と弁
体間距離とに寸法誤差があつても、第2弁部が弁
座への圧接に応じて屈曲するため、その誤差が吸
収される。
さらに、第1及び第2弁部には、供給口からの
供給流体圧が作用するが、両弁部はその背後が弁
棒のフランジ状支持部によつて支持されているた
め、上記流体圧によつて屈曲することはなく、第
1弁部による第1弁座の封鎖が確実に行われる。
また、上記切換位置においては、供給流体圧は、
第2弁部に対してそれを第3弁座に圧接する方向
に作用するため、第2弁部は供給流体圧とそれ自
身の弾性復元力との合力によつて第3弁座に当接
し、第3弁座の封鎖が確実に行われる。
供給流体圧が作用するが、両弁部はその背後が弁
棒のフランジ状支持部によつて支持されているた
め、上記流体圧によつて屈曲することはなく、第
1弁部による第1弁座の封鎖が確実に行われる。
また、上記切換位置においては、供給流体圧は、
第2弁部に対してそれを第3弁座に圧接する方向
に作用するため、第2弁部は供給流体圧とそれ自
身の弾性復元力との合力によつて第3弁座に当接
し、第3弁座の封鎖が確実に行われる。
弁棒を他の切換位置に切換えた場合において
も、第1及び第2弁部による各弁座の開閉は上記
と同様にして行われる。
も、第1及び第2弁部による各弁座の開閉は上記
と同様にして行われる。
さらに、弁棒に嵌着する筒状の弾性弁体の両端
にフランジ状の弁部及び摺動シール部を備え、そ
れらのフランジ状の弁部及び摺動シール部の間に
常に弾性弁体を弁棒に圧接する方向の供給流体圧
が作用しているので、弾性弁体にそれを弁棒から
剥離、離脱させる方向の流体力が作用することは
ない。
にフランジ状の弁部及び摺動シール部を備え、そ
れらのフランジ状の弁部及び摺動シール部の間に
常に弾性弁体を弁棒に圧接する方向の供給流体圧
が作用しているので、弾性弁体にそれを弁棒から
剥離、離脱させる方向の流体力が作用することは
ない。
このように本考案によれば、弁座間距離と弁体
間距離とに寸法誤差があつても、その誤差を吸収
すべく第1弁部が内側に向けて屈曲するので、弁
座間及び弁部間の寸法の制約が軽減されて加工が
容易となる。
間距離とに寸法誤差があつても、その誤差を吸収
すべく第1弁部が内側に向けて屈曲するので、弁
座間及び弁部間の寸法の制約が軽減されて加工が
容易となる。
また、各切換位置において、第1及び第2弁部
の各弁座への圧接力を、弁部が屈曲する部分にお
いてはそれに作用する供給流体圧と弁部自体の弾
性復元力によつて得るようにし、他方の弁部にお
いては弁棒のフランジ状支持部を介して伝えられ
る力から得るようにしたので、弁棒に加える操作
力を小さなものとても、各弁座のシールを確実に
行うことができる。
の各弁座への圧接力を、弁部が屈曲する部分にお
いてはそれに作用する供給流体圧と弁部自体の弾
性復元力によつて得るようにし、他方の弁部にお
いては弁棒のフランジ状支持部を介して伝えられ
る力から得るようにしたので、弁棒に加える操作
力を小さなものとても、各弁座のシールを確実に
行うことができる。
さらに、弁棒に嵌着した弾性弁体には、それを
弁棒から剥離、離脱させる方向の流体力が作用し
ないため、弁部の離脱やそれに伴うトラブルが生
じることがないだけでなく、弁体を弁棒に対し焼
付接着する必要もなく、単に嵌合するのみで組立
を行うことができる。
弁棒から剥離、離脱させる方向の流体力が作用し
ないため、弁部の離脱やそれに伴うトラブルが生
じることがないだけでなく、弁体を弁棒に対し焼
付接着する必要もなく、単に嵌合するのみで組立
を行うことができる。
また、軸方向両側にそれぞれ供給口を備えた方
向切換弁においては、軸方向両側に排出口を備え
た方向切換弁と異なり、供給口に供給された圧力
流体が弁棒端側にリークするのを防止するため
に、高い流体圧でもシールできるシール手段を必
要とするが、本考案は、上記シール手段としての
摺動シール部を、弾性弁体に一体的に設けて弁箱
内に密嵌したので、シール手段を別途に設ける必
要がなくて構成を簡単にすることができ、かつこ
れらの摺動シール部は背後のフランジ状支持部に
より支持されているので、高い流体圧でも確実に
シールすることができる。
向切換弁においては、軸方向両側に排出口を備え
た方向切換弁と異なり、供給口に供給された圧力
流体が弁棒端側にリークするのを防止するため
に、高い流体圧でもシールできるシール手段を必
要とするが、本考案は、上記シール手段としての
摺動シール部を、弾性弁体に一体的に設けて弁箱
内に密嵌したので、シール手段を別途に設ける必
要がなくて構成を簡単にすることができ、かつこ
れらの摺動シール部は背後のフランジ状支持部に
より支持されているので、高い流体圧でも確実に
シールすることができる。
以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。第1図は本考案の実施例を示したもの
であり、1は弁箱を示し、この弁箱1には、供給
通路2cによつて常時連通する圧力流体供給用の
第1供給口2a及び第2供給口2bと、第1出力
口3a、第2出力口3b、排出口4が形設される
と共に、上記第1出力口3aと第1供給口2a及
び排出口4との間に互いに対向する第1弁座5及
び第2弁座6が、また第2出力口3bと排出口4
及び第2供給口2bとの間に互いに対向する第3
弁座7及び第4弁座8がそれぞれ設けられ、さら
に弁箱1に嵌着したスリーブ1aの内部には弁棒
9が軸方向に摺動しうるように配設されている。
この弁棒9には、その両側に対向状に設けた2組
のフランジ状支持部10,11間に第1弾性弁体
12及び第2弾性弁体13がそれぞれ付設され、
この第1及び第2弾性弁体は、ゴム等の弾性材に
よつてボビン状に形成されたもので、それぞれそ
の両端にはフランジ状の弁部12a,13a及び
摺動シール部12b,13bが形設され、それら
2つの弾性弁体12,13は、その弁部12a及
び13aが第1弁座5と第2弁座6との間及び第
3弁座7と第4弁座8との間にそれぞれ位置する
と共に、摺動シール部12b及び13bがスリー
ブ1a内に摺動可能に密嵌するように配設され、
且つ両弁部12a,13aによつて第1弁座5と
第3弁座7及び第2弁座6と第4弁座8をそれぞ
れ同時に開閉するように構成されており、その
際、同時に開閉される2つの弁座間の距離よりも
両弁部におけるシール面間の距離を若干小さく設
定することにより弁部12a,13aが弾性弁体
の外側に位置する第2弁座6または第3弁座7を
封鎖した場合に、上記距離の差分だけ該弁部が内
方に屈曲するようにしている。
説明する。第1図は本考案の実施例を示したもの
であり、1は弁箱を示し、この弁箱1には、供給
通路2cによつて常時連通する圧力流体供給用の
第1供給口2a及び第2供給口2bと、第1出力
口3a、第2出力口3b、排出口4が形設される
と共に、上記第1出力口3aと第1供給口2a及
び排出口4との間に互いに対向する第1弁座5及
び第2弁座6が、また第2出力口3bと排出口4
及び第2供給口2bとの間に互いに対向する第3
弁座7及び第4弁座8がそれぞれ設けられ、さら
に弁箱1に嵌着したスリーブ1aの内部には弁棒
9が軸方向に摺動しうるように配設されている。
この弁棒9には、その両側に対向状に設けた2組
のフランジ状支持部10,11間に第1弾性弁体
12及び第2弾性弁体13がそれぞれ付設され、
この第1及び第2弾性弁体は、ゴム等の弾性材に
よつてボビン状に形成されたもので、それぞれそ
の両端にはフランジ状の弁部12a,13a及び
摺動シール部12b,13bが形設され、それら
2つの弾性弁体12,13は、その弁部12a及
び13aが第1弁座5と第2弁座6との間及び第
3弁座7と第4弁座8との間にそれぞれ位置する
と共に、摺動シール部12b及び13bがスリー
ブ1a内に摺動可能に密嵌するように配設され、
且つ両弁部12a,13aによつて第1弁座5と
第3弁座7及び第2弁座6と第4弁座8をそれぞ
れ同時に開閉するように構成されており、その
際、同時に開閉される2つの弁座間の距離よりも
両弁部におけるシール面間の距離を若干小さく設
定することにより弁部12a,13aが弾性弁体
の外側に位置する第2弁座6または第3弁座7を
封鎖した場合に、上記距離の差分だけ該弁部が内
方に屈曲するようにしている。
而して上記弾性弁体12,13における弁部1
2a,13aと摺動シール部12b,13bとの
間には、互いに連通する2つの供給口2a,2b
が開口せしめられている。
2a,13aと摺動シール部12b,13bとの
間には、互いに連通する2つの供給口2a,2b
が開口せしめられている。
なお、各弾性弁体12,13は、必ずしを弁棒
9に対し接着等により固着する必要はなく、弁棒
に嵌着するだけでも足りる。また弁棒9自体を図
面のように一体とすることなく、各弾性弁体取付
部分で分割しうるように構成して、弾性弁体の弁
棒への装着の便を計ることも可能である。
9に対し接着等により固着する必要はなく、弁棒
に嵌着するだけでも足りる。また弁棒9自体を図
面のように一体とすることなく、各弾性弁体取付
部分で分割しうるように構成して、弾性弁体の弁
棒への装着の便を計ることも可能である。
また、14は電磁コイルで、この電磁コイルへ
の通電、非通電によつて可動鉄心15を固定鉄心
16により吸引または解放させ、それによつて弁
棒9を摺動させて各弾性弁体12,13の位置を
制御するようにしている。なお、17は電磁コイ
ル14へ非通電の場合に弁棒9を復帰させるため
の復帰用のばねであり、18はオーバートラベル
用のばねである。
の通電、非通電によつて可動鉄心15を固定鉄心
16により吸引または解放させ、それによつて弁
棒9を摺動させて各弾性弁体12,13の位置を
制御するようにしている。なお、17は電磁コイ
ル14へ非通電の場合に弁棒9を復帰させるため
の復帰用のばねであり、18はオーバートラベル
用のばねである。
次に上述した方向切換弁の作用について説明す
る。
る。
まず、電磁コイル14へ非通電の場合(第1図
の状態)には、弁棒9は復帰用ばね17によつて
電磁コイル14側へ付勢され、第1弾性弁体12
の弁部12aが第1弁座5に当接し且つ第2弾性
弁体13の弁部13aが第3弁座7に当接した位
置で停止している。従つて、第2供給口2bと第
2出力口3bとが連通すると共に、第1出力口3
aと排出口4とが連通している。而してこの場
合、第2弾性弁体13の弁部13aは、弁座5,
7間の距離よりも弁部12a,13aのシール面
間距離が小さい分だけ内側に屈曲した状態で第3
弁座7に当接することになり、従つて、上記弁座
間距離とシール面間距離との間に寸法誤差が多少
あつても、これによつて吸収されることになる。。
また、この場合、第2弾性弁体13における弁部
13aの内側には、図示のごとく第2供給口2b
からの流体圧力が外側に向けてかかるから、この
流体圧力と弁部13aの弾性復元力とによつて該
弁部13aの第3弁座7への当接がより確実なも
のになり、同時に、上記流体圧力は、この弾性弁
体13を弁棒9にしつかりと圧接して定着させる
働きもする。なお、上記切換状態においては、第
1弾性弁体12の弁部12aと両弁体12,13
の摺動シール部12b,13bは、外側から支持
部10,11によつて支持されるため外方に向け
て屈曲することはない。
の状態)には、弁棒9は復帰用ばね17によつて
電磁コイル14側へ付勢され、第1弾性弁体12
の弁部12aが第1弁座5に当接し且つ第2弾性
弁体13の弁部13aが第3弁座7に当接した位
置で停止している。従つて、第2供給口2bと第
2出力口3bとが連通すると共に、第1出力口3
aと排出口4とが連通している。而してこの場
合、第2弾性弁体13の弁部13aは、弁座5,
7間の距離よりも弁部12a,13aのシール面
間距離が小さい分だけ内側に屈曲した状態で第3
弁座7に当接することになり、従つて、上記弁座
間距離とシール面間距離との間に寸法誤差が多少
あつても、これによつて吸収されることになる。。
また、この場合、第2弾性弁体13における弁部
13aの内側には、図示のごとく第2供給口2b
からの流体圧力が外側に向けてかかるから、この
流体圧力と弁部13aの弾性復元力とによつて該
弁部13aの第3弁座7への当接がより確実なも
のになり、同時に、上記流体圧力は、この弾性弁
体13を弁棒9にしつかりと圧接して定着させる
働きもする。なお、上記切換状態においては、第
1弾性弁体12の弁部12aと両弁体12,13
の摺動シール部12b,13bは、外側から支持
部10,11によつて支持されるため外方に向け
て屈曲することはない。
次に、電磁コイル14に通電した場合には、可
動鉄心15が固定鉄心16に吸引されるため、弁
棒9は復帰用ばね17に抗してこの復帰用ばねの
方向へ付勢され、第1弾性弁体12の弁部12a
が第2弁座6に当接すると共に第2弾性弁体13
の弁部13aが第4弁座8に当接する位置まで摺
動して停止する。従つて、第1供給口2aと第1
出力口3a及び第2出力口3bと排出口4とが連
通する。この場合、第1弾性弁体12において
は、前述の電磁コイル14に非通電のときの第2
弾性弁体13の弁部13aの状態と全く同様に、
弁部12aが弁座間距離とシール面間距離の差分
だけ内側に屈曲した状態で第2弁座6に当接する
ことになる。。そしてこの場合も、その弾性復元
力と第1供給口2aからの流体圧力とによつて弁
座12aの第2弁座6への当接が確実となり、さ
らに流体圧力によつて弾性弁体12の弁棒9への
定着が確保されることも全く同様である。而し
て、上記切換時における弁棒9と可動鉄心15と
のストロークの差は、オーバートラベル用ばね1
8が圧縮されることによつて吸収される。
動鉄心15が固定鉄心16に吸引されるため、弁
棒9は復帰用ばね17に抗してこの復帰用ばねの
方向へ付勢され、第1弾性弁体12の弁部12a
が第2弁座6に当接すると共に第2弾性弁体13
の弁部13aが第4弁座8に当接する位置まで摺
動して停止する。従つて、第1供給口2aと第1
出力口3a及び第2出力口3bと排出口4とが連
通する。この場合、第1弾性弁体12において
は、前述の電磁コイル14に非通電のときの第2
弾性弁体13の弁部13aの状態と全く同様に、
弁部12aが弁座間距離とシール面間距離の差分
だけ内側に屈曲した状態で第2弁座6に当接する
ことになる。。そしてこの場合も、その弾性復元
力と第1供給口2aからの流体圧力とによつて弁
座12aの第2弁座6への当接が確実となり、さ
らに流体圧力によつて弾性弁体12の弁棒9への
定着が確保されることも全く同様である。而し
て、上記切換時における弁棒9と可動鉄心15と
のストロークの差は、オーバートラベル用ばね1
8が圧縮されることによつて吸収される。
なお、前述の構造例においては、弁棒9の起動
源として電磁コイル14の電磁力を利用したが、
これに代えて流体圧力や機械力等を利用してもよ
いことは言うまでもない。
源として電磁コイル14の電磁力を利用したが、
これに代えて流体圧力や機械力等を利用してもよ
いことは言うまでもない。
第1図は本考案に係る方向切換弁の構造例を示
す断面図である。 1……弁箱、2a,2b……供給口、3a,3
b……出力口、4……排出口、5,6,7,8…
…弁座、9……弁棒、10,11……フランジ状
支持部、12,13……弾性弁体、12a,13
a……弁部、12b,13b……摺動シール部。
す断面図である。 1……弁箱、2a,2b……供給口、3a,3
b……出力口、4……排出口、5,6,7,8…
…弁座、9……弁棒、10,11……フランジ状
支持部、12,13……弾性弁体、12a,13
a……弁部、12b,13b……摺動シール部。
Claims (1)
- 弁箱における中央の排出口の両側に第1及び第
2出力口を設けると共に、さらにその両側に第1
及び第2供給口を設け、第1出力口をその口縁の
互いに対向する第1弁座及び第2弁座によつて第
1供給口及び排出口に連通させると共に、第2出
力口をその口縁の互いに対向する第3弁座及び第
4弁座によつて排出口及び第2供給口に連通さ
せ、上記弁箱内に軸方向に移動可能に挿嵌した弁
棒に、第1及び第2弁座の間、並びに第3及び第
4弁座の間に位置して、それらの弁座を交互に開
閉する第1弁部及び第2弁部を設け、上記弁棒の
移動によつて、各弁座の開閉状態を切換えるよう
にしたものにおいて、上記弁棒に相対向するフラ
ンジ状支持部の2組を設け、各組のフランジ状支
持部間に嵌着した筒状の弾性弁体のそれぞれを、
筒状の端部に上記各出力口口縁の弁座間に位置す
るフランジ状の弁部と、各供給口の外側において
弁箱内に摺動可能に密嵌する摺動シール部とを備
えたものとし、上記弁部及び摺動シール部を、そ
の背後のフランジ状支持部により支持させ、上記
弁部を、対向する摺動シール部側にのみ屈曲可能
としたことを特徴とする方向切換弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12710781U JPS5831472U (ja) | 1981-08-27 | 1981-08-27 | 方向切換弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12710781U JPS5831472U (ja) | 1981-08-27 | 1981-08-27 | 方向切換弁 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5831472U JPS5831472U (ja) | 1983-03-01 |
JPS6333024Y2 true JPS6333024Y2 (ja) | 1988-09-02 |
Family
ID=29920853
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12710781U Granted JPS5831472U (ja) | 1981-08-27 | 1981-08-27 | 方向切換弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5831472U (ja) |
-
1981
- 1981-08-27 JP JP12710781U patent/JPS5831472U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5831472U (ja) | 1983-03-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4226662B2 (ja) | 広範囲弁 | |
US6415818B2 (en) | Diaphragm-type solenoid valve | |
JPH0615186Y2 (ja) | 方向切換弁 | |
CN100540965C (zh) | 包括用于平衡阀门任一侧上的压力的装置的阀门系统 | |
CZ293496B6 (cs) | Ventil | |
JPH01502521A (ja) | 圧縮力を加えるために固定板に対して付属機構を提供された弁板を有する混合弁 | |
EP1021656B1 (en) | Pneumatic valve actuator | |
JPS61153077A (ja) | 弁の操作装置 | |
JP2001355748A (ja) | 流量調整弁 | |
JPS5973673U (ja) | 四方ポペツト弁組立体 | |
JPH0352600Y2 (ja) | ||
JPS6333024Y2 (ja) | ||
KR100447349B1 (ko) | 전자밸브용 솔레노이드 | |
US2955616A (en) | Fluid controlling diaphragm valves | |
JPS6330855Y2 (ja) | ||
TW366398B (en) | A fluid control valve | |
JPH11236904A (ja) | 空気力式制御弁 | |
JP2002540369A (ja) | 流動する媒体の制御デバイス | |
US5896884A (en) | Modular valve structure | |
JP2000018400A (ja) | ポペット弁 | |
DE3363618D1 (en) | Three-ports-two-positions valve | |
JP2004513011A (ja) | 真空ブレーキブースタ | |
JPH0756349B2 (ja) | インライン式ポペット弁 | |
JPH03223580A (ja) | 圧電型弁装置 | |
JPH0310438Y2 (ja) |